Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
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男「……フフ、とうとう……あの問題児を仕返しをする事が……」
勇人と同じ提督用の制服を着た男が笑いながら呟くと、男の秘書艦である大鯨が男に恐怖に震えながら異議を唱えた
大鯨「提督様……それは……」
男「何だ?奴隷風情が俺に文句を言うのか?」
男は大鯨の発言が気に入らなかったのか、顰めっ面になり、大鯨を殴り飛ばし、地面に倒れ、悶えている大鯨の髪を掴み上げ、大鯨を脅す様に言った
大鯨「ガバッ……ゴホッ……しかし……あの人は……」
男「……『
大鯨「……分かりました、では……失礼します」
大鯨は男に殴られた原因で軽い脳震盪を起こしているのか、少しふらつきながら男の機嫌を取りに
男「フフフ……あの事件の前日のリベンジ……確り
男は高々に宣言し、自身の欲求を大鯨にぶつけ始めた
同時刻 舞鶴鎮守府 執務室にて
美奈「遅れてスミマセン、夕飯の下拵えに手間を取ってしまって……」
朱里「……ちなみに夕飯は『鶏のすっぱ煮』よ」
未来 電「スミマセン……お母さんの手伝いで遅れました」
勇人「気にすんな……ってか、それ……俺の好物じゃねぇか!」
朱里「ええ、今日は鶏肉が安かったから箱買いしてきたの」
勇人「ヨッシャー!」
千川「意外と子供っぽい所もあるんだな……アイツ……」
美奈「大人びているのか、子供っぽいのか分からない人ですね……」
赤城「……オンとオフの差が激しい人ですからね……提督は……」
加賀「提督は鶏のすっぱ煮が好き……っと」
吹雪「加賀先輩、さっきから何をメモっているのですか?」
加賀「……気にしないで下さい」
勇人は急いで来たのか、少し息を荒くなった美奈達に優しく、そして夕飯が勇人の好物な為、喜びながら言うとコンゴウはサラトガを見ながら勇人に質問をした
コンゴウ「艦長、そろそろ本題を……」
勇人「ゴホン……美奈達を呼んだのは昨日の襲撃の件についてだ……サラトガ、説明を……」
勇人は子供染みた発言を訂正するかの様に咳払いをし、自身の背後に隠れているサラトガに言うと、サラトガはコンゴウに臆しながら説明し始めた
サラトガ「……
未来「ッ!?何でコイツが居るの!?お父さん!何故、始末しなかったの!?」
未来はサラトガの元々の姿が未来達を襲った道中の仲間である『深海海月姫』だと知ると、怨みが入った強い口調で勇人に問い詰めると、勇人は未来の質問を質問で返した
勇人「未来、今此処でサラトガを始末すると『どうなる』?今まで艦娘達を始末した連中の
未来「うっ……そ……それは……」
千川「……つまり、サラトガから道中の目的等を全て吐かせるつもりだな?」
千川は勇人の考えを察し、聞くと、勇人は頷き、肯定した
勇人「そうだ、そしてサラトガ……お前に拒否権と黙秘権があるんだが……もし、
勇人はコンゴウを呼ぶと、コンゴウは勇人の考えを察し、ナノマテリアルブレードを出現させ、それをサラトガの首元に当てた
コンゴウ「……
コンゴウはサラトガを脅すとサラトガは恐怖を抱き、美奈の足元に抱きつき、震えながら答えた
サラトガ「
美奈「ちょ!?サラトガさん!?」
未来「コンゴウさん!さっさと殺しt……勇人「お前は黙ってろ!」……ひっ!?」
朱里「コンゴウ、
コンゴウ「……分かった」
勇人は未来を、朱里はコンゴウに一喝すると、コンゴウは渋々ナノマテリアルブレードを仕舞い、恐怖に怯えているサラトガに優しく聞いた
朱里「ごめんなさいね、今、ウチの連中は道中の襲撃に『気が立っている』のよ……貴女が知っている情報を全て教えて……勿論、貴女の処遇は現時刻をもって佐世保鎮守府に配属する事になったから」
