夕凪颯の暗殺教室   作:カゲロー@

62 / 69
なんか、あまり良い文にはなりませんでした……
基本男子達だけです。


第55話 「尋問の時間」

「信じて下さい!靴舐めでも何でもしますからぁ!!」

 

そう叫びながら殺せんせーは、警備員さんの靴を舐めていた。

 

「……あのね?分かったから。生徒さんが来れば帰してあげるから、靴舐めるのはやめようか?」

 

ずっとしていたのであろう。俺らが入った時にはもう既に、警備員さんはうんざりとしていた。

 

「……殺せんせー」

 

「にゅやっ!?夕凪君に不破さん!やっと来てくれましたかぁ!?」

 

「うん、分かったから。靴舐めはやめてくんない?」

 

自分達の教師が情け無く這いつくばって靴舐めてる所に行きたくないし。

 

「君達が生徒さんかい?そうならさっさとその人連れて行ってくれないかい?」

 

「「本当に迷惑かけました。スミマセン」」

 

俺と優月で謝る。どっちが生徒だか分からねぇじゃねぇか……

そんなやり取りをして警備室から出た。夜の園内は昼間と違い、綺麗だった。

 

「いやぁ、一時期はどうなるかと」

 

「ったく……それよか、頼んだ物はどうなんだ?」

 

「ヌルフフフ……抜かりはありませんねぇ」

 

そう言って殺せんせーはカメラを取り出す。

 

「颯君、何してるの?」

 

「あぁ、殺せんせーに写真頼んどいたんだ」

 

そう言い、二人で殺せんせーのカメラを覗き込んだ。

そこには、今日1日のE組の皆の様子があった。

 

「プッ!これみてみろよ!カルマがス○ーピーに乗ってるぜ!」

 

「こっちは……渚君また女装させられてるね」

 

「ヌルフフフ……今回の収穫はこれですねぇ」

 

「「速水(さん)が涙目になりながら千葉(君)に抱き付いてる!!?」」

 

「こ、これは凄いな……」

 

「あの速水さんが……かなりレアだね」

 

目を輝かせながらこれを見る俺ら3人は、きっとかなりのゲスなのだろう。

 

「ヌルフフフ……良い写真が沢山撮れました。ところで夕凪君?」

 

「ん?何だ?」

 

「この後はどうなったんですかぁ?」

 

そう言って見せてきたのは……俺が優月にプレゼントを渡す所だった。

 

「どうなったって……そりゃあれだよ。なぁ?」

 

「うん、そりゃね……」

 

ニヤニヤしながらこっちを見る殺せんせー。きっとコイツの事だから、ある程度の予想はついてるはずだ。そこをあえて聞いて、反応を楽しむって事なのだろう……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「告って付き合ったよ」

 

……………………………………

 

「にゅやああぁっ!!?!?まさかの独白!?しかも淡白!?」

 

フハハハハ!どのみちバレる事だ!恥ずかしがってる所見せて弄られるなんざ御免だね!堂々としてやる!

 

「せ、せんせーなんか初々しい感じを予想してたのに……」

 

「んな事より、皆を見てきてよ。一応さっきLINEで確かめたけど、一応全員ホテルに戻ったか園内を確認にさ」

 

「り、了解しました」

 

そう言って殺せんせーは、マッハで飛んでいった。

 

「……良いように使われてるね」

 

「まぁ、マッハだし良いだろ」

 

4月から4ヶ月経ったが、殺せんせーの扱いも軽くなったものである。

 

「……颯君」

 

「ああ」

 

「……言っちゃったね」

 

「……ああ」

 

さっきは平然とした様子を装ったが、内心恥ずかしくてたまらない。

 

「……ま、まぁ、その、あれだよ……これからよろしくな」

 

「うん。よろしくね」

 

そう言葉を交わし、再び歩き出す。園内を出てホテルに向かう途中も、話しながらだったのであっという間だった。

エントランスに入ると、E組の皆や先生は既にいた。俺らが最後のようだ。

 

「おぉ夕凪に不破、お前らで最後だぞー」

 

「みたいだな。あとは殺せんせーか……」

 

すると、ビュン!という音と共に隣に殺せんせーが現れた。

 

「確認してきました。ついでに園内のごみ拾いと迷子の親を探す手伝いもして来ましたよ」

 

「そ、そりゃご苦労様……」

 

コイツ一人いれば遊園地が運営できるんじゃねぇの?

