スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

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この小説は作者の趣味100%で書かれた版権多数+オリジナル要素のクロスオーバー小説となり、スーパーロボット大戦シリーズのオマージュであります。また、それぞれの原作の展開が変わっていたりストーリーもそれぞれクロスオーバー、中にはいるだけの空気参戦の作品もございます。そういった物が苦手な方々はご注意を。■ごく普通の中学生の少年、月美徹平。日常生活を送る彼はやがて大きな戦いに足を踏み入れる事になる。


スーパーヒーローウォリアーズ 第1話 名も無き竜の初陣

人間とデジモンが共に暮らす時代が始まってからすでに数百年以上が経過していた。

伝説の選ばれし子供達とデジモン達の戦いは既に過去の歴史として語り継がれ、伝説となっている。

しかし人類が宇宙に進出して以降、長い過酷な戦乱の時代が到来。

地球人類の宇宙進出を悪とした宇宙人達の襲来、だが地球を守る為宇宙人達と戦った伝説の宇宙刑事ギャバンの活躍により一度は平和が約束されたと思われた。

 

ところがその平和への願いはたった数十年で打ち砕かれた。

コロニー「サイド3」としたジオン公国軍が地球連邦軍に戦争を仕掛け、

後に「一年戦争」と呼ばれる泥と血まみれに満ちた戦争が開戦。

戦争終結後もジオン軍は各地で連邦軍と交戦し冷戦を繰り広げる。

 

そんな中地球から46億光年離れた惑星Ziから地球と正式に交流を結ぶ為、

互いの技術で新たに開発された二つの星をつなぐスペースブリッジを開発。

惑星Ziと地球の宇宙交流が始まる。

 

地球の未来に再び小さな光が見えたとされた「新地球西暦・0213年」となるがまた悲劇は繰り返される。

母星を失い流浪の民となっていたバーム星人が来訪し地球に移民を求めて和平交渉を求めてきた、地球連邦政府はこれを受け入れるが…

和平会談は何者かによって「バームの和平派代表暗殺」言う結果に終わってしまい地球側の陰謀と判断したバーム星人は地球との戦争状態に突入。

この期を待っていたかの如く月のギガノス帝国は地球からの独立を掲げ地球連邦政府に宣戦を布告。

さらにバームと地球の戦争を聞きつけたベガ星連合筆頭とした宇宙侵略艦隊が地球圏に侵略を開始。

地上からも世界征服を企む悪の天才科学者ドクターヘル率いる機械獣軍団、

地底世界から再び地上をわが物と侵略目論む恐竜帝国、

デジタルワールドにてロイヤルナイツを殲滅した謎の悪のデジモン侵略勢力・闇軍団。

地球全体を覆うように侵略を目論む邪悪な影が次々と現れ、

人類は再び「地獄の侵略大戦時代」に包まれる。

 

この事態に地球連邦軍は壊滅寸前の崖っぷちに追い込まれていた、

だがまだ希望は残っている。

数々の侵略者を倒し戦果を上げ、各地で戦いを繰り広げるスーパーロボット達を中心に

名の知れた者から影で戦い続ける勇者達が侵略勢力に果敢に挑む。

それはやがて一つに纏まろうとしていたのだ。

 

そして…これから先大きく予想もできない様な運命を背負うことになる一人の少年がその戦いに身を寄せる事になる。

 

 

 

地球・日本のとある住宅街の朝。

 

空は晴天、静かな風が吹いて木々小さく揺れる、

雀と言った鳥達が鳴き声上げ空を舞っている。

 

チュンチュン…チュンチュン…

 

そしてその住宅街のある家では。

 

「ん~…」

 

一人の少年がベッドの中で目を覚まし、横に置いてあった時計を確認する。

 

「…遅刻だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!」

 

 

ドダァァァァァァ!!!

 

ベッドから駆け下りて転び転倒、すぐさま立ち上がり中学生服へと着替え、後頭部の若干長い髪をゴムで縛る。

机に置いてあるゴーグルとバッグを持ち二階の部屋から駆け下りて、リビングへと向かう。

 

徹平「おはようお母さん!モグモグモグモグ!!」

 

徹平は朝食を用意していた母に挨拶しながら、テーブルに置かれた納豆ご飯や卵焼きを速攻で食べていく。

 

三田子「徹平もう少しゆっくり食べなさい!」

徹平「無理無理、遅刻するモグモグ!」

高次「まあまあ母さん、徹平はもう少し早く起きるべきだな。」

 

徹平の行儀の悪さに頭を悩ます母の三田子を宥める父の高次。

高次はそのまま新聞を読み続けていた。

すると徹平はその記事の一部分に目をやる。

 

徹平「ごめんよお父さ…ん?」

 

新聞の面にはこう書いてある。

「侵略者各地で襲撃!!

昨日未明、アメリカテキサス州郊外にて恐竜帝国のメカザウルスの襲撃があった。

被害は建物全て全壊、死傷者200人。

街自体も機能を失い復興の目途は立たない、迎撃にあたった連邦軍のモビルスーツ部隊の被害も大きく、戦力の立て直しが聞かない状態となっている。」

 

高次「毎日こんなニュースばかりだ、ワシが働く連邦軍基地のパイロット達は毎日の様に大けがを負って帰って来る。機体もほとんど大破しもう基地にはわずかなジェガン、ジェノアスや旧型しか残っとらん、だがそれでも同じ基地のパイロット達は生き延びて帰って来てくれる、今はそれだけでも救いだ…。」

 

徹平「…」

高次「さあ早く行け、遅刻するぞ!」

徹平「う、うん行ってきます!」

 

徹平は発破かけられる様に家を飛び出した。

徹平の父・高次は連邦軍の近隣基地のモビルスーツ整備班長を務めている。

 

三田子「お父さん…徹平には戦争とは無縁の人生を生きてほしいわね…。」

高次「ああ…。」

 

2人は徹平のこれからの将来についてつぶやいていた。

 

 

彼の名は月美徹平、ごく普通の中学一年生の12歳。

性格はとても明るいが少々考え込む時もあり一度決めたらぶつかるまで止まらない少年だ。

なお運動神経は良いが成績は下の下である。

そして学校へ向かう徹平はゴーグルを着用し住宅街を自転車で突っ走る、

 

徹平「やばいやばい急げ~!!!」

 

「キャア!?」

徹平「わわわわごぉっ!?」

 

突然角から一人の少女が出てきた瞬時に徹平は自転車を止め転倒した。

 

「あの…大丈夫でごさいますか?」

徹平「いちち…いやこっちこそゴメンね。」

 

スッキリした女子制服を着用した長い金髪で頬に白い大きな絆創膏を付けたまるで人形の様に可愛らしい少女が心配そうに徹平に駆け寄る。

 

徹平「それより君に怪我がなくてなによりだよ、女の子に怪我させちゃ大変だからね。」

「いえ、そんなとんでもないです!」

徹平「そういえばその征服同じ学校の生徒?」

「ええ、今日初めて学校にいくので少し緊張して…」

徹平「そっかけどそんなに固くなる事ないよ!もっと気持ちをリサイクル…あれり、りリサイタル?」

「それを言うならリラックスでしょうか?」

徹平「そう、そう!リラックマ!ってやばばばばっ急がないと!んじゃね!」

「あ、あの…!」

 

