スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

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この小説は作者の趣味100%で書かれた版権多数+オリジナル要素のクロスオーバー小説となり、スーパーロボット大戦シリーズのオマージュであります。また、それぞれの原作の展開が変わっていたりストーリーもそれぞれクロスオーバー、中にはいるだけの空気参戦の作品もございます。■基本的にはタグに付けられた作品のキャラクーがメインで登場します。※SoundHorizonのルキアがスパロボシリーズのグルンガスト弐式に乗って戦ったり、ibのギャリーが地球連邦軍のパイロットになってたり、ゼンガー・ゾンボルトが高齢化してたり、初音ミク等ボカロキャラがゾイドに乗って戦いますが、これはこの小説だけの展開です。中にはいきなり別の作品のキャラが出てきたりします。なおデジモンは現時点ではオリジナルキャラクターメインとなります、そういった物が苦手な方々はご注意を…■避難民達の食料配布に勤しむ特別隊面々、同じころキャプテン・ラドラがある決断を起こす。さらにあの親分がついに現れた!!


スーパーヒーローウォリアーズ 第19話 栄光の先と悪断つ剣

悪の天才科学者Dr.ヘルが総べる孤島・バードス島。

通称地獄城。

薄暗い広間にて絶望に満ちた表情であしゅら男爵が腰を落としていた。

その手には。

 

あしゅら男爵「もはや終わりだ…もうDr.ヘルに合わせる顔がない、このあしゅら!幾度となく任務に失敗し何度Dr.ヘルの信用を裏切った事か!!ついに謝罪する言葉もなくなってしまった私にはこれしか残されていない!!ああこの命を投げ出す私をお許し下さい!!」

 

うちひしがれたあしゅらはその手に構えたナイフを自分の胸に向けた瞬間であった。

所がである、胸に刺そうとした瞬間、暗闇から投げられたペンがナイフを弾いたのだ。

 

あしゅら男爵「うわぁっ!?…何故ですか…何故なのですか!?何故私はこの命を投げ出す事が出来ないのですか!?」

Dr.ヘル「この大馬鹿者!いくら失敗を重ねたとはいえ、自らの命を捨てる事があるか!貴様は間抜けだ、だが自らの命を投げ出す方がよっぽど間抜けとは思わんのか!?」

あしゅら男爵「ど…Dr.ヘル…!」

Dr.ヘル「もっと悪知恵を働かせるのだ!そしてその悪知恵を尽くし、マジンガーZを!兜甲児を!特別隊の連中を今度こそぶち殺して来るのだ!そして地球連邦を乗っ取り、権力も経済も全て我らの物とするのだ!この世界を我々の手中とする為に!!」

 

Dr.ヘルが両手をかざしあしゅらに叫んだ。

絶望の淵に追い込まれたあしゅらを奮い立たせる為、再び手を取る。

その時Dr.ヘルの後ろから一筋の光が浮かび上がり、それは大きな扉が開く様に。

そこにはあしゅら男爵が一番に驚くであろう巨大な機械獣の姿があったのだ。

 

あしゅら男爵「おお…こ、これは…!!これはぁぁぁ!!!」

 

 

 

そして遠くからその様子を見ていた、バッドエンド三幹部とジョーカー、ブロッケンにピグマンの姿が。

 

ウルフルン「な、なんだありゃ…」

マジョリーナ「無駄に暑苦しいだわさ。」

アカオーニ「あの機械獣、なんかアレオニ!」

ブロッケン伯爵「だがついにここまで来てしまった…」

ピグマン子爵「マジンガーZ…そして特別隊の連中によって幾度となく機械獣を破壊され我々も追い詰められているのだ。」

ジョーカー「(もはや彼等には後がない…ですがここまでこの手の連中と組んだお蔭でバットエナジーも効率よく集められました、悪の皇帝ピエーロ様復活もあと少し…!最後まで付き合うとしましょうか…!ただ、気がかりが少々。Dr.ヘルから聞いた所によると機械獣の原型は元々このバードス島の地下に眠っていた古代ミケーネ帝国の遺産とも呼べる巨神像。そして先日発したその巨神像の頭脳であるケドラ…。そしてかつてミケーネの裏切り者と呼ばれた絶対神ゼウスの存在…そういえばあしゅら男爵さんは古代ミケーネ人の夫婦の死体から再生された方でしたっけ。なんでしょう…どうも引っかかります。)」

 

ジョーカーは以前このバードス島でDr.ヘルに島の内部と機械獣の原型の巨神像を発見した地下遺跡にあしゅら男爵の原型の夫婦のミイラが眠っていた広間等に案内してもらっていた事を思い出す。

この時、ジョーカーは古代ミケーネ人が描いたと思れる、祭壇の壁画を見ていたのだ。

そこには巨神像の力を駆使し他の文明を滅ぼすミケーネ帝国の姿にそれを滑る神々の図。

次に2人の少年少女、特に少女には何か邪悪と思われる影からミケーネを守ってる姿があり、その背後には白いリスの様な生き物がいた。

しかしその神々の中の1人であるゼウスが裏切る図に続き、

そのゼウスの隅には白い翼を持った竜の姿もあった。

そして滅びるミケーネを背後に巨大な魔王と思われる怪物に立ち向かうゼウスと白い竜の姿、最後には先ほどの2人の少年少女が成長したと思われる男女が手を取り合い眠りにつく様な画で壁画は終わっていた。

 

ジョーカー「(はて、壁画に描かれた白い竜…何処かで見覚えがありますね…)」

ウルフルン「?」

 

ジョーカーはミケーネに関係する事に考えふけっていた。

 

 

 

アジア方面、恐竜帝国の支配から解放された地域の街にて。

ここまで特別隊はたった一日近くで恐竜帝国や機械獣達に襲われて支配されていたアジア各都市の奪還成功を続けていた。

そして連邦軍側も戦力の再編が整い、各国での防衛力が回復しつつある。

これも特別隊が恐竜帝国や機械獣軍団を引き付けて戦い続けたお蔭でもあったのだ。

そしてこの半壊した街に避難民キャンプと連邦軍の仮設基地が立てられ救助した民間人達の保護も行われていた。

 

 

シロン「ガガックション!」

シュウ「どうした、ねずっちょ?誰か噂でもしてんのかー?」

シロン「ガガガ。(知らね。)」

虎鉄「うっし、避難民の人達の食糧配りに行くぞ!」

イワン「はい!」

ボス「ふいっと忙しいたらっありゃせんぜ」

ヌケ「ボス、早く~」

ムチャ「もうひと頑張りでっせ!」

 

