Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
1100 ドック内 入渠室にて
武蔵「はぁ~♪久々の
榛名「武蔵さん、オジサン臭いですが同感です♪」
那珂「はぁ~生き返る♪ってか入渠室って、いつの間に直っていたの?」
三人は久々の入渠もとい入浴なのか精神的に癒されていき、浴槽で寛ぎながら喋っていたのだ
武蔵「さぁ?多分提督か赤城が手配してくれたんだろう」
榛名「まぁ『あの二人』なら……」
那珂「あり得るかも……ってか!?何で武蔵さんも
武蔵「ん?ああ、実は数時間前、提督を殺しに姉s……大和と向かったんだが……」
榛名「まさか、提督に『返り討ち』に……」
那珂「まっさか♪武蔵さんと大和さんの最強コンビだよ!そう簡単に……」
武蔵「……」
那珂「……本当の話なんだ」
那珂は武蔵の言葉に信じていないのか明るい口調で言うが、武蔵は俯き、黙る所を見て察してくれた
那珂「ってか
榛名「あの提督……一体何者?」
那珂「まさか『薬』をやってたりして……だってあの背中だよ!」
武蔵「それだったら今頃は基地じゃなくて精神病院に
榛名「それもそうね、所で大和さんもそうだけど武蔵さんは何故、彼を提督として認めたのですか?この鎮守府の中で一番、提督の事を『恨んで』いたのに……」
榛名の質問に武蔵は背伸びをし、答えた
武蔵「ウ~ン……あの提督の『信念』や『芯の強さ』『一番に艦娘の事を考えている事』そして『吹雪が言ってた新しい提督だった事』……かな」
那珂「ええー!?あの人が吹雪ちゃんが言ってた新しい提督!?」
榛名「しかし何故、武蔵さんは、あの人が吹雪さんが言ってた提督だと分かったのですか?前任からは半年前の『大本営襲撃事件』で『戦死』……いえ『不名誉による提督自身の特攻によって死亡』と聞かされたのですが……」
武蔵「不名誉って……多分前任にとっては彼の存在自体が『邪魔』で自分の身を守る為に吹雪や大和や榛名みたいに新提督の着任を賛成する連中に『嘘の情報』を流したんだろうな……それに彼は吹雪から聞いた新提督の外形の特徴が一致してたんだ」
那珂「なるほど、だけど『あの背中』と艤装は……」
榛名「そうです!あの背中です!百歩譲って艤装は護身用として着けているかも知れませんが、あの刺青は軍法違反ですよ!
武蔵「まぁアレは提督が艤装を着けた時のみ現れるらしいから……ってかアレで護身用なら相当デカイぞ、護身用なら『駆逐艦』程度の艤装で充分だけどな……」
那珂「つまり提督が『
武蔵「簡単に言えばな……そろそろ上がるか」
榛名「待ってください!那珂さんは『軽巡』だから直ぐに治りますが武蔵さんは私と同じ『戦艦』です!こんな直ぐに上がるとまた提督に……」
武蔵「それなら……」
榛名の注意に武蔵は浴槽の隣にある『ボタン』を押した
武蔵「『
武蔵がボタンを押すと天井からバケツがやって来て、バケツの中にある液体が武蔵の浴槽に入ると浴槽は光り出し、モニターの時間が零になった
榛名「バケツって……」
那珂「ってかバケツ有ったんだ」
武蔵「多分、前任が横流しするために残しておいた物だろ、まぁ提督から『逆上せたら使え』と言われてたからな」
榛名 那珂「たったそんな理由で!?」
武蔵「んで、お前達は使わないのか?もうそろそろ昼食だが?」
武蔵の言葉に二人は……
榛名 「御飯!?是非使わさして頂きます!!」
那珂「那珂ちゃんも!!」
武蔵「即答か、まぁ『気持ち』は分かるが……」
二人に高速修復材を使い、三人は食堂に向かった
同時刻 執務室にて
勇人「いってぇ……やっぱ無茶すべきじゃねぇな」
赤城「全くです!もう少し自分を労って下さい、いくら『三笠さんとの約束』だからって……」
勇人「赤城、これは俺の意志でやったんだ……アイツ……いや『母さん』とは無関係だ」
赤城「意志…ですか」
勇人は携帯型高速修復材を使って応急処置していて、勇人は赤城の質問に煙草を吸いながら言った
ちなみに夕立は現在絶賛気絶中であるが……
大和(三笠?三笠って英国のヴィッカーズ社で造られた日本艦……つまり金剛さんと同じ英国出身の日本艦でしたっけ……ってか『母さん』!?何故提督と関係が?)
