インフィニット・ストラトス ~迷い込んだイレギュラー~   作:S-MIST

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本作も随分長くなってきましたので、人物像を一度整理するために作成しました。
情報が色々なところに散らばってて探すのが中々大変で………。(涙)
作者用に纏めたものですが、もし読者様でも「このキャラってどんなキャラだっけ?」と思っている方がいたらお使い下さい。
もしかしたらちょこちょこ追加したりするかもしれません。
因みにえっちぃ設定については濃度薄目にしております。
XINN様から頂いたイラストを使わせて頂いてます。ありがとうございます!!


第253話時点の登場人物紹介(イラスト有り)

  

▽本作の主人公:薙原 晶(なぎはら しょう)

性 別:男

瞳の色:黒

髪の色:黒

容 姿:首筋程度まである黒髪。ややツリ目気味の黒目。

    それなりに整った容姿とスタイル。

    (第01話にて描写)

体 形:中肉中背に見えるが逞しく引き締まっていて力強い。

    女性から見ると、とても魅力的に見える体。

    (R-18の第36話にて描写)

年 齢:本作開始当初は15歳→現在は22歳。

専用ISの機体名はNEXT。次世代という意味で名付けられた。

専用ISの外見及び全高

 ファーストシフト形態はACFAで使っていた機体の再現機体でASSEMBLEやSTABILIZERは以下の通り。

 全高は2.0~2.5メートル程度。(アセンブルにより変化する)

                               

ASSEMBLE

 →HEAD:063AN02

 →CORE:EKHAZAR-CORE

 →ARMS:AM-LANCEL

 →LEGS:WHITE-GLINT/LEGS

 →R ARM UNIT  :07-MOONLIGHT(レーザーブレード)

 →L ARM UNIT  :ACACIA(アサルトライフル)

 →R BACK UNIT :RDF-O700(レーダー)

 →L BACK UNIT :HLC02-SIRIUS(ハイレーザーキャノン)

 →SHOULDER UNIT:051ANAM(フレア)

 

STABILIZER

 →CORE R LOWER :03-AALIYAH/CLS1

 →CORE L LOWER :03-AALIYAH/CLS1

 →LEGS BACK  :HILBERT-G7-LBSA

 →LEGS R UPPER :04-ALICIA/LUS2

 →LEGS L UPPER :04-ALICIA/LUS2

 →LEGS R MIDDLE:LG-HOGIRE-OPK01

 →LEGS L MIDDLE:LG-HOGIRE-OPK01

                               

専用ISの外見的特徴

 くすんだ黒を基調として各所に白いライン。蒼いカメラアイ。

 

専用ISの性能

 使用レギュレーションは1.15。つまりエネルギー無制限。

 環境汚染を引き起こすコジマ粒子は束博士によって無害化。にも関わらず同等のエネルギー効率を実現しているチート機体。

 更にAC特有の武装換装機能にISの拡張領域機能が合わさって、何時如何なる時でも武装変更可能という超凶悪機体。

                               

+セカンドシフト後のNEXT

 同じNEXTという呼称だが、N-WGⅨ/ISというルビが付く。

 

セカンドシフト後のNEXTの外見及び全高

 『ARMORED CORE VERDICT DAY』におけるラスボス、N-WGⅨ/Vとほぼ同じ。

 カラーリングもほぼ同じであるため基本色は深みのある黒。関節部やフレームの一部はダークメタリック系。発光部は赤色となっている。

 差異はN-WGⅨ/Vでは右首元付近にあった動力パイプらしきものが無いくらい。

 全高は2.0~2.5メートル程度。(アセンブルにより変化する)

 

 第245話で小規模アップデートが行われ、外装が少し変化している。

 

【挿絵表示】

 

 なお人型ではあっても人間のシルエットではないが、生身の肉体は位相空間に移されているので問題無い。

 

 性能は隔絶の一言。

 以下、第171話より抜粋。

                               

―――セカンドシフト後の諸元性能値―――

                               

機体コード

 N-WGⅨ/IS

 

ジェネレーター

 トリプルコア

  →発電衛星“アンサラー”のコアの正当進化系。

   これにより“アンサラー”を超える出力を実現している。

 

通常ブースト

 11.2km/s(40,320km/h)

 第二宇宙速度=地球脱出速度と同等の速度。

   

クイックブースト

 33.6km/s(120,960km/h)

 第三宇宙速度=太陽系脱出速度が約16.7 km/s (60,100km/h)。

  

オーバードブースト

 53.76km/s(193,536km/h)

 瞬間的加速のクイックブーストと違い、この速度で巡行する。

                               

搭載武装

両 手:ハンドレールガン

 EN物質変換により弾数無制限。

 老神を超える衝撃力と破壊力をマシンガンの連射力で発射する武装。

 

 第245話にて、右手のロングバレルタイプと左手のショートバレルタイプに性能の違いと型式番号が付いた。

 右手のロングバレルタイプがYWH160HR-KRSV-longbarrelで、連射レートが多少低くなっている代わりに、威力が高いアサルトライフル型。

 左手のショートバレルタイプがYWH160HR-KRSV-shortbarrelで、連射レートが高い代わりに、威力が多少下がっているサブマシンガン型。

 更にエネルギー物質変換による実弾攻撃性能そのままに、モードチェンジでレーザーとプラズマの撃ち分けが可能になったのみならず、3種の複合同時攻撃が可能で、それでいて重量増加は僅かというトンデモ武装となる。型式番号の元ネタは共にネタ兵装から。

 

両前腕:レーザーブレード

 使い易さが重視されたノーマルなレーザーブレード。

 ただしその破壊力はNEXTとは比較にならない。

 

右 肩:多目的テンタクルユニット×5

 N-WGⅨ/Vでも肩にある動力パイプのようなもの。

 N-WGⅨ/ISでは思考コントロールにより敵機の捕獲や殴打に使える他、束とのリンクによりハッキング用端末としても使用可能。

 なお第186話にて、物理的に対象を浸食してデータを頂くという、電子防壁が全く役に立たない方法でのハッキングが可能と明言されている。

 これを防ぐなら電子防壁ではなく、浸食を防ぐ為のナノテクノロジーが必要。アンサラーを超える莫大な出力に裏打ちされた浸食を防げるなら、だが。

 因みに第171話で言及されているように、普通にブッ刺して束のハッキングを中継する事も出来るので、非常に使い勝手が良い。

 そして第191話にて、物理的な浸食である事を利用して構造情報そのものを明らかにする事も可能、と明言されている。

 ただし唯一の欠点として浸食は不可逆であるため、やってしまうと対象物質の強度その他諸々が変わって再利用不可となっている。

 将来的には可逆的に行える可能性もあるが、現段階では不可逆。

 

左 肩:多目的テンタクルユニット×5

 同上。

                               

内装武装

ロックオンレーザー

 パルヴァライザーに搭載されている物の正当進化系。

 複数対象をロックオン可能で連射性能に優れる上に、単発それぞれの威力がフルチャージコジマキャノンに匹敵。

  

アサルトアーマー

 ナインボール・セラフに搭載されている物の正当進化系。

 その威力はツァーリ・ボンバ(人類史上最大の水素爆弾)を超える。

  

アサルトキャノン

 アサルトアーマーの破壊力を一点集中する兵器。

 

多目的オービット

 IBISに搭載されている物の正当進化系。

 攻撃のみならず防御フィールドも形成可能。

 汎用性に優れる。

 拡張領域(バススロット)から直接展開されるため、兵装ラックが存在しない。

 

重力爆撃(グラビトロン・クラスター)

 束の専用IS“エクシード”に搭載されている広域殲滅兵器の正当進化系。

 アサルトアーマーに威力で劣るが範囲で勝る。

                               

防御兵装

ナノスキンアーマー

 IS標準装備の物だが、当然の事ながら防御力は桁違い。

 

全身装甲

 N-WGⅨ/ISの外殻を形成する物理装甲。

 第一次形態に比べ強度が桁違いに上がっている。

 

エネルギーシールド

 IS標準装備の物だが、当然の事ながら防御力は桁違い。

 

重力制御型防壁(グラビティ・シールド)

 束の専用IS“エクシード”に搭載されている防御兵装の正当進化系。

 

次元湾曲防壁(ディストーションフィールド)

 発電衛星“アンサラー”に搭載されている防御兵装の正当進化系。

 これにより空間破砕などの次元兵器に対して耐性を得ている。

                               

その他

スターゲート生成能力

 束が発明したワープ技術の正当進化系。

 これにより任意の空間に接続して自由に往来が可能になる。

 とりあえず銀河系内であれば1回の接続で何処でも行ける。

 展開できるスターゲートの直径は大体100kmくらい。

    

ワープ妨害フィールド発生装置(第208話にて登場。以下抜粋)

 NEXT(N-WGⅨ/IS)拡張領域(バススロット)には、異文明の戦闘艦との戦闘に備えて、ワープ妨害フィールド発生装置が準備されていた。これまでに収集した情報から宇宙文明の船は、ワープドライブ起動からワープ開始まで最速で2秒を切る事が分かっているため、ワープ妨害が必須だからだ。なおワープに関する基本原則として、軽量な船ほど早くワープ開始出来て、大きく重くなるほどワープ開始まで時間がかかる、というのがあった。

 

 中略

 

 晶はNEXT(N-WGⅨ/IS)拡張領域(バススロット)からワープ妨害フィールド発生装置をコール。緑の光と共に、手元にオレンジ色の円筒形の物体が現れた。大きさはラクビーボール程度。使い捨てのタイプで、妨害範囲は直径20キロメートル、効果時間は180秒。利便性はかなりのものだが、宇宙文明の戦闘艦の戦闘速度を考えると、相手をAICかそれに類似する兵器で強制減速させないと簡単に逃げられてしまう。

                               

―――セカンドシフト後の諸元性能値―――

                               

特記事項1

 アーマードコア世界の最高の技術で調整された強化人間。

 強化範囲は頭脳を含めた神経系、骨格、筋肉、内臓と手の入っていない部分が無いほど。

 アーマードコアシリーズの強化人間の機能は全て持っていて、戦闘に分類される事に対して学習能力が桁外れに高い。

 その上で本人がトライ&エラーを苦としない性格なので、努力の積み重ねで可能な事は大体行える。

 しかし束のように天才的な発明が行える、という訳ではない。

 理論の理解と、開発や発明する能力は別なのである。

 なおN-WGⅨ/ISの性能は宇宙レベルでみても隔絶しているため、表立って積極的に使おうとは考えていない。

 使えば戦闘という局面では勝利出来るが、圧倒的過ぎる力が、逆に厄介事を招きかねないと考えているため。

 これまで第三者に分かる形で数回使っているが、あくまで強力な一個体であり、束博士の切り札と考えれば分からなくもない、と思われるような見せ方をしている。

 元々重度のACユーザーだったせいか、武装構成や戦術の構築に長けている。

 同時にフロムのエゲツナサも学んでいているのでトラップ大好き。やられると腹立つので戦場にあるものは疑う。

 そして殺れる時は速やかに確殺するという考えの持ち主。

 あと本人としても意外だったのが、教える事に適正があった。

 彼に指導されたクラスメイト達が宇宙で通じる人材になっている事を踏まえれば、稀有な才能と言って良いレベル。

 因みに自他共に認める趣味人。

 IS学園卒業後に自身の影響力が増してくると、この世界に人間サイズの「アーマードコア・フォーミュラーフロント」を普及させるなど、フロムユーザーがやりたい事をしっかりと行っている。

                               

特記事項2

 本作開始当初の第03話で1回撃墜されています。

                               

特記事項3

 IS世界に放り込まれた所謂オリ主。

 何故か着用していたパイロットスーツのメモリーには、アーマードコア世界の初代からACFAまでの全情報が入っていた。

 これが束博士の手に渡ったのが全ての始まり。

 

特記事項4

 IS学園在学中から民間軍事企業(PMC)カラードを起業して社長となる。

 幾多の決断、多くの仲間や協力者を得てカラードは躍進を続け、ついには地球文明圏の事実上の統一政府となる。

 人材は人財という考えの持ち主であるため、ホワイトな職場環境の維持にはかなり気を使っている。福利厚生も相当に手厚い。

 本社内のあちらこちらに顔を出し、中々社長室に戻ってこない事もしばしばある。その時は美人な秘書さんに連れ戻されたりする。

 

 

 

▽メインヒロイン1:篠ノ之 束(しののの たばね)(第242話時点で20台中盤から後半くらいの年齢)

 原作では“天才”にして“天災”という天真爛漫なマッドサイエンティストなだけでしたが、本作では晶という理解者がいるせいか随分と丸くなっています。マッドな部分は残っていますが、他人に対しても、自身が認めた相手に対しては原作よりも好意的です。ただし愚者や愚物、努力しない凡人などに厳しいのは変わっていません。

 原作で好意的な相手は織斑千冬と妹の篠ノ之箒くらいでしたが、本作では晶のクラスメイト達にも好意的です。特にセシリア・オルコットはお気に入りで、地球の内政全般を任せる他、晶と外宇宙に出かけている時は、他文明の大使(後述するアラライルやスノー)とのやり取りすら任せるほど。

 また「私の晶がモテるのは当然」というスタンスで、晶のハーレムを容認している大奥様でもあります。

 自宅はカラード本社地下。アーマードコア世界の地下都市技術を基礎として、広大な地下空間を階層化して居心地の良い空間に作り変えています。同時に様々な研究開発を行う為の設備もあり、今のカラードを支える心臓部とも言える場所になっています。

 開発者としての能力には原作よりも更に磨きがかかっていて、発電衛星アンサラー、星系間を直接結ぶスターゲート、スターゲート送電システム、自身の乗艦であるイクリプス、カラードの潜航戦隊やハウンドチームが使っている次元潜航艦アリコーンなど、地球の技術どころか宇宙レベルでみても異次元な発明を次々と行っています。

 その他様々な発明により地球の諸問題解決に大きく貢献しているため、いつの間にか地球では聖母なんて呼ばれるようになってしまいました。

 “天災”な部分はしっかりと残っているのですが………。

                               

―――着物姿でIS部分展開な束さん―――

                               

 

【挿絵表示】

 

                               

―――着物姿でIS部分展開な束さん―――

                               

 第245話で自身の専用ISエクシードの外装を変更する。

 また人参ビットというふざけた形のビットを使うが、“天災”が使うビットだけに性能は凶悪。

 レーザー射撃。レーザーブレードを形成しての突撃。シールド形成能力と多岐に渡る性能を持つ。更にオプションスロットがあるため別の機能も追加可能という汎用性まである。

 攻撃能力も防御力も通常のビットとは一線を画す桁違いなものだが、このビットが作られた本来の目的は、稼働中のNEXT(N-WGⅨ/IS)を他人の目から隠す事にある。

 8基のビットで作った立方体の中から外部に向かう通信手段は、そのほぼ全てがブロックされてしまう。

 ブロック可能な時間は5分程度と短いが、NEXT(N-WGⅨ/IS)が5分暴れたら大体の事は終わるのである。

                               

―――束のISエクシード外装変更Ver―――

                               

 

【挿絵表示】

 

                               

―――束のISエクシード外装変更Ver―――

                               

 なお第245話でちょっとした思い付きから“石破ラ〇ラ〇天驚拳”のようなものを撃っている。ただし人参ビットの外装が変わって正八面体のクリスタルになり周囲に展開。魔法陣っぽいものが浮かび上がって極大エネルギー波を放つという魔法少女的な趣味全振りのもの。最近、“魔法戦士シノ”というアニメをよく見ていた。

 

 

 

▽メインヒロイン2:更識 楯無(さらしき たてなし)(第242話時点で23歳)

 彼女はIS学園在学中から晶の側について協力関係を結び、ついには晶を更識家の当主に迎える事に成功しました。

 世界最強の単体戦力であるNEXT()が対暗部用暗部の当主になったのです。更に晶を当主として迎えたお陰で、篠ノ之束博士から良質な武装や情報支援まで受けられるようになりました。結果、更識家は裏社会で一気に躍進していく事となります。

 そして楯無はIS学園卒業後、更識家当主代行に集中する事で、晶を支えるという選択をします。対外的には束の家令(スチュワード)*1のような立場で、束や晶からのオーダーを更識家の力を使って処理します。

 日本政府は既に掌握済みですが、更識家はあくまで裏と心得ているので、その名前が表に出ないようにしています。

 彼女の働きがなければカラードが世界政府として認められるようになるまで、まだまだ時間がかかったでしょう。

 因みに篠ノ之束に平然と文句を言える数少ない人間の1人。本人達は絶対に認めないだろうが喧嘩友達な関係で、晶との夜のプレイ内容や回数でマウントを取ったり取られたり、ガールズトークをしたりと仲良くやっているようです。