ミク「はい、これで大丈夫よ。」

少年「ありがとう!」

 

虎鉄達が食糧の入った大きいダンボール箱担いでこの基地の兵士達やボランティアの人達と一緒に避難民の人達に食糧を配りにいった。

後ろではミクにローレライ、徹平の母の三田子等が仮設医療テントで怪我人の応急処置を行っていた。

 

アジア某市街地避難民キャンプ。

 

みゆき達がシュウ達の家族と作ったである、大きな鍋一杯のカレーを避難民の人達に順番で配っていた。

 

 

なお「皆さん、二列に並んでくださーい!!」

れいか「まだ沢山あるのでご安心下さい!」

やよい「はい♪」

少女「ありがとう、お姉ちゃん!」

ボタモン「♪」

 

やよいがボタモンを頭に乗せた少女にカレーライスを手渡した、

ようやく侵略者の恐怖から解放された彼女はにこやかな笑顔でお礼を述べた。

ちなみにその子はそのやよい達が自身を助けてくれたプリキュアだと言う事には気づいていない様子。

 

みゆき「はーい次の人。」

老人「よう、嬢ちゃん。」

みゆき「?」

あかね「…?」

 

次の順番で回って来たのがこの老人だ、だがとても不快な気分であろう顔をしている。

 

老人「嬢ちゃん達はボランティアでやってるだろうだから知らんけどなぁ、軍の連中も侵略者にボコボコにされただけでワシ等がこんな目にあってるんだ。一体ワシ等は何時までこんな毎日に怯えながら暮らさんといかんのかのぉ?」

みゆき「え…」

老人「くそったれの連邦政府が!民間人ばかりに苦しい事全部押し付け追って!!軍も全部ダメな奴ばっかりだ!!!」

みゆき「おじいさん、怒らないで…」

老人「こんな状況で怒らん馬鹿が何所にいる!!」

バーナビー「それまでにしてもらえますか?周りの人達の迷惑です。」

隼人「爺さん、言いたい事は分かる。それは政府に依頼されて戦ってる俺達だって同じ事だ。だがここで怒鳴り散らしてもどうにもならんだろ。」

老人「ちっ…」

 

バーナビーや隼人等に止められ、老人はカレーライスだけもらってこの場を去った。

 

みゆき「…」

れいか「やっぱり、辛い目にあったのでしょうか…」

ムンベイ「一々気にしなくていいわよ、結構いるもんなのああ言うのは。」

竜馬「みんな、侵略者に襲われて参っているんだ。」

虎鉄「シュテルンビルトでも同じさ、ヒーローに対して市民の中にはもう少ししっかりしろとかこんな様ならヒーロー辞めろなんて言われた事もある。」

武蔵「けどさっきの子みたいに感謝してくれる人だっているんだ。オイラ達はその感謝の言葉だけでも次の力になれるってもんだ!」

なお「けど、もっとしっかりしなきゃね…」

やよい「うん…」

女性「あの…」

ライザ「おっと、はいよ!お姉さん!」

 

みゆき達は今の老人の言動や批判的な反応もある事に少しショックを隠せなかった、

そこへカレーライスをもらいに来た女性がその顔を見て浮かない表情が写ってしまう。

すかさずライザやマック達がにっこりと笑顔でカレーライスを手渡した。

 

女性「私達の事助けてくれてありがとうね。」

マック「どういたしましてなんだな。」

 

ライザ「どうしたんだよ、お前達らしくねぇな。スマイルの名が廃るってもんだぜ?」

みゆき「ライザ君…そうだよね、ありがとう!」

なお「なんだ、アンタもう少しひねくれてるかと思った。」

ライザ「ぶー…」

あかね「よっしゃ今度はお好み焼きでもつくったるわ!」

シュウ「マジ!?俺も食べる食べる~!」

ボス「いっそお好み焼きカレーでもやるだわさ!」

虎鉄「俺も手伝うぜ!」

バーナビー「間違ってもんじゃ焼きにしないで下さいね。」

虎鉄「うるせぇ!」

 

侵略者に襲われ続け耐えられない人々は数多く、

だが今は背一杯かもしれないが特別隊の面々は少しでも避難民の人達に元気になってもらおうと張り切るのであった。

あかね達がお好み焼きを作り始めると、その匂いにつられて他の避難民の人達が覗きにやって来る。

そしてバーナビーや竜馬に武蔵、ボス達が鉄板の上のお好み焼きを裏返し、虎鉄がソースをかけ、みゆきがそれを皿に乗せて配り始めていた。

 

男性「…美味い!」

アロモン「お、俺にもくれ!」

ガジモン「俺も俺も!」

れいか「では皆さん順番に。」

 

シュウ「ちょっとだけつまみ食い…」

シロン「ガガガガ!!」

シュウ「じょ冗談だって!!」

 

 

 

 

一方ウルトラザウルス艦内食堂。

 

マト「ふう、いっぱい出来た~」

甲児「うおっなんだこのクッキー!?」

ギャリー「凄い量ねぇ…」

 

マト達が食堂のテーブルにて焼けたクッキーを並べてカゴにいれていた。

資材の片づけを終えて匂いにつられた甲児達がやって来る。

 

ヨミ「避難してる人達に食べてもらおうと思って作ってたんです。」

カガリ「みんなの分もあるよ。」

闇黒寺「しゃあっ一枚頂くぜってあちぃ!」

ユウ「それはまだ焼けたばかりです…。」

ジャック「オー!ズバリーコレハジャパニーズガールガ作ッタイッツスイーツデスカー!?」

ヨミ「!?え、えっと…」

ジャック「OK!OK!ベリーベリーヤミーネ!レッツワンダフルゥ!」

 

ジャックが凄い勢いでヨミ達の前に現れてクッキーを一枚食べると何かハイテンションで換装を述べた。

カガリ「…変。」

カービィ「ポヨ~」

マト「あ、カービィ!ためしに一枚食べる?」

フーム「あ!!」

カービィ「ファァァァァァ!!!」

 

マトがカービィにクッキーを差し出した時だった、カービィは大きな口を開けマトの手のクッキーどころかテーブルのクッキー全てを吸い込んでいってたいらげてしまった。

 