大和は目が覚めたが二人の会話に興味が湧き、そのまま気絶した振りをして盗み聞きをしていた
勇人「俺が半年前、まだ訓練生だった時の事件……知っているだろ?」
赤城「大本営襲撃事件……あの事件は私がまだ『深海棲艦』として活動、当時訓練生だった提督を含め全員殺し、人間側の士気の低下及び戦力低下を目的に行った事件ですね……まぁ結果は私が率いる深海棲艦は提督の手で
勇人「……」
大和(赤城さんが元『深海棲艦』!?提督自らの手で壊滅!?三笠さんの再起不能!?ってか半年前の事件って確か赤城さん一人で深海棲艦を壊滅した事件ですよね!?ってか前任から『提督は戦死』したと……)
勇人「大和、気絶した振りをして盗み聞きとは良くねぇぞ」
大和 赤城「!?」
勇人は盗み聞きをしている大和に言うと大和は申し訳なさそうに立ち上がった
大和「すみません……お声を掛けようとしたのですが……」
勇人「何、気にするな」
大和「……提督、私達が『知っている』大本営襲撃事件の内容とは違う内容だったのですが……教えて頂けませんか?赤城さんが元深海棲艦だったことや三笠さんとの関係を……もしその事件が提督の『覚悟』、『信念』の元となる切欠なら、私達大和型戦艦は提督の為に全身全霊をかけて協力していきます!どうか御願いです!」
大和の御願いに勇人は溜め息をつき答えた
勇人「分かった、ただしこの事は『特別防衛機密』の内容だ……それでも良いんだな?もう普段の生活に『戻れなく』なるぞ?」
特別防衛機密とは一部の大本営、それに関わった人物しか知らない重要機密である、勿論艦娘も例外ではなく、それを第三者に知られると、その者を重い罪または処刑しないといけない内容である為、関わった艦娘以外の艦娘達や一般の提督達の中では
勇人の言葉に大和は真剣な顔つきで答えた
大和「覚悟は出来てます!」
赤城「ですが提督!ここで教えたら提督も……」
勇人「そんなもん親父に言っておけば対処してくれる……それに殆どバレているようなもんだ、まぁその前に……」
大和「その前に?」
勇人は真剣な顔つきで答えた
勇人「もうそろそろ
大和「へ?」
赤城「そういえば提督は朝『
勇人「今までの中で赤城のが一番『旨かった』からな、凹んだぜ」
赤城「ありがとうございます♪今回はちゃんと用意してあります♪」
大和(え!?ちょ!?抜いて……上手かった!?まさか!?食堂で……)
大和は二人の会話を聞いて嫌な……というより変な意味で捕らえてしまい頭の中で二人の会話の経緯を憶測もとい『妄想』し始めた
なお、キャラの憶測、妄想シーンに関しては会話のみの表現となります
大和 妄想開始ッ!!
勇人「はぁ~食ったな♪デザートは………」
赤城「デザートですか?デザートは『私』です♪如何ですか?』←服を脱衣、下着のみ
勇人「……良いセンスだ!頂いて良いのか?」
赤城「はい♪お召し上がって下さい♪」
勇人「勇人!抜錨します♪」←赤城にルパンダイブ
赤城「welcome♪」
大和 妄想終了ォ!!
大和「……提督に赤城さん!昼間からナニを言っているのですか!?」
大和は赤面し、勇人と赤城に怒鳴りつけた
勇人「ん?何って?そりゃ……大和「そりゃ二人に信頼関係がありますが朝っぱらからエッチは行けません!」……どうして下ネタの方に考えるんだ!?」
大和「へ?」
赤城「クスッ……成程ね♪提督は朝食を食べていなかったのです♪」
大和「……ッ!?それならそうと、はっきり言ってください!」
勇人(おいおい……いくら赤城の事を信頼しているとは言え、性行為をするような関係じゃないんだが……ん!?飯……そうだ!閃いた!)
