スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

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この小説は作者の趣味100%で書かれた版権多数+オリジナル要素のクロスオーバー小説となり、スーパーロボット大戦シリーズのオマージュであります。また、それぞれの原作の展開が変わっていたりストーリーもそれぞれクロスオーバー、中にはいるだけの空気参戦の作品もございます。■基本的にはタグに付けられた作品のキャラクーがメインで登場します。※SoundHorizonのルキアがスパロボシリーズのグルンガスト弐式に乗って戦ったり、ibのギャリーが地球連邦軍のパイロットになってたり、初音ミク等ボカロキャラがゾイドに乗って戦いますが、これはこの小説だけの展開です。中にはいきなり別の作品のキャラが出てきたりします。なおデジモンは現時点ではオリジナルキャラクターメインとなります、そういった物が苦手な方々はご注意を…■ローレライを故郷へ送り返すみゆき達一向、そこにはとてつもない出来事が待ち構えていた!そして彼の様子が…!?


スーパーヒーローウォリアーズ第16話 悲しみと死闘のドナウ川前篇

地球から見た月、それ今も昔もその美しさは変わらずにいた。

ただこの時代での月は複雑な物であった。

地球連邦軍と全面戦争真っ最中のギガノス帝国の本拠地でもあり、

月面の裏側では宇宙からの侵略者ベガ星連合軍の前線基地も立っている。

 

ベガ星連合軍とギガノスもどちらも連邦軍が敵だと言う事は共通しているが、現在の所同盟も組む訳でもなく互いに出方を伺い張りつめた空気となっている状態だ。

またギガノスの支配下になってる月面都市フォン・ブラウンは実質的には中立都市とされている。

ただフォン・ブラウン市内のMS開発を行う企業アナハイム・エレクトロニクス社は連邦軍のモビルスーツ開発に関わっているが…さらにもう一つ。

フォン・ブラウンではもう一つの企業、マオ・インダストリー社も存在する。

こちらは現在連邦軍で着々と投入されているパーソナルトルーパーの開発が行われている、

この侵略大戦時代では連邦軍の主力を賭けてマオ社とアナハイム社の兵器開発争いも行われているのは言うまでもない。

 

マオ・インダストリー社 社長室。

 

リン・マオ「そうか、ヒュッケバインMK-Ⅱは無事に例の特別隊に渡せた様だな。」

ラーダ『はい、思わぬアクシデントも起こりましたが…私は引き続きこちらの特別隊で行動します。』

リン・マオ「頼む、MK-Ⅱの戦闘データは今後の量産大きく関わって来るからな。」

ラーダ『パイロットのギャリー君の責任は重大ですね…』

リン・マオ「ゼンガー司令がどういう意図でその兵士をパイロットにしたのかはさておき…噂されているアナハイム社で開発されている核弾頭搭載型の配備はなんとしても避けたい物だ。」

ラーダ『先日のビルドラプターの件は幸いしたそうですが、それでも引っかかる物があります。』

リン・マオ「ビルドラプターはこちらに問題があったとは言え…肝心の開発期間の短縮を要請して渡して欲しいと言ったのがその連邦の上層部なのだがな。」

 

マオ社の現社長である女性、リン・マオ。

特別隊のウルトラザウルスにいるラーダとモニター越しに通信している。

あのヒュッケバインMK-Ⅱが無事に届いた事を一先ず安心している様だが、

連邦軍の開発とその帰還の短縮を要請したビルドラプターに関して気がかりを覚えていた。

最初に開発期間を短縮してこちらに寄越せと言ったのは連邦軍上層部であった。

しかしそのせいでビルドラプターの変形機構に不備が発生し、連邦軍上層部がそれにクレームを出した言う事になってしまう。

このせいでマオ社はアナハイム社に一歩不利な状況となっている。

 

リン・マオ「それからもうひとつ問題が起きた、マオ社管理下の格納施設に封印されたヒュッケバイン008Lが強奪された。」

ラーダ『!!』

リン・マオ「以前連邦軍に所属していたが問題行動で隊を追い出された言うパイロットの仕業と言う事が分かった。」

ラーダ『連邦軍の…!?』

リン・マオ「連邦軍はどうなっている…この状態で核弾頭が配備されれば地球圏や土地に民間人にどれだけの問題が生じるか…最も地球防衛委員会のレイカー議長、ゼンガー司令やダイテツ総統がそんな物使うとはとても思えんがな。」

 

 

マオ・インダストリー社の女性社長リン・マオ。

彼女は現在の連邦軍内部に不信を感じていた。

果たして連邦軍内部では何が起こっているのだろうか…。

 

 

 

ここはドイツに到着しとある基地へと到着した特別隊のウルトラザウルス、現在再度補給が行われている。

基地の外にてウルトラザウルスが待機、各補給最中の前にて。

 

トーマ「フィーネさんお久しぶりです!!!」

フィーネ「元気そうねトーマさん。」

ジーク「キュイ?」

 

地球へとやって来たトーマがフィーネと熱烈に会話を弾ませていた。

それを呆れて見るムンベイとバン。

ふとジークがトーマの後ろにいる存在に気づく。

 

カービィ「ぽよ…?」

フーム「…」

ディーノ「あれ、君達は?」

フーム「わ、私は…!」

カービィ「カービィ~カービィ~♪」

ギャリー「ちょっとなにこの丸いの!?」

忍「てかお前等なんだ?」

 

トーマの後ろに隠れるフームとカービィの姿に気づく一同、フームは思わずモジモジするがカービィは笑顔で飛び跳ねた。

 

トーマ「その2人については話せば長くなるんだが…」

オルタンス「貴方方は…」

フーム「私とフームと言います、そしてこちらがカービィ。」

 