カービィ「ウプッペポー♪」

マト、ユウ「あが…」

ヨミ、カガリ「…」

ホァン「…」

正太郎「すごい…」

甲児「全部食いやがった…」

フーム「すみません、すみません!カービィの悪い癖なんです!!」

ヨミ「気にしないで、フームちゃんは悪くないから。」

メリー「ホワッ!イッツバキューム?」

弓さやか「特別隊の食糧大丈夫かしら…」

 

一同はカービィの食べっぷりに唖然としてしまった。

そこへリュウセイと万丈がやって来る。

 

リュウセイ「うーんいい匂いだな~ってあれ?」

万丈「おや、クッキーがあるって聞いたけど…」

マト「あ、たしか…」

リュウセイ「おう、SRXチームのリュウセイ・ダテだ!よろしくな!」

万丈「バタバタしてて紹介が遅れたね、僕が波嵐万丈。あのダイターンのパイロットさ。」

ギャリソン時田「そして、私目が万丈様の執事であるギャリソンと申します。」

ギャリー「って何時からここにいたの!?」

 

ギャリーの背後に突如、万丈の執事であるギャリソンが現れた。

 

万丈「君がギャリーだね?」

ギャリー「え、そうだけど…」

万丈「君のお姫様のイヴって言う子から伝言があってね、ギャリーに必ず帰って来てねって言って来るように言われたのさ。」

ギャリー「え、イヴから!?ってアンタがどうして…」

万丈「僕は以前彼女の父さんにお世話になった事があってね、その縁さ。イヴ君からギャリーの事を聞いてたんだ、その後特別隊に合流すると言ったらお願いされたって寸法さ。」

弓さやか「イヴってたしかギャリーさんの写真に写ってる子の事?」

ギャリー「ええ、けどアタシが軍に入って以来ずっと会ってないの、手紙のやり取りならしているけどね。」

正太郎「そのイヴさんって今いくつなんですか?」

ギャリー「アタシが最初に出会った時は9歳で…今は徹平やマト達と同じくらいね。この戦いが終わったら休暇届出して久々に会いに行こうかしら。」

マト「私達と?…ん?」

メグ「あのギャリーさん…」

忍「なあ、どうしてアンタみたいなのがそんないいトコの女の子と知り合ったんだ?」

ギャリー「…昔美術館で…;いや、それは別にいいでしょ?」

甲児「ごめんギャリーさん、なんかすげー怪しくなっちまったぜ…。」

雅人「あっまさかロリ…」

ギャリー「違うわよっ!!」

ネイサン「ヤッダーアンタそんな趣味だったのねぇ!!!」

ギャリー「やめて!変な誤解生まないで!」

リュウセイ「ひょ~本物のレジェンズだぁ~!ビックフットにウェアウルフとマンティコアか~!!」

 

マト達のクッキー騒動からギャリーから漂う如何わしい物が浮上し、騒ぎになる。

そこから突如リュウセイが目を輝かせて現れ、ズオウ達レジェンズにさらにはキャンディにも釘つげだった。

 

リュウセイ「すげぇすげぇすげぇ!!レジェンズが実在してるって情報は本当だったんだな!!」

リーオン「ちょちょっと~髪が乱れるよ~!」

リュウセイ「なあ、タリスポッドからリボーンすんのやってみてくれよ!!俺ゲームのしかやったことなくてさ!」

メグ「え、えっとあの…;」

キャンディ「誰クルー?」

リュウセイ「うぉぉぉこっちはさっきのプリキュアって魔女っ娘のマスコットかぁ!?いや惚れ惚れすんなぁ~!!」

沙羅「やよいちゃんといい勝負ね。」

ユウ「リュウセイさんって子供みたい…」

正太郎「ゲームが好きなんですね。」

リュウセイ「おっとっと、つい興奮しちゃって…ごめんごめん。」

 

ギャリー「アンタたしかイングラム少佐のチームのだっけ?」

リュウセイ「ああ、さっきも格納庫で憧れのマジンガーやゲッターを目の当たりに出来て興奮が収まらねぇんだ。」

甲児「おっスーパーロボットが好きなのか?」

リュウセイ「おう、スーパーロボットは男のロマンだ!!」

万丈「だが君の乗る機体はスーパーロボット…には見えないが?」

リュウセイ「いやいやR-1には…あっ。ま、まあそういう細かいのは気にしないでくれよ!」

マト「?」

ネイサン「あら、アンタも随分と可愛い顔・し・て・る・わねぇ。」

リュウセイ「うげっ!?そ、そうだ、NESTヒーローにも会わなきゃ!!」

ネイサン「ここにいるでしょ~!?」

リュウセイ「いや、そうじゃなくてぇぎぇぇぇぇ助けてぇぇぇぇ!!!!」

ジャック「ヘイユー!イッツ、ハグハグタイムゥ~!!」

カガリ「やっぱり変…」

ディグモン先生「大丈夫かなぁこれで…」

サヤ「ここって変わった人が多い…」

 

ネイサンがリュウセイの首にしがみ付き悲鳴を上げるリュウセイ。

闇黒寺はふとイヴの言葉である事を思い出す。

 

闇黒寺「ん…イヴって子たしか…お、おいギャリソンさんよ!」

ギャリソン時田「いかがしましたか、闇黒寺警部?」

闇黒寺「たしかその子ん家だろ、例の古代兵器を受け取ったのって…」

ギャリソン時田「あの件はイヴ様ご自身が決めた事なのです、ご両親方も快く受け入れてくれた様で…。」

闇黒寺「しっかし妙な偶然じゃないか?古代兵器を発掘協力した波嵐財閥の知り合いの資産家ん家の女の子の友人がここにいるってよ。」

ギャリソン時田「…何か、引っかかるのは気のせいでしょうか…?」

 

 

 

ウルトラザウルス・格納庫整備ドック。

 

ポップ「まずは赤を上げるでござる、次に白を上げて、赤を下げるでござる!」

ブラックオックス「オォォォォン…」

 

ポップがキャットウォークにてブラックオックスに旗揚げゲームを教えていた、

隣には高次がその様子を見ている。

 

トーマ「一体何をしてるんですか?」

高次「こいつの身体の調子さ、元に戻った後身体に何か細工されてないか調べたんでな、整備も済んだから軽く身体を動かしてやってるのさ。」

レン「こいつ、結構物分りがいいみたいだぜ。正太郎からは三歳児くらいの頭しかないって言ってたけどそうでもないんじゃないか?」

ブラックオックス「オォォォォン♪」

ジーク「キュイ~♪」

 

