魔法少女リリカルなのは 〜fortissimo〜   作:fortissimo 01

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では、どうぞ!


謎の声と初めての戦闘

俺が転校してしばらくたち、クラスになじみ始め友達も増え、なかなか充実する毎日になった。まぁ…少し厄介な事は…

 

「おい!モブ!俺のなのは達に近づくんじゃあねぇ!」

 

「はぁ……」

 

そう…この踏み台転生者だ。こいつ、いつも俺がなのは達と話していると突っかかってくる。なんか「なのは達が嫌がっているだろう!」とか言ってくる。いや、俺じゃなくて明らかにお前の方が嫌われているからね?と思った。アリサは強く拒絶して、なのはは優しく拒絶しているし、何より怖いのがすずかだ。お前がきた時、無口無表情で睨んでんだぞ!それ見てよく「今日もすずかは可愛いな!」とか言えるな!まじで眼科と精神科行って来い!お前の目とそのポジティブ思考、絶対おかしいぞ!このやろう!!

 

「はぁ……はぁ……」

 

「?零児くんどうしたの?」

 

「今、読者にあいつのバカっぷりを教えてた。」

 

「?」

 

そして、ある日の夜

 

『誰か…僕の声を、聞いて…力を貸して…魔法の力を…。』

 

(うん?なんだ…この夢?」

 

 

翌日の朝

 

「昨日は変な夢を見たな……」

 

俺は昨日の夢を気にしながら登校していた。まぁ…別に夢の事は深く考えなくてもいっか。

 

 

 

俺はぼーっと授業を聞いて、いつの間にか昼休みになっていた。

俺はいつもの感じでなのは達と一緒に屋上で弁当を食べてた。

 

「将来か〜…アリサちゃんとすずかちゃんは大体決まっているんだよね?」

 

なのはが今日の授業のことを話していた。まぁ俺はそん時寝てたけど…。

 

「うちは…お母さんとお父さんが会社経営だからね〜、いっぱい勉強してあとを継がなきゃ…って思ってけど?」

 

「私は機械系が好きだから…工学系で専門職の仕事につきたいなぁ〜。」

 

お前ら、まだ小学3年生なのにすごい将来の事考えてるな!最近の子はよう考えてるわ〜。

 

「そっか〜二人共すごいね〜。」

 

「なのはは喫茶翠屋の二代目でしょ?」

 

「うん…一応それも考えているんだけど…まだ他に自分ができることがあるような気がするんだけど…まだわからないんだ。でも私、特技も取り柄もないし。」

 

「このバカチン!」

 

「ひゃあ!」

 

アリサはなのはの顔面にレモンをぶつけた。全く…

 

「おい、アリサ……食べ物はもっと大切に「ちょっと黙って零児!」はい、申し訳ありません!」

 

「自分から取り柄がないなんて言うんじゃあないわよ!」

 

「そうだよ!なのはちゃんだってなのはちゃんしかできない事がきっとあるよ!」

 

「そ・れ・に!あんた!理数の成績は私より成績がいいじゃない!なのに自分には取り柄がないなんてどの口が言ってんのよ!」

 

「ひ、ひゃいよ!ありひゃひゃん!で、でも、文系や運動は苦手だし〜。」

 

アリサはなのはのほっぺを引っ張った。おー、なのはのほっぺってよく伸びるな〜っと、場違いな事を考えている俺だった。

 

「うー…あ!そういえば零児くんの将来の仕事は?」

 

「あ!それ私も気になってた!どうなのよ、零児!」

 

「どうなの?零児君?」

 

「ん?俺か?俺は…」

 

「「「俺は…?」」」

 

「……自由気ままに過ごす!」

 

ズコーーー!!!

