Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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第24話「息子として、軍人として……」

0730 食堂にて

 

勇人「痛ぇ……すまんな摩耶……誤解とは言え連帯責任で説教を食らって……」

 

摩耶「……運が悪すぎるぜ………糞が……」

 

二人は三笠に経緯を説明すると直ぐに開放してくれた

顔の左ほほに三笠印の大きな紅葉を着けたまま……

 

 

勇人は左腕が無いのか朝食の白米の器を机の上に置き、犬の様に顔を近付けて箸で米を掴み、そのまま口に運んだ

 

勇人「……はぁ、こういう時に限って和食とは……ある意味イジメか……ウメェけどさ……」

 

摩耶「大丈夫か?手伝おうか?」

 

勇人「大丈夫だ、問題無い」

 

摩耶「……フラグおっ立たせんなよ……はい」

 

摩耶は勇人の主菜である焼き鮭をほぐし、身の一部を箸で取り出し、そのまま勇人の口元に持ってきた

 

勇人「ん?あのなぁ摩耶……俺は介護される老z……摩耶「かと言って片手で食べるのは苦労するだろ?ほら、あーん……」……お前がフラグ立ててどうするんだ……まぁいっか……ありがとう」

 

摩耶(へへっ♪金剛さん達には悪いけど提督に急接近だぜ♪)

 

勇人(……これじゃあ……介護される老人……いや『バカップル』にしか見えないな……まぁ、ここは摩耶の補助に感謝しないとな……)

 

勇人は摩耶の献身的な対応に感謝しつつ、摩耶が持ってきた焼き鮭の一部を食べた

因みにそれを見た艦娘達は……

 

金剛「shit!摩耶が……」

 

榛名「そういう手が有ったなんて……油断しました」

 

鹿島「……ギリッ……」

 

優花「……あの女……」

 

飛鷹「……ウップ……摩耶さんは提督の補助をしているだけなのに……何で味噌汁が甘いの……」

 

長門「……甘い……間違って焼き鮭に砂糖をかけてしまったのか?」

 

赤城「……相変わらず艦娘や独身の女性提督にモテモテですね♪」

 

羽黒「まるで俳優さんとファンの反応みたいですね……まさかファンクラブが出来てたり……」

 

イムヤ「……その『まさか』よ♪半年前の事件で非公認の『ファンクラブ』が出来る程だもんね……しかも今じゃ、アイドルでもあり女優の『サヤ』さん並の規模になっているという噂があるらしいわ……」

 

翔鶴「何ですって!?イムヤさん!後で詳しk……瑞鶴「翔鶴姉ぇ!?落ち着いて!」」

 

イムヤ「後、沙耶ちゃんは司r……那珂「『サヤ』様だって!分かったイムヤ!?」……はいはい、分かったわ」

 

足柄「まぁ沙耶ちゃんは提督のいm……那珂「何で提督が出てくるの!?後で詳しく教えて下さい!」」

 

赤城「足柄さん、それ『禁句』です!」

 

足柄「はっ!?しまった……」

 

足柄(そうだった……那珂は沙耶ちゃんのファンであり、アイドルとしての目標……いえ憧れの人だって事を忘れてた……ごめん勇人……)

 

那珂「二人とも……後で詳しく教えて下さい!」

 

足柄 赤城「……」

 

ワイワイ……

 

ガヤガヤ……

 

ヒェェェェ!

 

天龍「あははは……これは堤下達のケジメ以外に……」

 

龍田「……問題が発生しそうね……龍飛さん、緑茶の御代わりをお願いします」

 

摩耶の行動に羨ましく思う者や朝食が甘く感じた者もいたとか……

 

 

1時間後 執務室にて

 

勇人「……左腕が無いだけで食事に支障をきたすとはな……予想外だ……あ!赤城、この書類を明石と夕張に渡しに行ってくれないか?」

 

赤城「分かりました♪提督に武蔵さん……その……これは私個人の事なのですが……2か月前の呉での襲撃事件の時、姫クラスの深海凄艦が撤退したの覚えていますか?」

 

赤城は俯きながら言うと勇人は頭をかき、武蔵は勇人の話の内容を思い出し答えた

 

勇人「……あれか……あれがどうかしたのか?」

 

武蔵「ああ……確か柏木少将……いや中将と暴れてた時か……」

 

赤城「あの深海凄艦……私の古巣『ショートランド拍地』にいた時の『加賀』さんの可能性があります……」

 

勇人「……加賀!?何故、アイツが加賀だと分かったんだ?」

 

武蔵「なんだと!?」

 

赤城「まぁ顔が似ていたので……ですが、あくまで予測の範囲で……ですが」

 

勇人「……お前の予測は結構当たるからな……まぁ柏木か蘭が何とかしてくれるだろ♪それまで気長に待とうぜ♪」

 

赤城「はい♪」

 

勇人「さて!俺は堤下達を連れてくるから艦娘達を体育館に集合させてくれよ」

 

武蔵「……いよいよか」

 

赤城「……とうとうケジメを着けさせる気ですか……分かりました!」

 

勇人「まぁ本当は勇次や蘭それに沙耶も呼びたかったが……」

 

勇人は残念そうに言うと……

 

ガチャ!

 

沙耶「………ハヤ兄ィィィィ!会いたかったよォォォォォ!」

 

ガバッ!

