魔法少女リリカルなのは 〜fortissimo〜 作:fortissimo 01
side 零児
なのはとフェイトの戦いを止めたのは時空管理局の執務官と呼ばれている?クロノと呼ばれる男の子だった。
「さて詳しい事情を聞かせてもらおうか!まずは二人共武器を引くんだ…このまま戦闘行為を続けるなら……っ!」
クロノがそこまで喋るとアルフがクロノに攻撃をした。しかしクロノは防御魔法を張り、その攻撃を防いだ。あいつ…なかなかの実力者だな。
「フェイト!撤退するよ!離れて!」
「アルフ!?……うん、わかった!」
アルフはもう一回クロノに攻撃をした。それと同時にフェイトはジュエルシードの方に向かった。するとクロノが魔力弾をフェイトめがけて撃った。このままじゃ危ねえ!フェイトは飛んでいるから“高潔なる処女”を張る事ができないな…ここはコレでいくか!
「“無に還った少女”(ブリーシンガメン)!」
俺はストリングロードを出し、フェイトの近くに“無に還った少女”を張った。クロノの魔力弾はピアノ線に当たった瞬間、消滅した。なぜ消滅したかというと魔力弾の運動エネルギーを零にしたからだ。これでフェイトはあいつからの攻撃を受けない!
「なっ!僕の魔力弾が消滅した!?」
「フェイト!アルフ!俺がそれを張っている間に逃げろ!」
「零児……、ありがとう!行こうアルフ!」
フェイトはジュエルシードを回収した後アルフと一緒に無事転移したか…良かった!
「君!一体どうゆうつもりだ!」
「…どうゆうつもり、とは?」
「なんで彼女達を逃した!」
「彼奴らは俺の大切な友達だから逃した…たったそれだけだ。」
「そんなの…『クロノ・執務官、いいかしら?』あ!艦長!…すいません、片方を逃してしまいました。
『とりあえずその子達に詳しい事情を聞きたいから、アースラにご案内してあげてね?』
「了解しました…。すまないが…君達には同行してもらう。」
《どうするの?零児君?》
《…ここは抵抗しないほうが得策だな…こいつに同行しよう。》
「わかった…同行しよう。」
俺たちはクロノの案内で次元船・アースラの中を歩いていた。はぁ〜SF映画で出てきそうな所だな〜。
「ああ、君たち。バリアジャケットとデバイスを解除して、いつまでもその格好は窮屈だろう?」
「あ、はい…それじゃあ…」
「君は?解除しないのか?」
「敵か味方かわからない所でデバイスを解除できるか。気にしないでくれ。」
「……そうか。あと君も元の姿に戻ったらいいんじゃないか?そっちが本当の姿ではないんだろう?」
「あ…そういえば魔力節約の為にずっとこの姿だったから…忘れていました。」
すると、ユーノは光に包まれると男の子になった。やっぱりユーノはあの夢で出てきた男の子だったか。
「フゥ〜、なのはと零児に見せるのは久しぶりかな?」
「え、え、えーーーーーーーっ!!!?ユーノ君って普通の男の子だったの!?」
「え!?僕達が最初にあった時この姿じゃあなかったけ?」
「ううん!最初っからフェレットだよ!」
「えぇーーー!!?」
「あれは、どうすれば?」
「あれはほっといてもいいぞー。」
その後なんとかなのはとユーノの話がつき、この船の艦長の部屋に向かった。
「ここが艦長の部屋だよ。艦長!ただいま戻りました!」
中をみるとそれは衝撃だったよ。この船、めっちゃSFの船みたいなのにここの部屋だけ和風!って感じだった。この艦長の趣味か…?
