類が住む地上、その地下深くでは太古の昔、地上で蛮勇を築いていた者達がいた。
だが当時の地球の環境変化、一説には隕石が降り注ぎ彼らは絶滅したと思われた。
しかしその答えは違った物であった。
太陽から降り注ぐ宇宙線ゲッター線エネルギーによって彼らは絶滅に追い込まれ、
地上から太陽の光の届かない地底へと逃げ延びるとかなかったのだ。
そう、かつて地球でその圧倒的パワーを持って大地を支配した恐竜達、爬虫人類は
人類から地上を奪い返さんと地上の侵略を開始していたのだ。
地底のマグマ層に聳える、恐竜帝国の拠点・マシーンランド。
玉座では恐竜帝国・帝王ゴールが苛立つ表情で目の前にいる部下の恐竜人兵達に怒りをぶつけていた。
帝王ゴール「貴様らは一体何モタモタしておるのだ!ようやく地上に我らの拠点が出来たと思えばゲッターロボによって破壊された!これでは何時まで経っても地上の人間共を根絶やしにする事すら出来ん!!」
バット将軍「申し訳ありませんゴール様、何ぞと先日制圧したテキサス州ではあの後ゲッターロボ、更にはテキサスマックや妙な超能力を使うヒーローだと言う人間共相手に返り討ちにあい…」
帝王ゴール右腕とも呼ばれる将校、バット将軍。
彼は深々と先日の失態に謝罪するが、怒り狂ったゴールに首元を掴まれる。
帝王ゴール「言い訳等聞きたくもないわ!…まあいい、ガリレイ長官。」
ガリレイ長官「ハッ!」
帝王ゴール「先日イベリア半島で捕えた焔の悪魔と呼ばれる奴はどうなっている?」
恐竜帝国の科学技術長官のガリレイの後ろから一人の影が現れる。
人間の一回り大きな姿で背中には悪魔を思わせる二つの翼と赤く燃える様な色の長い髪の男が帝王ゴールの元に姿を現した。
その異端な者に対し周囲で整列する恐竜兵士達も驚きと大きな違和感を覚える。
恐竜兵「な、なんだあいつは…?」
恐竜兵2「先日、イベリア半島を侵攻した部隊を倒した奴らしい…なんでも一緒にいた人間1人を人質を捕えた瞬間、こちらの手駒にしたそうだ。奴の強さは半端じゃない物と知ったゴール様はあいつを利用して見るだとさ。」
ガリレイ長官「ご覧の通り、こやつは既に我々の手先となりました。」
???「…帝王ゴール、モウ一度問ウ。」
帝王ゴール「言って見ろ。」
???「ゲッターロボ、スーパーロボットヲ倒セバ、彼女ハ解放シテクレルノダナ?」
帝王ゴール「もちろん約束しよう。だが焦るな、これから行う作戦はアメリカへと向かうに連邦軍の一部隊が太平洋を横断している。」
ゴールは何か若干の焦りを覚える悪魔に対し、最初に参加してもらう作戦の説明をする。
バット将軍「その部隊は別の惑星から来たゾイドと呼ばれる兵器の技術が持っており、襲撃と同時にそのデータ一式を奪う作戦と言う事ですな。」
帝王ゴール「そうだ、どこぞの宇宙人の技術を使うと言うのも少々違和感はあるが、ゾイドは生命体とも呼ばれる、その技術とデータを我らのメカザウルスに合わせれば更なる戦力を生み出せるだろう。キャプテン・ラドラ!今回はその焔の悪魔をお前の部隊に編成して作戦を実行せよ!」
キャプテン・ラドラ「ハッ!!」
???「…。」
焔の悪魔の隣に立った恐竜帝国の部隊指揮官とされるキャプテンの称号を持つ、ラドラが敬礼した。
場所は変わり日本富士山麓に立つ光子力研究所。
朝日が昇る日差しの中、研究所所有の排水プールからその声と同時に姿を現した。
甲児(ホバーパイルダー)「マジーン・ゴー!!!」
ゴォォォォォォ…!
「マジーン・ゴー」の掛け声と共に、排水プールの水が割れ、その中から
「空にそびえる鉄の城」の名を持つスーパーロボット、マジンガーZが現れた。
そしてマジンガーの頭部の真上に甲児の操縦する、
マジンガーZの心臓部と言える小型の飛行マシン・ホバーパイルダーがマジンガーの頭部とドッキングした。
甲児(ホバーパイルダー)「パイルダー・オーン!!」
パイルダーのドッキングと同時にマジンガーZの目が光り起動、その両腕を大きく振り上げた。
甲児(マジンガーZ)「よし、今日も絶好調だぜ!!」
ルキア(グルンガスト弐式)「甲児さん、おはようございます!」
甲児(マジンガーZ)「おっはようルキアちゃん!夕べはぐっすり寝れたか?」
弓さやか(アフロダイA)「ルキアちゃん夕べ緊張して寝れなかったから私と一緒に寝たのよねー!」
ルキア(グルンガスト弐式)「夕べは秘密のお話楽しかったです♪甲児さんって…フフ」
甲児(マジンガーZ)「ル、ルキアちゃん…?さやかさん一体何喋ったんだよぉ!?」
弓教授『さやかも甲児君もルキア君も、大丈夫みたいだな。』
兜シロー『兄貴、しっかりな!さやかさんにルキアさんも頑張ってね!』
グルンガスト弐式とアフロダイAが光子力研究所の格納庫から発進して来た。
そこへ光子力研究所の指令室にいる弓教授と甲児の弟である少年・兜シローから通信が入る。
甲児(マジンガーZ)「弓教授!俺達これから侵略者退治に出発します!」
弓さやか(アフロダイA)「Dr.ヘルや恐竜帝国を倒して必ず帰ります、お父様。」
弓教授『私はみんなの無事を祈る、新装備も完成しだい必ず届けよう!』