少女が呼び止めるがすぐに徹平は正面から曲がって坂の方へ自転車を走らせていった。

 

「学校にはこの道を直進の方が…」

 

少女の言う通り学校に行くには正面の道を直線のはずだが、

徹平はなぜ自転車で坂を上ってまで別の道を行った、それには理由があるからである。

 

住宅街を出た徹平は街角に続く坂の麓へ着く。

そのまま坂道を自転車で駆け下り、隣を振り向くと大きな河原でモビルスーツ・陸戦型ジムやジェノアスⅡ、ガンタンクが歩行していた。

 

徹平「お、今日もいるいる!おぉぉぉぉい!いつも守ってくれてありがとぉぉぉぉぉ!!今日も頑張ってぇぇぇぇぇぇ!!!」

 

徹平は自転車で坂道を下りながら隣のモビルスーツの方へ手をふった。

するとそれに気づいたのか、前方の陸戦型ジムは手を振りかえした。

そして空から大きな音がすると上を見上げると上空には戦闘機と翼竜を足した形状のデジモン、プテラノモン達が飛び、さらに後ろからは身長57m、体重550tのスーパーロボット、コンバトラーVが大きな飛行音を上げて飛び立っていた。

 

徹平はその勢いで吹く風を受けながらその姿を眺めていた。

 

徹平「…やっぱりカッコいいなぁ…うわぁぁぁっとヤバい!」

 

遅刻寸前だって事を思い出し再び自転車を街角に向けて走り出した。

そしてその後ろ姿を見ていたモビルスーツ達のパイロットは。

 

連邦兵1(陸戦型ジム)「ハハハ、今日も来たんだな、あの坊主。」

連邦兵2(ジェノアスⅡ)「あの子たしか月美さんとこの子じゃないか?よくここまで来るなぁ。」

ギャリー(ガンタンク)「え、月美整備班長の?」

連邦兵1(陸戦型ジム)「そっか、ギャリーはまだこの基地に転属したばかりだから知らないか。あの坊主時々ここに来て俺達の事応援してくれてんだよ、今日も守ってくれてありがとうって!こういうのやっぱ嬉しいよな!」

ギャリー(ガンタンク)「ふぅん…素直そうでいい子そうね、そういえばイヴも元気にかしら、もう随分会ってないけど…」

連邦兵2(ジェノアスⅡ)「ギャリー?お前今しゃべり方変じゃなかったか?;」

ギャリー(ガンタンク)「えっ?あれやだ…あ、いえなんでもありません!」

連邦兵1(陸戦型ジム)「?;」

 

 

 

そして街角を抜け、学校付近まで来た時。

 

パァンッ!

 

徹平「げっ!?けど構うもんかぁぁぁぁぁ!!」

 

自転車の前輪がパンクしてしまった。

しかし徹平はそのまま自転車をこぎ続け、ダッシュしていく。

 

中学校校門前。

 

マト「ギリギリセーフ!!」

ヨミ「危なかったね…」

カガリ「マトがモタモタしてるからだっ!!」

ユウ「それより早く教室行こう!」

 

徹平のより前に学校の校門に到着していた女子生徒四人、

小柄で天真爛漫な黒衣マト、

海外から越してきた帰国子女で大人びた性格の小鳥遊ヨミ、

マトと同級生の神足ユウ、

人形の様な愛らしい容姿だがかなりの毒舌家の出灰カガリ。

彼女達が一安心していた所を、同時に学校のチャイムが鳴っていた。

 

キーンコーン…カーンコーン…

 

マト「あ、ヤバい!!」

徹平「ヤバいのはこっちだよぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ドガァァァァ!!…ゴォォォ!

 

ヨミ「わっ!?」

 

徹平「あだぁ!?」

 

マト達の前に全力疾走した徹平の自転車が水道に激突し自転車は高く飛び、

一緒に吹き飛んだ徹平は校舎の壁に激突した。

マト達は驚きながら徹平の元へ駆け寄った。

 

マト「うわ…徹平大丈夫?」

徹平「あーいってぇ…あ、みんなおはよう。」

マト「おはようって…なんか凄いダイナミックな吹っ飛び方だったよ…」

カガリ「あーあ、馬鹿徹平のせいでヨミとの清々しい朝が台無し~」

徹平「なぬっ!?…ごめん。」

 

徹平の乱入でカガリの気分はかなり不機嫌になる。

徹平はなんと頭を下げてカガリに謝ってしまった。

 

マト「いや、そこ謝るとこじゃないし!」

ユウ「今のはカガリが悪いよ。」

ガガリ「うっせー。」

ヨミ「あの徹平君…自転車…」

 

ヨミは心配そうに徹平に自転車の状態を伝える、

すると徹平の顔は唖然とした。

先ほど衝撃で自転車は完全に大破していたのだ。

 

徹平「あがががが…」

マト「…こりゃヒドイ…」

ユウ「あ、教室!!」

 

すぐさま5人は教室に向かったが時既に遅しであった。

 

教室では既に担任の黄色いモグラ型デジモンのディグモン先生が生徒達に出席をとっていた。

 

ディグモン先生「みんなおはよう!さて今日は早速だがこのクラスに転校生が仲間入りするぞ!」

「転校生だって!?」「イケメンかな?」「いや可愛い子だろ!」

 

転校生の話で持ちきりの賑やかな教室にようやく徹平、マト、ヨミ、カガリ、ユウが到着する。

 

マト・徹平「お、おはようございまーす!」

ディグモン先生「黒衣達じゃないか、小鳥遊までそろって遅刻とは珍しいな…そして徹平、お前は連続10日遅刻だ!!」

 

徹平「…しゅんません…;」

そして気を取りなおして席に着き、再度転校生の紹介を始める。

ディグモン先生の合図で教室のドアからスッキリした女子制服を着用した長い金髪で頬に白い大きな絆創膏を付けたまるで人形の様に可愛らしい少女がやって来た。

 

その彼女の容姿を見た生徒達からは大歓声が巻き起こる。

 

「可愛い~!!」「わぉ女の子じゃん!」

 

転校生の少女はにっこり笑顔で自己紹介を始める。

 

オルタンス「初めまして皆様、私は今日から皆様のお世話になりますオルタンス・ローランと申します、以後お見知りおきを…。」

ディグモン先生「オルタンスさんはフランスから引っ越して来てまだこの日本には不慣れな所が多い、みんなやさしく教えてあげてくれ。」

マト「はーい!」

カガリ「ふん…」

 

カガリは少し不機嫌そうな顔した、自分も以前編入生だったからかまるで注目が取られたのであろうか。

 

ディグモン先生「席は…よし、月美のとなりだな。」

 

ディグモン先生はオルタンスに徹平の席を教え、オルタンスはそのまま徹平の隣の空いてる席に座った。

 

オルタンス「どうぞ宜しくお願いします。」

徹平「よろし…あれ、さっき途中で会ってた子?」

オルタンス「え、…あのなんの話でしょうか?」

徹平「あ、あれれ?」

 

徹平は先ほど住宅街で会った子と容姿がそっくりだったので聞いてみたがその事は知らないようである。

徹平は目を上にやって頭がこんがらがった。

その後ディグモン先生から先日のテストの答案が帰って来る。

 