フームは自分とカービィの事を紹介する、自分達が別の惑星から来た事を知ると特別隊の面々は目を丸くした。

 

忍「宇宙の遭難者ってか、そいつは大変だったな。」

亮「そういえばピエトロとナルシアも似た様な状況だったな。」

沙羅「あっちは別の世界…そして別の惑星から…どうなってる訳?」

カービィ「ぽよ~…」

リン「ねえ貴方達がよかったら私達と来ない?少しぐらいなら何か戻れる手がかりがつかめるかも知れないし。」

レン「いいだろ、大塚長官にイングラム少佐?」

 

リンとレンが2人を迎え入れる提案を出す、イングラムは少しを間を入れて許可を出した。

 

イングラム「…いいだろう。」

フーム「本当ですか!?ありがとうございます!」

ヴィオレット「こちらこそ、よろしくお願いします。」

カービィ「ぽよぽよ~!」

大塚長官「ふーむ、実に不思議だ。こんなに丸い身体の生命体もいるとはなぁ…。」

 

大塚長官はカービィの丸い身体を見てそう感じた。

一先ずカービィとフームも特別隊に保護される形となった。

 

バン「おおっブレードライガー!!来てくれたんだな!!」

ブレードライガー「ゴォォォォォ!」

 

その横で歓喜するのはホエールキングから降ろされた青いライオン型の大型ゾイド・ブレードライガー。

背中にレーザーブレードを装備した格闘戦を得意とするゾイドだ。

そのとなりには背中に105mm17門突撃砲を装備したバッファロー型ゾイド・ディバイソンがいた。

 

ウォルフィー「すげぇー、こいつ剣持ってんのか!?」

リーオン「ほぇ~」

フィーネ「ブレードライガー、これがバンの一番のパートナーゾイドなの。」

メグ「牛…ですか?」

ズオウ「背中にいっぱいしょってる!」

ディーノ「牛以外には見えないね…。」

トーマ「私の愛機ディバイソンだ、この機体には私が独自に開発したAIビーク…」

レン「すげぇなやっぱこういう武装を持った奴に乗りたいな!!」

フィーネ「フフ、リンちゃんとレン君にもゾイドを持ってきてあるわよ。」

 

トーマ「…聞いてない…」

 

レン達はディバイソンとブレードライガーに注目してる為トーマの話を聞いてない様だ。

 

ギャリー「ん、大型ゾイドってたしか地球じゃ制限あるんじゃ?」

トーマ「…特例が出たんだ、侵略者との最前線で戦う部隊に限り地球での大型ゾイド使用の許可が通った。」

大塚長官「これは地球防衛委員会のレイカー議長の決定で決まった事でな。ようやく使用が認可されたんじゃよ。」

グリードー「地球防衛委員会?」

イングラム「地球圏が侵略者の脅威にさらされた時、その防衛維持の為に設立された議会だ。委員会側には防衛の為ならば連邦政府も容認しなかった権限も動かせる力がある。」

ロバート「今まで政府は道路事情の関係で制限をかけて来たからな…。」

フーム「凄い…この星には私達の住んでた星よりも高い文明を持っているんですね。」

雅人「君達の星は?」

フーム「私の所は…まあそれなりに文明はあるんですけど…王様が…ねぇ;」

カービィ「ぽよ?」

 

フームは自分達の星について聞かされた時思わず目を背けて、何かため息をついていた。

 

ウルトラザウルス艦内・トレーニングルーム。

 

虎鉄「行くぞ、武蔵!りゃあっ!!」

武蔵「ぐぅっこんのぉっ!大雪山おろしぃ!」

虎鉄「どぁっ!?」

 

ドォッ!!

 

トレーニングルームでは今日も言うまでもなく身体を鍛える為に訓練を行う者達の汗が流れていた。

柔道着姿の武蔵と虎鉄が柔道の投げ技を競い合っており、武蔵が虎鉄に一本を決めた。

 

武蔵「へへ、虎鉄さんが超能力を使わなけりゃオイラにも分があるぜっ!」

虎鉄「いいやがったな、今度こそお前から一本とってやる!」

 

ユーキ「はぁっ!」

隼人「甘い!」

ユーキ「うぁっ!?」

 

ユーキは護身術の格闘で迫りくる隼人をの拳を止める、だがそれでも連続で来る隼人の蹴りと拳の受け止めが間に合わず防ぎきれなかった。

 

竜馬「大丈夫か?」

ユーキ「はい、まだ行けます。少しづつですが隼人さんの動きも見えて来ました。」

隼人「ふっ…」

 

 

ピエトロ「徹平君、行くよ!」

徹平「よし、りゃあ!!」

 

ガキィ!キィッ!バシッ!

 

徹平「うわぁっ!?っ…」

 

ピエトロが徹平に竹刀で剣術の稽古をつけていた。

徹平は何度もピエトロに挑んでいるがそれでも一本はとれなかった。

 

ピエトロ「太刀筋はよくなってるよ、ただやっぱり防御が疎かになってしまっている。そこをカバーすればもっと上手く立ち回れると思うよ。」

徹平「まだまだかぁ…」

甲児「にしてもすげぇなピエトロ王子は、剣術ならホルスとどっちが強いんだろうな。」

ピエトロ「ホルス君…彼も剣を?」

弓さやか「今は他のみんなと一緒にちょっと出ちゃってるけどね。その子も凄く腕がいいのよ。」

オルタンス「そういえばピエトロ様とナルシア様も別の世界から迷い込んだと聞いておりますが…」

ナルシア「ええ、突然空間が避けて飲み込まれたと思ったら…こんな所に来てたの。」

ヴィオレット「(空間に飲み込まれてこちらに…?)」

オルタンス「(…それって…!?)」

隼人「…」

甲児「何が起きてんだ、一体…?」

 

