Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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第72話「襲撃の真相 前編」

勇次が美奈達に『大本営襲撃事件(あの事件)』の内容を説明し始める数分前 0800 舞鶴市内にて

 

勇人「Zzzzzz………」

 

コンゴウ(艦長、近いです……それに……)

 

ムニュ……

 

コンゴウ(顔が胸に当たっています……あぁ……艦長と……)

 

一馬「……しかし昨日、勇人が美奈にキレたのは驚いたな……アイツが()()()()にキレる事は絶対しないのに……なぁコンゴウ」

 

一馬は自身の愛車(ハマー)を運転しながら、勇人が()()()まで未来達の看病(診察)をしていたのか、後部座席でコンゴウの膝を枕代わりに使い、熟睡しているのを呆れつつコンゴウに言うと、コンゴウは勇人を襲いたい欲求に耐えながら、熟睡している勇人の頭を撫でながら答えた

 

コンゴウ「そうだな……私も未だに信じられないな……艦長が艦娘相手にキレるなんて……」

 

コンゴウもまた、昨夜の勇人の行為に信じられないのか、俯いた表情で答えると一馬はコンゴウの気持ちが分かっているのか、コンゴウ同様、俯きながら答えた

 

一馬「ああ……しかしコンゴウ……お前も、この世界に来てから随分と()()()()なったじゃねぇか」

 

一馬はコンゴウの変化について触れるとコンゴウは微笑みつつ、首を傾げながら答えた

 

コンゴウ「そうか?私は何時も通りだが?」

 

一馬「いや、昔のお前なら勇人(人間)に触れただけで拒絶反応を示し、最悪『殺し』に掛かるからな」

 

コンゴウ「……そこまで酷かったんだな……私の()()()()が……」

 

一馬「まぁな……後、コンゴウ……勇人に()()()いるだろ?」

 

コンゴウ「なっ!?な……何故それを!?」

 

一馬はニヤけながら言うと、コンゴウは狼狽えつつ、一馬の言葉に肯定すると、一馬は今のコンゴウの状態を見て呆れながら答えた

 

一馬「……コンゴウ、お前さっきから勇人の寝顔を、ずっと見ていたからな」

 

コンゴウ「……タカオや伊401も千早群像に、()()()()()で接していたのかな……」

 

一馬「イオナは分からねぇが、タカオは群像にゾッコンだ……あれは、下手すればタカオが『ヤンデレ』になりそうで怖いな……」

 

コンゴウ「ヤンデレ……か……後で調べてみるか」

 

一馬「……やめろ、『お前』が病むと世界が崩壊するから」

 

コンゴウ「……それは『アニメでの私(平行世界の私)』であり、この私ではないから、それは無い」

 

一馬「メタ過ぎるぞ!!ってか、この世界に順応し過ぎてるぞコンゴウ!」

 

コンゴウ「メタい?何を言っているか分からないが、私は『あの装置(異世界転移装置)』を使って、平行世界の私……いや()()を見に行っただけだが……後、誰かが言った言葉だが……『激流に身を任せろ』という言葉を聞いて、それを実行したまでだ」

 

一馬「ト〇か、お前は……何か疲れたぞ……」

 

コンゴウ「大丈夫か?運転代わろうか?」

 

一馬「お前のせいだ……この野郎……」

 

一馬はコンゴウの順応性の高さに驚き、悪態を付きつつも軍刑務所に向かった

 

 

 

 

 

 

1時間後 0900 舞鶴市内の軍刑務所前にて

 

一馬「……着いたぞ」

 

コンゴウ「……何かプ〇ズンブレ〇クの舞台になりそうな場所だな」

 

一馬とコンゴウは車内越しで刑務所を見ると、コンゴウは海外ドラマを喩えた表現で呟くと一馬は「当たり前だ」と呆れ、言った

 

一馬「そりゃ刑務所だからな……ってかコンゴウも海外ドラマを見るんだな」

 

コンゴウ「ああ、アッチの世界と比べて、この世界は『娯楽』が多いからな……後、夕張と秋雲が持っていたPCゲーム『東方風神録』の舞台となった『幻想郷』と言う世界に行ってみたいな……まぁ流石に()()()()()は行けないだろうが……」

 

