Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
勇人達が突入した同時刻 入渠室にて
赤城「……相変わらず美味しいですね♪お代わり下さい♪」
鳳翔「ダメですよ♪貴女お代わりしたら皆の分が無くなりますから♪」
赤城「……デスヨネー」
大和「……私も、お代わr……榛名「大和さん、貴女もですよ!」……だって……」
球磨「ウマー♪」
多摩「美味しいニャ♪」
妙高「本当ですね♪……ん?」
ブーン!ブーン!
赤城が率いる受け入れ組は準備が完了し鳳翔手作りの鯛焼きを頬張り、休憩していると赤城のスマホが震え、点滅しているのを妙高が気が付いた
妙高「赤城さん、スマホ鳴ってますよ」
赤城「ん?lin〇ですね……ッ!?皆さん!休憩時間終了です!たった今、提督達が突入しました!重巡組及び隼鷹さんは担架を、戦艦組は車椅子を執務室に運搬後、提督の指示があるまで、その場で待機!駆逐組及び軽巡組は急いで浴槽及びドラム缶風呂にバケツを投入!間宮さんと伊良湖さん、そして鳳翔さんは雑炊を暖めてください!瑞鶴さんと翔鶴さんは自家発電に接続した提督の車のエンジンを
赤城が急いで指示を出すと、みんな急いで赤城の指示に従い、準備し始めた
赤城「さて……提督に………よし!私も行きますか!」
赤城はスマホで勇人に〇ineで報告し、走って執務室に向かった
執務室 隠し階段にて
勇人「……臭いがキツいな」
武蔵「ああ……」
霧島「吐き気がします……ウップ……」
勇人「霧島、無理はするなよ……」
武蔵「いいか!絶対吐くなよ!絶対にだ!振りじゃないぞ!」
霧島「ごめんなさい……もう……無理………司令、ポリ袋を……」
勇人「……はいよ」
霧島「ありが………オロロロロ………」
武蔵「ウッ!!ちょ!霧島!私にかけるな!提督、ディッシュを貰いたいのだが?」
勇人「悪い、さっき大和にあけたヤツが最後だったんだ……」
武蔵「……泣けるぞ……所で提督は大丈夫なのか?私も正直言って『ヤバイ』のだが……」
勇人「……こう見えて入隊した時は提督としては無く軍医として入隊したんだ……こんな事『日常茶飯事』だから嫌でも馴れるぞ……勿論医師免許を持っているぞ」
武蔵「……はぁ?医師免許持ちって……提督は幾つだ?医療免許を取得しているという事は20代後半か?」
勇人「……そこまで老けてねぇぞ!『22』だ」
武蔵「……22で医師免許を取得したのか!?」
勇人「……いや取得したのは確か二十歳の時に海軍学校で取得したな♪まぁ取得するのに然程『難しくなかった』試験だったな♪」
武蔵「……二十歳で医師免許を取得、更には料理の腕前はシェフ顔負けって……化物染みているな……」
勇人「そうか?まぁ料理に関しては龍飛さん……いや鳳翔に教えて貰ったんだ……この作戦が終わったら一杯やるか?」
武蔵「ああ……と言いたいのだが、酒の肴を想像しながら『この臭い』は……流石に無理だ……だから作戦中は飯の話はしないでくれ……折角、雑談をして吐き気を紛らわそうとしたのに……ウップ!」
勇人「……悪い、ほらポリ袋に水要らずの酔い止め薬だ……霧島、酔い止め薬だ」
霧島「あ……ありがとうございます」
武蔵「忝ない……オロロロロ!」
勇人(……やっぱ『この環境』では彼女達でも堪えるか……早く作戦を終わらせないと……俺まで貰い泣きならぬ『貰いゲロ』を受ける羽目になってしまう……そして終わらせたら服や靴、あらゆる物を消毒しないと感染症の餌食になってしまうな)