ナルシアのその解説にオルタンスとヴィオレットが何か反応した、心当たりがある様な顔をするがそれ以上は何も口にしなかった。

隼人はその表情を見逃さなかったようだが。

 

マルスモン「徹平もユーキも実力をつけてきたな。」

ライザ「あいつらこの数日かなり身体能力が上がってるぜ。」

ホァン「斉藤さんの特訓メニューに加えて隼人さん達と特訓していればそうなる気がする…」

斉藤さん「ブイ。」

ナルシア「…どんな特訓?」

ネイサン「貴方はやめた方がいいわよ、絶句しちゃうから。」

ナルシア「…;?」

マック「知らない方が幸せな時もあるんだな。」

 

デュオ「おーいピエトロ、ナルシア!俺達は出発するぞ~。」

ピエトロ「え、もう?」

カトル「僕らは先に恐竜帝国の本拠地近くに建てた拠点で待機しなきゃ。イルム中尉も待たせてるし。」

ナルシア「分かったわ。」

 

デュオとカトルが入って来た、プリデンターは出発の様だ。

 

徹平「もう行くの?」

ピエトロ「うん、僕らは今プリデンターと一緒に動いているから。」

ナルシア「先に行くだけだかんら、また会いましょう。」

竜馬「すぐに俺達も向かいたい所だが…」

甲児「あしゅら男爵の野郎がドナウ川付近にいるってのも気になるしな。それにシュウ達の両親も助けなきゃなんねぇ。」

マルスモン「そちらの調査が終わったら我々もすぐに向かう。」

カトル「はい、では僕らはこれで。」

甲児「怪我すんなよデュオ!」

デュオ「お前こそな甲児!」

 

ピエトロとナルシア、プリデンターはウルトラザウルスから出発していった。

その同時に今度はラーダが入って来た。

 

ラーダ「マルスモン隊長…お知らせしたいことが…すぐブリッジに。」

マルスモン「ん?」

 

ボス「所でいつ出発だわさ?」

ユーキ「補給を終えたらすぐだよ、みゆき君やホルス君達が今ローレライちゃんを故郷へ送っている所だからみんなも夜までには戻るだろうし。」

ネイサン「うぅん、そういえばあの子の故郷もドナウ川付近って聞いたわよね?」

オルタンス「シュウ様にシロン様、ミク様や正太郎様もみゆき様方もおられるので心配はないと思いますが…。」

ライザ「まあ念押しはしてるだろ?あいつら見つけても無理はするなって。」

徹平「ホルスとイワンさん達もか…剣の特訓相手いなくなったな…」

斉藤さん「…(ドナウ川…あしゅら男爵…そしてあのローレライの少女…何か引っかかる)。」

ガリオン「…(何も起きなければいいのだが…)」

虎鉄「…しかしプリキュアといいレジェンズといい魔法少女と魔女といいお次は王子様かぁ?あれ、バニーは何処いった?」

ネイサン「ハンサムもあの子達と一緒に出て行ったわよ。」

虎鉄「あいつも?」

 

虎鉄は最近の理屈では考えられない事ばかり起きてる日々に関して口を漏らす、

と同時にバーナビーの姿が見えない事に気づいた。

また斉藤さんやガリオンも何か胸騒ぎをしていた。

 

 

ドイツのドナウ川へ通じる道。

青い湖へと繋がる通りを歩くレオストライカーの後ろの自動車の姿があった。

この先にはローレライの故郷があると言われている。

ただ道が少し気味悪く、空も曇りが目立っていた。

 

ミク(レオストライカー)「ローレライちゃん大丈夫?」

ローレライ(レオストライカー内)「はい、動きがゆっくりだから大丈夫です。」

シュウ(レオストライカー内)「うへへ…この狭い空間でミクさんとローレライちゃんと一緒か…」

ミク(レオストライカー)「今変な顔したでしょシュウ君!!」

シュウ(レオストライカー内)「げっ!?」

シロン(レオストライカー内)「ガガガガガ!!!」

ミク(レオストライカー)「最近私こういう視線に敏感なのよね…降りてもいいのよシュウ君?」

シュウ(レオストライカー内)「そりゃね~よミクさ~ん!」

ミク(レオストライカー)「ローレライちゃんもシュウ君が変な顔したら怒っていいからね?」

ローレライ(レオストライカー内)「え、今のシュウ君の顔面白いですけど?」

ミク(レオストライカー)「…意味分かってる?」

シロン(レオストライカー内)「ガガ…;」

シュウ(レオストライカー内)「おっとローレライちゃんのご両親にも挨拶しないとな!」

 

レオストライカーのコクピットの中でミクとシュウにチビシロン、ローレライがギュウギュウに乗っていた。

 

そしてその後ろを走る自動車には。

 

正太郎「もうじきローレライちゃんのお家に着きますね。」

なお「う、うん…」

ルキア「そ、そうだね…」

正太郎「少し狭いですけど我慢して下さいね。」

みゆき「えと…」

やよい「ん~…」

れいか「あの正太郎さん…」

ルキア「君が車を運転していいの?」

 

ルキア達は正太郎が運転してる車に乗っていた、

いや問題は子供である正太郎が何故車を運転できるかだという事だ。

 

正太郎「ああ、僕はICPOの特許を持ってますから。」

イワン「すごいね…」

ホルス「信じられん…」

やよい「小学生刑事っていいなぁ~。」

ポップ「侮れないでござるな!」

キャンディ「凄いクル~!」

バーナビー「…。」

 

