スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

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この小説は作者の趣味100%で書かれた版権多数+オリジナル要素のクロスオーバー小説となり、スーパーロボット大戦シリーズのオマージュであります。また、それぞれの原作の展開が変わっていたりストーリーもそれぞれクロスオーバー、中にはいるだけの空気参戦の作品もございます。■基本的にはタグに付けられた作品のキャラクーがメインで登場します。※SoundHorizonのルキアがスパロボシリーズのグルンガスト弐式に乗って戦ったり、ibのギャリーが地球連邦軍のパイロットになってたり、初音ミク等ボカロキャラがゾイドに乗って戦いますが、これはこの小説だけの展開です。中にはいきなり別の作品のキャラが出てきたりします。なおデジモンは現時点ではオリジナルキャラクターメインとなります、そういった物が苦手な方々はご注意を…■徹平達が旅立っているその頃、マト達はまたひとつの事件に巻き込まれる!そして初登場の面々が続々登場!


スーパーヒーローウォリアーズ 第11話 良い子は無茶な賭け厳禁

徹平達特別隊がシュテルンビルトにてヒーロー達と共に機械獣軍団やバットエンド王国と戦っている、同じ頃。

こちらは日本、今回は徹平やマト達が暮らす街から物語を始めよう。

 

 

ワッ太「あ~あ~せっかくの日曜だってのに仕事だなんてホント世間は辛いもんだなぁ。」

マト「小学生がそんなため息つく普通?」

ワッ太「うわっマトお姉ちゃん!?」

 

ワッ太が自宅から出て、隣の竹尾ゼネラルカンパニーへと行く所に、河原から歩いて来たマト達とばったり会う。

 

ユウ「おはようワッ太君♪」

ワッ太「おはようお姉ちゃん達!みんなそろってどうしたの?」

ヨミ「実ね、丁度ワッ太君の会社に行こうとしてたの。」

カガリ「いいもの持ってきたんだよ!」

ワッ太「ホント!?じゃあすぐ案内するよ!」

 

ワッ太がマト達を自分の会社に案内をしようとした時、

そこへあのイルムが笑顔をマト達に向けてやって来る。

 

イルム「やあごきげんよう、お嬢ちゃん達!」

マト「え…?」

カガリ「誰、この人?」

ユウ「知らない。」

イルム「君達にひとつ聞きたいんだけど、竹尾ゼネラルカンパニーは何処教えてくれないかい?」

 

イルムがマト達に竹尾ゼネラルカンパニーに何所に行けばいいと質問する、

そこへワッ太が割り込んで来る。

 

ワッ太「ちょっとさぁおじさん。竹尾ゼネラルカンパニーなら目の前だって!」

イルム「おいおい、俺はこの子達に聞いているんだ。それにまだそんな歳じゃないぜ坊主?」

ワッ太「なっ!?その俺を誰だと思って…」

ヨミ「えっと、その会社ならここに…。」

イルム「おおっとそうだった!ありがとうお嬢さん!」

ワッ太「かぁ~っ女と男で全然態度か違うじゃないか~!」

 

イルムが調子に乗って完全にマト達と喋る気満々でさらに質問を続けた。

 

イルム「それからよかったら君達のお名前と趣味を聞かせてくれないかい?」

カガリ「出灰カガリ、趣味マカロン!」

ヨミ「た、小鳥遊ヨミです、裁縫を…」

マト「ちょっとヨミ、カガリ、そんな簡単に答えないの!!」

ユウ「警察に通報しようか?」

イルム「ま、ま、待て待て!」

 

???「おいおぉい、朝っぱらから女の子にナンパかぁ?」

マト「?」

イルム「…!?」

 

ワッ太、マト達、イルムの前に学ランを着たドラム缶の様な物体と上半身裸で黒いパンツを履いた屈強な口髭の男と学ラン姿の白いマスクマンとゴリラが現れた。

 

フレディ「…」

マスクド竹ノ内「…」

ゴリラ「…」

メカ沢「何処のどいつか知らないがそんな年端も行かない子に手を出すのはやめときな。」

イルム「…ロボ…ゴリラ!ゴリラかよ!?」

ユウ「ドラム缶…?」

ワッ太「あの制服、クロマティ高校の人達だ…!」

マト「クロマティ高校ってあの不良でいっぱいの!?」

フレディ「…」

カガリ「ねえ、あの人も通報しようか?」

ヨミ「カガリ、変な事言わないの!!」

 

カガリがフレディに指さしてヨミに聞いた。

 

イルム「俺はそんなつもりじゃなくてなってお前等が何者だよ!?」

ユウ「不良の学校の人達です。」

イルム「不良とかそういう次元じゃないだろこいつ等!!?なんで町中にゴリラがいるんだ!そもそもお前ら生徒かすらどうか怪しいぞ!」

ゴリラ「…」

フレディ「…」

 

イルムがゴリラとフレディに対して思い切り突っ込む、

さらにそこからマスクド竹ノ内が口を開く。

 

マスクド竹ノ内「あ、俺は生徒なんだが今本物帰って来て本物の生徒じゃないんだ…」

イルム「もういい、もう話をややこしくしないでくれ!!」

メカ沢「まあとりあえずお前は悪い奴じゃなさそうだな、じゃあ俺達も学校いくか。」

 

そう言ってメカ沢達は去っていった。

すると今度は作業着の繋ぎを来た男が後ろからイルムの背後から現れ肩をに手を当てて来た。

そしてイルムはふいに振り向くと。

 

イルム「…?」

阿部さん「やらないか。」

イルム「…断る!!!」

阿部さん「そうか、じゃあな。」

 

男は去って行った。

 

マト「あれ、今日学校って休みじゃ…」

ワッ太「まさか、登校日間違えてるとか?」

ヨミ「それはないと思うよ;」

イルム「(なんだこの街、変な奴が多いぞ…!)」

ユウ「行くんですよね?」

イルム「え、ああ。そうだな…。」

 

イルムは立ち去るメカ沢達に気をとられつつも、一先ず今の出来事は忘れて竹尾ゼネラルカンパニーに入っていった。

 

トライダーG7の頭部がむき出しになっている公園の隣に立つ小さなビル、竹尾ゼネラルカンパニー。

「こちら宇宙のなんでも屋」のキャッチフレーズでスーパーロボット・トライダーG7を使って土木作業からゴミ運搬、地球を襲う侵略者の撃退などあらゆる業務をこなす社長以下全社員5名の零細企業だ。

 

竹尾ゼネラルカンパニー事務室。

 

ハンス「待っていたぞ、若社長。」

ワッ太「ぎゃぁっ!?朝から嫌なもん見たじゃないか!」

イルム「…」

 

ワッ太達が階段を上ってドアを開けるとそこにはあのハンスが立っていた。

ワッ太は思わずその顔を見て悲鳴を上げる。

するといる影でイルムが先ほどまでの軽い表情が一転しまるで敵意を出す様にハンスに目を向けた。

 

ハンス「失礼なもんだな、今月分の報酬を持ってきてやったと言うにだ。」

ワッ太「…!」

 

極東基地の指揮官であるハンスがワッ太に、封筒に入れた報酬を手渡した。

竹尾ゼネラルカンパニーは極東基地から街の防衛の手伝いも依頼されており、毎月報酬をもらっているのだが…。

 

ワッ太「なんだよ、随分少ないじゃないか!?」

ハンス「ふん、一体誰が仕事を依頼してやっていると思う?足立長官が異動となったからこの私がそこの契約も引き継いでやっているんだ、あぁ?」

ワッ太「足立長官の時はこんなに少なくなかったぞ!」

ハンス「子供の小遣いでも多いくらいだ、それとももうこの契約も終わりにしてやってもいいんだぞ?足立長官もこんな零細企業によく毎月百万も支払う物だ…」

ワッ太「こっちは社員四人の生活がかかってんだぁ!!それにこの街の人達を守るだけじゃない!地球全体だぁ!」

柿子路「その通りです!それに踏まえトライダーの運用、整備費用、社員の人件費もかかればこっちの経費も馬鹿にならんのです!」

ハンス「侵略者から人々を守る正義のスーパーロボットの企業がいちいちそれくらいの事で騒がれては呆れる話だ。報酬を上げて欲しければ侵略者を殲滅するぐらいで戦うんだな!」

 

イルム「…。」

ハンス「誰かと思えばイルムか、何が目的かは知らんが用が済んだら去ってもらいたいものだ。」

 

バンッ!