 

隙間妖怪の式神に瓜二つの女性『蘭』「ちょ!沙耶!失礼します兄s……上城中将に赤城さん」

 

蘭側の武蔵「お初目に掛かれます………私は上城少尉の秘書艦の武蔵と言う……じゃなかった……言います」

 

勇次「よお♪兄貴♪」

 

勇人「……何でオメェらが居るんだ?」

 

勇人は沙耶に抱きつかれつつ赤城に言うと赤城は微笑みながら言った

 

赤城「私が昨日の内に呼んでおいたからです♪」

 

沙耶「そうそう♪ハヤ兄がK国の将軍を仕留めたから、まさかだと思っていたの♪後、昇任おめでとう♪」

 

蘭「おめでとうございます♪」

 

勇次「おめでとう♪ほら♪手土産だ♪『どりこの』だ♪」

 

武蔵 赤城「どりこの!?どりこのって、あの『栄養ドリンク』の……」

 

勇次「そ♪その『どりこの』だ♪一応ガレージ……いや多目的部屋にボクサーエンジンと一緒に箱買いしたヤツが置いてあるから艦娘達と飲んでくれ♪」

 

武蔵 赤城「ありがとうございます♪」

 

蘭側の武蔵(う……羨ましい……)

 

武蔵「……あっちの私よ、終わったら飲むか?」

 

蘭側の武蔵「良いのか!?忝ない……」

 

蘭「武蔵、ここの艦娘達との交流も含め設備や外装を見てきなさい……」

 

勇人「……武蔵……あ、俺の所の方だが、案内してやれ、ショートランド拍地では今、再建中だから色々と教えてやれ……勿論、交流会もな♪因みに17時まで飲酒禁止だから忘れるなよ!後、沙耶!はよ降りぃ!!」

 

沙耶「ちぇ……」

 

蘭側の武蔵「ありがとうございます!」

 

武蔵「……少し残念だか仕方無い……それに、あっちの私よ……そんなに緊張するな♪あの御方は強面だが、中身は仏の様な御方だから安心しろ♪」

 

蘭側の武蔵「……無茶言うな……深海凄艦だけではなく艦娘達までもが怖れている『戦場の狂龍』と言われた軍人だ……臆するなと言われても無理があるぞ……あっちの私は何故、平気なのだ?」

 

武蔵「……アッハハハハハ♪まぁ『普通』の艦娘はそうなるな♪おっと!そろそろ案内するから、提督よ!『どりこの』を2本持っていくぞ♪」

 

勇人「おう♪」

 

蘭「いってらっしゃい♪」

 

W武蔵「では失礼するぞ!!」

 

 

ピュー!

 

ガチャ!

 

上城4兄妹(……本当に戦艦なのか?たった速かったぞ……)

 

勇人は武蔵の要望を承認すると、W武蔵は、本当に戦艦なのかと思う位の速度で執務室を後にした

 

赤城「……それで提督、堤下達のケジメは何時からしますか?」

 

勇人「明日には憲兵経由で大本営に搬送後、後日『国家反逆罪』として処刑か軍専用の刑務所で『無期懲役』されるからな……16時に体育館で行う」

 

赤城「……分かりました……後、ケジメの付け方は……」

 

勇人「堤下に関しては艦娘達みんなで決めてくれ……上坂優香里の方に関しては……赤城には悪いが『家族問題』が絡んでくるから、俺達の判断で付けさせてもらうぞ」

 

勇人は申し訳無さそうに赤城に答えると、赤城は微笑みながら言った

 

赤城「いえ、私は昨日の時点でケジメ付けさせてもらったので大丈夫です……ただ……」

 

勇人「ただ?」

 

勇人は赤城に聞くと赤城は俯きながら言った

 

赤城「ただ彼女は……私だけではなく提督達にも『懺悔』し続けてました……まるで今までの悪事に対する後悔と提督達『家族』に対する謝罪するかの様に……」

 

蘭「……今更かよ……あの女は……」

 

沙耶「全くよ!私達に散々暴力を振るったり育児放棄して違う男と遊んでいたのに……ハヤ兄!私決めたよ!」

 

蘭「……私もだ」

 

勇次「……俺も決めたぜ」

 

勇人「ほう……では、どうやってケジメを付けさせるんだ?」

 

勇人は三人に聞くと、三人は同時に答えた

 

勇次 蘭 沙耶「……兄貴(兄さん/ハヤ兄)に任せるよ」

 

勇人「……はぁ?何で?」

 

勇人は三人が何故、その様な結論に達した理由を聞くと三人は、これ迄の経緯を簡潔に説明し始めた

 

勇次「……だって、あの糞ババアを捕まえたのは兄貴だし……」

 

蘭「子供の時から兄さんが一番被害が大きかったし……」

 

沙耶「……それにハヤ兄は、昔あの女に『殺されかけた』のでしょ?だから私達はハヤ兄にケジメ付けさせた方がベストだと思ったわけ♪」

 

三人の説明に勇人は溜め息をつき、答えた

 

勇人「……分かった、ただし俺のやり方で行うから文句言うなよ」

 

勇人は「やれやれ……」と言いながらケジメの付け方を考え始めた

 

『息子』として執らせるのか、『軍人』として執らせるのか、葛藤をしながら……

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