FAIRY TAIL したっぱ評議院の苦悩   作:村六分

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色々忙しくて更新が遅くなりました。
楽しみにしてくれている方がいたらすいません!
今回は書き方を変えてみたので前とどちらが読みやすいか教えてくらたら嬉しです。


1章
1章 腹が減っては戦は出来ぬ


 あれから数日後、俺が寝込んでいる間に自体はあれよあれ

よと進んでいた。

 

 なんちゃってサラマンダーもといD級指名手配犯プロミネンスのボラによる人身売買の一件は主犯とその仲間達は一人残らず身柄を確保された。そこまではいい、だが……ーー。

 

「シュバルダス……。またお前やらかしてくれたな……」

 

 後処理をするこちらの身にもなってくれと言わんばかりの表情で大きくため息を漏らす。

 

 いや、俺は悪くない……とは言い切れないが今回の一件の被害ーー、具体的に挙げるなら人工的に起こされたと思われる大津波、それによって運ばれた客船の破損……、原因不明の火災被害……。

 

 断じてこれらは俺がやったことではない!!桜髪の竜の子と金髪ベリーメロンの妖怪水かけ女の仕業に違いない。

 

 しかし、幾ら熱弁しても上司は聞く耳を持たずに結局一件の損害賠償と始末書を書かされるはめになった。

 

 おかげで潜入捜査の予定も狂うは、ついでにとかいって事務机という我が聖域に無断で書類の束を置かれて雑務をやらされるは実に不愉快である。

 

 あの二人にはいつかこの落とし前を着けねば割に合わない。特にあの精霊使いの少女は御自慢のベリーメロンをチチもげ!してやると密かに決心するのであった。

 

 

 

 

 

 

 

 

………

……

 

 世の中理不尽に溢れている。

群れて他を見下さないと己が価値を見出だせないライオンの群れのような人間ばかりが俺を取り巻く世界にはいなくて身が悶えそうだ。

 

 だからこそこんな世の中だからこそ力があってもそれを秘めて必要としている場面でのみ使うようなでっかい男、カバのようになりたい。

 

 ライオンの元には小鳥は寄り付かないがカバの元には寄ってくる。さすれば自ずとセクシーバンビーナちゃんがわんさか近寄ってくるのも通り!

 

「……。」

 分かってますよ読者さん。そんなこと思っているから何時までもしたっぱの雑用何だといいたいのでしょう?

 

 では、逆にお尋ねします。

「それが男の性ってもんだろおおおおおっ!!」

 

 変質者の絶叫に驚きベンチに横たわる発生源から周囲の人々が去って行く。

 

 始末書と賠償金の支払いによって一文無しと化した俺は汽車で半日はかかる評議院本部から出張先フェアリーテイルがあるマグノリアまで徒歩で移動していた。

 

『損害賠償で金がない?知らんワイそんなこと!歩いてでも行け!』と直属の上司であるミケロさんに相談したらこう切り捨てられたのだ。

 

 本人は本気で言ったつもりではなかったのかもしれないが徒歩で移動という金字塔を成し得るしか手段がない。お陰さまで三日近く、食べず(水は公園の水飲み場などを利用)風呂に入らずの日々を送っている。

 

 空腹に倒れそうな上身体中から土と汗の混じり合った臭さ歩き疲れてぼろぼろの心身……。

 

 俺は悟りを開いた。

 

 そしてその辿り着いた答えとは、ーー。

 

 

 

 

 

 

 猫耳はやっぱり可愛い女の子に限るということだ。

 

 自己中が真骨頂たる我が上司ミケロは見た目だけならチャームポイントたるネコミミのお陰もあって可愛らしいおじいちゃんと評議院内では通っている。しかし、見た目とは裏腹に性格は最悪えあり、俺もよくその被害を受けている。今回もその一つと言ってもいいだろう。性格最悪のくせにマスコットキャラとして評議院内の女性から人気がありどさくさ紛れにあーんなとことやこーんなところをーー……。

 

 べっ、別に羨ましくなんかないんだからね!

 

 駄目だ…。空腹と疲労感が絶頂を超え、意識がもうろうとする思考も訳が分からん。世界が一面真っ白の銀世界だ。

 

 ーーあ、いく。

 

 俺が意識を失うと同時にその場に力なく倒れた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………

……

 

「知らない天井だ……」

 

 まるで水泳の授業後の脱力感が全身を覆う。先程までの記憶がない。ココワドコワタシハダレ?ここは知らない寝室、私はモテモテ紳士。大丈夫だ、平常運転問題ない。しかし本当にここは何処なんだろう。確か上司の愚痴を公園のベンチでしていたら腹減りと疲れのあまりにたおれてしまった倒れてしまった……のかな?

 

 意識が鮮明になってきた。ドアをコンコンとノックする音に反応しそこに視線を向ける。

 

 まさか、これは謎の美少女登場の展開!?

いや、否だ。過度な期待は身を滅ぼすと学生時代にあれほど戒めてきただろう。

 

 例えば、俺の事を嫌っていた連中が文字が可愛い女子にラブレター代筆してもらってそれを俺の机やらロッカーやら下駄箱やらに入れて、『ずっと好きでした。放課後屋上でまってます』なんて書いていたらそりゃあ行くしかないでしょう。

 

 案の定4時間待っても誰も来なかったけれども……。いや、いるにはいたがそれは漢の純情が傷ついてる様子を眺めて嗤うっていたスウィートリア充(笑)どもだった。本人達はこちらが気づいてないと思っていたんだろうけどぼっちって案外気配とか視線に敏感だから気づいてない筈がないだろう。

 

 わざわざ高価な録画ラクリマカメラなんて準備して一体何がしたかったんだろうねー、全く。え?そんなことされて悔しくないのかって?別に~。何とも思ってないけどー?なんか文句ありますかー?

 

 ーー……。すいません、強がりました……。悔しいです。めっちゃ悔しいです!ごっさ悔しいです!でも、諦めたらそこで試合終了なんだろ、安西先生……。俺……。リア充したいです……。

 

「失礼しまーす。ってここ私の部屋だった……」

 

 お盆を片手にててへ、とはにかむ天使が降臨なされた。腰の辺りまである眩いばかりの銀髪、顔立ちも幼さ残しながらも整っており、何よりも吸い込まれそうなほど青い天色瞳。雪の様に白い肌。先程の言動から天然ちゃんなのだろうと予測する。

 

「安西先生っ!あんたを信じてよかったよ!!」

 

 予想も出来なかった天使降臨に舞い上がってしまいばっと起き上がり両の手を握り拳してしまう。

 

「のわあああ。って案外元気そうだね君……」

「おかげさまで。それより姫様、ここまでよくしてもらってなんですが……」

「ん?何かな?」

 

 天色の少女に応呼するように俺の腹の虫がグーーーーっと唸る。

 

「なんか食べ物恵んでください…」

 

 ははは、と少女に苦笑いされるが仕方がない。腹が減っては戦は出来ぬ。とりあえず今はゆっくりするしよう……。

 

 

 

 

 

 

             




3000字超えるって難しいなあ…。
精進あるのみ
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