最近忙しくて...あ、あと桜セイバーの新衣装...ですがずっと考えていたのですが自分には思いつきませんでした!すみません!m(_ _)m
拘束衣以外なら考えてはあるんですが...どうしても拘束衣は考えられませんでした...期待していた方、すみません!
長くなりました。それでは本編をどうぞ
「脳波の正常を確認しました。この調子ならもうすぐ目覚めますね」
声が聞こえる。
もう体には先程のような疲労感はない、目に眩しい光が入りゆっくりと瞼を開ける。
「…おはよう」
知らない天井、設備を見る限りここは保健室…なのだろうか、以前の保健室とは違い何処か古めかしい木造建築になっている
「はい。おはようございます、先輩」
そう言ってにっこり微笑んでくれたこの娘はこの聖杯戦争を管理する上級NPCの1人…だったはずだ
「それにしても…ここは何処なんだ?聖杯戦争はどうなったんだ?」
「ここのことは私にもよくわかりません。 …わかることといえば、マスターの方や私たちNPCはみな気づいた時にはこの木造校舎にこぼれ落ちてしまっていた、 ということだけです」
…原因はわからない、か…
何故かは知らないが自分は聖杯戦争中に何らかのトラブルに巻き込まれてしまったらしい。
トラブルといえば、あの夢は何だったのだろうか。 他のマスター達もここに来ているのならみんなあの夢から逃げ出してきたのだろうか?
「あ、そういえばあの夢は何だったんだ?他のみんなもあの夢から逃げ出してきたのか?」
「いいえ、 何故かは分かりませんがあの夢を見ていたのは先輩だけです。 あのままだと危険な状態だったので取り敢えず体だけでも保健室に運ばせてもらいました」
そうだったのか、あのままだと…
確かにあの時はどんどん自我も消えていって自分というものが無くなるような感覚だった。 夢…というより幻覚に囚われていたようなものだったのかもしれない、あの時セイバーが助けに来てくれなければ…セイ、バーが…
「そうだ!セイバー!セイバーは?」
「セイバーさん、ですか…」
何故か桜は顔を俯いて言いづらそうにしている、まさかセイバーは俺を助けるために…
「セイバーさんなら先輩との魔力のリンクを完璧にするためにできるだけ近づいてもらって…隣で手を繋ぎながら寝ていますよ?」
確認してみるとセイバーが隣で寝ていた。そういえばほんのり手が温かい。 セイバーの小さな手はしっかりと俺の手を握っている。
寝顔かわいい。
「うっ!鼻血が…すまないが桜。 バケツとタオルを持ってきてくれないか?」
「バケツとタオル…ですか? 分かりました。 持ってきますね」
ああ、優しい後輩を持って俺は幸せだな。この保健室も彼女の性格が出てるのか整理整頓されているのが目に見えてわかる。 そんな保健室を赤き血潮で染め上げるわけにはいかないからね。
「ますたぁ…あったかいです…」
寝ながらセイバーは俺の手をほっぺたでスリスリとしてくる。
きゅうしょにあたった。効果はばつぐんだ。
「可愛すぎる...!!!」
ごめん桜……耐えられなかったよ…
「ぐふぅ!」
「……ん、ますたぁ?...ま、マスター!だ、大丈夫ですか!」
こうして俺は綺麗だった保健室に赤い花を無事咲かせ自分のサーヴァントとの再会を果たした。
〜〜〜〜
「ではゆっくりと思い出してください、あなたは誰なのか、聖杯とは何だったのか、聖杯戦争とは如何なるものか」
聖杯戦争とは魔術師達による聖杯の争奪トーナメントだったはずだ。
まずは本戦の前に予選があり、偽りの学園生活を送らせられる。 そしてその四日間の間に自我を呼び起こし真実に気付けたものだけが記憶を取り戻し本戦…即ち聖杯戦争へも進むことができる。
本戦では7日間ありその内6日間の間に戦いの準備を進め7日目に対戦相手と闘技場で…
…あれ?