 

「うー!ためておいて、それはないでしょう!」

 

「え、だって本当にこれしかねぇもん。あ…でもしいてゆうなら…

 

 

 

日常を守りたい…かな?」

 

「日常を…守る?」

 

「あぁ…誰もが家族や友達と楽しい時間を過ごしたい…そんなあたりまえな日常を俺は守りたいんだ。今だってそうだぜ?」

 

「今?」

 

「こうやって、なのはやアリサやすずかと一緒に笑っていられるこの楽しい時間を、俺は守りたいんだ!まぁ簡単にまとめると、今はこの日常をために俺がなのはやアリサやすずかを守る!って感じかな?」

 

 

「「「/////っ!」」」

 

「ん?みんななんで赤くなってんだ?」

 

「な、なんでもないの!(零児くんに守るって言われたの!嬉しい……)」

 

「そ、そうよ!なんでもないわよ!(うー、そんな真剣な顔で守る言われたら…う、嬉しいに決まってるじゃないのよ!バカ……)」

 

「う、うん!なんでもないよ零児くん!(零児君が守るって言った時、かっこよかったなぁ〜)」

 

「?」

 

まぁそんなこんなで俺たちは弁当を食べて教室に戻った。

 

 

 

授業が終わり、放課後。現在、なのは達が通っている塾に向かっている。俺はついてってるだけだが。

 

「ねぇ!今日のすずか、ドッチボールの時すごかったよね〜!」

 

「うん!かっこよかったよね〜!」

 

「そ、そんな事ないよー。」

 

「いや、実際すごかったぞ…俺もかっこいいと思った!」

 

「あ、ありがとう…零児くん。」

 

うん…本当にあの時すずかはすげーと思った。だって普通女子が投げるボールはトンって感じなのに、すずかの投げたボールはトンじゃなくて、ドン!!!だからな…。俺たち男子陣営は汗が止まんなかったよ…。あ、そういえば、あの転生者の時だけ、威力が違ったな〜。確か、ドン!!!じゃなくてドゴォォォン!!!って感じで吹き飛ばされてたっけ。そん時俺は思いっきりボールを当てたら人って飛ぶんだと思ったよ。

 

「でも…零児くんも…その、かっこよかったよ?」

 

「うんうん!私も思ったの!」

 

「わ、私も…その…か、かっこいいと思ったわ。」

 

「ありがとう!三人共。」

 

ちなみにドッチボールで最後まで生き残ってたのは俺だ。すずかの豪速球を取ったときは、みんな盛り上がってたな。なんか「新たなドッチボールの強者だ!!」とか「男子陣営最後の希望だ!!」とか言ってたっけ。最後は引き分けでおわったけどね。

 

「すずか!次は負けないぜ!」

 

「私も、負けないよ!零児くん!」

 

そんな話をしながら、しばらく歩いたら

 

「あ!こっち、こっち!ここを通ると塾に近道なんだ!」

 

「え?そうなの?」

 

「ちょっと道悪いけどね!」

 

俺たちはアリサが言う塾の近道を歩いた。

 

 

(うん?ここ…昨日の夢で出てきた所と似てるな…。偶然か?)

 

「…………」

 

「ん?どうしたんだ?なのは?」

 

「なのはちゃん?」

 

「え…あ、ううん!なんでもない。」

 

 

 

『助けて…』

 

 

(っ!)

 

「っ!」

 

「?どうしたの?なのは?」

 

「…今、なんか聞こえなかった?」

 

「え?…私はなんにも聞こえなかったけど…。」

 

「私もだよ。零児君は?」

 

「……俺はなのはの言った通り声が聞こえた」

 

確かに聞こえた。あの夢に出てきた男の子の声にそっくりだ。

 

「え!零児くんも聞こえたの!」

 

「ああ……(俺となのはしか聞こえてないという事は……サクラ、もしかして)」

 

『うん、たぶん魔力を持ってるマスターとなのはちゃんしか聞こえないんだよ』

 

(やっぱりか…)

 

 

『助けて!』

 

「っ!こっちだ!」

 

「あ!ちょっと零児!なのは!どこに行くのよ!」

 

「零児くん?なのは?」

 

俺は声のした方へ走った。

 

「零児くん!今の声!」

 

「ああ!この辺だと思うんだが…うん?あれは?」

 

