Admiral of Roughneck~From black to white~ 作:八意 颯人
1400 上城財閥内の造船場にて
俊夫「お!?帰って……ん?何だアレ?高雄?それとも伊401?それに……勇人?」
俊夫は殲滅成功した勇人達を迎えに造船場で待っていると高雄と合体した伊401『Ars nova』が勇人を引っ張りながら現れると、俊夫は少し驚き、引き摺られている勇人に聞いた
俊夫「……何やっているんだ?殲滅任務は?」
勇人「……殲滅成功、そして一応『保護』した……それと『
俊夫「……無茶しやがって、ほら『
バッシャーン!
勇人「ブッ!?冷てぇ!?所でミサイルの件は?」
俊夫「ん?ああ♪それなら彼方さんが『撃墜』してくれた『お陰』で成功したぞ♪」
勇人「そうか……なら良い……『撃墜してくれた方』が『此方の言い分』が通るからな……」
俊夫「まぁな♪」
俊夫は勇人に冷えきった『
咲夜「御主人様!?御体の状態は!?」
勇人「何か『暖かい物』をくれ、群像が低体温症になった」
咲夜「分かりました!後、御主人様の分は?」
勇人「俺のは良いからタオルをくれ……身体を拭きたい」
咲夜「畏まりました!至急、準備します!」
咲夜は急いで準備に取り掛かると伊401からタカオと金剛が現れ、勇人に聞いた
タカオ「お爺様!?左腕、大丈夫ですか!?」
金剛「テートク!?Are you okay?」
勇人「大丈夫だ、今『治った』」
タカオ「へ?どういう事?」
金剛「I see……」
金剛は納得し、タカオは勇人の発言に首を傾げると伊401から柏木が現れ、タカオの疑問に答えた
柏木「勇人や俺もそうだが、艦娘は高速修復材を掛ける事で『より早く身体を治せる』んだ……よっと!」
柏木は伊401から飛び降り、陸に着地すると勇人は半分怒りながらタカオに言った
勇人「そういう事だ……ってか、タカオ!何で俺を艦内に入れなかったんだ!?死にかけたんだぞ!」
タカオ「ご……ごめんなさい……あの時は必死だったの……」
タカオは申し訳なさそうに俯くと柏木はタカオを慰める様に明るい口癖で言った
柏木「タカオ、気にするな……『そういう状況にした元凶』である『コイツ』が悪いからな……それにコイツは『この程度』では死なんからな♪」
金剛「まぁテートクの生命力は『ゴキブリ並』ですからネー……」
勇人「……泣けるぜ」
金剛は柏木の言葉に納得し、勇人は柏木の言い分に返せず、『何時もの口癖』で黙り混んだ
俊夫「まぁ……無事で何よりだ……さて、そろそろ昼飯にするか………と言いたいが、伊400と402を呼んで来てくれないか?」
柏木「分かりました……勇次ィ!あの二人を呼んできてくれぇー!」
金剛「Bro!お願いシマース!」
勇次「わーったよぉ!」
柏木と金剛は軍艦の中で作業中の勇次に聞こえる様に大声で呼ぶと、勇次も大声で返し、数分後、勇次は二人を連れて来た
伊400 伊402「……」
イオナ「……俊夫さん、あまり手荒な真似は……」
俊夫「分かっている……二人とも、何故『こんな真似』をしたんだ?」
俊夫は怒りが含んだ低い口調で聞くと二人は少し震えながら答えた
伊400「……アドミラリティーコードで、そう命令されていたから……」
俊夫「アドミラリティーコード?何だソレ?」
勇人「俺達で言うと『命令書』みたいな物だ」
俊夫は伊400の言葉の『アドミラリティーコード』について聞くと、勇人は簡潔に説明すると、俊夫は納得し、勇人に指示を出した
俊夫「……勇人、そのアドミラリティーコードについて調べてくれないか?」
勇人「それなら、勇次が調べた……勇次、どうだった?」
勇人は勇次に聞くと、勇次はアドミラリティーコードをコピーした書類を広げ、答えた
勇次「……案の定、アドミラリティーコードに『記載されていたな』……そして記載されていた『内容の矛盾点』もな」
伊402「矛盾?」