ディグモン先生「では呼ばれた順から答案を取りに来てくれ、小鳥遊…黒衣…」

マト「あちゃー…;」

ディグモン先生「月美…なんだこの点は?」

 

点数が低かったマトの後ろでディグモン先生は徹平の答案を本人に見せた。

徹平は苦笑いし持ちながらその「0点」のテストから目をそらした。

 

ディグモン先生「徹平…放課後職員室に来い。」

徹平「(あがががががががががががが!!!!!)」

カガリ「やっぱりバーカ。」

オルタンス「…あの、月美さん;」

マト「気にしないで、いつもあーなの;」

 

こうして学校での勉強と休み時間の時間はあっという間に過ぎて行った。

オルタンスがクラス中かから質問攻めにあったり、

徹平のノートが白紙だったりと大変だった。

そして放課後、職員室でディグモン先生の嵐のドリル説教をクリティカルで受けた後職員室から徹平が出てきた。

 

徹平「うー…ひどかったぁ~」

オルタンス「だ、大丈夫ですか?」

徹平「あはは、もう慣れてるから鉄壁。」

 

 

その職員室では。

 

ディグモン先生「全く月美の態度はもう少しどうにかならんもんかなぁ…」

サヤ「お疲れ様です、いつも大変ですね。」

ディグモン先生「こりゃどうも納野先生。」

ため息つくディグモン先生の元へこの学校のスクールカウンセラーである納野サヤがコーヒーを持ってきてくれた。

 

サヤ「月美君中々のワンパク少年ですね。」

ディグモン先生「でもまあ中々可愛い奴ですよ、月美は誰にでも優しい面があります。それでいて皆に慕われているムードメーカーなんです。」

 

ディグモン先生はなんだかんだで徹平の事はとても気にかけてくれてるようだ。

その頃その徹平は。廊下で何やらまずい事態に出くわしたようである。

 

 

卓郎「おい、久々に顔出したらと思ったら少し言う事あるんじゃねぇのか!?」

たけし「た、たのむ!勘弁してくれよぉぉ!!」

 

赤身のかかった茶のロングヘアーの生徒である卓郎が気弱そうな黄色いリーゼントヘアが特徴であるたけしの首を引っ張り殴りかかろうとしていた。

徹平「う…!」

オルタンス「なんてことを…!」

 

ヴィオレット「そこの貴方!無抵抗な方に力を振るうのは紳士として最低ですわよ!」

卓郎「あぁん!?」

徹平「あれ!?あの子…えーとえと!?」

オルタンス「ヴィオレットです、私達双子でございまして…」

徹平「あーなるほどって言ってる場合じゃない~!」

 

卓郎がたけしを解放すると今度はオルタンスのと同じ容姿の双子であるヴィオレットに対し睨みつけた。

 

卓郎「おい、あんまり前に出るのはどうかと思うぜ!」

ヴィオレット「ハッキリ申しまして、貴方の様な方は最低です!」

卓郎「この女ムカつくぜぇ!!」

ユーキ「女性に手を出すのはやめろっ!!」

 

突然生徒の野次馬の中から一人の上級生が飛び出して来た。

 

徹平「ユーキ先輩!」

卓郎「なんだ誰かと思えば、生徒会長じゃねぇか!!」

ユーキ「怒りをおさめてくれないか、ぶつかったたけし君もちゃんと謝罪しているんだこれ以上暴力を振るう理由がどこにあるんだい。」

 

徹平の幼馴染で上級生である纏まった形の茶目っ気髪をした長身の生徒会長、

天馬ユーキが騒動を止めに来てくれた。

 

ヴィオレット「生徒会長様…」

卓郎「このぉぉぉ!!」

 

ドゴォ!!

 

ユーキ「ぐあっ!?」

徹平「ユーキ先輩!…ぬぅっ!」

オルタンス「月美様!?」

 

ユーキが殴られたのを見て、思わず怒りに来た徹平が飛び出してしまった。

そして卓郎を前に。

 

卓郎「なんだてめぇ!?」

 

卓郎が徹平を睨んで来る。そして徹平は行動に出た。

 

徹平「いやぁ~ん、アナタ中々いい肉体美ねぇ~ん!なんならアタシが彼女になってもいいわよぉん(はーと)」

卓郎「うぇっ!?」

オルタンス・ヴィオレット「!?」

ユーキ「えっ…」

徹平「もおぅそんなにてれなくてもいいわよぉん!ウッフン」

卓郎「き、気持ち悪いわぁぁぁ!!」

 

卓郎はその気持ち悪い態度に戦意を失う。

 

美香「待って下さい!」

ユーキ「!?」

 

騒ぎになってる所に卓郎の彼女である美香とメガネをかけた友人のひろしが駆けつけた。

 

ひろし「私と美香さんに卓郎君やたけしさんは最近少しトラブルに巻き込まれて、卓郎君は少しイライラしているだけなんです。」

美香「卓郎の変わりに謝ります、本当にすみません!」

たけし「…あ、あぁ。」

卓郎「お、お前ら…ちっ、騒がして悪かったな…」

 

こうしてひろし達は落ち着いた卓郎を連れてこの場を後にした。

 

徹平「ユーキ先輩大丈夫!?」

ユーキ「…あ、うん;大丈夫;」

徹平「よかったぁ~…がくっ」

 

徹平はそのまま腰をおろしてしまう、足は意外にもふるえていたのだ。

 

オルタンス「それにしても月美様、あのような方法で…;」

ヴィオレット「けど少なくとも同じ暴力で解決するよりは懸命かもしれません…;」

カガリ「キッモー!徹平キモー!」

マト「その発想ある意味尊敬するわ…;」

 

 

こうしてなんとかその場は丸く収まる。

徹平はユーキに手を貸してもらい立ち、なんとか教室へと戻り帰り支度をすませる。

その後、ユーキ、オルタンス、ヴィオレット、マト達と共に帰り道の道中の児童公園にて。

その児童公園の中心には何か巨大なロボットの顔の上部分が覗いているような物があるが皆はあまり気にしてないようだ。

 

カガリ「オラッ!カガリに気持ち悪いの見せた罰だ、この失敗した汚い色のマカロン全部食えっ!!」

徹平「んな無茶苦茶な!」

カガリ「うっせぇぇぇぇっマカロンぶつけんぞぉ!!」

カガリは無理矢理徹平の口にマカロンをいっぱい押し込ませ強引に食わせていた。

 

徹平「むひ…ぐ、ぐえない!!」

カガリ「吐くんじゃねぇ!!」

ヨミ「ちょっとカガリ…;」

ユーキ「凄い状況だね、徹平君災難だなー…;」

マト「まあ災難といかなんというか;」

ユウ「天馬先輩は怪我大丈夫ですか?」

ユーキ「僕なら大したことないよ、徹平君が来なかったらどうなっていたか…ありがとう徹平君。」

徹平「いへ、おへいほいはへふほほは…!」

カガリ「しゃべんな!全部食うまで帰さねえぞ!!」

 

ヴィオレット「カガリ様、素直じゃないのですね。」

オルタンス「そうみたいですわね、それから…」

 

2人は何やら小さく徹平達に聞こえないように話始めた。

 

オルタンス「月美徹平様…あの方が…」

ヴィオレット「ええ…たしかに聞いた通りなら…けどあの人がそんな感じにはとても…」

 

ドォォォォォォ…!ドォォォォ…!!