そこには昨日の夢で出てきたイタチがいた。……こんな偶然があるわけがない。俺は怪我しているイタチをゆっくり手で抱えた。

 

「零児〜!なのは〜!」

 

後ろから遅れてアリサとすずかがきた。

 

「もう〜!いきなり走ってどうしたのよ!」

 

「あ!この子……動物? 怪我してるみたい。」

 

「う、うん。どうしよう……」

 

「どうするったって……病院?」

 

「この場合、獣医さんだよ。」

 

「この近くに獣医さんは…えーと、えーと。」

 

「確かこっちに獣医があるはずだ! いそごう!」

 

イタチを抱えて、俺たちは動物病院まで走った。

 

 

 

俺たちは動物病院に着き、さっそくイタチを診てもらう事にした。

 

「うーん、怪我をそこまでだったけど…だいぶ衰弱してるみたい。もしかしてずっと一人ぼっちだったんじゃないかな?」

 

「院長先生、ありがとうございます!」

 

「「「ありがとうございます!」」」

 

「どういたしまして!」

 

俺たちは手当してあるイタチを見た。

 

「先生…これってフェレットですよね?」

 

「フェレット…なのかな?珍しいけど…それにこの首についている宝石は…?」

 

先生がフェレットの首にある宝石を触ろうと思ったらフェレットが起きた。

 

「あ、起きた!」

 

フェレットは俺たちの顔を見てる。そして、俺を顔をじっと見てきた。

 

「この子……零児を見てる?」

 

「みたいだな……」

 

俺は、フェレットに指を伸ばした。そしたらフェレットは俺の指をなめた。……結構、くすぐったい。次の瞬間、フェレットはまたパタっと倒れてしまった。たぶん、まだ衰弱してるだろう。

 

「まだ、衰弱してるみたいだから…1日この子はここで預かるわ。」

 

「「「「ありがとうございます!」」」」

 

「よかったら、また明日様子を見てきてあげてね?」

 

「「「「はい!」」」」

 

これで一安心だな…。あ、そういえば…

 

「そういえば、なのはとアリサとすずかは塾大丈夫なのか?」

 

「あ!そういえばすっかり忘れてた!」

 

「ほんとだ!じゃあ院長先生!また、明日!」

 

そして、俺たちは病院を出た。

 

 

塾に無事ついたあと

 

「じゃあ、俺は帰るわ!三人共塾頑張れよ!」

 

「あ、そっか…零児くんは塾通ってないんだよね。じゃあ、また明日!」

 

「おう!また明日!」

 

俺は、晩御飯の材料を買うために三人と別れ、スーパーにむかった。

 

 

「うーん、今日は何にしようかな〜。」

 

俺は今日の晩御飯を何にしようか考えていた。まぁ、そんな事よりも…

 

(サクラ……)

 

『うん、たぶん原作が始まった思うんだよ。』

 

(やっぱりそうだよな)

 

薄々、感づいていた。実はこの世界には入ってずいぶん経つうちに、俺は原作知識が少しずつ忘れてしまった。だけどあのシーンは微妙に覚えてる。

 

(まぁ、ゆっくり考えるか…っと、そうだ、俺、晩御飯の材料買うためにきたんだった。うーん…今日はカレーにしようかな?)

 

俺は晩御飯をカレーに決めた後、お肉エリアにきた。すると、車椅子の女の子が肉をエリアで手を伸ばしてた。

 

(何してるんだ?……あ、もしかして)

 

俺はその女の子に近づき、自分と女の子の分のお肉を取った。

 

「これか?」

 

「え……あ、ありがとうございます!」

 

「気にすんな、困った時はお互い様だろう?」

 

そのあと俺は、会計を済ませて家に帰った。

 

 

 

 

「ふー……さて、風呂も入ったしご飯も食べたし、今日はもう寝るか」

 

俺は布団に入って寝ようと思った、次の瞬間

 

(……ん? なんだ、この感じ?)