ブラックオックスは皆が良さげに話しかけてくれる事に喜んでいる。

特に目の前にいたジークとは何処か通じ合っていたみたいだ。

 

トーマ「実に人間の様な動作をする…小癪な。」

フィーネ「ジークも新しいお友達が出来たのね。」

トーマ「そうですねフィーネさん!微笑ましいです!」

グリードー「お前フィーネの前じゃ態度変わりすぎだろ。」

ディーノ「グリードー;」

 

そしてキャットウォークの下では。

 

ガミガミ魔王「ぬぁに!?ナルシアちゃんもこの世界に来てるだとぉぉ!?」

リン「あら、知り合いだったのね?」

ガミガミ魔王「なんでそれを言わなかったんだぁ!?」

ロバート「そんなの俺達も知る訳なかっただろ?」

ガミガミ魔王「くそー!!!今頃あの王子と…うぬぬぬ!」

コンラッド博士「分かりやすいですね貴方。」

 

ヴィレッタ「色々と困惑して事になってるな…」

ロバート「ああ、本物のゲームキャラや異世界とか別の星から迷い込んだって話。」

アヤ「そういえばリュウセイさっきから興奮してたわね…」

ライ「調子に乗って墓穴掘るのが目に見える。」

デデデ大王「うぉぉぉぉぉ!こうなりゃやけくそぞーい!!」

アヤ「…;」

 

ここに合流したSRXチームの面々は特別隊の一風変わった一面に驚いていた。

そこへ資材を持ってシャツ一枚のデデデ大王が横切って行った。

そして再度場面は食堂に戻ろう。

 

マト「にしてもまたクッキー作らないとなー…」

カガリ「そういえば徹平は?」

甲児「あいつ、まだホルスと剣の訓練なんだ、ユーキもマルスモン隊長が寝込んまったからずっと付き合ってるみたいだぜ。」

カガリ「…」

ヨミ「オルさんとヴィオさんにルキアさんも心配ね…」

沙羅「今イングラム中佐達と話し合ってるみたいだわ。」

亮「俺も少しあの3人は何か影がある様に見えた、例の焔の悪魔の件といい、ピグマンに操られてた2人組といい…」

マト「みんな敵だって疑われてるって事ですか?」

キャンディ「そんなの違うクルー!」

ズオウ「きっと違う、違う!」

リュウセイ「俺、そのエレフとオリオンに以前会った事があって一緒にラーメン食ったんだ、俺はアイツ等が悪い奴等には見えない、絶対にな。」

ユウ「その根拠は?」

リュウセイ「あいつらの目はそういう目だった!」

ウォルフィー「それだけかよ;」

リーオン「なんだかな;」

 

そんなリュウセイの顔にはいたる所に…やめよう。

ここでルキア達の事が心配になってくる一同、さてそのルキア達はどうしているのだろうか。

 

 

 

ウルトラザウルス・一室。

 

ルキア「…」

オルタンス、ヴィオレット「…。」

エレフ「なあ、俺達いつまでここにいなきゃダメなんだ?」

オリオン「早く外へ出たいね、ここには結構カワイコちゃんもいる様だし。」

イングラム「君達の件が済んだらな。だが我々はまず君達に疑いを持たなくてはならなくなった。恐竜帝国にいたあの焔の悪魔との関係…そして君達の素性を調べる内に引っかかる点がいくつも出て来た。」

大塚長官「いやー…まずルキア君オル君ヴィオ君の戸籍なんだが…よく調べたらどうも一致しない点がいくつも出て来たんじゃよ…、そんでもってそこの2人は何も情報がないと来たもんだ。」

エレフ「うっ…(こっちの身分証明とかなんとか書くの面倒だったからな…)」

オリオン「(つーかそれある意味詐欺とかだよな、結果的に…)」

ルキア「…」

大塚長官「ワシは正直、これまで共に戦った君達の事を疑いたくはない…だが、話だけでも聞かせてもらえんだろうか?」

 

大塚長官は渋々申し訳なさそうに述べた、そして3人は口を開いたのだ。

 

オルタンス「あの方は…焔の悪魔・シャイターン様は私達の知り合いです。」

ヴィオレット「私達も全容は分かりませんがシャイターン様にはきっと何かあったのだと思います。」

イングラム「やはりあの悪魔は諸君らと関係があると確定したか。だが何故君達は今までそれを黙っていた?」

ルキア「…」

オルタンス「…それは言えません…」

ヴィオレット「ですがこれだけはハッキリと言えます、私達はある使命を持ってここに来ているのです?」

エレフ「お、おい!?」

大塚長官「あ、ある使命…そりゃ一体…!?」

 

その時だった、艦内にサイレンが鳴り響いたのだ。

 

オリオン「…タイミングがいいのか悪いのか。」

イングラム「話は中止としよう。」

 

 

ウルトラザウルスが停泊するこの基地と周辺の避難民キャンプに危機が迫っていた。

はたして敵は?

だがここで時間を遡り、舞台をある男の視点から始めよう。

 

 

 

 

 

アジアのとある火山のマグマの中に聳える恐竜帝国のマシーンランド、

1人の男がただ廊下を歩いていた。

 

キャプテン・ラドラ「…」

 

ラドラの背中から思いつめた気配が漂っていた。

そんな彼は先ほどの帝王ゴールの憤怒と前の戦いで戦死したニオンの事を思い出していた。

 

 

 

 

ニオン「地竜一族の代表として配属されたニオンです!!」

キャプテン・ラドラ「地竜一族か…お前も大変だったな。」

ニオン「…何もおっしゃられないのですか?我々最下層に住む地竜一族は奇怪な妖術を持つとも言われ、同じ爬虫人から同族にも忌み嫌われて…」

キャプテン・ラドラ「関係ない、人間共を死滅させ地上に我々の世界を楽園をきづき上げる!そうすればだ、爬虫人全てが階級や身分等関係なく自由に暮らす事も出来る!!」

ニオン「…それならもう地竜の人々もみんな苦しまずに済む…俺は例えどの様な星の元に生まれ様とも絶対に屈しません…俺は貴方について行きます!」

キャプテン・ラドラ「…いい意気込みだ、それにお前の頑張り次第できっと貴族にも昇格出来るはずだ、そうすればお前は地竜一族の誇りにもなる。頑張るんだぞ!」

ニオン「はい!!」

キャプテン・ラドラ「まあ、俺様も栄光を掴む為もっと昇進してやるがな。」

ニオン「ハハハ、ちゃっかりな方だ。」

キャプテン・ラドラ「ハハハ…」

 