 

小学生6年生社長のワッ太と専務の柿子路の文句を聞く気もなく、ハンスは出て行ってしまった。

 

ワッ太「くそぉっあの野郎、言いたい放題いいやがってぇ!」

木下「社長落ち着いて下さい!」

 

ハンスの陰険な態度に激怒するワッ太を宥める営業係の木下。

 

ユウ「あの人…たしかこの街の基地の指揮官だって。」

マト「なんか嫌が感じがする…」

カガリ「小汚い顔だったね。」

ワッ太「くそっハンスの奴、今月も報酬ケチりやがって…」

厚井「これ以上削られると冗談じゃすまん、今月に入ってから侵略者の攻撃も増えていますからな。」

ヨミ「大変なんですね…」

 

郁恵「あら、皆さん。今日はどうしたの?」

マト「実は今日皆さんに用があって来たんです。」

柿子路「と、申されますと?」

ワッ太「いいものくれるんだってさ~」

マト「アンタ、そういうの先に言う?」

ヨミ「私達で作ったお菓子なんですけど、よかったら皆さんで食べていただければ…」

マト「それに、ワッ太達にはちゃんとお礼いいたくて…私達や街のみんなをいつも守ってくれてるのはトライダーに乗るワッ太や会社の皆さんだから…」

ヨミ「竹尾ゼネラルカンパニーの人達にも何か恩返ししたくて…いつも私達を守ってくれて本当にありがとうございます。」

 

 

柿子路「いえいえ、私共は社会に貢献する仕事として…」

厚井「いやはやだからってこうして気を使われなくても…」

ユウ「でもワッ太君やみんなが戦ってくれてるの事実なんだし、はいワッ太君。」

 

ユウやヨミ、カガリにマトがワッ太にマカロン等のお菓子が入った袋を手渡した。

 

ワッ太「お姉ちゃん達…ひゃっほいありがとう!カガリお姉ちゃんの作ってるマカロンはホントおいしんだよな~!」

マト「こら、私達もいるんだからね!」

ワッ太「わぁ、ヨミお姉ちゃん~助けて~!」

ヨミ「きゃ、ワッ、ワッ太君!」

マト「コラーワッ太!」

 

ワッ太がマトに追いかけられると、ヨミにしがみ付いて甘えて来た。

 

郁恵「フフフ、まるで社長にお姉さん達が出来たみたいですね。」

柿子路「その様ですな。」

イルム「お取込み中悪いんだけど…ちょっといいかい?」

柿子路「はい、何かお仕事のご依頼でしょうか?」

イルム「ああ、けどちょっとヤバげだけどな。」

 

トントン、ガチャ。

 

するとそこへ徹平の父である高次と部下のキョウスケが入って来た。

 

イルム「丁度、本題に入れそうだな。」

高次「お前も相変わらずの様だなイルム。」

キョウスケ「お久しぶりです。」

イルム「高次のおっちゃんもキョウスケも元気そうだな。」

マト「お、おじさん!?」

高次「なんだ、マトちゃん達も来ていてたのか。」

ワッ太「ねえ、三人そろって依頼ってなんなのさ?」

 

カガリ「イルムさんって徹平のお父さんと知り合いだったんだ。」

ユウ「みんな揃ってどうしたんですか?」

高次「まあ、色々とな。」

キョウスケ「すまないが子供は席を外してもらえないか、大切な話でな。」

マト「む!子供って…私達少なくともワッ太より歳上なんだけど。」

キョウスケ「それとこれでは話は別だ…!」

 

キョウスケがマト達をここから出る様に口にするとマトは気に喰わなかったのかキョウスケに喧嘩腰の態度をとる。

 

高次「まあ落ち着けキョウスケ。どうせ今回の件が解決すれば、公に出る事だ。むしろこういう子達にこそ真実を知るべきだろう。」

ヨミ「え…?」

高次「お前達はこの間、徹平が闇軍団の人質になった時の事は知っているだろう。」

カガリ「!」

ユウ「あの時の事ですか…!?」

高次「ああ、あの時はワシの思わず心臓が止まるかと思った、実の息子が捕えられてはな…あの時はマトちゃん達の奮闘の甲斐もあり助かった、ワシからも礼を言わせて欲しい。」

マト「いや~それほどでも~」

高次「とくにお嬢ちゃんにはな…!」

カガリ「…は、はい!」

 

ユウ「(ボソ…あれっていわゆるお義父さんになるのかな?)」

ヨミ「(それは気が早いと思う…;)」

 

高次は改めてマト達にお礼を述べた、とくにカガリは徹平の父親と言う事もあってか大きく反応を示した。

 

 

 

イルム「そりゃ大変だったな、そういえば俺ここに来る途中アンタの息子さんに会ったぜ?」

マト「徹平に会ったの!?」

イルム「ああ、けど途中でトラブッた見たいだけどな。まあ新顔にはよくある話さ。」

ヨミ「徹平君もユーキ先輩も大丈夫かな…」

高次「徹平の事なら心配はないだろう、このワシが鍛えてやったんだ。」

キョウスケ「月美中尉…」

高次「おっと、忘れてたなさてここからが本題だ。」

ワッ太「頼むよ~。」

 

高次が改めて皆にこの間の闇軍団襲撃の件について話した。

 

高次「実はあの事件にはもう一つ引っかかるポイントがあったんだ。」

ユウ「ポイント?」

高次「そう、元々あの日は何事もなければマオ・インダストリー社から来た試作型パーソナルトルーパー・ビルトラプターの起動テストがキョウスケとギャリーの操縦で行われるはずだった。」

キョウスケ「…」

 

マト「パーソナル…あれ?どっかで聞いた事ある様な…」

 

厚井「待ってくれい、聞いた話ではあのビルトラプターはシステムに欠陥があったんじゃないか?」

カガリ「欠陥?」

キョウスケ「その通りです、あの機体はもし一歩間違えていれば変形の途中で空中分解を起こすところだった。」

マト「空中分解!?」

ワッ太「ちょっと待ってよ、じゃあなんであの時出撃なんてしたの!?」

キョウスケ「基地の指揮官であるハンスの独断だった、ビルトラプターに欠陥があるにも関わらずな。」

木下「じゃああの時はそのままテストもせずに出撃したって事ですか!?」

ユウ「それって変じゃないですか?テストもしないでいきなり実戦に出すなんて…しかも問題があるのを知っててそんな・・」

高次「そういう事になる、しかもあの後助かった徹平からこんな事を聞いたんだ。」

 

高次はあの闇軍団との戦いを終えて家に帰宅した徹平とその日の事件を話していた事を思い出す。

 

徹平「ギャリーさんとキョウスケさんの乗っていた機体って問題があったの!?」

高次「ああ、幸い最悪の事態は免れたがな…」

徹平「俺、あの時ジャグラモンがビルトラプターに対して変形しろってまるで知ってる様な言い方でその時にハンスの名前を聞いたんだ…」

高次「!!」

 

その時高次は確信した、ハンスは間違いなく絡んでいたと言う事を。

 

柿子路「これは間違いなく黒ではないですか!」

ヨミ「まさか徹平君が人質になったのは単なる偶然じゃない…!?」

キョウスケ「ハンスが闇軍団と内通していた可能性があったと言う事だ。」

カガリ「!!」

マト「じゃあアイツのせいで…!」

高次「そして今回、竹尾ゼネラルカンパニーに来たのはその調査の手伝いを依頼しに来たと言う訳だ。」

ワッ太「なるほどぉ…前々から陰険な奴だと思っていたけどそんな事に手を出していたのかあいつ!」

イルム「報酬は俺から連邦軍上層部から頼んでやるからな。」

ワッ太「よっしゃあ任せとけ、この竹尾ワッ太!なんでも屋としてきっちりこなして社員四人の給料と当分の経費稼いでやるぜ!」

郁恵「頑張って、若社長!」

 

ワッ太は今回の依頼に対して漲る気合を見せた。

 

ヨミ「ワッ太君ってすごいよね、私達よりひとつ下なだけなのに会社の社長さんで社員のみんなやこの街に住む私達みんなの為に頑張ってるんだから。」

ユウ「小学生で社長の時点で凄いと思うけどね。」

ワッ太「あ、でも連邦軍の上層部から報酬もらうなら俺のお小遣い分ももらえないかな~」

イルム「ってお前なぁ…;」

マト「アンタやっぱり子供だねぇ」

ワッ太「なんだよ、マトお姉ちゃんだって実際子供だろ!」

マト「言ったな~!このこのっ!」

ワッ太「わー暴力反対~!」

カガリ「どっちも子供じゃん。」

 

結局締めはマトとワッ太の小さな喧嘩のやりとりとなった。

 

 

場所は切り替わり、ここはマト達の街の向こうにある地球連邦軍第79極東基地・指令室。

高次やキョウスケの案内でイルムとワッ太達は基地の指令室に来ていた。

 

イルム「ハンス中佐がいない?」

女性オペレーター「はい、皆さんが来る前までは先ほどまでたしかにいらしたのですが…そういえば。」

木下「そういえば?」

 

指令室にいた女性オペレーターがある事を思い出した。

 

