Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
1500 群馬県見滝原市内の『とあるマンション』改め『蘭花夫妻』兼『上城マミ』のマンションの部屋の玄関前にて
マミ「今日はありがとうね二人共♪私の悩みの為に来てくれて……」
まどか「いえいえ♪」
青髪の少女「気にしないで下さい、マミさん♪」
マミ「そう言って貰えると有難いわ……ん?」
青髪の少女「どうしたのマミさん?」
マミ「……何でも無いわ」
マミは下校中であろう『青髪の少女』と『まどか』に申し訳無さそうに言うと、二人は気にしていないのか、微笑みながら答え、マミは二人に釣られて笑みを溢しながらドアノブに手を掛けると『ある違和感』を感じ、思考を巡らせ始めた
マミ(ん?鍵が閉まっていない……まさか義母さんか勇人兄さんが来たのかな?合鍵を持っているのは二人しかいないし……大丈夫よね……)
マミ「二人共、ちょっと待ってて……身内が来ているかもしれないから……」
マミは施錠されていない玄関に少し不信感を抱きながらドアを開け、入った
ガチャ……
マミ「ふぅ……ただいま……義母さん、勇人兄さん」
マミは、てっきり『朱里』か『勇人』または『両者』が『遊びに来ている』と誤認し、部屋に居るであろう二人に言うと、マミを出迎えて来たのは勇人でも朱里でも無く、意外な人がマミを出迎えて来たのだ
それは……
三笠元帥「あ!?お帰り、マミちゃん」
マミ「え!?三笠さん!?何故、此処に……それに……掃除まで……」
そう、エプロンを着用し、ダイ〇ン製の掃除機を片手に掃除している三笠元帥であった
マミは何故か三笠元帥が部屋を掃除している事に驚愕し、狼狽えながら聞くと、三笠元帥は微笑みながら答えた
三笠元帥「仕事の帰りに来ているだけよ♪それに合鍵は、博和さんの了承を得た上で、蘭花さんから受け取っているから不法侵入じゃないから間違えないで♪」
マミ「あ……ハイ……後、鹿目さん達が来ているのですが……」
マミは三笠元帥が何故、マミのマンションに居る経緯を知り、納得しつつ、マミは友人達を連れてきた事を三笠元帥に言うと、マミの背後から『まどか』と『青髪の少女』が少し引きながら三笠元帥に挨拶をした
まどか「ご……御無沙汰しています……三笠さん」
三笠元帥「久しぶり、まどかちゃん♪」
青髪の少女「こんにちは……えーっと……まどか、この綺麗な人……三笠さんと知り合い?」
青髪の少女は知らない女性……もとい三笠元帥を見て、三笠元帥の容姿端麗な姿に少し赤面しつつも、まどかに聞くと、三笠元帥は青髪の少女の小声が聞こえていたのか、微笑みながら答えた
三笠元帥「私?私は蘭花さんの親戚で横須賀の海軍基地に勤務している『三笠』よ♪『まどか』ちゃんに……えーっと……名前は?」
三笠元帥は微笑みながら簡潔に自己紹介をし、青髪の少女に名前を聞くと、少女は少し挙動不審になりながら答えた
青髪の少女改め『美樹さやか(以後 さやか)』「『
三笠元帥「フフフ、そんなに畏まらなくて良いわよ♪まどかちゃんと同じ学校って事は……さやかちゃんも蘭花さんの生徒?」
三笠元帥は少女……さやかの緊張を解す為に目線を合わせる様に中腰になりながら聞くと、さやかは三笠元帥の言葉を聞いて緊張が解れたのか、三笠元帥に釣られて笑みを溢しながら答えた
さやか「はい♪」
三笠元帥「そう、宜しくね♪さやかちゃん♪」
二人は微笑みながら握手をすると、まどかも二人の雰囲気に飲まれたのか、笑みを溢しながら『此処に来た目的の参考資料』であろう『男性用のファッション雑誌』やら『アクセサリー雑誌』等の大量の雑誌を鞄から取り出し、マミに聞いた
まどか「所でマミさん、今回は『勇人さん』と『勇次さん』の『誕生日プレゼント』を決める為に来たんだけど……何が良いかな?」
マミ「う~ん……まぁ実際、兄さん達の誕生日は『来月』だから急ぐ事は無いけど……それに、兄さん達は結構『
マミは勇人と勇次の好みに少し語弊のある言葉を発しながら思考を巡らせていると、さやかはマミの語弊のある言葉にショックを受けたのか、狼狽え、まどかは何故か悟ったかの様な優しい表情にながら答えた
さやか「え!?アダルト!?まさか……マミさんの御兄さん達って『
まどか「まぁ勇人さんも男性だからね……後、さやかちゃん……それ以上、言わないで……お願いだから……」
マミ「ッ!?ち……違うわよ二人共!!
