スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

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この小説は作者の趣味100%で書かれた版権多数+オリジナル要素のクロスオーバー小説となり、スーパーロボット大戦シリーズのオマージュであります。また、それぞれの原作の展開が変わっていたりストーリーもそれぞれクロスオーバー、中にはいるだけの空気参戦の作品もございます。■基本的にはタグに付けられた作品のキャラクーがメインで登場します。※SoundHorizonのルキアがスパロボシリーズのグルンガスト弐式に乗って戦ったり、ibのギャリーが地球連邦軍のパイロットになってたり、初音ミク等ボカロキャラがゾイドに乗って戦いますが、これはこの小説だけの展開です。中にはいきなり別の作品のキャラが出てきたりします。なおデジモンは現時点ではオリジナルキャラクターメインとなります、そういった物が苦手な方々はご注意を…。■恐竜帝国の軍勢にあのシャイターンの姿が、ルキア達が困惑する中激戦は続く!そして新たな仲間達との交流も!


スーパーヒーローウォリアーズ 第9話 VS焔の悪魔!大海上接戦!

アメリカ方面へと向かう太平洋の海域にて。

これから特別隊と合流予定のウルトラザウルスが恐竜帝国のメカザウルスの部隊に襲撃される。

バン・フライハイト率いるウルトラザウルスの小隊、そして超闘士グルンガストが迎撃にあたるがメカザウルス部隊の中にいた焔の悪魔シャイターンによって苦戦を強いられる。

 

そこへ特別隊を乗せたタウゼントフェスラーが到着すぐに合流して援護に向かう。

しかし海中からウルトラザウルスの懐を狙ったメカザウルス達の襲来しつつあった。

 

 

 

ルキア(Gホーク)「弐式・Gホーク出ます!」

竜馬(イーグル号)「いくぞ隼人、武蔵!チェンジ・ゲッター1!スイッチ・オン!!」

ゴウキモン「相手はメカザウルス、皮膚と装甲の固さに注意しろ、徹平。」

アルティメットブイドラモン「分かった!」

 

タウゼントフェスラーのウイングにテツザンモンがヘビーブラスターを構えた砲撃体制で待機、ここから遠距離射撃でメカザウルス達を狙う。

そしてハッチからグルンガスト弐式の大型攻撃機形態のGホーク、

ゲットマシン・イーグル号、ジャガー号、ベアー号が合体したゲッター1、

飛行出来ないグリカウモンを肩に乗せた鉄人28号が背中のジェットを噴射して大空を出撃する。

さらに後ろから炎の翼を広げたアルティメットブイドラモン、背中のブースターを展開し飛行するゴウキモンが後続から出撃する。

 

 

飛行出来ないマジンガーZ、アフロダイA、ボスボロット、ギャリーの乗るネモはハッチの前でまだ待機だ。

 

甲児(マジンガーZ)「俺達は待機か。」

ギャリー(ネモ)「一応海中用装備には改修済ませてあるわ、けどもしかしたら…」

 

 

 

ドォォォォォォ!!

 

 

ムンベイ(ウルトラザウルス)「うわぁっ!?ちょっと何!?」

フィーネ(ウルトラザウルス・サブ)「ムンベイ、海中から他のメカザウルスが攻撃してるわ!!

 

ウルトラザウルスの周囲の海の水が爆発で吹き上がり、

海中では手既にメカザウルス・ズーが口から放つ魚雷でウルトラザウルスの脚の装甲を攻撃していた。

 

バン(レオストライカー)「くそっ海からもか!」

マルスモン(タウゼントフェスラー内)「こちらはタウゼントフェスラーの特別隊!ウルトラザウルス隊聞こえるか!?」

ムンベイ(ウルトラザウルス)「言われなくても聞こえてるわよ!それより早く援護よこして頂戴、バンにイルム中尉、そしてミク達が迎撃してるけどもちこたえられないわ!」

大塚長官(タウゼントフェスラー内)「うむむ…敵は用意周到だな。こちらからすぐに出撃させた、海中の方もすぐに援軍を送ろう!」

 

 

ギャリー(ネモ)「案の定ね…!」

弓さやか(アフロダイA)「やっぱり海中にもメカザウルスが!」

甲児(マジンガーZ)「よっしゃ行くぜ!」

ボス(ボスボロット)「よし来たぁ!」

 

海中のメカザウルス達を撃つ為、ネモ、マジンガーZ、アフロダイA、水中用装備のボスボロットが海中へと飛び込んだ。

 

そして残ったみゆき達は。

 

みゆき「マルスモン隊長、私達は!?」

マルスモン「君達は万が一の時の為に待機だ。」

あかね「なんやねん、うち等だって黙ってられへんわ!」

大塚長官「待ちなさい!今出ても君達ではこの海の地形じゃ不利だ!」

なお「たしかに…」

れいか「ここは命令通りに従いましょう。」

ポップ「その通りでござる。」

やよい「私達空飛べないしね…;」

マルスモン「タウゼントフェスラーはメカザウルス達にふさがれた進路を確保しだいウルトラザウルスの甲板へと着艦する、突破口を頼む!」

 

竜馬(ゲッター1)「了解!」

アルティメットブイドラモン「はい!」

 

 

アルティメットブイドラモン達が最高速度でウルトラザウルスの甲板へと向かう。

しかし前方にはメカザウルス・バド達が立ちふさがり、両翼に装備された無数のミサイルを発射、こちらに襲い掛かった。

 

ドォドォドォドォ!!

 

鉄人28号「ガォォォォ!!」

グリカウモン「凄い数のミサイルだ!」

アルティメットブイドラモン「うわぁっ!?」

 

ゴウキモン「はぁっ!!」

竜馬(ゲッター1)「ゲッタァートマホォクッ!!」

 

スパァンスパァン!!ズバァァッ!!

 

襲い来るミサイルの爆発とメカザウルス・バド達の強襲によって進路を立ちふさがれてしまう。

ゴウキモンの幻鬼刀、ゲッター1のゲッタートマホークで迫りくるミサイルを切り落としていく。

鉄人28号は攻撃に移り、前方のメカザウルス・バドの翼を両手でつかみ押しつぶしていった、

その瞬間、鉄人の肩に乗っていたグリカウモンはその隙を見てウルトラザウルスの甲板へと飛び立った。

 

正太郎(タウゼントフェスラー内)「ユーキさん、お願いします!」

グリカウモン「分かった!」

 

 

タウゼントフェスラーからVコンで鉄人の遠隔操作する正太郎はグリカウモンに合図を送り、そのままグリカウモンは甲板に着地する。

 

そしてリンのゴドスを襲っていたメカザウルス・サキの後ろから。

 

グリカウモン「メガナックル!バイソン・シュート!!」

 

ドォォォォ!!

 

メカザウルス・サキ「グォォォォォ…!?」

リン(ゴドス)「キャアッ!?」

 

着地する寸前にグリカウモンはメガナックルから放つ、バイソンシュートの光弾を思い切りたたき込んだ。

 

グリカウモン「こちらデジモンガーディアンズのグリカウモン、天馬ユーキです!援護に来ました!」

リン(ゴドス)「助かったわ、ありがとう!」

イルム(グルンガスト)「おし、早速だが仕事たのむぜ!メカザウルス共を追い返すんだ!」

 

アルティメットブイドラモン「あれはグルンガスト!?」

ルキア(Gホーク)「グルンガストがもう一機!?」

イルム(グルンガスト)「そっちは例の弐式か、その話は後でな!」

 

みゆき(タウゼントフェスラー内)「グルンガストがもう1体いるー!?」

れいか(タウゼントフェスラー内)「あれは別の物でしょうか…?」

 

 

甲板で戦っていた弐式とは別のもう1体のグルンガストの姿に何人かが驚いていた。

しかしルキアはそれどころではなかった、

 

ルキア(Gホーク)「…!」

 

ルキアはコクピットのモニター越しからウルトラザウルスの甲板にてグルンガストとレオストライカーと交戦しているシャイターンの姿を何度も確認する。

その様子にルキアは未だ己の目を疑いつつあった。

 

シャイターン「…!!」

バン(レオストライカー)「このぉ!」

 

レオストライカーはシャイターンを追いかけるがシャイターンは空中を舞い自分の赤く長い髪を風に靡かせながらひらりと避け続けていく、そしてレオストライカーが飛び上がった瞬間シャイターンの両手から放つ高熱の球をレオストライカーの腹を狙いうった。

 

ドォォォォ!!

 

バン(レオストライカー)「ぐわぁっ!?」

グリカウモン「うぉぉぉぉ!!」

シャイターン「…!」

 

ゴォッドォォォ!!