勇人「まぁ、妥当な処遇だな」
赤城「そうですね」
加賀「……こればかりは、仕方無いですね」
サラトガ「……I see……分かりました、私が知っている事、
サラトガは朱里の説得に安心したのか、コンゴウに怯えながらも道中の戦略や目的を説明し始めた
サラトガ「道中は自身の夫である李が戦場の狂龍……いえ提督が
勇人「ああ」
美奈「……大将、李を飼い殺しって……ペットじゃ無いんですから」
勇人「そう言うな、アイツには色々と利用価値があるから今後の医学の為に貢献してもらわないとな」
未来「そうそう、私達をラットにした罰だよ」
美奈「貴方達ねぇ……泣けますね」
朱里「……んで、何故、道中は李を飼い殺しをしている勇人では無く、未来達を襲ったの?」
朱里は美奈にツッコミを入れたい気持ちを抑え、サラトガに聞くと、サラトガは説明を再開した
サラトガ「勿論、最初は提督を殺そうとしたのですが……」
勇人「戦艦女帝が道中の右手を
サラトガ「……はい」
朱里「あ……あの時か……」
赤城「提督……いえ戦艦女帝ちゃんが不審者を追っ払った時の事ですか……」
加賀「……あれは提督……いえ戦艦女帝ちゃんの正当防衛だから私達に非は無かったのですが……」
美奈「え!?右手を破壊!?それに戦艦女帝!?大将!?一体どういう事ですか!?」
美奈は勇人達の言葉に驚愕し、勇人に質問すると、勇人は溜め息を出し、答えた
勇人「簡潔に言えば俺が深海棲艦になった姿だ……まぁ、こればかりは見せた方が速いな……」
勇人は目を瞑ると、勇人の身体は発光し、そして光が収まると金髪の少女改め『戦艦女帝』が欠伸をしながら朱里に言った
戦艦女帝「ふわぁ……御母様に赤城御姉様に加賀御姉様そして吹雪御姉様……おはよう」
朱里「おはよう……ごめんね、起こして……」
赤城「おはようございます」
加賀「……相変わらずマイペースな子ですね」
吹雪「戦艦女帝ちゃん、おはよう」
朱里、赤城、加賀そして吹雪は眠たそうに目を擦っている戦艦女帝に挨拶をすると美奈達は勇人が戦艦女帝に変わった事に驚愕した
美奈「……へ?大将が……」
千川「金髪の……」
電「幼女になったのです!?」
未来「しかも羽が生えている!?」
戦艦女帝「ほえ?オバサン……誰?」
美奈「ッ!?オ……オバサン!?」
朱里「コラ、オバサンじゃなくて、間宮
ゴン!
戦艦女帝「痛ッ!?ごめんなさい……間宮御姉様……」
戦艦女帝は美奈にオバサンと呼ぶと、朱里は拳骨をし、一喝すると美奈は戦艦女帝の頭を撫でながら、優しく自己紹介を始めた
美奈「良いのよ、私は舞鶴の間宮で朱里さん達から『美奈』と呼ばれているわ……宜しくね戦艦女帝ちゃん」
戦艦女帝「うん!宜しく!後、御兄様達が御世話になっています」
美奈「此方こそ、大将……戦艦女帝ちゃんの御兄さん達に御世話になっています」
未来「うわ……凄く礼儀正しい深海棲艦だ……しかも、お母さんにオバサン呼ばわりは……命知らずな事を……」
電「本当に深海棲艦ですか……育ちが良すぎる……まぁオバサン呼ばわりは……」
美奈(……未来も
未来と電は小声で戦艦女帝について呟くと美奈は二人の話を聞いていたのか、二人に呆れながら呟くと朱里は美奈の心中を察したのか、美奈に謝罪するかの様に、申し訳無さそうに言った
朱里「ごめんなさいね、美奈さん……ウチの馬鹿息子のせいで……後、この子がオバサン呼ばわりをして……」
美奈「……仕方無いですよ、大将に『あんな過去』があったから……後、戦艦女帝ちゃん、別に私の事をオバサンで良いですよ」
朱里 戦艦女帝「え?それ……どういう事?」
朱里と戦艦女帝は美奈の発言に疑問視すると、美奈は二人の耳元で小さく答えた
美奈「……私は身体は若いのですが、実年齢は