 また更識家は第188話において、本拠地がカラード地下の広大な地下空間に移っています。

 裏側の一切の雑事を任せている更識家の為に用意されたのは、ドーム状の地下空間で面積は115万平方メートル(東京ドーム約25個分)。日本の皇居と同じ面積で、内部には森があり、天蓋部には高解像度映像で空が映し出され、地下なのに柔らかな風が吹く自然まで再現されていた。

 束曰く、「フランスのアイザックシティ(完全循環型地下都市)はね、表の技術力でも建造できる程度にデチューンしたものなんだ。でも此処は違う。私が、私と晶だけの為に用意した場所。例え外で何があろうと、千年でも万年でも暮らせる楽園であり箱舟。――――――まぁ、更識は良く働いてくれているからね。その一角に、仕方ないから住まわせてあげる」ということだった。

 束の言葉通りこの空間ですら一角に過ぎず、束自身の自宅や研究開発、実験に使う設備はもっと地下に存在していた。流石にそこまでの出入りは許されていないが、更識家は世界一安全な場所に本拠地を移せたのだった。

 専用ISは原作通りミステリアス・レイディ(霧纏の淑女)だが、束の手が入って基本性能が強力に底上げされている。

                               

 ―――楯無の妄想―――

                               

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――楯無の妄想―――

                               

 

 

▽メインヒロイン3:セシリア・オルコット(第242話時点で22歳)

 原作から大幅に立ち位置が変わって最も成長したであろうキャラ。

 当初はテンプレ高慢お嬢様だったが様々な経験から、まさしく良い意味での貴族に成長する。

 専用ISであるブルーティアーズはセカンドシフトしてブルーティアーズ・レイストームに。

 

 

 

+セカンドシフトと機体性能のアップデートについて

 機体描写(第88話より)

 そうして次々と送られてくる機体の各種性能値は、特殊型とも言うべき偏ったものだった。

 まず機体本体だけを見た場合、内装系の全面的な見直しによる省エネ・高効率化に加え、物理装甲を薄くする事で、新装備搭載用の積載量を稼いでいる。これにより機体重量を上げる事無く新装備が使用可能になり、ブースター周りの強化と合わせて、機動力の理論値は第4世代機紅椿と同等以上になっていた。

 尤も機動力という一点だけを見れば、白式・雪羅には及ばない。アレは近接特化型で、元々機動力に重きを置いている。単純に比較する事自体が間違いだろう。

 また内装系強化の恩恵により、レーザー兵器主体であるにも関わらず、量産機以上の継戦能力を示していた。

 ここまでなら単純に、非常に優秀な機体と言えるだろう。

 だが、確かな欠点も存在していた。

 物理装甲が薄くなった分の防御力をエネルギーシールドに依存した事により、被弾時のエネルギー消費が激しくなってしまったのだ。

 更に元々少なかった拡張領域パススロットが新装備により圧迫され、格納可能な装備が非常に限られてしまっていた。

 つまり状況の変化に装備変更で対応する、という方針が殆ど取れない機体になってしまったのだ。

 加えて新装備の使用に特化した特殊な進化をしてしまった為、パワーアシスト機能は第1次形態を下回っていた。仮に他のISと純粋な力比べという状況に陥った場合、下手をすればそのまま組み伏せられる可能性すらあった。

 しかしそれら欠点を差し引いても、ブルーティアーズが生み出した新装備群は強力だった。

 新たに構築された高効率レーザー発生機関LAYと2種類の精密光学誘導システムは、偏向射撃フレキシブルの仕様を更に推し進めたもので、一度ロックオン・発射してしまえば、ハイパーセンサー認識下にある限り、機体側でレーザー誘導を行ってくれるというものだ。無論機体側の誘導に、パイロットの意思を反映させる事も出来る。

 つまりパイロットが武器だけを狙うと決めていた場合、不殺のままに無力化する事が出来る。

 戦場でセシリアの願い不殺を実現する為の、根幹となるシステムだった。

 

 中略

 

 ブルーティアーズは今までの経験全てを、余す所無くこのセカンドシフトに注ぎ込んでいたのだ。

 ビットの高性能化とコントロール用イメージインターフェースの改善、加えて今までの蓄積データから、ある程度の自律行動を可能とし、パイロットの負担が大幅に軽減されていた。

 また先日束博士お手製のオペレーションシステムを使った経験により、“味方を使う”という事を学習していたBTコアは、通信能力の強化と多目的オペレーションシステムを構築。味方機との効果的な連携を可能としていた。

 そうして全ての再構築が完了した時、最後にBTコアから、第2次形態のイメージが流れてきた。

 まず目についたのは、有機的な一対二枚の純白の翼。

 次いで両手足。パーツの大胆なシェイプアップにより、生身の人間が纏う防具と変わらないサイズにまで小型化されている。流麗なデザインと合間って、マルチフォームスーツ(IS)のような無骨さは微塵も感じられない。

 腰部には新たに、膝上まであるスカート状の装甲が形成されていた。両サイドに1機ずつ、腰裏に2機のBT兵器が懸架されている。

 胸部装甲は狙撃時に腕の動きを妨げないよう、必要最小限の範囲の胸当てとなっていた。結果少々女性的な膨らみが強調される形になっていたが、性能と引き換えなら些細な問題だろう。

 肩部非固定装備アンロックユニットは、懸架されるBT兵器の高性能化に伴い大型化し、彼女の身長とほぼ同じ大きさにまでなっていた。流麗で曲線、白色を基調として構成されたデザインは、彼女を左右から包み込む翼のようだ。

 頭部装備の超高感度ハイパーセンサー「ブリリアント・クリアランス」は、外見はそのままだったが、その性能は第1次形態とは比較にならないほど強化されていた。元々センサー系が優秀であった事を考えれば、恐らく索敵性能は既存IS中最高だろう。

 主武装たるレーザースナイパーライフルは、威力・命中精度・弾速・射程距離が大幅に向上していながら、リロード性能が据え置きという、スナイパーライフルとして正統かつ凶悪な進化を遂げていた。

 そしてこの機体を見た者の第一印象は“天使”だろう。

 純白のドレスに蒼い鎧を纏った天使。

 背部にある一対二枚の翼と、翼のように見える肩部非固定装備アンロックユニットが、そのイメージを強調している。

 

 

 だが幾つかの欠点は、作中時間が進む事で解消されていきました。(第186話にて)

 

 

「そう。サブジェネレーターとエネルギーカートリッジシステム。あとついでに、ネックになっていた幾つかの機能を強化してあげる」

 

 サブジェネレーターとエネルギーカートリッジシステムは元々予定されていたが、他の機能についてはボーナスであった。束の脳裏にあるのは、外装形状はそのままに物理装甲の強度向上、有り余る出力を活かしたシールドの高速回復にパワーアシスト機能の改善、機動力の強化、極端に少なかった拡張領域バススロットの拡大だ。武装関連は弄らないが、主兵装がエネルギー兵器のブルーティアーズ・レイストームは、エネルギーカートリッジシステムと非常に相性が良い。その上で拡張領域バススロットが増えるから対応力も格段に向上する。これでブルーティアーズ・レイストームは、間違いなくNEXT(N-WGⅨ/IS)に次ぐ最強格の機体になるだろう。

 

 サブジェネレーターは言葉通りで、例えるなら単発エンジンを双発エンジンにするようなもの。

 エネルギーカートリッジシステムは予め蓄えておいたエネルギーを使って一時的に出力を増強するシステムで、理論上は純粋に蓄えておいた分のエネルギーを上乗せできる。無論、無茶な上乗せは機体側のダメージとなってしまうが、戦っていれば無茶が必要な瞬間というのは必ずあるため、切り札としては非常に心強いシステム。

 

 サブジェネレーターとエネルギーカートリッジシステムは、クラスメイトやハウンド、その他にも何人かいる主要メンバーのISには標準装備。

 

 

 

+イギリス本国との確執

 第125話より抜粋。

 セシリアの視線が、先程試験を行おうとしていた無人機へと向けられる。

 束は、口を挟まなかった。

 

(………アレは、この機体の欠点を補う為に作られた無人機。おかしいでしょう? セカンドシフトマシンの随伴機が、無人機ですよ。この機体の欠点を本気で補う気なら、前衛型のISとパイロットを用意するべきでしょう。なのに本国が用意したのは、無人の兵隊さん。多分本国は、私に人脈を作って欲しくないんでしょうね)

 

 その通りであった。

 今回の装備試験に際し行われた説明など、表向きの建て前でしかない。

 セシリアは、余りにも眩し過ぎるのだ。

 類稀なる容姿、ISパイロットとしての実力、セカンドシフトしている専用機、家の資金力、英雄としての名声、これに人脈など加わったりしたら、本国の権力者連中にとっては邪魔以外の何ものでもない。

 しかし今のセシリアを冷遇するのは、余りにも体面が悪い。

 故に生まれたのが、無人機計画だった。

 今回は試験のため3機しか送られてこなかったが、正式配備となればセシリアの元に大隊規模、或いはそれ以上の数が配備される。

 これなら英雄に必要な装備を与えていると体面を保ちつつ、人的接触は必要最小限。加えて無人機なら、都合が悪くなればマスターコード1つで簡単に黙らせる事ができる。もっと悪い使い方をするなら、24時間体制でセシリアを監視できるのだ。

 

 (ふぅん)

 

 短い相槌。

 この時、束の脳裏を過ったのは過去だった。

 ISを発表した後、世界から隠れた日。

 宇宙への夢が汚された日。

 有象無象の輩共の嫉妬。

 浪費する事しか考えない凡人共。

 それらが合わさり、黒い感情となって胸中に渦巻く。

 だからかもしれない。

 気付けば、口を開いていた。

 

(ねぇ、セシリア・オルコット)

(何でしょうか?)

(君、こちら側に来るかい?)

(そちら側?)

(今の君は、実力と名声はあっても、凡人共に都合良く使われる立場さ。都合が悪くなれば、切り捨てられる。いや、骨の髄まで搾り取られる、かな)

 

 セシリアは反論出来なかった。

 幼くして名門貴族の当主となり、有象無象の輩から家の資産を護り抜いた彼女にとっては、当然のように予想出来る未来の1つだ。それもかなり確率の高い。

 だが己の才覚のみで現状を覆せるかと言われれば、それは否だった。

 皮肉な事に、セカンドシフトマシンの専属パイロットという事実が、彼女の行動に制限をかけてしまうのだ。

 絶大な力を持つが故に、本国の意向には忠実である事が求められる。

 もし反抗の意志あり等と判断されたら、国家権力による制裁が待っているだろう。

 そして何が良くて、何が悪いかを決めるのは、本国にいる連中だ。

 決して、こちら側に主導権は来ない。究極のマッチポンプだ。

 無言の返答に、束は続ける。

 

(君にその気があるのなら、学園卒業後にカラード副社長(No.2)の椅子を用意しよう。どうかな?)

 

 一瞬セシリアは、何を言われたのか分からなかった。

 カラード副社長と言ったのだろうか?

 同時に、彼女の冷静な部分が分析を始める。相手のメリットとデメリットは? 幾つもの可能性が脳裏を過るが、どれも自信をもって断言できるようなものではない。

 なので、素直に尋ねてみた。

 

(何故、とお伺いしても良いでしょうか? 貴女から見れば、私など只の小娘でしょう。セカンドシフトという点で注目を集めているかもしれませんが、それが貴女にとって決定的な理由になっているとは考えづらい。ましてカラードの副社長ともなれば、恐らく政治的なセンスも要求されるでしょう。私のような若輩者を迎える理由が思い当たりません)

(簡単だよ。私が君という人間の行く末に興味を持った。そして卒業後なら、その地位でも問題無いと判断した。それだけのことだよ)

 

 普通の凡人ならこの言葉に喜び、すぐに肯いてしまっただろう。

 しかし彼女は、普通の凡人ではなかった。デキる凡人なのだ。

 解決すべき問題を解決しなくては、肯けない。

 

(お褒めの言葉、ありがとうございます。ですがそれには1つ問題が)

(何かな?)

(私の身柄に関する権利は、本国がしっかりと握っております。そこを蔑ろにしては、逆に迷惑を掛けかねません)

(ああ、そんなこと。今後君の扱いに関して、イギリスなんぞに口出しはさせない。取り引きが必要というなら、ISコアの2つ3つくらいはあげてもいい。その程度の価値は、認めているんだよ。セシリア・オルコット)

 

 破格の条件と言えた。

 だがこれでも、セシリアはすぐには肯かなかった。

 家臣の安全確保も、主の大事な役目なのだから。

 

(もう1つ。これはお願いなのですが、チェルシーについてもご配慮いただけないでしょうか)

(いいよ。君が君である為には、必要な人間だもんね)

 

 この取り引きが公にされる事は無かった。

 ただイギリスの権力者階級において、彼女の扱いは、決して口を出してはいけない不可侵領域とされた。

 それだけの事である。

 

(ありがとうございます。これで安心して、そちら側に行けますわ。――――――しかし博士は、どこにいらっしゃるのですか? ここまでして頂いて、顔も見ずにお礼をするのは非礼かと)

(ふむ。姿を現す気は無かったけど、まぁいいか)

 

 直後、センサー系が反応。前方数メートルの空間が歪み、虚空から博士が現れる。

 服装は、いつものウサミミエプロンドレス。

 特殊な装備を身に着けているようには見えない。

 なのに博士は、まるでここが地上であるかのように、足場の無い空中に佇んでいた。

 これに加え、この距離で行動を直前まで察知させなかったステルス能力。

 世界最高の頭脳の名に恥じない、卓越した技術力だった。

 しかも背後には、見知らぬ蒼い機体が控えている。恐らくアレが、先程の攻撃者だろう。

 だがセシリアは、興味を満足させるより先に、お礼を述べる事にした。

 

「まずは感謝を。私と私の家臣の身を案じて頂き、ありがとうございました」

「別に良いよ。君という人間には期待している。くれぐれも、有象無象の凡人・俗人には堕ちないようにね」

「心しておきますわ」

 

 この言葉を胸に刻んだセシリア・オルコットは、後にカラード不動のNo.2として、戦場に君臨する事になる。

 また名門貴族の当主でもある彼女は、建て前と名声、実益の扱いに長けていた。

 同じく未来の話ではあるが、母国に名声を与えつつ、莫大な実益をカラードにもたらすようになったのだ。

 かつて自身がされたように、名声という餌で言う事をきかせ、実利を頂く。現在の命令される立場から、立ち位置を180度変える事に成功していたのだった。

 

 

 

 こういう過去があるため、番外編第16話時点での彼女は以下のように思っている。

 あの一件を起こした者達が既に追われ、関係改善を考える者が多数派になっている事も知っている。だが心に刺さった棘というのは、簡単に抜けるものではないのだ。カラード副社長として必要なら関わるが、そうでないなら自発的に関わりたいとは思わなくなっていた。

 

 

 

+IS学園卒業後はカラードの副社長に就任。

 束博士からのオーダーとは言えアフガニスタン紛争、シリア内戦、クルド対トルコ紛争、リビア内戦、イエメン内戦という5つの内戦に介入して、多少の時間はかかったが、現地のインフラを徐々に再建し、生活レベルを向上させ始める事に成功する。争いの大きな要因でもある食料問題については、食料生産プラントをフル稼働させて食料の大量供給を行うなどして対応。主義主張よりも先に、飢える者を助けなければ争いは永遠に連鎖していくという考えだ。無論悪用しようとする者もいたが、この時期のカラードには裏側で使える者も多くなっていたため、社長の晶がそういう者達を使って秘密裏に丁寧にすり潰していた。

 セシリアも晶が何かをしているという事には気付いていたが、「あまり大っぴらにできる人間じゃないんだ。だからこれ以上は聞かないでくれるか」という言葉もあり聞かなかった。

 この結果彼女は、功績を積ませたいと思っている晶の思い通りに、人類が長年抱えてきた5つの内戦を静かに終わらせ、かつ経済活動が可能な地域へと生まれ変わらせる事に成功した。これにより彼女は地球文明圏の中で、比類なき発言力を得たのだった。

 また介入した地域では偉人として肖像画が飾られる程に、高い知名度と人気を誇っている。

 他の地域でも晶と束が全面的に任せている事もあって、彼女の発言イコール事実上のカラードの意向として受け取られるほど。

                               

 ―――セシリアの肖像画―――

                               

 

【挿絵表示】

 

 少し成長したVerを頂きましたので追加。

 

【挿絵表示】

 