伊400「それは一体……」
二人は勇次に聞くと、勇次は呆れながら答えた
勇次「ったく、こんな『簡単な矛盾』位、気付けよな……まず1ヵ所目の『矛盾』は後で『書き加えられたアドミラリティーコード』には『龍虎の艦隊を殲滅せよ』と書かれていたが、『元からあったアドミラリティーコード』には『4年前の事件と同じ状況になったら戦闘をせず、日本海軍に保護させて貰い、元の世界に帰る様、最善を尽くせ』……つまり『俺達』と戦わず、手を組みながら帰れる様『協力しろ』と『書かれていた』……そして2つ目……まぁこれが一番『矛盾している内容』だが、書き加えられた方は『姉貴を復活させろ』と書かれていたが、元からあった方は『恩人でもあり、緋色の艦隊の艦長である千早翔像の先祖の上城一家に一切、手を出すな』と書かれていた……これがアドミラリティーコードの『矛盾』だ」
勇次は淡々と説明すると、俊夫は少し考え、答えた
俊夫「つまり『何者か』が『手を加えた』……という訳か……」
勇人「……『何者か』って、『1人』しかいないだろ……」
俊夫「……李か」
勇次「そういう事、つまりコイツらも『群像と同じく』李に『騙された』と考えた方が辻褄が合うからな」
3人は考えが纏まり、伊400、402を見て言った
俊夫「……君たちは李に『騙された』とは言え、アドミラリティーコードに違反……そして、人として『やってはいけない事』をしてしまったんだ……それなりの『ケジメ』は取らせて貰うぞ……勇人、勇次……2人に『牛殺し』をさせてやれ」
勇人「……」
勇次「わーったよ……」
イオナ「ッ!?」
伊400 伊402「……」
イオナ「お願い……止めて……」
俊夫はドスの低い口調で勇人と勇次に指示を出すと、2人は呆れ、指を鳴らしながら伊400、402に近付き、そして……
バチン!
伊400「キャッ!?」
伊402「痛ッ!?」
イオナ「へ?デコピン?これは一体……」
勇人と勇次は伊400、402の眉間にデコピンをし、イオナの質問に答えた
勇人「バーカ!『保護』しているのに『拷問』するのは可笑しいだろ?」
勇次「しかも『舞鶴』の電ちゃんが『お前たちを救って欲しい』と『依頼された』からな♪礼なら舞鶴の方の電ちゃん達に言えよ♪」
2人は笑いながら言うと、金剛は俊夫の『牛殺し』の事について、柏木に聞いた
金剛「大将、牛殺しって?」
柏木「見て分かったと思うが……『デコピン』の『昔の言い方』だ……元々は牛を殺す為に『牛の眉間』に衝撃を与える事が『由来』されていたんだ……まぁ『諸説』はあるが……」
金剛「成程ネー♪」
ハルナ「疾風、それ『私の台詞』なんだが……」
柏木「どんな台詞だ、オメー!?ってか、いきなり出てくんな!吃驚するわ!!」
ハルナは『ある意味』台詞を取られ、柏木の背後から忍者の様に現れ、言うと、柏木は驚き、ハルナに怒鳴るとイオナは俊夫に言った
イオナ「……この後のケジメは……」
俊夫「これで終わりだ♪ひょっとして『エンコを詰める事』だと思っていたのか?」
イオナ「エンコ?」
柏木「……『小指を切り落とす事』だ、よく極道社会で使われている『処罰』みたいな物だ」
ハルナ「だから台詞を……」
柏木はイオナの疑問に答えると俊夫は笑いながら言った
俊夫「流石に、子供に『そんな酷な事』はしないぞ♪」
勇人「良かったな……イオナ」
勇人はイオナの頭を撫でながら言うとイオナは嬉しそうに答えた
イオナ「うん!」
俊夫「ただ、2人に『守って欲しい』事がある……」
伊400「なんだ?」
伊402「言って……」
俊夫は笑顔から一転し、真剣な表情で2人に言った
俊夫「もう……人として『間違った事』はするな……これが俺からの『約束』だ、これを守る事を誓えば、今回の事は『不問』とする……分かったか?」
伊400 伊402「分かった、そして『ごめんなさい』……」
イオナ「俊夫さん……本当にありがとう……」