甲児(マジンガーZ)「完成楽しみにしてますよ教授!」
ルキア(グルンガスト弐式)「本当にお世話になりました、ありがとうございます弓教授!」
弓教授『水臭いなルキア君、君だって今じゃ私達の家族同然じゃないか。何時でも帰って来てくれたまえ。』
グルンガスト弐式のテストパイロットになったルキアはそれ以降、
七色ヶ丘の町でのアパート暮らしから、光子力研究所にしばらく居候になっていた。
そこで甲児やさやか達と一緒に訓練やチームでの特訓に励んでいたのだ。
弓教授『ところでそのまま集合場所の極東基地まで行くつもりかい?』
甲児(マジンガーZ)「はい、ですがまず学校の友人達に少し挨拶して行きたいので。」
弓さやか(アフロダイA)「時間ならまだありますし、結局ギリギリになっちゃったけど。」
ルキア(グルンガスト弐式)「それでは行ってきます!」
グルンガスト弐式が大型攻撃機、Gホークへと変形し飛行する、
そしてマジンガーZとアフロダイAがGホークの背に座る形で乗りかかり、そのまま飛び立っていった。
せわし博士「行ってしまいましたな。」
のっそり博士「けどやっぱり心配ですね…」
もりもり博士「なぁに、彼らならきっと帰ってきます!」
弓教授「みんな、頑張るんだぞ…!私達もすぐにダイアナンAとジェットスクランダーの開発を急がねば!」
光子力研究所のガラスの壁から甲児達の出発を見守った弓教授、
そして後ろに立っている光子力研究所の科学者である小柄なせわし博士、細見なのっそり博士、大柄なもりもり博士達も次の仕事に向けて気合十分であった。
ドォ…
研究所から離れている森の中にポツンと立っている格納庫から、鈍いの地響きが聞こえた。
せわし博士「開かずの第7格納庫からですな…。」
弓教授「…わかっている、だがあれはまだ出て来るべきではない…。」
兜シロー「ねぇ弓教授あれって一体が入っているの?」
弓教授「あまり気にする必要はないさ。」
光子力研究所の奥に立つ開かずの第7格納庫、時々そこから妙な振動音が響くのである。
弓教授達は何か知っているようであったが…。
ボス(ボスボロット)「ちょいと~、ボス様を忘れるんじゃないわよスットコドッコイ~!!」
そのころの道中、飛び立つGホークの後ろからボス、ヌケ、ムチャの3人が乗る、ガラクタで出来たロボット、ボスボロットが必死に追いかけていた。
富士山麓の光子力研究所から場所は変わり、
ここはとある地方都市の稲羽市・八十稲羽の町。
懐かしい雰囲気の商店街や静かな住宅地等の街並みが広がっており、
また大型ショッピングモールであるジュネス八十稲羽店の活気が賑わっている。
そしてこの朝は八十稲羽にある学園のひとつである八十神高等学校へと通う生徒達の姿もあった。
花村「天城を無事助け出す事には成功したけど、結局未だ犯人の手掛かりは見つからずか…」
里中「けど雪子が無事で本当によかったよ、一時はどうなるかと思ったけど鳴上君のペルソナのお蔭で助かったし。」
鳴上悠「…」
花村「ん、どうした鳴上…ってありゃ!?」
キィィィィィ…ズシン!
八十神高等学校の生徒である陽気なムードメーカーの花村洋介、
同じく快活さや負けん気の強い少女、里中千枝。
そして最近転校してきたばかりの基本的は口数が少ない鳴上悠、
その鳴上は上を見上げると、なんと上空から降り立つGホークがグルンガスト弐式へと変形、
そしてマジンガーZにアフロダイA、ボスボロットがグルンガスト弐式の背中から降りて来た。
甲児(マジンガーZ)「よお、花村、里中!しばらくだったな!」
花村「兜、それにさやかにボス達じゃねぇか!」
里中「しばらくってずっとこっちに来なかったじゃん!アンタ大丈夫だったの!?」
甲児(マジンガーZ)「わりぃみんなに心配かけちまったな。」
ルキア(グルンガスト弐式)「あの人達は?」
弓さやか(アフロダイA)「甲児君達の友達よ。」
甲児達は機体のコクピットから降りて花村達も元へ駆け寄った。
花村と里中は前々から甲児やボス達とも仲が良く、しばらく甲児が姿を見せなかった事から少し心配していたのだ。
花村「お前等やっぱり侵略者と…」
甲児「まあな、色々と戦いが激しくてさ。あまりこっちに来れなかったんだ。」
鳴上悠「…」
里中「あ、鳴上君にはまだ紹介してなかったね、兜甲児。昔からの友達で一緒のクラスなんだけど…今はなんとあのスーパーロボット・マジンガーZのパイロットやって侵略者と戦っているの!」
鳴上悠「…マジンガーZ…」
甲児「ん、誰だお前?」
ボス「おうおう、みかけねぇ顔だな。」
甲児やボス、ヌケ、ムチャが鳴上の顔をじっと見つめた。
花村「ああ、こいつは鳴上悠。この前転校してきたばかりなんだ。なんとあの堂島のおっちゃんの親戚なんだってさ。」
鳴上悠「よろしく。」
甲児「おう、よろしくな!てか堂島のおっちゃんの、実は俺あの人ちょっと苦手なんだよなぁ。」
ボス「そんで俺様が有名なボスボロットに乗るボス様よ!」
鳴上悠「…あだ名か?」
ボス「まあな。」
里中「そういえばアンタ達の本名って…」
ヌケ「いや俺はヌケで。」
ムチャ「ムチャだけど。」