 

横から突撃するグリカウモンに振り向くと同時に舞いながら一回転、グリカウモンの真上を取った回し蹴りの一撃を彼の背中に叩き込んだ。

 

グリカウモン「グァッ!?」

シャイターン「オ前達ニ用ハナイ…敵ハ…!」

 

シャイターンが上を見上げると上空にはメカザウルス・バド達と交戦するスーパーロボット達の姿がある。

そしてその中のゲッター1に目を向けた。

 

 

キャプテンラドラ(メカザウルス・シグ)「目障りな蚊トンボだ!喰らえ!!」

ミク(プテラスボマー)「これは蚊トンボじゃなくて翼竜だってば!」

 

ボォォォォォ!

 

 

シグの大きな口から火炎放射を放ち、飛び回るプテラスボマーを落とそうとするが、

ミクの操縦テクニックによりプテラスボマーはヒラりと避け続けてシグの翻弄しながら胸部のバルカン砲で反撃していく。

 

キャプテンラドラ(メカザウルス・シグ)「そんな攻撃で!」

アルティメットブイドラモン「バンバンパンチッ!!」

 

シグが鋭い爪の右腕を振り上げた所にアルティメットブイドラモンの両腕を飛ばしたバンバンパンチがシグの横顔面に殴りかかった。

 

キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「ぐぉっ!?」

ミク(プテラスボマー)「あぶなかった~ねえ君、私の援護に周ってよ!」

アルティメットブイドラモン「え、は、はい!!」

 

シャイターン「…!!」

 

ビュゥンッ!!

 

その時そこへシャイターンが早い速度で突撃を仕掛けてアルティメットブイドラモンを横切った。

 

アルティメットブイドラモン「うわっ!?」

ルキア(Gホーク)「!!」

 

ルキアも振り向きシャイターンを追おうとするが、メカザウルス・バド達に邪魔されてGホークが旋回できずにいった。

だがあえてGホークはバド達に突撃、Gホークを空中回転させ真空に全体を真空に包みそのままバド達を弾いていった。

 

ルキア(Gホーク)「スパイラルアタック!!」

 

Gホークのスパイラルアタックでバド達の猛攻を各くぐり旋回、シャイターンの後を追う。

 

テツザンモン「ルキアの奴何やってんだ!?…なんだあいつ、恐竜人か?」

 

テツザンモンがタウゼントフェスラーのウイング部分でヘビーブラスターの援護射撃を行いながら戦況を見ていた。

その中でルキアが妙な行動をとっているのが気になり、その先にいるシャイターンに目を向けた。

隼人(ゲッター1・サブ)「リョウ!何かこっちに向かってくるぞ!!」

武蔵(ゲッター1・サブ)「な、なんだあいつ!?」

シャイターン「ゲッターロボ…私ハオ前ヲ倒サナケレバナラナイ…許セ!!」

 

シャイターンがゲッター1の前に立ちふさがり、その赤い翼を広げその表面からまばゆい赤い光を浴びせた。

 

竜馬(ゲッター1)「おわっ!?」

シャイターン「…!!」

 

そこからすかさずシャイターンの右手の爪がゲッター1の装甲に大きな傷を入れて来た。

 

ガギィィィ!

 

武蔵(ゲッター1・サブ)「あ、あいつ爬虫人か!?」

隼人(ゲッター1・サブ)「しかし何か雰囲気が違うな、むしろ…悪魔って所か?」

竜馬(ゲッター1)「だがこちらに襲ってくるのであれば戦うまでだ!」

シャイターン「ソウダ…来イ、ゲッターロボ…!!」

 

ゲッター1とシャイターンが対峙する、今のシャイターンはゲッターロボに敵意を向けており右手を力強く握りしめていた。

 

オルタンス(タウゼントフェスラー内)「(シャイターン様…!)」

ヴィオレット(タウゼントフェスラー内)「(どうしてそんな…!?)」

みゆき(タウゼントフェスラー内)「2人共どうかしたの、顔が怖そうだよ?」

オルタンス(タウゼントフェスラー内)「あ、いえ別に…」

やよい(タウゼントフェスラー内)「大丈夫だよ、恐竜帝国だって甲児さん達がすぐにやっつけてくれるから!」

なお(タウゼントフェスラー内)「けど私達だって負けてれないけどね!」

ヴィオレット(タウゼントフェスラー内)「そうですわね、皆様のお力なら!…。」

 

タウゼントフェスラーからその戦況を見ていたみゆき達、

オルタンスとヴィオレットは恐竜帝国の中にいるシャイターンに動揺が隠しきれてなかった。

 

 

 

マルスモン(タウゼントフェスラー内)「ルキア、戻れ!タウゼントフェスラーの進路確報を優先するんだ!」

 

ルキア(Gホーク)「…はい…!」

 

シャイターンを追うGホークの姿に作戦の乱れを感じたマルスモンしすぐに戻る様に指示した。

ルキアは渋々戻らざる得なかった。

 

竜馬(ゲッター1)「ゲッタァァァトマホォォォク!!」

シャイターン「ヌッ!!」

 

ガキィィ!…バキィッ!!

 

ゲッター1はトマホークを構え、正面から迫りくるシャイターンを迎え撃つが、

振り下ろしたと同時にシャイターンは自身より何倍もの大きさのあるトマホークを両手白羽取りで受け止め、トマホークを一気にへし折った。

 

竜馬(ゲッター1)「!?」

シャイターン「…!」

竜馬(ゲッター1)「だったら次は…ゲッタァァァビィィィム!!」

 

ビィィィィ!!

 

シャイターン「グォッ!?」

 

シャイターンがゲッタービームを受け大きなダメージを喰らった。

 

一方海中からウルトラザウルスに襲いかかる首長竜型のメカザウルス・ズー達の二つある内にの機械型の首長竜型の口から魚雷が飛び交う。

 

ドォドォドォドォ…!!!ザバァァァァ!!

 

直撃したウルトラザウルス艦内の通路に浸水が発生、そこからどさくさに紛れて恐竜兵達が潜入する。

 

恐竜兵1「この艦内にあるゾイドの資料を奪いつくすのだぁ!!

恐竜兵2「ハッ!」

 

 

フィーネ「浸水発生、艦内に敵兵侵入されたわ!」

ムンベイ「すぐに浸水した付近のシャッター閉じて!」

 

ウルトラザウルス頭部のコクピットから迅速に防衛対応を行うムンベイとフィーネ。

浸水した部分の艦内は一部のシャッターを閉じる事によって危機は回避されるが、

恐竜兵達はすでにこちらに潜入してしまっている。

そしてウルトラザウルスの外から攻撃をするメカザウルス・ズー達の前に甲児達が歯止めを掛けに来た。

 

甲児(マジンガーZ)「ロケットパーンチ!!」

ギャリー(ネモ)「うりゃぁぁぁぁ!!」

 

マジンガーZのロケットパンチがメカザウルス・ズーの機械型頭部を粉砕、

そしてギャリーのネモがビームサーベルをかまえズーに切り掛かるが、

 

メカザウルス・ズー「ギャオォォォォ!!」

ギャリー(ネモ)「キャァァァッ!?」

 

バシィィ!!ズゴォォォ!!ガブゥギィィィィィ!!

 

もう1体のズーから大きな尻尾を叩き込まれ、さらに今度は背中からド突かれ左腕を喰らいつかれかみ砕かれてしまう。

 

弓さやか(アフロダイA)「ギャリーさん!!キャアッ!?」

甲児(マジンガーZ)「今いくぜぇ…うわっ!?」

 

ドォドォドォォォォ!!

 

ボス(ボスボロット)「ギャリーのオネェ旦那!!どわぁぁぁぁっ!?」

 

残りのズーから魚雷攻撃を受けたマジンガーZ、アフロダイAとボスボロット、

ボスボロットは今の攻撃で水中装備を破壊されて頭部のコクピットに水が浸水、ボロットは両腕を振り回しながらなんとか海上に浮上した。

 

ヌケ(ボスボロット・サブ)「うわぁぁぁボス~!」

ムチャ(ボスボロット・サブ)「助けてくだせぇ~!!」

ボス(ボスボロット)「あぎゃぁぁぁぁ!!沈む沈む~!」

 

みゆき(タウゼントフェスラー内)「わ、ボロットが大変だよ!!」

大塚長官(タウゼントフェスラー内)「それだけではない、彼等がピンチだ!急いで援護に向かうんだ!」

 

ルキア(Gホーク)「それには僕がいきます!!」

竜馬(ゲッター1)「いや水中戦となれば…オープンゲット!!」

 

その時シャイターンと戦っていたゲッターロボがイーグル号、ジャガー号、ベアー号のゲットマシン3機に分離した。

 

やよい(タウゼントフェスラー内)「こ、これはもしかしてゲッターロボ最大の特徴…変形合体!?」

 

武蔵(ベアー号)「チェンジ・ゲッター3!!スイッチオン!!」

 

キィィィィ!!ガシャンガシィ!ガキィィィィ!!ザバァァァァ!!