この時の2人は笑い合っていた、互いに勝利を目指す為、

その後、ニオンはゴールの命によりDr.ヘルから受け取ったエネルガーZに乗り、特別隊とギガノスを潰し合わせる作戦命令を出した。

それまではニオンも最前線で戦える事を誇りに思った。それまでは…。

 

帝王ゴール「お前は所詮地竜一族、貴族なれる柄ではないわ!!」

ニオン(エネルガーZ)「ウワァァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

エネルガーZは爆発した、この時ラドラはただ愕然とした。

互いに同じ志を持った仲間を救う事が出来なかった自分に腹を立て、地竜一族とはいえあんな簡単に部下を切り捨てたゴールの様な貴族のやり方に。

そしてアジア都市での戦闘から帰還したラドラとシャイターンを待っていたゴールは。

 

帝王ゴール「貴様とシャイターンだけ生き延びて帰ったと言う事か…」

キャプテン・ラドラ「…も、申し訳ありません…」

シャイターン「…」

帝王ゴール「我々にはもう後がない!このマグマ層に潜行するマシーンランドの中と言えど我々の住む環境としては厳しいのだ!!今もなお耐え切れず死に絶える者も数知れず…我々が地上を制圧出来なければどちらにしろ死に絶える!!弱き者は死に、選ばれた者こそが楽園へと近づけるのだ!!」

シャイターン「…」

キャプテン・ラドラ「次こそは必ず…戦果を上げて帰って見せます!!」

帝王ゴール「黙れ、お前にはもう栄光などない。」

キャプテン・ラドラ「!!」

 

ゴールからのその言葉にラドラの心に大きなヒビが入った。

 

帝王ゴール「ラドラ…貴様の代わり等いくらでもいる、奴等特別隊は間もなくここに来るはずだ…お前とシャイターンも次の戦いでは全力で特攻して貰おう。残るメカザウルスも全て出し叩き潰してくれるわ!!」

シャイターン「私ガ死ヌノハ構ワナイ、ダガドウカ彼女ダケデモ見逃シテクレナイダロウカ?」

帝王ゴール「お前の働き次第だ。」

キャプテン・ラドラ「…。」

 

ラドラはここまでの事を自分の脳裏に回想していた。

 

キャプテン・ラドラ「何が栄光だ…帝王ゴールも上級貴族達は簡単に部下を切り捨てる…我々が追い詰められてるとはいえ…よくあんな事が言えたもんだ…」

 

彼はそう呟き、マシーンランドの地下へと歩いていく。

その時、小さい何かが横切った事には誰も気づいてない。

 

 

マシーンランド・地下牢獄。

 

シャイターン「ライラ、大丈夫カ?」

ライラ「ありがとう、…ごめんなさい。私があの時この世界のイベリア半島へ寄ろうって言わなければ…」

シャイターン「オ前ノセイジャナイ、私モ同ジダ…」

 

シャイターンが牢獄越しから一人の少女と会話をしていた。

 

シャイターン「ルキア、オルタンス、ヴィオレットガ特別隊二イタ。」

ライラ「えっ!?」

シャイターン「特別隊ニハ例ノアノ少年ノ姿モアッタ…」

ライラ「けど彼って…」

シャイターン「驚イタ…3人ハ彼ト接触シタト思ワレル、マタルキアハコノ世界特有ノ存在デアルロボットニモ乗ッテイタ…」

ライラ「あっちは何がどうなっているのかしら…」

シャイターン「コノ檻サエ破壊出来レバ…!!」

 

シャイターンはライラの捕えられている檻に手を触れて見た、

その時とてつもない電流がほとばしり、もう少し触れていたら即死するレベルの電流が流れていたのだ。

 

シャイターン「クッ…!」

キャプテン・ラドラ「…おい。」

ライラ「!!」

 

そこへラドラが現れた。

 

シャイターン「ラドラ…」

ライラ「…」

 

ラドラは2人の目を見ていた、すると彼は懐からこの檻のキーと思われる鍵を出し、扉を開けたのだ。

 

ガチャン…

 

ライラ「え!?」

シャイターン「ラドラ!?」

キャプテン・ラドラ「このままここにいれば、どちらにしろお前達は消される…俺のメカザウルスを使えば脱出出来る、案内するぞ。」

ライラ「でもどうして…?」

キャプテン・ラドラ「…お前達2人は互いに信頼し合っている様子を時々見ていた。もし我々が地上を支配できた未来があれば、お前達の様に生きる事も出来るかもしれんと思ったのだ…。」

シャイターン「…。」

キャプテン・ラドラ「だが今の恐竜帝国の身分差によって思い知らされた、俺達の様な低階級の爬虫人類は上級階級の連中の捨て駒同然の扱いを受けてると!」

ライラ「…。」

キャプテン・ラドラ「俺はたしかに栄光が欲しい、だが気が付いたのだ。敵を倒しただけの一瞬の栄光はその時だけの輝き…この狭い環境から抜け出して爬虫人類全体が不自由なく暮らせる未来が俺の目指す本当の栄光だとな…出来れば俺は同じ同志とそんな未来で生きられる事を目指したかった…。」

シャイターン「ニオンノ事カ…。」

キャプテン・ラドラ「だが部下を平気で切り捨てる帝王ゴール達のやり方では、俺の目指す栄光は掴む事が出来ん!支配した所で奴等は欲を貪り、その影で俺達はこれからもずっと…!」

ライラ「じゃあ貴方は…!」

キャプテン・ラドラ「もっと早く気づくべきだった、そうすれば俺は他の同士と一緒にゴールに反旗を翻す事だって考えた、だが手遅れなのだ。恐竜帝国は滅びる瀬戸際…長い事この環境に生き延びている者も多くはない…戦いで戦死も含めればなおさらだ。」

シャイターン「ラドラ…オ前ハ私達ト同ジナノダナ…」

キャプテン・ラドラ「さあ、どうかな…」

ライラ「ラドラさん…」

 

そうしてラドラはシャイターンとライラを連れて愛機メカザウルス・シグのあるデッキへと向かっていった。

 

