魔法少女リリカルなのは 〜fortissimo〜 作:fortissimo 01
side フェイト
私とアルフは母さんに報告するために時の庭園に転移した。中に入ってしばらく歩いたら母さんの部屋についた。母さん、お土産喜んでくれるかな〜。褒めてくれたら嬉しいな…。
「じゃあアルフは待ってて!私行ってくるから。」
「うん……気をつけてね、フェイト。」
私はアルフの言葉に頷いた。私は扉の前に立ち、ノックをした。
コンコン
『…いいわ…入ってきなさい、フェイト…』
「失礼します、母さん。」
私は扉を開け中に入った。その部屋の奥には私の大好きな人…母さんがいた。
「おかえりなさい…フェイト…さぁ、こっちに来なさい。」
「はい、母さん。」
私は母さんの近くに行った。
「フェイト…その箱はなにかしら?」
「あ…これは母さんにと思って…。」
「…そう。」
私は母さんの近くのテーブルにお土産の甘いお菓子をおいた。できれば一緒に楽しく食べて…零児の事も紹介したいな…。
「ところでフェイト…ジュエルシードはどのくらい集まったのかしら?」
「はい、4個集めました。」
すると部屋の温度が下がった感じがした。母さんは私に杖を向け魔法の鎖で私を吊り上げた。
「か、母さん…?…っ!」
私は前をみると母さんの手には鞭があった。そしてその鞭で…
パシン!パシン!
「っ!ああっ!!」
母さんは私を何度も叩いた。
「…たったの…4つ…これは、あまりにも酷いわ…。」
「っ!……はい…ごめんなさい…母さん…。」
「ふっ…いい?フェイト…貴女は私の…プレシア・テスタロッサの娘なのよ?私の娘が失敗する事なんて…あってはならないの…わかる?」
「はい…。」
side アルフ
(…フェイト、大丈夫かねぇ?)
私は扉の近くで座って待ってた。私はフェイトが心配だった。あの人…プレシア・テスタロッサはフェイトに私はこのまま何も起きずにフェイトが無傷で帰って来る事を祈った。だけど…その祈りは届かなかった…
パシン!パシン!
『っ!ああっ!』
私はこれは嘘だと言ってくれと思った。フェイトはあんなにも頑張っていたのに…あいつのために…頑張っていたのに…なんで…鞭の音とフェイトの悲鳴が聞こえてくるの?フェイトの母親…プレシア・テスタロッサのフェイトに対する仕打ちは前からあった。でも、今回は酷すぎる…
「なんなんだよ…あんまりじゃあないか…一体フェイトが何したって言うだよ…!あのロストロギア…ジュエルシードはそんなに大切な物なのか…!」
私は扉まで走って扉を開けようとしたけど、私が下手に動くとフェイトが危ないと思い、立ち止まった。私は思った、自分にはフェイトを助けられる力がないのかと…。私はそのまま地面にへたり込み、フェイトが出てくるのを待つしかなかった。
side フェイト
「フェイト…ジュエルシードは私の夢を叶えてくれる物なの…。それがまだ4つしか集められてないと私は笑顔で貴女を迎える事ができないの…。」
「はい…。」
私は母さんに恐怖し、「はい…」と言うしかなかった。
「そういえば…貴女のジュエルシード集めを邪魔している子達がいたわね…。特にあの男の子…。」
っ!零児の…事…?
