Admiral of Roughneck~From black to white~   作:八意 颯人

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第48話「先祖達(子孫達)との会合」

一馬達が加賀屋を後にした頃 1830 上城財閥内(神城会総本部内)の造船場にて

 

勇人「……これは酷いな」

 

高雄「……そうですね、整備員の『腕の悪さ』が際立っていますね」

 

勇人「ああ……ったく未来の整備員の『質』も『大した事無い』んだな……まだ俺『一人』でやった方が『マシ』だな……なぁ『いおりチャン』よ……」

 

いおり「……精進しますので、これ以上言わないで下さい……これは精神的に『来ます』ので……」

 

三笠(全く……大人げないな……まぁ内部が『こんなに酷い状態』なら勇人の『気持ち』も分かるが……)

 

勇人と高雄は『蒼き鋼の艦隊』の整備員である『四月一日いおり』に皮肉を言い、いおりは半泣きになりつつ、勇人と共に溶接棒や工具箱を持ちながら軍艦『高雄』の内部を見ると、エンジンは所々『亀裂』が入っており、重力砲も変形していた事に顔を歪めるとタカオは恥ずかしそうに言った

ちなみに高雄は『軍艦の方の高雄の内部(自身の軍艦の内部)』に詳しい為、軍艦の内部構造を全く知らない勇人のサポート兼案内をしているのだ

 

タカオ「あの……お祖父様に曾祖母様、タカちゃん……あまり内部をジロジロ見ないで下さい……恥ずかしいです」

 

イオナ「私達『メンタルモデル』にとっては『軍艦と同調(リンク)している状態』での『この行為』は裸になっているのと同じだから……」

 

ヒュウガ「まぁ!スケベな御祖父様だわ♪」

 

勇人「……機械で興奮する様な『マニアックな趣味(アブノーマルな性癖)』は持ち合わせて無ぇぞ」

 

高雄「スケベって……」

 

三笠「……勇人に高雄、これって『セクハラ』になるのか?」

 

高雄「それ……私達に聞かれても……」

 

勇人「さぁ?ってか、そもそも俺は『整備員』ではなく『軍医(医者)』なんだが……ヒュウガ「私達からすれば『医者』よ♪宜しくね上城先生♪」……ったく……ふむ……タービン辺りが酷いな、タカオ、タービンを整備するから、痛かったら言えよ」

 

タカオ「……お手柔らかに御願いします」

 

三笠は二人に質問すると、高雄は戸惑い、勇人は愚痴る様に答え、愛車を整備する様にタービンを整備し始めた

 

ガチャガチャ……

 

タカオ「アッ♡ウッ♡そこぉ♡お祖父様って、いおりと違って……ん♡意外と『テクニシャン』ですね♡アァン♡」

 

高雄「ちょ!?タカオさん!!破廉恥です!!」

 

勇人「変な声を出すな!気ィ散るわ!!」

 

勇人と高雄は悶絶し、妖艶な表情になっているタカオに一喝すると、タカオは『何か』を感じているのか、気持ち良さそうな表情で答えた

 

タカオ「分かって……アン♡『同調(リンク)』した状態での整備は私達『メンタルモデル』は人間で言うと『整体』や『アロママッサージ』を受けている状態に近いんです……あぁ♡そこぉ♡もっと下ぁ♡」

 

勇人「……泣けるぜ」

 

高雄「……この『ムッツリエロ重巡(従順)』!!と言って差し上げますわ……見ている此方が恥ずかしいです……」

 

勇人「全くだ……後、『ムッツリ』に関しては……高雄、お前が言うな」

 

高雄「……提督は『オープンなエロス』が趣味でしたか……分かりました!私も脱ぎm……勇人「脱ぐな!収拾が付かんくなる!!」……冗談です♪」

 

勇人「……泣けるぜ」

 

勇人は、悶絶しているタカオと下ネタを行おうとした高雄に呆れつつ、整備を再開した

 

三笠「……これ、二人が勇人に『セクハラ』をしているのか、勇人が二人に『セクハラ』しているか分からんな……」

 

静「そもそも修理(治療)している風には見えませんね……」

 

イオナ(……今のうちに逃げよう……)

 

イオナは今のタカオを見て、イオナ自身『タカオの二の舞』になりたくないのか、三笠にバレない様に逃亡を行おうとしたが……

 

三笠「待ちなさい、貴女には『聞きたい事』がある」

 

イオナ「ッ!?何?」

 

三笠に止められ、イオナはタカオと『同じ目』に逢うと不安を感じつつ三笠に聞くと、三笠は真剣な表情で質問した

 

三笠「昨夜、貴女は何をしていたの?」

 

イオナ「アジトで待機していたが……」

 

グイッ!