 

そう遠くない方角から爆発音の様な音が連続で響いた。

 

徹平「!?な、なんだ!?」

マト「ちょっと何この音…?」

ユーキ「これは…!」

 

徹平は食べるのやめ、思わずベンチから飛び出した。

その頃離れた街ではとんでもない事態が発生していた。

 

民間人「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

街中は民間人や同じく一般的に暮らしているデジモン達でにぎわっていたが、突如現れた凶悪な者達によりその平穏はあっけなく壊されてしまった。

 

10mを超える赤いマグマの様なボディの4足歩行の大型獣型デジモン達が街に襲来しビルや建物を口から吐いたマグマの弾丸で焼きつくし、溶かして破壊していったのだ。

 

ドォォォォ!!ゴォォォ…!!

 

既に街は火が上がっている。

 

『侵略者が現れました、落ち着いてすぐ地下シェルターに避難して下さい!侵略者が現れました、落ち着いてすぐ地下シェルターに避難して下さい!』

 

民間人「キャアアア!!」

エレキモン「だ、ダメだぁ逃げろぉぉぉ!!」

ゲコモン「死にたくないよぉ!」

 

力のないデジモン達も他の人間達と同様に逃げ回る、

そう現れたのだ。

この地球を支配しようと目論む侵略者達が。

 

ジャグラモン「いいか野郎共!!まずは景気上げにこの街を破壊しつくし闇軍団に刃向う者共をかたっぱしからぶち殺しちまえぇ!!」

マグマガルルモン「おうよぉぉぉ!」

ストーンバードラモン「キェーッ!!」

 

デジタルワールドから現れた悪のデジモン集団闇軍団、

この部隊のリーダー格と思われるニット帽子をかぶった爬虫類型デジモンのジャグラモン。

全身をマグマで包まれた獣型デジモンのマグマガルルモン部隊、

上空からは身体が石で出来ているが、速度は通常のバードラモンと全く引けをとらないストーンバードラモン達が口ら岩の爆弾を打ち出し街に空爆を仕掛けた。

 

ヒュゥゥゥ…ドォォォォ!!ドォォォォ!!ドガァァァ!!

 

周囲はあっけなく壊されていった。

巻き添えになった人たちも少なくはない。

 

ブゥゥゥゥン…

 

マルスモン「…ぐ…まさかこんな所で闇軍団に出くわすとは…!」

 

ヒュゥゥゥ…ドォォォォ!!!!

 

マルスモン「ぐわぁぁぁ!?」

 

街に居合わせた究極体のオリンポス十二神の一角とされる青い熊のフードをかぶり、

赤いマントを着けたマルスモンがバイクに乗りながらその様子を確かめていたがストーンバードラモンの空爆の巻き沿いを受けた。

 

マルスモン「ぐっ…ん?デジヴァイスがない!?」

ユーキ「大丈夫ですか!?」

 

ドォォォォ!!

 

爆風が響く中、そこへ近くの公園からユーキ達が駆けつけに来た。

 

ヨミ「…あれって侵略者…!?」

ユウ「こ、…怖い…!」

マト「みんな、ここは早く非難しよう!ってあれ…徹平とオルちゃんヴィオちゃんがいない!?」

ヨミ「よく見たらカガリもいない…!」

ユーキ「なんだって!?」

マルスモン「はぐれてしまったのか…なんてことだ…!」

 

ユーキはひとまず負傷したマルスモンを方で抱きかかえ、マトやユウにヨミもそれを手伝う。

皆は徹平やカガリ達と逸れた事をとても心配していた。

 

 

 

ノシノシノシ…

 

ジャグラモン「この辺は跡形もなく吹き飛んだな!」

ストーンバードラモン「まだこの辺に民間人共の匂いがプンプンする、徹底的に始末するぞ!!」

 

ドォォォォン!!

街はすっかり炎上する廃墟とかしていた。

その建物の隅で逸れた徹平達はなんとか身を隠していた。

 

カガリ「…うう…」

オルタンス「今は声を出してはなりませんわ…!」

ヴィオレット「酷い…こんなにも…」

徹平「…なんて奴らだ…これが侵略者…!」

 

徹平達は壊れたビルの中から上手く闇軍団の隙を見て逃げ出せるタイミングをうかがっていた。

その時近くからエンジン音と足音が響き、闇軍団の前に立ちふさがったのは。

 

マグマガルルモン「やっと来たか!」

 

地球連邦軍の守備隊だ。

モビルスーツから陸戦型ジム1体、ジェノアスⅡ2体、ガンタンク1体、

デジモンからメカライオン型のローダーレオモン2体、サイボーグ昆虫型のメタリフェクワガーモン1体、ゾイドからコマンドウルフ、ガンスナイパーといった編成の混合部隊だ。

 

カガリ「連邦軍だ!」

徹平「しっ!あの部隊…いつも見ている…!」

オルタンス「…モビルスーツにデジモン、ゾイド…」

 

連邦兵1(陸戦型ジム)「敵は闇軍団だ、各自迎撃体制をとれ!一気に決着をつけるぞ!」

連邦兵2(ガンスナイパー)「了解!!」

ローダーレオモン「よくもこの街の人達を苦しめてくれたなぁ!」

ギャリー(ガンタンク)「…!」

 

ジャグラモン「ギャーッハッハッハッハ!連邦軍の皆さ~ん?いつもお勤めご苦労様~、そんな君たちに私から休暇のサービス与えちゃうよ~…永遠に地獄で休んでなぁ!!!」

 

連邦軍達が攻撃に入った。

連邦兵(ジェノアスⅡ)「このぉぉ!!」

マグマガルルモン「くたばれぇぇぇ!!マグマファイアー!!」

 

ドシュンドシュン!ゴォォォォボァァァァ!!!

 

連邦兵(ジェノアスⅡ)「う、うわぁぁぁぁぁぁ!あぁ…」

 

マグマガルルモンの口からマグマの火炎放射が放たれ、前方のドッズガンを構えたジェノアスⅡの上半身を焼きつくし溶かしていった。

そして下半身だけとなったジェノアスⅡはそのまま倒れ爆発しいった。

 

ヴィオレット「…!!」

オルタンス「そ、そんな!」

徹平「…殺された…知ってる人が殺された…!」

カガリ「う…」

 

その様子は遠くからも見えた。

 

マト「や、やられちゃった…!?」

ユーキ「連邦軍…随分と苦戦しているようだ…」

ヨミ「カガリ…!みんな返事して何処にいるの!?」

 

 

 

ストーンバードラモン「どうしたどうしたぁ!!」

 

ヒュゥゥゥゥン…ドォォォォドォォォォン!!

 

連邦兵(ガンスナイパー)「うわぁぁぁ!?」

ギャリー(ガンタンク)「このぉぉぉ!!」

 

ガンタンクが肩のキャノン砲を上げ反撃に出た。

そして四発発射したのち上空で空爆しながら飛び回るストーンバードラモンを一体撃墜した。

そこからコマンドウルフがマグマガルルモンにとびかかりバイトファングでかみついた。

 

マグマガルルモン「バカめ、俺の身体はマグマの高温だぞ!」

するとコマンドウルフの牙が溶け始め、パイロットが脱出しようと試みるも、もう数体のマグマガルルモン達が一斉に喰らいついてコマンドウルフをかみ砕きそのまま高熱で溶かしていった。

 

連邦兵(陸戦型ジム)「こいつらぁぁぁぁぁ!!」

ギャリー(ガンタンク)「隊長!?」

 

ガシンガシンガシンガシン!!