里中「いやだからアンタ達の本名…」
ボス「だから通称ボスだわさ、それでコイツがボスボロット!」
里中の質問に対してスルーする様にボスが鳴上の肩を掴むとボスボロットの姿を見せつけていた。
鳴上「ユニークなロボットだな。」
ボス「そこはカッコいいボロットって言わんかい、コンコンチキ!」
里中「ところでこの子は?」
さやか「この子はルキアちゃんって言ってね、ちょっと訳ありであの青いロボットのテストパイロットやってるの。」
ルキア「よ、よろしくお願いします。」
花村「こんな子が?一体どうなっているんだ?」
甲児「まあ、色々あってな。けどルキアちゃんって操縦センスすげぇいいんだぜ。」
花村「お前も昔から結構無茶するよな…で、どうしたんだ?久々に学校か?」
甲児「それがさ、またしばらくこっちに戻れなくなりそうでよ、ちょっと顔出しに来たんだ。」
そう言うと甲児が完結的に今回の作戦に参加する事を花村達に伝えた。
彼らも驚きの表情を隠せなかった。
里中「それホントなの!?」
甲児「ああ、だからまた当分こっちには帰れそうにねえ。」
花村「兜…お前やっぱカッケェぜ、俺達が想像つかないぐらいにな。」
甲児「ありがとな花村。帰ったらまた一緒に騒ごうぜ!」
花村「ああ、だからお前も怪我すんなよ!」
弓さやか「甲児くん、ボス、そろそろ時間よ!」
さやかの一声で出発の時がきた。
里中「さやか、アンタも必ず帰って来てね!」
弓さやか「ありがとう千枝ちゃん!私も頑張ってくるわ!」
花村「中卒した弓もそっちですげー頑張ってるんだな。」
鳴上悠「できればもう少し話たかったな…」
甲児「わりぃな、けど帰ったら俺もお前について色々聞きたいからな。また必ず会えるさ!」
そう言って甲児達は自分達の機体へと再び乗り込み出発する。
花村「ちゃんと帰って来いよ~!」
甲児(マジンガーZ)「ああ、堂島のおっちゃんや天城、ついでにモロキンにもよろしくな!」
ボス(ボスボロット)「んじゃな!」
そしてマジンガーZ達は再度変形したGホークの背に乗り、飛び立っていった。
花村「…」
笑顔で甲児達を見送った花村達は少し思いつめた表情になる。
花村「やっぱり…兜達には相談出来ないよな。」
里中「マヨナカテレビの事…兜達は兜達で世界中に現れた侵略者と戦ってる訳だし。」
鳴上悠「兜達には兜達の戦い、そして俺達には俺達の戦いがある。彼等が安心して帰ってこれる様に俺達も戦おう。」
花村「そうだな、俺達は絶対にこの事件の犯人を捕まえる…!」
里中「これ以上被害者を出さない為にも!」
鳴上達は再びある決心を固め団結した。
彼らは一体何と戦っているのか、それはまた別の話とする。
そんな中、鳴上達の姿を監視するかの様に遠くから青いカラーのスーパーカー、ブライスターに乗る四人組がその光景を眺めていた。
キッド「彼らがペルソナって言う能力を持つ少年少女か…。」
お町「あの鳴上君って言う子中々可愛いじゃない。」
ボウィー「マヨナカテレビに謎の殺人事件、中々面白くなってきたじゃん?」
アイザック「我々J9としてもこの事件を見過ごす訳にはいかない、もしかすれば何処かの侵略者と関わっている可能性も否定は出来ない。」
ボウィー「けどあそこにいる伝説の宇宙刑事と一緒とはねぇ…まっ俺達もこのご時世、銀河連合や銀河連邦警察にも少しは信用される様にならないと。」
謎の四人組であるキッド、ボウィー、アイザック、そして紅一点のお町、そしてさらに後ろではワイルドなファッションの体格の良い中年の男が鳴上達の様子を見続けていた。
烈「鳴上悠、花村陽介、里中千枝…そして天野雪子か、やはりこの殺人事件の犯人を追うには彼らの力が必要になるな…」
この八十稲羽にも何か大きな影が渦巻いているのはたしかだった。
午前中も半ばにさしかかる時間帯、
徹平、マト、ワッ太達の住む街にある地球連邦軍極東第79基地。
地球連邦軍の大型輸送機・タウゼントフェスラーが侵略者討伐作戦に参加する特別隊を輸送する為この基地に着陸しており、マジンガーZ、アフロダイA、ボスボロット、Gホーク、鉄人28号、ゲットマシン3機のイーグル号、ジャガー号、ベアー号、モビルスーツ・ネモがタウゼントフェスラーに順番に搭載されていく。
そのタウゼントフェスラー前では、これから出発する徹平達を家族や友人のマト達が見送りに来ていた。
ヨミ「みんなとうとう出発か…」
マト「私達も見送りに来てよかったね。」
キョウスケ「ゼンガー司令が編成した特別隊か…これからの戦いの行方は彼等が引き金を引く事になりそうだ。」
マト「キョウスケさんはどう思ってるの?」
キョウスケ「分の悪い方に掛けるだけだ。」
ヨミ、マト「わ、悪い方…;?」
三田子「じゃあ徹平、これ。」
徹平の母・三田子が徹平にお菓子を持たせてくれた。
そして父の高次と一緒に家族3人で一度抱き合い、徹平は父と母の温もりを感じ取った。
徹平「ありがとう、お父さん、お母さん。」
高次「いいか徹平、お前は必ず帰れる。お前はワシと母さんの子だからな。」
徹平「分かった!」
天馬エミ「ユーキ、本当に大丈夫?」
