Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
1時間後 手術兼改装室にて
部屋には大量のベット、そしてベットの上には麻酔薬を強制投与され眠っている堤下そして優香里がいた
勇人「……今からコイツらの解体手術……いや融合された艦娘達を取り出すぞ……明石、メス……」
明石「はい!」
勇人は明石から手術用のナイフであるメスを受け取り、堤下の背中にある艤装を取り付ける為のアタッチメント、そしてアタッチメントに繋がっていた神経や血管切り放した
片腕が本当に無くなっているのかと思う位の慣れた手付きで……
勇人「夕張、龍飛さん……こいつの艤装を徹底的にバラしてくれ……そうすれば融合された艦娘達が現れるから……」
夕張 龍飛「はい!せーのぉ!」
夕張、龍飛は堤下の艤装を持ち、別の手術台に置き、艤装の解体作業に取り掛かった
勇人はアタッチメントを外し、背中を縫い合わせようとした途端、堤下の身体を見て『ある事』に気づいた
勇人「チッ!……嘘だろ、艤装以外に足、腕までもが……艦娘のを使ってやがる……」
そう、堤下は艤装だけではなく勇人みたいに艦娘の身体を使って両腕、両足の融合手術を受けていたのだ
そう、それは堤下だけでは無かった……
三笠「勇人……」
勇人「……まさか糞ババアもか」
勇人は三笠に聞くと三笠は頭を縦に振った……そう優香里もまた両腕、両足、さらには胸までもが融合手術を受けていたのだ
三笠「これは長丁場確定だな……」
勇人「……明石、母さんの所に行って手伝ってこい」
明石「嫌です!いくら医療行為に慣れているとはいえ片腕が無いのですよ!そんな無茶な事は……」
三笠「私は大丈夫よ♪明石、そのまま勇人の補助を……」
明石「分かりました!」
勇人「……分かった、明石……止血剤を」
勇人は三笠の命令により明石と共に手術を再開した
2時間後……
勇人「縫合………ふぅ……堤下の解体手術、完了……」
三笠「こっちも終わったわ……」
勇人と三笠は両腕、両足を切り取れた二人を見て疲れきった表情で言うと夕張が近付いてきた
夕張「此方の艦娘の再生手術終わりました……ただ……昨夜の夜戦の影響なのか……皆さん大破状態です」
夕張は勇人に報告すると勇人は疲れきった表情のまま指示を出した
勇人「此方は終わったから待機中の艦娘達に入渠室に運ばせろ……バケツの使用はオメェの判断で任せる」
夕張「分かりました……では皆さんを呼んできます」
夕張は急いで待機室に待機している艦娘達を呼びに手術兼改装室を後にした
明石「提督……後は私達がやりますので御休みになってください……」
勇人「……堤下達は牢屋に隔離しとけよ……後は頼む……」
勇人は明石達に後処理を頼み、その場を後にした
待機室にて
ウィーン……
吹雪「司令官!?」
勇人「ふぅ……オメェら……夕張から聞いたと思うが堤下達と融合された艦娘達の分離手術は終わったから今すぐ艦娘達を入渠室に運べ……バケツの使用は任せる」
艦娘達「はい!」
勇人は艦娘達に指示を与えると、艦娘達は生き別れた友や姉妹達の再会に嬉しいのか泣きながら運んでいった
勇人は、そんな艦娘達を見て安心したのか……
勇人「任務……完……了……だ……」
フラッ………
ドカッ!
赤城「ッ!?提督!?」
赤城は倒れた勇人に近付くと………
勇人「ZZZZ………」
武蔵「………寝てる……笑いながら……」
大和「フフッ♪余程疲れていたのかもしれませんね♪」
俊夫「……フッ……また無茶しやがって……ほら!赤城ちゃん!武蔵ちゃん!大和ちゃん!桜花のじいさん!さっさと運ぶぞ!」
赤城 大和 武蔵「はい!」
桜花「分かったわい!」
赤城達は疲れきって寝ている勇人を起こさない様に、ゆっくりと持ち上げ、プライベートルームまで運んでいた
俊夫(……良い顔になったな……勇人)
俊夫は寝ている勇人の顔を見て微笑んだ……信念を貫き通した最愛の孫を褒め称えるかの様に……