勇人は何か閃いたのか大和に伝えた
勇人「大和、お前は昼飯、駆逐艦用の食器で食事、御代わり禁止な!後、武蔵にも御代わり禁止の事を伝えておけよ」
大和「え!?何故ですか!?」
勇人「榛名達の暴走に朝の暴行の罰だ、行くぞ赤城、夕立」
夕立「う……ポイ?御飯?」
赤城「分かりました♪」
大和「ちょ!?提督!?せめて一回だけの御代わりを……勇人「駄目だ、それに今朝、大皿で15回御代わりしただろ!少しはみんなの事を考えて自粛しろ!」……そんなぁ……」
赤城(……まるで『子供』と『お父さん』との会話ですね……朝の状態と比べて『かなり』良い関係になってますね♪)
勇人は夕立を起こし、そのまま食堂に向かった……大和が落ち込みながら……そして数分後、食堂前で武蔵達と合流し、大和が罰の内容を伝えると……
大和「……という訳です!酷すぎませんか!?」
武蔵「……今朝に関しては私も罰される理由も納得出来るけど暴走については姉さんの自業自得だ」
榛名 那珂「ごめんなさい」
大和「ハァ……不幸ですね」
と絶望しながら食堂に入ったのは言うまでもなかった
1200 食堂にて
ワイワイ
ガヤガヤ
ヒャッハー!!
勇人「今、どこぞの世紀末みたいな声入ってなかったか?」
赤城「そこは気にしたら駄目です!」
夕立「ごっはん♪ごっはん♪」
武蔵「所で提督、艦娘達に挨拶とかはしなくて良いのか?姉さんも何時まで凹んでいるんだ?」
大和「だって……」
勇人「あ!?忘れてた!」
武蔵は勇人に言うと、勇人は忘れてたのか直ぐに艦娘達の前に立った
勇人「アーアー……マイクチェックの時間だゴルァーー!………良し!お前ら、メシ中悪いが話を聞いてくれ」
艦娘達「!?」
霧島(ちょ!?それ私の台h……ん?いや何か違うわね……)
勇人がマイク片手に喋ると食事を取っていた艦娘達は一斉に勇人を見つめた
大半の艦娘は勇人のマイクチェックに吃驚しているのは言うまでも無かった
勇人「本日付でここの提督となった上城勇人だ!まぁ前任者のせいで俺を受け入れてくれないのは分かっているが俺はあの
ざわざわ……
勇人の挨拶により艦娘達はざわついていた
隼鷹「これまた気合いの入った奴がきたな♪嫌いじゃないよ♪」
青色の軍服を着たポニーテールの女性『那智』「まぁアイツの意思表示は私達に対しての『救済』でもあり『宣戦布告』だな……新米なのに大胆な発想だな……ヤクザ顔だが……」
同じくボブカットの女性改め『妙高』「そうね那智、まぁ彼の経緯は足柄に教えて貰ったから信用出来る人だと判断できるが……外見はヤクザ者みたいですが……」
同じくショートヘアーの女性『羽黒』「そうですね……ただ明らかに『ヤクザ』の顔つきです……」
武蔵「妙高に那智、羽黒あんまり提督にヤクザと連呼しないでほしいな……地味に気にしているらしいからな」
妙高 那智 羽黒「……」
ざわついている艦娘の中には勇人の信念に納得、信用する者も居れば……
比叡「ヒェーー!あのヤクザが司令!?榛名に那珂、大丈夫だった?」
榛名「はいお姉様♪ボロボロになった榛名と那珂さんを入渠させてくれる等、怖い見た目とは違って、とてもお優しく、素敵な殿方ですよ♪」
那珂「大丈夫だったよ♪今回の司令は、とても優しかったよ♪」
那珂(ただ……あの背中はちょっと……)
響「うん♪私好みだ♪」
銀髪の女性改め『翔鶴』「あ!響ちゃんも!私もよ♪」
ツインテールの女性改め『瑞鶴』「翔鶴姉ぇ!?あんなヤクザみたいな奴が好みなの!?ちょっと嫌だな……」
黒の制服を着た茶髪の少女改め『雷』「そう?物凄く男らしいじゃない♪」
雷にそっくりな少女改め『電』「私も雷ちゃんに同感なのです♪」
黒の制服を着た黒髪の少女改め『暁』「えー!?あんな怖い人が!?私は嫌だな……」
夕立と同じ服を着た黒髪の少女改め『時雨』「まぁ外見はあんなんだけど良い人そうだね……苦手なタイプだけど……」
朱の袴風のスカートに白の着物を着た長髪の女性改め『扶桑』「フフッ♪怖そうだけど精悍な顔つきで良い男ね♪」