三笠元帥「マミちゃん、何さらっと自滅してんのよ……ってか、最近の子って
マミは二人の言葉に赤面しながら弁解すると、三笠元帥はマミの言葉に少し呆れ、さやかはマミの真意が分かったのか、胸を撫で下ろし、再び思考を巡らせながら言った
さやか「な~んだ……んで、マミさんは『私達でも買える大人なプレゼント』について私達に相談しに呼んだ……って事だよね……難しいな……」
マミ さやか まどか「う~ん………大人の趣味……かぁ……三笠さん、何か良い物がありますか?」
三人は相当悩んでいるのか三笠元帥に助け舟を要求すると三笠元帥は微笑みながら助け舟を出した
三笠元帥「……なら『クラシック音楽』ならどう?勇次さんなら兎も角、大sy……じゃ無かった、勇人さんは仕事中に音楽を流すから喜ばれると思うわ♪それにマミちゃん達の『お小遣い』でも買えるしね♪」
マミ さやか まどか「それだ!!ありがとう三笠さん!!」
三笠元帥「いえいえ♪」
三笠元帥は微笑みながら自身の案を三人に言うと、マミ達は意気揚々と叫び、すぐにスマホで検索していると、マミのスマホに『朱里さん』と表示した状態で着信が来たのか、音楽が鳴り響いていた
マミ「ん?義母さんからだ……」
Pi♪
マミ「もしもし義母さん、マミです」
三笠元帥「ゲ!?お……お姉ちゃん……舞鶴大異変の後処理をサボった事がバレて……」
マミは通話相手が朱里だと知り、少し緊張した表情になりながら通話すると、朱里はマミの心情を察したのか、上機嫌な口調でマミに言った
朱里「そんなに緊張しなくても良いわよマミ、所で三笠居る?」
マミ「はい、居ますが……」
三笠元帥「……じゃ、私はこれで……」
三笠元帥は朱里に後ろめたい所があったのか、そそくさと部屋から出ようとした途端、朱里は三笠元帥の呟きが聞こえたのか、三笠元帥とマミに怒鳴る様に命令した
朱里「逃げんな愚妹!!マミ!三笠を取り押さえて!!」
マミ「は……ハイィィィ!!」
三笠元帥「ちょ!?マミちゃん!?」
マミ「ごめんなさい三笠さん!セイヤッ!」
ドカッ!
ガシッ!
三笠元帥「痛ッ!マミちゃん!!離して!!お姉ちゃんの
マミ「嫌です!!私も義母さんの
マミは
さやか「……まどか、マミさんって……武道の有段者?」
まどか「……違うよ、これは朱里伯母さんがマミさんに日本海軍式格闘術……確か『
さやか「痴漢対策?う~ん……あのマミさんが痴漢に……」
さやかは
ボイィィィン♪
キュッ♪
ボン♪
さやか「……うん、あの顔と身体なら狙われても仕方ないね」
……手をポンと打ち、納得したのは言うまでも無かった
さやかは、まどかの説明に納得すると、朱里が先程の怒鳴り声から一転し、まどか達に微笑んでいるかの様な柔らかい口調で言った
朱里「あら?久しぶりね、まどかちゃん」
まどか「お久し振りです、朱里伯母さん」
さやか「初めましてオバサン、私は……」
まどかは先程のやり取りに苦笑しながら挨拶をし、さやかもまた、まどかと同じように苦笑しながら自己紹介をしようとしたら、朱里は柔らかい口調を崩さないまま、さやかに言った
朱里「
さやか「宜しく御願いします、オバサン」
朱里は柔らか口調を崩さないまま
三笠元帥「はぁ~……マミちゃん、もう逃げないから離して……関節がキマって地味に痛いから……」
マミ「……分かりました」
マミは大人しく三笠元帥を離すと、三笠元帥はマミに寝技を掛けられたせいで関節を少し痛めたのか、肩を揉みながら機嫌悪そうに朱里に聞いた
三笠元帥「………んで、御用件は?」
朱里「そんなに不貞腐れ無くても良いじゃん……今すぐ舞鶴に来て……『
朱里は柔らかい口調で三笠元帥に御願いすると、三笠元帥は顔を歪ませながら言った
三笠元帥「嫌よ、只でさえ此方も忙しいから……」
三笠元帥は朱里の要望を断ると、朱里は柔らかい口調を崩さないまま、残念そうに三笠元帥を誘惑しながら言った
朱里「……そっか、折角アッチで
ガタッ!