 

陸戦型ジムがビームサーベルを構えて突撃する、そしてマグマガルルモンに切り掛かろうとするが、後ろから全身を丸めて落下してくるストーンバードラモンに突かれ導体をドリルの様に貫かれてしまった。

そして他のストーンバードラモン達も同じく身体をドリルの様に丸めて他の連邦軍の機体に突っ込んで貫いて来た。

 

ギュイイイイン!!ズバァァァ!ズダァァァ!!

 

マグマガルルモン「ガォォォォ!!」

ローダーレオモン「ぐわぁぁぁ!!」

さらにマグマガルルモンがメタリフェクワガーモンに噛みつきそのまま溶かしていき、

ローダーレオモン達もマグマファイアーとストーンバードラモンの口から吐いた爆弾岩で倒されてしまった。

 

連邦兵(ガンスナイパー)「ぎゃぁぁぁぁぁ!?」

 

ドガァァァァァァァ!!!!ドゴォォォォ!!

 

あっと言う間に連邦軍の部隊は壊滅、残りはガンタンクに乗るギャリーただ一人だった。

 

 

マルスモン「なんて奴らだ…!!」

ユーキ「ダメだ…早くみんな地下シェルターに行くんだ!!」

ヨミ「そんな無理です、カガリが!他のみんながまだ!!」

マト「そうだよ!見捨ててなんていけないよ!」

ユーキ「馬鹿!!ここで巻き添えを食って死んだら、元も子もないだろ!!…今は自分自身の身の安全を確保するんだ…!!」

ユーキはマト達にその方法を強制した。

生徒会長として、この場にいる皆をまとめられる者として。

そんな彼の拳は悔しそうに握りしめていた。

彼だって徹平達を探しにいきたいのだ、しかし今はここにいる皆の命を優先と判断せざるえないのだ。

 

ユウ「天馬会長…2人共いこう。」

マト「ユウ…」

マルスモン「その通りだ、まず自分自身の身を守らなければ誰も助ける事なんて出来ない。」

厚井「おおぃそこにいたか!早くこっちに来るんだ!」

ユーキ「え?」

突然公園の隣に立つ小さなビルから来た男から呼び出された。

 

 

ギャリー(ガンタンク)「う、嘘…アタシ一人…!?」

ジャグラモン「グヒャヒャヒャヒャ!そんな古臭いモビルスーツでよく挑んで来たもんだねぇ~、あーそうか!連邦軍沢山最新機全部やられちゃったからもう旧型使うしかないのねぇもう最高バーカバーカウヒェヒェヒェブハハハブハハハハハハハ!!!」

カガリ「…ひ…いやぁぁぁぁぁぁぁ!!」

 

ジャグラモンが腹立つくらいに大笑いを上げる、そして闇軍団デジモンは一気にギャリーのガンタンクを囲んだ。

その光景をカガリが思わず悲鳴を上げてしまい、

今の声で徹平達がここにいるのが闇軍団にばれてしまった。

 

マグマガルルモン「んぅん!?」

徹平「しまった…!」

 

マグマガルルモンがビルの瓦礫の影に隠れる徹平達の方に接近、そして前脚で岩の跳ね除けこちらを睨みつけた。

 

オルタンス「キャア!?」

ヴィオレット「…!」

ジャグラモン「あっれ~君たちまだ避難してないのぉ~!?」

 

徹平達の前にジャグラモンが立ちふさがった。

いやらしい顔つきで歩み寄るジャグラモンの前にオルタンス達は震えた。

そこに徹平が足を震えさせながら前に出た。

今ここで三人を守れるの自分しかいない、ここで動けば死ぬかもしれない。

そんな恐怖を押し殺し徹平は震えながらも立ち上がった。

 

徹平「やめろ…!」

オルタンス「月美様!」

ジャグラモン「おぉ、お嬢ちゃん達守る為にナイトが立ち上がったってかぁ!?感動的だねぇ!!」

 

バゴォ!!

 

徹平「ぐわぁっ!?」

ヴィオレット「ああっ!!」

ジャグラモン「うっぜぇぇぇぇぇぇんだよぉぉぉ!!!」

 

ジャグラモンは徹平の一瞬で蹴り飛ばす。

しかし徹平は三人を守る為に歯を食いしばり立ち上がり、体当たりを仕掛ける。

 

徹平「三人に手を出すなぁぁぁぁ!グァァァ!?」

カガリ「徹平!!」

マグマガルルモン「このまま踏み潰してやろうかぁ!?」

ジャグラモン「おーまずは熱ですこーしづつ肉溶かして骨を軽く砕いちゃって~ゲッヘッヘェ~!」

 

マグマガルルモンの高温の前脚が徹平の身体を踏みつける、その同時に徹平は身体に大やけどを負うほどの痛みと踏みつけられる激痛に襲われる。

 

徹平「うぎゃぁぁぁぁぁぁ!!!」

マグマガルルモン「どうだ熱いかぁ!?もっと苦しめ泣き叫べ!!」

カガリ「いやぁぁぁぁぁぁ!!」

 

徹平の意識がもうろうしていた。

彼の目がかすんで来た時、横を見ると何か見えた。

 

すぐのビルの破片の隅に変わった端末が落ちてある。

 

徹平「…!?」

 

徹平は何か感じた、あの端末から何か…何か聞こえる…?

徹平はそれを察知したのごとく、その手の力を振り絞り、端末を掴もうとする。

しかし届かない。

 

カガリ「うりゃああああ!!」

 

バコッ。

マグマガルルモン「んあぁっ?」

ジャグラモン「あいったぁ!?」

 

カガリ達が石のマグマガルルモンやジャグラモンに連続で投げ飛ばした。

 

カガリ「このぉ!石ぶつけんぞぉ!!」

オルタンス「その方を離してくださいまし!!」

ヴィオレット「あなた方の行いは許される物ではありません!」

ジャグラモン「あぁ~?」

 

ギャリー(ガンタンク)「え、何…ちょっとまだあそこに民間人がいるじゃない!?」

 

ボォォォ!!ドォォォォ!ドォォォ!!…ジジジジ…バチバチッ…

 

ギャリーはコクピットのモニターを拡大して確認すると壊れたビルの端に徹平達の姿を確認した。

だがそこに他のマグマガルルモン達のマグマファイアーを喰らいガンタンクの無限軌道が破壊され歩行できなくなってしまった。

 

ギャリー(ガンタンク)「キャア!?そんなっ…動きなさいよこのタンク!」

 

徹平「うぉぉぉぉ…!!」

マグマガルルモン「何っ!?」

 

カガリ達に気を取られたマグマガルルモンの前脚から脱出した徹平は痛みをこらえてすぐにその端末に手を取った。

 

ピィィィィ…

 

徹平「う…うぉぉぉ!!」

 

握りしめたと同時に偶然にも端末のボタンの押してしまい、その時光に包まれた。

 

オルタンス「これは!?」

ヴィオレット「徹平様!?」

カガリ「徹平!?」

 

 

ジャグラモン「な、なんだ!?」

徹平「…なんだこれ…!?俺が…」

 

突如光に包まれたかと思ったら徹平の姿が変化していた。

そう、、グレーの尻尾、銀のアーマー、鋭い爪を持った両腕に力強い竜の脚、

灰色のドラゴンのヘッド。

 

徹平はなんと身長4mほど竜のデジモンの姿になってしまった。

 

徹平「デジモンになってる!?」

カガリ「ええぇっ!?」

オルタンス「こんな事が…」

ヴィオレット「信じられませんわ…!」

 

 

ギャリー(ガンタンク)「な、何…あの子なんでデジモンになっちゃったの!?」

ストーンバードラモン1「お、おいどうなってるんだ!?」

マグマガルルモン「知るかよ、やっちまえ!!」

徹平「き、来た!うぉぉぉぉ!!!」

 

ドォォォォ!!

