「「「「「1、2、3、4!」」」」」
俺達は今、新しく先生となった烏間先生の訓練を受けている。
「八方向からナイフを正しく振れるように!!」
本当なら適当に流したいところだが、俺は真面目にやっている。
・・あのタコを殺すため。
勝手に人の過去暴いて好き勝手言いやがって!
訓練したって殺せないかもしれない。
でも何度でもやってやる。
目障りなテメエを殺してやる!!
訓練が終わり、校舎に帰ろうとすると、校舎のところに人影があった。
「カルマ君・・・帰ってきたんだ。」
ああ、暴力沙汰で停学くらってた、
「よー渚君、久しぶり。」
「赤羽業君ですね、
今日が停学明けと聞いていました。
初日から遅刻とはいけませんねぇ。」
「あはは、生活リズム戻らなくて。」
・・・何か俺の登場に似てる・・・
「とりあえず、先生よろしく‼︎」
「こちらこそ、楽しい一年にして行きましょう。」
赤羽が触手を握り・・
・・・触手が弾け飛んだ。
へぇ、手に対先生物資を仕込むとは。
「あっれぇ?
せんせーもしかしてチョロいひと?」
タコが怒っている。
いいぞ、もっとやれ!
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
次の日の朝、
俺が教室に入ると、教卓には・・・
「おはようございます。
・・ん?どうしましたか・・・・!」
タコが串刺しにして置いてあった。
「間違えて殺しちゃったぁ。
捨てとくから持ってきてよ。」
なるほど、心から殺していくのか。
「・・・分かりました。」
果たしてどうでるか?
「・・熱っ!?」
「マッハで作ったたこ焼きです。朝ご飯もろくに食べていないでしょう。
今日一日本気で殺しに来るがいい。そのたびに先生は君を手入れする。」
こりゃダメだ。あのタコは完全に警戒するだろう。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
やはり赤羽の暗殺はすべて失敗した。
アイツに警戒されたら無理だ。マッハで止められて終わり。
自分はどうやって殺すか、そんなことを考えながら帰っていた。
・・・あれは?渚と赤羽とタコだ。
まだ何かたくらんでいるのか?
「そっか、なら殺せるよ。」
そう言い、赤羽は飛び降りた。
「・・・んなっ!?」
何やってんだ!?
確かにあれなら殺せるかもしれない。
・・だけどどっちにしろ赤羽は死ぬ!
俺は崖まで走っていった。
「夕凪君?」
渚が呼んでいた。崖の下を覗くと、
・・・赤羽がネバネバしていた。
・・・ほんと何でもアリだな。
あれなら殺されずに赤羽を助けられる。
「ああちなみに、
見捨てるという選択肢は先生には無い
いつでも信じて飛び降りて下さい。」
俺は三人(一人は人間?)が話し終わるのを待っていた。
そして、渚と赤羽が帰った後・・・
「おいタコ。」
「何ですか?」
・・・本当なら、ここで罵詈雑言をぶつけるつもりだった。
だけど、コイツは・・・
「俺の過去のこと、どこまで知っている?」
「あなたがE組に入るまでの経緯と、あなたの両親の事件、あなたの親友の二人の事件、そして、あなたが施設でどんな子だったかです。」
「ほとんど知ってんだなぁ。だけど、俺はあの二人が亡くなったから、怖い訳じゃないんだ。」
「・・・話してくれますか?」
「・・・いや、まだ完璧に信じられない。」
「・・・そうですか。」
「でも、あんたなら少しは信じられるかもしれない。
地球を破壊する超生物だけど、赤羽にあんな事を言ったあんたなら。
・・・だから、あんたは、殺せんせーは、俺の前から居なくならないでくれ。」
「・・・」
「ハハッ、もちろん殺すまででいい。その時が来るまではな。」
「・・はい。先生はあなたを見捨てません。
しかし、友達は作るべきです。先生ばかりでは・・・」
「いや、友達ならできた。」
「え?」
「信じられる奴ならそれは友達だよ。先生と生徒だけど、俺の友達第一号になってくれよ。」
そう言って俺は手を差し出した。
「・・・全く、今日の君には驚かされてばかりですね。いいですよ。」
そう言って触手で握ってきた。
「・・・ハハハハハッ!」
「・・・ヌルフフフフ。」
「ハハハッ・・ふぅ、
そうだな、変わるのは俺自身か・・・
・・・明日からあいつらに話しかけてみようかな。友達になれるかな。」
「明日と言わず今日から作りましょう。」
「え?」
せんせーの指す先には、帰ったと思っていた渚と赤羽がいた。
「夕凪君!一緒に帰ろう!」
「早く来ないと置いてくよ〜」
「・・・アンタ・・・」
「私は何もしていません。
皆も君と仲良くしたいんですよ。」
「・・・ありがとう・・・
それじゃあ殺せんせー、また明日。」
そう言い、俺は二人のもとへ走る。
「ありがとな、渚、赤羽。」
「僕らは夕凪君と帰りたかっただけだよ。」
「そうそう、それと、俺呼ぶとき名前で良いよ。」
「そうか、じゃあ帰ろうぜ、渚!カルマ!」
こうして俺は今日、三人の友達が出来た。明日からはE組の皆とも話してみよう。
・・・いつか、E組の皆と先生と、本当に信じ合える"親友"になったときには話そう。俺の過去の事。
朋樹、此衣。俺、変わって見せる。
この暗殺教室で変わってやるぜ!
夕凪颯は、変わることを決意した。
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