 ビル壁面モニターの大画面に映し出されたセッシー。

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――セシリアの肖像画―――

                               

                               

                               

 ―――シャルロット・セシリア・ラウラのドレス姿―――

                               

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――シャルロット・セシリア・ラウラのドレス姿―――

                               

 

+一介の貴族から君主へ。

 第244話より抜粋。

 イギリス国王が行った提案は、予想に反して恐るべき早さで議会を通過していた。

 イギリス最西端のランズ・エンドから半径10キロメートルがオルコット大公国領として認められ、同時にセシリアは大公へと陞爵して、以降は同国の君主として扱われる事が決まったのだ。

 そしてセシリアの言った条件は全て文章化され、王室が守るべき契約として、公式な書類や数多の書籍に記され、政府や王室のホームページにも掲載され、メディアでも繰り返し放送された。破る気は無いという意思表示だろう。

 これに伴いセシリアはイギリスの国家代表から退く事となり、専用ISであるブルーティアーズ・レイストームは、正式にセシリア・オルコットの個人所有機となった。なおイギリスからISが1機減った分は、束博士から新造のISコアが送られたのだった。

 そしてイギリス国王のこの決断は、結果として王室とイギリスを富ませる事となる。

 何故ならセシリアが約束通り設置したレクテナ施設は、人口1000万人規模(メガロポリス級の都市)の都市インフラを支えられるものだ。イギリスの首都ロンドンの人口が900万人から993万人程度である事を考えれば、どれほど規格外な供給能力かが分かるだろう。

 多少後年の話になるが、港や空港が作られイギリスへの玄関口として使われると共に、契約通りに人の住みやすさを中心に領内のデザインが行われた結果、世界有数の住み易さと治安が両立された国へと発展して行くことになるのだった。

 またオルコット大公国領は、イギリス王室が統治を学ぶ場所、としての側面も持っていく事となる。理由は単純だ。契約事項の「5.オルコット大公国領管理の最終責任はイギリス王室にあること」という一文だ。決して他人のせいには出来ない責任で、他者の名誉を汚さないように統治する。これが出来ない者に、王室の一員たる資格は無いという意味だ。

 現国王がそこまで意識していたかどうかは不明だが、結果としてそのように認識され、この行いがイギリス王室の質を確保するのに役立つようになるのだった。

 こうしてセシリア・オルコットは一介の貴族から君主へと変わったのだったが、カラードにいる彼女の姿は変わらなかった。副社長の仕事に邁進し、偶に束博士の無茶振りに振り回され、晶のお昼用に作ったお弁当の味付けをたまーーーーーーーーーーに失敗して若干涙目をされたり*2、それを仲間内でネタにされたり、仲間と共にこれからも進んでいくのだった。

 

 

 セシリアの言った条件について。第244話より抜粋。

「もし本当に行う気なのでしたら、これから言う内容を文章化して遵守して下さい。出来るとは思いませんが。では言いますね。1.イギリス王室はオルコット大公国領の管理人であると名言すること。2.イギリス王室はオルコット大公国領でノブリス・オブリージュを実践すること。3.イギリス王室はオルコット大公国領に人々が暮らしやすく学びやすい環境をつくること。4.イギリス王室はオルコット大公国領で犯罪の抑止に努めること。5.オルコット大公国領管理の最終責任はイギリス王室にあること。6.イギリス王室はオルコット大公国領管理の報酬として、領内の税収の5%を得る。7.税収の95%は、大公国領内に還元して発展に努めること。8.オルコット大公国領の君主は、領内で得られた収益を受け取らない。――――――簡単に言いますと、領地を貰ったところで私は管理する気などありません。なので、そちらが管理して下さい。その発展具合をもって、私への名誉とさせて頂きます。ただ、まぁ、一から行うのは大変でしょうから、領地が確定したならレクテナ施設を1つ設置します。私が行うのは、それだけです。後は全て、そちらでどうぞ」

 

 

 第244話で出たセシリアの新ISスーツ。

                               

 ―――セシリアの新ISスーツ―――

                               

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――セシリアの新ISスーツ―――

                               

 

 

+メイド姉妹

 セシリアの身内とも言える程に近い存在なので此処に記述。

 

-チェルシー・ブランケット(セシリアよりちょっと上くらいの年齢)

 ほぼ原作通りでセシリアが幼少の頃から使えているメイド。

 主が晶に惚れ込んでいるのを知っていて、それをネタにして揶揄う事もある。

 尤も晶をオルコット家の旦那様と思っているため、晶に対しても誠心誠意仕えている。

 夜も含めて。

 専用ISダイヴ・トゥ・ブルーを持つ。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 なおメイド姉妹はセシリアや晶の傍付きとして、一緒にパーティに出席する事もある。

 以下、第151話より抜粋。

 こうしてエクシア・ブランケットは、姉共々イギリス関連のパーティでは晶の傍らに控える事が多くなっていった。

 

 

 

-エクシア・ブランケット(セシリアよりちょっと下くらいの年齢)

 原作では「心臓病を患っていたが、セシリアの両親により亡国機業から極秘裏に入手したISコアを用いて、いずれ来ると予想した戦いにおいてセシリアの力=オルコット家最後の剣として生体融合措置を施される形で一命を取り留める」となっているが、本作では束の手により心臓病は完治済み。

 治った後はそのまま姉共々セシリアに仕えるメイドとなる。

 そしてエクシアも晶をオルコット家の旦那様と思っているため、姉と一緒に誠心誠意仕えている。

 勿論夜も含めて。

 

 

【挿絵表示】

 

 

 なおメイド姉妹はセシリアや晶の傍付きとして、一緒にパーティに出席する事もある。

 以下、第151話より抜粋。

 こうしてエクシア・ブランケットは、姉共々イギリス関連のパーティでは晶の傍らに控える事が多くなっていった。

                               

 ―――メイド姉妹―――

                               

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――メイド姉妹―――

                               

 

 

▽メインヒロイン4:シャルロット・デュノア(第242話時点で22歳)

 原作と大きく違うのは、第01話で撃墜された主人公を助けた命の恩人であるということ。

 彼女を利用しようとしていた実家の後妻が綺麗に処理(社会的制裁)されて、実の父親と良好な関係が築かれていること。

 性格は原作と変わらず協調性のあるタイプ。でも時折ちょっと黒くなる。

 名より実を取るタイプで、IS学園卒業後は晶の傍らにいられる時間が一番長い宇宙開発部門長代理の役職をGET。

 代行という事で何も知らない第三者からは、副社長のセシリアや戦闘部門長のラウラよりも低く見られる事があるが、本人は全く気にしていない。むしろセシリアやラウラからは時折、その席を代わって欲しいと冗談交じりで言われたりしている。

 欧州の三人組は変わらず仲良しである。

 宇宙開発や進出が進む程に仕事が増えてきて、最近では後述のクラレスやレイシー、宇宙のレジャー施設であるプラチナ・ドロップスとのやり取りも増えてきている。

 これらの事を踏まえるなら、地球文明の中からみたらセシリアがNo.2だが、宇宙(そら)から見ればシャルロットがNo.2と言えなくもない。内のセシリア、外のシャルロットと言い換えても良いかもしれない。

 専用ISはラファール・フォーミュラ。(元ネタはガンダムF90)

 元ネタ通りミッションパックによる汎用性・万能性が売りの機体で、パイロットであるシャルロットの器用さと相まって、どんな状況下であっても安定かつ堅実な戦果を期待できる。

                               

 ―――放送されていたシャルロットの姿―――

                               

 

【挿絵表示】

 

 第243話と多少デザインが変わっていますが、ご容赦下さい。

                               

 ―――放送されていたシャルロットの姿―――

                               

 

 

▽メインヒロイン5:ラウラ・ボーデヴィッヒ(第242話時点で22歳)

 学生時代から大きく立場も外見も変わったキャラ。

 IS学園入学前から“ドイツの冷氷”という二つ名を持ち、軍人としてもISパイロットとしても高い能力を持っていた。

 しかし晶と出会った際に大ポカをやらかして束にマジで睨まれるという、他のキャラクターであれば“終わった”レベルからのスタート。

 作者自身が「コイツ終わったな」と思う位の底辺からスタートしたキャラ。

 それがIS学園で過ごすうちに、あれ? 色々悩んだりなんなりしている内に、徐々に徐々に仲直り。

 卒業する直前ではラウラが晶に完全に惚れ込んでいる状態で、決定的だったのはこんな言葉だった。

 

『ふむ。俺から言える事はそう多くないが、来るなら歓迎する。あと一応言っておくが、シュヴァルツェア・レーゲン(専用機)は持って来ても持って来なくてもどっちでもいいぞ。無ければこっちでお前の専用機を用意する。住む場所も用意する。身一つで来たって大丈夫だから、お前が後悔しない選択をすればいい』(第155話にて)

 

 そして体形も入学当初は、低身長かつ起伏の少ないストーンなまな板体形であったが、2年生も終盤になった頃では人並な身長と双丘、キュッとしたくびれ、脚部へと続く魅惑的な曲線という、異性の目を引き付けてやまない大変良い女に成長していた。(R-18の第18話)

 ISパイロットとしての腕はヒロインズの中では最強格。IS学園入学前からIS特殊部隊“黒ウサギ隊”の隊長として活動していた経験に加え、IS学園の3年間でみっちりと鍛えられた事も相まって、専用カスタムされた第三世代機とは言え、セカンドシフトしているブルーティアーズ・レイストームや白式・雪羅と張り合える化け物じみた腕を持つに至っている。

 更に専用ISシュヴァルツェア・レーゲンのAIC*3は使用に精神集中が必要で多対一の戦闘には向かないという欠点があったが、第227話では機動戦闘を行いながらAICの複数同時展開を披露。欠点を克服している事が明らかになった。

 IS学園卒業後は戦闘部門長となり、カラードの武力面全般の責任者となる。

                               

 ―――お遊び写真の一枚―――

                               

 欧州三人娘で宅飲みして晶に悪戯で送った一枚。

 

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 ―――お遊び写真の一枚―――

                               

 ―――ラウラ22歳Verの制服姿―――

                               

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――ラウラ22歳Verの制服姿―――

                               

 

 

▽メインヒロイン6:更識 簪(さらしき かんざし)(第242話時点で22歳)

 原作では姉の楯無と微妙な関係だったが、本作では仲直り済み。

 それどころか姉が好きな男を好きになってしまい、一緒に美味しく頂かれていた。むしろ頂かれに行っている。

 昔は引っ込み事案だったが、今ではすっかり眼鏡が似合う大人な女だ。(ディスプレイグラスで目が悪い訳ではない)

 IS学園卒業後はカラード異常気象対応部門の部門長となり、地球で起きる異常気象災害に対応していた。

 専用ISの打鉄弐式に気象コントロール能力は無いため、現場では気象コントロール能力を持つ味方機を守る護衛機という役割を担っていた。

 そしてこの打鉄弐式はイレギュラーな存在の介入(薙原晶)により、原作の仕様とはかけ離れた極端な二面性を有する機体になっていた*4

 1つはフルアーマーを纏った重装甲・重火力形態。

 この形態は有澤製特殊複合装甲(フルアーマー)の防御力を信用し、回避は必要最小限というコンセプトで組み上げられていた。重量により低下した旋回性能はターンブースターによる超高速旋回で補い、真正面からの撃ち合いに持ち込む。小難しい事は一切しない。2門の連射型荷電粒子砲“春雷(しゅんらい)”と最大48発の独立稼動型誘導ミサイル“山嵐(やまあらし)”、場合によって持ち変えられる両手の重火器で敵機を粉砕するのだ。つまり固定砲台だ。このため近接戦対策として、フルアーマーには爆圧スパイクとクレイモア近接防御システムが組み込まれていた。迂闊に近づこうものなら串刺しかつ穴だらけである。

 もう1つはフルアーマーや重火器を排除(パージ)した高速格闘形態。

 超振動薙刀“夢現(ゆめうつつ)”を主武装とし、エネルギー配分をブーストに偏らせる事で、第3世代機でも上位の機動力や運動性能を実現している。高速でのヒット&アウェイを捉えられる者は、そう多くないだろう。加えてサブジェネレーターとエネルギーカートリッジシステムが追加されているため、基礎スペックがかなり底上げされていた。

 ただし一度高速格闘形態になってしまうと、フルアーマーの再装着には他人の手を借りなければならないという欠点はそのままであった。何故ならこのフルアーマー、拡張領域(パススロット)に格納すると容量を食い過ぎて、予備弾薬の携行量を圧迫してしまうのだ。

 そしてこの機体には、非常に有名な追加兵装があった。その名を“ガトリンググレネード”。名前の通りグレネードをガトリング砲の連射速度で放つという狂気じみた武装で、絶対天敵(イマージュ・オリジス)の第二次来襲時、北京降下部隊が同武装を装備した日本のIS部隊によって、木端微塵に粉砕されている。また第3回外宇宙ミッションにおいては、海賊どもを文字通り一切合切の例外無く薙ぎ払う悪魔じみた火力を発揮していた。地球より遥かに進んだ技術力? グレネード1発で通じない? 少しならダメージが入る? なら100発、1000発、10000発でもブチ込めば良い。火力は戦場の女神である。

 

 

 

▽メインヒロイン7:布仏 本音(のほとけ ほんね)(第242話時点で22歳)

 原作通りほわわ~んとしている子。おっぱい大きい。

 更識家に連なる者でもあるため、カラード地下の更識家本邸宅にいる事もある。

 大きく変わったのは専用IS九尾ノ魂の性能。登場作品であるISABでは空気中の水分をコントロールすることで天候を制御し、放電や竜巻を起こすなどの特殊な攻撃を行うだけだったが、本作では天候制御範囲が拡大されており、どの程度の範囲を制御するかにもよるが、地球でも台風の影響などを抑え込める程であるから、結構な広範囲に影響を及ぼせる。逆に効果範囲を絞れば宇宙文明の戦闘艦、それも戦艦級の主砲並みの威力の雷を落とせる。(第227話にて。)

 ぶっちゃけて言うと、ある意味で戦略級ユニット。特に有人惑星での影響力は極大。

 カラードにも3人しかいない気象コントロール用ISのパイロットの1人。

 

 

 

▽メインヒロイン8:クロエ・クロニクル(第242話時点で21歳………としているが先行ロットなので実年齢はラウラより上)

 遺伝子強化試験体(アドヴァンスド)でラウラよりも前のロットで生産された子。そのため遺伝子操作が完璧ではなく、眼球が黒いという欠陥があった。このため失敗作とされ廃棄が決定。生体パーツ候補として工場へ送られてしまう。

 その後NEXT()が工場を叩き潰す際に、後に義姉妹となる者達と共に救出される。

 暫くはドイツの施設で暮らしていたが、彼女たちの境遇を不憫に思ったドイツ軍人のクラリッサ・ハルフォーフ大尉が、メンタルケア目的で晶を施設に連れてきた事で全てが変わった。

 クロエ本人ととその他7名を引き取ってくれたのだ。(第107話にて)

 この後暫くして、引き取られた彼女達は晶をお義兄様と言って慕うようになる。

 クロエはお義兄様の役に立ちたいと思いISパイロットを目指し、IS学園に首席での入学を果たす。

 そして眼球が黒いという欠陥はIS学園3年生になる直前、束から専用IS黒鍵を与えられた時に一緒に治されていた。(第179話にて)

 眼球の色が違う程度のこと、束博士にとっては大した問題では無かったのだ。

 

 専用ISの黒鍵は生体融合型ISかつ気象コントロール用IS。

 

 原作ではロリ(?)だったが本作では成長しており、流れるような銀髪と端麗な顔立ち、人並な身長と双丘、くびれた腰から脚へと続く魅惑的な曲線という、同性異性を問わず誰もが振り返る程の美しさとなっている。

 IS学園を首席で卒業した後はカラードの異常気象対応部門へ配属された。

 

 

 第243話にてピアノの超絶技巧を要する難曲を披露する。以下抜粋。

 ラウンジにピアノのメロディが流れ始めると、人が集まってきた。

 クロエは何でもない事のように言ったが、ラ・カンパネラはピアノの超絶技巧を要する難曲として知られているのだ。それをいとも容易く弾いていく姿に、周囲から小さな声で、だが確実に「素晴らしい」という声が漏れ始める。

 これはクロエの努力の結果でもあるが、元を辿れば晶が義妹達に家庭教師を付けていた事が切っ掛けだった。引き取った当初は将来どうなるか分からなかったため、当時から協力関係にあった更識家にサポートを頼んでいたのだ。

 そうして5分程の演奏が終わると、ラウンジには盛大な拍手が巻き起こっていた。

                               