 

 

 

 

再び特別隊サイドに戻る、決戦に向けて整備中のウルトラザウルス、

付近の街の避難民キャンプにメカザウルスの残党も思われる部隊が襲撃を仕掛けて来たのだ。

 

バット将軍(メカザウルス・ゼンⅡ)「ここまでよくも我々を追い詰めてくれた物だ…!だがせめて貴様等人間共を1人でも多く殺してゴール様の土産にしてくれるわ!!!」

 

あのバット将軍が武装した赤い大型恐竜メカザウルス・ゼンⅡに乗って各地から集めた残ったメカザウルス・ザイ、ドバ達を率いて襲い掛かって来たのだ。

 

 

 

虎鉄「あいつらまだ動けるのかよ…!!」

れいか「敵の動きが早いです、このままでは!!」

ガリオン「まずは民間人達を避難させろ、私達で食い止めるしかない!!」

マック「それしかないんだな!」

ライザ「メンドくせぇ時に出やがって!」

 

男性「う、うわぁぁぁまたメカザウルスが来たぞぉ!!」

老人「ほれ見ろ!結局…」

あかね「そんな事いうとる場合ちゃうやろ、みんな早く逃げなあかんで!!」

バーナビー「落ち着いて順番にシェルターに!!」

イワン「急いでください!!」

 

少年「うわっ!」

 

1人の子供が逃げ惑う人々から放り出されて転んでしまう。

そこへ竜馬が駆け寄り抱きかかえた。

 

竜馬「怪我はないか!?」

少年「うん…」

武蔵「譲り合い精神は何処いったんだよ!」

 

民間人「俺が先だ!!」

シェイドラモン「いや俺だ!」

ガードロモン「俺がたってんごぁっ!?」

 

シェルターの入り口の前が我先にと民間人達とそのデジモン達が喧嘩しあっていた。

突然隼人が飛び出し、彼等にキックをかまし立ちふさがった。

隼人は口をニヤリとした恐ろしい形相を見せ、両指を鳴らしながら民間人達に恐怖を植え付けた。

 

隼人「力づくで入るなら、俺と一戦やるか…?ククク…」

民間人「ひぃっ!?」

男性「うるせぇどけってんだよ!」

 

その時、上空からメカザウルスの放ったミサイルが襲い掛かって来た。

だがそこにネイサンが飛び出し口から火を噴き、ミサイルを撃破。

落ちて来る破片をホァンがロッドを回転させながら放った電磁バリアで食い止めていった。

 

ホァン「大丈夫!?」

竜馬「助かった!」

ネイサン「てめぇら!これ以上無駄な事してんなら握りつぶすぞぉゴラァ!」

シェイドラモン「…;」

女性「みんな、まずは冷静になろう!!」

男性「わ、分かりました、まず先に子供達から!」

 

ファイヤーエンブレムのマジ切れした顔を見て震えあがった民間人は押し合うのをやめて、子供達や女性達をシェルターにいれたのだ。

 

みゆき「隼人さん達怖い…」

なお「強引なんじゃ…」

イワン「だからこそだ、みんなの命をこれ以上奪われるわけにはいかない…!」

武蔵「おばあちゃん大丈夫か、オイラが担いでやるぜ。」

老婆「あぁ…すまないねぇ。」

 

シュウ「やるぜ、ねずっちょ!」

シロン「ガガガ!」

アンナ「シュウ、シロン、私も手伝うよ!」

シュウ「おお助かるぜアンナ!」

 

シュウがねずっちょシロンをタリスポッドにカムバックさせ、リボーンした。

そこへ両腕の翼を広げて飛んで来たレジェンズ・ハーピーのアンナ、ガリオンとマックも駆けつけてシロンの援護に入る。

避難誘導を済ませた虎鉄とバーナビーは生身で向かって来るメカザウルス達の前に立つ。

ヒーロースーツを着る時間は出来なかった。

みゆき達やイワン達も避難誘導してる為、すぐには駆けつけられない。

 

ウルトラザウルス艦内・ブリッジ。

 

徹平「何かあったんですか!?」

イングラム「メカザウルスの残党だ、動ける物はすぐに出ろ。」

ユーキ「了解です!」

ホルス「行くぞっ!」

オルタンス「皆様、お気を付けて!」

徹平「ありがとう!」

ヴィオレット「お怪我のなさらないよう…」

エレフ「じゃあ俺達も行くぜ!」

オリオン「ああ!」

万丈「僕も出よう!」

ギャリソン時田「万丈様、ダイターンは整備中でございます。」

万丈「なんだってぇ!?」

大塚長官「そりゃあれだけデカいとのぉ…」

 

ウルトラザウルスからマジンガーZ、R-1、R-2パワード、R-3パワード、鉄人28号、ブラックオックス、アルティメットブイドラモン、グリカウモン、ゴウキモン、ヒュッケバインMK-Ⅱ、イーグルファイター、ランドクーガー、ランドライガー、ビッグモス、ワープスターに乗ったカービィが出た。

 

ロバート(ウルトラザウルス内)「他の機体はメンテで動けない、頼む!!」

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「被害が出る前にアタシ達で片づけるわよ!!」

カービィ「ポヨ!!」

アルティメットブイドラモン「はい!」

 

エレフ「メカザウルスか、叩き斬るだけだな!!」

甲児(マジンガーZ)「よお、エレフって言ったな!踏み潰されるんじゃねえぞ!」

エレフ「俺を誰だと思ってんだ?お前に出来ない戦いしてやるよ!」

甲児(マジンガーZ)「へへっ言ったなこいつぅ!」

リュウセイ(R-1)「お前達とまた会えるなんて思ってもみなかったぜ!」

エレフ「そうだな、終わったらまたラーメン食いに行こうぜ!」

 

オリオン「デカいトカゲだ…肩慣らしには丁度いい。」

アヤ(R-3パワード)「今時面白い武器を使うのね。」

オリオン「フッロボの実力も拝見させてもらうよ。」

亮(ビッグモスN)「あの2人が信用できるかはこの戦いで分かるか…」

 

エレフとオリオンも飛び出しながら甲児達と軽く挨拶を交わした。

 

バット将軍(メカザウルス・ゼンⅡ)「来るか!今回はそうはかんぞ!」

正太郎(ウルトラザウルス内)「見て下さいアイツ!」

忍(イーグルファイターN)「あいつたしかカービィにやられたんじゃなかったのか!?」

 

