魔法少女リリカルなのは 〜fortissimo〜 作:fortissimo 01
翌日、廊下を歩いていたら後ろからなのはが近づいてきた。
「あ!おはよう!零児くん!」
「よ、おはよう!なのは。昨日は言い訳できたか?」
「にゃははは…なのとか…。」
「そっか…そういえばユーノは大丈夫か?」
「うん!もうすっかり元気になっているよ!」
俺となのはは昨日の話しながら教室に向かった。
「おはよう〜!「あ、なのは!零児!」うん?どうしたのアリサちゃん?すずかちゃん?」
「昨夜の事聞いた?」
「ふぇ?昨夜って?」
「あのフェレットがいなくなっちゃたの…私、心配で……」
「うん……」
「えーと…その件はね…その〜」
言い訳考えるの下手だななのはは。はぁ……しょうがねぇか。
「実は昨日の夜、俺がジュース買いに行った時、そのフェレット見つけたんだ。でも、うちはペット禁止だから、なのはの家に行ってフェレットを保護してもらったんだ。」
「え!そうなんだ、じゃあ今無事になのはの家にいるのね?」
「う、うん!そうだよ!」
「はぁーよかった…。」
ふぅ…なんとか言い訳できたな〜。…なのははもうちょっと言い訳を考えような?
「あの子、飼いフェレットじゃなかったから、しばらくうちで飼うことになったの!」
「そっか!じゃあ名前を付けてあげないとね!」
「もう、決まってるの?」
「うん!ユーノ君!」
「ユーノ君?」
「そう!ユーノ君!」
「へぇーユーノ君かぁ!」
その後、俺となのはとアリサとすずかでユーノの事で話し合った。
(うーん…やっぱり授業つまんないし寝ようかな?)
現在、授業中だ。やっぱり1度やった事がある内容だからな〜…まぁやる事ないから先生はばれないように寝るか……。あ、よい子はちゃんと勉強しろよ〜。寝ようと思ったら頭の中から声が聞こえてくる。
《零児くん…零児くん、聞こえる?》
《あれ?なのはの声が頭に響いてきた。なのは、これは?》
《念話って言ってね、ユーノ君に教えてくれたの!》
へぇー結構便利だな〜。
《なるほど…じゃあ、俺も……聴こえてるか?なのは?ユーノ?》
《うん、聞こえるよ零児!》
《私も聞こえるよ!零児くん!》
《良かった、でどうした、二人共?なんか用でもあったか?》
《あ、私じゃあなくてユーノがね、なんか私達に伝えたい事があるんだって。》
《うん……二人には昨日の怪物やジュエルシードのことを教えようと思って。》
《確かに気になっていたな…話してくれるか?ユーノ》
ユーノは俺たちに話してくれた。
《ジュエルシードは僕らの世界の古代遺産なんだ。本来は手にした物の願いを叶えてくれる魔法の石なんだけど、力の発動が不安定で、昨夜みたいに単体で暴走して、使用者を求めて、周囲に被害を出すときもあるしたまたま拾った人や動物が間違って使用してその力を取り込んでしまう事もあるんだ》
《そんな大変な物…なんでご近所に?》
《…僕のせいなんだ。…僕の故郷は遺跡発掘を仕事にしていて、たまたま発掘していたらあの石があって、調査団に保管させようと思ったんだけど、それを運んでいた時空船が何らかの事故か人為的災害が起きて…》
《それでこの世界にばらまいてしまった…って事か?》
《うん…。》
《なるほどな〜……よし、決めた!》
《ん?決まったって何が?》
《この地球にはまだジュエルシードがあるんだろう?だからそれを集めるの俺も協力するよ!》
《ええ!!?》
《私も協力するの!》
《ええ!!?なのはまで…でも!危険だよ!昨日みたいに危ない事がたくさんあるん《それがどうした?》…え?》
《たしかに昨日みたいに危険な事はたくさんあるだろうな。だけどな、このまま“友達”をそんな危ないことに一人で抱えこませるほど、俺はひでぇ人間じゃあねぇからな!》
《零児…》
《私も!話も聞いちゃったし、それにご近所さんでまたあんな事が起こるのはご近所さんに迷惑だしね!だから私も手伝うよ!》
《なのは…》
《と言う事だ!それにいざとなったら俺がお前ら二人を守るからな!安心しろ!俺、結構強いんだぜ?》
《ありがとう…二人共…。これからもよろしく!》
《おう!よろしくな、ユーノ!》
《よろしくなの!ユーノ君!》
こうして俺となのははユーノのジュエルシード集めを手伝う事にした。余談だがこの後、昼ご飯中アリサからすずかの家でお茶会の誘いがきたので
行くことにした。どうやら猫がたくさんいるみたいだから結構楽しみだな。
俺となのははアリサとすずかと別れ、今、一緒に商店街を歩いてる。すると…
ピキーン!
