Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
轟沈判定が出てから数分後 1247 伊401艦内 機動部にて
勇人「……チッ!ギヤやシャフトがボロボロだ……」
勇人は伊401のエンジンを見て、頭を抱えながら答えると群像は先程の勇人の『無茶ぶり』に怒っているのか、少し強い口調で聞いた
群像「……直るのか?」
勇人「当たり前だ……と言いたいが、ギヤは溶接、矯正をすれば直るんだが、シャフトの場合は真っ二つに『折れて』いるからな……『応急処置用のシャフト』を作らないとな」
群像「作る?一体どうやって?」
群像は勇人に聞くと勇人は画面に写っている伊400と伊402を指差した
勇人「『あれ』の機体の部品を使って『作る』、そして、あの二人を『助ける』」
イオナ「ッ!?無茶な事は止めて!いくら勇人でも『水圧』で……」
群像「はぁ~……また無理難題を……」
イオナは勇人の無茶ぶりに止める様に強い口調で言うと、勇人は真剣な表情でイオナに言った
勇人「だが、姉妹として『助けてやりたい』んだろ?どうなんだ、イオナ?」
イオナ「……助けたい」
イオナは握り拳を作り、自身の思いを勇人に伝えると、勇人は立ち上がり、艤装を展開した
勇人「……決まりだな」
群像「だが、一体どうやって助けるんだ?イオナも言ってたが、俺達もそうだが、機体は『海底』に座礁……『水圧』も馬鹿にならない位、かかるぞ……」
群像は勇人に聞くと、勇人は鼻で笑い、群像の質問に答えた
勇人「水圧位ならファイヤーミラーを展開し続けば『ほぼ無重力状態』になるからな」
群像「……成程な、ファイヤーミラーなら水圧を『吸収』し、水圧を返す『反動』で機体を海面に押し出す訳か……」
勇人「そう言う事だ、イオナ、ハッチを開けてくれ」
イオナ「ハッチ開放……勇人、無理しないで」
イオナはハッチを開けると水圧でハッチ部分のみ海水が入り込み、海水が満たされたら、勇人はハッチの開口部から泳いで伊400、伊402に向かった
場所は変わり 軍艦『高雄』にて
金剛「嘘……テートクが……」
比叡 榛名「……」
高雄 霧島「……あれほど馬鹿な事をするなと言っていたのに……」
愛宕「ヒック……提督……群像君……イオナちゃん……」
摩耶「馬鹿野郎……」
鳥海 瑞鶴 龍鳳「……グス……」
三笠元帥「そんな……」
一航戦、そして三笠以外の艦娘達は勇人達が『沈んだ』……『戦死』した事に俯き、中には泣いていた艦娘もいた
だが、勇人達が『生きている事』……『死んだ事』を認めない人達がいた
それは……
柏木「テメェラ!何メソメソ泣いているんだ!!アイツが、そう簡単に『くたばる』訳が無ぇだろ!!泣いている暇があるんなら早く救出しろ!!」
加賀「僧君!アクティブソナーの反応は?」
僧「今のところ反応無しです!杏平!」
杏平「今、辺り周辺を捜索中!」
赤城「皆さん!しっかりして下さい!艦娘の『轟沈』とは違って『潜水艦』の轟沈なので『生きている可能性』があります!!提督の『しぶとさ』はゴキブリ並だと言うのを忘れていませんか!?」
三笠「確かに、勇人のしぶとさはゴキブリ並だが……酷くない?」
勇次「確かに……まぁ良い!ヨタロウ!ハルナちゃん!タカオちゃん!デコイで救助してくれ!」
キリシマ「今やっている!!それに私は『キリシマ』だ!ヨタロウじゃ無い!!」
恵「……この海域は『海洋プレート』があるから早めに見つけないと……」
ハルナ「ああ……飲み込まれたらお仕舞いだ」
タカオ「艦長……イオナ……お祖父様……」
そう、柏木や一航戦、勇次、恵、三笠そして蒼き鋼全員が勇人達が『生きている』のを信じ、捜索、救助し続けると、ヒュウガとハルナは何かを察知したのか、真剣な表情で柏木に伝えた
ヒュウガ ハルナ「……見つけた!」