「お疲れさま〜。さぁさぁ、三人ともどうぞどうぞ!楽にして!」
…なんか話しやすい人だな。まぁ逆に話にくい人はやだけど。
「どうぞ。」
「あ…はい。」
俺となのはとユーノは艦長さんとクロノと話していた。
「なるほど、そうですか…あのロストロギア…ジュエルシードを発掘したのはあなただったんですね?」
「はい…それで僕が回収しようと…。」
「立派だわ。」
「だけど同時に無謀でもある。」
「すいません…でも、僕にはなのはと零児がいます!仲間…そして何よりも友達として信用できます!」
「ユーノ君…!」
「サンキューなユーノ。あ、それと聞きたかったんですけどロストロギアとは?」
「ああ、異質世界の遺産…って言ってもわからないわね。次元空間の中にはいくつもの世界があるの。それぞれに生まれて育っていく世界…進化する世界…でも稀に良くない形で進化しすぎてしまう世界があるの。進化しすぎた技術や科学がその世界を滅ぼしてしまって…そのあとに取り残された危険な遺産…それらを総称してロストロギアと呼ぶの。そして、ジュエルシードはそのロストロギアの1つなの。」
「使用法は不明だが、使いようによっては世界どころか次元空間さえ滅ぼす力を持つことさえある危険な技術。」
「しかるべき手続きをもってしかるべき場所に正しく管理しなければならない品物…あなた達が捜しているロストロギア、ジュエルシードは次元干渉型のエネルギー結晶体…いくつか集めて、特定の方法で起動させれば空間内に次元震を起こし最悪の場合、次元断層さえ引き起こす危険物…。」
「次元震…もしかしてあの時、海斗の攻撃で発動していたのが…。」
「そう…あれが次元震だ。…たった一つのジュエルシードの全威力の何万分の一の力であれだけの影響を出したんだ…複数個集まって動かした時の影響は…計り知れない。」
「あ、聞いた事あります…旧暦の462年の次元断層が起こった時の事。」
「ああ…あれは酷いモノだったよ…。」
「隣接する並行世界がいくつも崩壊した…歴史に残る悲劇…。繰り返しちゃいけないわ。」
そう言って艦長さんはお茶に角砂糖を入れた。お茶が甘くなってしまう…
「だから…これよりロストロギア、ジュエルシードの回収は私達、時空管理局が全権を待ちます。」
「「えっ!」」
まぁ…そうだろうな。そんなに危険な物なら組織で動いた方が被害を抑えられるからな。
「君達は今回の事は忘れて、それぞれの世界に戻って元通りに暮らすといい。」
「でも…!?」
「次元干渉にかかわる事件だ…民間人の介入は許可できない。」
「でも…」
「まぁ急に言われても気持ちの整理もつかないでしょう。今夜一晩ゆっくり考えて三人で話し合って、それから改めてお話しましょ。」
…ん?今なんかおかしくなかったか?
「それじゃあ送って「ちょっと待った!」?」
「ちょっと待ってくれませんか?」
side リンディ
「なぁクロノ。お前さっき言ったよな“民間人の介入は許可できない”って。」
「あ、ああ。確かにそう言ったが…。」
「だったらさっきの艦長さんの言葉はおかしいな…。」
この子は一体何を?
「え?」
「どこがおかしいんだい?零児?」
「艦長さん…貴女は“三人で話し合って、それから改めて話しましょう”こう言いましたね?」
「え、ええ。まだ気持ちの整理がつかないから「そこがおかしいんですよ。」え?」
「え?どうゆう事?零児君?」
「クロノは俺たちに介入するなと言った…それは危険だから。そこはわかるな?」
「うん、」
「そして、艦長さんの言葉覚えているな?三人で話し合って、また改めて話そう…って。」
「うん、…………あ!」
「気づいたか?艦長さん…なんで“手を出すなと言っているのに気持ちの整理をしてまた改めて話さないといけないんだ?”俺たちはもう関係ないのに。」
「っ!?」
「言われてみればそうだ…どうゆう事ですか!?」
「こっからは俺の推論だが…艦長さん、あんた俺たちに協力して欲しいんじゃあないか?」
「っ!」
「例えばなのはなら“自分にはジュエルシードを封印する力がある。私ならみんなを守れる!”と思うだろう。なのは?」
「うん…ユーノ君の頼みもあるし、そしてなにより皆を守る為にジュエルシードを集めるって決めたから…。」
「そのなのはは魔力が高い優秀な魔導師。こんなにすごい魔導師を自分の組織に加えたい…違いますか?」
「か、艦長…。」
「……………」
「沈黙は肯定と言う事。」
「そ、そんな…。」
…この子は、本当に子供なの?この洞察力と推理力は間違いなく私以上…。…もう、白状するしかないわね…。私は彼等に頭を下げた。
「か、艦長!?」
「はい…その通りです。私達の組織は人手不足で魔力の高い魔導師が少ない…。だから、貴方達の存在は貴重と思いこの様な誘導をしてしまいました。誠に申し訳ありません…。」
side 零児
やっぱり俺の推測は当たっていたのか…。管理局、なかなかブラックな所じゃねぇか。でも…
「俺は…管理局を信用できない…。」
「はい…「ですが…」?」
「貴方達は信用できる。此方こそ協力をお願いします。」
「っ!いいのですか?」
「なのはとユーノも協力でいいか?」
「うん!」
「そっちの方がジュエルシードを安全に保護できるからね。」
「という感じです。」
「ありがとうございます…!」
「あ、あと俺の要求を呑んでくれますか?」
「出来うる限り善処します。」
「なら…一つ目は俺となのはとユーノに独立行動を認める事。二つ目は俺となのはとユーノの周りの人達には手を出さないでください。三つ目は俺の魔法の情報提供や撮影はやめてください。これを守ってくれますか?」
「はい。分かりました。」
「なら…これからもよろしくお願いします。神谷零児です。」
「此方こそよろしくお願いします。リンディ・ハラオウンです。」
俺とリンディさんは握手をした。…うん?
「ハラオウン?…もしかして、クロノとリンディさんって親子なんですか!?」
「えぇ、そうよ。」
「はぁー、こんな喋りやすいリンディさんがあんな頭堅そうなクロノと親子だなんてなぁー。」
「頭硬いは余計だ!」
その後俺たちは雑談し、しばらく経ったら俺たちは家に帰り、なのはは家族に魔法の事を伏せたまま事情を話し、明日からアースラでしばらく生活する事になった。
ありがとうございました!