ユーキ「必要な物は全部持ってあるよ、それにちゃんと時間も作ってあっちで勉強もやっておくから。」
天馬エミ「最初貴方が戦うって聞いてビックリしたけど、ユーキに徹平君。小さい時から一緒にいる貴方達2人ならきっと何処へ行っても大丈夫だって私は信じるわ…!」
ユーキの母である天馬エミがそっとユーキの手を握りしめた。
ユーキ「頑張ってくるよ、作戦がひと段落した必ず帰るから!」
ライザ「…」
ホルス「…」
マト「アンタ達どうしたの?」
ユウ「2人の家族って?」
ホルス「いや察して欲しい、ちょっとな…。」
ライザ「へへっ俺等は別にいなくてもいいんだ。」
ユウ「…。」
マト達がホルスとライザの家族について触れるとホルスは少し浮かない顔をするが、
ライザは急に明るくいないと答えた。
ユウ「私も同じなんだ。」
ライザ「へぇ。」
ユウ「けど今は一人じゃないから。」
ホルス「…そうみたいだな。」
ユウも同じく家族がいないようだったが、
はマト達と言う掛け替えのない友人の存在が支えとなっておりホルスとライザとは若干共感する物があった。
敷島大次郎「頑張ってくるんだぞ正太郎君!」
正太郎「はい、博士!」
ルキア「あの…」
敷島大次郎「申し遅れたね、私は敷島大次郎。正太郎君の父である金田博士の助手と言ったところかな。」
オルタンス「正太郎様の後見人の方なのですね。」
ヴィオレット「たしか正太郎様のお父様は…」
正太郎「はい、だけど父は僕にあの鉄人28号を残してくれました。悪と戦う正義のパワーを持ったスーパーロボットを。」
敷島大次郎「その通りだ、だが忘れないで欲しい。君がそのVコンを持っている限りは鉄人は正義の味方だ。しかし万が一敵の手に分かってしまったら鉄人は悪の手先になってしまう。」
正太郎「…はい!肝に銘じます…!」
ギャリー「もし下手すれば鉄人はアタシ達に牙を向く…正太郎の責任は凄く重そうだわ…。」
敷島大次郎博士から語られた、鉄人28号のその存在。
正太郎の持つ鉄人のコントローラー・Vコンで遠隔操作を行うが、
それは善の者か悪の者が使うかで鉄人28号の存在は大きく変わるのだ。
甲児「マジンガーだって同じさ、おじいちゃんは言ってた。マジンガーZには神にも悪魔にもなれるパワーを持っている、それをどう使うかは俺次第って…」
マト「そ、それじゃあ甲児さんは…」
甲児「決まってるだろ、マジンガーを悪魔にはしない!絶対にみんなを救う魔神にして見せるさ!」
マト「さっすが!」
オルタンス「神にも悪魔にもなれる魔神に、敵にも味方にもなる鉄人…」
ヴィオレット「ですがこの世界にはその様な大きな力を持つロボットや兵器がまだまだありそうですわね。」
徹平「ところでギャリーさんは…」
ギャリー「アタシ決めたの、アンタ達について行く!」
竜馬「本当ですかギャリーさん!?」
ギャリー「ええ、アンタ達の事色々聞いたらね、アタシも黙っている訳にはいられなくなったの。」
武蔵「流石はオネェ旦那のギャリーさんだぜ。」
隼人「ビルドラプターは結局マオ社に返還されたか。」
ギャリー「問題がなければあのまま使えたと思うけどね。」
徹平「…」
ボス「どうしたんだよ徹平?」
徹平「あ、別に。」
高次「すまんな…お前にはいつも世話をかけてもらって。」
ギャリー「いえ…(実は徹平を見ているとあの時のイヴを思い出してね…それで放っておけなくなっちゃった。)」
キョウスケ「気を着けてな、ギャリー。」
ギャリー「アンタもそっちは頼んだわよ!」
キョウスケ「もちろんだ…!」
なんとギャリーが徹平達・特別隊に急遽参加する事を決めており、武蔵達からまた心強さを感じた。そんなギャリーとキョウスケが互いに拳と拳を軽く当てる後ろで、
徹平は先ほどの「ビルドラプター」の事を聞いて何かが引っかかった様だ。
そこへカガリが放掛けて来る。
カガリ「徹平、気を付けてね…。」
徹平「あ、ああ。」
カガリ「それからこれマカロン。こっちはみんなにね、…。」
まだちょっと浮かない表情のカガリがマカロンの入った小袋を徹平に手渡し、次にユーキにみんなの分とマカロンが入った大きな袋を手渡した。
ユーキ「ありがとう。」
ギャリー「もう元気だしなさいな、せっかくの可愛い顔が台無しよ?」
弓さやか「ここは明るく気持ちを伝えて、ね?」
カガリ「徹平…」
徹平「ん?」
カガリ「…もし死んだらお前の棺桶に銀バエいれたマカロンいっぱいぶち込んでやるからそれがいやならちゃんと帰って来てね。」
徹平「死んでも生きてもマカロン漬けか…;」
ディグモン先生「徹平、ユーキお前達にこれを渡しておく。後で必ず読んでみるといい。」
ユーキ「これは…」
ディグモン先生が徹平とユーキに一枚の手紙を手渡した。
ディグモン先生「頑張って来い、先生も影ながら2人を応援する。しかしお前達はあくまで学生、勉強も忘れないでくれよ。」
徹平「はい!」
ディグモン先生「ここに帰ってくるまでが戦いだ、しっかりな。」
大塚長官「さあ、準備はよろしいかな?」
マルスモン「名残惜しいがみんな。タウゼントフェスラーが出る時間が来た。出発準備を頼む。」