一緒に座っているバーナビーだけは何か思いつめてずっと窓から外の景色を眺めていた。

その後レオストライカーと正太郎達の乗る自動車が深い森を抜けある場所へとたどり着いた。

それがドナウ川全体を見渡せる大きなお屋敷だ。

 

そして玄関の正面に降りたシュウやミク達。

 

ミク「ここがローレライちゃんの家…」

正太郎「思ったり大きいお屋敷ですね…。」

みゆき「すごいお城みたい!」

ローレライ「ここまで連れて来てくれて本当にありがとうございます…お礼もしたいので皆さん中へどうぞ。」

やよい「本当!?」

ホルス「失礼します…」

ローレライ「ただ…私のお父様の姿を見て驚かないでくださいね。」

シュウ「え?」

ルキア「バーナビーさん、さっきからどうしたんです?」

バーナビー「実は、ずっと前に読んだ父さんの残した資料が正しければこの辺りが…」

 

 

ローレライの説明する同時にドアが開いた。

そこにはとても怖そうな顔をした男が立っており、みゆき達はその顔の不気味さに絶叫した。

 

ルキア「…!!」

シュウ「ギャァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」

なお「いやぁぁぁぁおばけぇぇぇぇぇ!!!」

みゆき、やよい「ひゃぁぁぁぁぁぁっ!!!」

 

ローレライ「お父様~!」

シュトロハイム「…ローレライ!帰って来てくれたのか!!ずっと心配してたのだよ!」

ローレライ「ごめんなさい…私…」

シュトロハイム「いいんだ、お前さえいてくれれば私は…それから…」

 

ローレライが泣きながら父であるそのシュトロハイム・ハインリッヒとの再会に喜び抱きしめあった。

ただし後ろの面々はそのシュトロハイムの顔に絶叫しており、シュウやなおが凍りついていた。

ただしバーナビーだけは何か違う表情であった。

 

正太郎「…この人が…」

ミク「ローレライちゃんのお父さん…」

ローレライ「…もーみんなビックリしないでって言ったのに!」

シュトロハイム「フフフ…いやはすまない、君達だね?私はシュトロハイム・ハインリッヒ、私の最愛の娘をここまで連れて来て下さったのは、ぜひ上がって頂きたい。」

シュウ「初めまして!自分はローレライお嬢様と親しい交流を結んだシュウゾウ・マツタニと申します!この度は誠に御父様とお会いできて大変光栄です!」

 

シュウがキリッとしたまるで恋人の家族に挨拶する様な表現で交わした。

 

シロン「ガガガ…」

れいか「こちらこそ初めまして…え?」

イワン「…今…」

ホルス「シュトロハイム…と?」

シュトロハイム「おや、私をご存じかな?」

バーナビー「シュトロハイム・ハインリッヒ博士ですか!?」

 

れいか達は闇黒寺が言ってた事を思い出した、ドイツの科学者シュトロハイム・ハインリッヒの事を。

その本人が目の前にいる。

そして彼こそがローレライの父である事に驚愕を隠せなかった。

特にバーナビーは自分の両親の知り合いである彼の存在に驚きを隠せなかった。

 

シュトロハイム「おや、君のその目…とても懐かしい色をしているなぁ。」

バーナビー「僕はバーナビー・ブルックスJr.と言います!そう貴方の友人であるバーナビー博士の息子です!!」

シュトロハイム「!なんと彼の…!?」

シュウ「ちょっ落ち着けよバニーさん!」

みゆき「え…ローレライちゃんのお父さんがそのシュトロハイム博士だったって事…!?」

ローレライ「…あの…ごめんなさい、ずっと記憶が曖昧でよく…」

正太郎「い、いやそうじゃないんだ…ただビックリして…その…」

ホルス「…」

バーナビー「ローレライちゃん…まさか君がシュトロハイム博士の娘だったなんて…!いやそれより貴方は!」

シュトロハイム「まあ、落ち着きなさい。話はゆっくりと中でね…。」

 

ローレライも最初に伝えられなかった事を謝罪した。

その後シュウ達はハインリッヒとローレライの案内で屋敷の中へと入って行った。

その時からだ、彼らのローレライとの楽しい一時が一瞬にして緊張感の走る瞬間へと変わったのは。

 

 

屋敷の皆が集まる大広間、白いクロスをかけたテーブルにそって皆が椅子に座っていた。

 

正太郎「何か想像してたよりちょっと不気味ですね…」

なお「う…。」

あかね「大丈夫やてなお、何もおらへんて;」

バーナビー「…。」

ミク「ローレライちゃんってずっとお父さんと一緒だったの?」

ローレライ「はい、生まれた時からずっとです!」

シュトロハイム「どうやら大変娘がお世話になったそうで…つい最近2人でニューヨークまで旅行へ行ったのが不運…この子と逸れてしまったのだ…私は絶望してしまいそうだった…だがそこにシュウ君が娘を見つけてくれて本当になんとお礼を述べたらいいのか…本当にありがとうシュウ君。」

シュウ「いえ、当然の事をしたまでです!レディを守る事こそ僕の使命ですから!」

シロン「ガガガガガ…(調子乗りすぎだろ…)」

みゆき「ローレライちゃん、シュウ君やミクさんとしても仲がよかったんです♪」

ルキア「それにいつもみんなの事応援してくれたり、仕事も手伝ってくれたんですよ。」

キャンディ「みんなと仲良しクル~♪」

シュトロハイム「皆さん、ローレライと本当に仲良くしてくれたんだね…」

ローレライ「…。」

 

シュトロハイムはローレライが皆と仲良くしてた事に感激していた様だった。

ただその隣で座るローレライは、何か様子がおかしかった。

 