柏木「本当か!?アイツらは無事か!?」
ヒュウガ「ええ!潜水艦はボロボロだがサーモグラフティーで艦内に『人と思われる熱源』を探知した……え!?ちょっ……」
ハルナ「嘘だろ……」
柏木「どうしたんだ?」
ヒュウガとハルナは『ある者』の熱源を察知すると、狼狽え、驚くと柏木はヒュウガに聞くと、ヒュウガは驚きを隠せないまま焦る様に答えた
ヒュウガ「大変よ!海底に『人と思われる熱源』を探知したわ!しかも轟沈した伊400、伊402に向けて移動しているわ!!今、映像を流すわ!」
ヒュウガは驚きを隠せないまま、今の映像をモニターに移すと……
柏木「……何を考えているんだ!!あの馬鹿!!」
三笠「ッ!?あれは……」
勇次「死にてぇのか!あの馬鹿兄貴!!」
恵「自殺行為だぞ!ん?あれはファイヤーミラー……成程な……」
赤城「全く……本当に無茶をする人ですね……」
加賀「……良かった」
いおり「……本当に人間なの?海底を泳いでいるなんて……」
金剛「ッ!?テートクが……」
艦娘達「生きていたァーーー!!」
柏木、勇次、恵そして蒼き鋼全員が海底の映像……勇人がファイヤーミラーを展開しながら伊402、400に向かって泳いでいるのに驚愕し、怒鳴り、三笠含む艦娘達は勇人が『生きている事』に喜んだ
キリシマ「今から救助に向かう!タカオ!ハルナ!」
ハルナ「了解だ」
タカオ「言われなくても!」
三人はデコイを遠隔操作をし、勇人達の救助に向かった
一方 伊400、伊402が座礁した海底付近では
勇人(……見つけた!)
勇人は泳ぎながら伊400、伊402を見付けるとファイヤーミラーの効力である『反発力』を利用し、少しずつ軌道を修正しながら伊400の内部に潜入し始めた
勇人(……何処か酸素が残っている場所は……あった!)
ザバン!
勇人「ハー……ハー……死ぬかと思った……マジで禁煙しようかな……ん?あれは!?伊400か……容態は……」
勇人は空気が残っていた場所を見付けると、其処に向けて上昇し、機体内部に上がると、倒れている伊400を発見し、直ぐ様、脈拍と呼吸の有無を確認した
勇人(……心拍数正常、呼吸は有り、そして内部及び外部の損傷は無い……良かった、気を失っているだけだな、それに機体は……シャフトに耐えれる物すら無いな……少し『やり過ぎた』か……)
勇人「おい!起きろ!」
勇人は『自身のせいで』内部が『悲惨な状態』に頭を抱え、反省しつつ、伊400の顔を軽く叩きながら起こすと伊400は辛そうに起き上がった
伊400「うっ……私は……ッ!?佐世保の龍!?何故、此処に!?」
勇人「出〇並のリアクションがあれば大丈夫だな……さぁ!捕まっとれよ!」
伊400「え!?ちょっ!?」
勇人は伊400の質問に答えず、伊400を抱え込みながら再び海底の中に入った
勇人(……さて!軌道修正……伊401に身体を向けて………ファイヤーミラー!転射!)
ドゴン!
伊400「ゴボゴボゴボ………」
伊400(誰か助けて!溺れる!)
勇人は溺れている伊400をお構い無しで、身体を伊401に向け、ファイヤーミラーの反発力を使って、一気に伊401に向けて移動し、数秒後、伊401のハッチ部分に入って行き、機体をノックするとイオナは反応したのか、ハッチ部分の海水を抜き、勇人と伊400を出迎えた
イオナ「勇人!それに400!?」
伊400「……助かった」
勇人「……さて!後1人だ……行ってくる」
群像「本当に無茶をする『ジイサン』だな……」
勇人「……体力の無ぇ奴には言われたく無ぇよ『ル〇ージ野郎』」
群像「ッ!?この糞ジジイが……」
勇人「アァ?ヤんのか?コラァ!?」
群像「ッ!?俺だって……殺るときは殺るぞ!」
イオナ「此処で家族喧嘩しないで、勇人……お願い」
勇人「チッ……はいはい分かったよ……命拾いしたな、糞孫が……スゥー………」
ザブン!