バット将軍(メカザウルス・ゼンⅡ)「あの時切られただけでやられたと思うか?元々ワシの心臓は弱くなっていてな、こういう時の為に心臓をもう一つ付けたのだ!」

 

リュウセイ(R-1)「はあ!?」

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「そんな馬鹿な話ありなの!?」

グリカウモン「人間の医学じゃありえない…」

虎鉄「心臓二つとかアホかてめぇ!?」

ライ(R-2パワード)「どうでもいい!今は奴等を叩く!!」

 

迫り来るメカザウルスに真っ先に獣戦機隊が飛び出していった。

 

亮(ビッグモスN)「いくぞ!!」

雅人(ランドライガーN)「よーし!!」

沙羅(ランドクーガーN)「アグレッシブ・ビーストチャージ!!」

忍(イーグルファイターN)「やってやるぜぇぇぇぇ!!」

 

イーグルファイターNがオーラに包まれ空を加速、

ビッグモスがパワーを解放しマンモス形態のアグレッシブモードに変形、

ランドライガーはライオン形態となり、ランドクーガーはジャガー形態となる。

これぞ獣戦機隊の持つ野生化の力、彼らは野性の力を引き出す事により、より強い獣型形態のアグレッシブビーストモードへと変化したのだ。

 

 

 

マト「動物になった!?」

ユウ「野生化って言ってたよね…」

 

 

エレフ「動物型メカ!?ゾイドって奴か!?」

忍(イーグルファイターA)「ゾイドじゃねぇ!!」

沙羅(ランドクーガーA)「かみ砕いてやるわよ!!」

 

ランドクーガーAに続いて、ランドライガーAも四足歩行の脚を加速させて突撃、正面のドバの両肩をかみ砕き、次にビッグモスAがその大きな鼻を振り上げで砕いていった。

 

雅人(ランドライガーA)「よしっ!」

亮(ビッグモスA)「次来い!!」

 

そこへ上空からメカザウルス・バド達が飛来し街の方へと向かっていくが、

 

バシュウ!!

 

メカザウルス・バド「ギャア!?」

オリオン「お前達の翼はこの弾ける炎が焼き尽す!」

 

オリオンが弓をしならせ、紅蓮の火を纏った矢を放った。

そのたった数センチしかない矢が、迫り来る巨大なバド達を次々と撃ち落としていったのだ。

 

虎鉄「弓矢だけで倒しやがった!?」

バーナビー「真の超人としかん言えませんね。」

エレフ「来い!!」

メカザウルス・ボア「グォォォォ…」

 

ドガァァァァ!!

 

エレフが2本の黒い剣を構え飛び上がった、そして同時にボアの目に向かって投げつけて視界を奪い、自分よりも数十倍デカいボアにキックを仕掛け地面に叩き付ける。

だがそこからもう一体のボアがムチを構えて襲い掛かるが、

 

エレフ「げっ!!」

甲児(マジンガーZ)「アイアンカッター!!!」

 

ズバァァァァ!!

 

マジンガーZの刃付きロケットパンチのアイアンカッターがボアのムチの腕を砕き、エレフはそのままそのロケットパンチに着地し爆風から飛び出した黒い剣を回収、

その2本の剣を天に翳したままを体勢をとり、ロケットパンチの手は次のドバの顔面を掴みあげ、そこからエレフが跳ねて後ろからそのドバを真っ二つにしていったのだ。

 

アルティメットブイドラモン「トゥースバルカン!!」

 

エレフが着地した所に立ちふさがったメカザウルス・ブルの真下からアルティメットブイドラモンが翼を広げて飛び込んで垂直飛行しながら口から放つトゥースバルカンを撃ち、後ろへまわり回転さながら上昇すると同時にフレイムサーベルで切り裂いていった。

 

ゴウキモン「幻鬼刀奥義・蒼・真・炎・斬!はぁっ!」

 

ゴウキモンが青い炎に包まれた幻鬼刀を天に翳し回転させる、

そこから真円の炎を撃ちだし、前方のメカザウルス・ザイの足止め、

すかさず突撃、至近距離から切り裂いてった。

 

エレフ「お前等中々やるじゃないか!!」

甲児(マジンガーZ)「結構馬が合いそうだぜ!」

アルティメットブイドラモン「エレフさんの身体能力も凄すぎますよ!」

ゴウキモン「徹平、大分腕も上がっているぞ。」

アルティメットブイドラモン「ホント!?」

 

ブラックオックス「オォォォォン!!」

リュウセイ(R-1)「コールドメタルナァィフゥッ!!」

 

バギィィィ!!ズバァァァ!

 

ブラックオックスが真上からそのパンチでザイの腹を貫き破壊すると同時にリュウセイのR-1がコールドメタルナイフで横切るドバに切り掛かった。

 

ブラックオックス「オォォォォン!!」

リュウセイ(R-1)「お前も元に戻れてよかったな!」

グリカウモン「頼りにしてるよ、オックス!」

 

メカザウルス・サキ「グァァァァ!」

カービィ「ファァァァ!!!」

 

ワープスターに乗ったカービィがR-1に続いて突撃、サキの火炎放射を吸い込むと

その炎の力をコピーし頭から燃え上がる炎の兜が出現、ファイアカービィとなった。

 

リュウセイ(R-1)「能力を自分の物に出来んのか!!」

虎鉄「ほんっとなんでもありだなぁ、うらっ!」

メカザウルス・ブル「グァッ!?」

 

ファイアカービィ口から火炎放射を放ってサキを焼き返しそのまま突撃、

虎鉄とバーナビーはその横で走ってくるブルの頭部を蹴りで吹き飛ばしていった。

さらに鉄人28号とファイアカービィがバット将軍のメカザウルス・ゼンⅡに攻撃を仕掛けるが、

 

バット将軍(メカザウルス・ゼンⅡ)「させるかぁぁぁぁ!!!」

 

グォォォォォォォォォォ!!!

 

鉄人28号「ガォォォ!!」

ファイアカービィ「ポヨ!?」

正太郎(ウルトラザウルス内)「雄叫び!?」

ゴウキモン「ぐっ…!」

 

アンナ「なんて音なの!?」

シュウ「耳がやべぇぇ!!」

シロン「あの野郎…!」

虎鉄「何しかける気だ!?」

ライ(R-2パワード)「何が来るか分からんぞ!」

 

バット将軍(メカザウルス・ゼンⅡ)「さあ、これで終わりにしてくれるわ!!」

 

「砕け!ブーストナックル!!!」

 

ドォォォォォォォ!!!