勇人は冷静に足下を見ると、そこには嘔吐物や血や前任が強姦した後であろう精液やディッシュ、更には解体される事に強い恐怖を感じたのか、はたまたプレイの一環なのか、捕まった艦娘達が漏らしたであろう尿が地面や階段に飛び散った為、強烈な腐敗臭や刺激臭が入り交じった臭いが充満していたのだ
常人なら臭いを嗅ぐだけで嘔吐したり気絶してしまうほどの悪臭なのだ
勇人は馴れているのか、はたまた耐えているのか、臭いに耐えきれず吐いた霧島と武蔵を介護しつつ、階段を降りていった
同時刻 隠し部屋前にて
夕立(うー……臭いっポイ……頭が痛い……)
某博霊の巫女似の妖精『霊夢』「……アンタ大丈夫?結構顔色が悪いわよ」
某部隊の母似の妖精『ジョイ』「仕方ないわ……はいガスマスクよ」
夕立「ありがとうっポイ……」
霊夢「ジョイ、私のは?」
ジョイ「無いわ……我慢しなさい」
霊夢「……マジかよ」
夕立達は鹿島を追うと艦娘達が監禁されているのであろう隠し部屋の前にいたのだ
夕立「霊夢さん……ごめんなさい……」
霊夢「……気にしないで、さぁ!さっさと助けるわよ!」
夕立「ポイ!………あれ?」
ガチャガチャ!
夕立は隠し部屋の扉のノブを引くが……
夕立「……開かないっポイ……」
霊夢「ウソ!?何でよ!?」
ジョイ「……チッ!カード式のオートロックか!?これは厄介だな」
そう、扉はカードキーで開閉するタイプの扉だった為、開かなかったのだ
そして……
鹿島「……夕立さん、何をしているのですか?」
夕立(ヤバイ!鹿島教官に見付かったっポイ!!)
夕立の後ろには鹿島が居た……というより見付かったのだ
ジョイ(ヤバイわね……そうだ!?夕立、彼女を眠らせてカードを奪うのよ)
ジョイの発案を夕立に言うと、夕立は焦りながら呟いた
夕立(無理っポイ!私、肉弾戦で鹿島教官に勝った事が無いよー!!)
ジョイ(……仕方ないわ……霊夢!)
霊夢(はいはい……)
ジョイは霊夢に命令すると霊夢は鹿島の後ろに素早く移動し、そして……
霊夢(寝ていろ!アバズレが!)
霊夢は鹿島の首に蹴りを入れようとジャンプし蹴りに掛かったが……
鹿島「隙だらけですよ……」
ガシッ!!
霊夢「え!?」
ブォン!
霊夢「ちょ!?キャー!!」
鹿島は飛び蹴りをしようとした霊夢を掴み、投げ飛ばしたのだ
ジョイ「霊夢ゥゥ!!貴様ァ!!」
夕立「ジョイさん!落ち着いてっポイ!!鹿島教官!何故私達に隠して『こんな事』をするの!?」
夕立は鹿島に勇人や自分達に隠していた理由を聞くと、鹿島は復讐に満ちた落ち着いた口調で微笑みながら言った
鹿島「フフッ♪簡単な事ですよ……
ジョイ「……提督の目を盗み、前任が監禁した艦娘達を完全に手中に収め次第、提督に……いや艦娘以外の人々に反旗を……まるで三流映画の糞にも成らない『つまらなく、下らない』
ジョイは鹿島の真意を聞いて呆れたのか、馬鹿にした口調で一刀両断すると鹿島は眉をピクリと動いた
そうジョイの発言に怒りを露にしたかの様に……
鹿島「ッ!?下らないですって……たかが妖精の分際で……」
ジョイ「ああ!私は妖精だ!だが『その妖精』ごときに『
鹿島「……どうやら本気で潰さないと行けない様ですね!覚悟は出来ていますよね?」
ジョイ「勿論だ!だが……」
鹿島「だが?」
勇人「もう戦う必要は無いって事……さッ!」
トンッ!