 

キャタピラを展開したジャガー号が先に水面上を滑空し、そこからイーグル号がジャガー号の真上に突き刺さるかの様に合体、そしてその上からさらにベアー号が合体し太い両腕が出現、水中戦を得意とする下半身がキャタピラとなったゲッター3となった。

 

武蔵(ゲッター3)「今いくぞぉぉぉぉぉ!!!」

シャイターン「!?待テ…!ク、海中ハ無理カ…!」

 

シャイターンが追いかけようとしたが流石に海中までは手が出せなかった。

 

 

 

アルティメットブイドラモン「!?…ギャリーさん、甲児兄ちゃん達が…俺も行きます!!」

ゴウキモン「徹平!?」

マルスモン(タウゼントフェスラー内)「徹平、やめろ!アルティメットブイドラモンでは…!」

 

アルティメットブイドラモンは甲児やギャリーのピンチを聞いた途端、一瞬脳裏に微かな、そう微かに残っていた記憶が蘇った。

 

 

 

何時だったか、過去に徹平と手をつないで歩いていたある月の髪飾りした少女の姿があった。

2人は幸せそうな笑顔であふれて街を歩く。

だが次の瞬間だった、その空の上から大きな光の塊が降り注ぐ、そうこちらに落ちて来たのだ。

その光こそがその一時を一瞬にして奪ったのだ、何も考えを与える暇もなく。

大都市のど真ん中に隕石が落下したあの日、徹平は瓦礫の中で目を覚ました。

次の瞬間、辺りを見渡すと…そこには彼が手をつないでいた少女の姿が消えていた。

そして徹平は震え一体何が起こったのか心がパニックでいっぱいになり気が付くと彼の足元には…その少女の髪飾りが落ちていた…。

 

「…う、う…うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!」

 

 

 

アルティメットブイドラモン「あんな…あんな思いはもうしたくない!!」

隼人(ゲッター3・サブ)「なっ!?」

 

アルティメットブイドラモンはマルスモンの制止を聞き入れずにゲッター3の前を抜いて、海中に飛び込んでしまった。

 

 

ミク(プテラスボマー)「ちょ、ちょっとあの子どうしちゃったの!?」

テツザンモン「んな事知るかよ!!」

正太郎(タウゼントフェスラー内)「鉄人!あのメカザウルスにハンマーパンチだ!!」

 

鉄人28号「ガォォォォ!!!」

キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「ぬっどぉぉぉぉぉ!?」

 

ゴウキモン「…今だ、幻鬼刀奥義!閃光連斬!」

 

スパンスパンスパスパスパスパン!!

 

ゴウキモンは専用の大太刀・幻鬼刀を振り翳し、連続で前方の数匹のメカザウルス・バドの翼を方っぽづつ切り裂いていった。

バド達の動きを読みつつ、一気に切れるタイミングとそのバド達の位置を把握しながら次の瞬間に効率よく切れる時を伺って一気にいたのだ。

 

テツザンモン「おまけだ、ヘビーブラスタァァァァ!!!」

ミク(プテラスボマー)「連続ミサイル発射ぁぁ!!」

 

ドシュゥゥゥ!!!ドドドドドドド!!

 

メカザウルス・バド達「ギェェェェェェェェー!?!?」

 

テツザンモンの援護攻撃となるヘビーブラスター、

ミクのプテラスボマーの空対空ミサイルZAAM-011アローがさく裂、

残りのバド達が撃墜していった。

 

キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「バド達が!?バカな!?」

シャイターン「制空権ハ取ラレタカ…!」

 

大塚長官(タウゼントフェスラー)「突破口はひらけた!ウルトラザウルスの甲板に着地だ!」

 

 

 

ギャリー(ネモ)「こ、こんな所でお終いってアリかしらね…!?」

メカザウルス・ズー「グゥゥゥ!!!」

 

甲児(マジンガーZ)「くそぉっギャリーさんが!!」

メカザウルス・ズー「グァァァァァ!!」

 

一方海中ではギャリーのネモが左腕・シールド大破、全体が半壊しメカザウルス・ズーにコクピットをかみ砕かれる寸前だった。

 

マジンガーZとアフロダイAは助けに行こうとも海中ではその性能が半減する為がズー達の攻撃に身動きがとれなくなっていた。

そこへアルティメットブイドラモンがフレイムサーベルでネモに喰いかかるズーの首を断ち切りかかった。

ネモはその瞬間解放され思わず後退していく。

 

ズバァァァァ!!!

 

アルティメットブイドラモン「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

ギャリー(ネモ)「徹平!?」

アルティメットブイドラモン「ギャリーさん早く!うわぁぁぁぁ!?」

 

アルティメットブイドラモンが切り倒したはずのズーが今度はこちらに襲い掛かって来た。

アルティメットブイドラモンの下半身に喰らいついて捕えたズーがそのまま噛み潰そうとする。

 

甲児(マジンガーZ)「くそっ光子力ビーム!」

 

マジンガーZは目ら放つ光子力ビームで前方のズーを攻撃するが、やはり水中では威力が半減していた。

ズーはそのまま光子力ビームをうけつつマジンガーZに体当たりを仕掛ける。

 

弓さやか(アフロダイA)「まずいわ!甲児君、徹平君!」

ギャリー(ネモ)「ダメだわ、この状態じゃ助けに行こうにも…!」

 

アルティメットブイドラモン「ア、アルティメットフレア!…で、出ない!?」

 

喰らいついているズーに向かって右手から放つ炎のレーザー、アルティメットフレアを放とうとするが水中では途中で消えてしまい、無力と化した。

 

マルスモン(タウゼントフェスラー内)「アルティメットブイドラモンは炎を主体とした格闘戦型DSCデジモン…水中ではその能力を発揮する事は不可能だ…!!」

オルタンス(タウゼントフェスラー内)「そんな…!!」

ヴィオレット(タウゼントフェスラー内)「徹平様!!」

 

武蔵(ゲッター3)「ゲッターミサーイル!!」

 

ドシュンドシュン!ドォォォォ!!

 

メカザウルス・ズー「グァッ!?」

 

海中へ到着したゲッター3が頭部に装備したゲッターミサイル2発でズーを粉砕。

その瞬間アルティメットブイドラモンは解放された。

 

アルティメットブイドラモン「う…」

弓さやか(アフロダイA)「徹平君、ギャリーさんしっかりして!」

ギャリー(ネモ)「徹平、アンタこんな無茶して…」

甲児(マジンガーZ)「助かったぜ武蔵!」

 

武蔵(ゲッター3)「ここはオイラに任せとけぇ!大・雪・山・おろーし!!!」

メカザウルス・ズー「グァァァァァァ!?」

 

ガシィ!ブゥンブゥンブゥンブゥン!!ドガァァァァ!!

 

ゲッター3、及び武蔵の得意な柔道で編み出した投げ技、大雪山おろしがズーに炸裂した。

ズーの首から導体を一気に掴み、そのままゲッター3自身も回転させてそのまま伸縮自在の両腕の伸ばしながら握り潰して真上に投げ飛ばし破壊した。

これでようやく海中からの危機を逃れた。

残りのメカザウルスは甲板にいるサキ達だけだ。

 

グリカウモン「(徹平君…君はまさか…)」

ルキア(グルンガスト弐式)「ただいま到着しま…あぁっ!」

 

ガキィィン!

 

甲板の前まで来たGホークがグルンガスト弐式に変形して着地するが、

同時にメカザウルス・サキの両腕の鋭い爪の奇襲攻撃を受けててしまう。

 

イルム(グルンガスト)「おっと!計都羅候剣!」

 

そこからグルンガストは専用武器である剣、計都羅候剣を構え、そのまま突撃。

そして一気に飛び上がり十文字切りで一気に前方のサキを切り裂いていった。

 

ズバァズバァァァァァ!!

 

イルム(グルンガスト)「暗・剣・殺!!…怪我はないかな?」

ルキア(グルンガスト弐式)「あ、ありがとうございます!やっぱりグルンガストだ、弐式とはちょっと違うけど…」

 

 

バン(レオストライカー)「いけぇガンナーズブレイク!!」

 

ダダダダダダダダダ!!!

 

レオストライカーの射撃装備全て全弾発射のガンナーズブレイクがメカザウルス・サキに降りかかる。

 

リン(ゴドス)「レン、ダブル攻撃でいくよ!」

レン(ゴドス)「よっしゃあ!!」

メカザウルス・サキ「!?」

 

ガシンガシンガシンガシン!!!