高次「大塚長官、マルスモン隊長、子供達をよろしくお願いします…!」
大塚長官「分りました、責任持ってお預かりいたします。」
大塚長官とマルスモンの合図で、出発の時間となる。
すぐに徹平達が乗ったタウゼントフェスラーにエンジンがかかり動きだし空の彼方上空へと飛び立っていった。
マト「行ってらっしゃーい!!」
ディグモン先生「気を付けてな…」
そしてタウゼントフェスラーの後ろ姿をマト達は大きく手をふり笑顔で見送った。
日本を離れ太平洋の空域を横断する連邦軍の大型輸送機・タウゼントフェスラー。
地球連邦総司令であるゼンガーによって編成された侵略者退治のチームがこちらでアメリカ方面に向かっている。
タウゼントフェスラー・一室。
内部はそれほど広くはなくこの一室も待機ができるスペースでちょっと狭い感じもしているが一応テーブルとイスがあり、
奥は連邦兵士数名が操縦している操縦席と他の部屋はトイレや機体を乗せている格納庫につながっているぐらいである。
ただ少ないが本棚もおかれている。
大塚長官「これから君達は同じくこの海域を移動しているある小隊のウルトラザウルスと一度合流する事になる。そこの小隊は直接連邦軍とは違うチームとなっている。そこ隊長が君達の戦闘指揮官となる方だ。」
徹平「戦闘指揮官?」
大塚長官「そう、歳は実は君達の変わらない程だが実力は折り紙つきだ。」
ギャリー「じゃあその人がアタシ達特別隊の部隊を引っ張る訳ね。」
甲児「俺達と変わらないってこたぁどんな奴だろうな。」
ユーキ「ウルトラザウルスってたしか大型恐竜ゾイドの…」
マルスモン「要塞的タイプだな。」
タウゼントフェスラーはこの後この海域を同じく移動しているある小隊と合流する事になる。
そこの隊長が徹平達の指揮官となるそうだが、どんな人物かみんな少し考えていた。
ボス「それにしてもこの輸送機せまくねぇか?」
ギャリー「戦艦じゃあるまいしあまり文句は言うもんじゃないわよ。」
ライザ「そういやみゆき達結局来なかったなふぁ~…」
ホルス「むにゃ…ううむ!」
ルキア「どうしたの2人共?」
ライザ「いやさぁ昨日みゆき達がガーディアンズ本部へ来てさ…部屋が汚いからって大掃除することになって大変だったんだ。」
ライザとホルスが思わずあくびをこぼし説明するが、
徹平とユーキはあの中は汚いってレベルじゃないと述べる。
徹平「みんなが見たらすごい驚くぐらいだったよ…」
竜馬「そんなに汚かったのか…」
弓さやか「不衛生ね、食べ物くらいはキチンと管理しないと、マルスモン隊長?」
マルスモン「…あまり普通の生活をした事がなくてな…;」
隼人「そういえば前々から気になったが…」
隼人がマルスモンに質問して来る。
ルキア「隼人さん?」
隼人「アンタはたしかデジモンの中では凄く強い存在で、なんでもオリンポス十二神とかと言うグループの一人だったはずだ。今はデジモンガーディアンズの小僧達の指揮官の様だがアンタ自身は直接戦ったりしないのか?」
甲児「そういやそうだな。」
マルスモン「…」
隼人の質問にマルスモンは黙ったままだった。
ホルス「マルスモン隊長は…」
マルスモン「やめろホルス、そうだな今の私は後方で指示する側になったちょっぴり臆病者かもしれん。」
正太郎「別にそんな事言ってないですよ。」
大塚長官「それぐらいにして欲しい、彼にも色々と事情があるんだ。」
これ以上の詮索は大塚長官に止められてしまう。
デジモンガーディアンズ隊長であるマルスモン、彼にはまだ少し謎が多いと感じた徹平達であった。
ギャリー「(たしかに不思議ね、マルスモン隊長って強そうだと思うんだけど戦っている姿は見たことないわ…)」
オルタンス「そういえばゲッターチームの皆様は以前アメリカチーム方々と一緒に戦っていらしたと聞きますが。」
竜馬「ああ、その人達は凄い能力を持っていてね。以前恐竜帝国に支配されかけた国を一緒に奪還した事があるんだ。」
ルキア「どんな人達なんですか?」
武蔵「たしかしゅ…シュッテンビールでヒーローやっていて」
徹平「シュッテンビール?」
武蔵「あ、あれ?なんだっけか?」
武蔵が説明しようとするが、何か単語を間違えていたようだ。
隼人「正しくはシュテルンビルドだ、NEXTと呼ばれる超能力を使ってその街の平和を守っているヒーロー達がいてな、そのヒーロー達と一緒に戦っていた訳だ。」
ヴィオレット「超能力…ですか?」
ユーキ「NEXT…何処かで聞いた事ある様な…」
ボス「とにかくよぉそのネクタイって能力のヒーローとか頼もしいそうだな!」
ヌケ「ボス、NEXTでっせ。」
ムチャ「やーい間違えてる~」
ボス「うるせぇぞまヌケまムチャ!」
ヌケ、ムチャ「あだぁ!?」
ボスがヌケとムチャに拳骨する中、徹平と甲児達が本棚を確認して見た。
徹平「そういえばここに少し本が…」
甲児「これやっぱ軍関係ばっかだな。」
ライザ「ん、今なんか光ってなかったか?」
ギャリー「え…」
その時だった、本棚が一瞬光り、そこからなんと意外な人物達が飛び出して来たのだ。
みゆき「うわぁぁぁぁぁぁ!?」
正太郎「!?」
ドガァァァァァ!