女性オペレーター「突然この基地州域の警戒レベルを下げろと命令がありました。」

ワッ太「え、それって…?」

厚井「つまり門番がいないって事ですよ。」

郁恵「流石におかしくありませんか?今日はこの基地に特別隊の皆様に届ける補給物資が待機していると言う時に警備を手薄にするなんて…」

 

同じ頃、基地の格納庫ではモビルスーツ・ジェガンやゾイド・プテラス、カノントータス、

そしてパーソナルトルーパー・量産型ゲシュペンストMK-Ⅱがずらりと並んで収用されている背景にマト達はその大きな格納庫の広さに圧巻するのであった。

 

マト「わぁ~、すんごく広い~」

ユウ「学校の校庭より広いかも…」

キョウスケ「勝手に前に行くな、ここは遊び場じゃないんだ。」

高次「まあ、そういうなキョウスケ。こんなに広い格納庫を見れば始めは誰でもそういうさ。」

マト「あ…あー!!やっと思い出した!」

カガリ「どうしたの?」

 

マトがゲシュペンストMK-Ⅱの姿を見て、何か思い出した様だ。

 

マト「パーソナルトルーパーの言葉で引っかかったけど…そうだよ、これバーニングPTのゲームに出て来るロボットだ!」

高次「ゲームにだと?」

マト「うん、弟のヒロがやってるんだけどあのロボット、それと出て来る奴とほとんど同じで…」

ヨミ「そうなの?」

高次「はて…まあパーソナルトルーパー自体は一応新聞には載った事もあるが…ん?そういえばそのゲーム、徹平もやってたか。」

コブリモン「月美中尉~、ジェガンの駆動系ユニットの所で聞きたい事あんだけど。」

高次「おおっすまんすまん、キョウスケその子達を頼む。」

キョウスケ「中尉!やれやれ…」

 

高次はそのままジェガンの足元で整備をしている整備班のデジモン達の元へ行ってしまった、残されたキョウスケはやや呆れ顔になってしまう。

するとそこへカガリがマカロンをキョウスケに差し出した。

 

カガリ「食べる?」

キョウスケ「…命令とあればもらおう…」

マト「命令って…キョウスケさんってホント生真面目だよね。もうちょい柔らかくしても罰は当たらないよ?」

キョウスケ「いつ敵が来るかも分からないんだ。突然の命令が下っても命を懸けて戦える様に、気を疎かには出来ん。」

マト「それはそうかもしれないけどさあ…流石にいつも厳しいと彼女とか出来ないんじゃない?」

キョウスケ「俺には不要だ。」

マト「じゃあもしキョウスケさんに彼女が出来て、上官の命令で彼女を寄越せと言われたらすんなり渡すの?」

キョウスケ「命令とあらばそうする。」

カガリ「信じらんない~!」

ユウ「そういう言い方はないと思います!」

ヨミ「もうみんな止そう!キョウスケさん困ってるよ、本当にごめんなさい…」

キョウスケ「気にするな、俺は月美中尉からお前達を頼むと命令されただけだ。」

 

キョウスケはただ無表情でマト達の質問に答える。

ヨミは思わずキョウスケに少し申し訳ないと感じてしまう。

 

マト「あ…ちょっとトイレ!」

ヨミ「あ、マト!?」

キョウスケ「おい、勝手に走るな!」

 

マトは一目散にトイレへと向かうが、走る最中。

 

マト「…トイレって何処だっけ?」

カイ「ん、そんな所で何してる?」

 

そこへこの基地所属のパイロットである髭の男、カイ・キタムラがマトの元へ歩み寄る。

 

マト「あ、おじさん!トイレ何処!?」

カイ「お、おじさんだと!?俺は36だ、まだそんな歳じゃないぞ!」

マト「うーその位なら立派なおじさんだよ!いいからトイレの場所教えてよ~!」

カイ「う…ここから通路を入って左側だ、分かったら俺をおじさん呼ばわりす…」

 

マト「急げ急げ~!」

カイ「おい、話は終わってないぞ!全くそもそも子供がこんな所に…」

キョウスケ「すみません少佐。」

カイ「キョウスケ、お前ももう少し注意しろ。何かあっては遅いんだ。」

キョウスケ「はい。」

ヨミ「すみません、キョウスケさん…私も…」

キョウスケ「行くなら行け、手遅れにならないうちにな。」

ヨミ「…はい。」

 

ヨミはやはりキョウスケに対して申し訳ないつつ、自分もトイレに向かっていった。

そしてキョウスケはすかさず、カガリとユウも元へ戻る。

 

 

カガリ「ねえ、あの赤いの何?」

キョウスケ「勝手にうろつくなと言ってるだろ。…あれは特別隊に送る補給物資だな。」

 

カガリ達が目を向けた先にあるのはこれから特別隊に送る為の補給物資の運搬準備の様子だった。

 

格納庫のハッチが開いた所に輸送機であるタウゼントフェスラーに運搬されるのは、エネルギー物資を積んだコンテナの数々とマジンガーに似た女性型ロボット、そして赤い翼を模したユニット、

そしてもう一体は紫を基調としたパーソナルトルーパーの機体であった。

 

せわし博士「ではジェットスクランダーとダイアナンA、それから光子力エネルギーと早乙女博士から預かったゲッター線エネルギーの予備、以上です。」

ラーダ「分かりました、そしてこのパーソナルトルーパー・ヒュッ…」

カガリ「ねえ何してるの?」

ラーダ「あら?」

キョウスケ「おい、邪魔をするな!」

 

光子力研究所の3博士達とマオ・インダストリー社から来たインド系人の女性である社員のラーダ・バイラバンが補給物資の護衛を務める者達に最終確認を伝えていた。

そこにカガリが入り込むと、キョウスケはいきなり引っ張り上げた。

 

カガリ「何すんのさ!」

ユウ「カガリ、いきなり出てきちゃダメだよ…」

カガリ「だって…」

のっそり博士「おや御嬢さん方、こんな所でどうしたんだい?」

もりもり博士「君らにはちょっと分からない話かな。」

 

キョウスケ「本当に申し訳ありません。」

ラーダ「いいのよ、気にしなくて。」

忍「なんだ、この基地では子供の見学会でもやってんのか?」

ユウ「?」

 

そこへその補給物資の護衛を担当するのは、

いかにも強気な青年の藤原忍、長い赤髪で紅一点の結城沙羅、

少し軽めな正確である式部雅人、

彼らのまとめ役である長髪の男、司馬亮がカガリ達に目を向けて来る。

 

雅人「へえ、君達結構可愛いね~」

カガリ「ホント!?うっせー♪」

沙羅「ちょっと雅人、ラーダさんの話終わってないでしょ。」

亮「で、なんで子供がここにいる?」

ユウ「…えーと、調査です!」

忍「そいつはご苦労なこった!だが俺達獣戦機隊の邪魔だけはするなよ、いいな?」

ユウ「獣機戦隊?」

忍「獣戦機隊だっ!!」

キョウスケ「お前等こっちに来い!」

ユウ「うわっ!?」

 

キョウスケは無理矢理、カガリとユウの手を掴み連れて行った。

 

沙羅「なんだったのあれ…?」

ラーダ「続けていいかしら?」

雅人「おおっといけないいけない!」

 

 

 

その頃、トイレでは。鏡に自分を顔を向けたヨミが冴えない表情でため息をついた。

 

ヨミ「キョウスケさん怒ってるかな、やっぱり私達もついて行ったのは迷惑だったかも知れない…」

 

ザッ…

 

そこへヨミの元へ足音が近づいてきた。

 

ヨミ「?…!?」

 

 

 

 

 

 

 

 

マト「ヨミーお待たせ…あれ?ヨミー?」

 

マトがトイレから出ると洗面台には誰もいなかった。

マトは基地内の通路に出ると探しまわった。

 

マト「あれー…?先に戻っちゃったのかな…」

サンダーボールモン「はぁ…」

マト「ん、ねえそんな所で何してるのー?」

サンダーボールモン「わっ!!」

 

何処からかため息のいする方向に顔を向けると小さな小粒の様な突然変異型デジモン・サンダーボールモンがいるのに気が付いた。

マトの存在に気づくと思わず身体を引っ込めてしまった。

 

サンダーボールモン「…」

マト「…ご、ごめん驚かせちゃった?」

サンダーボールモン「えっと、僕…その…」

マト「そんなにため息ついてどうしたの?何か悩みでもあるの?」

 

マトがサンダーボールモンの目を見て話しかけて来た。

サンダーボールモンは思わず緊張してしまうが、マトに深呼吸を進められ落ち着いた所で返答する。

 

サンダーボールモン「僕はサンダーボールモン、ここの基地の整備班だよ。」

マト「へえ、小さいのに凄いね!」

サンダーボールモン「そんなの…本当なら僕は兵士になりたかったんだけど、いざという時には臆病になっちゃって戦闘状態になると、戦場にいる訳でもないのに怖くなって隠れちゃうんだ…やっぱりここにいてもいつ敵の攻撃が来るかもしれないし…。」

