朝、登校した俺は、席についた瞬間机に突っ伏した。
・・眠い・・・
昨日の夜寝れなくてラノベを読み始めたら、思ったより面白くて一冊まるまる読んでしまった・・・
これはしょうがない。国語の勉強と言えば寝ても許してくれるはず・・・
「許しませんよ。起きて下さい。」
「・・俺の思考を読むなタコ。」
「皆さん、おはようございます。早速HRを始めましょう。
・・・寝たい・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
寝るたびにタコに起こされるので、仕方なく授業を受けることにした。聞くフリだが。
ふと、2コ前にいる杉野が目に入った。盛大なため息を吐いている。
そう言えば来る時になんかやってたな。暗殺だろうか。
それであんなに落ち込む必要ないんじゃね?殺せんせー相手なんだし。
そんなことを思っていると、授業が終わった。
とにかく眠い・・・河原で飯食ったら少し寝よう・・・
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
「・・んっ、」
目を覚ました俺は、ケータイを見てみる。
・・・やべぇ、午後の授業丸ごとサボっちゃった。
殺せんせーにグチグチ言われるのかと思うと憂鬱だが、鞄もあるしな。
戻らないと・・
グラウンドに着いた俺は、殺せんせーがなんかやってることに気づく。
・・・うわぁ、杉野がヌルヌルやられてる・・
てかあれ契約違反じゃね?
渚もそう思ったのか、止めに入る。
気になりながらも、俺は鞄を取りに行った。
鞄を取り、校舎を出た俺は、杉野とすれ違う。
「お、夕凪。じゃあな!」
「おう。」
そう言って杉野は校舎に入って行った。
・・・どうやら問題は解決したようだ。
そう思い歩き出すと、殺せんせーが目の前に現れた。
「夕凪君!!午後の授業はどうしたんですか!?」
「いや、仮眠を取ろうとしたら熟睡してしまいまして。」
「先生君がついに非行に走ってしまったかと心配しましたよ!」
「それより杉野に何したんですか?」
「見てましたか、ちょっと助言をしただけです。」
「ふぅん?」
「何ですか?」
「生徒を捕まえてヌルヌルするのが助言ですかそうですか。」
「にゅやっ!それは誤解です!
あれは身体能力を調べるために・・」
「へぇ〜」
「ゴホン、この話はやめましょう。
それはそうと、クラスには馴染めましたか?」
なんだ急に?
「入った時も言ったじゃないですか。俺はあいつらと関わる気なんかない。」
「その割には気にかけてますねぇ、
渚君のことも、杉野君のことも・・」
「・っ!それは・・」
そう言えば何故だろう。ずっと人とは関わらないと決めていたのに・・
・・いや、それは俺自身が一番分かっているのだ。
友達なんていなくて良いとは思っているが、作りたくないとは思わない。
ぼっちでいたいなどとは思っていないのだ。
もしかしたら、新しい友達を作れば二人のことを少しでも忘れることが出来るかもしれない。
それなのに、俺はあいつらを避けている。
明確な壁を作っている。
・・それはやはり、心のどこかで恐れているのだろう。
「また失うのが怖いですか?」
「!!」
コイツ・・今なんて?
また・・失う・・・?
俺の過去のことを何故・・!
「・・俺のこと調べたのかよ。」
「はい。君がいた孤児院の経営者の方にも話を聞きました。」
「・・・ふざけんな!
勝手に人の過去蒸し返してんじゃねぇ!」
「・・・変わるのは君自身ですよ?」
「うるせぇ!」
話聞いたくらいで何分かったような顔してんだ!
・・あんたに分かってたまるか!
俺は走り去った。
「・・・ヌルフフフフ、まだ時間がかかりそうですねぇ。」
「・・殺せんせー?」
「おや渚君、見ていたのですか?」
「途中から気になって・・・すみません・・・」
「いえいえ。」
「・・・ねえせんせー、
夕凪君って昔何かあったの?」
「・・それは先生が話すべきではありません。彼が話してくれるのを待ちましょう。」
「・・・そうだね。」
「渚君。
君達が彼を救ってあげて下さいね。」
まだ不破さん出せてない; ;