 

デジモンになった徹平は三本爪の腕で襲ってくるマグマガルルモンを殴り倒した。

 

マグマガルルモン「ぐぎゃあ!?なんだこいつ!?」

 

 

 

その様子は公園の隣のビルの竹尾ゼネラルカンパニーの窓からも見えた。

 

マト「あ、あれって徹平!?」

ユウ「デジモンになってる…!?」

ユーキ「どういうことなんだ…!?」

マルスモン「デジタルスピリットアーマー…まさかその少年があのデジヴァイスを拾ったというのか…」

ヨミ「デジタル…デジヴァイス?」

 

マルスモン「私が先ほど落とした物だ、DCS・正式名称デジタルスピリットアーマーは人間がデジモンになる為のパワードスーツシステムだ。完成すれば連邦軍で投入されて新たな戦力になるとされる重要機密だった…!」

 

ユーキ「人間がデジモンに…そんなことが出来るんですか!?」

 

マルスモン「本来は禁則事項だがこうなっては仕方あるまい、彼がデジヴァイスに搭載されたDCSの名はプロトブイドラモン、まだ試作型の白兵戦にすぐれた竜人型デジモンだ。」

 

マト「貴方一体何者…てか徹平頑張れぇぇぇぇ!!!今頼れるのはアンタしかいないのぉぉぉ!!」

木下「あの、ところで社長はまだでしょうか!?」

郁恵「専務が迎に行ったきりまだ…」

 

 

ガァァァ!!ググググ…ヒュゥゥゥンドォォォォ!!

 

徹平、及びプロトブイドラモンは襲ってくる闇軍団デジモン達に苦戦していた。

プロトブイドラモンは無我夢中で三本爪の腕で喰らいかかるマグマガルルモンを受け止めるが、上空からのストーンバードラモン達の爆弾岩の空爆からは太刀打ちできなかった。

 

プロトブイドラモン「うわぁぁぁぁぁ!!」

マグマガルルモン「おっとぉ!!」

ジャグラモン「なんでぇ戦い方はまるっきり素人だ!」

 

カガリ「徹平何やってんだぁぁぁまたマカロン地獄だぞ!!」

ヴィオレット「月美様…あんなになってまで…」

 

 

 

 

 

 

その頃竹尾ゼネラルカンパニーのすぐ近くでは。

 

ワッ太「早く!!このままじゃ闇軍団にやられちゃうよ!!」

梅麿「ただいま全力疾走中です社長!もうしばしお待ちを!」

 

背広を着た男性が少年を乗せて自転車で必死に走っていた。

 

 

 

ギャリー(ガンタンク)「…こうなったらアタシがやるしかないわ…イヴ、もしかしたらアタシ帰れないかも…」

 

闇軍団デジモン達に苦しめられるプロトブイドラモンの姿を見て、

ギャリーはコクピットの隅に置いてある大型銃を手にとった。

その同時に彼はふとを思いながらガンタンクのコクピットの床に落ちてしまったギャリー本人と白い服を着た茶色い長い髪の少女の写真を手に取る。

 

プロトブイドラモン「ぐわぁぁぁ!このぉぉぉぉ!!うわぁぁぁ!!」

ストーンバードラモン「ガァァァ!!」

 

ドゴォォォォドゴォォォ!!ガブゥゥゥ!ゴォォォ!!

 

反撃に出ようとしても上空からの爆弾岩が降りかかりプロトブイドラモンを容赦なく襲い続ける。

さらにマグマガルルモン達が噛みつき攻撃に入り投げ飛ばし、もう一体のマグマガルルモンの頭突きで弾き飛ばされる。

そしてカガリ達に目をやったマグマガルルモン達が一気に襲い掛かった。

 

オルタンス「あぁっ!!」

プロトブイドラモン「うぐっ…させるかぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

マグマガルルモン「ぐはぁぁぁぁ!?」

 

ガァァァァン!!

 

プロトブイドラモンは大きな傷とダメージを受けながらも立ち上がり走り出す、

その時のスピードはマグマガルルモンの速度を越し、同時に直観的な物なのか偶然なのか尻尾の先に搭載されていた。ノーマルサーベルを取り出しそれで殴るようにマグマガルルモンに叩き付けた。

 

ヴィオレット「月美様…!」

プロトブイドラモン「はぁ…はぁ…」

ジャグラモン「まとめてぶっ殺せぇぇぇ!!」

 

ジャグラモンの一声でマグマガルルモン達が一斉にプロトブイドラモン達に襲い掛かる。

 

プロトブイドラモン「みんなふせて!うわぁぁぁぁ!」

 

ガブゥゥゥ!!バギィィィ!!ドォォォ!ボォォォ!!

 

プロトブイドラモンはカガリ達3人を自分が覆いかぶさり守る敵に背中を向ける体制をとる。

1体目のマグマガルルモンがプロトブイドラモンの背中に牙を突き立て思い切りかみついた。

さらにそこからとびかかる2体目が爪で殴り掛かり3体目が高温のマグマファイアーで襲う。

さらに一気にプロトブイドラモンの背中に殴り爪で切り裂く猛攻を続ける。

 

オルタンス「このままじゃ月美様が死んでしまいます!!」

ヴィオレット「月美様!私達の事は構わず!」

カガリ「徹平!!」

プロトブイドラモン「ダメだ…そんな事したらみんなが…うがぁっ!」

 

 

マト「徹平!(こんな時…どうすればいいの!?ブラックロックシューター…!!)」

 

マトは両手を握りしめて目を閉じて誰かに呼びかけるように心の中で叫んだ。

 

ヨミ「やめてぇぇぇぇみんな死んじゃう!」

ユウ「(こんな時…ストレングスなら…だけど…!)」

ユーキ「徹平君…あんなになってまで…それくらべて僕は…!」

マルスモン「このままでは彼の命が持たない…!」

 

 

プロトブイドラモン「うぁぁぁぁぁぁぁぁ!!」

ジャグラモン「トドメさせぇぇぇぇぇ!!」

 

「ロケットパーンチ!!!」

 

 

ユウ「えっ!?」

ギャリー(ガンタンク)「あれはっ!」

 

突然空から黒い鋼鉄の腕が飛ばされて来た。

その拳はストーンバードラモン達を一気に殴り倒していく。

さらに拳は真下に急降下しマグマガルルモン達を吹き飛ばした。

 

ゴォォォォォォォォォ!!!ドガァァ!!ゴォォォ!!