マト「…。」

サンダーボールモン「だからみんなの足を引っ張ったりして…」

マト「…その怖いって気持ち分かるよ、私だってここ最近侵略者がいっぱい襲って来て凄く不安なんだもん。」

サンダーボールモン「…。」

マト「でもね、それでも少しは安心なんだ。」

サンダーボールモン「え?」

マト「私達を守る為に侵略者と戦う事を引き受ける人達がいる事、私の友達に実際侵略者と戦う子もいるし…」

サンダーボールモン「そんな人達が羨ましいな…僕なんて…」

 

サンダーボールモンはマトのその話を聞いて自分の不甲斐なさに落ち込みそうになるが。

 

マト「そんな事ないって!」

サンダーボールモン「え?」

マト「サンダーボールモンだってこの基地で戦っている人達のロボット整備をいるんでしょ?凄いよ、みんなの力になってんじゃん!!」

サンダーボールモン「…」

マト「それに比べたら私なんて何も出来ない民間人だよ、みんなに助けられてばかりだし…。」

サンダーボールモン「…マト。」

マト「だから今ね、私戦っている人達の事を応援しているんだ。私みたいな民間人に出来る事ってそれだけだからさ、だからサンダーボールモンも頑張って!」

サンダーボールモン「…そうか、ちょっとだけ元気出たよ。」

マト「よかった~その調子~♪」

サンダーボールモン「ありがとう、頑張って見るよ。」

 

サンダーボールモンは少し笑顔を取戻し、マトに手を振りかえしながら、格納庫に戻っていった。

 

マト「みんなすごいよね…もし私がブラックロックシューターに変身とか出来たらすぐにでも戦いたいぐらいなんだけど…流石に無理か…」

 

ドォォォォ!!!

 

マト「キャアぁっ!?」

カイ「おい、大丈夫か!?」

マト「あ、おじさん!ねえどうなっているの!?」

カイ「おじさんじゃない!お、おい何処へ行く気だ!?」

マト「ヨミがいないの、探さないと!」

カイ「待て、動くのは危険だ!!」

 

 

突然の爆発音にマトは思わず大きく叫んだ。

カイがそこへ駆けつけ、マトに避難を命ずるがマトはカイの制止を振り切ってそのまま走ってしまった。

そして外では思わぬ侵略者の襲撃が起こってた。

 

機械獣ガラダK7「グォォォォ…」

機械獣ダブラスM2「グォォォ…!」

機械獣ストロンガーT4「グゥゥゥ…!」

機械獣ゴーストファイヤーV9「グォォォォォ!!」

機械獣バルガスV5「…」

 

あしゅら男爵「フハハハ!ここまでの侵入は実に容易い者だったわ!さあ機械獣達よ!あの基地には忌々しい兜甲児達に贈る大事な補給物資がある、それを全て木端微塵にしてしまえ!Dr.ヘルの世界征服実現の為に貴様等は死んでもらうぞ!」

 

あしゅら男爵が機械獣バルガスV5の頭部に立ち、その右手に持ったバードスの杖で機械獣達を指揮して基地に侵入した。

 

ワッ太「機械獣だって!?」

イルム「ハンスの野郎まさか…!」

柿子路「警戒レベルを下げたのは奴らの侵入を容易くする為にですか!?」

 

格納庫の外へ出て様子を目視する高次、忍達は、基地内に侵入する機械獣達を見て驚愕する。同時に高次は常備している鋼鉄製スパナをへし折り怒りを露わにした。

 

高次「機械獣だと!?まさかハンスは奴等とも内通していたと言うのか!そしてそのハンスの馬鹿野郎は何処いった!?ぶっ殺してやる!!」

忍「敵が侵入してるたぁ?迎え撃ってぶっ潰すまでやるだけだ!」

亮「俺達も出る、行くぞ!!」

ユウ「…皆さん、気を付けて…!」

沙羅「…わかった、ありがとうね。」

 

基地格納庫から忍が搭乗する、鳥を模した戦闘機・イーグルファイター、

沙羅が乗る、中型戦車・ランドクーガー。

雅人の乗る、同じ同様の中型戦車のランドライガー、

亮が乗る、大型戦車のビッグモスが出撃。

そしてキョウスケが搭乗する量産型ゲシュペンストMK-Ⅱも出撃する。

 

マト「ねえ何があったの!?」

カガリ「敵が出たの!」

ユウ「今キョウスケさん達が出撃して…」

カイ「お前達はここでじっとするんだ、じゃないと死ぬ事になるぞ!」

 

カイがマト等に対して念を押して言いつけた。

 

マト「でもヨミが…」

ラーダ「私達に任せて、貴方達はここで待ってて。」

高次「すみません博士方、この子達と一緒にいてやってくれませんか?ここはまかせてカイ少佐も出撃してやってくれ!」

カイ「うむ、すまん!」

せわし博士「それならお安い御用だ。」

もりもり博士「早く探してに行ってあげて下され!」

マト「…。」

のっそり博士「心配いらん、ここなら安全じゃ。」

カガリ「…ヨミ、どうしたんだろ…」

 

マト達は3博士等の共にここで待機する事になった。

高次とラーダは手分けして基地内にいるはずのヨミを探しに向かう。

マトもユウもカガリもヨミの事が心配で不安の表情を隠せなかった。

その同時に、カイの搭乗する緑色の量産型ゲシュペンストMK-Ⅱが出撃した。

 

あしゅら男爵「そんな戦闘機と戦車で機械獣に挑むとは!!」

 

忍(イーグルファイターN)「なめんな!沙羅、雅人、亮、合体だ!!」

沙羅(ランドクーガーN)「バカね!今、合体止められてるでしょ!」

雅人(ランドライガーN)「誰かさんのせいでね…」

亮(ビッグモスN)「今使える力でやるしかないだろ!」

忍(イーグルファイターN)「う、うるせぇ!」

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「話はそこまでだ、敵の迎撃に集中しろ!!」

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「了解…!」

 

 

あしゅら男爵「さあお前のジャイアントカッターの力を見せてやれ、ガラダK7!」

ガラダK7「グォォォォォッ!」

 

忍(イーグルファイターN)「来るならきやがれ!!」

 

ドンドンドンッ!!ガシィン、ブゥゥゥン!!

 

イーグルファイターが先陣を切り、その飛行速度で翼の先端に搭載された4連ミサイルポッドからミサイルを放ち、ガラダK7へと突っ込んで行く。

ガラダK7は頭部の鎌であるジャイアントカッターを振り抜いてミサイルを撃ち落としていく。

 

あしゅら男爵「ダブラスM2!機械獣2体分のパワーを見せつけてやれ!!」

ダブラスM2「グァァァァァッ!グォォォォッ!」

 

ダブラスM2の頭部二つ分の口から破壊光線を放ち、地上にいる自分よりも小さいランドライガーとランドクーガーに攻撃を開始する。

 

ビィィィィ!ビィィィィ!!ドドォォォォ!

 

雅人(ランドライガーN)「うわぁぁっ!?」

沙羅(ランドクーガーN)「う、これじゃ近づけないじゃない!」

 

戦車形態のランドクーガーとランドライガーは機械獣の攻撃に苦戦する一方である。

そこへキョウスケの量産型ゲシュペンストMK-ⅡがM950マシンガンを構え援護に入り、

ダブラスM2の攻撃していく。

 

ダダダダダダダ!!ドォドォドォォォ!!

 

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「なんとしても食い止めるぞ!!」

亮(ビッグモスN)「了解した!」

 

大型戦車であるビッグモスの4連大口径砲の砲撃でさらに機械獣達の足止めに入る。

しかし前方に出たゴーストファイアーV9の頭部の炎から放つ火炎放射が長射程にまっすぐ格納庫の方へと襲い掛かる。

 

機械獣ゴーストファイアーV9「グォォォォ!!」

あしゅら男爵「ゴーストファイアー!格納庫にある補給物資を破壊しろ!!」

 

ユウ「うわ!!」

カガリ「キャア!!」

 

ワッ太(トライダーG7)「待て、お姉ちゃん達に手を出すな!」

 

ズシィ!ボォォォ…

 

マト「ワッ太ぁ!」

ワッ太(トライダーG7)「お待たせ!今度は反撃のトライダーミサイル!!」

 

ドォ!チュドォォォォォ!!

 

トライダーG7が出撃と同時にその巨体で壁となり火炎放射からマト達のいる格納庫を守り抜いた。

そしてすかさず腰部分に搭載されたトライダーミサイルでゴーストファイアーV9を破壊した。

 

柿子路「ああ、社長!ミサイルは高いんですから!!」

厚井「専務、それどころじゃないでしょう!」

 

格納庫に駆けつけた専務達もワッ太達の戦いを必死に見守った。

さらにイルムの乗ったグルンガストも出撃した。

 

イルム(グルンガスト)「俺も行くぜ!ブーストナックル!」

 

ドォォォ!ゴォォォォォ…!ドガァァァァ!