みゆき、あかね、やよい、なお、れいか、キャンディにポップが本棚の中から飛び出して来たのだった。
その出来事に誰もが驚きをかくせなかった。
大塚長官「い、一体何事かね!?」
ギャリー「ちょっといきなり人が!?」
みゆき「あいたたた…」
やよい「け、けどなんとかみんなと合流できたね。」
ライザ「みゆき達じゃねぇか、なんでここから出て来たんだ!?」
甲児「本棚から出て来たよな…今。」
みゆき達が現れた事に驚きを隠せない皆は、なぜここにみゆき達がいるのかと問いただした。
れいか「…と、言う訳で私達はその不思議図書館と呼ばれる場所から本棚を通じてここまで来たのです。」
なお「ライザ達のいる場所と言ってそこの本棚からここに…」
あかね「まあそういうこっちゃな。」
マルスモン「信じられん…」
甲児「じゃあそれでここに来たってのか…。」
不思議図書館とは、世界中のメルヘン童話が集められた空間らしく、メルヘンランド側とみゆき達が住まう人間界を結ぶ通路のような役割を果たす。
あらゆる本棚に抜け道が通じており行きたい場所を思い浮かべながら一定の手順で本を動かすと、その場所に最も近い本棚へと移動できると事。
とみゆき達から説明された。
ルキア「それじゃあみゆき達は…」
みゆき「ルキアちゃん、私達も一緒にいくよ!私達だってルキアちゃんの大事な親友だもん!」
ルキア「ありがとう…みんな…!」
キャンディ「これでまたルキアと一緒クル~!」
ルキアは思わず感激のあまり泣きそうになるがぐっとこらえてにっこり笑顔で返した。
竜馬「それより彼女達は一体…」
ギャリー「そうよ説明して頂戴!」
徹平「そうだった、竜馬さん達とギャリーさんには言ってなかったけ…」
ライザとホルスがみゆき達プリキュアについてゲッターチームとギャリーに説明する後ろでみゆき達が徹平達と話している。
甲児「まあ俺達も以前変な空間に飛ばされたし、いまさら信じられねぇ話じゃねえな。」
弓さやか「それって以前言ってた魔法少女って子達の事?」
正太郎「はい、となるとみゆきさん達はその不思議図書館を経由すればいつでも帰る事が出来る事ですね。」
やよい「そう、これで家族にも何も言わずにすむし…」
徹平「そうなるとみゆきさん達はここには通いって事になるのかな?」
ルキア「ホントに凄いね、みんな。」
なお「私達も最初これを知った時は驚いたけどね。」
マルスモン「それはいいとして…君達はパスポート周りはどうするつもりなんだ?」
あかね「あっ;」
れいか「な、なんと言う事でしょう…私は法の道に踏み外してしまったという事になって…!」
れいかは腰を抜かし頭を抱えてしまった。
ギャリー「ちょっとアンタ落ち着きなさいよ;」
大塚長官「仕方ない、君達の件はこちらで大目に見てあげよう。」
れいか「ほ、本当ですか、ありがとうございます!」
ポップ「かたじけないでござる!」
ユーキ「えっと君は…?」
ポップ「申し遅れたでござる、拙者はキャンディの兄でメルヘンランドから来た妖精ポップでござる。」
正太郎「不思議な事だらけだ…」
武蔵「なあメルヘンランドってなんだよ?」
ポップ「拙者とキャンディが暮らしているおとぎの国の世界でござる。みゆき殿達は伝説の戦士プリキュアとしたこの世界と拙者達の国であるメルヘンランドとを絶望に包もうとしているバットエンド王国と戦っているのでござる。」
キャンディ「キャンディにお兄ちゃんはみゆき達のサポートをしているクルー。」
妖精ポップとキャンディが武蔵達にメルヘンランドと自分達妖精の事を説明するが、
何人かはもはや考えがついていけなかった。
隼人「頭がついていかん…」
ギャリー「たしかに…本棚から出た時は額縁から飛び出す女を思い出したわ…」
あかね「なんやそれ?」
ギャリー「なんでもないわ。昔のトラウマって奴…」
ギャリーはふと妙な事を呟いた。
やよい「けどやっぱり来たよかった、こうして甲児さん達やあのゲッターチームの人達と一緒に戦えるなんてすごく光栄だよ!」
竜馬「何はともあれ、これからもよろしくな。」
なお「ギャリーさんは…」
ギャリー「アタシは軍人よ、まあ色々とあって徹平達について来てるの。」
みゆき「よろしくお願いしまーす!」
ギャリー「アンタ達見た所みんな良い子そうじゃない、気に入ったわ!」
なお「ライザも見張ってないと何するか分からないしね。」
ライザ「お前なぁ…」
オルタンス「メルヘン…メルヒェン…」
ヴィオレット「オルタンス。」
オルタンス「あ、つい…」
みゆき「そういえば2人共凄く可愛いよね、顔にうりふたつだし!」
弓さやか「それに貴方達のその服もすごく素敵ね、まるでお人形さんみたい。」
ヴィオレット「ありがとうございますわ、けどお人形なんてそんな…」
やよい「そうだよ、こんなに可愛い双子さんみたの私初めてかも!」
武蔵「たしかよその黒い服の事…ゴリラだっけか?」
ボス「おお、そうだそうだゴリラだ。」
オルタンス、ヴィオレット「!?」
武蔵とボスの言った言葉に衝撃を受けた2人、そしてすぐにギャリーから拳骨がくる。
ボス「ちょいと何するのよんギャリーのオネェ旦那!?」
ギャリー「それを言うならゴスロリとかでしょ?流石に今間違いは酷いわよ!」
武蔵「あたた…そうだっけか?」
れいか「む、むしろフランス人形の様な物でしょうか?たしかにお二人共よく見たらまるで綺麗な人形のような…」
ヴィオレット「お人形なんてご冗談を…;」
隼人「…」
隼人は少し不振がる目でオルタンスとヴィオレットを見つめていた。
徹平「そろそろウルトラザウルスが見える頃かな?」
みゆき「ウルトラ?」
ユーキ「これから一緒に行動する人達がいるんだ、その人達や後で到着するアメリカチームの人達とまた合流して侵略者と戦う事になる。」
あかね「へえ、どんなもんか見てみたいもんやな。」
徹平達がタウゼントフェスラーの窓から外の海上を見下ろす、
高い空から見る海は大きく波を出しておりうっすら雲も見えた。
連邦兵「大塚長官!これから合流するウルトラザウルスから外線通信入ってます!」
タウゼントフェスラーのコクピットで操縦担当していた兵士が連絡の知らせが来る。
