Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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第80話「宣戦布告」

勇人が美奈の新しい戦闘服を制作している頃 道中のアジトにて

 

道中「さて、偵察に行った艦隊はどうしているのかね……あら?戦艦水鬼、どうだった?佐世保の偵察は?」

 

道中は少しでも有利に立ちたい為、まず手始めに勇人に関する情報収集の為、自身の偵察部隊を佐世保に送り出し、優雅に食事を楽しんでいると、偵察に行ってた戦艦水鬼が『大破』の状態で帰投し、悔しそうに報告を始めた

 

戦艦水鬼「クッ……偵察任務……失敗した……」

 

道中「ブッ!……はぁ!?失敗しただと!?なんで!?」

 

道中は夕飯後の食後酒である『古越龍山』の紹興酒『陳年8年』が口の中に入れていたのか、紹興酒を吹き溢し、戦艦水鬼に聞いた

 

戦艦水鬼「……ああ、まさか出撃中に()()()()()()()()()()()()()()とは……予想外だ」

 

道中「な!?あの女に似た奴が!?一体どういう訳!?」

 

道中は予め佐世保に偵察に向かわせた艦隊が()()()()()()()のせいで偵察部隊が壊滅された事に憤怒し、戦艦水鬼に偵察部隊が『壊滅された経緯』について聞いた

 

戦艦水鬼「……ああ、私達が出撃中の事だけど……私達が佐世保の管轄の海域に入った時に『あの女』が現れ、私達に『月が綺麗わね……貴女達が死ぬのには()()()()()の時間だわ……だから、この世から消えてね♪』と殺気染みた笑顔で言った途端、()()()()()()()()()()を出現させたのと同時に()()が走って来て、そのまま私以外の仲間達が電車に()()()()()()』のよ……私も未だに()()()()()のか分からないのよ!!」

 

戦艦水鬼もまた、海上で『非現実的な出来事』に混乱しているのか、道中に八つ当たりをするかの様に怒鳴ると道中は苦汁を飲む様に顰めっ面になり答えた

 

道中「佐世保の龍め……『蒼き鋼』や『霧の艦隊』以外にも『()()()()()()』と手を組みやがって……しかも痛い先手を……」

 

戦艦水鬼「チッ!?佐世保の龍もそうだが、『謎の巨大勢力の親玉』であろう『あの女の力』は危険過ぎる!!今すぐアジトを離れるべきだ」

 

道中「……上等じゃないの!!あのDQN(不良)上がりの七光り野郎を……徹底的に潰す!!」

 

戦艦水鬼「ッ!?」

 

二人は『優香里に似た女』に()()()()という完膚無きに殺られた()()()()を味わいつつも、戦艦水鬼は『優香里に似た女』の危険性の高さに危機を感じ、道中に忠告すると、道中は戦艦水鬼の忠告を無視し、闘志が湧いたのか、怒りながら言うと、戦艦水鬼は道中の発言に驚き、答えた

 

戦艦水鬼「お前!!私の話を聞いていなかったのか!?あの女は()()()()を持っているのだぞ!!」

 

道中「……なら、その女が率いる『謎の巨大勢力』を手中に収めれば良いわ……先ずは……」

 

道中は戦艦水鬼に自身の作戦について説明しようとした途端……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「次に貴女は……『あの女を見付け、捕獲次第、スパイとして調教するわ』……と言う!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

道中「あの女を見付け、捕獲次第、スパイとして調教するわ……ハッ!?」

 

紫「フフフ……」

 

突如、天井から紫が現れ、道中の言葉を先読みをし、茶化す様に言うと、戦艦水鬼は紫を見て、怒りを露にし強い口調で言った

 

戦艦水鬼「ッ!?こいつだ!!こいつが偵察部隊を壊滅させた女だ!」

 

紫「こんばんは……あら?勇人の所と比べて、あまり美味しそうな御飯では無いわね……艦隊の指揮だけではなく料理の腕前もイマイチね」

 

道中「アンタが……偵察部隊を……」

 

道中は突然、天井から隙間が現れ、隙間から『偵察部隊を壊滅させた女』……『八雲 紫』に怒りを露にし、ドスの利いた声で警戒する様に質問をすると、紫は道中を小馬鹿にする様に口元を隠す様に扇子を開き、微笑みながら答えた

 

紫「大正解♪私の()()で全滅させたわ」

 

道中「……何故、私達の邪魔をするのだ?」

 

道中は小馬鹿にする紫に腹が立ちつつ、怒りを押し殺しながら紫に質問をすると、紫は道中を小馬鹿にしつつ、呆れた表情で質問に答えた

 

紫「そんなの簡単よ……貴女……いえ貴女達の事が()()()()()()だけよ……だから龍の艦隊(勇人達)と手を組んだのよ」

 

道中「……たった、()()()()()()()で私達を……」

 

紫「……それ以外、()()()()()()?」

 

紫は道中の質問に答えると、道中は紫の答えに激怒しているのか、握り拳を作り、震えながら質問で返し、紫は道中を挑発しながら答えると、道中は紫の発言に激怒し、声を荒げ、怒鳴り付けた

 

道中「ふざけないで!!アンタの()()()で此方は壊滅寸前になりかけたのよ!!どうしてくれるの!!」

 

紫「あら?そのまま壊滅してくれた方が良かったのかしら?」

 

道中「貴様ァ……」

 

紫は道中の怒りを煽る様に微笑みながら答えると道中は苦汁を噛み締め、悔しそうに言うと、紫は更に怒りを煽る様に道中の過去について言った

 