 

グルンガストの両腕を噴射したブーストナックルがガラダK7を粉砕する。

 

ユウ「あ、あのロボット…イルムさんの!?」

マト「すごぉい!イルムさんも意外とやるじゃん!」

もりもり博士「あれはグルンガストでは?」

せわし博士「きっと弐式とは別の系統の物でしょうな。」

 

イルム(グルンガスト)「か弱きレディを守るのが紳士の務めってね!」

カガリ「カガリ達そんなにか弱くないもん!」

 

あしゅら男爵「うぬぬ…何を手間取っている!」

機械獣ダブラスM2「グァッ…!」

あしゅら男爵「ストロンガー、奴等を片づけるのだ!!」

機械獣ストロンガーT4「グァッ!」

 

ブォォォォォォ!!

 

機械獣ストロンガーT4の胴体に搭載されたファンが高速回転し突風を吹き上げた。

その突風は基地の装備を吹き飛ばす程の威力で、忍達も動きを封じられた。

 

忍(イーグルファイターN)「くっコントロールが効かないだと!?」

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「ぐっ…!」

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「鍛え方がたりんぞ貴様ら!行くぞ!」

 

カイの量産型ゲシュペンストMK-Ⅱが先陣を切り、ストロンガーの突風に逆らって突撃していく。同時に左腕を構えで一気にストロンガーに迫った。

 

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「こいつは俺の手足も同然だ!ジェットマグナム!!」

 

左腕に装備された3本の特殊武装、至近距離でプラズマを叩き込むプラズマ・ステークをパンチの様に叩き込みストロンガーのファンを粉砕する同時に両手でストロンガーを掴み、背負い投げを仕掛け粉砕した。

 

ドガァァァァァ!!

 

あしゅら男爵「ば、馬鹿な!?

 

沙羅(ランドクーガーN)「今だよ雅人!」

雅人(ランドライガーN)「このぉ!!」

 

ランドライガーの105ミリライフル砲、ランドクーガーの高収束ビーム速射砲があしゅら男爵を乗せたバルガスV5に追い打ちをかけるが。

 

あしゅら男爵「甘いわ、バルガス!お前の実力を見せる時だ!!」

機械獣バルガスV5「グォッ!!」

 

突如バルガスV5の身体がバラバラになった、いや。

自らの頭部と胴体、手足を分離させたのだ。

バルガスV5はこの様に自分の身体をバラバラに分離させて相手を翻弄させる事か出来るのだ!

 

雅人(ランドライガーN)「そんなのあり!?」

ワッ太(トライダーG7)「なっなんだあいつぅ!?」

あしゅら男爵「これが機械獣の力よ!ハハハハハ!!!」

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「ぬう、変則的な奴等め!」

 

 

ユウ「な、何あれ…機械獣ってあんな事できるの…!?」

カガリ「まるで機械の獣みたい…!」

マト「たしかに…けどあいつの顔も明らかにおかしいよ!?」

 

ユウとカガリが機械獣のそれぞれの能力に驚きを隠せない、そしてマトはあしゅら男爵の半分男と女に別れた顔を見てそう言い放った。

 

あしゅら男爵「ほお、私の顔がそんなにおかしいかぁ!?」

マト「うん!」

ユウ「男と…女が…一緒?」

カガリ「凄くキモイ!!」

マト「それに今時、堂々と世界征服なんて言うの普通!?こっちはそれで凄い迷惑なんだけど!」

 

そこから遠くにいたあしゅら男爵には聞こえていた様で、大きな声で聞き返し、マト達が返答した。

 

イルム(グルンガスト)「おい!挑発するな!(俺だってあいつの下がどうなっているか気になるけどな)」

 

あしゅら男爵「目障りな小娘共だ…フッフッフッ…アッハッハッハッハ!!!」

 

シュタッ!ドドドドドドド!!!

 

マト「えっ!?」

 

あしゅら男爵が不気味に笑うと突如バルガスの頭部から飛び跳ね、そのまま地面に着地し物凄い人間レベルではない脚力の走り(いわゆる十傑走りと言うらしい…)でマト達に向かい突撃した。

 

のっそり博士「ひ、あ、あしゅらが来るぞぉ!!」

カガリ「嘘!?」

 

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「早い!?」

ワッ太(トライダーG7)「あんな奴トライダーで!」

 

トライダーG7が前に出るが。

 

あしゅら男爵「言ってくれたな!顔がおかしい!?そうかそんなにおかしいか!?こうなってしまったのも全て奴等の…奴等のせいなんだぞぉぉぉぉ!!」

 

ドゴォォォォォォォォォォォォォ!!!

 

あしゅら男爵右ストレートが全長60mもあるトライダーを殴り倒した、

あしゅらは人間サイズだ、だが!奴にはとつてもない超人的パワーを持っていたのだ!!

 

ワッ太(トライダーG7)「うわぁぁぁぁぁぁ!?」

 

郁恵「社長!!!」

マト「ワッ太!?」

カガリ「嘘…何あいつ!?」

 

忍(イーグルファイターN)「なんだあの野郎!?化け物か!?」

沙羅(ランドクーガーN)「顔の時点でそうじゃない!!」

 

あしゅら男爵「うぉぉぉぉぉ!!」

 

バシィバシィバシィバシィ!!!

 

あしゅら男爵はトライダーの首を引っ張り上げで無理矢理起こし、そのまま連続蹴りでトライダーの顔を蹴り続けた。

 

キョウスケ(ゲシュペンストMK-Ⅱ)「そこまでだ、あしゅら!!!」

あしゅら男爵「うるさぁぁぁぁい!!」

 

ドォォォォォォォ!!ズガァァァァァ!!!

 

あしゅら男爵が飛び上がり、今度はキョウスケの量産型ゲシュペンストMK-Ⅱにパンチを決め、その20mの巨体を一気に吹き飛ばした。

 

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「ぐぅ…馬鹿な…!?」

 

イルム(グルンガスト)「キョウスケ!うぉっ!?」

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「ぐぉっ!?」

亮(ビッグモスN)「敵の反撃か!」

 

他の機械獣ゴーストファイアーV9とダブラスM2の火炎放射や破壊光線といった攻撃が襲い掛かる。

 

マト「そんな、このままじゃみんなが…!!」

木下「あわわわ…」

 

外ではあしゅら男爵の脅威の強さに皆が圧倒されていた。

その頃基地内では、高次とラーダがヨミを探し続けるが…。

 

高次「いましたか!?」

ラーダ「いえ、何処にも…」

 

一先ず格納庫に戻る2人、するとそのすぐそばのゾイド・プテラスが起動しようとしていた。

 

高次「おい、誰だ乗っているのは!?」

 

そのプテラスはそのまま格納庫から飛び出した。

 

ハンス(プテラス)「随分と暴れている様だなあしゅら。」

あしゅら男爵「ハンスか、遅いぞ。誰か貴様の逃げ道を確保してやったと言うのだ!」

ハンス(プテラス)「ふん、そういう補給物資の情報を誰が教えたのか分かっているのかあぁ?」

 

高次「ハンス貴様!!」

イルム(グルンガスト)「やっぱり犯人はお前だったかハンス!!」

ワッ太(トライダーG7)「今から捕まえてケチられた分全部請求してやる!!」

キョウスケ(量産型ゲシュペンスMK-Ⅱ)「このまま逃げられると思うな…!」

 

キョウスケのゲシュペンストMK-Ⅱがプテラスに接近するが、

 

ハンス(プテラス)「それ以上近づいたらどうなるか分かってるか!?こっちには切り札があるんだ、ククク…!」

ヨミ(プテラス内)「うっ…!」

 

ハンスの銃を突き付けて縄で捕えていたヨミを全員に見せつけた。

 

マト「ヨミ!!」

カガリ「ヨミが…ヨミがぁぁ!!」

ラーダ「捕まっていたと言うの!?」

厚井「よくも一番汚い切り札を!!」

ユウ「ヨミは関係ない、放して!」

 

ハンス(プテラス)「そう言う訳にはいかんな、お前達が私に感づいていたのは知っていた、だからこうして切り札を用意すればお前達は手も足もでまいと言う事だ。」

ヨミ(プテラス内)「みんな…!」

 

高次「貴様…貴様だけは許さんぞ!ワシの息子だけでなく、キョウスケやギャリー…その子まで手に賭けようとするのか!?」

ハンス「バレていた様だな。しかし何をいう、お前がこんな子供を基地に連れていったのが原因だろう?子供好きのお前の悪い癖だ、普段は自分の息子まで上がらせているからな。」

高次「…く…」

 

高次は逆にハンスに言い返させて返す事ができなかった。

 

マト「違う、おじさんは悪くない!」

高次「…よしてくれマトちゃん…これはワシの責任だ…」

 