 

イオナ「ッ!?」

 

イオナはタカオと同じ目に逢わずに済んだ事に安堵しつつ三笠の質問に答えると三笠はイオナの胸ぐらを掴み、質問した

 

三笠「惚けるな!此方は『お前が蘭花の骨を盗んだ証拠』を持っているんだ!!」

 

三笠は蘭花の骨を盗まれた事に激怒しつつ、イオナに怒鳴り付けるとイオナと静、いおりそしてヒュウガは三笠の迫力に臆し、涙目になりながら答えた

 

イオナ「わ……私は………本当に盗んでない……本当よ……信じて……」

 

ヒュウガ「ほ……本当よ三笠……イ……イオナ御姉様は本当に『盗んでいない』わ」

 

いおり「ヒエェェェェ!!」

 

静「おおおおお落ち着いて下さい!」

 

三笠「……往生際の悪い糞ガキだな……『これ』を見ても白を切るつもりか!!」

 

三笠はイオナを胸ぐらを放り投げる様に離すと証拠である防犯カメラの映像をイオナとヒュウガに見せるとイオナは驚き、ヒュウガは怒りで顔を歪め、そして静といおりは『確信』を得たのか、目が据わりながら答えた

何故なら……

 

イオナ「ッ!?そんな……『あの娘』が……」

 

ヒュウガ「チッ!龍光会め……イオナ御姉様の『姉妹艦』を使って、イオナ御姉様を『犯罪者』に仕立てやがって……」

 

静「……間違い無いですね、アイツら……イオナに『似せて』犯行を……」

 

いおり「……うん!間違いない!」

 

三笠「あぁ?姉妹艦?ヒュウガ!それはどういう事だ!!」

 

三笠はヒュウガが言っていた『姉妹艦』について怒鳴り付けながら聞くとヒュウガは少し怯えつつ答えた

 

ヒュウガ「ヒィッ!!あ……アレはイオナ御姉様の『姉妹艦』の一人『伊402』……コンゴウ達と同じ『霧の艦隊』の一人よ……そして伊402とイオナ御姉様の『もうひとつ』の姉妹艦の一人である『伊400』は龍光会と手を組み、アドミラリティーコードの『最重要命令事項』である『千早群像の抹殺』そして『私達含む、群像が率いる艦隊の殲滅』をやり遂げる為に……」

 

三笠「……チッ!アイツら……ふざけた真似を!!」

 

ドカン!!

 

イオナ 静「ッ!?」

 

ヒュウガ「大型バイクを粉々に破壊した……たったワンパンで……」

 

三笠は苛立ちながら赤色のハーレー風の大型バイク『HONDA shadow』を殴り壊すと勇人と高雄はタカオの修理が終わり、先程の話を聞いていたのか、少し声のトーンを落とした声で聞いた

いおりは自身の不甲斐なさと勇人の整備の質の高さにプライドがズダボロになり『○| ̄|_(こんな状態)』になり、泣いていたが……

 

勇人「……ったく喧しいな、盗んだ犯人が『分かった』だけでも『上々』じゃねぇか……って!!俺のバイクが!?」

 

いおり「ヒック……たった数分で起動部やボディ等の全てが『新品同様』に……私の腕って……こんなに酷かったんだ……もう……自信が……」

 

高雄は、いおりが落ち込んでいるのを見て不憫に思ったのか慰めようとした

たが、それは……

 

高雄「あの……いおりさん、これは貴女の『腕が悪い』のではなく提督が『異常』なだけなので、あまり気を落とさないで下さい」

 

いおり「ッ!?ウワーーーーン!!分かっていたけど悔しいィィィ(グヤジイィィィ)!!何故『過去の人』に負けるのよォォォォ!!」

 

高雄「ちょ!?だから私達の提督がk……いおり「もう止めて!私の精神はボロボロよ!!」」

 

……無意識とは言え『追い討ち』を掛けてしまった

 

三笠「高雄、無意識とは言え、追い討ちを掛けるな……彼女が不憫過ぎる……」

 

高雄「別に追い討ちを掛けたつもりでは……ごめんなさい」

 

勇人「……お前も、たかが『お遊び』位で喚くなよ、あーあ、折角のバイクが……まだローンも残っているのに……」

 

いおり「あれで『遊び』のレベル!?私……もう駄目かも……」

 

三笠「……今叱りたいのだが、二人共『あの状態』じゃ叱れないわね」

 