大塚長官は慌てて、回線を開くと大きな女性の声が鳴り響いた。
ムンベイ『こちらウルトラザウルス!聞こえてる!?たった今こっちに恐竜帝国のメカザウルスの部隊が襲撃に来ているの!早く来て頂戴、じゃないと流石に不味いって!!』
フィーネ『お願いします!このままだとバン達が…!助けて下さい!!』
マルスモン「…!?」
みゆき「え、え、なになに!?」
徹平「これって…!」
ライザ「緊急事態って事だ!」
やよい「緊急事態!?」
竜馬「ウルトラザウルスが恐竜帝国の襲撃を…!?」
甲児「こうしちゃいれらねぇ!」
ルキア「急ぎましょう!」
大塚長官「これより、タウゼントフェスラーは緊急速度でウルトラザウルスに合流する!」
マルスモン「総員、第二戦闘配置!ウルトラザウルス確認次第出撃だ!」
ギャリー「みんな、急ぐわよ!」
徹平「はい!」
タウゼントフェスラーからそう遠くない前方の海域、
大型要塞級のウルトラサウルス型ゾイド・ウルトラザウルスがアメリカ方面に向けて海上を横断中だっだが四方から恐竜帝国の翼竜型メカザウルス・バド達の攻撃を受けていた。
そしてウルトラザウルスの甲板、には迎撃に当たるゾイド達がいた。
さらにメカザウルス・バド達に挑む武装化された小型の翼竜型ゾイド・プテラスボマーの姿もある。
ミク(プテラスボマー)「いっくよぉ!!」
ダダダダダダ!!
プテラスボマーが飛行しながら両腕に当たる部分のバルカン砲でメカザウルス・バド達を攻撃していく。
メカザウルス・バド達「ギェー!!!」
バド達がミサイルで反撃してくる、プテラスボマーは必死に回避して行く。
そして甲板ではバドの脚から降ろされた二足歩行型の肉食恐竜がベースとなり、腕が鋭い鎌のような爪を持つメカザウルス・サキ達が集団でアロサウルス型の小型ゾイド・ゴドス2体とブロックスと呼ばれるシステムを搭載した小型ライオン型ゾイド・レオストライカーが迎え撃っていた。
メカザウルス・サキ「グォォォォ!!」
ブォンブォンブォン!!ガシャンガシャン、ダダダダダ!!
メカザウルス・サキが大きな両腕の爪を振り回しながらゴドスに襲い駆る、
ゴドスはワンステップ、ツーステップで後ろに下がりながら腰の二連バルカン砲で迫りくるサキ達を迎え撃っていた。
レン(ゴドス)「くそっなんて数だよ!それにパワーの違う!」
リン(ゴドス)「ゴドスキックも何発も使えないよ!?どうしよう隊長!」
バン(レオストライカー)「落ち着け、まずはこの甲板からに張り付いているメカザウルスを叩く!ミク、すまないが上空のメカザウルス達を引き付けてくれないか!?俺はレオストライカーのアルティメットモードであいつらに一撃を与えて倒す!」
ミク(プテラスボマー)「一番嫌な仕事だけど…やるしかないわね!」
ミクのプテラスボマーに引き続き上空でメカザウルス・バド達を食い止め中、
バンのレオストライカーが突撃し四脚のストライクレーザークローを力強く甲板に叩き付けて端出した、そして前脚に装備されてあるザンスマッシャーにエネルギーを込めて、メカザウルス・サキの爪を瞬時に避け後ろに回り込みそこからサキの首元めがけてザンスマッシャーで切り掛かりサキの首を飛ばした。
バン(レオストライカー)「ストライクザンスマッシャー!!」
ズバシャァァァァァ!!
メカザウルス・サキ「グォォォォ!?」
レオストライカーに乗る、バン・フライハイトと呼ばれる青年。
ゴドス2体に乗り込む、黄色い髪の双子の姉・鏡音リンと弟の鏡音レン。
そして上空のプテラスボマーでメカザウルス達を引き付けるのは緑の髪で大きなツインテールの初音ミク。
そしてウルトラザウルスの頭部の大きな指令室では、コクピットに色黒肌の女性で男勝りなムンベイが待機しており、
レーダー・索敵には長い金髪の女性だが何処かまだ少女の雰囲気を残すフィーネが行っていた。
ムンベイ「早く来て頂戴よ…!」
フィーネ「ムンベイ、タウゼントフェスラーからすぐに向かうと連絡が来た!あと3分!」
ムンベイ「バン、ミク、リン、レン!3分間よ3分間!大変だけど頑張って!こっちも弾幕で飛んでるメカザウルス達なんとか落としてやるから!」
バン『了解!』
レン『勘弁してくれよぉ3分とかキツイって!』
イルム「俺も出るぜ、ハッチを開いてくれないか!?」
フィーネ「けどイルムさんは…」
イルム「こう時の為の超闘士、ここで動かなきゃその名がすたるっての!」
ジーク「キュイ…」
イルム「心配するな、お前のご主人は沢山の戦いを経験してるんだろ?大丈夫だ。」
バンの相棒である、人間と同じサイズに近い恐竜の様な姿のオーガノイド・ジークが心配そうに鳴く。
ムンベイとフィーネの後ろにいた青い長髪の男、イルムガルト・カザハラがそうジークの顎を撫でるとすぐに出撃する。
メカザウルス・バド達の奥にはまた違ったタイプの恐竜型メカザウルス・シグ、そしてその隣には赤黒い翼を広げたあの焔の悪魔と呼ばれる男も飛んでいる。
ウルトラザウルスが胴体各部に装備した機銃を撃ち、メカザウルス・バド達を食い止めいる姿が目に映る。
キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「ふん、抵抗している様だが崩れるのも時間の問題だ。奴を始末しだいすぐにあのウルトラザウルスへ突入しゾイドに関するデータを全て全て奪いつくしてやる!」
シャイターン「…」
キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「どうしたシャイターン?」
シャイターン「スグ先ノ方向カラ別ノ部隊ノ気配ヲ感ジタ…ココニクルゾ。」
キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「分かっている、その前にあいつ等片づければいい!」
シャイターン「ソレダケジャナイ、アノ甲板ノ奥カラ別ノ大キナ物ガクル…!」
シャイターンの予想通り、
ウルトラザウルスの甲板からさらに大きい全長48m程の青いカラーのスーパーロボット初代グルンガストが出撃して来た。
イルム(グルンガスト)「ファイナルビィィィム!!」
ギュゥゥゥゥゥゥ…バァァァァァァァァァァァ!!!