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「そんなこと問題ではない、それより俺は今までお前に従って来たと思うと腹が立ってくる…!」

ハンス(プテラス)「私は貴様の暑苦しい面を今日で見納めできて清々するぞ。」

カガリ「あいつぅ…ヨミをっ!!ヨミを返せぇ!!」

ワッ太(トライダーG7)「どうすりゃいいんだ!?これじゃうかつに動けないじゃないか!!」

 

機械獣ストロンガーT4「グォォォォォ!!!」

 

ワッ太達はハンスがヨミを手にしている限り、うかつに動けなくなっていた。

そこからもう一体のストロンガーT4のハリケーンがワッ太達に襲い掛かり、動きを封じてくる。

あしゅら男爵も下がり、再びバルガスの頭部に戻ってくる。

 

忍(イーグルファイターN)「うぉっ!?あの野郎、正々堂々と勝負しやがれ!!」

沙羅(ランドクーガーN)「バカ!スパイが正々堂々する訳ないでしょ!」

ヨミ(プテラス内)「みんな私に構わないで!!私なら大丈夫だから…!だからこの人を早く捕まえて!!」

高次「何を言っているんだ!」

ハンス(プテラス)「余計な口をはさむな!」

ヨミ(プテラス内)「キャア!!」

イルム(グルンガスト)「てめぇ!」

 

ハンスがヨミの髪を引っ張り上げ口を封じる、

その光景を魔のアタリにした者達は皆焦りと怒りを覚える。

とくにカガリは両手を握りしめ、歯を食いしばり

ハンスに対して大きな怒りを爆発させていた。

 

マト「…ねえ!なんでアンタみんなを裏切って侵略者の味方につこうしとてるの!?」

 

マトがハンスに質問を投げかけた。

 

ハンス(プテラス)「…私は地球連邦軍では侵略者達に勝てないと判断しただけだ。」

亮(ビッグモスN)「随分決めつけたな、たしかに今の連邦軍は侵略者に対して全体的に不利だが例の特別隊の編成、戦力の増産に力をつけているはすだ。」

ハンス(プテラス)「結果的にはな、だが問題なのは戦力の差ではなく、如何にしてこの地獄の侵略大戦時代に自身が生き残るかどうか、だ。」

イルム(グルンガスト)「生き残るだと?」

ハンス(プテラス)「そうだ、たとえ地球全戦力を結集したとしても、個々の大きなを持つ侵略者を倒すのは不可能だ。とくに現在最も強大な戦力を持つ闇軍団デジモン…奴等の最終的な目的は人間を奴隷としデジモンが支配する世界を作る事。だが私の様にこちらから従う人間がいれば奴らに奴隷免除の良い待遇で受け入れられると言う事だ。」

柿子路「あの・・それはいわゆる亡命って所ですか…?」

ハンス(プテラス)「その通りだ。」

マト「自分が生き残る為に裏切ったの!?アンタ最低だよ!今も侵略者が怖くてもみんなの為に必死に戦っている人がいるのに!!」

ハンス(プテラス)「民間人の小娘ぶぜいが何を言う!自分の身を守って何が悪い!?お前達も学校で教わらなかったのか!?自分の身は自分で守れとな!あぁ!?」

 

 

ハンスの答えは自分自身の保身の為であった。

それに対しマトが激怒し叫んだ。

そこから今度はキョウスケが質問を返して来る。

 

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「もうひとつ聞かせてもらおう、ハンス!あのビルトラプターには明らかな欠陥があった。一歩間違えば空中分解を起こす程にな…!」ハンス(プテラス)「その通り、これ以上連邦軍に飛行可能な戦力を作らせない為にな、そして何より気に入らない連中を消す事も出来て一石二鳥だ。本来ならばお前もギャリーもとっくに死んでいる、しかし月美の奴の余計な調整のせいでその時の作戦は失敗してしまった。元々上層部から「この欠陥機をどうにかしろ」と押し付けられた物だったがあれ程良いチャンスはなかったぞ…!」

ユウ「それっておじさんがいたからキョウスケさんもギャリーさんも帰ってこれたって事じゃん!」

せわし博士「指揮官とあろう物がそんなことに手を出していたとは!」

もりもり博士「情けないにも程がある!」

のっそり博士「捕まえて縛り首にしたいぐらいですな!」

 

ハンス(プテラス)「なんとでも言うがいい!!」

あしゅら男爵「お前達も万事休すと言った所か…ククク!」

???「ところがどっこい!!そこに死神様がやって来たさあ大変だぜぇ!」

 

キィィィィ・・・・スパァァァァァ!!!

 

ハンスとあしゅらがあざ笑うその時だった、

巨大な鎌を持ったひとつの黒い影が突如、キョウスケ達の動きを封じていたストロンガーT4をその鎌で後ろから真っ二つに切り裂いて行った。

そう、死神だ。まるで死神が一瞬にして命を奪ったの如く!

 

機械獣ストロンガーT4「グォォォ…!?」

 

チュドォォォォン!!!

 

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「なんだ、何が起きた!?」

デュオ(ガンダムデスサイズヘルC)「よおアンタだってな、裏切り者のハンス中佐ってのは!」

 

高次「あれはガンダムタイプのモビルスーツか!?」

マト「ガンダム…!?」

ラーダ「こんな所に…!?」

 

イルム(グルンガスト)「あいつはプリベンターの!?」

デュオ(ガンダムデスサイズヘルC)「ギリアム少佐が少し遅れるって言うから、代わりに来てやったものの…随分苦戦してたな。」

ハンス(プテラス)「動くんじゃない!動くとどうなっているか分かっているのか!?」

ヨミ(プテラス内)「…!」

デュオ(ガンダムデスサイズC)「へいへい、そりゃ仕方ねえな。」

 

茶色のお下げをした少年、デュオ・マックスウェルが乗る死神を模したガンダムデスサイズヘルカスタム。

いきなりの登場だが、ハンスがヨミを前に出すとデュオも流石に動かなかった。

 

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「…!」

 

ストロンガーのハリケーンから解放されたキョウスケのゲシュペンストMK-Ⅱがハンスの乗るプテラスに向けて脚を広げて構えた。

 

ハンス(プテラス)「何をするつもりだ、この人質が見えないのか?」

 

カガリ「待って!そんな事したらヨミが!」

雅人(ライドライガーN)「ちょっとまさか…!?」

ワッ太(トライダーG7)「キョウスケさん、冗談でもやめてくれよ!ヨミお姉ちゃんが!!」

マト「キョウスケさん…!?」

高次「お前…!?」

 

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「…。」

ヨミ(プテラス内)「私の事なら構いません!!」

マト、カガリ、ユウ「ヨミ!?」

 

ハンスに銃口を突き付けられたヨミがキョウスケに向かってそう答えた。

ハンスは思わず同様を見せる。

 

ハンス(プテラス)「貴様、命が惜しくないのか!?」

ヨミ(プテラス内)「撃てるならいっその事撃ってください!私はそれで構いません!」

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「彼女は自分の命を懸けようとしてる、ならば俺はそれに応えるまでだ…!」

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「キョウスケ、お前!?」

デュオ(ガンダムデスサイズヘルC)「あっさりした奴だなぁ。」

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「ハンス、貴様が彼女を連れてここから楽に逃げてもつまらんだろう?」

ハンス(プテラス)「な、何のつもりだ!?」

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「たしかにお前がこのまま逃げれば楽なはずだ。だがそこから俺はお前を追いかける…お前が地獄に落ちるまで、何処までもな…!!」

ハンス(プテラス)「出来る物か!私には人質がいるんだ!!」

ヨミ(プテラス内)「…。」

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「そうだ、お前が彼女を人質にする限り俺達は攻撃しない、だが彼女は命を捨てる覚悟を決めた。そう俺達にお前を捕まえさせるために…そしてその彼女が命を散らした瞬間、俺は迷わず貴様を撃ち貫く…!」

ハンス(プテラス)「そ、その手には乗るか!」

ヨミ(プテラス内)「…!」

 

ヨミはハンスが手に持った銃口に汗が垂れているのに気が付いた。

キョウスケの言葉が彼に聞いているのが分かったのだ。

その時、キョウスケがなんと量産型ゲシュペンストMK-Ⅱのコクピットのハッチを開き、操縦席から出て来たのだ。

 

イルム(グルンガスト)「キョウスケの奴、思い切り分の悪い賭けに出やがったな…!」

マト「キョウスケさん!?」

高次「待て・・・キョウスケを信じるんだ!」

カガリ「え!?」

高次「奴も癖だ、分の悪い賭けさ…!」

 

 

キョウスケ「だが考えて見ろ、お前がその人質を取っている間は攻撃しない、つまり俺達を殺す事も容易い事だ。ハンス…お前の気に入らない俺がここにいるぞ…俺を殺すなら今がチャンスだ…どうした?怖いのか…!?怖気づいたのか…!?そのプテラスのバルカンで至近距離から撃ち抜けば全てスッキリするぞ…!」

 

キョウスケは両手を上げで無抵抗なのをハンスに見せつけた。

そしてその時誰も気が付かなかった、キョウスケの後ろに小さな影がいたことを。

 

ハンス(プテラス)「誰が…誰が貴様などに!!そうだ、貴様など怖くもないわ!至近距離から撃ち殺してやるぅぅぅぅぅ!!!!」

 

ハンスのプテラスが一気にキョウスケに向けて突撃した。

 

あしゅら男爵「バカやめろ!何を考えている!?」

ハンス(プテラス)「うぉぉぉぉぉ!!!」

 

プテラスが一気にキョウスケの量産型ゲシュペンストMK-Ⅱに迫って来る。

徐々に、一気に、そしてプテラスのバルカンが火を噴く瞬間!!

