できるだけ早く書けるようこれからもがんばります!
と言うわけで第7話です!どうぞ!(*・ω・)つ
「いやー。それにしても、優人が泣くなんて、珍しいこともあったもんだな。…明日、槍が降ってきたらお前のせいだな。(ボソッ)」
「……。」ガシッ
「…って痛い痛い痛い!てか怖い!?無言で頭ギリギリはダメぇ!」
「……。」ギリギリ
「ごめんなさいっ!聞こえてたなんて知らなかったんだ!じゃなくて、知らなかったんです!だから、満面の笑顔で頭にさらに力加えないでください!このままだと、バカになるぅぁあ!」
「……。」パッ
「…ハァ…ハァ…。…おま、…どんだけ馬鹿力なんだよ?…頭砕けるかと思ったわ。…てか、アイアンクローなんざ、爽やかなイケメンスマイルでやることじゃないぞ?」
「まるで、人のことを心ないやつみたいに言うからやった。反省も後悔もしていない。」
「…いや。別に心ないやつだとは思ってないけどさ、…お前、両親死んだとき泣かなかったろ?だから、まさか俺と再会したくらいで泣くと思わなかったんだよ…。」
そう、ばつが悪そうな顔をしながら言った。
「…泣かなかったんじゃないよ。泣けなかったんだ。…覚えてないからな。」
そう言ったとたん悟ははっとして、次いでやってしまったとばかりに苦い顔をした。
「…えーと。すまん。無神経だった。」
「…いや。大丈夫だ。」
「…。」
「…。」
お互いに沈黙した。
微妙に気まずい空気になってしまった。
「…あー!もう、この話は無しだ!暗くなる!」
そんな空気を吹き飛ばすように優人が言い放った。
「とりあえず、お互いに知ってる情報を交換しよう。その上で、これからどうするか決めよう。」
「分かった。」
「じゃあ、まずはユッキーがここに来た経緯を教えてくれ。」
「…だから、ユッキー呼ぶなっ!」
「さっきの仕返しだ。」
「うぐっ。…しょうがない、ほんとは嫌だけど、今日だけは何も言わない。ほんとは嫌だけど。」
「…そこまで嫌なのか。」
「…だって、ユッキーなんて、女子みたいじゃないか。」
「大丈夫だ。問題ない。」
「フラグか?もし、立ったらお前1人でしっかり回収処理しろよ?」
「何いってんだ?へし折るに決まってるだろ。」
「もう、好きにしたらええ。」
なぜか、『もう、諦めた!』という顔をされた。
「解せぬ。」
「…ふぅ。脱線したな。で、俺は、近所のおばちゃん家の猫が車に引かれそうになってるの見て咄嗟に庇って飛び出してものの見事に轢かれて、気がついたら知らないとこにいて、胡散臭い笑いを顔に張り付けた偉そうな奴等に『我に従え!異世界の勇者よ!』って言われて、なんかの魔法みたいなやつ向けられて意識なくしたとこまでしかわからない。」
「つまり?」
「なーんもわからん!」
ドーン!と効果音が付きそうなほど、ドキッパリと言い切った。
「…はあ。威張るようなことじゃないんだが…。」
「ははっ。まあまあ。たまにはいいでしょ。で?なんで優人はここに来ることになったんだ?…まさか、美咲ちゃん置いて死んだのか!?」
「あー…。まあ、死んだんだけど、美咲も死んで俺とこっちに来てるよ。」
「…え?…心中!?」
「するわけないだろ!」
俺が美咲を自殺に巻き込むようなやつだとでも思ってんのか!?だとしたらかなりショックだ…。
「じゃあ、なんかの事件に巻き込まれた?」
…わかってて言ってたな?何でも無いようにさらっと流したし。あとで、仕返し決定だ。
そんな考えはおくびにも出さずに会話を続けた。
「まあ、それが近いかな。…最高神様の子供たちの兄弟喧嘩に巻き込まれて爆死した。」
「…はぁ!?なんだそれ!?どういう状況!?」