「あの子は危険だわ…貴女は優しいから傷つけられないと思うけど…あのまま放置したら残りのジュエルシードがあの子に行ってしまうわ…だからね?…フェイト…もし今度隙を見せたら…
殺しなさい…あの子を…。」
「っ!」
殺…す…零児…を?私は母さんの言葉に耳を疑った。なんで私の初めての友達を…初めて好きになった人を…殺さなくちゃいけないのかと。母さんの言った言葉を否定したかったけど恐怖のあまり否定できなかった。
「ジュエルシード集めには必要な事なの…行ってきてくれるわよね…私の娘、可愛いフェイト…。」
「いってきます…母さん…。」
「私は少し眠るわ…次帰って来た時はジュエルシードを全て持ってきなさい…。」
そう言って母さんは私に繋がっていた鎖を解いた後、地下に歩いて行った。私はふとテーブルに置いてあるお土産を見た…。
(母さん…食べて欲しかったな…。)
そんな事を考えていると私は自然と俯いて、そして自然と涙がでてしまった。
私は扉を出た時
「フェイト!!」
アルフが私を抱きしめた。
「フェイト!大丈夫!?…ごめんよ…!」
「どうしてアルフが謝るの…?アルフは何も悪いことしてないでしょ?」
「だって!もし、今日こんな事される事がわかっていたら止められたのに…!まさか取ってくる物をちゃんと取ってきたのにこんなひどい事を…あんまりだよ…あの女…。」
「…ひどい事じゃあないよ。母さんは私のためを思ってやっているんだよ。」
「そんなこと…!!」
「だからね…アルフ…大丈夫だよ?ジュエルシードを全部集めればまた昔みたいに母さんが笑ってくれるから、ね?」
「フェイト…。」
「だから…行こう…もう失敗しないために…。」
そして…零児を殺させないように…私が早くジュエルシードを…
side ???
ふふ…これでフェイトはもっとジュエルシードを早く集めるだろうな。ふふ…さぁ、僕の為に集めてくれよ、フェイト。ジュエルシードは…僕が最強になるために必要なんだからね…。それにしてもやはりあのガキが気になるな…まさか、神の使いか?
side 零児
俺となのはとユーノは帰り道を歩いていたら…
ピキーーン!
俺たちは魔力を感じたので魔力の感じた方へ走った。魔力のでていた所に行くと木の化け物がいた。
「結界、展開!」
すぐさまユーノが結界を張り俺となのはは構えた。すると、遠くから黄色の魔法が奴に当たった。フェイトとアルフか!
「よし!なのは!行くぞ!」
「うん!」
【グォォォォォ!!】
木の化け物は俺となのはに腕を振り下ろしたので、俺たちはその攻撃を避けた。俺はあいつに徐々に近づきながら左手に魔力をためた。
「“神討つ拳狼の…蒼槍”!!」
バゴォーン!!!!
【グォォォォ……!!】
その化け物はバリアを張ったもののあっけなく敗れ消えた。早く終わらせる事ができたな…さて、次は…と考えた次の瞬間…
「王の財宝!」
「な!?」
その声を聞いた瞬間俺の頭上には無数の剣が降ってきた。そのまま俺の所に降ってきた。
「「「「零児(零児君)!!?」」」」
side なのは
零児君のところにいっぱい剣が落ちてきたけど砂煙で零児君が無事かわからない。すると…
「へっ!なのはとフェイトに近づくんじゃねぇ!モブ!」
「か、海斗君…。」
何故か海斗君がきて零児君の方を向いてそういった。…もしかして…
「ねぇ?海斗君。零児君を攻撃したのって海斗君?」
「うん?ああそうだよ!!なのはとフェイトがあいつに襲われそうだったからな!これでもう大「“極光の断罪者”(ジャッチメント)!!”」え?グハァ!」
いきなり海斗君に七色に輝く光線があたり吹き飛ばされた。その光線がでている方をみると…
「あの野郎…変な事しやがって…。」
無傷の零児君がいました。良かった〜無事で。
「零児!?大丈夫なの!?」
「まぁそんな話はまず置こう。なのは、フェイト、決闘の準備はできたか?」
そ、そんなって…でも零児君が無事で良かったの!よし、切り替えて…
「うん!負けないよフェイトちゃん!」
「………私も絶対に負けない!!」
いつも以上に気合いが入っているフェイトちゃん…なんかあったのかな?
「では…用意、始め!」
零児君の合図で私とフェイトちゃんは同時に出て、デバイスを振り下ろした。すると…光が現れ、光が治ると…
「ストップだ!ここでの戦闘は危険すぎる!僕は時空管理局執務官のクロノ・ハラオウンだ!詳しい事情を聞かせてもらおうか!」
私とフェイトちゃんの攻撃を防ぎながら話す男の子がいた。
ありがとうございました(・ω・)ノ