紫「まぁ……自分の地位を上げる為に、裏で艦奴派の上官相手に『()()()()()()()()()()()()()()』に『()()()()()()()()()()()()()』勇人に()()()()()()()()()()()()()()のは目に見えて分かるけどね」

 

道中「な!?き……貴様ァ!」

 

道中は怒りが爆発し、そのまま紫の顔面に拳を突き付けようとしたが……

 

紫「無駄よ……隙間オープン♪」

 

紫は自身の顔の前で隙間を発現させ、道中の拳を隙間に入れ、隙間の出口を道中に向かせ、道中の拳は隙間を通じて、そのまま道中の顔面にめり込んだ

 

道中「グハッ!!」

 

紫「まぁ……時間も遅いし、そろそろ本題である『宣言』しますか……」

 

道中「宣言……だと?」

 

紫は余裕のある表情から一転、目が据わり、堂々とした態度で道中に()()した

 

 

その宣言内容とは……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

紫「……先程の全滅を機に私達『()()()()()()()』は()()()()()()に勇人達と手を組み、貴女達に『宣戦布告』をする!!」

 

道中 戦艦水鬼「なっ!?」

 

そう、紫は道中達に宣戦布告……言わば『道中の敵』として(おおやけ)に宣言したのだ

 

道中「貴様……最初から……()()()()()で……」

 

紫「ええ、そうよ……まぁ宣言しなくても貴女達が残された道は私達に『()()()()()()()()()()()()』しか無いけどね……それじゃ、せいぜい楽しみなさい、()()()()()を……ね」

 

紫は道中に格好着けながら言い、隙間を使い、煙の様に、その場から消えて行った

 

道中「ち……チクショーーーーー!!何なのアイツ!!アイツの気紛れで偵察部隊が全滅されたり、それに『幻想郷』!?ふざけた事を言いやがって!!!あー!!もう!!折角、明日の夜に舞鶴鎮守府を攻めるつもりだったのにィィィ!!」

 

戦艦水鬼「……まさか、お前の兄も『幻想郷の連中』だったか?そいつらに妨害されているかも知れないな……」

 

道中「まさか……兄さんが、そんなヘマを……ん?兄さんからだ……もしもし……」

 

道中が恭一の事を絶大に信頼しているのか、戦艦水鬼の予感を鼻で笑い、否定すると道中の携帯電話(スマホ)が震え、携帯電話(スマホ)の着信を見て、恭一から電話が掛かり、道中は少し不安になりつつも電話に出た

 

恭一「……すまん潤……第一研修部隊の連中との交渉が長引きそうだ……」

 

道中「長引く?何か問題でも?」

 

道中は恭一が起きたトラブルについて聞くと、恭一は一呼吸を置き、申し訳無さそうに言った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

恭一「交渉用の餌に使う筈だった大鯨が……何者かによって()()()()()()()

 

道中「はぁ!?大鯨が!?」

 

そう、恭一の唯一の艦娘でもあり、秘書艦の大鯨が何者かによって轟沈されたのだ

 

道中は恭一の失態に驚きつつも轟沈された原因に心当たりがあるのか、質問した

 

道中「それって……深海棲艦の攻撃による轟沈では無くて……人間が大鯨を?」

 

恭一「良く分かったな……そうだ、大鯨を轟沈させたのは『お前の元部下』でもあり『佐世保の龍の妹』……『上城蘭』だ」

 

道中「な!?上城が!?アイツは今『舞鶴』にいるのに……」

 

恭一「なんだど!?舞鶴に!?一旦どうやって短時間で舞鶴から横須賀に移動出来たんだ?」

 

道中「そこよね……ッ!?まさか!?」

 

恭一「どうした?何か思い当たる節があるのか?」

 

道中は大鯨を轟沈させた犯人が蘭だと知り、驚愕しながらも恭一の目撃情報の矛盾である『蘭の居場所』について頭を抱えると、道中は先程の紫の言葉を思い出したのか、何かに気付いた表情になり、恭一に報告した

 

道中「……大鯨を轟沈させたのは上城ではなく、上城に()()()()()()()の仕業だわ」

 

恭一「……第三者?何故そう言い切れる?」

 

道中「実は……」

 

道中は紫が言った言葉『幻想郷の住人』を思い出し、自身が紫の独断で偵察部隊を壊滅された事を恭一に報告した

 

道中「……と言う訳よ」

 

恭一「幻想郷……そして優香里に似た女……チッ!!舐めた真似を……」

 

道中「……どうする……兄さん」 

 

道中は激怒した恭一に聞くと、恭一は直ぐに冷静さを取り戻し、道中に言った

 

恭一「……潤は今すぐに艦隊の再編成をしてくれ、俺も『代わりの艦娘』を準備して、再び交渉するから」

 

道中「……分かったわ、兄さんも幻想郷の連中に気を付けてね」

 

恭一「……お前もな」

 

道中は恭一を心配しながら通話を終えると、椅子に座り、艦隊のメンバーを再編成しているのか、頭を抱えながら残った紹興酒を口に含み、上手い様に飾り付けをしていないエビチリを食べ始めた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、横須賀鎮守府付近の海域では……

 

大鯨「……」

 

蘭に瓜二つの九尾の女性「……これで時間を稼ぐ事が出来ました……後は大鯨を舞鶴に……」

 

紫「……お願いね……『(らん)』」

 

蘭に瓜二つの九尾の女性『八雲(やくも) (らん)』は気絶した大鯨を背負いながらトランシーバーで紫に報告しつつ、舞鶴鎮守府に向けて飛び立った

 

 

 




どうも、私ですm(_ _)m

自分で執筆しているのも変ですが、紫さん……チート過ぎます!!

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