一馬「完全にノリが某破壊者(門〇司)だな……まぁ本人が楽しんでいるのなら良いか……それに一応、言っておくが……勇人は5年位前に、マジで幻想郷に()()()()()()()からな……」

 

コンゴウ「なっ!?本当に実在するのか……あの幻想郷が!?」

 

一馬「ああ……ちなみに『あの装置(異世界転移装置)』を手掛けたのも、幻想郷のエンジニア(技術者)と、()()()の協力があったからこそ出来た物だ」

 

コンゴウ「……知らなかった……」

 

一馬はコンゴウの行動に苦笑しつつ、勇人が昔『幻想郷』に行った事を言うと、コンゴウは『幻想郷』が実在した事に驚くと、勇人はコンゴウの声に反応し、欠伸をしながら言った

 

勇人「ふわぁ……ウルセェな……もう着いたのか?」

 

コンゴウ「おはようございます艦長」

 

勇人「おはよーさん……と言っても二度寝してしまったからな……」

 

一馬「……相変わらず呑気な奴だな……さて、勇人も起きた事だし、優香里に会いに行きますか」

 

勇人「ああ……眠い……

 

コンゴウ(優香里って、確か……一馬の前妻で艦長の実母だったな……何故、あの様な場所(軍刑務所)に……刑務官として勤務しているのか?)

 

コンゴウは勇人の実母である優香里について疑問視しながら、三人は刑務所内に入って行った

 

 

 

 

1時間後 刑務所内の待合室にて

 

勇人「……zzzzzz」

 

コンゴウ「……艦長、いい加減起きて下さい」

 

コンゴウは待合室のソファーに座りながら寝ている勇人を優しく起こすと、勇人は比叡みたいに慌てて起き、コンゴウに言った

 

勇人「ハッ!?寝てねぇぞ!」

 

コンゴウ「完全に寝ていましたよ……まぁ、それは置いといて……何故、実母である優香里と会いに?しかも、軍刑務所(此処)に?」

 

コンゴウは勇人に此処に来た理由について聞くと勇人は懐から煙草を取り出し、一服しながら答えた

 

勇人「ふぅ……未来についてだ」

 

コンゴウ「未来ですか……あの子と優香里との関係性は一体……」

 

コンゴウは今居る場所が軍の施設だと言う事を配慮をしているのか、未来が防空棲鬼だと言う事を()()()()()午〇ティーを飲みながら言うと、勇人は刑務官が出されたコーヒーを飲みながら答えた

 

勇人「……それは帰りに言う、コンゴウには、()()()をやって貰う為に同行させたんだ」

 

コンゴウ「ある事?」

 

コンゴウは勇人の言葉に首を傾げながら聞くと、勇人は周りに聞かれたく無いのか、コンゴウの耳元で誰も聞かれない様に小声で依頼した

 

勇人「……面会室の防犯カメラにハッキングをし、他の刑務官達にお袋との会話内容を()()()()()()()にしてくれないか?

 

コンゴウ「なっ!?まさか優香里は……刑務官では無く……()()なのか!?」

 

勇人「……」

 

コンゴウは勇人の犯罪行為染みた依頼に驚きつつも、勇人の依頼の内容を察し、質問で返すと、勇人は黙って頷くとコンゴウは溜め息を着き、答えた

 

コンゴウ「ハァ……分かりました……」

 

コンゴウは勇人の言葉に理解し、承諾すると、手続きから戻って来た一馬が二人に近付き、言った

 

一馬「イチャつくのは勝手だが、そろそろ面会だ……行くぞ」

 

勇人「イチャついてねぇよ!ちなみに面会室の番号は?」

 

一馬「893号室だ」

 

勇人「ヤクザ(893)かよ……コンゴウ、後は頼んだ

 

勇人はコンゴウに小声で言うと、コンゴウも周りに聞こえない様に小声で返事をした

 

コンゴウ「分かりました、今から()()を遂行します……すまない、化粧を直したいのだが、トイレは何処に?」

 

刑務官「彼方です」

 

コンゴウ「分かった……ありがとう」

 

勇人は面会室の室番に悪態を着きながら一馬と共に面会室に向かい、コンゴウは軍刑務所にハッキングをしに女性トイレに足を運んだ

 

未来襲撃事件の真実を得るために……

 

 

 

 

 

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