 

さらにリン、レンの乗るゴドスが走り出し、メカザウルス・サキを囲む様に回り込みながら背中の2連装対空砲、腰の二連バルカン砲で狙い打ち怯ませ、サキが動きを鈍らせた瞬間、2体のゴドスが飛び跳ねた。

 

リン、レン(ゴドス)「究極!鏡音ゴドスキィークッ!!!」

 

ズガァァァァァ!!!

 

メカザウルス・サキ「ガァァァァァァァ!?」

 

リンとレンのゴドスの放った必殺技、究極・鏡音ゴドスキックが炸裂しサキの横っ腹を貫き倒した。

そして甲板のメカザウルス達のこれで全滅した、後は…。

 

 

ムンベイ『ちょっとこっちに侵入した恐竜兵達がまだ…!』

大塚長官(タウゼントフェスラー内)「心配ない、そちらは既に手はうってある!」

 

 

ウルトラザウルス艦内では恐竜兵達が内部を襲撃、データ管理を行っている一室からゾイドに関するデータを恐竜帝国製のメモリーキーに不正コピーしていた。

 

恐竜兵1「よし、これでゾイドのデータは…」

恐竜兵2「う、うわなんだおまえらぁぁぁぁ!?!!?」

キュアサニー「プリキュア・サニーファイヤー!!」

 

ドガァァァァァ!!

 

キュアサニーが乱入し、いきなり気合を込めて生み出した炎の球体・サニーファイアーを

投げ飛ばして恐竜兵達を吹き飛ばした。

 

キュアピース「プリキュア…ひぁっ!ピースサンダー!!」

 

バリィィィィィィ!!!

 

恐竜兵「ぎぇぇぇぇぇぇ!?」

 

キュアマーチ「プリキュア・マーチシュート!!」

 

ドォォォォ!!

 

恐竜兵「ドギャァァァァァァァ!!」

 

格納庫に潜入していた恐竜兵達の所にはキュアピースがピースサンダーでその場にいた恐竜兵達をシビレさせ、次はキュアマーチが風の球体を蹴り上げるマーチシュートで次々と恐竜兵達を弾き飛ばしていく。

 

 

恐竜兵達「ウォォォォォ!!」

フィーネ「キャア!?」

ムンベイ「ここまできちゃったじゃない!」

ポップ「させないでござる!」

 

ボォン! ダダダダダダダ!!

 

フィーネとムンベイに向けてマシンガンを撃って来る恐竜兵達、

その時、ポップが颯爽と現れ、なんと大きな盾に変身し2人をかばった。

 

恐竜兵「な、なんだあれは!?」

キュアビューティ「プリキュア・ビューティブリザード!!」

 

フィーネとムンベイのいるブリッジまで恐竜兵達が襲い掛かって来た。

だがそこにキュアビューティが駆けつけ、ビューティブリザードは吹き荒れる吹雪で恐竜兵達を凍らせていく。

 

恐竜兵達「あががががががぁ!?」

 

フィーネ「す、すごい…!」

キュアハッピー「プリキュア・ハッピーシャワー!!」

 

ボォォォォォォン!!

 

キュアハッピーのスマイルパクトに気合を込めて、

両手で大きくハートを描いた後、手をハートの形に組んで光波を放ち、

その威力で凍りついた恐竜兵達を全てブリッジから放り出した。

 

キュアハッピー「大丈夫ですか!?」

ポップ「怪我はないでごさるか?」

ムンベイ「え、えぇ…ていうかアンタ達って何…!?」

フィーネ「あぶない後ろ!」

キュアビューティ「!?」

 

恐竜兵「ウォォォォ!」

ジーク「キュィィィィ!!」

 

ゴォォォ!

 

キュアハッピーの後ろから残りの恐竜兵が剣を構えて襲い掛かろうとしていた。

だがそこへ白い恐竜のオーガノイド・ジークが尻尾で恐竜兵を弾き飛ばし、コクピットから叩き追い出した。

 

ジーク「キュイ?」

キュアハッピー「ありがとう、白い恐竜さん!」

ジーク「キュイ~♪」

キュアビューティ「これは…?」

フィーネ「オーガノイドのジークよ、助けてくれてありがとう。」

 

ウルトラザウルス艦内の危機は去った。

そして甲板の外には侵入した恐竜兵達が全てプリキュア達によってこちらから追い出されていた。

 

恐竜兵達「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

ポップ「もはやこれまで、貴公らの負けでござる!」

 

キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「貴様ら何をしているのだ!?」

恐竜兵「も、申し訳ありません!!」

 

 

シャイターン「…!」

 

シャイターンが甲板に着地する、

だがそこから鉄人28号の大きな拳が降りかかる。

 

正太郎「逃がすな鉄人!!」

鉄人28号「ガォォォォ!!」

シャイターン「ヌッ!!!」

 

ガシィ!

 

既に甲板へと着地したタウゼントフェスラーから降りて来た正太郎がVコンのレバーを振り上げて鉄人にシャイターンを追撃する指示を出す。

勢いで甲板に脚を叩き付けられる。

 

 

オルタンス(タウゼントフェスラー内)「シャイターン様…!!」

ヴィオレット(タウゼントフェスラー内)「こ、これでは…!」

マルスモン(タウゼントフェスラー内)「2人共何処へ行く気だ!?」

 

シャイターン「…(…オルタンス、ヴィオレット!?)」

 

オルタンスとヴィオレットがタウゼントフェスラーから飛び出し、甲板へと出た。

その姿を見たシャイターンは驚いた。

同時にマジンガーZ達も甲板へとたどり着き、シャイターンの前に姿を現した。

 

ルキア(グルンガスト弐式)「…!」

シャイターン「(アノロボット…マサカルキアカ!?ナンテコトダ…!)」

 

正太郎「そんな…鉄人の拳まで受け止めるなんて…!」

竜馬(ゲッター3・サブ)「謎の赤い悪魔…一体何者なんだ…!?」

甲児(マジンガーZ)「てめぇ名の名乗りやがれぇ!」

 

シャイターン「…」

 

キュアサニー「そっちが炎を使うならウチの太陽サンサンの炎と勝負や!」

キュアハッピー「貴方は…貴方は一体何者なの…!?」

シャイターン「…?」

 

キュアハッピーがシャイターンに問いかけた。

 

キュアピース「ハッピー?」

キュアハッピー「私…あの悪魔さんがどうしても悪い人に見えないの…」

ミク(プテラスボマー)「ちょっと何言ってるのよ!?」

ギャリー(ネモ)「アイツは明らかにアタシ達に襲い掛かってきたのよ!?」

フィーネ「私も彼女と同じよ!」

バン(レオストライカー)「フィーネ!?」

フィーネ「根拠はないけど…貴方の目を見るととても悪意がある様な意思が感じられないの…まるで何かに縛られているような…」

イルム(グルンガスト)「縛られる?」

 

 

シャイターン「…!?」

ルキア(グルンガスト弐式)「(縛られる…シャイターンさん、一体何があったんですか…!?)」

シャイターン「…」

 

キュアハッピーとフィーネはシャイターンの目を見るとまるで何かに縛られた物を感じ取った。

同時にルキアはまるでシャイターンに何か念じる様に他の者達に悟られぬ様に問いかける。

シャイターンは一瞬動揺をしたが、ラドラの命令でこの場は引く事になった。

 

キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「何をしているシャイターン!?撤退だ!ここは分が悪すぎる!」

シャイターン「…ク!(ルキア、オルタンス、ヴィオレット…スマナイ…!)」

 

ルキア(グルンガスト弐式)「ああっ!」

 

恐竜兵達の腕に乗せたシグはシャイターンを連れて遠くへ撤退していった…。

 

アルティメットブイドラモン「あ、あの悪魔は…?」

グリカウモン「メカザウルスと一緒に撤退したみたいだよ、けど徹平君どうしてあんな無茶を…?」

テツザンモン「なんとか言えよ。」

アルティメットブイドラモン「…。」

 

負傷したアルティメットブイドラモンがアフロダイAに運ばれて甲板へと到着した、

そこからはグリカウモンに肩を担がれていた。

 

ルキア(グルンガスト弐式)「…。」

オルタンス「…。」

ヴィオレット「…。」

弓さやか(アフロダイA)「3人ともどうしたの?さっきから変よ?」

ルキア(グルンガスト弐式)「いえ…」

 

ボス(ボスボロット)「ちょいと~!!誰でもいいから助けて欲しいだわさ~!」

甲児(マジンガーZ)「あ、いけね!」

ミク(プテラスボマー)「しょうがないわね~」

 

皆があのシャイターンの存在に何か気がかりを覚える中、

海上で溺れかけたボスボロットが先ほどから助けを求めていた。

そこへミクのプテラスボマーが両脚の爪で、まるで翼竜が海の最中を取る様な姿でボロットを回収した。

 

 

ウルトラザウルス頭部に当るブリッジでは。

 

戦いを終えた一同は一旦ウルトラザウルス艦内へと帰還、

そこでバン達と改めて対面するが、

徹平は最初にマルスモンから先ほど何故命令を無視したのかと注意を受けていた。

 

バシィッ!!

