夕凪颯の暗殺教室   作:カゲロー@

15 / 69
番号としては、颯は矢田さんと吉田君の間ですね。


第8話 「集会の時間」

ここ、椚ヶ丘中学校では、月に一度全校集会がある。

そして今は昼休み、5時間目にその集会があるのだが・・・

 

「何で昼休み使ってまで移動なんだよ・・・」

 

「E組は全校生徒が並ぶ前に並んでないといけないんだよ。

遅れたらあいつらにどんな嫌がらせされるか分からない。」

 

「つっても磯貝、間に合って並んでたってどうせ嫌がらせされるだろ。」

 

「ペナルティみたいなこと言われて前は花壇掃除とかさせられたぞ?」

 

「マジかよ面倒くせぇ・・・」

 

「とにかく急ごう。

この山は蛇とか多いから気をつけろよ。」

 

俺たちは走り始めた。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「・・・ふぅ。」

 

やっと着いた。結構飛ばしたせいか、磯貝達とは離れてしまった。

 

なんか昔を思い出すな。毎日山で走り回ってた。

そのせいか、道じゃないとことか思いっきり突っ切ってきてしまった。

 

さて、もうすぐ本校舎なのだが、早く着き過ぎたかな。

 

「・・・助けてくれえぇぇぇえ!!」

 

・・・何をやっとるんだあいつは。

 

岡島が蛇やら蜂やら引き連れて走っていった。南無南無。

 

「岡島君は作者的に弄りやすいからね。」

 

「不破、メタ発言やめい。

てか皆もうここまで来たのか?」

 

「大体いるね。」

 

「やっぱ訓練とかやってると違うな。」

 

「伊達に殺せんせーの暗殺やってないよ。

それにしても夕凪君早かったね。」

 

「ああ、慣れてるからな。」

 

「?」

 

ああ、皆には孤児院のこと言ってないしな。その話はまたいつかだ。

 

「よし、本校舎まであと少しだ。頑張ろうぜ。」

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

本校舎に着き、俺達は整列している。

他のクラスの奴らも集まってきた。

 

「渚君おつかれ〜」

 

「わざわざ来るの大変でしょ〜」

 

ははははとあちこちから笑い声が聞こえてくる。

コイツらも飽きずによくやるよ。

 

だが俺はどうでもいい。差別なんて気にしないし、どこ吹く風と聞き流す。

 

集会まで時間がある。

辺りを見渡してみて、俺はあることを思った。

 

「なぁ吉田、俺E組で良かったよ。」

 

「はぁ?こんなんの何がいいんだよ?」

 

「ほら、E組って可愛い女の子多いじゃん。」

 

「あ、ああ。」

 

「それで今見回してみたけどさ・・・

・・・本校舎の女子って全体的に顔面偏差値低いよな。」

 

「ブハッ!確かに!」

 

だってそうなんだもん。不細工なんだもん。

何か青筋立てていた女子がいたが、集会が始まるので並んでいった。

 

 

 

「・・要するに、君達はエリートです。この校長が保証します。

・・・が、満身は大敵です。油断してると、どうしようもない誰かさん達みたいになっちゃいますよ。」

 

あははははは!!

 

「あははははは!!」

 

「何でお前まで笑ってんだ!」

 

「だって馬鹿面なんだもん。

どいつもこいつも、頭だけ良けりゃいいと本気で思ってんのかねぇ。」

 

勉強だけが大切な訳がないのだ。

もしかしたら、死に物狂いで努力する練習は出来るかもしれない。

 

けど、コイツらは絶対、弱者を見下すようになる。そんな奴らが、本当の意味で上に立つことなんて出来るのだろうか。

 

 

『続いて生徒会からの発表です。』

 

ガララッ

 

烏間先生が体育館に入ってきた。

 

「・・・誰だあの先生?」

 

「シュッとしててカッコいい〜。」

 

「烏間先生、ナイフケースデコってみたよ〜」

 

「可愛いっしょ」

 

「可愛いがここでだすな!

秘密なんだぞ暗殺のことは!」

 

「「はーい」」

 

「なんか仲良さそー」

 

「いいなぁ、うちのクラスにはブサメンしかいないのに・・・」

 

D組男子諸君言ったれ。

"どの口が言うんだ"って。

 

ガララッ

 

今度はビッチ先生が入ってきた。

 

「何だあの物凄い体の外国人は!」

 

ビッチ先生は渚に近づき、何か聞いているようだった。

そして、その胸に顔を押し付けられていた。場所を考えろ。

 

『はい、今配ったのが、生徒会行事の詳細です。』

 

・・ん?来てないぞ?

 

「・・すいません、E組の分まだなんですが」

 

「え?無い?おっかしーな。

ごめんなさーい。E組の分忘れたみたい。全部記憶して帰って下さーい。」

 

あははははは!!

 

・・だんだん腹立って来た。

俺だって聖人じゃない。抗議しようとした瞬間、

全員に一瞬でプリントが分けられた。

 

「問題無いですねぇ。

手書きのコピーが全員分あるようですし。」

 

全く、良いところで出てきてくれる。

あと、変装してても不自然だから。

 

「プリントあるんで続けて下さい。」

 

『え!?うそ、なんで?・・んんっ、

では続けます・・・」

 

ざまぁ。

 

しかしやはり来たか。あんな構ってちゃんが黙って留守番は考えられん。

ビッチ先生が何か刺しているが、烏間先生に連れて行かれた。何をやっとるんだ。

 

「しょうがねーな、ビッチ先生は。」

 

何か、今年のE組は明るいよな。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「はぁ、眠い・・・」

 

俺はコーヒーを飲み、呟いた。

何で集会ってのは眠気を誘うのだろうか。立ったまま寝れそうだった。

 

「・・ん?」

 

見ると、渚がニキビとメガネに絡まれていた。

 

・・・たく、マジで何やっても良いと思ってんのか?

 

ニキビが渚の胸倉を掴んだので、止めようと近づく。

すると………

 

「殺そうとした事なんかないくせに。」

 

ゾッと、悪寒がした。

 

殺気か。だけど、あんなに出せるものなのだろうか。

 

二人の間を割ってきた渚からは、もう何も感じられなかった。

 

「颯君?一緒に帰ろうよ。」

 

「お・・おう・・・」

 

俺は、笑みを浮かべて言う渚に、言葉を失ってしまった。

 

 

 




今、オリ回を考え中です。
いつか書いてみたいですね。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。