こうして全員が揃う。そこで、俺は口を開く。

 

「あぁ、えーと……皆、今日は俺の急な誘いに乗ってくれてありがとな。この調子で明日も楽しもうぜ!それじゃ、解散!」

 

「「「おー!」」」

 

そんな掛け声と共に、皆散っていく。それぞれ今日の疲れを癒し、明日もはしゃぎ回るんだろう。

俺も、疲れを感じながらカルマと千葉と共に部屋に戻った。

 

 

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

……というのは嘘だ。男子中学生がこの程度で疲れるわけがなかろう。

 

「で、僕らは何でカルマ君達の部屋に来てるの?」

 

そう渚が問いかける。ここは俺達の部屋。そしてメンバーは、俺、カルマ、千葉、そして磯貝、渚、杉野だった。

 

「そりゃさ、学生が旅行したら夜に盛り上がるだろ?」

 

「あぁ、それは分かった。俺らが疑問に思ってるのはそうじゃなくてな?」

 

「?他に疑問があるのか?」

 

「俺らは何で………

 

 

 

 

 

 

手足縛られて拘束されてんだよ!?」

 

そう杉野が叫ぶ。現在、渚、杉野、千葉の3人は縛られて転がされていた。

 

「えぇ?だってさ、旅行の夜に恋バナは基本っしょ」

 

「恋バナする時には普通縛ったりしねぇよ!?拷問する気満々じゃねぇか!」

 

「ソンナコトナイヨー?ダヨネーカルマクン?」

 

「ウン、ソンナヒドイコトスルワケナイジャン、アハハハー」

 

「そうかいじゃあその手に持ってる物なんだ!?」

 

千葉がそう言って俺らの手元を見た。

 

「「何って……百味ビーンズ?」」

 

「拷問する気満々じゃねぇか!?」

 

「いやぁ、カルマも買っていたとは。考える事は同じだねぇ」

 

「いやいや、夕凪君は凄いよ。袋詰め(大)を三つも買ってくるなんてさ〜」

 

「「あっはっはっはー」」

 

(((誰か助けて!!?)))

 

問題児な俺らの笑いに危機感を覚える3人だった。

 

「そ、そもそも何で磯貝は拘束されてねぇんだよ!?」

 

「えーだって、磯貝はどうせ片岡とさ」

 

「前原と岡野がワーワーやってるとこを眺めてただけだろ?」

 

そう問う俺とカルマに対して……

 

「ま、まぁな……」

 

「絶対なんかあっただろ!?」

 

目を逸らしながら言う磯貝に杉野は叫んだ。

 

「まぁそんなワケだ。3人には洗いざらい話してもらうぜ……」

 

「「「ひ、ヒィっ…」」」

 

俺は巷で有名な吐瀉物味のソレを、彼らに近づけながらそう言った。

 

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

 

「ふーん、それで女装させられたんだ〜」

 

「それだけだよ!!全部話したから解放して!!」

 

「まぁ、3人だとラブコメ展開にはなりにくいか……」

 

そう呟き、俺は渚の紐を解いてやる。これで3人とも、洗いざらい吐いたのだった。

 

「てかさ、お前らはそう言う無かったのかよ」

 

千葉が文句有り気にそう問いかけてくる。

 

「俺は無かったよー。奥田さんがはしゃぎ回って大変だったよー」

 

カルマがあっけらかんと言う。まぁ、コイツはなんかあっても言わないだろうな。

 

「ふーん、じゃあ夕凪は?」

 

「俺か?優月に告って付き合ったよ」

 