 

マルスモン「…!」

徹平「ぐっ…!」

 

マルスモンからの修正の拳と叱咤をまともに受けた徹平は床にはたき込まれた。

それを見た一同は思わず同様を隠せない。

 

レン「うっひゃあ…」

リン「痛そう…」

ライザ「へへ、俺なんてもう数えきれないくらい殴られてたんだぜ?」

正太郎「わ、笑ってる場合じゃないですよ;」

 

 

マルスモン「何故あの時命令に従わなかったんだ。アルティメットブイドラモンは水中戦では全く戦えない事を以前にも教えたはずだ。」

徹平「…どうしても、放っておけなくてつい…」

マルスモン「…お前の気持ちは分かる、だが部隊で戦う際一人でも統率が乱れてしまえばその時点で戦いの連携が乱れてしまう、最悪の場合そこから隙が生まれて敵に不意を突かれ、部隊が全滅するケースだってあるんだ。」

徹平「…」

 

 

キャンディ「凄く痛そうクル…」

みゆき「徹平君、大丈夫かな…」

れいか「マルスモン隊長のお気持ちも分かる気がします、指揮官としてやはり全員の命を預かる使命を考えれば、こういった指導も大事なのでしょう。」

あかね「なんていうか思ったより大変そうやな…」

 

ギャリー「それまでにしてくれないかしら?そもそもアタシがあの時ピンチにならなければ…」

武蔵「それによぉ、あの時オイラだけじゃ間に合わなかったかもしれないんだぜ?」

マルスモン「お前達は黙って欲しい、…がたしかに徹平があそこでギャリーを解放するきっかけを作らなけれゲッター3だけでは間に合わなかったかも知れない、今回はそれが不幸中の幸いだった。2人に免じて今回は大目に見てやるが、次はこうはいかんぞ。分かったな?」

徹平「はい…」

 

厳重注意を終えた徹平はユーキ、甲児に手を差し伸べられて立ち上がって戻って来た。

 

ユーキ「大丈夫かい、徹平君?」

徹平「なんとか…」

甲児「最初から最後まで厳しい戦いだったな、けどこうして生きてるならパンチ一発なんて安いもんだぜ?」

ギャリー「ごめんなさいね、アタシが足引っ張ったから。」

徹平「そんな…ギャリーさんのせいじゃないです!」

大塚長官「まあ、こういう失敗は若い内ならよくある話だ。今の内にこういう事を自分の身を持って経験するのだって必要って事、もちろん自分の命を晒さない程度にな。」

 

大塚長官が徹平とギャリーの肩を軽く当てながら2人を元気づけた。

 

正太郎「大塚警部…じゃない長官はiCPOの頃から変わってませんね。」

大塚長官「んん、正太郎君もそう言うかねぇ;?」

 

バン「話は終わったか?」

マルスモン「またせたな。みんな聞いてくれ、そういう訳で彼等が我々特別隊と合流するチームだ。」

 

マルスモンからバン達の紹介が入る。

 

バン「特別隊のみんな、さっき助けてくれて本当にありがとな。俺はバン・フライハイト、俺が前線の戦闘隊長としてみんなのまとめ役になる、よろしくな。そしてコイツが俺の相棒、オーガノイドのジークだ。」

ジーク「キュイ~」

ホルス「よろしくお願いします。」

甲児「へぇ俺達と同じくらいか?」

バン「まあな、だからあまり固くならないで気軽に話してくれ。俺もそっちのほうが楽だからな。」

オルタンス「こ、このジーク様もゾイドなのですか?」

バン「正確にはまあ少し違うかな、その事は追々話すよ。ジーク、みんなに挨拶だ。」

ジーク「キュイ?」

ヴィオレット「…;」

 

ジークがきょとんした表情で歩きながらこちらに近づいて来る。

思わずオルタンスとヴィオレットは動揺するがそっと頭を撫でて見るとジークは気持ちよさそうだ。

 

ジーク「キュイ~♪」

みゆき「さっきの恐竜さんだ、意外可愛いね~♪」

オルタンス「身体は金属でもゾイドとは本当の生き物なんですね…」

ヴィオレット「とても不思議ですわ…」

 

フィーネ「私はフィーネ・エリシーネ・リネ、バンのパートナーだけど今は後方担当って所かしら。」

ムンベイ「ムンベイよ、本職は荒野の運び屋さんだけど今は訳あってこのウルトラザウルスの操縦担当ね。」

なお「ゾイドに乗ってるって事は…惑星Ziの人ですか?」

フィーネ「そう、私とバンとムンベイはこの地球でのゾイド普及活動の一環で惑星Ziのへリック共和国から地球の連邦軍に派遣されて来たの。」

竜馬「じゃあその後ろにいるバン隊長の部下の人達も…」

ミク「アタシ達はちょっと違うのよね~って紹介紹介…私は初音ミクね。」

リン「私が鏡音リン、こっちが双子の弟のレンね。」

レン「まあ、よろしくたのむぜ。いっとくけど俺等軍属とかじゃないからな。」

甲児「え、じゃあなんでゾイドとかに乗ってんだよ?」

ミク「私達は地球人よ…うん。実はちょっと~…訳ありでコトブキアームズ社のテストパイロットやってるの。」

隼人「訳あり?それに随分言葉に間が空いてるな。」

ミク「こ、細かい事は気にしない!」

ユーキ「そりよりコトブキアームズ社って…!?」

リン「そ、貴方達デジモンガーディアンズのDSCシステムを開発した企業よ、実は地球でのゾイドの取り扱いは今コトブキアームズ社が担当してるって知ってた?」

やよい「それ初めて知ったかも~!」

バン「ミク達はちょっと変わってるけどみんなこれから仲良くしてやってくれ。」

ミク「バン隊長~、変わってるって何~?」

バン「違うのか?」

フィーネ「まあまあミクちゃん落ち着いて。」

 

ヴィオレット「…」

ミク「ん、どうしたの?」

ヴィオレット「あ、いえ…声が少しお知り合いに似てた者で…」

ミク「ふ~ん、そうなの?」

 

正太郎「それにしてもこちらも双子さんがいるんですね。」

オルタンス「リンさんとレンさんですね、私達も双子なので思わず…」

リン「ホントだ~よろしくね~♪」

レン「へえ髪の色も似てるし偶然だな。」

 

バン達の自己紹介に続いて甲児達も紹介していった。

こうして特別隊に新たな仲間が加わったのだ。

そこへバン達とは別で動いていたイルムがやって来た。

 

イルム「おっやってるやってる。」

ルキア「貴方は…あのグルンガストの!?」

イルム「そ、で君がグルンガスト弐式のパイロットのルキアちゃんかい?」

武蔵「アンタは何者だよ?」

イルム「俺はイルムザント・カザハラ。さっき君達と一緒に戦ったグルンガストのパイロットさ。」

弓さやか「イルムさんはバン隊長の部隊じゃないんですか?」

イルム「俺はちょっと野暮用で日本に行く途中だったんだけど、ここでちょっと補給してたんだ。で、そこでメカザウルス達の襲撃にあった俺も応戦してたって訳。」

ライザ「で、あのグルンガストはなんだよ?」

ルキア「僕の乗ってる弐式とはちょっと違う気がするんですけど…」

イルム「うん、いい質問だ、ルキアちゃん!」

 

ライザ「って俺は無視かよ!?」

イルム「悪いな、俺は御嬢さんの方が好みでね。」

あかね「な、なんやねんこの人…;」

イルム「そして君達が例のプリキュアって子達か、いや~可愛い子ばっかりだな~♪」

れいか「あ、あの…;」

なお「ナンパとかお断りですけど。」

イルム「おっとコイツは失敬、じゃあそこの君達はどうだい?」

ヴィオレット「私も軽々しい方とは…」

弓さやか「なんかセクハラしそうな感じ…」

イルム「ええぇ~おいちゃん悲しいな~」

ムンベイ「気を付けた方がいいわよ、その人少し危ないから。」

イルム「そりゃないだろぉ!?」

 

イルムは次々と女性陣にチョッカイかけて来るが、皆キッパリと断りイルムを撃沈させた。

その影ではキャンディがジークの背中に乗り仲良くじゃれ合っていた。

 