鹿島「ウグッ!?……迂闊でした……」
鹿島は階段を降りきった勇人に背後から当て身を貰い、気を失った
ジョイ「……遅かったじゃない」
勇人「テメェらが勝手なことをするからだろ!霧島、鹿島と夕立を頼む」
霧島「ウップ……はい……」
夕立「霧島さん、絶対に吐かないで欲しいっポイ……」
霧島「なら、そのガスマスクを貸してくれませんか?」
夕立「無理っポイ!」
勇人「後、消毒も忘れんなよ!それからジョイ!執務室に待機している連中に突入の際はガスマスクを着用しろと伝えてくれ!」
霧島 夕立「
ジョイは霧島の頭に乗り、霧島達は夕立そして鹿島を連れて執務室に戻りに階段を上がり、その場を後にした
勇人「……ったく、霊夢も何故無茶したんだ?」
勇人は鹿島に投げ飛ばされ、ふらついている霊夢を摘まむ様に持ち上げると霊夢は鹿島に負けた悔しさなのか、はたまた勇人に叱られると思ったのか俯きながら言った
霊夢「……アイツの考えにムカついたから」
武蔵「アイツって前任か?それとも鹿島の事か?」
霊夢「『両方』よ……確かに鹿島が受けてきた処遇を考えれば人間に反逆したい気持ちも分かるわよ……昔の勇人も嘗ては貴女達『艦娘』を守る為に、彼女達を弄んだ人間達に酷い目に……勇人「霊夢!」……ごめん、言い過ぎたわ」
武蔵「……提督……」
勇人「無駄話はそれくらいにして、開けるぞ!」
勇人は鹿島が落としたカードキーを拾い、扉に付いているカード読み取り機に通したが……
error!
勇人「クッ!もう一度!」
error!
勇人は何回もカードを通したが、全く受け入れて貰えず、とうとう……
勇人「……メンドクセェ!このモードはあまり使いたくないが……艤装モード『Aegis ver.2』!武蔵!艤装の準備は良いか?」
勇人は何回もカード通したが拒否され続け、苛立ちが爆発し、艤装の性能レベルを上げたのか何時もの艤装に加え酸素魚雷が倍の12発、刀が2本、更には核弾頭ミサイルが装填されているのであろう『VLS』が付いた状態になり、艤装を構えた
武蔵「……結局こうなるのか……仕方ない!」
二人は扉の前で艤装を構え、そして……
勇人「全門斉射!!ぶっ放せぇーーー!!」
ドカーン!!
勇人の発令と共に、武蔵と勇人は艤装に装填した弾を全弾、扉に当て破壊した
ちなみに勇人が艤装の性能を上げた状態『Aegis ver.2』は艦娘で言うと『改2』の状態と同じ意味で、改2になった艦娘は姿は勿論、性能が劇的に上がる状態だ
ただ……勇人の場合は任意で『Aegis ver.2』に成れることが可能であり、その性能は『
ただ、それには欠点があるのだ……
霊夢「……アンタ達ねぇ………ってか『Aegis ver.2』!?勇人!?アンタ、そのモードは…… 」
煙が晴れ、扉は破壊された事を確認した武蔵は勇人に次の指示を聞こうと勇人に向いたが……
武蔵「扉は破壊出来たn……なッ!?貴女は!?」
武蔵は勇人を見て、驚愕した
そう……勇人は『Aegis ver.2』になった欠点は……
勇人の艤装を着けた女性「……初めまして武蔵、息子が世話になっているわね」
本来なら勇人が居る場所に白のジャケット、ジャケットの上に軍服風のロングコートを羽織い、そのコートには多種多様に飾り付けされた大量の勲章、金剛型と同じ黒の袴風のスカート、そして何より多少髪が長く、髪色は黒みが入った銀髪だが顔付きは眼鏡を外した霧島に似ている女性が立っていた
武蔵「三笠さん!?」
そう……勇人の欠点は『Aegis ver.2』になる事で育ての母である三笠と入れ替わってしまう事だった