朱里「ッ!?マジで!?」
戦艦女帝「……御母様より年上だったなんて……てっきり御母様の方が
朱里「女帝、何か言ったかしら?」
朱里は戦艦女帝の呟きを聞いていたのか、睨み付けながら言うと、戦艦女帝は慌てながら「何でも無い」と答えると、加賀が痺れを切らしたのか朱里達に言った
加賀「あの……そろそろ本題の方に……」
朱里「……そうだったわね」
サラトガ「分かりました……」
サラトガは
サラトガ「道中は提督……戦艦女帝さんの
千川「……僕以外の舞鶴の主戦力である艦娘達や上城一家、佐世保の人達を道中のアジトに向かわせる餌として未来を人質に取った……という作戦だったのか?」
千川は
サラトガ「……はい、そして提督達を一掃する為に道中のアジトを閉鎖し、人質ごとアジトを破壊する作戦でした……」
朱里「……言葉通り、
サラトガの説明に朱里達は道中の卑怯極まりない戦略に怒りが表れているのか、苛立ちながら言うと、美奈は拳を震えながら戦艦女帝に言った
美奈「戦艦女帝ちゃん、大将……いえ貴女の御兄さんに伝えて欲しい事があるの」
戦艦女帝「ん?何を?」
戦艦女帝は美奈の御願いに耳を傾けると美奈は決意のある強い口調で御願いした
その『御願い』とは……
美奈「……私も皆さんと同じく『戦える』様に改造してください!御願いします!」
美奈以外全員「ッ!?」
勇人(……)
戦艦女帝(御兄様……)
勇人は戦艦女帝の五感と同調している為、美奈の気持ちを察したのか、戦艦女帝に言った
勇人(……戦艦女帝、みんなに伝えてくれ……今夜、『手術を始める』と……)
戦艦女帝(え!?何で!?)
勇人は美奈の願いを承諾すると、戦艦女帝は勇人に反論すると、勇人は承諾した訳を戦艦女帝に説明した
勇人(……道中の襲撃で一番
戦艦女帝(それは分かっているよ!分かっているけど……私は反対だよ!美奈さんは舞鶴の間宮御姉様でもあり、未来の母親だよ!娘の為だからって
戦艦女帝は勇人に強い口調で反論すると勇人は戦艦女帝の反論に論破した
勇人(……
戦艦女帝(……そうだった、私達の家族に
戦艦女帝は勇人に説得され、頭を抱えながら美奈達に勇人の伝言を伝えた
戦艦女帝「御兄様から伝言だけど……今夜、手術を始める……って」
朱里「……」
美奈「ッ!?本当ですか!?ありがとうございます!」
赤城「提督!?何を言っているのですか!?」
加賀「馬鹿な事を言うのは止めて下さい!」
未来「そうだよ!!戦艦女帝も、何故お父さんを止めないの!?」
戦艦女帝……いや勇人の言葉に朱里は黙り混み、美奈は礼を言い、一航戦と未来は戦艦女帝と勇人に反論すると戦艦女帝は一航戦と未来の反論に答えた
戦艦女帝「私達も美奈さんと同じく
戦艦女帝は朱里に言うと、朱里は参ったと言わんばかりに溜め息を付き、答えた
朱里「……そこまで言われたら反論出来ないわね」
赤城 千川「三笠教官……」
未来「朱里さん……」
朱里「美奈さん、これだけは言っておくわ……この
朱里は美奈に最終警告を発しているかの様に強く、重い口調で確認すると、美奈は朱里の言葉に惑わされず、芯の入った強い口調で答えた
美奈「……構いません、お願いします」
未来「お母さん……」
未来は美奈を心配そうに見ていると、朱里は「分かった」と答え、コンゴウに指示を出した
朱里「コンゴウ……夜までに手術の準備を」
コンゴウ「分かった」
美奈「朱里さん……」
朱里「……私達の負けだ……やるからには徹底的に弄るから覚悟しておいてね」
美奈「ッ!?はい!お願いします!」
朱里は微笑みながら美奈に言うと、美奈は朱里に頭を下げると朱里は黙って手術の準備を始めた
龍母が舞鶴の女神を鬼にする為に……
間宮改造計画は私の案では無く、ラムネさんの強い希望により作られた案なので「八意が無許可でラムネさんの