キャンディ「ジーク~一緒に遊ぶクル~♪」

ジーク「キュイ~♪」

フィーネ「あらあら、ジークったらもうお友達が出来たみたいね。」

みゆき「私もジークに乗りたい~♪」

ジーク「キュイキュイ♪」

 

 

ルキア「あのイルムさん…」

イルム「おおっとそうだ、グルンガストの件ね、よしとりあえず格納庫まで来てもらっていいかな?」

 

 

イルムに案内されルキアと何人かはついていった。

 

ウルトラザウルス・ゾイド格納庫。

 

こちらにはバンの操縦していたレオストライカー、ミクのプテラスボマー、リンとレンのゴドスが格納されており、

さらにタウゼントフェスラーから降ろされた、

マジンガーZ、アフロダイA、ゲッターロボ、ボスボロット、グルンガスト弐式、鉄人28号、大破したネモもこちらに格納された。

 

そしてさらにグルンガスト弐式のとなりに、イルムの乗っていたグルンガストが格納されていた。

しかし既にこちらは補給が終わっており、今すぐにでも出発しそうな感じである。

 

イルム「こいつが俺の相棒の初代グルンガストまたは壱式、弐式の兄貴分って事になるな。」

やよい「つまりグルンガスト兄弟!」

イルム「おっやよいちゃんいい事言うね~!」

ポップ「ふむ、似ている所もあり所どころ違いも見えるでござるな…」

正太郎「グルンガストってたしか連邦軍が開発したスーパーロボットですよね?」

イルム「正確には家の親父が所長をしているテスラ・ライヒ研究所だな、んでグルンガストを開発したのが家の親父って訳。(正確には壱式からだが)」

 

ギャリー「じゃあお父さんがグルンガストを…!?」

イルム「そ、ちなみに俺の乗るグルンガストの開発は当時、波乱財閥って団体が資金を援助してくれたんだが、親父はなんと俺の誕生日プレゼントとしてこのグルンガストを作り上げたってんだ援助された資金全て使ってな。」

ライザ「とんでもねぇ親父さんだなぁ…」

ボス「へっ資金がなんでぇ、ボロットなんかちょっとした素材があれば金使わないで作れるしエコロジーってのによ。」

ヌケ、ムチャ「そーそー。」

ギャリー「(ガラクタであんなの作れる方がある意味天才な気もしなくもないわ…)」

 

ルキア「イルムさん聞きたい事があるんです、グルンガスト弐式には特別なシステムが搭載されているとゼンガー司令から聞きました。僕にはそれを引きだせる素質があると聞いたんですけど…それって一体何か知ってますか!?」

イルム「…」

 

ルキアの質問にイルムが一瞬口を閉ざす。

そしてイルムはニヤリと笑い答えた。

 

イルム「知っているさ、それに俺が今ここにいるのもグルンガスト弐式を操縦している君の顔を一度拝見したくてね。」

ルキア「…」

イルム「だがズバリ、君はグルンガスト弐式の性能をまだ完全に引き出していない。」

ルキア「!?」

甲児「おいおい待ってくれよ、ルキアちゃんは毎日俺達と一緒に特訓してたんだぜ!?」

イルム「まあ怒るなって。それに弐式に搭載された特殊システムを完全に引き出すにはルキアちゃん自身が自分の持つ能力を本格的に開花させる必要がある。」

 

ルキア「僕が持つ能力…!?」

オルタンス「それは一体どの様な物なのですか?」

イルム「ゼンガー司令からも聞いたはずだ、君自身の持つ能力が弐式の性能を引き出すってな。」

ルキア「…」

イルム「まっ頑張ればそのうち分かるさ、んじゃ俺はそろそろ行くね。」

みゆき「え、もういっちゃうの!?」

イルム「君達とはすれ違いになるな。ところでギャリーだったか?」

ギャリー「?」

 

イルムが出発前にギャリーに声をかけた。

 

イルム「お前さん、たしかあっちの極東支部から来たんだっけな、あのハンスがいるとこだろ?」

ギャリー「ええ。」

イルム「お前はどうしてここに?」

ギャリー「自分からここに来ているだけよ?」

イルム「そうか、まアイツには気を付けた方がいいぜ?そんじゃ、またお会いしましょう御嬢さん方々!」

 

イルムはそう言い残すとすぐさまグルンガストに乗り込み、

ハッチから甲板へと移動した。

 

イルム(グルンガスト)「では最後に…グルンと回ってガスッと変形!!」

 

ドォッガシャンキィィィィィィィィ…!

 

グルンガストが甲板でジャンプする同時に回転しながら飛行形態であるウイングガストに変形し飛び立っていった。

 

あかね「グルンっと回ってガスッとってなんやそれ…?」

ヴィオレット「とても不思議な方でしたね…」

ギャリー「(ハンス中佐?まあたしかに陰険だし、変な噂が絶えないってのは知ってるけど…そういえばビルドラプターの件、未だに何か引っかかるのよねー、なんであんな命令だしたんだか…。)」

 

 

ルキア「…」

甲児「あんま気にするなよルキアちゃん。」

ルキア「…少し一人にしてもらっていいですか?」

 

甲児が一声かけた途端ルキアは何か浮かない表情でグルンガスト弐式の元へ行ってしまった。

 

甲児「ありゃ…?」

弓さやか「甲児君少しデリカシーなさすぎじゃない?」

甲児「ええ~!?」

正太郎「ルキアさん…なんかさっきからちょっと元気ないな…」

ギャリー「まああの歳でいきなりロボットに乗る事になって、周りの環境変化も考えれば普通そうなっちゃうわよ。」

ユーキ「やっぱり僕らと一緒なんだね…。」

ギャリー「にしてもアタシのネモ、ああなっちゃったし他に何かいい機体ないかしらね~?」

 

ギャリーは自身が乗っていた大破したネモを見てこれはもう使えそうにないと判断した。

 

リン「ねえ、空いている予備のプテラスボマーならあるけどそれでいいなら使っていいよ?」

ギャリー「ホント!?じゃあそれに乗せてもらうわね!」

 

ギャリーが次に乗り替える機体が決まったようだ。

そんなこんなでアメリカ方面へ向けて海を進むウルトラザウルスの中では色んな交流が広まった。

 

だがウルトラザウルスのレーダーでも捕えられなかった射程外に海の底では大きな島を象った様な潜水艦がすれ違う様に移動していた。

そうDr.ヘル率いる機械獣軍団の海底要塞サルードである。

 

海底要塞サルード・指令室。

 

あしゅら男爵「…兜甲児達はこちらに気づいていないようだ、本来なら奴らをここで海に沈めてやりたいところだが、Dr.ヘルの命令で日本へと向かわなければならん。ハンス・ヴィーパーとやらが提供した情報によれば奴らの補給物資の運搬が奴のいる基地で行われるとの事。ならばまずは先に奴らのバックアップを叩き、兜甲児達を苦しめてやるか…フハハハ!!」

 

あしゅらが男女混じった声で大きな笑い声を上げた。

 

 

 

時刻は夕方となり、場所は再度ウルトラザウルス艦内に移る。

その時間帯の格納庫では。

 

バン「レオストライカーの関節フレーム交換、弾も全て補充しないとな。」

フィーネ「バンの操縦だとレオストライカーがついていくのに少し限界があるかもしれないわ、せめてZiユニゾンできればもっとパワーを引き出せると思うんだけど。」

バン「仕方ないさ、ブレードライガーは地球には連れて来られないからな。」

 

バンとフィーネ、レン達がレオストライカーの整備をしていた。

そこへやよいやオルタンス達が差し入れにマカロンを持ってきてやって来る。

 

オルタンス「お疲れ様です、マカロンを用意して見たのですがいかがですか?」

バン「おっ食べる食べる~!」

フィーネ「バン手洗ったの?そういう所は子供なんだから。」

バン「うう…;フィーネ、お前最近姉ちゃんみたいになって来てないか?;」

 

やよい「ゾイドって不思議ですね、メカでありながら生き物なのが。」

バン「俺から見たらお前達プリキュアの方がよっぽど不思議だぜ?」

武蔵「なあちょっと気になるんだけどよ、ゾイドにはもっとデカい奴がいるって聞いた事あるぜ?」

あかね「そういやゾイドって他のロボットと比べたら小さいのばっかやな。」

レン「小さい言うなよ、野性的パワーならモビルスーツとかよりも断然上なんだからさ。」

 

大きなスパナを持って自機のゴドスのメンテを終えたレンが割って入って来る。

 

フィーネ「地球側でのゾイド運用の関係でまだ大型ゾイドの普及には大きな制限がかかっているの。ウルトラザウルスやホエールキングみたいな要塞級は例外なんだけど、ライガー系やゴジュラスの様な大きなパワーを持つ大型ゾイドは地形や市街地の影響、道路事情の関係で現在は地球には持ってこれないの。」