 ―――クロエ・クロニクルの色々なシーン―――

                               

 水着姿

 

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 怪しいルームメイト(笑)にマッサージされそうなクロエ

 

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 もしかしたらしているかもしれないバニー姿

 

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 クロエ&ラウラのドレス姿

 

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 水着姿

 

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 ―――クロエ・クロニクルの色々なシーン―――

                               

                               

 ―――クロエとラウラのドレス姿―――

                               

 

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 ―――クロエとラウラのドレス姿―――

                               

 

 

+クロエ以外の義妹達について

 メインヒロインではないですが、近しい関係なので一緒に。

 

-冬祭真理(ふゆまつり まり)

 元ネタは冬月 茉莉(とうげつ まつり)。

 長く艶やかな黒髪をお団子ツインテールにしていて、幼い表情とは裏腹にとても発育が良い。それでいて引っ込むところは引っ込んでいるという、大多数の女性が羨むようなスタイルをしている。

 元々上記のような素晴らしいスタイルだったが、お義兄様からの深い愛情と濃密なスキンシップを受け続けた結果、男の理性を大きく揺さぶるほどの艶やかな魅力が開花していた。番外編第15話時点で、大変優美なボディラインになっているのだ。

 

 趣味:コスプレ作成。勿論コスプレするのも好き。

 

 

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-アルベ・フィーリア

 元ネタはTony'sヒロインコレクション 「フェアリー★ガーデン」 アナベル。

 金髪ロングの子で、利発そうな表情と高い腰の位置、起伏に富んだ曲線は、どんな服を着ても見栄えする素晴らしいもの。

 元々上記のような素晴らしいスタイルだったが、お義兄様からの深い愛情と濃密なスキンシップを受け続けた結果、男の理性を大きく揺さぶるほどの艶やかな魅力が開花していた。番外編第15話時点で、大変優美なボディラインになっているのだ。

 

 

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-リルナ・メフィールド

 元ネタはシャイニング・レゾナンスのリンナ・メイフィールド。

 ふわっとした温厚そうな顔で、お尻辺りまで伸ばしている甘栗色の髪を緩やかにまとめている子。性格は外見とは裏腹に小悪魔で、スタイルの方も生意気そのもの。

 元々上記のような素晴らしいスタイルだったが、お義兄様からの深い愛情と濃密なスキンシップを受け続けた結果、男の理性を大きく揺さぶるほどの艶やかな魅力が開花していた。番外編第15話時点で、大変優美なボディラインになっているのだ。

 

 

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-鳴美唯乃(なるみ ゆの)

 元ネタはT2アート☆ガールズ 夢見る箱入り娘 鳴神唯乃。

 あどけないが整った容姿に膝裏まである流麗で長い黒髪。人並な身長で、大き過ぎず小さ過ぎないバランスの良い曲線に、スラリと伸びた四肢をしている。

 元々上記のような素晴らしいスタイルだったが、お義兄様からの深い愛情と濃密なスキンシップを受け続けた結果、男の理性を大きく揺さぶるほどの艶やかな魅力が開花していた。番外編第15話時点で、大変優美なボディラインになっているのだ。

 

 

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-アスィーリア・ライト

 元ネタはT2アート☆ガールズ 「星光の魔女見習い」アストレア。長い金髪に整った容姿は意思の強さを感じさせ、程よく発育した双丘とくびれた腰、スラリと伸びた脚の脚線美は、誰が見ても美女。

 元々上記のような素晴らしいスタイルだったが、お義兄様からの深い愛情と濃密なスキンシップを受け続けた結果、男の理性を大きく揺さぶるほどの艶やかな魅力が開花していた。番外編第15話時点で、大変優美なボディラインになっているのだ。

 

 

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-倉敷比奈(くらしき ひな)

 元ネタは佐倉日菜 illustration by 深崎暮人。童顔で紫色の髪をシャギーロングで整え、後ろ髪を纏めてサイドテールにしている。そして真理と同じくとても発育の良い子。

 元々上記のような素晴らしいスタイルだったが、お義兄様からの深い愛情と濃密なスキンシップを受け続けた結果、男の理性を大きく揺さぶるほどの艶やかな魅力が開花していた。番外編第15話時点で、大変優美なボディラインになっているのだ。

 

 

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-ローズ・ピニラス

 元ネタはピンクツインテバニーちゃん DX ver.豊かなピンク色の髪に蠱惑的な微笑み。ボディラインは男好きするメリハリの利いたものであり、清く正しくというよりは男も女も手玉にとる悪女であり、義妹というよりは義姉というイメージが先にくる子。でも義妹達のお義姉ちゃんはクロエしかいないと思ってる。

 元々上記のような素晴らしいスタイルだったが、お義兄様からの深い愛情と濃密なスキンシップを受け続けた結果、男の理性を大きく揺さぶるほどの艶やかな魅力が開花していた。番外編第15話時点で、大変優美なボディラインになっているのだ。

 

 

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 ―――クロエ以外の義妹達の水着姿―――

                               

 クロエだけミッションで海に行けなかった………。

 

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 ―――クロエ以外の義妹達の水着姿―――

                               

 

 

▽メインヒロイン9:織斑 千冬(おりむら ちふゆ)(第242話時点で20台中盤から後半くらいの年齢)

 原作主人公である織斑一夏の姉で言わずとしれた最強キャラ。戦闘力は作中最強クラスでTHE・理不尽。

 晶がIS学園の生徒だった時はあくまで教師として接していたが、卒業した後にカラードに指導教官として引き抜かれる。

 家事が苦手など少々ズボラな所はあるが、精神的な配慮はしっかりできる所謂大人な女性。

 晶とイチャイチャする訳ではないが、甘える時はしっかり甘えるため、落差が中々に凄い。

 近接格闘戦、特にブレードを使った戦闘力は常人の域を遥かに越えていて、強化人間の晶をして“ヤバイ”と言わせるほど。

 普通の日本刀で斬鉄が出来る。パワードスーツを使えばコロニーの隔壁も切れる。本作で人間止めてる人物の1人。

 専用ISは束の手によって準備されているが、作中ではまだ未登場。

                               

 ―――織斑千冬―――

                               

 おねだりする千冬

 

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 斬鉄する千冬

 

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 ―――織斑千冬―――

                               

 

 

▽メインヒロイン10:山田 真耶(やまだ まや)(第242話時点で20台中盤から後半くらいの年齢)

 主人公達がIS学園在学中は原作通り副担任だったが、千冬と同じく晶が卒業後にカラードに指導教官として引き抜かれる。

 性格的にも変わっておらず、優しく気遣いが出来て性格も良くて教えるのが上手くて家事も出来る。しかも巨乳でスタイル良し。学生時代の晶くんが何度理性を揺さぶられたか分からない。が、耐えきった。引き抜いた後は我慢する必要が無くなったので………。

 それはさておき、日常生活でこの人がほわわ~んとしていると安心できる感じな人。

 因みに彼女の自宅にはジャック君という男の筋肉が大好きなロボットがいる。

                               

 ―――山田真耶とジャック君―――

                               

 私服+エプロン姿

 

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 水着姿

 

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 ジャック君

 

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 ―――山田真耶とジャック君―――

                               

 

 

 

▽サブヒロイン1&2:赤坂 由香里(あかさか ゆかり)と|宮白 加奈(みやしろ かな)(第242話時点で共に22歳)

 コンビで出る事が多いので一緒に解説。

 あかりん(赤坂由香里)かなりん(宮白加奈)と呼ばれる事が多い。

 原作では登場シーンも殆ど無い単なるモブキャラでしたが、本作では学生時代に誘拐されて全裸にされた事が切っ掛けで精神的に色々あって、第242話時点では機動特捜課で活躍、更に束と晶の外宇宙イベントにも同行してかつ活躍シーンまであるという大躍進をしております。

 あと2人とも可愛い。ISスーツ姿もセクシーで2人に同行した時のコスプレ衣装も作者大変にお気に入り。

 しかし2人は可愛いだけで無く、専用ISを随分と渋い方向でカスタムしていた。外見をIS学園の練習機である打鉄に似せているのだ。何故か? 晶が以前理由を聞いたところ、思考が狩人のそれだった。犯罪者に侮って貰う為である。何故ならISは超兵器として広く認識されているが、それと同じくらい打鉄は練習機として広く認識されている。つまり練習機を使っているパイロット=雑魚と思ってくれる事を期待してのことだ。

 アーマードコアに例えるなら外見は初期パーツ。でも中身は最高峰のハイエンドパーツで固めた高性能機。因みにクラスメイト達の機体には例外無く束の手が入っているので、本当に外見詐欺である。(第239話にて)

                               

 ―――赤坂由香里(あかりん)宮白加奈(かなりん)―――

                               

 髪が赤い方が赤坂由香里(あかりん)

 髪が青紫方が宮白加奈(かなりん)

 ISスーツ姿

 

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 2人のコスプレ

 

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 かなりん(宮白加奈)のカーテシー

 

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 ―――赤坂由香里(あかりん)宮白加奈(かなりん)―――

                               

                               

 ―――赤坂由香里・鷹月静寐・宮白加奈の艶やかな姿―――

                               

 

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 ―――赤坂由香里・鷹月静寐・宮白加奈の艶やかな姿―――

                               

 

 

▽サブヒロイン3:鷹月 静寐(たかつき しずね)(第242話時点で22歳)

 原作ではモブキャラの1人で登場シーンや台詞もちょっとあったキャラ。

 彼女が本作で立ち位置を確立したのはIS学園卒業後。配属された潜航戦隊の第1戦隊で艦長になった事によってだ。

 カラード初の外宇宙ミッションで指揮をとったのは彼女なのだ。

 セシリアでもラウラでもシャルロットでもなく、元モブの彼女なのだ。また後述するクラレスを助けた第7回外宇宙ミッションで指揮を執ったのも彼女。

 これらの経験から彼女は優秀な現場指揮官に成長していた。

                               

 ―――鷹月静寐(たかつきしずね)のシーン色々―――

                               

 ISスーツの背面からの姿

 

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 過去の訓練を思い出す鷹月

 

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 ブリーフィング1

 

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 ブリーフィング2

 

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 アリコーンのブリッジにて

 

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 ―――鷹月静寐(たかつきしずね)のシーン色々―――

                               

 

 

▽サブヒロイン4&5&6:ハウンドチームの3人

 チームで動く事が多いので纏めて紹介。

 ハウンド1~3は第74~78話のIS学園襲撃で捕らえられた元ISパイロット達。

 その後紆余曲折の末にIS委員会から超法規的措置という大変便利な言葉を盾に押し付けられそうになり、嫌がった晶は相手が到底呑めない条件、要約すると「好き勝手やるけど、口は挟むな金は出せ。そして協力しろ」というのを出して断ろうとするが、相手が呑んでしまったので引き取る事になった。(第78話)

 そこからの関係なので付き合いがとても長い。今では全員が晶の忠実な猟犬にして愛犬。

 因みに第224話にて3人とも晴れて無罪放免となった。

 以下、第224話より抜粋。

 

 『言葉の意味は「我々は忠実な猟犬である!」ですね。彼女達が元IS強奪犯という事で反感を持つ人もいると思いますが、その後の賞金首狩りを否定出来る者はいないでしょう。各国がどれほど追っても捕まえられなかった者達を次々と捕まえ、多くの被害者の無念を晴らしてくれたのですから。――――――ところでふと思ったのですが、捕らえた賞金首の刑期は数年、十数年、数十年、下手をすれば百年単位の者もいますが、それだけの者を捕らえた彼女達の刑期はどうなんでしょうね? これだけの働きを見せた者に何ら減刑処置無しというのは流石に酷いと思うのですが?』

『確かに言われてみれば。今度取材してみましょう』

 

 この言葉に彼女達をIS強奪犯として指名手配していた国々は大いに慌てた。これまで1回も言われた事が無かったのでそのままにしていたが、言われた通り、これほどの働きを見せている者達に何ら減刑処置無しでは、今後の司法取引にも影響が出かねない。まして今の彼女達は、カラード社長薙原晶の懐刀なのだ。いつの間にか完全に立場が逆転していた、と言い換えても良いだろう。

 結果として後日のこと、ユーリア・フランソワ、エリザ・エクレール、ネージュ・フリーウェイの3人は、刑期分の償いは十二分に行われた、という尤もらしい理由で無罪放免となった。拍子抜けするほどあっさりと。

 しかし、彼女達は首輪を外さなかった。正確に言えば外すのを嫌がった。

 

「私達は社長の飼い犬です。絶対に外しません」

 

 と、それはもう頑なに。このため彼女達の首には、今まで通り首輪が嵌められていたのだった。

 

 

 

+ハウンド1:エリザ・エクレール(名前元ネタ:ACSL女性レイヴンのエクレール)(第242話時点で20台中盤くらいの年齢)

 クセの無い銀髪のセミロングと切れ長の瞳が、見る者にどこか冷たい印象を与えている。

 外見通り怜悧な性格だが、損害は最小限にしようとする苦労人(意外と仲間思い)

 3人の中ではユーリアのストッパー役。

 第239話では脳筋なユーリアに苦労する様が描かれている。

 

 専用ISの外見はフライトナーズ専用機(AC2のOP機)

 主武装であるKARASAWA-MK2は、名銃“KARASAWA”の正当なる後継。総火力、弾速、命中精度のいずれもが、高レベルで纏められた名銃だ。他にもミサイル迎撃システム(ZEX-RS/HOUND)レーザーキャノン(ZWC-LQ/2552)エネルギーシールド(EES-777LAR)、オーバードブーストという、火力と機動力に優れた構成になっている。原型機はエネルギー効率に問題を抱えていたが、そこは特殊なチューン(OP-INTENSIFY)により改善済みであった。

 

 IS学園を襲撃した時のコードネームはファントム1。

 打鉄弐式を奪った後シャルロットとラウラに追撃されるも無事離脱する。

 しかし巨大兵器(RAIJIN)内部にて楯無と戦闘。敗北する。

  

 性格的な描写(第154話より)

 彼女が帰るのは常に晶が帰った後だった。

 誰に言われた訳でもなく、飼い主の送迎を買って出ていたのである。

 

「お前も本当にマメだな」

「私が好きでやっている事なので、どうぞお構いなく。それに帰宅中、何か雑事が発生しないとも限りません。対処要員が必要でしょう」

「自分でどうにか出来る」

「私が貴方の手を煩わせるのが嫌なのです。つまり私の我が儘です」

「最近は俺じゃなくて、お前達を目的にしている奴らも多いだろう」

 

 ハウンドチームが元IS強奪犯なのは周知の事実だ。世間一般的には重犯罪人であり、普通なら社会的立場がある者ほど、接触は痛くも無い腹を探られかねない。だが最近は、彼女達を目的として近づいてくる者が目に見えて増えていた。理由は分かっている。賞金首狩りだ。司法の手を逃れ一般人ではどうしようもない場所まで逃げた奴らを、ハウンドチームは悪党が振るう以上の超絶の暴力を持って叩き潰し、警察に引き渡してきたのだ。被害者達にとって、これほど痛快な事はないだろう。

 そうして次々と示される感謝に、まずマスコミが興味本位で乗った。すると人気取りに熱心な有名人が乗り始め、更には正義の味方を気取りたい政治家連中まで乗り始めた。

 尤も――――――。

 

「社長に近づく為にでしょう。相手をする必要などありません。ユーリアとネージュも面倒臭がっていましたね」

 

 彼女らにとっては、欠片ほどの価値も無いようだった。

  

  

  

+ハウンド2:ユーリア・フランソワ。(名前元ネタ:ACFAのフランソワ・ネリス)(第242話時点で20台中盤くらいの年齢)

 腰まである燃えるような赤髪と、勝気な瞳が印象的な女性。

 性格は外見通り勝気で高飛車。男は自分に貢ぐ為に存在すると思っている女王様。

 事実恵まれた容姿と均整の取れた肢体、そしてISパイロットという地位は、今まで彼女に多くのものをもたらした。

 今までは――――――。

 

 専用ISの外見はミラージュのC01-GAEA(NXのOP機)

 主な攻撃方法は高熱量型のリニアライフル(CR-WR93RL)軽リニア(CR-WB91LGL)に、イクシードオービットやマイクロミサイル(FUNIやMAGORAGA)を絡め手数で押すというというものだ。だがこの機体の真価は、左腕に装備されているレーザーブレード(WL-MOONLIGHT)にあった。KARASAWA-MK2を超える攻撃力が近接武装として振り回されるとなれば、相手に対するプレッシャーは相当なものだろう。そしてこの機体も特殊なチューン(OP-INTENSIFY)により、機体性能の底上げが成されていた。

 