 

キョウスケ「お前に全額賭けたぞ!行け!」

サンダーボールモン「はい!サンダーボール!」

 

ドォォォ!!バリィィィィィィ!!

 

マト「!?」

 

その瞬間何が起こったか!?プテラスに大きな電流が走った。

そう、サンダーボールモン!あのサンダーボールモンだ!キョウスケはプテラスが来る瞬間サンダーボールモンを思い切り投げ、サンダーボールモンはその勢いで必殺技であるサンダーボールの電撃を貯めた身体でプテラスのどてっぱらに体当たりをかまし、プテラスの動きを封じたのだ!!

 

ハンス(プテラス)「そ、そんな馬鹿な!?」

 

キィィィィドォォォォ!!!

 

プテラスは一気に不時着しそのまま倒れてしまう。

すぐさまハンスはヨミを無視して自分だけコクピットから降りて走りだした。

だがそこから高次が遠くから正確にもう一本のスパナをブーメランの様に分投げて命中させ、ハンスはそのまま倒れ込んだ。

 

高次「観念しろ!!」

ハンス「ぐっ…!」

 

マト「ヨミ!!!」

カガリ「ヨミー!!」

 

マト達が不時着したプテラスのコクピットに向かい、ヨミを引っ張りだした。

ラーダ「…怪我はないみたいね。」

ヨミ「わ、私なら大丈夫…それより…」

マト「大丈夫、あいつなら捕まえたよ!」

カガリ「ヨミ!ヨミィ!!」

ユウ「よかった…」

 

マト達はヨミの無事を確認すると思わず涙を流して安心した。

カガリは特にヨミに抱きついて大泣きだ。

 

 

あしゅら男爵「え、ええいこうなれば機械獣!奴等を一気に!!」

ワッ太(トライダーG7)「トライダールアー!!」

 

ガシィィィィ!!ブゥン、ドガァァァ!!ドゴォォォ!!ギュィィィィィドガァァァァ!

 

カイ(量産型ゲシュペンストMK-Ⅱ)「仮は返させてもらうぞ!」

イルム(グルンガスト)「計都羅候剣!!」

忍(イーグルファイターN)「中々骨のある事するじゃねぇか!俺もやってやるぜぇぇぇぇ!!」

あしゅら男爵「ぬおっく、来るなぁ!」

 

反撃の待ちわびた者達。

トライダーG7が竿型の武器・トライダールアーを投げ、錨状のものがロープの先を機械獣ストロンガーT4の首に引っかけてそのまま一気に釣りで獲物を引っ張る様に引き上げて投げ、ゴーストファイヤーV5に激突させた。

さらにそこからカイのゲシュペンストMK-Ⅱのジェットマグナムが2体を粉砕。

そしてイーグルファイターが青いオーラに包まれたアグレシッブ・ビーストモードになる。そのままバルガスに突撃を仕掛けて胴体がバラバラにまる前に粉々した。

さらにグルンガストの計都羅候剣が一気にガラダK7を切り倒していった。

 

あしゅら男爵「ま、マジンガーZがいない今が好機と見たが、これではDr.ヘルに合わせる顔がないではないか…!!」

 

その勢いに圧倒されたあしゅら男爵は自身が乗ったバルガスの頭部と共に撤退し、戦いは一先ず幕を閉じた。

 

そしてキョウスケ達が帰還した格納庫では。

 

ハンス「ぐっ私は…こんな所で…」

イルム「もう観念するんだな、できれば俺も一発お前を殴りたい所だ。」

 

ハンスが拘束され、駆けつけた紫色の長髪の男である連邦軍情報部のギリアム・イェーガーと共に来た拘束班に小型輸送機で連行される所であった。

 

ギリアム「遅くなってすまなかった。」

イルム「こっちはもう全部終わらせちましたぜ。」

ギリアム「手伝わせてすまなかったな。」

デュオ「連邦軍も猫の手を…いや俺の場合なら死神の手だな。」

 

サンダーボールモン「…」

キョウスケ「サンダーボールモン、ハンスを捕え、彼女を救い出す事が出来たのはお前のお蔭だ。俺は感謝している。」

サンダーボールモン「曹長…」

マト「サンダーボールモンとキョウスケさん大活躍だったじゃん!今日のヒーローだよ!」

ヨミ「本当にありがとう!」

サンダーボールモン「そんな…僕はただ…;マトが勇気をお蔭だよ。」

 

マトが賞賛しヨミが心を籠めてお礼を述べサンダーボールモンは思わず頬を染めた。

 

カイ「しかしお前なんでキョウスケと一緒だったんだ?」

サンダーボールモン「さっき機械獣の襲撃が来たとき…マトに言われたばっかりだったのに結局隠れてしまって…思わずキョウスケ曹長のゲシュペンストに…」

キョウスケ「その後で俺が彼の存在に気づき、あの作戦を結構したと言う事だ。彼女を救い出すにはお前の力が必要だった。」

高次「たしかにその小さな身体なら誰にも気づかれないからな、ワシもヒヤヒヤして力が抜けてしまいそうだったわい…」

ユウ「じゃあサンダーボールモンがいなかったら…キョウスケさん…」

ワッ太「まさに命崖の分の悪い賭けだったねー!」

 

キョウスケ「俺は最後まで命令に従ったまでです。月美中尉から命令された彼女達の頼むと…!」

高次「お前…!」

ヨミ「…キョウスケさん…」

カガリ「ヨミ?」

ヨミ「う、ううん。なんでもない!」

 

ヨミはその時のキョウスケの顔を見てふと一瞬だけ気が遠くなっていた。

マトはサンダーボールモンと笑いあっている所を拘束されたハンスは遠くからふと見てため息をついた。

 

ハンス「…」

マト「…」

 

マトはふとハンスを方に振り向きこちらに近づいた。

 

木下「あ、そんな奴に近づいたら危険ですよ!」

郁恵「マトさん!?」

 

ハンス「今度はなんだ…」

マト「ねえアンタはどうして裏切ろうなんて思った訳?」

ハンス「さっき言った通りだ、連邦軍では侵略者に勝てないとな。」

マト「そんなのやって見なきゃ分からないじゃない!アンタだって昔はそうだったんじゃないの?」

ハンス「…変わってしまうのだ、思っていた物と現実ではな…今思えば私は一番愚かだろう、目の前の現実から逃げたのだからな…。」

マト「…」

サンダーボールモン「…。」

ハンス「サンダーボールモン、私が言うのもおかしいが今のお前ならばどんな嫌な現実でも立ち向かえる強い心があるだろう、忘れるなよ…」

サンダーボールモン「…はい…!」

 

サンダーボールモンはその問いに敬礼で受け答えた。

ハンスは小型輸送機に収用されるとそのドアが静かに閉じて行った。

 

カガリ「あの人どうなっちゃうの?」

高次「聞かない方がいい、軍内部での犯罪の罪はとても重い物だ・・。」

ギリアム「ハンス中佐を本部へ出向させ次第、軍法会議にてしかるべき罰を与える。この基地の指揮官後任は以前異動となった足立長官を呼び戻す予定です。」

ワッ太「足立長官帰って来るの!?やっほい!!」

柿子路「それから今回の依頼の報酬の件ですが…」

ギリアム「ご心配なく、私が上層部に申請しますから。…?」

マト「?」

 

ギリアムがふとマトと目があった。

マトはふと不思議にそうに見つめ返し、ギリアムは何かを察知した反応を示した。

 

ギリアム「…!」

マト「あのー…」

ギリアム「いや、なんでもないさ。ちょっと知ってる顔に似ていた者で。」

マト「知ってる人?」

ギリアム「知り合いって言う程じゃないがね。(彼女は…こちらにも存在していると言うのか…?あの少女が…)」

カイ「お前も立派になったもんだな!」

ギリアム「いやぁカイ少佐には負けますよ、それではこの辺で失礼します。」

 