れいか「そうですか…」

竜馬「そういえば惑星Ziと地球の距離は非常に遠く、スペースブリッジが使われていると聞いたんですが、アレは一体?」

フィーネ「グローバリーⅢ世号って知ってる?」

やよい「???」

 

正太郎「聞いた事があります、たしか遠い昔に地球から新たな開拓地へ向けて宇宙を出発した探査船があったって言う…じゃあそのグローバリーⅢ世号が惑星Ziに!?」

ムンベイ「その話は知る人ぞ知る所ね、アタシ等の住む惑星Ziのゾイド達の今の姿は地球の科学技術によって革新をもたらしたって言っても過言じゃないわ。」

弓さやか「じゃあ今のゾイドは実質地球人の手で!?」

フィーネ「そう、だけどそれが当時の戦争の火に油を注ぐ事になったの…。」

隼人「火に油だと?」

 

 

ここからは惑星Ziと地球の関係、

地球人の技術によるゾイドの革新的変化、これまでの経緯を説明しよう。

 

遠い昔、当時の惑星Ziではへリック共和国とかつての旧ゼネバス帝国が戦争を繰り広げていた、しかし当時の戦争初期に使われていたゾイド達は装甲も薄く、

武装と火器が全て火薬の燃料ガス圧によって砲弾を飛ばす撃ちっぱなし兵器(誘導システムの付いてない兵器の事をさす)しかなかったのだ。

 

だがその戦いの最中、地球から長いときを経て飛来したグローバリーⅢ世号の科学者達が提供した科学技術によって共和国、帝国共にゾイドを使った戦争に革新的な物をもたらした。

しかしそれが更なる恐ろしい時代への一歩となってしまった。

 

サーモセンサーによる敵の索敵、妨害電波を拡散する電子戦用ゾイド、

図形認識Aiを搭載したミサイルは敵、味方入り混じった混戦状態の中でも必ず敵に命中し、

さらに装備された自動照点ビームはコンピューターによってエネルギービームの弾道交差点を必ず敵ゾイドの装甲上の1点を結ぶ。

 

これらのハイテク兵器の威力は凄まじく、当時この技術の導入を目の当たりした両軍の兵士達の中にも大きな動揺と恐ろしい時代の到来に立ち会ってしまった感が強かった者も多いと言う…。

 

竜馬「地球の戦争もある意味一緒かもしれない、技術は時折武器にもなってしまう。」

フィーネ「そう…。」

 

そしてへリック共和国はこれから先、大陸の派遣や様々な因果を巡って旧ゼネバス帝国、暗黒大陸から飛来した旧ガイロス帝国とも激しい戦争を繰り広げる事になる。

しかしその戦いは惑星Ziに大きな異常気象を齎した彗星落下、

後の「惑星Zi大異変・グランドカタストロフ」によって戦いはどちらの勝利と敗北もなく「無くなった」と言いようがなかったのである。

 

 

オルタンス「そのような異常気象が…!?」

ムンベイ「アタシ達もその時代には生まれてなかったからよく知らないんだけどね。」

 

 

それからさらに数十年、新ガイロス帝国と新生へリック共和国の戦争が幕を開けた、

しかしその戦いにも大きな暗躍が渦巻いていた。

古代ゾイド人との技術とオーガノイド、旧ゼネバスが生み出した最強と呼ばれる魔獣デスザウラーの復活。

新ガイロス帝国の摂政であったギュンダー・プロイツェンが反乱、内乱分裂を起こし自らネオゼネバス帝国を旗揚げた。

戦いの真実に気づいたへリック、ガイロスは手を取り合いプロイツェンを打倒する、がプロイツェンの後を告いでネオゼネバス帝国の皇帝となった息子・ヴォルフ・ムーロアが受け継ぎ、へリック共和国とネオゼネバス帝国の戦いとなっていく。

 

だがそのヴォルフ・ムーロアは実は指導者には向かないと言われるほど心優しい性格の持ち主であるとされ時には一人の部下のために己の命をかけたり、さらには敵軍の兵士達の命をも助けようとする事もあった。

その性格ゆえ終わらぬ戦いへの苦悩が渦巻いていたのであった。

 

 

みゆき「じゃあそのヴォルフさんはきっと優しい人だったんですね。」

隼人「しかし甘すぎるのも上に立つ者として問題だな。」

 

 

へリック共和国とネオゼネバスの実質最終決戦と呼べるへリックによる共和国首都奪回の戦いで、因縁の相手であるへリック共和国のエースパイロット・レイ・グレックがヴォルフの前に現れヴォルフは自分の思いを全てをぶつけるかのように最後の戦いが幕を開ける。

 

しかし、その時ヴォルフの乗っていたエナジーライガーが暴走を開始、かつて父の起こした帝国首都爆破の時にに匹敵する大惨事の危機に陥り、ヴォルフは敵味方問わず全軍兵士に避難を勧告、自身もどうにかエナジーライガーを共和国首都から離そうとする。

 

そこにレイ・グレックが乗っていたライガーゼロファルコンの機能を使えばそのエネルギーが排出出来ると聞かされ、二人はいつか来るかも知れない終戦の時に思いを馳せながらライガーゼロファルコンとエナジーライガーをつなぐ事で暴走エネルギーの処理に成功したのであった。

その暴走エネルギーははるか空かなたにまで届く柱の様な光を放っていた。

 

それからへリック共和国、ガイロス帝国、ネオゼネバス帝国の長きにわたる戦いは互いが和解する事より終焉を迎えた。

それから地球と惑星Ziの正式な宇宙交流が始まり、さらに発展し地球の技術と惑星Ziにある小国アーカディアに伝わる時空転送装置の技術を融合させる事によりスペースブリッジが完成。

地球と惑星Ziの光の距離を関係なく同じ時間の中行き来できるようになったのだ。

 

 

バン「実は俺も成り行きでへリック側でネオゼネバスとの戦いにいた経験があってな、あの時は大変だったぜ。」

ムンベイ「地球も惑星Ziもどちらの戦いも少し似ている所はあるかもしれないわ。」

ポップ「しかし結果的には互いに和解で終わったと言う事でござるな。」

なお「じゃあそっちでの長い戦いが終わってから今の地球と惑星Ziに至るんだね。」

竜馬「アーカディアの次元転送装置…スペースブリッジにそんな技術が…。」

れいか「次元転送…とても想像がつかないですね…。」

 

 

リン「そういうことって武蔵さんにボスさん達?」

武蔵「むにゃ…」

ボス「うーん…あり終わった?」

ギャリー「こういうのはちゃんと最後まで聞きなさいよね…;」

 

武蔵やボスは話が長かった為かうとうと寝かけていた。

その時正太郎はある事に気づき、みゆき達にその事を伝えた。

 

正太郎「あの…みゆきさん達はそろそろ帰らなくていいんですか?こちらはもうすぐ夜になりますけど、日本だと今頃夕方近く立つので帰るなら今の内かと…」

れいか「たしかこの辺りから日本との時差が…いけません!私達はそろそろここで失礼しないと!」

あかね「わわ、そやった!」

みゆき「じゃあみんなまた明日ね!!」

キャンディ「ジークまたキャンディと遊ぶクル~!」

ジーク「キュイ~♪」

 

みゆき達が慌ただしく去って行ってしまった。

そろそろ自分達の家に帰らなければならない為、一度不思議図書館経由で日本へ帰っていくのだ。

ジークはキャンディと手をふりながらまた遊ぶ約束をしてバイバイした。

 

バン「か、帰るって何いってたんだ…?」

レン「本当にあの子達なんなんだ?」

竜馬「ハハハ…それも追々と説明して行くよ。」

 

 

 

その頃、ウルトラザウルスの医療室で徹平はミクに傷の手当をしてもらい座っていた。

そこへユーキ達がやって来る。

 

徹平「いたたたっ!!」

ミク「もう、男の子でしょ。これくらい我慢しなさいって。」

 

ユーキ「徹平君、大丈夫かい?」

徹平「おかげ様で、…。」

 

大塚長官「どうしたんだ?」

徹平「いや、昔の事思い出して…2年前の。」

ユーキ「徹平君…やっぱりあの時の事…」

徹平「あの時は何も出来なかった、だけど今なら大切な人達がいなくなる前にそこから助け出す事で出来る…だけど自分はその力を引き出す事ができるかでちょっと…」

ユーキ「…」

ライザ「2年前ってそういや…」

甲児「東京に大隕石が落ちたって事件があったよな。」

徹平「…」

ミク「まさか徹平君って…」

ユーキ「…徹平君はあの東京に落ちた大隕石落下事件の被害者なんだ…」

 