 IS学園を襲撃した時のコードネームはファントム2。

 一夏を襲うも失敗して逃亡。その後追ってきたNEXTに敗北する。

 

 性格的な描写

 『第124話 予期せぬ出逢い』から

「―――私は元々テストパイロットだったんだけどね。色々あって、今の貴女達みたいな状態になった事があったわ。でも泣き寝入りなんて論外だったから、ちょっとカマしてあげたの」

「ど、どんな?」

「まず脅してきた男を膝蹴りで強制的に性転換させてあげて、そいつが心血注いで開発していた新パーツの実験データを全部消して、組み込まれていた実機を持ち逃げしてあげたの。いや、アレは痛快だったわね。勿論その後追撃はあったけど、男に尻振ってパイロットになった()なんて敵じゃないわ。返り討ちにしてコアを奪ってやったの。それが始まりね。ああ、後は実機のデータを敵対企業に流して、そいつが心血注いで開発して、本来得られるはずだった地位も名誉も金も、全て他人のものにしてあげたわね」

 

 現在では主人公にじゃれつくワンコみたいに懐いている。

 でも猟犬としての嗅覚は鋭い。

 

 

 

+ハウンド3:ネージュ・フリーウェイ(名前元ネタ:AC3女性レイヴンのミルキーウェイの機体名から)(第242話時点で20台中盤くらいの年齢)

 腰まであるストレートブロンドに蒼い瞳。整った、清楚とも言える顔立ち。

 そしてスラリと伸びた四肢に女性らしい起伏に富んだボディライン。

 白を中心とした落ち着いた服のコーディネイトもあり、裕福な家庭に生まれたお嬢様と言える外見だ。

 一般人が彼女と話して、荒事に関わる人間と思う者はいないだろう。

 だが実際は戦闘とハッキングの2つを高レベルでこなすマルチプレイヤー。

 

 専用ISの外見はクレストのCR-C90U3(アーマードコア・ラストレイヴンのOP機)

 主武装であるハンドレールガン(YWH16HR-PYTHON)は元々クセの強い武装だったが、再現された本武装は、同種の肩武装に迫る弾速とチャージ時間の短縮が成されていた。強武器である。そして他の武装はレーザーブレード(CR-WL06LB4)中型ロケット(CR-WB82RP3)多弾頭ミサイル(WB11M-HYDRA)とクセの無い武装が揃い、扱い易い機体に仕上がっていた。また拡張性に優れたこの機体には他の2人を支援する為の装備として、サブコンピューター(MONONOFU mdl.3)が搭載されていた。主な用途はチーム内各機のミサイルロック処理速度向上だが、演算能力の向上はパイロット本人のハッキングスキルをも活かし易くするという、副次的な効果を生み出していた。勿論この機体も、特殊なチューン(OP-INTENSIFY)により機体性能の底上げが成されている。

 

 IS学園を襲撃した時のコードネームはファントム3。

 IS学園襲撃時、山田先生に倒された。

 

 彼女の過去に関する描写(R-18第14話より)

 生まれは良いとこのお嬢様。優れた容姿、優れたスタイル、優れた能力。当然のようにISパイロットを目指し、飛び級を重ね、優秀な成績で卒業し、有名IS企業に就職した。だがそこで、容姿と資産しか取り柄のない先輩に嵌められた。

 恋人をいつの間にか篭絡され、呼び出された先で集団暴行されかけ、辛うじて逃げ出したら、今度は両親に冤罪がかけられ、警官に抵抗したという無実の罪で射殺された。

 こんな醜聞を持つ者が、表のISパイロットに成れる訳がない。

 しかし捨てる神あれば拾う神あり。

 ライバルに負けてISパイロットへの道を断たれた時、裏の人間が彼女をスカウトしたのだ。

 高度なハッキング能力とIS操縦技術を併せ持つ彼女は、亡国機業としても欲しかったのだろう。

 番外編の第05話にて自分を嵌めた相手への復讐を遂げる。

 チームの策謀担当で腹黒だが、復讐を遂げさせてくれた晶の事は信頼も信用もしていて、それ以上の感情も持っている。(番外編第05話やR-18の第14話から)

 コーヒー好きの社長の為に手引きのコーヒーミルを買って淹れてあげたりしている。(番外編第05話より)

                               

 ―――3人のISスーツ姿―――

                               

 左からネージュ・エリザ・ユーリア

 

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 ユーリアさんに背中を見せて貰いました。

 

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 ―――3人のISスーツ姿―――

                               

 

 

▽サブヒロイン7:“獣の眷属”スノー・テール(外見年齢は地球人換算で20台中盤くらい)

 “獣の眷属”から地球に派遣されている大使。

 優し気な目元。頬から顎先にかけての整った鼻梁。長くクセの無い白髪。すらりと伸びた四肢。頭部にある白い狐のような耳と臀部の尻尾。好んで着ている着物のような服装での所作も洗練されている。端的に言えば品の良い美女だろうか。(番外編第12話で描写)

 彼女自身は目立つ事を好む性格ではないが、経歴は中々に波乱万丈。

 以下、第199話より抜粋。

 

 途中、ふと先日話した束博士の事を思い出した。あちらは緋色、こちらは白と青が基調という違いはあれど、似たような作りの服だった*5。確か地球文明の日本という地方―――束博士の出身地―――では、着物と言っただろうか。また特使として赴く際に文化的な事を下調べしたが、日本の古代文明、平安時代と言ったか。その時代の建築様式がこの宮殿の建築様式と似ていたのには驚いた覚えがある。無論、技術的格差からくる性能差というのはあるが、全体的な雰囲気が非常に近いのだ。

 なお古い時代に似ているからと言って、“獣の眷族”が古くて遅れているという意味ではない。むしろ“獣の眷族”は過去、無駄を削ぎ落し効率性を追求していった事がある。だがその結果、感情がフラットになり心が渇きロボットのようになり、ストレスから犯罪件数が激増、種として逆に衰退してしまったのだ。復興の為にかかった永い年月は、反面教師として教育に取り入れられている。このため今は多少非効率的であったとしても、日常生活においては文化的な面が重視されていた。

 ふと思い出した初等教育を脳裏の片隅に追いやり、執務室を出て歩いていく。

 そしてスノーが廊下を歩くと、視界内にいた者達は皆一様に廊下の端に寄り、通り過ぎるまで頭を下げたまま微動だにしない。

 この場面だけを見れば、彼女の立ち位置は非常に高く見えるだろう。だが実際は決して高いものではなかった。何故なら“獣の眷族”の政治形態は王制であり、彼女はその血筋に連なる者なのだが………………傍系なのだ。しかも直系からはかなり遠い。

 であるにも関わらず敬意を払われている理由は、文明間外交における彼女自身の働きにあった。元々は多少生まれが良いだけの、外交関連の職業を選びはしたがあくまで裏方であり、外交の表舞台に立つような立場では無かったにも関わらずだ。そしてこれには処世術という意味合いもあった。世の中には良い人も沢山いるが、傍系が目立つ事を快く思わない者もいるのだ。なので目立ちたい人を目立たせて、自分は裏方で………というのが彼女の人生設計だった。過去形である。

 人生設計が狂った切っ掛けは悲劇でも何でもなく、アラライルとの出会いだった。彼が辺境議員になる前の話だ。種族的に近しい特性を持つ“首座の眷族”と“獣の眷族”はパーティを開く事があるのだが、その席で彼に話しかけられ外交についての意見を交わした事がある。以降、何かと正規のルート*6で連絡が入るようになり、“首座の眷族”とコネクションがあるという事で立場が上がり、気付けば表舞台に立つようになっていた。

 だがその時点では、今のように敬意を払われていた訳ではない。むしろ陰で様々な事を言われていた。そんな状況が変わったのは、押し付けられた文明間紛争の調停だった。長年続いていたランクC文明同士の紛争で、片方がプロトタイプながらワープ航法と重力兵器の開発に成功したため、もう片方が焦り、実戦配備される前に全面攻勢で決着をつけようとしていたのだ。当事者の立場に立てば、分からなくもない。戦争においてワープ航法の実用化はイコール本拠地直撃の強襲戦術の実用化であり、重力兵器の破壊力は核兵器を凌ぐ上に単純な物理装甲では防御できない。船や建物が無事でも、重力偏差で中身が潰れるからだ。

 どちらも態度を硬化させており、どう対処しようと多くの犠牲者が出るのは避けられない情勢だった。しかしスノーは、これを乗り越えた。予想よりも少ない被害で文明滅亡という結末を回避し、停戦交渉のテーブルにつかせる事に成功したのだ。これだけでも相当な功績だが、運良く近郊のアステロイドベルト帯で希少鉱石の大鉱脈が発見されたため、その収益をもって復興事業に取り組むという枠組みまで整えた。

 この外交手腕を持って彼女は、王制下で直系からかなり遠い傍系という不利な立場でありながら、本星宮殿内において敬意を払われていたのだった。

 

 このような経歴を持ち、特使として地球に派遣されたのが切っ掛け(第196話にて)で、そのまま地球の大使となる。

 ランクAという巨大な星間文明の大使らしく、大使館は本国から運ばれ、月の衛星軌道にあるスターゲート近郊に留置されていた。

 以下第201話より抜粋。

 

『そのままの意味です。実はこの度、地球に大使として赴任する事になりましたので、大使館を兼ねた浮島を持ってくる予定なのです。大きさが地球の単位に直して………直径8キロ程度なので、皆さんが集まる場所としては十分でしょう。そして以前から進んでいた、月からこちらの領域に直通するスターゲート近郊に留置させて頂きたいと思っています』

 

 スノーは新たに空間ウインドウを展開して、持ってくる予定と言った浮島の概要データを表示させた。

 それは地球人が宇宙建造物と聞いてイメージするような外壁に覆われた建造物ではなく、生態環境を維持したまま島1つを丸々浮かせたという、本当の意味で浮島だった。

 その浮島に建物があり、池があり、森があり、地上となんら変わらない生活環境が作られている。宇宙と浮島との間に何ら遮る物の無いオープンスペースであるにも関わらずだ。

 

 また第201話には以下のような記述もあり。

 

 後年、“宇宙(そら)の浮島”と呼ばれ親しまれる“獣の眷族”の大使館は、圧倒的な文明の格差を地球人に理解させるに足る代物だった。

 地上と見間違う程の青い空には鳥が飛び、広大で波打つ池には魚がおり、木々が生い茂る森には多数の果実の恵みがある。地球人が宇宙建造物と聞いてイメージするような外壁に覆われた建造物ではなく、生態環境を維持したまま島1つを丸々浮かせたという、とてつもない技術力の格差を見せつけるものだ。

 

 更に第202話より抜粋。

 

 2つ目がスノー大使が持ってきた大使館、通称“宇宙(そら)の浮島”の存在だ。

 これは人類に宇宙との格差を強烈に認識させるものだった。何せ人類が宇宙建造物と聞いてイメージする、硬い外壁に覆われた物とは全く違う。直径8キロメートルにも及ぶ島を丸々浮き上がらせている上に、硬い建造材で覆う事なく島の生態系を維持しているのだ。島に降り立てば青い空には鳥が飛び、湖には魚がおり、森には自然の恵みの果実がある。これが宇宙という強烈な温度変化と放射線が降り注ぐ中で、硬い外壁に覆われていないオープンスペースで維持されているのだ。どれほどの技術格差があるか嫌でも分かるだろう。

 

 更に第203話より抜粋。

 

 束が差し出したタブレットを受け取り、映像ファイルを再生させる。

 すると表示されたのは、“宇宙(そら)の浮島”にある大使館や庭の映像だった。まず大使館の正面映像。日本の古い建築様式を連想させる作りで、上手く言えないが自然と調和しつつも上品な感じがあった。先日訪れた後に日本の資料で似たような建築様式を調べてみたら、寝殿造というのがあった。厳密には違うのだろうが、まぁ雰囲気的には一番近いだろう。

 そして大使館の正面には広大な湖。幾つかの小島があり、アンティークな作りの橋で繋がっている。大使館の背後にある森も、鬱蒼と生い茂っているのではなく、適度に手入れされ中にまでしっかりと光が入る明るい雰囲気となっていた。

 

 

 この他、所属している“獣の眷属”の王様と王妃様だけでなく側室等にも気に入られているため、定期的に本星に報告に戻っている。

 そして王妃様と側室の方々にとって宇宙(そら)に出たばかりの地球文明の話は大変に面白いらしく、捕まると中々帰れない。

 それが他の人達からすると寵愛に見えるようで、微妙に胃が痛かったりする。

                               

 ―――スノー・テールのシーン色々―――

                               

 

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 ―――スノー・テールのシーン色々―――

                               

 

 

▽サブヒロイン8:“首座の眷属”ナユ(外見年齢は地球人換算で20台中盤くらい)

 元々は“首座の眷属”の一般人。夜の街で働いていた夜の蝶だった。

 それがいつの間にか誰かの恨みを買ったのか、呼び出された先で海賊に攫われて大変辛い目にあった。カラードの第3回外宇宙ミッションで救出され、その後カラードが社員を募集している事を知り応募。

 “首座の眷属”の領域にある1号支社で働いている最中に、宇宙(そら)のレジャー施設(後にプラチナ・ドロップスと命名)の提案をした事から大躍進。いつの間にかレジャー施設の総責任者という立場に。

                               

 ―――“首座の眷属”ナユさんの水着姿&白スーツ&ドレス―――

                               

 黒ビキニ

 

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 白スーツ

 

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 ドレス

 

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 ―――“首座の眷属”ナユさんの水着姿&白スーツ&ドレス―――

                               

 R18側の第46話で束博士によって直接強化処置を施される。

 強化レベルは一般人にしては強力という程度で、本物の高レベル強化という訳でない。

 ただしハーレム要員なので抗不老化処置はしっかり入っている。

 

 

 

▽サブヒロイン9:“翼の眷属”クラレス・イル・ディアニス・カルニア(外見年齢は地球人換算で18歳前後くらい)

 “翼の眷属”の少女。

 “翼の眷属”穏健派筆頭のカルレス・イル・ディアニス・カルニアの孫娘。一文明最大派閥の孫娘というお姫様とも言える生まれだが、いつの頃からか笑顔を貼り付けて寄ってくる人達が気持ち悪いと思うようになり、その頃からお転婆と言われるようになる。

 尤も良い意味でも悪い意味でもお転婆さんだったようで、豪勢な旅行で大金を溶かしたと思えば、ボランティアで誰かに献身してみたり、辺境宇宙を飛び回って冒険者紛いのことをしてみたり、興味のある事は何でもやってみる、という性格。だがシャルロットと仲良く出来るあたり、性格は悪くないと思われる。(第242話にて)

 辺境宇宙を高性能ワープドライブ艦で飛び回るあたり、行動力は本当にある。

 容姿イメージの元ネタはラングリッサーシリーズのクラレット。162cm/43kg 81/50/79

 カラードの第7回外宇宙ミッション(第227話)で救出された後、後述のレイシー共々カラードに保護される。

 その後カラードで外宇宙探査のお仕事を学ばせて貰っている最中にとある惑星で鉱脈を発見。

 カラード側単独では有効活用出来ないという社長判断により、“翼の眷属”と仲良くなる為の布石や下地作りの意味も込めて、鉱脈の所有権をカラードより渡される。採掘される鉱石自体は特別なものではなく、銀河系に広く分布している一般的なもので、コロニーや艦艇建造などの分野で多く使われているもの。広く分布しているイコール供給元が多いという事でもあるため、独占的に扱って影響力を及ぼせるようなものではない。しかし需要が多い物でもあるため、大手の利権が及んでいない辺境では売り込みやすい資材であった。

 これが第242話で資材供給や搬送屋設立に繋がっていく。

 この2つの設立目的は以下。

 穏健派に属する者達に良い資材を安く供給する事で、財政面での負担を減らして力を蓄えやすくする。

 配送屋を使う事で、穏健派同士で人や物を直接やり取り出来るようにする。機密保持の観点から、通信そのものを避けたい場合というのは宇宙(そら)でもあるのだ。

 そしてクラレスの立ち位置はこれらの出資者で、レイシーは護衛兼秘書。企業の経営責任者となる社長は別に用意されていた。これなら調べられてもクラレスとレイシーの名前は出てこない。登録書類の何処をどう探しても出てこない。しかし実態としては、全ての情報は2人に集約されるようになっていた。

 お転婆なお姫様と私兵は故郷から遠く離れた地で、思いもよらなかった道を歩み始めたのである。

 主人公との接触回数は少ないが、命の恩人であり損得を越えた―――と彼女は思ってる―――判断に非常に好感度は高い。

                               