「やはり岸波さんも他の皆さんと同じのようですね」
…関わった参加者の事なら漠然と思い出せる、セイバーとも共に戦ったはずだ。だがどんな戦いを繰り広げたか、どんな相手を倒したかひどく曖昧だ。…それに、なぜ自分はこの戦いに参加したのだろうか…それも思い出せない。
「落ち着いて聞いてくださいね、岸波さんは自分がマスターであることしか思い出せない記憶障害状態なんです」
記憶…障害…
「はい、岸波さんは特に睡眠時間が長かったので自分自身の記憶すらもリセットされたようですね」
という事は俺はセイバーとの今までの戦いを忘れてしまったのか、嬉しい事も苦しい事も二人で乗り越えたはずなのに俺だけがその事を忘れてしまっている。 その事実に胸が痛む。 早く記憶を取り戻さなければという思いがまた深まった。
「…気にしないでくださいマスター、 確かに悲しいですが起きてしまった事は仕方ありません、 私も強引にこちら側に来てしまったためか記憶が曖昧な所がありますし」
…明らかに無理をさせてしまっている、このままこっちが落ち込んでいたらセイバーも暗くなってしまうだろうし…
「…このまま落ち込んでいても何も始まらないしな、よし、これからは二人で協力し合いながら頑張ろう、セイ…あれ?セイバー?」
「あの夢の中で無理をしすぎました…ま、魔力がぁ…こふっ!」
セイバーが倒れてしまったので運んで行く事にする、そしてそのまま保健室を後にしようとした時、唐突に少女から声をかけられた
「先輩、 私の名前分かりますか…?」
そういえば今日は名前を呼んでいなかった、名前を覚えていないんじゃないかと不安な調子で聞いてくるのも当然だろう。
もちろん彼女の名前なら覚えているともさ。
「フランシスコ…」
「先輩♡私の名前…ワカリマスヨネェ?」
「HAHAHA!! わかるに決まってるだろ桜!もちろんだよ桜、俺が君の名前を分からないわけがないだろ桜! 君の名前は間桐桜、料理上手で清廉潔白でかわいいかわいい俺の後輩だ。」
「分かっているなら何よりです♡」
…笑顔って何だっけ?完璧に目が死んでいた。
危なかった。
一瞬だが凄まじいほどの殺気を放っていた。 そしてまさかこんな所で死を覚悟する事になるなんて…。 そして桜に礼を言い、保健室を後にした。
〜〜〜〜
そうして部屋の前でシンジ、あとなんか修道女みたいな人と出会った。
「やあ岸波、君は僕のもちろん覚えてるよね? …レオの奴、この僕が協力してやろうか? って言ってやったのにあいつ、僕のことなんか知らないなんて言いやがった、 本当失礼だよねあいつ」
シンジは相変わらずプライド高いなー。 それで、この修道服を着ている人は誰なんだろう?
「こんにちは、私の名は殺生院キアラと申します。 諸事情により深くは関われませんが仲良くしてくれると嬉しいです」
「俺は岸波白野、こちらこそよろしく」
そしてキアラさんは去っていった。 さっきからずっと何かを話しているシンジは放っておいて教室の中をノックする、するとどうぞ、という声が聞こえた。
「グッドモーニング!岸波さん」
そして声のした方に向き直る、するとそこには簡単に忘れる事はできない風格を持つ男、レオがいた。
その隣にはサーヴァントのガウェイン、そしてユリウスがいた。
「ああ、おはようレオ。それにガウェインにユリウスも」
二人に挨拶をして並べられていた椅子に腰をかける、レオは何か神妙な面持ちでこちらを見ている。
…それほど状況は絶望的なのだろうか。
「折角気合を入れた挨拶をしたのですが無視ですかそうですか…ところで岸波さん、一つ聞いてもよろしいでしょうか?」
「…ああ」
例え状況がどんなに絶望的でも自分の置かれている状況くらいは把握しておかなければいけない、覚悟は出来ている、例えどんな事でも臆したりはしない…!!
「何故、そちらの少女を離さないのでしょうか?先程からずっと気になっていたんですが…」
「…どんなに恐ろしいことかと思ったら…何だ、そんなことか。レオがあまりにも真面目な顔をしてるから勘違いしちゃったよ」
どうやら俺がセイバーを片時も離さずに今でさえもお姫様抱っこで話をしていることに疑問を抱いていたようだ。
「へえ…そこまでして離したくないとは…はっ! もしかしてそれは愛というやつですか!
愛してるからこそ離したくない、 というやつですね!
なるほどその感情は僕にはまったく理解しかねますが実にエクセレントです! …時に岸波さんは女性のバストサイズはどれ程が好みですか?」
レオのテンションが跳ね上がりあらぬ事を聞いてくる。
…さっきからチョイチョイおかしいせいで別人なんじゃ無いかと疑うくらいだ。…いやそう思いたいほど俺の知っているレオでは無くなっているというだけなのだが。 バストサイズか…取り敢えず無難に答えておこう。
「バストサイズか…特にないけどやっぱり胸は大きい方がいいよね!」
し、しまった!つい本音がでてしまった!特にないけど…って特にあるじゃないか!大きい方がいいって言っちゃったよ!