「「《!?》」」
《この感じ…ユーノ!もしかして、ジェエルシードか?》
《うん!二人共!協力して!》
「あっちの方から感じるな…よし!急ごう!なのは!」
「うん!」
俺たちはユーノの合流して魔力の感じる神社に向かって走っていた。
すると、そこには巨大な狼がいた。
【グルルルルル…】
「っ!現獣生物を取り込んでる!」
「え?何かまずいの?」
【ぐぉぉぉぉぉぉぉ!!!!】
巨大狼はこちらに向かって走ってきた。
「実体がある分、手強くなっている!」
「要するに昨日のバケモンより強いって事か!」
「うん!なのは!レイジングハートの起動を!」
「えーと……起動ってどんなんだったけ?」
「「えっ?」」
【グォォォォォ!!】
「ヤベェこっちに来やがった!ユーノ、俺が時間を稼ぐからその間になのはにもう一回教えてやってくれ!」
「零児!? でも一人じゃあ!」
「大丈夫だ!俺は一人じゃあねぇよ!俺には、二心同対の相棒がいるからな!」
「え!それって!」
俺はバケモンに向かって走りながら
「よし、やるぞ! サクラ、セットアップ!」
俺はサクラをセットアップし、すぐさま奴をぶん殴った。巨大狼は少し吹き飛ぶがすぐ体制を整えた。
「それが零児のデバイス?」
「ああ、サクラっていうだ!」
『久しぶりの出番で嬉しいんだよ〜!マスター!』
「メタな話は置いといて……行くぞ!サクラ!」
【グルル…グオオおおおおお!!!】
「(相手は素早く移動する高速型か……なら!)サクラ!うたまる&アルキメデスに変形!」
『了解!』
俺はサクラをネックレス型から白と黒の二拳銃、うたまる&アルキメデスに変形させた。ちなみにこれもちょっと魔改造してあって速度と威力が通常よりも高くなっているので俺のお気に入りの武器でもある。
「動き回るんだったら、それを追跡して攻撃する!」
俺は二拳銃に魔力を集中させる。すると二丁の口に白と黒の魔力が集まる。
「“福音の魔弾”(ヴァイスシュヴァルツ)!」
俺は拳銃から白と黒が十字架のような軌跡を出しながら弾丸を発射した。
【がう!!】
バケモノはその攻撃を跳躍してギリギリ避けた。
「あ!躱された!」
「大丈夫だ!なぜならこの福音の弾丸は…
対象の“音”を追跡する弾丸だからな!」
あいつに躱された弾丸はそのままUターンしてきて空中にいる巨大狼の腹に命中した。
【ガウ!? グオおおおおおおおお!!】
空中でまともに命中した奴は体制を崩し地面に落下した。
「なのは!ユーノ!今だ!」
「なのは!」
「うん!レイジングハート!お願いね!」
『all right』
レイジングハートから光が奴にあたり
『standby ready』
「リリカルマジカルシリアル16!封印!」
《sealing》
バケモノから光が治ると、そこには子犬とジュエルシードがあった。なのはがレイジングハートを振りかざすとジュエルシードは吸い込まれて行った。
「ふう〜お疲れさま、なのは、ユーノ」
「お疲れ!零児くん!その……か、かっこよかったよ!」
なのはは手をぶんぶんふって言った。
「うん、僕もすごいと思ったよ!でもまさか零児にもデバイスがあるなんて。」
「サンキューな二人共、デバイスのことは話そうと思ったんだけど言うタイミングを逃しちゃってな。よし!じゃあ帰るとしますか!」
「うん!」
俺たちはそのまま神社を出ようとした。そしたら…
「おーい!なのは〜!」
「「げぇ…」」
なんとあいつの声が聞こえてきた。……今日は厄日だ。うーん、どうしよう。
「え、今の声の人知り合い?」
「うん…本当は知り合いと言いたくないけどね…。」
なのは、案外ゲスい事言うな。まぁあんだけ振り回されたらそう思うのもわからなくわない。さてと…
「なのは、ユーノ。ちょっと俺隠れるわ。」
「え、どうして?」
「考えてみろ、いつもなのは達にしつこくつきまとってっているのに、そこに他の男子がいると考えると…超ややこしくならないか?」
「言われてみればそうかもなの…。」
「じゃあ俺はそこら辺で隠れてるからな。」
俺は海斗と絶対会いたくないためそこら辺に隠れた。…ここに隠れればいいか。まぁこっからじゃあ会話が聞き取れないから、あとでなのはとユーノに聞いてみるか…。あ、来た。やべぇ…あいつ見ただけでなんか腹たってきた。むむむ…
『大丈夫?マスター?』
「心配してくれてありがと、サクラ。」
俺は極力あいつは見ずになのはとの会話を眺めてた。……………。
「……………………サクラ…。」『…………………マスター……。』
「『暇だからなんか喋って?』」
数分後、海斗がようやく帰ったのでなのはとユーノのところに行った。
「なのは!ユーノ!どうだった…ってなのはお前、顔が死んでるぞ!?」
「ふ、ふふ…もうダメみたい…。」
「しっかりしろ!ユーノ、会話は大体どんな感じだ?」
「うん…実は…」
俺はユーノからさっきの会話の内容を聞いた。どうやらあいつはなのはと一緒に戦うと言って、なのはがそれを拒絶しても健闘虚しくあいつお得意の「照れるなよ〜俺が守ってやるからな〜。」と言ってずっとあっちのペースになり、最終的に明日からあいつが加わることになったらしい…。うん…もう…なんていうか…最悪すぎて何もいえねぇ…。たぶん、俺が一緒にいるとあいつ厄介だからな〜。うーん……しょうがない。
「なのは、ユーノ、しばらくは別行動にしよう。」
「ええ!なんで!?」
「あいつと俺が一緒にいるとめんどくさい事になるからな…すまん、わかってくれ…。」
「そ、そんな〜…うぅ……。」
なのはは涙目で俯いてしまった。
ポンっ
「あ……」
「だから、なのはとユーノが本当にピンチの時はすぐ駆けつけるよ! 約束しちまったからな……お前らは俺が守るって。」
「零児くん…うん!わかった!私頑張る!」
「零児、僕が代わりにそばでなのはを守るよ!」
「おう!頼りにしてるぜ!ユーノ!何かあったら念話で教えてくれ。よし、じゃあ帰るか!」
「「うん!」」
俺たちは今日はいつもより疲れたのですぐ家に帰った。
最後までありがとうございます。デバイスとか英語なのでむずいですね〜。