カイとギリアムも前々から面識があり、軽く声を掛け合いギリアムは自分の機体であるゲシュペンストMK-ⅡタイプRに搭乗し小型輸送機と共に出発した。

 

 

忍「それじゃ俺達も行くぜ?」

ラーダ「物資の輸送は完了したわ、何時でも行けるわ。」

せわし博士「さやか君も甲児君も元気にとしるかなぁ。」

カガリ「あっ!」

雅人「ん、どうしたいだい?」

 

補給部隊の方も出発を開始する、そこにカガリがもう一度話かけて来た。

 

カガリ「あっちに徹平って奴いるから…カガリは大丈夫だって言って…」

ラーダ「わかったわ、伝えて着てあげるから。」

 

ラーダは快くカガリの伝言を聞き取った。

 

ユウ「やっぱり心配?」

カガリ「違うもん…」

イルム「へえ、そういう事か。」

カガリ「違うもん!!」

イルム「怒るなよ、可愛くなくなるぞ?」

カガリ「むー…(…徹平どうしてるだうろう…)」

高次「イルムはどうするつもりだ?」

イルム「俺は司令から直々のおつかいを頼まれてな、そっちを周っていく所だ。」

ワッ太「メッセンジャーって事?」

イルム「まあな。」

高次「気を着けてな!」

厚井「そうだ、アンタのロボット。あのルキアって子が乗っていたのとなんとなく似ているな。」

イルム「兄弟機さ、それ以上の事は軍事機密で言えないが。んじゃなお嬢ちゃん達!」

 

デュオ「(さてと、特別隊か…あいつらアジアにも行くって言ってたな)」

 

そしてイルムもグルンガストに搭乗、格納庫から飛行形態のウイングガストに変形して飛び立ち、

同時に特別隊へと渡す物資と獣戦機隊の機体を積んだタウゼントフェスラーも出発した。

マト達はそれらの出発の静かに見守っていた。

 

マト「あれ?」

ワッ太「どうしたの?」

ヨミ「あのガンダムに乗って来た人もいなくなってる…」

 

いつの間にかデュオも愛機のデスサイズヘルカスタムと共に姿を消していた。

 

 

 

そして場所は変わり。

シュテルンビルトへ到着した特別隊は、ウルトラザウルスの食堂で一先ず待機していた。

 

ウルトラザウルス・食堂。

徹平「へっくしょん!」

ギャリー「ん、風邪でもひいた?」

徹平「いやなんでもないっす。」

オルタンス「そういえばルキア様先ほどから姿が見えないのですが…」

れいか「あのイングラムと言う方と先ほどから格納庫でお話していたと様ですよ。」

ユーキ「グルンガスト弐式の開発者で…そのSRX計画って言うの責任者でしたよね?」

マルスモン「そうだ、イングラム・プリスケン。彼は連邦軍内の研究機関で人間にある特殊な能力の研究をしていると聞く。」

みゆき「特殊な能力?」

マルスモン「以前にもグルンガスト弐式には特別なシステムが搭載されるのは知ってるだろう、そして今日の戦いでそれが発動し皆の危機を救った…すまん、少し席をはずす。」

 

マルスモンは自分が持っていた端末の鳴っているのに気づき、食堂を出て行った。

 

甲児「じゃあそれが弐式の出したあのバリアって事か?」

ギャリー「人間の特殊な能力…ちょっと不思議な話ね。」

ムンベイ「何言ってんのさ、NEXTを見た時点で不思議とかないでしょ。」

正太郎「…ルキアさんの能力…それが弐式のパワーを最大限に引き出す物だとしたら、やっぱり偶然とは考えにくい気がするんです。」

ヴィオレット「正太郎様?」

正太郎「あの時…あれは本当に偶然だったかと今も疑問なんです。」

 

正太郎はあの時のルキアがグルンガスト弐式に乗り込んだ事を思い出した。

そしてそれを聞いたオルタンスとヴィオレットの2人が少々考えた。

 

オルタンス「私達は気が付けば随分とこちらに介入してしまいましたね…」

ヴィオレット「徹平様…そしてその周囲を囲む沢山の方々と交流を結んで…けど私はこれでいいと思ってます。」

オルタンス「私もですわ、もしこの世界が…いえまたそうなる前に少しでも皆様のお力になれれば…!」

甲児「2人共どうしたんだ?」

オルタンス、ヴィオレット「い、いえ!!」

甲児、徹平「…?」

隼人「…。」

 

2人は甲児に声を掛けられると急に話を止めてしまった。

別のテーブルからその様子を見ていた隼人は先ほどからずっと二人の様子を見ていた。

 

オルタンス「(そういえばエレフ様とオリオン様は何処にいるのでしょうか…)」

 

オルタンスはふと2人の事を思い出した。

そして場所はもう一度切り替わる。

 

 

 

 

 

 

アジア方面のある荒野での出来事だった。

 

弓矢をとする機械獣ゴーキューンU5と大剣をふる機械獣キングダンX10がある2人の影に迫っていた。ゴーキューンは弓矢を放ち、いきなり撃って来た。

 

機械獣キングダンX10「グォォォォォ!!」

機械獣ゴーキューンU5「グォォ!!」

 

ドォォォォォォ!!

 

エレフ「くそっなんであいつらに追われているんだよ!」

オリオン「知るか、とにかく走るぞ!」

エレフ「くっそ、やっぱこのスーツはやめだ!!」

 

エレフは立ち止まり、来ていたスーツを脱ぎ捨てて普段の昔のギリシャ人が来ていた様な服装へと戻る。

オリオンも仕方なく脱ぎ捨てて、彼もその白い服装に変えた。

同時にエレフは2本の黒い剣を持ち

真っ向から機械獣キングダンX10と挑んだ。

同時にオリオンも弓矢を構え、ゴーキューンU5に狙いを定める。

機械獣等も弓矢と剣をもう一度構えて迎うつが。

 

エレフ「なめんなぁぁぁぁ!!!」

機械獣キングダンX10「!?」

 

ガキィ!ズバシャァァァァ!!

 

エレフは2つの黒い剣でキングダンX10の剣を受け流し大ジャンプ、自分よりもはるか大型のキングダンの頭部を罰の字に切り裂いた。

だがそこからゴーキューンU5がエレフの真上と襲来、彼をその巨大な脚で踏みかかった。

 

ゴォォォォガシィッ!!!

 

エレフ「うおぉぉぉっ!?さ、させるかぁ…!!!」

機械獣ゴーキューンU5「!?」

 

なんとエレフは全長20m程、体重200tクラスもあるゴーキューンの足を受け止め必死に耐えていた。

 

エレフ「オリオォォォォォォン!!!早くなんとかしろぉぉぉ!!!」

オリオン「世話やかしやがって…弓がしなり!はじけた炎!夜空を凍らせろ!!」

機械獣ゴーキューンU5「ガァァァァ!?」

 

シュッ!ドスゥゥゥゥ!!!

 

オリオンの弓から放った矢の先端が炎に燃え、周囲は氷に包まれる。

そのままゴーキューンの腹を撃ち抜き、仕留めたのだ。

 

エレフ「よっしゃあ!!」

オリオン「お、おいなんだあいつは!?」

エレフ「え…あがっ!?」

 

エレフとオリオンが真上の崖の上を見ると、そこに立っていた屈強な男、

とくに男の首の上からは小さな小人の上半身がくっついてる様かの様な異質な姿をしていた。

エレフとオリオンとその男の異質な姿に驚愕する。

 

ピグマン子爵「フフフ…!」

 

エレフ「う・・・なんだこれ…!?」

オリオン「しまっ…催眠術…!?」

 

男は突然怪しげな呪術を放ち、そこにいたエレフとオリオンを眠らせてしまった。

 

 

 

そして同じ頃、ハンスを乗せた小型輸送機とギリアムのゲシュペンストMK-ⅡタイプRが日本を離れようとした頃だった。

 

 

ドォォォォ!!!!

 

ギリアム(ゲシュペンストMK-ⅡタイプR)「!?何があった!?」

連邦兵(小型輸送機)「突然エンジンが爆発しました!ダメです、持ちこたえられません!!」

 

ハンス「な、そうか…!あの方は私を消し…!」

 

ドォォォォォォォォォ!!

 

ハンス等の乗せた小型輸送機は突如木端微塵に大爆発し炎上して森林へと落ちていった。

 

ギリアム(ゲシュペンストMK-ⅡタイプR)「どういう事だ!?…隠蔽されたとでも言うのか…くっ!」

 

 

ギリアムは突如の爆発に驚きを隠せなかった。

同時に彼はハンスだけではなかった、連邦内にまだ影は忍び寄っていたと言う事を。

そして今日だけで各地であらゆる出来事が起きていた事が分かる。

しかしこの長い一日はまだ終わらないのだ。

 

 

スーパーヒーローウォリアーズ 第11話 完

 

第12話 ロボットマフィアを叩き出せ! に続く

 

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