「ふっふっふ、やはりマスターは私にメロメロですね! まったく、そんなに遠回しに言わなくてもマスターが私にメロメロなんて分かりきった事実ですしおすし?」
セイバーが何か言ってくるが生憎今は男同士の真剣な話し合い…ここは無視させてもらおう。 …ごめん、セイバー。
「それで、レオさんはどのバストサイズをお好みなので?」
「無視ですかぁ!?ますたぁ!」
「そうですね、 僕は「私は!年下こそが至高だと考えます!例え巨乳であっても年上など認めません!ならば私はロリ巨乳への道を歩む!年下で巨乳、この素晴らしさがわからないとは言わせません!」
いきなりどうしたんだガウェイン!?主の言葉を遮ってまで叫ぶなんて…生前何かあったのかは分からないが先程まで纏っていた騎士高潔オーラが吹き飛び、腕を高く天に掲げ声高々に叫んでいる。
…騎士とは一体…
「調子に乗った私が悪かったです〜、構ってくださいぃ…ますたぁ〜」
そういいセイバーは構って欲しい子供のように俺の胸にしがみ付いてくる。 …かわいい、正直たまらんです。ハイ。
「そこまでにしておけ。 岸波、 レオ。 話し合いの中心であるお前達がふざけていたら収拾がつかなくなってしまう。 そんな事より今はこの事態を何とかするべきだろう」
「相変わらず兄さんはお堅いですね。残念です…これを機にキャラチェンジをしようと思ったのですが… ならば改めて自己紹介でもしましょうか。
僕の名前はレオナルド・ビスタリオ・ハーウェイです。気軽にレオとお呼びください」
「ガウェインです。すみませんが今我が主は年相応の無邪気さを暴走…コホン。
前面に押し出しています。ですので、多少の我儘は大目にみてくださりますようよろしくお願いします」
「…ユリウスだ、今はレオの護衛役及びお目付役として側にいる。 短い間だろうがよろしくな」
そういい黒コートの男性…ユリウスはその場を落ち着かせる。
そういえば先程レオは兄さんと言っていた、二人は兄弟なのだろうか。
…全然似てないけど。
「失礼します、校内のスキャンは完了しました。他に未発見のマスターはいないようです」
「そうですか…僕達がいるのならもしかしてと思ったのですが、いないなら仕方ありませんね。 ……岸波さん、貴方に来てもらったのは他でもありません。
…この旧校舎から、この月の裏側からの脱出作戦に協力していただけないでしょうか?」
そう言うレオの顔はふざけた調子ではなく真剣な表情に変わっていた。
その顔を見て、やはりこの男はレオなんだという事を再確認した。
〜〜〜〜
レオの話を纏めるとこの校舎は黒い海に囲まれておりこのままではい つ沈むかもわからない、おまけに俺たちは記憶も封じられている
だから表では敵だがこの月の裏側から表側に帰るまでは同じ目的を持つ仲間同士、協力しようという事だった。
…そんなの聞かれるまでもない。
「もちろんだよ、だけど一つ聞いてもいいか?」
「何でしょう?」
「何で俺なんだ? 話を聞く限り他のマスターはいるんだろ?他の人達には声をかけなかったのか?」
確かに、この状況では脱出するという事しか思い浮かばないだろう。
だが、ここにいるマスターは俺だけではないはずなのに何故俺に声をかけたのだろうか。
「確かに他のマスターもいるにはいたのですが...サーヴァントを持たないマスターがほとんどでサーヴァントを持つ人達には声を掛けたのですが協力はしてもらえませんでした」
「そうか…みんながみんなここをでたいってわけじゃないって事か」
考えてみれば脱出したいという人もいればこのまま脱出なんてしないでここにいたい、それどころかレオと協力なんてしたくないという人もいるのだろう、人の価値観なんてそれぞれだ。
…俺はここから脱出したい。ならば同じ志を持つもの同士が協力し合ってここから脱出しなければ。
「では改めて、レオナルド・ビスタリオ・ハーウェイの名の下にここに月海原生徒会の発足を宣言します!」
強い意志のこもった声が、生徒会室に鳴り響いた。
本当に桜セイバーの衣装募集してます...
拘束衣はもちろん、他の可愛らしい衣装など桜セイバーに似合いそうな服を教えてください!案があればどんどん活動報告にお願いします。