 

ストーンバードラモン達「ギャアアァァァァ!?」

マグマガルルモン「な、なんだぁぁぁぁ!?」

ジャグラモン「にぃ!?」

 

そして飛ばされた腕は元の主のとこに戻っていく。

 

ガチャン!ズシンズシン…!

 

燃え上がる廃墟のビルの影からその大きな鉄の城が姿を現した。

 

マルスモン「あれはスーパーロボット…!」

ヨミ「たしか、空にそびえる鉄の城…」

マト「マジンガーZ!!!」

ユーキ「マジンガーZだ!!」

 

 

元祖スーパーロボット・マジンガーZの登場だ。

そして頭部のコクピットからどえらい元気の良い一人の青年が姿を出し叫んだ。

 

甲児(マジンガーZ)「やーい闇軍団!!テメーらまとめてマジンガーZが相手になってやるぜぇぇぇ!!!」

オルタンス「あれが噂の…」

ヴィオレット「マジンガーZ…」

カガリ「徹平しっかりしろ!」

プロトブイドラモン「ま、マジンガーZ…!」

 

マジンガーZを駆る少年、兜甲児。

彼のその声から響く勇士は周囲に光を与えた。

 

ギャリー(ガンタンク)「甲児来てくれたのね!」

甲児(マジンガーZ)「ごめんさっきの戦いで遅くなった!ギャリーさん大丈夫…じゃねぇなその様子じゃ。けどあっちもヤバそうだ…!」

ギャリー(ガンタンク)「面目ないわ…」

甲児(マジンガーZ)「あとは俺が引き受けるぜ、ギャリーさん!」

 

甲児はまずやられかけていた瀕死のプロトブイドラモンに目を向けた。

 

甲児(マジンガーZ)「いくぜ、マジンガーZ!!」

マジンガーZは走り出し、プロトブイドラモン達や闇軍団のいるところまで向かった。

 

ジャグラモン「マジンガーZか…結構歯ごたえある奴が来たじゃねぇか!バラバラにしろぉぉぉ派手な地獄旅行に案内しなぁ!!」

 

マグマガルルモンとストーンバードラモン達が一斉にマジンガーZに標的を変えた。

 

甲児(マジンガーZ)「光子力ビーム!!」

 

マジンガーZの目から黄色い光線、光子力ビームを発射する。

 

マグマガルルモン「ウガァァァァ…ァァァギャァァァァァ!?」

 

ドォォォォ!!

 

真っ先に前に出たマグマガルルモンが光子力ビームの一撃で倒され消滅した。

 

ジャグラモン「げぇぇっ!?」

ストーンバードラモン「この野郎がぁぁぁ!!」

甲児(マジンガーZ)「ルストハリケーン!!!」

 

ブォォォォォォ!!

 

マジンガーZの口部分から吹き上がる酸の突風ルストハリケーン、

その風をまともにうけたストーンバードラモンは一瞬にして酸の風で粉々になった。

 

カガリ「徹平、しっかりしろ!!」

徹平「うぐ…」

オルタンス「月美様…こんなになるまで…」

ヴィオレット「私達を必死に…」

 

カガリ達はプロトブイドラモンから戻った徹平をなんとか看護しながら再びビルの隅に隠れた。

その時徹平の持っていたデジヴァイスに搭載されていたプロトブイドラモンのDCSシステムは先ほどの戦闘で完全に大破してしまっていた。

 

甲児(マジンガーZ)「見たか、マジンガーの力を!」

ギャリー(ガンタンク)「甲児後ろ!!」

 

ドォォォォ!!ズシィィィ…

 

マグマガルルモン達「調子にのるなぁぁぁ!!」

甲児(マジンガーZ)「うわぁ、しまった…!!」

 

マグマガルルモン達が一斉にマジンガーZに飛び掛かりその重さでマジンガーZを押さえつけた。

 

そして竹尾ゼネラルカンパニーでは。

 

木下「社長、早く早く!!」

郁恵「マジンガーZの兜さんも大ピンチですよ!」

ワッ太「ごめん、待たせたてっつぁんトライダー!」

厚井「いつでも出せます社長!」

 

竹尾ゼネラルカンパニーの社員の営業係の木下藤八郎、社の紅一点で経理・事務・お茶組み担当の砂原郁恵、常務・メカニックの厚井鉄男、専務の柿小路梅麻呂。

そしてこの会社の社長である小学6年生竹尾ワッ太である。

 

マト「え、この子が社長!?」

ワッ太「そう、まあ見ててよ!!」

梅麻呂「ま、間に合ったようですな…ぜぇぜぇ」

郁恵「専務、お疲れ様です。」

 

自転車を全力疾走で走った梅麻呂は席に座り一息つく。

そして郁恵は落ち着いてお茶を出した。

 

ワッ太は竹尾ゼネラルカンパニーの地下をエレベーターで降り、地下通路を駆け抜ける。

たどり着くとそこは大きな格納庫で全長60mほどの巨大なロボットが格納、ワッ太はそれに乗り込みエンジンを起動させた。

その同時に外では。

 

郁恵『毎度お騒がせして申し訳ございません、ただいまより、トライダー発進いたします。危険ですので白線の外までお下がり下さい。』

 

ワッ太(トライダーG7)「安全、確認!発進!!」

 

郁恵のアナウンスの後に竹尾ゼネラルカンパニーの隣の公園の中心のロボットの頭部を包んだ白い床が割れ、そこから竹尾ゼネラルカンパニーが所有するスーパーロボット、トライダーG7が発進した。

 

ワッ太(トライダーG7)「緑ヶ丘小学校6年2組竹尾ワッ太!今いくぜぇ!」

 

トライダーG7は飛び立ちすぐにマジンガーZ達のいる戦闘区域に向かった。

 

マト「あれってスーパーロボットだったの!?」

ユウ「凄く大きい…」

ユーキ「と言うか小学生が社長って…」

マルスモン「竹尾ゼネラルカンパニーのトライダーG7に光子力研究所のマジンガーZ…今戦えるのは彼らしかいない…!」

 

 

カガリ「また来た!!」

 

ジャグラモン「きぃーまたスーパーロボットかぁ!?」

ワッ太(トライダーG7)「くらえぇ!トライダーカッター!!」

 

スパァァンスパァァン!!!ドォォォォ!

 

トライダーG7は両脇腹に収納されている刃付き円盤の2個同時に投げマジンガーZに乗りかかってるマグマガルルモン達を切り裂いた。

 

甲児(マジンガーZ)「ワッ太、てめぇ遅いじゃねぇか!」

ワッ太(トライダーG7)「なんだよぉ、こっちも学校からの帰り道が爆発で道が使えなくなって大変だったんだぞ!」

ギャリー(ガンタンク)「アンタ達いい加減にしなさい!今は敵に集中したらどうなの!!」

 

ギャリーの罵倒で2人は黙りこみ、互いに協力して闇軍団を倒すのに協力し始めた。

 

 

マグマガルルモン「グァァァァァ!!」

ストーンバードラモン「キェェェェェ!!」

残りのマグマガルルモンとストーンバードラモンがマジンガーZとトライダーG7に向かった。

 

ワッ太(トライダーG7)「いくよ、甲児兄ちゃん!トライダージャベリン!!」

甲児(マジンガーZ)「おう!!ミサイルパンチ発射!!」

 

ドォォォォ!!!ズバッズバッスバァァァァァァァ!!