 ―――“翼の眷属”クラレス・イル・ディアニス・カルニア―――

                               

 ノーマルなドレス姿

 

【挿絵表示】

 

 途方に暮れるクラレス

 

【挿絵表示】

 

 私服で部屋着なレオタード

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――“翼の眷属”クラレス・イル・ディアニス・カルニア―――

                               

 

 

▽サブヒロイン10:“翼の眷属”私兵No.005 レイシー(外見年齢は地球人換算で20代前半から中盤くらい)

 “翼の眷属”の女性

 元々は穏健派筆頭のカルレス・イル・ディアニス・カルニアが最も信頼を寄せる私兵の1人で電子戦のエキスパート。

 単独でも卓越した演算能力を持つ事からハッキング等の情報戦に強いが、専用武装を使う事でコロニーすら単独で掌握できる一騎当千の戦力となる………のだが、クラレスを助ける為に専用武装を“翼の眷属”の領域に置いてきてしまい、そのまま封印処理をされてしまったため現在は手元にない。

 専用武装は“ブラックモノリス”。

 容姿イメージの元ネタはビートレスのレイシア。

                               

 ―――“翼の眷属”私兵No.005 レイシー―――

                               

 ノーマルなドレス姿

 

【挿絵表示】

 

 電子戦中のレイシー

 

【挿絵表示】

 

 私服で部屋着なレオタード

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――“翼の眷属”私兵No.005 レイシー―――

                               

 ―――ナユ、クラレス、レイシーのその他の姿―――

                               

 クラレスとレイシーの白スーツ姿

 

【挿絵表示】

 

 ナユ・クラレス・レイシーのドレス姿と夜景

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――ナユ、クラレス、レイシーのその他の姿―――

                               

 

 

▽サブヒロイン11&12:更識家交渉人の2人

 同じ交渉人という立場だったので、一緒に記載。

 

+皇女流(おうめる)麗香(れいか)(年齢は20台後半くらい)

 更識家交渉人の中でも群を抜いた交渉成功率を誇る1人。

 皇女流は徹底的なリサーチと理論武装で相手に要求を呑ませる正統派。

 勿論強化処置済み。

 

+マリー・インテル(年齢は20台後半くらい)

 更識家交渉人の中でも群を抜いた交渉成功率を誇る1人。

 マリーは相手の感情を誘導する事に長けている。

 勿論強化処置済み。

 

 番外編第11話にて2人の立場が変わりました。以下抜粋。

 

 後日。カラードに広報企画室が新設された。

 そして晶は会見で義妹達に言っていた通りの事を言い、多くの者は「英雄も人の子」「義兄馬鹿」等と言っていたが、情報通の評価は全く違っていた。何故なら初代室長に任命された者が、明らかに本気の人事なのだ。

 

 室 長:皇女流(おうめる)麗香(れいか)*7

 副室長:マリー・インテル*8

                               

 ―――2人の姿―――

                               

 皇女流(おうめる)麗香(れいか)

 

【挿絵表示】

 

 マリー・インテル

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――2人の姿―――

                               

 

 

▽サブヒロイン13&14:ギリシャの2人

+ギリシャ国家代表:ベルベット・ヘル

 ISAB登場キャラ。ISABではギリシャ代表候補性だったが、本作では国家代表になっている。

 昔は孤高かつ冷酷無比な人物だったが、コンビを組んでいるオペレーターが良い影響を与えたのか、今では様々な表情を見せるようになっていた。加えて非常に魅力的なスタイルの持ち主で、初登場時でも身長160cmで上から94、58、89と素晴らしかったが、第208話では更に成長して身長162cmで上から97、58、89、と更に素晴らしくなっている。

 専用ISはヘル・アンド・ヘヴン。氷と炎を操れるがエネルギー消費が激しいため、近接攻撃用に剣寄りのハルバートを持ち、遠距離攻撃用に脚部にコンテナが左右三つずつあり、ミサイルなどを搭載している。

 ギリシャで起きたとある件が切っ掛けで、晶に心の底から惚れ込んでいる。(R-18の第37~38話)

 なお前任のギリシャ代表候補だったフォルテ・サファイアとは色々あったが、今では心の整理をつけている。

                               

 ―――ベルベット・ヘル―――

                               

 初登場の時のスタイル。ここから更に成長します。

 

【挿絵表示】

 

 第194話の年末年始で見せた赤いドレス姿。

 

【挿絵表示】

 

 紫Ver

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――ベルベット・ヘル―――

                               

                               

 ―――セレーナ・ベルベット・ナターシャのドレス姿―――

                               

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――セレーナ・ベルベット・ナターシャのドレス姿―――

                               

 

 

+ギリシャ国家代表の専属オペレーター:セレーナ・エイレネ

 ベルベットの専属オペレーター。半オリキャラ。元ネタはラングリッサーモバイルのセレナ。

 スタイルは大変素晴らしく身長171cmで上から87、55、86。強化処置済み。

 優しく気遣いの出来る大人な女性。国家代表の専属オペレーターだけあってとても優秀。

 彼女もギリシャで起きたとある件が切っ掛けで、晶に心の底から惚れ込んでいる。(R-18の第37~38話)

                               

 ―――セレーナ・エイレネ―――

                               

 大変素晴らしいスタイルの持ち主。

 

【挿絵表示】

 

 カラード本社が管理する保養地“浮遊島”で羽を伸ばす2人。

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――セレーナ・エイレネ―――

                               

 

 

▽サブヒロイン15:アメリカ国家代表ナターシャ・ファイルス(第242話時点で20台中盤から後半くらいの年齢)

 アメリカの国家代表にしてセカンドシフトパイロット。

 腰まである豊かな金髪と蒼い瞳。整った容姿。制服であっても隠しきれない起伏に富んだボディラインという誰が見ても良い女と言える美女。

 それでいてセカンドシフトしているエリート中のエリート。

 専用ISは銀の福音(シルバリオ・ゴスペル)

 本来ならもっと大きく扱われても良い人物&機体なのだが、射撃特化の広域殲滅型という機体特性がカラードでの運用と噛み合わずスカウトされなかったという不遇な一面がある。決して弱い訳ではない。

 経歴はアメリカ軍→IS学園教師→カラード戦闘部門。

 躍進を続けるカラードにアメリカが焦りを感じて、どうにかカラードに移籍させたという裏事情がある。

 が、そんなことよりも健全な紳士諸君にとってはえっちぃ話の方が遥かに気になる相手だろう。

 制服と私服の落差を見て頂ければ、色々と妄想が捗るかもしれない。

                               

 ―――ナターシャ・ファイルスの制服姿&私服姿―――

                               

 ノーマルな制服

 

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 私服

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――ナターシャ・ファイルスの制服姿&私服姿―――

                               

 

 

▽サブヒロイン16&17&18:カラードの艦長3人娘(全員20代中盤)

 ロールアウトしたばかりの新造艦、HEAVY WARSHIP(強襲艦)1~3番艦の艦長達。

 一緒に登場したので一緒に紹介。仲の良い3人です。

 今後カラードが整備している通常戦力の宇宙軍の中核となる予定。

 

+竜宮 美津(りゅうぐう みつ)

 日本人女性。第236話より抜粋。

 憂いを帯びた瞳と結い上げた黒髪が印象的で、第一印象は艶っぽいだろうか。元々の所属はカラード戦闘部門のオペレーター。そんな彼女を艦長として選出した理由は、大らかでありながら慎重でもあるという性格にあった。トップの気質というのは部下に伝染するのだ。何があるか分からない宇宙そらで、大らかな性格は精神的余裕を生み、慎重さは不要なトラブルを遠ざけてくれるだろう。

                               

 ―――竜宮 美津(りゅうぐう みつ)の制服姿&私服姿―――

                               

 制服

 

【挿絵表示】

 

 私服

 

【挿絵表示】

 

 制服

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――竜宮 美津(りゅうぐう みつ)の制服姿&私服姿―――

                               

 

+セーナ・ネアデス

ドイツ人女性。第236話より抜粋。

 美人と言って差し支えない容姿の持ち主だが、剣呑という言葉を付けたくなるほどに鋭い目つきをしている。元々の所属はカラード戦闘部門の作戦参謀。殲滅、撤退、防衛、奇襲、強襲、救出その他モロモロ、通常戦力を使った作戦立案が兎に角上手い。そんな彼女を艦長として選出した理由は、味方の力を引き出す上手さにあった。自軍の戦力を正確には把握して作戦を立案して武力行使する。可能か不可能かの見極めに信用のおける者が上にいれば、部下達も安心するだろう。

                               

 ―――セーナ・ネアデスの制服姿―――

                               

 制服

 

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 制服

 

【挿絵表示】

 

                               

 ―――セーナ・ネアデスの制服姿―――

                               

 

+ソフィ・シャリング

 フランス人女性。第236話より抜粋。

 真っ当な正義感を持ち併せている元気印な娘っ子でムードメーカー気質。ついで胸部装甲も大変大きい。元々の所属はカラード戦闘部門のパワードスーツパイロット。そんな彼女を艦長として選出した理由は、真っ当な正義感がありつつも鉄火場を知っているからだ。経験を積めば現場事情に精通した良い艦長になるだろう。

                               

 ―――ソフィ・シャリングの制服姿―――

                               

 制服

 

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 制服

 

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 ―――ソフィ・シャリングの制服姿―――

                               

 

+羽目を外した3人の末路(笑)

 上から順番にどうぞ。

 

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▽サブヒロイン19:キャロン・ユリニル(第242話時点で23歳)

 初登場は第153話。

 元デュノア開発部所属。月面のマザー・ウィル開発チームに立候補して開発チームに入り、その後カラードに引き抜かれた。

 

 簡単な経歴と性格。第153話より抜粋。

 昨年度のIS学園卒業生でフランス人。機体制御系に理解が深かった事から、デュノア入社後は開発部に配属され、テストパイロットとしてラファール・フォーミュラの開発に関わっている。その後マザーウィル計画が始動すると、すぐに月への派遣チームに立候補していた。容姿の第一印象はギャルだろうか。小生意気さとあどけなさが同居した艶のある表情。真紅の瞳に豊かな金髪のツインテール。スラリと伸びた四肢に高い腰の位置。起伏に富んだボディラインは、街を歩けば多くの者が振り返るだろう。

 昨年度の卒業生という事もあり事前に先生方にどんな人間かを聞いてみたが、ギャルっぽいが真面目で良い子らしい。

 因みに番外編第10話にて、ギャルっぽい外見をしている理由として「外見で舐めてくれると色々楽なので」と言っている。

 

 また立候補理由は以下。第153話より抜粋。

 

「君はマザーウィル計画の月面要員に立候補したと聞いた。デュノアのテストパイロットでも将来は安泰だったはずだ。何が君を突き動かしたんだ? 背景も洗い直させてもらったが、宇宙開発にそこまで興味を持つような過去でもなかった」

 

 彼女はチラリとシャルを見た後、人差し指を口元に当てて少しばかり考えてから答えた。

 

「勿論、カラードに引き抜いて貰うためです」

「おい」

 

 デュノアの社長令嬢がいる前で言う言葉ではないだろう。

 だが彼女は続けた。

 

「取り繕う言葉は幾らでもあるんですが、多分バレると思うので言っちゃいますね。確かにテストパイロットでも良かったんですが、私のアドバンテージは機体制御系に強いという事だけ。総合的な実力は、精々が中の上、どんなに良く見ても上の下くらいでしょう。そして絶対天敵イマージュ・オリジスという外敵が現れた今、多分私のISパイロットとしての寿命は長くない。開発では役立つかもしれませんが、替えの利かない人間でもない。でもISパイロットではいたいんです。そんな時に、カラードが面白い事を始めました。これだと思いましたよ。戦いなら、私は強くない。でもISを上手く使う事はできる。ラファール・フォーミュラという世界最高の汎用性を持つ機体の事も良く知っています。だから月面要員に立候補したのは賭けでした。宇宙開発に熱心な貴方なら、月であっても必ず視察に来ると思っていましたから」

 

「でも、こうして話せるかは分からなかっただろう」

 

「ですから、賭けでした。そして社長令嬢を連れてくるとは予想外でした。でもこの機会を逃せば、恐らく二度と直接アピール出来る機会は無い。だから本心を話しました」

 

 

 

 第193話でカラード宇宙開発部門長代理シャルロット・デュノアの最側近である事とマザーウィル建造の現場指揮を執っていた事が明かされている。

 外見とは裏腹に、仕事は真面目。(第181話より)

 因みに彼女は裏方の人間ですが、カラードにとっては超重要人物。

 何故なら彼女とその直轄チームは“首座の眷族”から直接、宇宙建築技術や造船・メンテナンス技術を学んでいるため。

 束がアラライルと直接交渉して教師役を派遣して貰っている。(第193話にて。)

 月の衛星軌道にある全長10キロメートルサイズの整備艦(巨大な双胴艦)を修理・運用まで漕ぎ着けられたのは彼女とその直轄チームが相当に頑張ってくれたから。

 ハッキリ言ってしまえばカラードの世界戦略を支えている1人。

                               

 ―――キャロン・ユリニルの水着&ISスーツ―――

                               

 水着姿

 

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 月でプール紹介

 

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 ISスーツ

 

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 ISスーツ+腕組みシーン

 

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 ―――キャロン・ユリニルの水着&ISスーツ―――

                               

 

 

▽サブヒロイン20:梁 白麗(リャン パイリー)(第242話時点で20台中盤から後半くらいの年齢)

 番外編第17話より抜粋。

 (リャン)白麗(パイリー)

 今の中国の国家主席。20台中盤程度の若い女で、外見だけを見れば旧特権階級の爺どもが好きそうな良い外見をしている。

 整った鼻梁が形作る凛とした容姿。艶やかな黒髪をアップにして見えるうなじ。均整の取れた四肢と起伏に富んだ豊かなボディライン。

 誰が見ても良い女で、以前は中国軍所属のISパイロットで専用機持ちだった。軍服という体型がある程度画一化される服を着て、なお色香が滲み出ていた事もあり、お偉方の身辺警護をしていた事もあった。――――――が、この女の背景は黒である。黒も黒。真っ黒である。本当の所属は亡国機業で、ISを使うエージェントだったのだ。真面目にお偉方の身辺警護など、する筈が無いだろう。

 本当の目的はクーデター。地球文明史上最悪と言われるタイミングで行われた、絶対天敵(イマージュ・オリジス)の第二次来襲直前に起きたクーデターの中心人物だ。命令系統上の中心人物は別にいたが、そそのかして実行させたという意味で、間違いなく中心人物である。

 そんな極上の悪党で理不尽を与える側の存在だった彼女だが、この世には更なる理不尽がいた。最強の単体戦力にして、カラードの社長である薙原晶だ。彼が別件で捕らえた亡国機業の元最高幹部連中から、エージェントとしての活動内容が全て漏れたのだ。これは亡国機業の組織力に翳りが見えた事とイコールであり、焦った彼女は強力な後ろ盾を求めて薙原晶にコンタクトを取ったのだが、これが彼女のその後を決定づけた。

 晶の信用を得る為に“Raven's Nest(レイヴンズネスト)”に登録して、悪党狩りをする事になってしまったのだ*9。無論、元々悪党側の人間だった彼女が、本気で狩りをする訳がない。そこそこ程度の適当な獲物を狩るだけで、大御所からの恨みは買わないようにしていた。しかし時が進み、危機的な中国国内の状況に危機感を抱いた晶によって、大御所狩りをせざるを得ない状況に追い込まれてしまう。

 具体的に言えば更識家の力によって巧妙に擬装された賞金首狩りの依頼で、本人の意図とは全く関係無く、黒社会やお金大好きな汚職役人の大物に天誅を下してしまい、その様子を偶々現場に居合わせて色々な事を聞いてしまった一般人がSNSで拡散した結果、彼女は本来|同じ穴の狢《おなじあなのむじな:一見関係がないようでも実は同類・仲間であることのたとえ。》であった者達を狩り続けなければならなくなった。

 こうして彼女は黒社会に正面から喧嘩を売り、お金大好き汚職役人にも正面から喧嘩を売り、仕返しを跳ね除ければ跳ね除けるほど泥沼に嵌っていく負の無限ループに叩き落された。本人の意思など関係無い。他の選択肢を選んだら破滅が超特急で迫ってくるだけのこと。

 結果として一般市民の不満を解消する、偽りの英雄が出来上がっていった*10

 これだけでも十分に激動の人生だろう。だが、彼女には続きがあった。新たな命令が下されたのだ。

 

 ―――誰の目にも明らかな形で中国を生まれ変わらせろ*11

 