 

すると俺の頭の中に声が聞こえてきた。

 

『聞こえますか…?僕の声が、聞こえますか!聞こえているあなた…僕に力を貸してください!お願いです!僕の所に…』

 

(念話が切れた。これは、昼間の声と一緒だな……て、ことはあのフェレットか…)

 

「なんだか嫌な予感がする……サクラ!行くぞ!」

 

『うん!』

 

俺は嫌な予感がしてフェレットがいる病院に向かった。

 

 

 

「やっぱりか……」

 

俺は病院にきたがフェレットはいなかった。一体、どこに…っ!これは…魔力反応!

 

『マスター!こっちからなのはちゃんの魔力を感じるんだよ!』

 

「わかった!案内してくれ!サクラ!」

 

『了解なんだよ!』

 

(無事でいてくれよ!なのは!)

 

 

 

side なのは

 

 

今、私は喋るフェレットさんと一緒に怪物から逃げています。

私はどうしようと思ったら。

 

「この宝石を!目を閉じて、集中して!そして、僕が言うことを続けて言って!」

 

「わ、わかったの!」

 

私は、目を閉じ集中した。

 

「我、使命を受けし者なり。」

 

「わ、我、使命を受けし者なり。」

 

「契約のもと…その力を解き放て。」

 

「えと…契約のもと…その力を解き放て。」

 

「風は空に、星は天に。」

 

「風は空に、星は天に。」

 

「そして、不屈の心は。」

 

「そして、不屈の心は。」

 

 

「「この胸に!」」

 

「「この手に魔法を!…レイジングハート!セットアップ!」」

 

次の瞬間、その宝石から強い桃色の光が出た。

 

「え、え、なに?」

 

「なんて魔力だ。落ち着いて、イメージして!君の魔力を制御する杖の姿を!自分を守る衣服を!」

 

「そ、そんな事…急に言われても…えと…えーっと、とりあえずこれで!」

 

私はとりあえず頭ですぐ思いついた杖を服をイメージした。

次の瞬間…私が光に包まれ、その光が消えるとその服と杖を身にまとっていた。

 

「成功だ…!」

 

「え!え!嘘!なにこれ!?」

 

私は、突然の事に驚いていた。

 

【ぐるる…ぐおおおおお!!!】

 

「!…危ない!」

 

「え?…きゃ!」

 

怪物が私に飛びかかってきた。

 

「ど、どうしよう「ヒャッハー!!」え!?」

 

「なんだ!?」

 

次の瞬間、無数の武器が怪物に突き刺さった。飛んできた方をみると、そこには

 

「俺がきたからにはもう安心しろ、嫁よ!」

 

「か、海斗くん?」

 

海斗くんがいたの……助けてくれた事には変わりないけどなんか嫌なの。

 

「彼は一体? それに今の攻撃に使った武器何処から……?」

 

「いくぞ!雑種!おらぁぁ!!」

 

海斗くんは回りから無数の武器が出てきて、怪物に向かって飛んでった。

 

「す、すごい!…これなら!」

 

しかし、怪物の一本の触手が海斗君の足に巻きついた。

 

【グォォォォォォ!!!】

 

「な、なに!?ぐほぉ!」

 

すると怪物は触手で海斗君を持ち壁に叩きつけた。そして怪物はまた、私に目を向け、触手を飛ばしてきた。

 

「くっ!……危ない!」

 

「いや…助けて…助けて…助けて!…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…零児くん!!」

 

 

 

 

 

 

「神討つ拳狼の蒼槍(フェンリスヴォルフ)!!」

 

【ぐぎゃああああ!!!】

 

次の瞬間、青い光が怪物の触手を消し飛ばした。そして、その青い光と共に現れたのは…

 

 

 

「なんとか間に合った!怪我はないか?なのは?」

 

黒い服を纏った零児くんだった。

 

 

 

 

 

side 零児

 

俺は屋根から屋根に移動していた。高いところからだったらなのはを見つけられると思ったんだがな……見つからねぇ!