ホルス「…ローレライちゃん、どうかしたかい?」

ローレライ「あ…」

 

いち早くホルスが気づいたのだが、ホルスはそれ以上何も言えなかった。

 

バーナビー「シュトロハイム博士、僕から質問よろしいでしょうか?」

シュトロハイム「君の両親との関係かな?」

バーナビー「それもありますが…いやそれより、貴方は以前事故で亡くなったと聞いております。」

ミク「ちょっとバーナビーさん!?」

あかね「…本人前でそれ聞くん?」

イワン「そうですよ、一体じゃあどうして貴方は…」

シュトロハイム「…話さなければならない様だ、私シュトロハイム・ハインリッヒは長年アンドロイドの研究を続けて来た。」

れいか「アンドロイド…人の手に寄って作られた人造人間ですね?」

シロン「ガガ~(そんなもんがあるのか)」

ポップ「奇天烈でござる。」

 

シュトロハイム・ハインリッヒ博士はアンドロイドの研究者だ、

そしてバーナビーの両親も同じ研究をしていた。

 

シュトロハイム「君のご両親のバーナビー夫妻は元気かね?」

バーナビー「いえ…両親は…」

正太郎「…。」

シュトロハイム「そうか…すまなかった、私が死んだと言う事にしたのは世間の目を欺く為だったのだ。」

ルキア「欺く為?」

シュウ「なんでまた?」

シュトロハイム「私が自身の研究に集中を注ぐ為にな。」

 

シュトロハイムは同じアンドロイドの研究をしていたバーナビーの両親の事について聞くと彼の表情から察してそれ以上は聞かないことにした。

そして自分が死んだ事にしたのは世間の目を欺く為、シュウ達にはこれがどういう意味なのか分からなかった。

その時シュトロハイムは自身の手をローレライの頭に乗せて撫でた。

 

ローレライ「…。」

シュトロハイム「私が目指していたのは究極のアンドロイド、何者にも勝る全てにおいて完璧な人間そのものであったのだ。だが私の研究に批判する者が現れたのだ。」

バーナビー「…!」

やよい「な、なんか凄そう…!」

正太郎「完璧なアンドロイド…でも反対って?」

シュトロハイム「私の研究を危険、または狂気に満ちてると叫ぶ者達だ、バーナビー君の両親の様にな。」

イワン「なんだって!?」

バーナビー「!!博士…あなたは…!」

ミク「だから自分を死んだと見せかけたんですか!?」

シュトロハイム「私が死んだと聞けばもう誰もここに来ることはない。そして私はあるひとつのアンドロイドを開発した。」

みゆき「ひとつの…?」

 

シュトロハイム「彼女は私が開発した中では最高傑作、外観、知性、自分で考える人間そのものの心を持った少女…」

ローレライ「…。」

ホルス「え…」

ポップ「…!?ちょっと待つでごさる!」

シュトロハイム「私は彼女に父として最大限の愛情を注ぎこみ育てて来たのだ。だがまだひとつ足りなかったのだ。」

 

れいか、あかね、なお「…!!」

キャンディ「く、クル…!?」

シュトロハイム「私はまずある組織の計らいで彼女を君達の元へ送り込んだ、彼女には君達の様な者達と交流を深めて更なる感情を作る必要があったのだ。そして君達が彼女を送り届けにやって来た。」

ルキア「…まさか…!?」

正太郎「じゃあ…!」

シュトロハイム「そう私の野望はまもなく叶う!我が最愛の娘・ローレライがこそが私の生涯の全てなのだ!!」

ローレライ「皆さん早く逃げて!!急いで早く!」

 

シュトロハイムが全てを答えた、その同時にローレライの様子が急変し立ち上がった。

だがその瞬間。

 

プシュゥゥゥゥゥゥゥ!!!!

 

みゆき「きゃあ!?」

ルキア「うわぁっ!?」

正太郎「これは催眠ガス…!?」

バーナビー「博士…!」

ミク「ろ、ローレライちゃん…貴方は…」

シュウ「そ、そんな…待ってく…」

シロン「ガ…ガガ…」

ホルス「…!」

イワン「ダメだ…」

 

部屋中に催眠ガスが巻き起こり、全員が眠らされてしまった。

シュトロハイムはその様子を見て、不敵に微笑んだ。

だがローレライは思わず泣き出してしまった。

 

ローレライ「皆さん…ごめんなさい…私は…悪い子です…」

テンザン「おぉ~お、大量大量~こいつはいいねぇ~」

ブランチ「特別隊の連中を捕まえる事には成功した様だな。」

シュトロハイム「違う、全てが私の計画通りだ。」

 

そこへなんとガスマスクをつけたブランチとテンザン、その後ろにはあの闇軍団のジャグラモン、さらにあしゅら男爵もいたのだ。

 

ジャグラモン「ほぅ~計画ってのは?」

シュトロハイム「完成するのだ。ローレライの全ての感情が、大切な人と失うと言う悲しみと言う感情が…!」

あしゅら男爵「その連中はその為の生贄となるのか、フフフ面白い事を考える奴だ。」

シュトロハイム「君達には礼を言うぞ、私のアンドロイド研究スポンサーになってくれたからな。無論君達の欲しがる究極の戦闘アンドロイド兵器も準備完了している。」

ローレライ「お父様…私は…」

シュトロハイム「それでいいのだローレライ、その気持ちでいい…。」

 

ローレライはただ泣き崩れたままだった…。

 

 

 

 

 

 

 

その頃、ウルトラザウルス頭部のブリッジでは。

 

