運命とぐだぐだな日々   作:いんふぇるの。

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あぁ――人の終わりはそこにある。

きっとそれを地獄というのだろう。

それでも、そうだとしても――

少年は、絶対に諦めない。




英霊召喚

――世界は崩壊した。

 

たった一言。

なんて簡素な結末だろう。

一部の隙も、疑いもなく人類は終焉を迎えた。

 

人理焼却、人の築き上げた軌跡も歴史も『なかった』とされてしまったのだ。

 

その人智を超えた結末が、如何なる方法によってもたらされたなんて想像すらできない。

突然に終わりを迎え、ただその結果に溺れることしかできない。

 

もとより魔術などという今までの自分の常識の外に在った法に振り回されているというのに、そのうえ人類滅亡だなんて受け止めきれるはずもない。

 

 

――けれど、立ち止まることはできない。

 

 

例え偶然だったとしても。

例え運が良かっただけなのだとしても。

 

 

――俺は、生きているのだから。

 

 

ああ、そうだ生きている。

この身は未だ死んでいない。

歩ける足があるのだから。

握れる拳があるのだから。

 

そしてなによりも。

何よりも大切なモノ。

 

この背を支える――

 

『先輩』

 

支えてくれる人達が俺にはいるのだから――!

 

誰かによって押し付けられた終焉なんて冗談じゃない。

終わりを決めるのはいつだって自分の意思だ。

 

俺はまだ終わってなんかいない。

そう思える間は、足掻いてやろう。

 

向かう先が無窮の地獄であってもきっと歩き続ける。

隣を歩いてくれる人がいる限り。

孤独ではないとこの心が吠える限り。

 

俺は、絶対に諦めない。

 

 

だから――!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

諭吉先生2枚を生贄に捧げて英霊を召喚する――!!

 

「もう止めてください先輩!先輩の財政状況はすでに崖っぷちです!」

 

 

 

 

 

 

人理継続保障機関カルデア。

世界の終わりを防ぐという目的の元結成された組織。

そして、唯一人理焼却から逃れた特異点。

 

人類の最終防衛線ともいえるそこに俺たちはいた。

 

聖晶石、英霊を召喚するための媒介となる石を握りしめた俺と、その俺に縋り付いて動きを阻害する淡い髪色の少女――マシュ・キリエライト。

 

人理を修復するには普通の人間の力だけでは足りない。

人の築き上げた軌跡、歴史に刻まれた英雄偉人の力を借りてようやく戦場へと向かうことが許される。

 

だからこそかつての英雄たち――英霊を召喚しようとしているのだが、なぜマシュは止めるのだろうか?

 

「駄目です先輩」

 

止めてくれるな、マシュ。

 

「駄目ったら駄目です」

 

そういわず、あと一回、あと一回だけだから。

 

「そのセリフ、10回ほど聞いてます」

 

いや、ほんと。これが泣きの一回だから。

ラストだから。最後だから。ほら諭吉先生も笑ってくれてる。大丈夫、回しなさいって。

 

「それ握りしめたお札の皺でそう見えるだけです!これ以上は身を滅ぼしますよ先輩!」

 

俺はもう決めたんだ、たとえこの身が破滅しようとも、人類史を取り戻すって――

 

「先輩が向かっているのは破滅ではなく破産です!」

 

そうとも、俺はハサンと共に戦ってきた。

彼の宝具はフランスで大いに活躍してくれたよ。

 

「それは破産ではなくハサンさんです!」

 

あぁ、燦燦と輝く太陽を取り戻すためにここで止まれない。

あんな空に浮かぶ光の環なんかじゃなく本物の太陽を取り戻してやる。

この想いはきっと太陽に届くって証明してやる。

 

だから来てくれ、玉藻の前――!

 

「確かに太陽の人ですけれど欲望に塗れてます先輩!あぁ!?なんの躊躇いもなく10連を回すなんて――!」

 

40個の聖晶石が輝きはじける。

秘められた膨大な魔力が神秘の法則の形を成し、人の歴史に刻まれた英雄を呼び起こす。

魔力の奔流は光の帯となり、体を吹き飛ばすような神秘の胎動が電撃のようなスパークを纏う――!

 

 

こい、来い、恋――!

 

 

 

 

 

 

「「来、ま、し、た♡」」

 

清姫×2――!(今季2人同時、通算18人目)

 

 

 

 

 

 

なぜだ、なぜ我がカルデアには星5がいない。

 

「星5ってなんですか先輩」

 

そりゃ清姫は嬉しいよ?