 

マジンガーZの腹部分が開きミサイルが発射される、その威力で残りのマグマガルルモン達を一掃した。

トライダーG7の脚部に格納させてある槍が三又に広がり、振り翳す。

上空から向かってくるストーンバードラモンへ飛び立ちジャベリンを回転させて向かってくるストーンバードラモン達を切り裂いていく。

 

ジャグラモン「げっ!?俺の部隊がぁぁ!?」

 

甲児(マジンガーZ)「ブレストファイヤー!!!」

 

マジンガーZの胸の放熱板から放つ熱戦30000度のブレストファイヤーがジャグラモンに直撃。

 

バァァァァァァァァ!!!

 

ジャグラモン「ギャァァァァァァァ!?ぐっぐぅ!」

 

ジャグラモンはなんとか脱出するも今度はトライダーG7が待ち構えていた。

 

ジャグラモン「ぎょっ!?」

ワッ太(トライダーG7)「いくぞトライダー!トライダー・バード・アタァァァァック!!」

 

ワッ太の掛け声で胸の黄色い鳥のマーク巨大化させ、全身の光の鳥で包んだ状態でジャグラモンに体当たりを仕掛けた。

 

ゴォォォォォォォ!!!

 

ジャグラモン「ぐぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!?!?」

 

 

ドォォォォォォォン!!

 

爆風の中から2体のスーパーロボットの一撃でボロボロになったジャグラモンが空を舞って飛び出した。

 

ジャグラモン「くっそぉぉぉぉ!お前ら邪魔が入らなければなぁぁぁ!!覚えてろぉぉぉぉ!!!」

 

ジャグラモンは撤退し街は闇軍団の脅威から解放された

 

 

 

戦闘終了後、マジンガーZから降りた甲児は徹平達の元へ走る。

そしてマト達もようやく徹平達と合流した。

被害を受けた街はすぐに後から来た連邦軍や救助隊の支援で負傷者の手当てと病院への搬送、最低限のライフラインの復旧作業が行われていた。

 

徹平「ユーキ先輩…みんなよかった…無事で…」

ユーキ「徹平君…なんでこんな事を…」

 

この戦いで負傷した徹平は周囲から大変な心配を受けていた。

 

オルタンス「あまりしゃべってなりません!」

マト「早く病院に連れて行かないと!」

梅麻呂「申し訳ありません、私がもっと早く的確に社長を送り届ければ…」

ワッ太「専務のせいじゃないよ、闇軍団みたいな連中がいけないんだ!」

ギャリー「…」

甲児「ギャリーさん、落ち込まないでくれよ!世間じゃ連邦の対応が悪いって言われっけどよ、世界各地で毎日の様に侵略者が攻撃していれば戦う俺達が追い付かなくなるは当然だ!」

 

今回出撃した部隊の中で唯一生き残ったギャリーはただ自分の無力差を心の中で責めていた。

甲児はそんなギャリーの心をフォローする。

甲児の言う通り、今地球圏内は毎日の様に各国に侵略者達が毎日の様に襲ってくる。

侵略者の攻撃でボロボロの地球連邦軍も最新鋭機の増産と編成が追い付かず、旧型機体で代用して今の攻防を維持するのに、せいいっぱいなのだ。

逆に世間から負け続けの連邦軍の不甲斐なさに批難している者も少なくない。

 

同時にマジンガーZ、ゲッターロボ、コンバトラーV、ライディーンと言った日本各地のスーパーロボット達も今世界中からあちこちで要請を受けて毎日の様に侵略者の対応にあたっている。

彼らや連邦の共同戦線でかろうじて防衛は維持できているとされるが、

守るのに必死で侵略者達に対し決定的なダメージを与えられずにいた。

 

 

カガリ「ヨミィ、怖かったよぉ…」

ヨミ「カガリ…もう大丈夫だよ。」

 

カガリは先ほどの恐怖からやっと解放されて泣きながらヨミに抱きついた。

ヨミはそんなカガリは抱きしめて安心させていた。

 

ユーキ「徹平君…本当にゴメン、僕がもっとしっかりしていれば…これじゃ会長失格だ…」

ヴィオレット「天馬会長のせいでありませんわ、あまり自分を責めないでくださいまし…。」

徹平「俺は…あの時これを感じ取ったんだ…戦うなら…使えって言ってるみたいな…」

マルスモン「君は感じ取ったのか、そのDCSの鼓動を。」

 

徹平は口をなんとか動かし、先ほどデジヴァイスから感じ取った間隔を必死に説明していた。

 

マト「ちょっとアンタ、徹平に謝ったらどうなの!?アンタが落としたから徹平がこんな事に!」

ユウ「けどマト、徹平君があれを拾わなかったらみんな…」

マト「う…それは…」

 

マトは変わらず厳格な態度のマルスモンに対し負傷した徹平に謝罪を求めたが、

ユウに一言突っ込まれて一歩下がった。

 

マルスモン「すまない、私の不注意で君が戦う事になってしまった。だが聞いてほしい、君は…このデジヴァイスとそのプロトブイドラモンのDCSシステムを持って戦った君はもう後戻り出来ない状況に陥ってしまった。」

ユーキ「それってどういうことですか!?」

マルスモン「さっき言ったとおりだ、元々このプロトブイドラモンはコトブキアームズ社がデジモンになる為の鎧として開発されたDCSシステムの試作品のひとつだ。だがプロトブイドラモンも大破してしまい、君は取り返しの付かないことしてしまった。怪我が完治しだい…君には来てもらいたい所がある。詳細は追って連絡する。」

 

そう言ってマルスモンは去ってしまった。

 

ユーキ「そんな…そんな勝手な事あるか!!」

甲児「徹平って言ったな、俺からも謝らせてくれ、俺だってもっと早く来ていれば…!」

オルタンス「兜甲児様…ですか?貴方があのマジンガーZと言うロボットで駆けつけに来て戦って下さったからこそ私達はこうして生きてここにおります、感謝するのは私達でございます。」

ヴィオレット「メルシー…ムシュー兜様…」

甲児「君たち…」

徹平「兜甲児さん、それにワッ太君…俺からも言わせて…ありがとう、助けに来てくれて。」

ワッ太「…うー…なんだぁこの胸からこみ上げるこの気持ちはぁ~!?泣けばいいのか喜べばいいのかわからないよ~!!」

梅麻呂「(社長…)」

 

 

こうしてひとまずの戦いは終わった。

現在世界中で毎日の様に侵略者の戦いは続き、戦う彼らも心がまいる時が度々起こる。

しかし現地の人たちの感謝の気持ちや、守る為に戦う戦が士いると言う希望の存在がある事で、彼らには生きる力が湧いてくるのだ。

 

そして戦いに初めて身を投じた徹平はここから大きな運命を背負う事になるのだった。

 

スーパーヒーローウォリアーズ 第1話 完

 

第2話 笑顔と鉄人と鋼鉄の弐式 に続く。

 




スーパーヒーローウォリアーズ第1話お読み頂きありがとうございます、
こちらの小説は別サイトにて投稿連載しておりましたが、ハーメルン様でもご投稿しようと思いました。
至らぬ点もいくつかありますが読んでいただけたら幸いです。
今後ともよろしくお願いします。
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