マルスモン「では…」

イングラム「…ヒュッケバインが強奪されたと言うことか…」

ラーダ「犯人は解雇された連邦軍のパイロット、私の勘なんですがこの先私達の前に現れる可能性も否定できません。」

大塚長官「なんという事だ…よもやあのヒュッケバインが強奪されるなど…」

オルタンス「大変です、格納庫が!!!」

マルスモン「!?」

 

ラーダがマルスモン等にヒュッケバインが強奪された件を話している所だった。

その時格納庫で異常事態が発生していた。

 

鉄人28号「ガォォォォォ!!!」

 

 

レン「うわぁっ!?」

闇黒寺「なんだ、何が起きた!?」

弓さやか「見て、鉄人が勝手に動いてるわ!!」

 

格納されていた鉄人28号が突然動きだしたのだ。

鉄人はそのまま突き進み格納庫の扉を突き破った。

 

鉄人28号「ガォォォォォ!!!」

 

ズシィズシィ!ドォォォォ!!

 

 

トーマ「どうなっている!?あれはパイロットが乗っているんじゃないのか!?」

フィーネ「鉄人にコクピットはないわ、あれは正太郎君って言う子が遠隔操作している機体よ!」

リン「もしかして、ミクや正太郎君達に何かあったんじゃ…」

メグ「だとしたらシュウも!?」

虎鉄「バニー…イワン…!」

ギャリー「みゆき達もあぶないって事じゃない!?」

竜馬「だったらその前に正太郎君達から連絡が来てるはずだが…」

大塚長官「もしくは…その正太郎君達に何かあっとしか考えられん!緊急事態じゃ、動ける者は鉄人を追跡するんだ!!ワシも出よう!」

 

大塚長官はこの時、否な予感をした。

鉄人のVコンが敵の手に渡った可能性も脳裏に浮かんだのだ。

 

ロバート「ダメだ、すぐ動ける機体が少ない!」

甲児「くそぉマジンガーもダメかよ!」

 

イングラム「徹平、お前にはグルンガスト弐式で出てもらいたい。」

徹平「!?」

マルスモン「構いません、徹平いけるか?」

イングラム「弐式をルキアに届ける必要がある、お前にはその役目をはたしてもらう。」

徹平「でも俺ロボットなんて…」

ロバート「グルンガスト弐式のコクピットはパーソナルトルーパーと同じ規格だ、バーニングPTをプレイした事ある徹平なら動かせるはずだ。」

 

徹平「バーニングPTで…わかりました、やります!!」

フーム「あの一体何が?」

ムンベイ「大変な事になったのよ…!」

カービィ「ぽよぽよ!!」

フィーネ「もしかして…貴方も行ってくれるの!?」

カービィ「ポヨ!」

 

イングラムが突然、徹平に対してグルンガスト弐式で出撃せよと命令を出した。

マルスモンは了承し徹平も戸惑ったが決意、

カービィも正義感の強さから自分も向かう事を決めた。

 

バン(ブレードライガー)「ブレードライガー、久しぶりに動きまくる行くぜ!」

トーマ(ディバイソン)「自分も行くぞ!」

虎鉄「俺も行くぞ!斉藤さんスーツ!!」

斉藤さん「分かってる…バニーのも持って行くんだ。」

 

バンのブレードライガー、トーマのディバイソンが追跡に出た。

そしてディーノとグリードー、ウォルフィー、リーオン、マックにガリオン

グリカウモン、テツザンモン、マルスモン、徹平の操縦するグルンガスト弐式が変形したGホーク、イングラムの乗るビルトシュバインも出撃、後続からワイルドタイガーの乗る大型ヒーローバイク・ダブルチェイサーも出撃した。

 

 

フーム「ワープスター!!」

カービィ「ポ~ヨ~!」

 

フームが手に互角系の星の形をした塊をかざすとその星は瞬時に宙を飛び大きくなった。

カービィがその星・ワープスターに飛び乗り、破れた格納庫の扉から飛び出してそのままついていったのだ。

 

忍「星に乗っていきやがった…」

沙羅「関心してる場合じゃないでしょ!」

 

 

 

鉄人28号を追跡する部隊が出撃した。

残った者達は一先ず待機となった。

 

 

 

シュトロハイムの屋敷の地下にて。

 

シュウ「うっ…うん!?」

シロン「ガガガガ!!ガガガ!!」

みゆき「…はっ!ローレライちゃん!!」

ローレライ「…。」

 

地下の格納庫らしき広間のウォークにて眠らされてたシュウ達が檻に閉じ込められていた。

目覚めたシュウ達がシュトロハイムらと一緒にいるローレライを見ると、彼女は辛そうに眼をそらしていた。

 

ミク「ローレライちゃん!?嘘だって言って!?」

ローレライ「…ごめんなさい…」

イワン「どうして…君は…?」

 

正太郎「あしゅら男爵・・・ それにブランチまで!!」

ルキア「それにお前は闇軍団の…」

 

ブランチ「またあったな金田正太郎、無様なものだ。」

ジャグラモン「へぇっへぇっへぇ~!!てめぇらはもう抵抗できねんだよぉ!」

あかね「なんやて!?」

やよい「こうなったらプリキュア…」

れいか「!?」

なお「スパイルパクトが!」

シュウ「タリスポッドもねぇ!!」

みゆき「そんな…」

ホルス「デジヴァイスも…」

 

みゆき達のスマイルパクトとシュウのタリスポッド、ホルスのデジヴァイスが奪われていた。

そしてブランチの手には正太郎が持っていたVコンが開いており起動していた。

 

ブランチ「残念だった、鉄人はこれで俺の手にわたったぞ。」

正太郎「ブランチ…!」

シュトロハイム「君達はこれからローレライの為の生贄となってもらう。その時だこのドナウα1が完成するのは!」

 