でも宝具もMAXだし最終再臨までいってるんだ。

これ以上来られても、ダ・ヴィンチちゃんに任せるしかないんだよ……

 

「ダ・ヴィンチちゃん、またかい、と言いたそうな顔で清姫さんを受け取ってましたね」

 

いや、だが逆に考えればサーヴァントが同時に2人も来たんだ。

これは運気が上がってきてるんじゃないか?

 

「先輩、この部屋中に転がっている黒鍵から目を逸らさないでください」

 

そうだ、イケる。次はきっとイケるはずだ。

 

「あぁ、先輩の目がぐるぐるしてます!」

 

大丈夫、次は来る。

間違いなく来る。

そう言っている、俺の魂が。

 

いけるかい?うん、逝ける逝ける!

 

「先輩!壁に向かって自問自答しても正しい答えはでないですよ!」

 

次はきっと星5がくる。

この魂がそう叫んでる。

 

「えぇ、えぇ!その通りですともマスター!きっと次こそは次こそは!それが地獄だったとしても地獄だからこそ!逝かずにはいられないその姿こそ美しいのです、尊いのです!(ワタクシ)、そんなマスターが大好きですよ?えぇ、悪魔ですから(ワタクシ)

 

ほら、俺の魂が叫んでる。

 

「それメフィストフェレスさんの声です――!」

 

答えはそこに在ったんだね。

大丈夫、マシュ。答えは得た。

俺、もう少し頑張るから。

 

「文字通り悪魔の囁きに耳を貸さないでください先輩ーー!」

 

「おや聞く耳を持つなと?それは正しいですねお嬢さん。でも囁かずにはいられない悪魔ですから私?マスターを終わらない円環に叩き落すとか大好物なので!」

 

「とりあえず出て行ってくださいメフィストさん!――はぁ、とにかく、一度落ち着いてください先輩」

 

そうだな、自分の中の答えだけでは客観性に欠けるか。

マシュがそこまで言うなら第三者の意見を聞こう。

 

「良かった、冷静になってくれたんですね先輩」

 

伸るか反るか、行くか退くかを問うならば、戦場を俯瞰し戦況を読める人材がふさわしいな。

となると、軍人、それも指揮官に意見を聞くのがいいか?

 

「急に真面目な考えでちょっと驚きました。でもさすが先輩です!確かに英霊の皆さんは運否天賦に任せる方も多くいますから。指揮官として戦った方ならばきっと先輩を冷静に窘めてくれるはずです――」

 

そういうことだ。

貴方の意見を聞こう!

 

 

 

 

――ジル・ド・レェ元帥!

 

「この私を頼ってくださるとは望外の喜び。そうですな、英霊召喚はマスターにしか行えない神聖なる行為。誰でもない貴方にしかできない仕事であり、世界救済に不可欠なのです。で、あれば。ここは少々の犠牲を被ろうともやるべきかと。無論、マスターにその犠牲を強いるのは心苦しい。しかし、貴方に縋るしかないのです。

 

 

 

 そう――――是非とも聖処女を呼び出してくださいマスタァァァァァァァ!!!!」

 

あぁ、わかったよジル!俺、きっと召喚するから、してみせるから!

 

「それ汚い方の元帥です先輩ーーー!」

 

その行先が地獄だったとしても、君が隣にいてくれるなら俺は大丈夫だから、マシュ――

 

「はい!どこまでも一緒に――――――って、誤魔化さないでください!!」

 

今だ召喚のチャンス!廻れ運命!しかして掴め!今必殺の諭吉投入――!

 

「あぁ!?また性懲りもなく聖晶石40個が――!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「サーヴァント、ルーラー、ジャンヌ・ダルク、召喚に応じ――」

 

ジャンヌゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

「ジャンヌゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ!!!!」

 

「うるさいです先輩と元帥!……はぁ、でもジャンヌさんが来てくれたので、これで先輩も落ち着いて――」

 

来た!星5来た!乗るしかないこのビッグウェーブに!

 

「落ちついてください先輩――!!」

 

来たれ天秤の守り手以下略――!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ま・す・たぁ♡」

 

――今季3人目、通算19人目。




福沢諭吉は日本において最強の英霊(確信)

10万ツッコんでも嫁王が出なかった怒りをギャグに変えてお届けしますぐだぐだな日々。
ストーリーの再構成とかはしません。

私が手に入れた英霊を使ってギャグります。
出してほしい英霊がいたらどしどしご希望ください。
書くかもしれません――私が持ってたらですが!

そんな感じで今後ともよろしくお願いします。
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