 この背景には、当時の中国の荒んだ状況があった。

 何故なら絶対天敵(イマージュ・オリジス)戦で地球を危険に晒した責任追求で、人・資金・技術、多くのものが引き上げられた上で、各種利権を毟り取られ、中国製というだけで輸出も拒否され、仮に輸出出来たとしても足元を見られて買い叩かれるという酷い状況だったのだ。

 また環境汚染も深刻で、国内を乱開発してきた悪影響が如実に現れ始めていた。水源や土地の汚染が急拡大して食料自給率が激減、更に病人が急速に増え始めていたのである。

 これらの状況は民心を不安にさせ、治安を直撃していた。国内に残る少ない食料を奪い合う暴動が発生。不安につけ込んだ詐欺の多発。軍人が野盗化して市民から搾取や略奪。不安要素をあげればきりがなく、紛争地域も斯くやという程に乱れていた。

 このまま国家機能が失われれば、億人規模の難民が出て周辺地域の安定が脅かされるだろう。海を越えて、カラード本社のある日本も巻き込まれる可能性が高かったためだ。

 普通なら、困難を通り越して無理な命令だ。もしやるとしたら、とても長い時間をかけるしかない。だが命令を受けた(リャン)白麗(パイリー)は違っていた。大事なのは自分であって、有象無象の愚図どもではない。自身の決断で見知らぬ誰かが不幸になろうと知った事ではない。だから、逆にチャンスと思ったほどだ。手駒として使えるところを見せられれば、少なくとも絶対的な強者から狙われる事は無くなる。扱いも今よりは良くなるだろう。

 故に(リャン)白麗(パイリー)は、二度目のクーデターを決断する。

 旧指導部連中を軟禁して財産の差し押さえ、国庫に入れ、他国の視察団を受け入れ、各種資料を残らず提出し、政治的に都合が良くて助命したい人間がいるなら言えと国際会議の場で言った上で、何も無ければ1週間以内に処分(処刑)した。

 これと併せて、次のような改革内容が発表されていた。

 

 ・旧指導部連中の全員逮捕及び処罰。(処刑含む)

 ・旧指導部連中の資産没収及び内容公開。

 ・軍縮

   陸 軍:定数を1/5へ削減。

   海 軍:外洋展開能力の削除。

   空 軍:定数を1/5へ削減。

   宇宙軍:定数を1/5へ削減。

 ・全国のインフラストラクチャーの造り直し。

 ・国内の自然環境の再生。

 ・保険医療制度の充実

 ・国民に文化人としての教育。

 

 国の要である軍の大幅軍縮。しかも中国の悲願であった外洋展開能力の削除という、売国とも言える内容だ。だが本当の売国は、インフラの作り直しと政策決定にあった。

 原子力発電を全廃し、電力供給をカラードのレクテナ施設に頼る形へ。上下水道の管理も外国企業へ移管。戸籍管理をカラードのサービスに切り替え。政策の叩き台もカラードの政策提案サービスをベースとする形に。

 国が国としてあるために必要な中核を、全て他に譲ったのだ。これが売国でなくて何だと言うのか。

 このため付けられた渾名が売国皇帝。

 だから多くの者が彼女を悪と断じ、排除しようと毎日のように刺客が送り込まれていた。しかし、彼女は専用機持ちである。ISが非展開状態であっても、対人兵器程度の火力ではお話にならない。重火器や爆弾を使われた事もあったが、専用機持ちをその程度で殺れるなら苦労は無い。

 彼女はその全てを跳ね除け、逆にストレス発散も兼ねて丁寧にすり潰し続けたら、今度は食事に毒が盛られるようになった。青酸カリ、ヒ素、ストリキニーネetcetc。軍で保管していた毒ガスを使われた事もあったが、ISの生命維持機能は並大抵の毒物を無力化できる。もっと言ってしまえば、体内に入ってからでも無力化出来る上に、体が吸収する前に弾く事もできる。歴史上の数多の権力者が最も恐れた毒殺が効かないのだ。

 となれば次に考えられるのは専用機への細工だが、メンテナンスはカラード本社で行われている。定期メンテナンスは月に1回だが、契約により回数制限なく行えるようになっていた。つまり中国の工作員が入り込む余地など無い。

 一方で、彼女の行いを認めている者達もいた。

 軍縮で浮いた莫大な予算を、自然環境の再生、医療保険、教育などに振り分けていたからだ。尤も明確な結果として見えづらい部分だけに少数派だったのだが………最近、支持者が増え始めていた。何故か? (リャン)白麗(パイリー)が冷え切った中国経済を動かす特需を持ってきたからだ。

 それは広大な国土の中に数ヶ所の演習場を作り、企業相手に演習場として貸し出すというもの。この背景にはカラードの政策があった。パワードスーツを普及させ、かつ高性能化させる為に、企業に開発を奨励していたのだ。宇宙で使える物を作れるのは一握りだが、裾野が広がれば全体的な底上げに繋がる。延いては一握りの数も増える、という考えからだ。

 しかし開発力を持つ企業にとって、1つ面倒な事があった。それは商品化する前に行う耐久試験や様々な問題点の洗い出しだ。過酷な環境で試験するのが一番だが、その環境を自前で用意出来る企業は少ない。

 白麗(パイリー)は、其処に目をつけた。

 国内に格安で使える演習場を作り、オプションとして再編した中国軍を敵役として貸し出す。オプションも幾つかのコースがあり、単なる歩兵から巨大兵器まで様々だ。当然反対意見は多々あったが、抑え込むのは簡単だった。良い敵役として評価された部隊には、タップリとボーナスを弾んだのだ。多少の不満など、収入という飴でどうとでも出来る。プライドで腹は膨れないのだ。

 これに加えて、演習場の近くには歓楽街も作ってやった。懐が潤えば、酒と女に使いたくなるだろう。全ての者がそうではないが、元軍属の脳筋どもはこの傾向が強い。だから用意してやった。目論見通り大量の金を歓楽街に落してくれたお陰で経済が回り始め、また敵役として貸し出した中国軍が良い感じに装備品を壊してくれるので、修理やパーツ製造業者にも仕事が回り始めた。冷え切っていた中国経済に、金が回り始めたのである。

 そして金の循環が雇用を生み出し、軍の大量に削減した人員(4/5の人員。約160万人)の受け皿としても機能していた。無論、全てを吸収できた訳ではないが、削減した軍人が野盗化して治安が悪化するという最悪の事態は回避出来ていた。

 このような成功が、白麗(パイリー)の支持者を生み出したのである。

 お陰で最近は刺客も減ってきた。完全に無くなった訳では無いが。

 そんなとある日のこと。中国国家主席の執務室。

 部屋の主である白麗(パイリー)は、椅子に座って空間ウインドウに表示される各種データを見ていた。

                               

 ―――お仕事中の(リャン)白麗(パイリー)―――

                               

 

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 ―――お仕事中の(リャン)白麗(パイリー)―――

                               

 第三者が見れば、些か以上に煽情的な姿だろう。

 基本は黒を基調として金の刺繍が施されたチャイナドレスだが、胸元の布地がカットされて豊かな谷間が見えている上に、スカートの両サイドにあるスリットが深く、ショーツのサイドが見えてしまっている。否、見せていた。

 口の悪い者からは娼婦や淫売とすら言われるような姿だが、彼女は意図的にこの服装を選んでいた。

 敢えてこの服装をする事で「男の視線が気持ち悪い」と言って配置転換し、側近に女性を採用する。そんな恰好をするのが悪いという言葉は聞かない。彼女は売国皇帝。暴君なのだ。また側近に採用した女性はいずれも見目麗しいが、背景は中国の愛国者にしてみれば真っ黒であった。何せ更識なのだ。尤も本家の者ではない。だが十分に使えるレベルの者であった。

 そしてこの側近の存在は、あの方()が方針を変えた事を意味していた。何故なら当初は、「命令をやり切ればそのまま中国をくれてやるが、力尽きたらそれまで」という考えだったからだ。しかし時間が経ち一定の成果を見せた事で、「使える」という判断に傾き、サポート要員として送り込まれたのだった。つまりあの方()の意向に忠実である限り、ある程度の支援は受けられるということだ。

 

 

 中略。

 

 

 ミッションは何ら問題無く終了した。山も谷もありはしない。

 但し翌日の昼前に、ちょっとしたニュースが流れた。

 

『次のニュースです。先程、軍の広報から発表がありました。それによると昨日、国内でダムを爆破しようとしたテロリストが専用機持ちによって鎮圧された、という事です』

 

 今の中国に、専用機持ちは2人しかいない。内1人が白麗(パイリー)で、もう1人は所在地がハッキリしている。つまり遠回しに、誰が鎮圧したか言っているも同じなのだ。

 そして白麗(パイリー)は昨日の一件を、軍に伝えていない。

 別件で執務室に来た側近に尋ねてみる。

 

「貴女、何をしたのかしら?」

 

 何についての事か、相手もすぐに分かったようだった。

 随分と良い笑顔で答えてくれる。

 

「売国皇帝という悪名はとても良いのですが、真っ当な支持層を増やすには、こういう小細工も必要でしょう」

「何が支持層よ。他人の言葉でコロコロ意見を変えるような輩なんて、いらないのだけど」

「世の中の殆どはそういう輩ですし、敵であるよりは良いでしょう」

 

 尤もな言葉だが、これはこれで注意しなければならない事がある。

 

「この手の事は程々にしておきなさい。やり過ぎると逆効果よ」

「他人が行ったならそうでしょう。ですが貴女には、悪徳商人や汚職役人を物理的に処理してきた過去があります。今更でしょう。むしろ国民は望んでいると思いますが」

「売国皇帝と言われているのに?」

「それはそれ。これはこれです。法が処理してくれない悪党の処理は、お行儀の良い為政者には出来ないでしょう」

「普通こういうのって私は命令を下すだけで、処理は部下がするものだと思うのだけど」

「では、そういう部下をご自身で作って下さい。私達(更識)は裏方なので」

「随分都合の良い裏方ね」

 

 更識から派遣されたこの側近が現在の立場を最大限利用して、中国国内に人的ネットワークを作っているのは知っていた。

 政府内の重要ポジションに息の掛かった者を就け、インフラ発注も息の掛かった企業が優先されている。他にも社会の様々なところに、息の掛かった者達がいる。

 中国を愛する者達にとっては、許し難い行いだろう。

 しかし白麗(パイリー)にとっては全く関係無かった。

 自分はこのまま支配する側に立つ。有象無象の考えなど知ったことか。この中国を、あの方の望む形に生まれ変わらせる。

 そう思うからこその先の言葉だ。あの方の手足なのだから、もっと働きなさいという意味だ。

 尤もこれが、単なる悪態という事も分かっていた。あの方は更識が表に出る事を望んでいない。表の事は表の者に処理させた方が、物事は上手く回るからだ。裏の者が出ても良い事は無い。

 だから返答も、予想通りだった。

 

「当たり前じゃないですか。それとも、当主様の意向に反して私達を使いますか?」

「そんな訳無いじゃない。というか貴女達、私がそういう命令をしても動かないでしょ」

「勿論です」

 

 ニッコリと良い笑顔で答えた側近に、白麗(パイリー)は言った。

 

「有能と分かっている手駒が目の前にいるのに、あの方の命令で使用制限があるんですもの。悪態の一つもつきたくなるわ」

「高評価、ありがとうございます」

 

 側近は全く敬意のこもっていない、それでいて礼儀正しい一礼をした。

 平たく言えば慇懃無礼というやつだ。

 尤も腹が立つという程でもない。ちょっとしたじゃれ合いみたいなもので、区切りも良いので白麗(パイリー)は話題を変えた。

 

「ところで明日と明後日だけと、予定は入れてないわよね?」

 

 専用ISの定期メンテナンスで日本に行く日だ。メンテナンス自体は1日もかからないが、最近は一泊してくる事が多い。

 

「空けてあります。どうぞ、日頃の疲れをゆっくりと取ってきて下さい」

「只のメンテナンスよ」

「ええ。そうですね。専用機のメンテナンスと、貴女様ご自身のリラクゼーションの日ですね。当主様に――――――」

 

 執務室という場所には相応しくない、エロティックかつ文学的な表現でリラクゼーションの事を口にする側近に、白麗(パイリー)は思わず考えてしまった。一緒に連れて行って、一緒にシて貰うのもアリだろうか? で、一緒に連れて行く代わりに、もっと私の命令を聞くように………秒で却下。一緒に連れて行ったら私の時間が減る。何よりあの方にトロトロにされてもっと私の言う事を聞かなくなる可能性の方が遥かに高い。いや、可能性ではなく確定した未来だろう。

 なら自慢してみる? 拗ねて微妙に言葉がトゲトゲしてくるかもしれない。それはそれで楽しいが、常日頃からやられると面倒だ。

 結論。取り合わないでサラッと流す。

 

「ま、そうね。リラックスしてくるわ」

 

 答えた直後に、ふと思った。やっぱり連れて行こう。

 あの方に会わせる云々ではなく、カラード城下街は今や世界の中心地。単純な気分転換という意味で、悪くないと思ったからだ。

 言葉を続ける。

 

「貴女も一緒に来なさい。いえ、これから定期メンテナンスの度に子飼いも連れて行くから、班分けでもしておきなさい」

 

 これに側近は、とても驚いた顔をして尋ねた。

 

「どういう風の吹き回しですか?」

「暴君の気紛れよ。有難く思いなさい」

「では暴君の気が変わらない内に、可及的速やかに明日と明後日分の仕事を片付けてきます。では、失礼致します」

 

 側近は礼儀正しく、かつ素早く退室していった。

 余程嬉しかったらしい。

 こうして白麗(パイリー)は定期メンテナンスに、側近及びその子飼い連中を連れていく事になったのだった。

 

 

 

+更識から派遣された側近

 番外編第17話で登場した側近。登場時点では名前無しのモブ。

 薄く淡い青紫色の長い髪を三つ編みにしている美女。更識本家の人間ではないが、スタイルは非常に良い。

 彼女が派遣される側近として選ばれた理由は、国家主席の隣という嫌でもメディアの露出が避けられないポジションである以上、真の裏方である更識本家の人間は出せない。しかし中国のインフラや重要ポストを裏から掌握するという極めて高度なミッションである以上、並の能力では務まらない。そのリスクヘッジと要求スキルの絶妙なバランスの落としどころとして、「本家の者ではない。だが十分に使えるレベルの者」である彼女が選出された。

                               

 ―――買い物で試着を楽しむ側近―――

                               

 チャイナドレス

 

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 水着

 

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 下着

 

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 ―――買い物で試着を楽しむ側近―――

                               

 

 

▽サブヒロイン21:ラナ・ニールセン

 元ネタは「アーマードコア マスターオブアリーナ」に登場するラナ・ニールセン。

 原作に人物イラストは出ていないため、外見イメージは本作独自。

 束博士が晶から入手した、ここではない別の世界(AC世界)の技術を使って作り上げた完全自律型AIの第1号。

 初登場は第147話。

 

 外見について、第147話より抜粋。

 束が仮想コンソール操作して空間ウインドウに表示させたのは、金色の瞳と同色の髪を持つ美しい女性だった。腰まである長いストレートヘアは、飾り気の無いポニーテールにされている。美しくはあっても、飾り気は極力排除する方向でデザインされていたのだろう。

 尤もスタイルの方は束がマネキン人形の代わりとして使用していたせいか、中々見ごたえのある曲線を描いていた(ISパイロットに限定するなら、余り珍しくないレベルである)。

 

 第172話でカラードランク9である事が明かされている。専用ISは“ナインボール”。

                               

 ―――ラナ・ニールセンのイラスト色々―――

                               

 

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 ―――ラナ・ニールセンのイラスト色々―――

                               

 妹(後継モデル)としてケイト・マークソンがいる。

 なおケイトとラナが「姉妹(および束製の自律型AI)」である事実は、【一般社会・アースレポート社内・他局のリポーターやメディア関係者】には100%完全に隠蔽されている。

 

 

▽サブヒロイン22:ケイト・マークソン

 元ネタは「ARMORED CORE VI FIRES OF RUBICON」に登場するケイト・マークソン。

 原作に人物イラストは出ていないため、外見イメージは本作独自。

 束博士が作り上げた完全自律型AIの第2号。

 初登場は第224話。

 設定については第224話より抜粋。

 

 画面に映るレポーターは、最近人気の女性レポーターだ。

 黒髪のセミロングで毛先を緑色に染めており、クールで知的な容姿に整ったスタイルとが相まって、非常に見栄えが良い。好んで着ている事が多いタイトスカートなスーツも品があって似合っている。だが彼女が人気な理由は、そこでは無かった。では何が理由かと言えば………ちょいちょいとやらかすのだ。