シュトロハイムが叫ぶとライトが灯り、ルキア達の目の前に大きな黒いロボットが格納されていたのだ。

 

ローレライ「…」

 

イワン「なんだあのロボット!?」

バーナビー「胸の顔…あれは!」

シュトロハイム「その通り、この機体こそローレライの本来の姿なのだ。君達が血を流す時、ローレライはドナウと融合、ドナウの黒いボディがドナウ川のごとき青の色となり、究極のロボット・スーパーロボットが誕生するのだ!」

 

ドナウα1、黒いボディの胸にはローレライの顔とうり二つと言う目を閉じた顔があった。

 

テンザン「こりゃいいねぇ~、生贄と引き換えに強い切り札の召喚ってか?こりゃ最高だぁ!」

あしゅら男爵「フフフ我々とシュトロハイムは手を組んでいたのだ、このロボットが起動した時が最後、そのパワーでお前達特別隊なの木端微塵だぁ!」

 

ホルス「貴様ら…!」

シュウ「なあ、ローレライちゃん!?嘘だったのか、俺達と一緒に仲良くここまで来たじゃんか!!?」

ミク「貴方はとてもや優しくてみんなの事を応援してくれたり励ましてくれたじゃない!嘘って言って!!」

ローレライ「…シュウ君、ミクさん…」

 

ローレライは胸が苦しかった、自分はみんなを騙してた、ただみんなと一緒にいた一時は本当に楽しかったのだ。

出来ればこんな事に巻き込みたくはなかったと心のそこから後悔してたのだ。

だが自分が最も愛する産みの親のシュトロハイム博士の為、この任務を遂行していたのだ…。

 

バーナビー「貴方は間違ってます、博士!!」

シュトロハイム「む?」

 

バーナビーが立ち上がり、NESTハンドレットパワーを発動した、そして思い切り檻にを掴み握りしめた。

 

テンザン「げっなんだてめぇ!?」

シュトロハイム「バーナビー君…君は!?」

みゆき「バーナビーさん!」

 

バーナビー「…両親の殺した犯人を追うために調べ物をしていた時、ある物を見つけました。それは昔父がアンドロイドの研究をしていた時記録していた日記です!」

やよい「日記…?」

 

ギギギギギ…!!

 

バーナビー「日記は貴方の事も書かれてました…!両親が貴方と一緒に研究を進めていた時期の話です!」

ホルス「…!?」

シュトロハイム「彼のか…」

 

ギギギギギ…!

 

バーナビー「シュトロハイム博士は…」

 

バーナビーの父の日記より抜粋。

 

「シュトロハイム博士はアンドロイド研究の第一人者であった、私は彼の元でアンドロイドに関するノウハウを学び続けた、彼のアンドロイドに対する思いは本物で私はいつも彼の目に胸を撃たれていた、彼は偉大だった。だが…あまりにも研究に対し狂気過ぎる一面もあった。感情を持つ人間そのもののアンドロイドの開発、それは危険な物だと私は思った、なぜなら私の求めるアンドロイド像は人間の役に立ち、人間の手助けになる物であった。だが彼は人間のあらゆる物を凌駕するアンドロイドの開発に走り、私は危険だと止めた。だが博士は聞いてくれなかった、博士は毎日の様に研究に没頭、挙句の果てには刑務所の罪人をおも利用してアンドロイドに脳を移植までする始末だ…私には理解できなかった。そしてとうとう彼を止める事ができなかった、私が彼の元を離れた半年後…彼の死の知らせを聞いて後悔した。私にもっと彼を止める勇気があれば彼は道を踏み外さずに済んだかもしれないのにと…」

 

バーナビーは切々と日記に書かれていた事を全て読んだ…。

 

シュトロハイム「…彼はまじめな男だったよ、君もその血は争えないようだねバーナビー君。」

バーナビー「ええ…だからこそ僕は…!僕が貴方を止める!父がなしどけられなかった貴方への歯止めを僕がかける!!貴方は間違っている!それは絶対人の為にならない!!」

ルキア「そうですよ、考えなおしてください!!」

 

ブランチ「ふん、親も親だが息子も息子か。」

バーナビー「ブランチ…次はお前だ…!博士を止めたら次はお前も捕まうぁぁぁぁぁぁぁっ!!!」

正太郎「バーナビーさん!」

シュウ「兎兄ちゃん!」

シロン「ガガガ!!」

 

バーナビーが檻を壊そうとした瞬間檻に電流がほとばしり、バーナビーを苦しめた。

ミク達は倒れたバーナビーを介抱するが身体がマヒの失神状態であった。

 

なお「バーナビーさん!」

バーナビー「…」

ミク「まずいわ、身体がマヒしてる…!」

あかね「なんでや…なんでこんな事するんや!!」

 

シュトロハイム「私の研究の邪魔をする者は誰であろうと許さん!たとえ彼の息子であってもな。」

テンザン「そういうことぉ~てめぇらはもうゲームオーバーだっての!」

あしゅら男爵「ここで死んでもらうぞ!」

ルキア「ローレライちゃん、お願いだやめてくれ!」

ローレライ「私は…ごめんなさい、お父様を裏切ることなんて出来ない…」

シュウ「ローレライちゃん…」

ジャグラモン「ギャッハッハッハッハ!そういぅうことぉ!この嬢ちゃんの決心は固い、お父様を愛してるからねぇ~!」

 

ドゴォォォォ!!