 

「サクラ!どうだ!見つかったか!?」

 

『っ! マスター!あそこ!』

 

サクラが声をあげたので俺は足を止めた。すると少し遠いところをみたら、ちょうど怪物の攻撃がなのはを襲おうした瞬間だった。

 

「くっ!なのは!こうなったら……“疾風迅雷”(タービュランス)!!」

 

俺は体を雷と同じにした。俺は思いっきり蹴り加速した。そしてなのはと怪物ところに一気に近づいた。

 

「いや…助けて…助けて…助けて!零児くん!」

 

「神討つ拳狼の蒼槍(フェンリスヴォルフ)!!」

 

俺はすぐさま右手に魔力を溜め少し加減しながら放った。青い魔力光は怪物に近づき、なのはを襲うとした触手を消しとばした。

 

【ぐぎゃああああ!!!】

 

そして、俺はなのはの前に立ち、疾風迅雷を解いた。

 

「なんとか間に合った!怪我はないか?なのは?」

 

「零…児…くん……っ!零児くん!」

 

「おわっ!」

 

なのはは俺に抱きついてきた。…きっと怖かったんだろな。

 

「うぅ…零児くん…本当に、助けにきてくれて…ありがとう……怖かった」

 

「ああ、もう大丈夫だ…なのは…。」

 

俺はなのはの頭を撫でながらそういった。

 

「貴方はあの時の…!それに今の攻撃は…!」

 

「ん?…って、フェレットがしゃ、喋ってる!?……と、そんな事よりもまずは」

 

【ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!!】

 

「こいつをどうにかしないとな……うーん、なあそこのフェレット?」

 

「は、はい!」

 

どうやら俺が触手を消しとばしたから怒ってるんだな。それにしても消しとばした触手がもう再生してやがる。

 

「そこのフェレット! こいつをどうにかする方法を知ってるか!」

 

「はい…その方法は彼女が持っています。」

 

「え、私!?でも……どうやって?」

 

「あれは、忌まわしき力によって作り出された思念体…封印するには呪文を唱えてその杖で封印しないといけないんだ。心をすませてみて…そうすれば君の封印する呪文が出てくるはず。」

 

「う、うん……………でたの!」

 

「よし!じゃあ早速…【グォォォォォォ!!!】くっ!きた!」

 

怪物は一気に俺たちに近づいてきた。俺は右手に魔力をためた。

 

「させるか!神討つ拳狼の蒼槍!!」

 

俺は右手にためた魔力を一気に解放し、奴にぶつけた。

 

ドゴォォォォォ!!

 

【グギャアアアア!!!】

 

怪物はまともに食らったから弱っている。今がチャンスだな。

 

「よし!今だ!なのは!」

 

「うん!リリカルマジカル!封印すべきは忌まわしき器…ジュエルシード!封印!」

 

なのはがそう唱えると杖から無数の光が奴に突き刺さり

 

「ジュエルシード!シリアル21!封印!」

 

【ぐぉぉぉぉぉ!!!】

 

光が収まるとそこには、宝石が落ちいていた。

 

「それが、ジュエルシード…レイジングハートで触れてみて。」

 

なのはが杖をジュエルシードに触れたら、宝石は杖に吸い込まれていった。

 

「お、終わったの…?」

 

「どうやらそうみたいだな…」

 

「はい、あなた達のおかげで助かりました。」

 

「それにしても…これどうしよう?零児くん?」

 

「ん?…何が?ってあーなるほどな…」

 

俺はなのはの指摘で回りを見た。回りはボロボロだった。しょうがねぇ俺が復元する世界で……ん? あれは転生者じゃん!