「なんか、最高神様が仕事で忙しくて少しだけ目を離してる間に喧嘩になって、その余波が地上にいた俺にピンポイントで被害をもたらしたらしい。で、そんな俺の爆死体を目の前で見た美咲もあまりのショックで心臓発作になって死んじゃったんだと。」
「…えらく他人事だな?誰かにそう言われたのか?」
「その兄弟の、父親に言われた。謝罪と転生特典とやらを貰って二人一緒にここに来た。頼まれごともされたけど。」
「…つまりなにか?お前は最高神様に会った上に謝罪されて、兄妹共に特典貰って転生したと?」
「まあ、そんな感じかな。で、俺らが頼まれたのは、お人好しの魔王に味方して、操られてる勇者を物理的に説得して世界を救ってくることだ。あ。それと、また死んでも、好きなだけ転生させてくれるらしい。それで、飽きたら最高神様のもとで働かないか?と誘われてもいる。ついでにほかの世界の救済もやらされそうだけど。」
「…いろいろと突っ込みどころが満載だな。多すぎて俺には捌ききれないぞ。」
「まあ、簡単に言うと勇者とそれを操ってる教会を潰せばなんとかなるってことだな。悟、じゃなくて、ユッキーも操られてた勇者の一人ってことだろうな。」
「おい。こら。今なんで言い直した!?合ってたのに!てか、俺も操られてたのかよ…。縛られてた位だし、なんかやらかしたのか?」
「うん。なんか、だいぶキチガイだったよ?たしか、『なるほどな。それがお前らの返事かぁ。泣いて謝っても許さんよ♪ 魔王なんぞに与するお前らは神の名の元に全員死刑だ♪』とか言って剣向けてきたから、ぶっ飛ばした。」
「うわー…。ないわー。」
完全に自己嫌悪に陥ってしまった。
うーん。こう言うとき、どうすればいいんだっけか?たしか、こう言うときは慰めの言葉を掛ければいいはず。(たぶん)
「…ドンマイ。」
そう言って、ぽんっと肩に手を置いた。
「……。(泣)」
…あれ?間違えた。
もしかしなくても、俺、とどめさしたよな?
うわぁ。ミスったぁ!
と、とりあえずフォローせねば!
「だ、大丈夫だ!あれはあれでなかなかカッコ良かったぞ!?周りもああいうのりに関しては気にしない人が多いから大丈夫だ!」
「厨二病…黒歴史…ぐはぁ!(吐血)」
「ちょ!?悟ー!?」
ー数時間後ー
「…ギャグ補正って偉大だな。」
「メタ発言はご遠慮ください。」
「…ふざけんのもこの辺にしとこう。で?悟はこれからどうしたいんだ?」
「…協力する。お前らだけにそんな大事なこと背負わせる訳にいくか!」
「だと思ったよ。このお人好しめ。」
「何気にお前も人のこと言えないだろ。殺されたも同然なのに、キレない上に、頼まれごと引き受けてる辺りとか特に。」
「…まあ、確かにな。…じゃあ、これからもよろしくな!親友!」
笑顔で拳を突き出すと、悟も笑顔で拳をコツンと合わせた。
「あぁ!よろしく頼むぞ!親友!」
そう言って、どちらからともなく笑いあったのだった。
「…ところでさ、この空気で言うのもなんだけどさ。」
「どうした?」
直後、『グゥ~』という音が悟の腹から聞こえてきた。
「…なんか、食べるものくださぃ。」
「…やっぱり、お前、ユッキーだわ。」
「どういう意味だ!?」
「お前らしいってことだよ。皆に事情説明して、なんか、貰ってくるから待ってろ。」
そう言ってその場を去った。
後ろから、「俺らしさって、なんなんだろ…。」という呟きが聞こえてきた気がするがおそらく気のせいだろう。
いつものごとく、短いです。
もっと、溜めて置こうとは思うのですが、きりのいいところまで書こうとするとなぜかこれくらいの字数になるんですよね…。(言い訳)
これからも、できるだけ更新していこうと思いますので、よろしくお願いいたしますm(__)m