同じくショートヘアーの女性改め『山城』「ヤクザが提督なんて……不幸だわ」
夕立「気持ちは分かるけどヤクザって言わないで欲しいっポイ!いち早く慣れて欲しいっぽい!」
時雨 瑞鶴 山城 比叡 暁「無茶言わないで欲しいな……」
勇人(頼むからヤクザと言わないでくれ……『家柄』の関係上、仕方がないから……)
勇人の第一印象、そして外見に対して賛否両論を唱える者もいたが、何より一番多かったのは……
川内「どうせ、夜には本性を表すんだろ……まぁ殺しが良いなら飯食べてからにするかな……長門さんもどう?」
長門「……ああ」
陸奥「私はパス、暫くは食事の余韻を楽しみたいわ……やるのなら夜遅くからで、どうかしら?」
霧島「
青みのかかったツインテールの女性『蒼龍』「なら私に任せて!青葉から自白剤を貰っているからアイツの食べ物に混ぜて
銀髪のツインテールの女性『鹿島』「良いですね♪なら……」
『
だが食堂の隅にて……
刀を持った眼帯をした女性『天龍』「ん?アイツは!?生きていたのか!」
薙刀を持ったショートカットの女性『龍田』「あら~天龍ちゃん、あの提督とは知り合いなの?」
天龍「ああ、俺がまだ『大本営』に居た時に……な」
龍田「成程ね~♪『あの事件』の生き残りって訳ね♪そのまま死ねば良かっt……天龍「おい龍田、例えお前でもアイツを侮辱するのは許さんぞ!」……ごめんね、けど天龍ちゃんがアイツに夢中なんてねぇ♪ちょっと妬けちゃうわ♪」
薄い紫のかかったショートカットの女性改め『多摩』「何故天龍はアイツを『そこまで』庇うんだニャ?」
天龍「アイツは俺の……いや『あの事件』に関わった艦娘達や新米の提督達の『命の恩人』なんだ」
龍田「命の恩人ねぇ……」
天龍「まぁこれ以上言うと『特別防衛機密』に引っ掛かるから言わねぇけど、これだけは信じて欲しい!アイツは前任者みたいな屑じゃねぇ
レイピアを持った眼帯の女性『木曾』「……お前がそこまで言うのなら分かった」
龍田「木曾ちゃん……分かったわ、天龍ちゃんがそこまで言うのなら信用するわ」
天龍「ありがとう……本当に……」
茶髪のアホ毛が特徴の女性『球磨』「球磨も信用してみるクマ!」
勇人の『過去』を知っているのか、ごく僅かにだが、説得する者もいた
そして1時間後、執務室にて
執務室には武蔵、大和、赤城そして勇人がソファーに座っていた
勇人「はぁ~食ったな♪」
大和(………まだ食べ足りない……ってか提督、食べ過ぎです!)
武蔵(くっ!?抜かった………今日の昼食が『佐世保バーガー』だったなんて……この罰は地味にキツかったぞ!)
大和「……提督、教えてくれませんか?半年前の事件の真相を……」
武蔵「半年前の事件って大本営襲撃事件の事だな?」
赤城「ええ、あの事件の真相ですが、ただ今から言うことは『特別防衛機密』の内容だから口外しないで下さい!」
武蔵「なっ!?それはどう言うことだ!?あの事件は赤城、お前が救ったんじゃ……」
武蔵が狼狽えると勇人はタバコの火を灰皿に押し付ける様に消し、喋った
勇人「『表向き』ではな……だが武蔵に大和、この話を聞いたら普段の生活に戻れなくなるぞ、何せ今から軍法違反するからな……止めるのなら今のうちだ」
勇人は二人に言うと大和は覚悟したのか真剣な顔で答えた
大和「もう覚悟は出来ています!」
武蔵「ちょ!?姉さん!?これは一体どういう事だ!?」
大和「武蔵、貴女が榛名さん達をドックに運んでいるときに……」
勇人の発言に大和の承諾で武蔵は混乱してたが、大和は武蔵に今までの経緯を説明した
大和「……という訳です」
武蔵「成程、そう言う訳か……」
勇人「んで、再度聞くが武蔵、お前は今から特別防衛機密の内容を知る覚悟は出来ているんだろうな?無かったr……武蔵「何を言っている?覚悟が出来ていなかったら直ぐにでも出ていっている!」……分かった」
勇人は机の上に置いてある午〇ティーを一気飲みをし、続けて喋った
勇人「今から半年前の話だ……」
勇人は重い口調で話を続けた
勇人が秘密にしてた事、そして『あの計画』……全て打ち明け始めた