 

「なぁ、なのは?あいつなんであそこで寝てんだ?」

 

「あ、忘れてたの…」

 

「まぁ、それは置いといて……よし!俺に任せろ!」

 

「零児くん?」

 

「何をするんですか?」

 

「まぁ見とっとけ……復元する世界!!」

 

俺の手に魔法陣が現れ、そこから青い光が放たれる。青い光が治ると…辺りは綺麗に元通りになっていた。

 

「えぇー!!零児くん!何したの!?」

 

「辺りが元通りになっている。それにあの魔法陣は一体?……あの!あなたは一体!」

 

「まぁ、そんな話はあと!安全な所に行こうぜ。」

 

俺たちは海斗をほっといて安全な場所まで移動した。

 

 

 

 

俺たちは公園に入り、ベンチに座った。

 

「さて、まずは自己紹介だな。俺の名前は神谷零児!みんな、零児って言ってるから気軽に零児って言ってくれ。」

 

「次は私だね!私は高町なのは!家族や友達からは皆、なのはって呼んでるよ!よろしくね!」

 

「僕の名前はユーノ・スクライア。スクライアは部族名だからユーノが名前です」

 

僕と言うことは性別は男か。

 

「へー!ユーノ君っていうんだ。可愛い名前だね!」

 

するとユーノは頭を下げ、申し訳なさそうに言った。

 

「すいません…僕はあなた達を巻き込んでしまいました。」

 

なるほど…だから落ち込んでいたのか。

 

「あ……えっと、たぶん私は平気だよ!零児くんは?」

 

「あぁ、もちろん平気だ。だからユーノ、そんなに気にすんな!」

 

「あ…ありがとうございます!……あの、ところで零児さん「零児でいいぜ」ん、わかったよ零児、君の魔法は一体なんだい?」

 

 

 

「あ、そうなの!さっきなんで辺りが元通りになったのか聴いてなかったの!」

 

やっぱり気になるか。よし、少し説明するか。

 

「わかった、教えるよ。まず俺の使っているのは魔法じゃない、魔術だ」

 

「魔術? 魔法とは違うの?」

 

「まぁ似たようなもんだけどな。そしてさっき元通りにした魔術は復元する世界……ダ・カーポという魔術だ」

 

「復元する世界、ダ・カーポ?」

 

「まぁ復元する世界はそっちでいうレアスキルみたいなもんだ」

 

「そっか……その復元する世界の能力は物を元通りにするという事?」

 

「いや、少し違うな……復元する世界の能力は《24時間以内の現象を“復元”する能力》だ。」

 

「復元?どういう事?」

 

なのはは首を傾げた。復元という単語はまだ早いか。

 

「うーん、実際に見た方が早いな」

 

俺は近くあった尖った石で指を少し切る。

 

「れ、零児君!?」

 

「大丈夫だ……復元する世界!」

 

俺の手のひらに魔法陣が描かれそこから青い光が溢れた。光が収まると指につけた怪我は綺麗さっぱり消えていた。

 

「あ、あれ? 消えてる」

 

なのはは俺の指を触って確かめる。

 

「まぁ、簡単に言うと、《24時間以内の対象の物を元通りにする》って覚えてくれ。」

 

「すごいレアスキルだ!」

 

「……さて、今日はもう遅いから家に戻ろう。家の人が心配するだろうしな!」

 

「うん! あ、ユーノ君私の家に来ない?実はユーノ君を飼っていいかお父さんにきいたらOKがでたから。」

 

「あ、ありがとう!なのは!」

 

「うん!どういたしまして!」

 

「よし、じゃあなのはとユーノを高町家の近くまで送るよ。」

 

「え、……いいの?」

 

「こんな夜に女の子を一人にさせる訳にはいかないだろう。」

 

「あ、ありがとう……」

 

なのはは顔を赤くして照れていた。

 

「よし、じゃあ行くか!それとなのはは言い訳を考えとけよ。お前の事だから士郎さん達に黙ってきたんだろう?」

 

「うっ…そうなの」

 

俺はなのはとユーノと一緒に高町家まで歩いた。

 

 

「ここまでくれば大丈夫か?なのは?」

 

「うん!ありがとう!零児くん!」

 

「おう!じゃあまた明日な、なのは!ユーノ!」

 

俺はなのはとユーノと別れ、自分の家まで歩いて行った。

 

 




最後まで読んでくれてありがとうございます。…夢中で書いてたら7000文字以上書いてしまった…。
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