「ふーん。そうか」

 

「何だよ、結局俺らが言わされただけじゃん………………

 

 

 

 

……………………………ん?」

 

「ん?」

 

「「「「「えええぇえ!!?」」」」」

 

本日二度目の反応だった。

 

「うぉっ!?いきなり皆して大声出すなよ!?」

 

「いやいやいやいや!!逆に何でお前は平然としてるんだよ!?」

 

「そりゃ……ねぇ?」

 

そう言ってカルマを見た。すると、少し舌打ちをしてそっぽを向いてしまう。その様子に、4人はあー、と納得した様子だった。

弄れなくてすまんなカルマ!俺はあえてバラしていくスタイルでいくぜ!

そんな会話をしている間に、かなりの時間が経ってしまった。

 

「お、もうこんな時間だ。そろそろ寝ないとな」

 

「じゃあ部屋に戻ろっか」

 

「おう、じゃーなー」

 

そう返すと、渚、杉野、磯貝の3人は部屋から出て行った。

 

「それじゃ、俺はシャワー浴びてくる」

 

そう言って、半眼のカルマはシャワー室に入っていった。俺はベットに寝転がり、ふぅと息をついたのだった。

すると、千葉が俺に問いかけるのだった。

 

「……なぁ夕凪、お前って何のきっかけで不破の事好きだったんだ?」

 

「ん?何のって………分かんねぇな」

 

「分からない?」

 

「あぁ。かなり前かもしれないし、つい最近かもしれない。気付いたら好きだった。そんな感じか」

 

適当に言っているようだが、これが真実だ。いつの間にかそうだったとしか言えない。

 

「何でそんな事聞くんだ?」

 

「え?あ、いや……えーとだな……」

 

口籠る千葉。横を見ると若干顔を赤らめていた。ほほぅ、もしかして……

 

「速水の事、意識し始めたのか?」

 

「はぁっ!?いやその…………まぁ、な……」

 

ほぉ、やっとかぁ。千葉クンやっと気付いてくれてお母さん嬉しいわぁ。

 

「きっかけはふとした事だったんだ。だけど、今までずっと気の合うコンビだと思ってたから、自分の中でもよく分からなくてさ……」

 

「気持ちが本当か、分からないって事か?」

 

「まぁな……」

 

千葉は本気で悩んでるようだった。確かに、ずっと見てきた2人は、恋仲と言うよりパートナーといった方が合う感じだった。千葉も自覚していて、だから悩んでいるのかもな。

 

「そんな難しい事、考えなくても良いんじゃねぇの?」

 

「え?」

 

「意識してドキッとしたんだったら、多分もう好きって事なんだろうよ。だから、もっと自信を持って良いぞ」

 

「そう…か、そうだよな」

 

そう呟く千葉。納得してくれたようで何よりだった。俺はバッグの中から、先ほど使ったものを取り出した。

 

 

「で…………どうだったんだ?」

 

「……え?」

 

「いや、意識したんなら色々あるだろ?それを教えてくれよ〜」

 

「……何でお前は、縄と百味ビーンズを持ってるんだ?」

 

ナンデダローナー、ワカラナイナー

おののく千葉に、ジリジリと近寄っていく。すると、後ろのドアが開いた。

 

「……夕凪君、何やってんの?」

 

「おおカルマ、まだ千葉から絞り出せそうだぜ!」

 

「お〜良いね〜、やろやろ」

 

「待て!さっき話した事で全部……」

 

千葉がそう言おうとするが、肩を2人で拘束されてしまう。

 

「さぁて千葉クン?」

 

「すべて吐いて貰おうか?」

 

悪魔2人の魔の手が、千葉に伸びるのだった。

 

 

「やっぱこの2人と相部屋なんて嫌だぁ!!!」

 

 




リア充と化した夕凪君は強気ですね。積極的にゲスく責めていく感じになりました。
しかし……バラしていくスタイルだとあまり面白味が無いですね。いつか弄りますのでお楽しみn(殴
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。