三笠元帥「ッ!?え……宴会……だと……」
マミ まどか さやか「み……三笠さん?」
三笠元帥は朱里の『宴会』という言葉を聞き、動揺すると、朱里は三笠元帥を追い込ませる様に残念そうに挑発した
朱里「それに娘の『
朱里は三笠元帥に残念そうに挑発すると、三笠元帥は朱里の挑発に乗ったのか、鼻息を荒くし、朱里に言った
三笠元帥「ッ!?何を言っているのよ!!今から舞鶴に行くわ!!」
朱里「なら待っているわ♪それじゃ♪」
三笠元帥「ええ!大量の酒を持ってきてあげるわ!!」
Pi♪
三笠元帥は鼻息を荒くしながら通話を切ると、さやかは朱里の言葉を聞いていたのか、驚愕しながらマミに言った
さやか「ねぇマミさん……さっき、マミさんのお母さんが言っていた『沙弥』って……あの大女優の……『サヤ』様?」
マミ「ええ、あの『サヤ』様が私の『
マミは、さやかの質問に微笑みながら答えると、さやかは声を荒げ、羨ましそうに三笠元帥に懇願した
さやか「はぁ!?……あの『サヤ』様がマミさんの御姉さん!?滅茶苦茶羨ましい!!三笠さん!!舞鶴に着いたら、私宛にサヤ様のサインを送って下さい!!私、大ファンなので!!」
まどか「ちょ!?さやかちゃん!?興奮し過ぎだよ……少しは落ち着いて……ね?」
さやか「出来ぬぅ!!」
まどかは
三笠元帥「フフフ……分かったわ、沙弥ちゃんに伝えておくわ♪」
さやか「ッ!?ありがとうございます!!」
さやかは三笠元帥に一礼をすると、三笠元帥は玄関に移動し、微笑みながらマミ達に言った
三笠元帥「それじゃマミちゃん、後の事は御願いね♪」
マミ「はい、分かりました」
さやか「サインの事を忘れないで下さいね三笠さん♪」
三笠元帥「フフフ……勿論よ♪では行ってくるわ♪」
まどか「お気をつけて……」
三人は三笠元帥を見送ると、さやかは興奮から冷めきれていないのか、鼻息を荒くし、マミに言った
さやか「しかし、マミさんの御姉さんであり、まどかの伯母さんが……あの『サヤ』様だなんて……凄過ぎるよ!!」
マミ「フフフ……私からすれば沙弥姉さんより勇人兄さんの方が凄いと思うんだが……」
まどか「あぁ~……確かに……今じゃ、沙弥さんより勇人さんの方が世界的にも有名になっちゃっているからね……」
まどかとマミは、さやかの興奮に少し引きつつ、苦笑しながら勇人の事を言うと、さやかは勇人について聞いた事があるのか、首を傾げながら聞いた
さやか「へ?サヤ様よりも?……ってか『上城勇人』って何処かで聞いた様な……」
まどか「さやかちゃん……ニュースとか見ていないの?」
まどかは少し呆れながら
さやか「……見ないよ、ってか『勇人さん』って何者?マミさんの御兄さんだと言う事は知っているんだが……」
さやかは申し訳無さそうにマミに聞くと、マミは苦笑しながら勇人について簡潔に答えた
マミ「……勇人兄さんは蘭花先生の弟で軍医……言わば三笠さんの同僚よ」
さやか「ふ~ん……軍医か……軍人と比べて、あまり凄そうに聞こえないね……」
まどか「ちょ!?さやかちゃん!?」
さやかは勇人の職業を聞いて、軍医の凄さ……というより、勇人の仕事内容が分かっていないのか、他人事の様に言うと、マミは苦笑しながら「確かに軍医は目立たない業務かもしれないわね……」と答え、一呼吸を置き、優しく説明した
マミ「……だけど、兄さんみたいに『縁の下の力持ち的な存在』が居るからこそ、私達が毎日、平和に過ごせる為に三笠さんを始め軍人そして艦娘達が日本を守っているから平和に過ごせれるのよ……それに兄さんの本業は『佐世保鎮守府の司令官』よ……それだけは分かって頂戴ね……美樹さん」
さやか「うん……ってか、司令官をしながら軍医の仕事をするって……地味に凄くない!?マミさんの御兄さん!?こりゃ、マミさんや蘭花先生が自慢したがる訳だよ……私だって、自慢したくなるよ……こんな『頭脳明晰』な御兄さんが居たら……」
さやかはマミの説明に驚愕し、マミや蘭花が常日頃、
マミ「フフフ……そうね♪さて!いい加減『本題』に入りましょ♪御茶を淹れてくるわ♪」
まどか さやか「はい♪」
マミ達は微笑みながら本題である『勇人と勇次の誕生日プレゼント』である『クラシック音楽』の曲について御茶会を交えながら会議を始めた
ちなみに会議中……
さやか「う~ん………」
さやか(マミさんの御兄さん……『上城勇人』さん……何処かで聞いた事が……ッ!?思い出した!?確か恭介の担当医が言っていた……あの『医龍』と言われていた名医の人だ!?)
マミ「美樹さん?どうしたの?」
まどか「どうしたの?さやかちゃん?」
さんか「ッ!?何でもないよ……」
さやか(……三笠さんに恭介について、勇人さんに伝えておけば良かった……ゴメン恭介……)
さやかは、勇人の『もう1つの異名』である『医龍』を思い出し、入院中の友人に謝罪するかの様に俯きながら会議を再開した
だが、さやかは……否、さやか達は知らなかった……
『
その物語は、また『