高雄「……提督の場合は教官のせいだと思いますが……」

 

三笠「……あ!?勇人……ごめん」

 

勇人「あァァァんまりだァァアァ!!車ところがバイクまで……不幸だ……」

 

高雄「……提督、御気持ち察しますが、そろそろ……」

 

勇人は呟きながら呆れると、いおりは勇人の言葉で完全に自信が無くなり、目のハイライトが消え、呟き、勇人もまた、三笠にバイクを壊され、いおりと同じ状態になっていた

 

勇人「……ああ、気を取り直して……次はイオナだ」

 

イオナ「ッ!?止めて……御願いだから……」

 

ヒュウガ「駄目ですよイオナ御姉様♪医者の言う事は、ちゃんと聞かないと♪御祖父様♪私も手伝います♪」

 

勇人「おう!頼むわ!」

 

イオナ「い……イヤァァァァァァァァ!!」

 

勇人は伊401の整備をしようとイオナに聞くと、イオナは臆しながら拒否したがヒュウガに止められ、二人は伊401の内部の整備を始めた

イオナの絶叫と共に……

 

三笠「うわ……」

 

静「……物凄くカオスな状態ですね」

 

三笠「ああ……」

 

高雄「アハハ……」

 

三人は勇人達が伊401を整備している所を見て、ただ呆れるだけであった

ちなみにタカオは……

 

タカオ「アフン♡……もう……病みつきになりそう♡」

 

……違う意味で悶絶していた

 

 

 

 

 

 

 

 

一方その頃 神城会内の食堂にて

 

群像「うわ……」

 

杏平「スゲー……」

 

キリシマ「ジュル……」

 

勇二「お!?今日は『カニ鍋』に『スッポン鍋』そして『ちゃんこ鍋』か♪」

 

俊夫「ああ♪折角『子孫達』が遊びに来たんだ♪こんな機会、滅多に無いだろ?」

 

俊夫は笑いながら宴会様の机の上に『カニ鍋』に『スッポン鍋』『キムチ鍋』そして福岡の郷土料理『鳥の水炊き』をベースにした『ちゃんこ鍋』を並べ、日本酒『金箔入清酒 金華』の封を開けた

 

勇次「お!?ジッチャン、俺にも頂戴♪」

 

瑞鶴「あ!?お祖父ちゃん♪私も♪」

 

俊夫「なら、一本持っていけ♪飲み干したら言えよ♪持ってくるから♪」

 

勇次 瑞鶴「サンキュー♪」

 

柏木「ったく、会長は孫と艦娘には『甘過ぎ』るんだよな……ほら僧、はいよ」

 

僧「あ……ありがとうございます」

 

柏木は僧に烏龍茶が入ったペットボトルを渡すと僧は群像そしてハルナのコップに烏龍茶を注ぐと、群像は重たく、真剣な表情で俊夫に聞いた

 

群像「御先祖様……いえ俊夫さん……実は俺達、貴方に……」

 

俊夫「……昨日の襲撃の件か?」

 

俊夫は微笑みながら群像の『考えている事』を当てると、群像は頭を縦に振り、そして……

 

蒼き鋼全員「はい……俺達『蒼き鋼』は龍光会に騙されていたとは言え……昨日はスミマセンでした!!」

 

群像を初め食堂に居る蒼き鋼の艦隊全員が立ち上がり、俊夫に頭を下げると俊夫は笑いながら答えた

 

俊夫「ップ♪……アハハハハ♪許していなかったら、今頃『鍋パーティー』ではなくて『穴蔵』にブチこんで痛め付けているぞ♪まぁ此方には被害が無かったしな♪」

 

蒼き鋼全員「ホッ……」

 

柏木「会長、一応『被害』があったのだが……」

 

柏木は俊夫にツッコミを入れると俊夫は笑顔で答えた

 

俊夫「勇人の車の事か?なら手配済みだ♪」

 

三笠元帥「ちなみに『どんな車』を?」

 

三笠元帥は俊夫に聞くと、俊夫は微笑みながら答えた

 

俊夫「黒の『アヴェンタドール(LP740-4)』と『ハイエース』だ♪」

 

柏木 榛名「ブッ!?アヴェンタドール!?あの『モンスターマシーン』をですか!?」

 

群像「柏木さん、アヴェンタドールにハイエースって、どんな車なのですか?」

 

俊夫の答えに柏木は飲んでいた日本酒を吹き溢し、驚くと群像は柏木に質問すると柏木は頭を抱え、柏木の代わりに榛名が答えた

 