ユーキの口から徹平の過去の出来事が皆に明かされた。

 

ヴィオレット「そんな事が…!?」

徹平「…。」

ユーキ「…ご、ごめん徹平君、公に言うつもりはなかったんだ。」

徹平「いいんです、後は俺が話します。」

大塚長官「そんな無理せんでも…」

徹平「いえ…じゃあ。」

 

徹平は自分の口から過去の出来事をしゃべりだした。

 

 

そして同時に場所は変わり、徹平が住む街の郊外にある、小さな通りのラーメン屋の屋台にて。

「本宮ラーメン」と旗に書かれたラーメン屋だ。

カウンターでは徹平の父・高次とキョウスケ、さらにはディグモン先生の3人がそれってラーメンを食べながら話込んでいた。

 

高次「徹平は恐らく2年前の事を引きずっていたのだろう、本人は表には出さなかったが、あの時同時仲の良かった子を隕石落下の衝突で失ってしまった…その傷は未だ癒えていないかもしれん。」

ディグモン先生「だから徹平の戦う理由は…」

高次「そう、大切な誰かがいなくなる前に、もし守れる力を持っていれば必ず守る事だ。」

キョウスケ「…。」

高次「どうしたキョウスケ?」

キョウスケ「いえ、別に…。」

 

キョウスケが2年前の隕石落下事件について少し動揺した様だったが、後は何も話さなかった。

 

ディグモン先生「しかしお前といいその息子といい、俺はどちらにも苦労する事になるんだ…?」

高次「まあ、長い付き合い同士、息子の事も頼むぞ?」

ディグモン先生「他人ごとみたいに言うな!それからお前からも少し徹平に成績にの事言ってやってくれ…この間のテストは酷かったぞ…。」

高次「まああれはいつもの事だ。」

ディグモン先生「身体は鍛えさせているみたいだが、そっちの方も冗談抜きで頼むぞ…;」

キョウスケ「お二人はどういったご関係で…?」

高次「ああ、ディグモンが連邦軍にいた頃ワシと同期でな。その頃からの付き合いと言う訳だ。」

ディグモン先生「今はこの様に教師だがな、1年戦争時代はホワイトベースで共に戦ったもんだ。」

高次「ホワイトベースか…ブライトもアムロも今はどうしてるだろな…」

ディグモン先生「アイツらの事だから今も喧嘩してたりしてな。」

キョウスケ「ホワイトベース…!?あの1年戦争で連邦の白い悪魔と呼ばれたパイロットを乗せた…!?」

高次「そうだ、アムロが乗ったガンダムは当時の連邦軍に反撃の狼煙を上げた生きる伝説だ。」

キョウスケ「話は変わりますが…あの戦いの後徹平から妙な事を聞きました。」

ディグモン先生「?」

キョウスケ「闇軍団のジャグラモンが徹平を人質にとった時、「ハンス」の名を言ってたそうです。」

高次「!!」

ディグモン先生「なんだと…あのハンス・ヴィーパーか!?」

キョウスケ「推測ですが、俺の感が正しければ闇軍団とハンスは内通していた可能性があります…!」

高次「やはりあいつは黒か…!」

ディグモン先生「あの男…まだ連邦軍で指揮官やっていたのか…!」

高次「アイツは以前気に入らない部下を左遷した話がある、その悪評っぷりは外では有名だ。」

ディグモン先生「俺も最後に配属していた基地の指揮官もアイツだったな、少し抵抗したお蔭で首になったが、この通り今は教師として生きているがな。」

高次「あの男には警戒した方がいいな…」

キョウスケ「…!ん…?」

 

キョウスケ達の元に餃子の乗った皿が出された。

 

高次「なんだこれ、頼んだ覚えはないが。」

ブイモン「ああ、そいつはサービスさ。」

ディグモン先生「…ど、どうも。」

ブイモン「…。」

 

このラーメン屋の店主であるブイモンが3人にサービスとして出してくれた様だ。

するとブイモンはふとディグモン先生の目を見た後すぐにスープの仕込み作業に戻った。

 

ディグモン先生「…?」

キョウスケ「本宮ラーメン…創業してから既に数百年たった今も定番のラーメン屋と呼ばれている店か。」

高次「しかしこんな所でわざわざ屋台とはな。」

ブイモン「俺の趣味さ、ここでこうしてお客さんと話すのが好きなんでね。」

高次「なるほどな…」

ブイモン「アンタらも大変みたいだけど命だけは大切にしろよ?この侵略大戦時代生きてる限り必ず光はやって来るからさ。」

キョウスケ「…(このデジモン…只者じゃない…!?)」

ブイモン「今の俺はただのラーメン屋さ。もっともアンタ達と同じ昔はよく暴れた物だけどな…」

キョウスケ「!?(読まれた…!?)」

ブイモンはふと屋台の壁に貼ってあるとても古そうな写真を見てそう呟いた。

そこには恐らく本人であろうブイモンと頭にゴーグルをつけた少年が写っていた。

 

ブイモン「(けど今の俺はもうこうしてラーメン作るぐらいしか出来る事はないけどな…あの頃が懐かしいぜ、大輔…)」

 

ラーメン屋の店主であるブイモンは恐らくはるか昔の事である記憶に思いをはせていた。

 

 

 

徹平「あの時凄く仲良かった子でさ、よく一緒に遊んでいたんだけどあんな事になってね…」

ホルス「そういう事だったのか…」

徹平「たまたまその時横浜までその子が行きたい所があってね、一緒に行ったんだけど案の定…」

ミク「やっぱり…辛かったんじゃない?」

徹平「もういいです、昔の事なんで…そういえはあの隕石あの後どうなったか聞いた事ないな…」

甲児「以前Gアイランドにある宇宙開発公団があの跡地を調べたって聞いたけどな。」

ライザ「隕石事態は消えたんじゃなかったか?」

ヴィオレット「Gアイランド?」

ユーキ「日本に新しくできた人口都市だよ、あそこの中心が宇宙開発の最先端である宇宙開発公団でね、僕も将来はそういう所で働きたいなって思っているんだ。」

 

ヴィオレット「その夢叶うと良いですね♪」

ユーキ「ありがとう、きっと叶えてみせるよ!」

徹平「俺も応援してますユーキ先輩。」

ユーキ「君もちゃんと今の内に進路決めた方がいいんじゃないかい?このままだとハッキリいって落第…クロマティ高校行きになりかねないよ?」

徹平「それだけは避けたいなー…」

甲児「クロマティ高校?」

ユーキ「僕達の街の学校の近くにある高等学校なんですけど…あそこ不良の巣窟って呼ばれて色々怖い噂が絶えない学校なんです…」

ミク「たしかにそんな所はいやかも…」

大塚長官「うーむ、そりゃ困ったもんだ。」

 

ユーキ「そうだ、ディグモン先生がくれた手紙読んでみようか?」

徹平「あっそうだった。」

 

徹平は出発の時にディグモン先生からもらった手紙を読んでみた、

内容はこうだ。

 

「元兵士の自分からアドバイス出来る事を書いておく。

 

まず、信頼できる指揮官の指示には必ず従う。

仲間との連携とチームワークを忘れるな。

どんな状況でも助け合う事で必ず勝機は見えてくるはずだ。

 

そして必ず生きて帰って来い、無事に帰るまでが戦いだ。

自分の信じる物の為に戦ってこい!」

 

 

徹平「ディグモン先生…うっ…」

ユーキ「…本当に僕達の事を思っていてくれたんだね。」

 

ミク「あっ徹平君大丈夫…もしかして泣いてる?」

ヴィオレット「心配いりませんよ、私達は笑ったりしませんから…」

徹平「…。」

 

徹平は少し涙ぐんでいた、そこにヴィオレットが徹平の頭を撫でてくれた。

自分を信じてくれている人達、帰りを待っている人達がいる。

共に支え合っている仲間達がいる。

 

徹平はそれに感激していたのだ。

そして彼の心には再度戦いへの闘志が燃えたのであった。

 

マルスモン「…フ。」

 

その影で、マルスモンは壁に背つけながら覗いていた様だ。

そしてさらに夜が更ける頃、格納庫のキャットウォークでルキアが思いつめる様にグルンガスト弐式を見つめていた。

 

ルキア「僕はこれから先君と一緒に戦う事ができるかな…弐式、それに気になるんだ。何故シャイターンさんは恐竜帝国に…。」

 

ルキアはそっとグルンガスト弐式に話しかけていた。

そしてシャイターンが何故恐竜帝国に就いている事も気がかりだったようだ。

 

スーパーヒーローウォリアーズ 第9話 完。

 

第10話 ワイルドに吠えろ!生首伯爵の襲来!

 

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