グルンガストの胸部分がレーザー砲となり展開、そして上空のメカザウルス・バド達を何体が撃ち落とした。
メカザウルス・バド達「!?!?!??」
ドドドドドドドォォォォン!!!
ミク(プテラスボマー)「わぉ♪!!」
イルム(グルンガスト)「怪我はありませんか御嬢さん?」
バン(レオストライカー)「イルム中尉!?アンタ日本へ行くんじゃ!?」
イルム(グルンガスト)「ミクちゃんリンちゃんフィーネちゃんムンベイちゃんお嬢ちゃんだけにこんなキツイ戦いさせられるかっての!おじさんが来たからには安心して頂戴な!」
リン(ゴドス)「わーい嬉しい♪!」
レン(ゴドス)「俺は無視かよ…」
イルム(グルンガスト)「(それにここに来る連中の顔も少し気になるしな…弐式の子の事もね。)よし、爬虫類共この超闘士グルンガストが相手だ!!」
キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「スーパーロボットの一体ぐらいなんだ!叩き潰してくれる!」
シャイターン「ゾイド、ソシテ超闘士グルンガスト、カ…!」
翼を広げシャイターンがすぐに前へと飛び出しグルンガストの方へ襲い掛かる。
シャイターン「…!」
イルム(グルンガスト)「なんだっ!?」
ゴォォォォォォ!!ガキィガキィガキィ!!シュゥゥゥ…ドォォォォ!!
シャイターンの全身が炎に包まれ、グルンガストに突っ込んで行き、
そして腕を振り上げ、その手でグルンガストのボディに切りつけながら突撃し最後は両手から炎の光弾を叩き込んだ。
イルム(グルンガスト)「な、なんだとぉっ!?」
バン(レオストライカー)「あいつは!?」
シャイターン「…。」
シャイターンは次にレオストライカーを標的に向けて炎の光弾を連続で叩き込むが、
レオストライカーは鬣に装備されたEシールドを展開、高速で走り出し全て避けて突撃する。
シャイターンはもう一度上へと飛び立って避けて行く。
ミク(プテラスボマー)「何あいつ!?恐竜帝国の新手!?」
レン(ゴドス)「早い!?」
キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「少しはやるようだな…」
ムンベイ(ウルトラザウルス)「ちょっと何あいつ!?」
フィーネ(ウルトラザウルス・サブ)「あの人…何か違う。」
ムンベイ「(ウルトラザウルス)えっ?」
フィーネ(ウルトラザウルス・サブ)「分からない、けどそんな感じがするの。」
ジーク(ウルトラザウルス内)「キュイ…!」
ムンベイもウルトラザウルスのコクピットのモニターから見て映像で驚くが、
フィーネはシャイターンの姿を見て別の何かを感じ取った。
ウルトラザウルスの甲板で沢山のメカザウルス達とシャイターンの襲撃を迎え撃つ、レオストライカー、ゴドス2体、プテラスボマー、グルンガスト。
しかしその時彼等はまだ気づいてなかった。
海中からは首長竜が改造されたレーダーから反応を欺いたメカザウルス・ズー達の部隊が恐竜兵士達を乗せて、海に沈むウルトラザウルスの脚や腹部分へと忍び寄るのを。
メカザウルス・ズー達「…」
徹平(タウゼントフェスラー内)「やっとついた!」
竜馬(タウゼントフェスラー内)「メカザウルスがあんなに…!?」
みゆき(タウゼントフェスラー内)「きょ恐竜がいっぱい…!」
あかね(タウゼントフェスラー内)「関心しとる場合ちゃうやろ!」
オルタンス(タウゼントフェスラー内)「あれは…!」
ヴィオレット(タウゼントフェスラー内)「間違いありませんわ…」
ルキア(タウゼントフェスラー内)「…間違いない…けどどうして…どうしてシャイターンさんが!?」
隼人(タウゼントフェスラー内)「…?」
そしてその時、タウゼントフェスラーがウルトラザウルスの近くまで到着した。
オルタンス、ヴィオレット、ルキアの三人が徹平達に悟られぬ様にしゃべっていたが、メカザウルス達の中にいたそのシャイターンの姿に驚きの表情を隠せなった様だ。
その三人の様子の変化を隼人は見逃さなかった。
スーパーヒーローウォリアーズ 第8話 完
第9話 VS焔の悪魔!大海上接戦!! に続く。