柏木「はぁ……説明がメンドイから榛名、頼む」

 

榛名「分かりました♪『アヴェンタドール』は最新のフェラーリで馬力は700馬力の4WDという乗り手を選ぶ車で、確か……最低のグレードでの価格は『4200万』近くするスポーツカーですよ……『ハイエース』は……まぁ普通のワゴン車の事ですよ」

 

柏木「……詳しいんだな」

 

榛名「非番(オフ)の時に車好きの艦娘達を連れて、提督と一緒に車のメンテナンスを手伝っていたので♪」

 

柏木「成程な……ってかアイツ、艦娘達をパシってんじゃねぇよ……」

 

摩耶「そう言うなって……今の佐世保鎮守府(ウチ)非番(オフ)の時だけは軍法に引っ掛からなければ趣味活動は基本的に了承しているんだよ」

 

柏木「……アイツが一番『軍法違反』をしているのにな……背中の和掘りやらK国の将軍を殺すわ……」

 

霧島「そうですね……しかし御祖父様も良く4200万以上の物を買いましたね……」

 

鳥海「ひょっとして御祖父様、ローンで買われたのですか?」

 

鳥海が俊夫に聞くと、俊夫はドヤ顔で答えた

 

俊夫「いや『一括払い(キャッシュ)』だ♪まぁ二台の合計『5200万円』の『安い買い物』だったな♪」

 

柏木及び艦娘達「デスヨネー……流石『財閥長』」

 

蒼き鋼全員「ご……5200万を一括払い!?俺達の資金の10倍の金額で!?」

 

俊夫「キャッシュと言っても、俺のポケットマネーだから……柏木「会長!これ以上言わないでくれませんか!アイツらが混乱しています!」……泣けるぜ」

 

艦娘達「流石、提督(上城中将)のお祖父様です……口癖が同じですね……」

 

俊夫「当たり前だろ♪群像含めて『血の繋がった家系』だからな♪」

 

金剛「アハハ……まぁ、グランパの事デース、普通のハイエースとは『違う』ハイエースにしていると思いマース……」

 

金剛は俊夫を『グランパ』……お祖父様と呼び、少し呆れ、笑いながら聞くと俊夫は微笑みながら答えた

 

俊夫「金剛ちゃん、これに関しては『見てからのお楽しみ』だな♪後『アヴェンタドール』は佐世保に送ったから帰りはハイエースに帰ると思うから、その時に『乗り心地』を楽しみながら帰ると良い♪」

 

金剛「あーもう!焦れったいデース!私は逸早く乗りたいのに!!」

 

霧島「気持ちは分かりますが落ち着いて下さい」

 

金剛「……Understand」

 

霧島は駄々をこねている金剛を一喝すると整備し終えたのかブルーベリー色の整備用のツナギを着た勇人と三笠達が入ってきた

 

勇人「ふぃ~やっと終わった」

 

俊夫「お疲れ様」

 

艦娘達「ウホッ!良い男……」

 

勇人「やらないk……って!お前ら!言わせんな!!」

 

艦娘達「言わせました♪」

 

柏木「お前らなぁ……後、勇人も悪乗りすんな」

 

柏木は悪乗りした勇人に呆れつつ、ツッコミを入れると勇人達は席に着いた

 

勇人「さて!みんな揃ったし……」

 

群像「お祖父ちゃん、いおりとイオナは?」

 

杏平「ってかタカオ……お前、キラついてねぇか?」

 

杏平はキラついているタカオに聞くと、タカオは高揚し、笑顔で答えた

 

タカオ「お祖父様のマッサージ(整備)のお陰よ♪あれを味わったら、もう『戻れない』位……気持ち良かったわ♪」

 

比叡「あ!?それ分かります♪司令の整備は一流ですから♪」

 

柏木「……んで、二人は?」

 

勇人「……別室で凹んでいるぞ、さて二人の分は残して……では」

 

全員「いただきます!」

 

勇人の号令により食卓にいた全員が鍋をつつき始めた

 

一方、別室では……

 

 

 

 

 

イオナ「……もう、お嫁に行けない……」

 

いおり「……私の存在意義って……」

 

勇人のせいで二人は凹み、泣いていたのは言うまでも無かった

 

 

そして、日本海では……

 

 

蘭花「……久しぶりね、コンゴウにマヤ」

 

マヤ「嘘……」

 

コンゴウ「ッ!?生きていたのか!?蘭花!?」

 

勇人にとって、史上最悪な事件『蒼霧事変』が本格的に起きようとは……

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