 生放送で地面に躓いてズベッと転んで恥ずかしさの余り涙目になったり、同じく生放送で出演者にとってのNG事項をキレッキレな質問でブッ込んでみたり、視聴者からすると「こいつ今日も何かやるんじゃね?」というある意味出演するだけで視聴率が取れるネタキャラとなっていたのだ*12

 因みに極々一部の人間しか知らない事だが、彼女は束によってラナ・ニールセンの妹として製造されたアンドロイドである。外見のみならず内部構造まで極めて人に近いため、通常の検査で見破るのはほぼ不可能と言って良い精巧さだ。

 そして製造目的は、人間社会の中で完全自律型AIを生活させる実験の第2弾であった。ラナ・ニールセンが傭兵としてだけでなく、モデルなど他者とも関わる仕事で予想以上の成果を収めたため、思考ルーチンが違うAI=性格が違うAIに、より人と関わるレポーターという仕事をやらせてみる事にしたのだ。

 このため物静かなラナ()に対して社交的な性格となるように調整された結果が今なのだが、束曰く「なんか違う」らしい。しかし彼女がレポーターとして上手く(?)人間社会に溶け込んでいるのを見て、「まぁ、これはこれでアリかな」とそのままなのであった。

 尚、不慮の事故や束の手足として働く事態も想定されていたため、ケイトには2つのものが与えられていた。1つは束がスカウトした人材というアンダーカバー。“アースレポート・コーポレーション”で働くに辺り一般的な経歴は用意されていたが、それでは対処出来ない事態が発生した時の為の経歴だ。1つは万一の時の為の小道具。全身装甲型の専用IS“TRANSCRIBER(トランスクライバー)”だ。武装構成はレーザーダガー、レーザーオービット、パルスシールド、カラサヴァ。主兵装が浪漫兵装と言われても仕方がないような性能なので、ケイトは視線で何かを訴えたらしいが、束の「使えるよね?」という無言の圧に屈したらしい。拡張領域(バススロット)に予備兵装を積んでくれただけ、まだ良いだろう。

 

 また第247話にて以下の設定が追加されている。

 

 いや、ケイトがカラサヴァを使ったお陰で、NEXT(N-WGⅨ/IS)のYWH160HR-KRSV-longbarrelとYWH160HR-KRSV-shortbarrelが良い感じになった事を思えば、彼女がネタ武装を使った意味はあったのだろう。当人は「お母様。少しだけ、少しだけ使い辛いです」とちょっと(?)嘆いていたらしいが。

 

 更に第247話では、ちょっとしたミスで立体投影による合成映像とは言え、自身の下着姿を生放送で晒してしまうという大ポカをやらかしてしまう。しかもすぐに気付かなかったので不特定多数にタップリ見られてしまう。この一件が切っ掛けで、人の感情の1つである羞恥心を学ぶ。

                               

 ―――ケイト・マークソンのイラスト色々―――

                               

 

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 ―――ケイト・マークソンのイラスト色々―――

                               

 姉(先行モデル)としてラナ・ニールセンがいる。

 なおケイトとラナが「姉妹(および束製の自律型AI)」である事実は、【一般社会・アースレポート社内・他局のリポーターやメディア関係者】には100%完全に隠蔽されている。

 

 

 

▽サブヒロイン23:相川 清香(あいかわ きよか)

 カラード潜行戦隊第1戦隊所属の1人。

 趣味は体を動かすこと。 

 

 22歳VerのISスーツ姿

 

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▽サブヒロイン24:四十院 神楽(しじゅういん かぐら)

 カラード潜行戦隊第1戦隊所属の1人。

 旧華族の出自。

 

 22歳VerのISスーツ姿

 

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▽サブヒロイン25:鏡 ナギ(かがみ なぎ)

 カラード潜行戦隊第1戦隊所属の1人。

 元陸上部で実家が実家が寿司屋。

 

 22歳VerのISスーツ姿

 

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▽サブヒロイン26:谷本 癒子(たにもと ゆこ)

 カラード潜行戦隊第1戦隊所属の1人。

 相川清香や夜竹さゆか、布仏本音とは仲が良い。

 

 22歳VerのISスーツ姿

 

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▽サブヒロイン27:夜竹 さゆか(やたけ さゆか)

 カラード潜行戦隊第1戦隊所属の1人。

 昔体育祭のコスプレ生着替え走で失礼な紹介のされ方をして怒った事がある。

 

 22歳VerのISスーツ姿

 

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▽サブヒロイン28:“獣の眷属”アキ(外見年齢は地球人換算で20台中盤くらい)

 元2号支社の支店長。

 名前が初めて出たのは第238話。

 

 以下、第238話より抜粋。

 1人は犬耳の黒髪ロングストレートに真紅の瞳をしていて、理性的な雰囲気がある。名前はアキ。日本人のような名前だが、犬耳が示す通り“獣の眷属”だ。以前は2号支社の支社長で今はレジャー施設の副責任者だが、こちらも多くの地球人にとってはレジャー施設のPVに出演した紫ビキニお姉さん、と言った方が分かりやすいかもしれない*13。そして彼女が着用しているのもカラードの制服だが、本社のものとはデザインが違っていた。2号支社は多少気温の高い地域にあったため、半袖ミニスカート(マブラブ国連軍A型軍装)という通気性の良い涼し気なデザインになっていたのだ*14。勤務地変更に伴い本社と同じデザインの物が渡されていたが、彼女は動きやすいという理由で元々の方を着用していた。因みに尻尾はスカートの下から出すのではなく、スカートに尻尾を出す穴がちゃんとデザインされている。このため不自然にめくれたりはしていない。

 

 

 

▽男性キャラ

+アラライル・ディルニギット。

 ランクS文明“首座の眷属”の大使。

 普段は月の衛星軌道にある、自領域に通じるスターゲート近郊に留置されている大使館にいる。

 何処かの惑星にあった島を丸々浮かび上がらせたもので、地球人が宇宙建造物と聞いてイメージするような外壁に覆われた建造物ではなく、生態環境を維持したまま島1つを丸々浮かせている。

 本人の性格は善人よりではあるが清濁併せ呑める人物で、やる時はやる。その上で面白いこと大好きで趣味人気質。このため束や晶とは割と話が合う。束や晶の有用性や危険性に誰よりも早く気付き、2人が地球の指導的立場になれるように側面支援した人物でもある。

 彼がいなければ、束や晶が今の立場になるのはもっともっと後になったのは間違いないくらい。

 当初は“天才”篠ノ之束博士にのみ注目して、晶は添え物程度の認識だったが、外宇宙ミッションの成果や時折見せる見識に評価を上げて、今では普段は束、武力に関しては晶という風に認識している。

 今は地球の大使をしているが、元々は“首座の眷属”における最高の意思決定権を持つ中央議員に最も近いといわれていた辺境議員だった。それを「今は地球の方が面白い」という事で地球の大使になった人物。(上司にあたる人物の策謀も少しあった)

 ナイスミドルなイケオジ。

                               

 ―――アラライル・ディルニギット―――

                               

 

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 ―――アラライル・ディルニギット―――

                               

 

 

+ケリー・ジェイムズ中将→後に大将(コウモリさん)

 みんな大好きコウモリさん。

 簡単な経歴は以下。(番外編第08話より)

 アメリカ第七艦隊の司令であるケリー・ジェイムズ中将は、軍内部で理想的な軍人と評価されている人間だ。能力も高く部下達から尊敬され、清廉潔白で使命感に満ち溢れている上に、大統領と太いパイプまで持っている。出世街道まっしぐらなエリート軍人と言って良いだろう。だがそれは表側から見た評価であって、実際は違う。小遣い稼ぎの為に亡国機業に協力したは良いが、諸事情で裏切ったところ亡国機業から刺客を差し向けられ、消されたくないと薙原晶に泣きついた結果奇跡的な幸運で生き残ったが、そんな幸運が何度も続く訳がない。なので海軍将校という立場でありながら新規空母不要論をでっちあげ、浮いた資金を第二世代パワードスーツF-14 トムキャットを開発していた亡国機業のフロント企業に流し込む事で、どうにかご機嫌を取る事で見逃されたが、今度は新規空母不要論をでっち上げたお陰で海軍の中で針の筵となってしまった。部下や同僚から白い眼で見られ、神経がすり減り胃の痛い日々を過ごしていたのである。だが彼は諦めが悪かった。以前助けてくれたお礼をしに行く、という名目で薙原晶とコネクションを繋ぐべく面会を申し込んだところ、何故かそれが通って色々と話した結果………話が面白かったというどうしようもない理由でコネクションを結ぶのに成功していたのだ。

 が、彼の本当の苦労はここから始まる。

 まず身辺調査をキッチリされたら亡国機業との裏取引がバレてアウト。裏取引が表沙汰になりそうになったらトカゲの尻尾切りで消されてアウト。薙原晶というコネクションを失ってもアウト。良くも悪くも関係している勢力がデカイため、関係を損ねた時の被害も洒落にならないのだ。

 なお彼の当初の人生設計では、「ちょっとだけ小遣い稼ぎをして、老後は悠々自適な生活」だったはずなのだが、ぶっちゃけもう無理である。亡国機業は彼を使い易い人間と判断したようで、何やらフロント企業の高性能な試作品が第七艦隊に優先的に配備されるようになったのだ。そして高性能な装備のお陰で艦隊のミッション成功率は他の艦隊に比して高くなり、その結果大統領に優秀な軍人として認識されたため権力の中枢に近くなってしまった。つまり彼は亡国機業と、大統領と、薙原晶という3勢力のご機嫌をうまぁぁぁぁく取りながらフワフワ飛び続けないといけないコウモリさんになってしまったのだ

 

 そして彼の受難は更に続くのだが、実を言うと番外編第08話の時点で(本人すら知らぬところで)詰みかけていた。

 ハウンドの1人であるエリザが晶と良い雰囲気になりかけたところに連絡してしまったため、こんな事を思われていたのだ。

 

(あんのコウモリ。これからってところで邪魔して。スキャンダルちょっとリークしてやろうかしら?)

 

 尤も使い勝手の良いコウモリなので、問答無用で排除しては社長に迷惑がかかってしまう、とも思われたので生きながらえる事が出来たが………。

 それはさておき、続きである。

 

 聖母のお仕置き事件(第216話)でのことだ。

 彼はこんな事をやってしまった。

 

 『申し訳ありません大統領。最高司令官からの御命令ではありますが、信用・信頼のおけない上官からの命令を遂行する事は、部下達に軍務への疑念を抱かせる事になります。御命令を下したいのでしたら、議会で御自身の疑念を晴らしてからにして頂きたく思います。もしくは御自身で日本まで行って、束博士かカラード社長に直接説明をして下さい』

 

 因みに大統領の罪状が確定していない現段階で言うなら、ケリーの対応は抗命罪に当たる。しかし当人の内心は――――――。

 

(やったぁ!! これで合法的にお役御免。ちょっと早いけど、夢にまで見た気ままなセカンドライフ!! 面倒なアレコレともオサラバ。いやっほぅ。さぁさぁさぁ。さっさとクビにするんだ。HurryHurryHurry)

 

 ウキウキ気分であった。勿論、表情には出さない。外面だけはしっかり整え、ビシッと敬礼したままだ。

 そんなケリーに、大統領は怒鳴った。

 

『貴様!! 軍人が、命令に背くのか!!』

『はい。私は自身の良心を信じ、中将という階級を捨てる事になってもその命令を拒否します』

『分かっているのだろうな?』

『抗命罪。それも最高司令官に対してとなれば、どれほど重いかは民間出身の貴方よりも余程』

『良い度胸だ』

『処分の通知をお待ちしています』

 

 通信はケリーの方から切られた。因みにケリーが通信を受けた場所は、第七艦隊旗艦アームズフォート“ギガベース”のブリッジである。

 彼は周囲の視線を集める中、「少し自室に戻る。何かあったら呼んでくれ」と言って出て行った。

 見送ったクルー達が口々に言う。

 

「ウチの司令、格好良くない?」

「やべぇ。漢気あり過ぎだろ」

「あれは惚れるわ」

 

 そしてケリーのこの対応が、間接的に止めを刺した形になった。

 後日行われた大統領の弾劾裁判において、“理想的な軍人”が抗命罪にあたると認識した上で拒否したという一件は、多くの者の心証に影響を与えていたのである。

 因みに大統領周辺の調査が行われたなら、コウモリさんの表に出てはイケナイ情報も少なからず出てくる筈だが、何故か出てこなかった。調査した者が無能だったか、何らかの意図があって見逃されたかは謎だが、彼の首の皮はまだ繋がっていたのだ。

 もしかしたら誰かさんが、「お前面白いから、まだ引退させないよ」とか言っていたのかもしれない。

 

 更にその後日。

 

 セカンドライフだヒャッホーと喜んでいたコウモリさんケリーは、どうしてこうなったと頭を抱えていた。

 周囲を見てみる。ピッカピカの執務室。胸元を見てみる。階級章が変わっていた。何故に大将? おかしい。どうしてこうなった。

 あれ、抗命罪だよな? あれが抗命じゃなかったら何なんだよ。最高司令官への抗命だよ。軍紀に照らしたら絶対処罰対象だよね? 処罰の通知が来たら辞表出してやろうと思って準備してたのに、なんで昇進してるの? あの大統領嫌われ者だったけどさ、抗命した軍人をヒーロー扱いして昇進させるっておかしくね?

 頭が痛くなってきたので、気分を変えようと執務室を出る。

 するとすれ違う将校達―――みんな高級将校―――が、ビシッと敬礼してくる。形だけの敬礼ではなく、なんというか、憧れのような視線を感じる。嘘だろう?

 廊下の窓から外を見て見れば、陸地が続き背の低い建物や道路が見える。昇進に伴い、海という現場から国防総省(ペンタゴン)勤務になってしまっていた。面倒だから嫌だったのだが、知り合いが次から次から次から次へと来て頼んでくるから、引き受けてしまった。面倒だから嫌なんだがなぁ………。何故かって? 陸にいて人付き合いが増えると、コウモリさん案件が増えるんだよ!! 面倒なんだよ!! 俺の平穏な人生返せ!!

 内心で一頻り叫ぶが、現実が変わる訳でもない。執務室に戻る気にもなれなかったのでそのまま歩いていると、仕事用の携帯端末がコールされた。通知番号は、秘書のような仕事をしてくれている副官だ。

 

『ケリー大将閣下。外線が入っております』

『誰だ?』

 

 返答まで一瞬の間があった。嫌な予感がする。

 

『カラード社長。薙原晶氏本人からです』

 

 中略

 

 なおこの一件により、ケリーは早期退職出来なくなってしまった。カラード中枢へのふっといパイプ役として、時の政権から「お願いだから居て!!」と引き留められ、色々面倒になって出した早期退職願いは尽く握り潰されたのだった。大将なのに。

 コウモリさんの苦労は何処までも続くのである。

 

 

 第243話にてカラード社長と長時間に渡って様々な事を話し合い、軍人でありながら高度な政治的見識やバランス感覚まで優れている事が発覚した。

 特に彼の言動は他への配慮に満ち溢れており、これまでも「恐らくそうであろう」とは言われ続けていたが、単純な軍人とは一線を画すると証明された形だ。

 恐らくだが、国内の政治家は彼を頼るようになるだろう。

 本人は「私は軍人ですので」と言っているが………。

 

 

 

*1
明治時代以降の日本において、皇族や華族の家で、家の事務や会計を管理したり、他の雇い人を監督した人。使用人のトップでバトラーよりも上の立場の者

*2
晶くんのお昼は学園にいる時から、クラスメイト達が持ち回りでお弁当を作っています。今のセッシーちゃんは大分良くなっているのですが、偶に昔のクセが………。(怖)

*3
正式名称はアクティブ・イナーシャル・キャンセラー。レーゲンシリーズに搭載されている武装で、ラウラは「停止結界」と呼称している。もともとISに搭載されているPICを発展させたもので、対象を任意に停止させることができる。

*4
完成は第96話にて。

*5
第196話にて。画面越しに話した時のこと。

*6
外交的にスパイを疑われない真っ当なルート

*7
本編初登場は第36話。

*8
本編初登場は第57話。第86話でも登場。

*9
第166話にて。

*10
第195話にて。

*11
第211話にて。

*12
元ネタはAC6の黒幕AIさんが傭兵として活動する時の傭兵ネーム。性格については方々で色々と………というAIさんです。イメージについてはpixivで沢山あるイラストを参考にしました。

*13
第230話にイラスト有り。

*14
第226話にイラスト有り。

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