群像「こ……怖かった……『俺達の世界』のお祖父ちゃんより怖ぇ………イオナ、助かったぞ」
イオナ「……正直言って助けたく無かった……死にたくなかったの……そして、400が……」
伊400「……」←気絶
群像「……敵でさえ、オチたか……つくづく敵に回さなくて良かったと思うな」
イオナ「今は『ある意味』敵に回っちゃったけど……」
群像「……後で謝ろう」
勇人は群像に皮肉を入れつつ、再び海底に座礁している伊402に向けて移動し始めた
そして勇人よ……孫相手にマジギレは大人気無いぞ by うp主
場所は変わり 軍艦『高雄』にて
杏平「ハァ!?敵である伊400を『助けた』!?」
僧「まさか、お祖父様は敵である二人を……」
蒼き鋼全員は勇人の行動に驚くと、柏木は勇人の行動に呆れていた
柏木「確かに、コイツラを助ければ『李の策』が分かるのだが……リスクがデカ過ぎるぞ……」
勇次「李の策『以外』にも、危険を犯してまで『助ける理由』があるのか?俺なら、そのまま『海洋プレート』に沈ませるのだが……」
柏木「勇次、度を越えた『発言』を止めろ!『脅迫罪』で逮捕するぞテメェ!」
勇次「……冗談だ」
柏木「今の『間』は何だ?それに『冗談』には聞こえなかったぞ」
蒼き鋼全員「そこは激しく同意します!」
瑞鶴「ユージン、海洋プレートに沈ませるよりかは、人質として取り、『慰め物』として行えば?」
勇次「お!それも良いn……柏木「黙っていろ!この『鬼畜腹黒バカップル』が!人質を『拷問』してどうするんだ!」……わーったよ」
瑞鶴「はーい……」
高雄「コラッ!瑞鶴さん!すみません大将、私達の仲間が……」
三笠「すまない柏木、息子が……」
勇次と瑞鶴が『冗談に聞こえ無い』冗談を言うと、柏木は二人に叱り、高雄と三笠は二人の代わりに謝罪すると柏木は『
柏木「ったく……俺の所の瑞鶴とは『比べ物にならない位』脅しのレベルが洒落にならないのに……まぁ良い、キリシマ、勇人の状態は?」
霧島「え!?私?」
キリシマ「おいメガネ!お前の事じゃない、勇人なら伊402を救助するために再び海底に戻り、泳ぎながら向かっているぞ」
柏木「メガネって……分かった」
キリシマは怒鳴りながら霧島に言いつつ、柏木に報告すると霧島はキリシマの言葉にカチンと頭に来たのか、勇人みたいな『喧嘩口調』でキリシマに聞いた
霧島「あぁ?誰がメガネだ?ヌイグルミ野郎?」
霧島もまた、キリシマに挑発すると、キリシマもまた頭に来たのか、霧島同様『喧嘩口調』で返した
キリシマ「あぁ?ヤるのか?沈ませるぞ!」
霧島「上等!燃やしてやらぁ!!」
Wハルナ「霧島(キリシマ)!此処で喧嘩しないで(するな)!」
金剛「霧島、キャラが崩壊してマース!」
キリシマ「何を言っているんだ金剛!私は平常運転だ!」
キリシマは胸を張って金剛に言うと、金剛は慌ててキリシマに言った
金剛「shit!そう言えば同じ名前でしたネー……テディベアの方では無くて、メガネの方デース!」
キリシマ「て……テディベアぁ!?」
霧島「酷い!!金剛御姉様とは言え、酷過ぎます!!」
金剛「ならキャラを崩壊しないで欲しいデース!そして喧嘩しないで欲しいデース!」
Wキリシマ「……分かりました(分かった)」
柏木(いや、どちらかと言うと更に『安定した』様な……まぁ助かったぞ、金剛……)
柏木「ならキリシマ、伊400の機体をサルページしてくれ、そしてハルナは勇人が伊402を救出し終え次第、機体をサルページし、
ハルナ キリシマ「分かった!」
柏木は金剛の説得に内心、感謝しつつ、キリシマ、ハルナに指示を出した
そして、また『新たな問題』が……
勇人「………ふぅ!二人目の救助、完了……って!寒っ!?オーイ!戻っ………ッ!?」
勇人は伊402を救助し終え、海水の温度で冷えきった伊401に戻ると……
群像「………」
イオナ「勇人……どうしよう……群像が……」
勇人は、群像が震えて意識が朦朧になっていたのに気が付き、容態を確認した
勇人「……ヤバいな、『低体温症』しかも『中度低体温症』を起こしている……」
そう、群像が寒さに耐えきれず低体温症を起こしている事に……