 

ホルス「なっ!?」

れいか「きゃあ!?」

キャンディ「今度は何クル!?」

ポップ「あれは…!」

 

壁を壊して突撃して来たのはブランチがVコンでここまで連れて来た鉄人28号だ、

その時の鉄人は正義の味方ではなかった。悪魔の手先であった。

 

鉄人28号「…」

正太郎「鉄人…お前…」

みゆき「こんなのないよ、あんまりだよ!!」

 

ホルス「(このままじゃみんな…どうする、俺は…)」

 

ホルスは必死に自分の心に何かを語りかけていた、その胸に手を置いて。

だがその時だ、

 

イワン「みんな!!」

テンザン「何!?」

 

イワンがNEST擬態能力で床に擬態し檻を抜けだし、ジャグラモン達の

隙を突き、スマイルパクトやタリスポッドを奪い返した。

 

みゆき「イワンさん!」

シュウ「さんきゅっ!!」

シロン「ガガガガガ!!」

 

ホルス「イワンさん…」

イワン「さあみん」

 

ドダァン!

 

その時一瞬の静寂が走った。

 

やよい「…!?」

ルキア「…!」

正太郎「…!!」

シュウ「え…!!」

キャンディ、ポップ「…!!!」

ホルス「…!!?」

 

イワン「がっ…!?」

 

イワンはホルス達にデジヴァイス、スマイルパクト、タリスポッドを投げ渡そうとした瞬間にブランチからの銃弾を受けて倒れた。

 

ミク「イワンさん!!!」

ブランチ「小癪なマネを…」

 

倒れた同時に再びタリスポッド等を手放してしまう。

 

イワン「ぐっ…」

テンザン「ちっまだ生きてやんの。」

 

やよい「い、いやぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

なお「そんな…こんな事…!」

あかね「イワンはん…返事してぇな!!!」

正太郎「ブランチぃぃぃぃぃぃぃぃ!!!」

 

ガキィンガキィ!!

 

 

正太郎達は怒りと涙と同時に檻に掴みかかった。

 

シュウ「ふざけんなぁてめぇら!」

シュトロハイム「ふざける?私は大真面目だよ。」

ローレライ「ひっ…もうやめてお父様!こんな事もういや!もう私には出来ない…!!」

シュトロハイム「その感情があればいいんだローレライ、さっきも言ったはずだ、お前のその深まる悲しみの感情こそがドナウα1の強さとなる!」

ローレライ「…」

 

ローレライはこのまま腰を落としてしまった。

 

あしゅら男爵「ハッハッハ、こいつは傑作だぁ!!」

ジャグラモン「さあメインディッシュはてめぇらの血だ!」

 

ホルス「…許さない…」

れいか「ホルスさん!?」

ルキア「ホルス君!?」

 

ホルスは立ち上がり、普段感情を表に出さない表情は怒りに満ちていた。

自分と親交が深かったイワンが傷ついた事…そしてブランチ達の悪意に満ちた謀略に腹を立てた。

その怒りが頂点に達してた。

その時だ、ホルスの手が光り、電撃と身体が乱れた様な迸りが走ったのは。

 

正太郎「え!?」

シロン「ガガ!?(なんだこいつ…様子がおかしい!?)」

ポップ「ホルス殿!?」

みゆき「ホルス君…!?」

 

ホルス「うぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

ミク「!?」

 

バリィィィィィィィィィッ!!!!ブォォォォォ!!バサァァァァァァ!!

 

ホルスの身体が大きくなり、その瞬間翼が生え大きな鳥の様な姿を象った怪物となった。

その同時に屋敷を粉砕し飛び出し、鉄人28号を吹き飛ばした。

 

ブランチ「うぉっ!?」

みゆき「わっ!?」

ルキア「これは…!!」

 

ジャグラモン「まさか…こいつ!?」

テンザン「うおっ!?こんなイベント聞いてねぇぞ!?」

 

 

 

ドゴォォォォ…

 

徹平(Gホーク)「何かみえます!!」

テツザンモン「おい…まさかあれ…」

マルスモン「ホルス…お前…!」

グリカウモン「ホルス君…!?」

 

ワイルドタイガー「くそっ何が起きた!?」

大塚長官「正太郎君、みんな…無事でいてくれ…!」

イングラム(ビルトシュバイン)「あの屋敷は…シュトロハイム・ハインリッヒの…やはりそうだったか…!」

 

グリードー「シロンの奴何やってやがんだ!?」

ディーノ「とにかく急ぐんだ!」

ウォルフィー、リーオン「了解!」

ガリオン「この気は…彼のか!?」

マック「とても嫌な予感がするんだな…!」

バン(ブレードライガー)「突入だ!」

トーマ(ディバイソン)「むっ!」

カービィ「ポヨポヨ!!」

 

徹平の操縦するGホークの上にグリカウモン、テツザンモン、マルスモンが乗っており、前方に見える屋敷で何かが起きたと確信。

とくにテツザンモンとマルスモンはホルスの事が気がかりだった。

ワイルドタイガーのダブルチェイサーのサイド席にはバーナビーのスーツとそれを抱える大塚長官の姿もある。

そしてビルトシュバイン、ブレードライガーに続く後続メンバーがこちらに向かう。

 

 

 

ローレライ「…ホルスさん…!?」

ミク「…ホルス君が…」

ルキア「…信じらない…」

シュウ「もー何がどーなってんのぉ!?」

みゆき「ホルス君…貴方は一体…!?」

 

ドスベルグモン「クォォォォォォォォォ!!!」

 

ホルスはドスベルグモンと言う、漆黒の巨鳥の様なデジモンとなり、高い声を上げた。

その姿は誰もが驚愕する。

そして彼らは知った、ホルスに隠された最大の秘密を。

 

 

スーパーヒーローウォリアーズ 第16話 完。

 

第17話 悲しみと死闘のドナウ川・後編 へ続く。

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