伊400、402そしてイオナは俊夫に頭を下げると、俊夫は笑いながら答えた
俊夫「フッ♪では少し遅れたが『飯』にするか♪」
柏木「はい、後……『調理場』を御借りしたいのですが……」
勇人「……また『アレ』をやるのか?」
柏木「『ソレ』以外、何をやるってんだ?」
勇人「デスヨネー……」
俊夫「お♪柏木さんも料理を?」
柏木「はい」
俊夫「分かった♪勇人も手伝え♪」
勇人「……泣けるぜ」
勇人は呆れ、柏木は意気揚々と調理場に向かった
そして30分後、食堂にて
群像「これは……」
いおり「凄い……」
タカオ「美味しい……」
キリシマ「旨い!?勇人!お代わり!」
ハルナ「お前なぁ……」
ヒュウガ「あら!?このケーキ、美味しいわ♪」
柏木「それは良かったな♪」
勇人「結局、こうなるのか……」
食卓には勇人が作った『ホットサンド』と柏木か作った『大量のスイーツ』が並べられ、蒼き鋼全員が絶句しつつも2人が作った『フルコース』を堪能したのは言うまでもなかった
そして、K国周辺の海域内では……
李「許さん……許さんぞぉぉぉぉ!!上城勇人ォ!!我が祖国を『幽閉』させやがってぇぇぇ!!」
コンゴウ「フッ……流石だな……クラインフィールドを『そんな使い方』をするなんて……」
蘭花「嘘……」
K国周辺の海域で勇人が作った弾道ミサイルの『効力』を見ていたのか、李は激怒し、コンゴウは勇人の『やり方』に驚いたものの、感心し、蘭花に至ってはショックで少しふらついた
李「チッ!おいコンゴウ!貴様、何をした!?」
コンゴウ「フッ……貴様の『失態』である『龍を怒らせた』のが原因じゃないのか?それに私は『何もしてない』」
李はコンゴウに怒りをぶつける様に怒鳴ると、コンゴウは李を嘲笑うかの様に見下しながら答えると李はコンゴウの胸倉を掴んだ
李「貴様ぁ!!!せっかく映像を編集し、蘭花を『我々の兵器』に出来たのにィィィ!」
蘭花「ッ!?李さん!兵器って、どういう事!?」
李「チッ……」
コンゴウ「所詮、貴様の浅知恵では勇人には『勝てない』……蘭花、これが李の『本性』だ……勇人は私やマヤ……そして『お前』を助ける為に必ず来る!」
蘭花「コンゴウ……しかし、私は勇人の事を……」
コンゴウ「気にするな……勇人は蘭花が思っている程『小さい男』じゃ無いからな……きっと『許してくれる』筈だ」
蘭花「……人間嫌いの貴女が勇人を、ここまで『評価』するなんてね……分かった!李!貴方とは『手を切る事』にしたわ!」
李「なっ!?」
蘭花「そして、ごめんなさいコンゴウ……今、鎖を外すから……」
コンゴウ「漸くか……頼む」
蘭花は勇人の事を『絶大に信頼している事』に戸惑いながらも、コンゴウの説得に応じ、コンゴウに巻き付いている鎖を剥がそうとした途端……
李「……」
パチン!
蘭花「ッ!?何……これ……身体が『動かない』……」
コンゴウ「なっ!?貴様!何をした!?」
李は指を鳴らすと、蘭花は金縛りに掛かったかの様に、身体が動かなくなり、コンゴウは怒鳴りながら李に聞くと、李は怒りで我を失いつつ答えた
李「
コンゴウ「なっ!?貴様!一体何を言って……蘭花、アイツは何を言っているのだ!?」
蘭花「不味い!?李は『私達を使って』勇人を殺すつもりよ!!」
コンゴウ「私達を……ッ!?まさか!?」
李は母国語で怒鳴り、李の母国語が分からないコンゴウは蘭花に聞くと、蘭花は簡潔に翻訳し、コンゴウに伝えると、コンゴウは李の行動に気付き、焦ると李は怒りながら言った
李「
コンゴウ「や……止めろぉぉぉぉ!!」
コンゴウの制止を無視し、李は『三笠』『金剛』そして『摩耶』を使って、バトルモード『Ars nova』を発動させた
その三隻が『合体した姿』はまるで……
李「……まるで我々の復讐心を表しているようだ」
球体で神々しく、そして『禍々しくおぞましい姿』になっていた
正しく『復讐の鬼』になったかの様に……