 

 

 

ゼンⅡが動こうとした時、巨大な左腕が突っ込み、他のメカザウルス達を吹き飛ばし粉砕していった。

 

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「パンチ!?」

甲児(マジンガーZ)「今のは…」

グリカウモン「ブーストナックル…!?」

 

雅人(ランドライガーA)「見てあれ!!」

沙羅(ランドクーガーA)「あの戦艦は!」

 

その上空から巨大な竜の形を模したとされる全長1400mの大型戦艦・ガンドールがそのエンジンを唸らせながら飛来した。

そしてその先端には先ほどの左腕を飛ばした50mのスーパーロボットがその巨体を超えるほどの大きさの大太刀を持ち立っていた。

噴射した拳はその機体の左腕に戻っていく。

 

アルティメットブイドラモン「あ、あれって…グルンガスト!?」

忍(イーグルファイターA)「ガンドール、葉月博士か!!」

 

シュウ「な、なんじゃあのデカいの!?」

シロン「無駄にでけぇ…」

 

葉月博士(ガンドール)「遅くなって申し訳ない、只今よりこちらに合流する!!」

雅人(ランドライガーA)「本当に待ってたよ葉月博士!!」

 

イングラム「獣戦機隊の葉月幸太郎博士…そして連邦軍地上部隊司令…」

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「ゼンガー・ゾンボルト、推して参る!!」

 

ゴォォォ!!ズッシィィィィィィィィィ!!!!

 

その巨体がガンドールから飛び降りて来た、

その姿は黒い姿に厳格な顔から力強いオーラを常に放っていた。

 

やよい「黒いグルンガスト!!」

れいか「まさかあの声は…」

みゆき「ゼンガー司令だ!!!」

 

エレフ「なんだよあのバカデカい剣は…」

オリオン「只者ではないって分かるけどな。」

 

 

 

ウルトラザウルス・格納庫。

 

マト「あれってグルンガストだよね!?」

ルキア「うん、間違いない…あれがゼンガー司令の…」

高次「そうだ、グルンガスト零式…かつてエイリアン大戦で人類を救ったとされる地球最古のスーパーロボットだ!!」

ヨミ「あの人が連邦軍司令…」

ユウ「凄く怖そう…」

ディグモン先生「ゼンガー・ゾンボルト…英雄が再び帰って来たのか!」

カガリ「英雄?」

ディグモン先生「あの人はな、一度この世界を救っているんだ。あの人がいなければ今の私達はいないと思った方がいい。」

ルキア「…それがゼンガー・ゾンボルトと言う英雄…」

ヴィレッタ「…英雄か…。」

 

 

バット将軍「くっ来るか!や、やれぇぇぇ!」

 

バット将軍の一声で残りのメカザウルス達が一斉にグルンガスト零式へと向かった。

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「貴様らに零式を止める事は出来ん!」

 

グルンガスト零式はその大太刀を地面に刺し置くと両腕を握りしめて胸に光を吸収した。

メカザウルス達が一斉に飛び掛かった瞬間。

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「ハイパァ・ブラスタァァァァ!!焼き尽くせぇぇぇっ!」

 

ドォォォォォォォ!!!

 

メカザウルス・ドバ達「!?!?!?!?!!?」

 

ドォドォドォドォドォドォドォドォォォォォォ!!!!

 

零式の胸から放たれたハイパーブラスターが一瞬にしてメカザウルス達を全て焼き尽くした。

そしてその爆風から再び大太刀を握りしめた、零式が轟音とも言える足音を立て迫り来る。

 

ゴウキモン「なんてパワーだ…」

甲児(マジンガーZ)「Zのパワーをはるかに超えてやがる…」

リュウセイ(R-1)「あれが地球で生まれた初めてのスーパーロボット…!」

アルティメットブイドラモン「あれだけのメカザウルスを一瞬で…」

ガリオン「恐ろしいパワーだ…敵ならばどれほど脅威か…」

 

 

あかね「嘘やん…」

ライザ「すげぇ…」

なお「うん…」

 

 

バット将軍(メカザウルス・ゼンⅡ)「き、貴様ぁ!貴様は何者なのだぁ!?」

ゼンガー(グルンガスト零式)「黙れ!そして聞け!」

 

ゼンガーが大声を上げバット将軍の声をかき消す。

同時に零式はその大太刀・86mの零式斬艦刀を両手で構えた。

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「我が名はゼンガー!ゼンガー・ゾンボルト!!悪を断つ剣なり!!」

 

その名乗りを上げた瞬間、零式の背中のスラスターが噴射、零式斬艦刀にも搭載されたブースターが一気に噴射し零式は突撃した。

 

ボシュゥ…ゴォォォォォォォォォ!!!ドォォォォ!!!

 

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「奥義!!零式斬艦刀・疾風怒涛!!!」

 

バット将軍(メカザウルス・ゼンⅡ)「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!?」

 

ズバァァァァァァァァァ!!!!ドガァァァァァァァァ!!!!

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「一刀!両断!!!」

 

零式斬艦刀をその力の限りのパワーで振りおろしゼンⅡを真っ二つにすると同時に木端微塵に砕いていった。

さらにその力強さによって零式斬艦刀に叩き付けられた大地も砕けちり、それだけで震度5強以上もの地震も起こしてしまう。

そして零式斬艦刀を横に切り裂き、もはや砕けた残骸同然のゼンⅡを切り抜いていった。

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「零式斬艦刀に断てぬ物なし!!」

 

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「…あが」

グリカウモン「すごい…」

アヤ(R-3パワード)「なんて破壊力なの…」

エレフ「バケモンじゃねぇかアレ…」

シロン「天変地異が起きたかと思ったぜ…」

 

 

高次「いやーあの頃と全く変わりないわいあの人は。」

ルキア「…」

マト「…」

カガリ「…」

ヨミ「…」

ユウ「…」

サヤ「…あんなのもっと暴れたら大陸が壊れるんじゃないの…」

ロバート「そう、だからあの人が前線に出る事はこちらにも危険があるんだ…。」

フーム「あの人って本当に人間なんですか…?」

 

一同はゼンガー及びグルンガスト零式の戦いっぷりに言葉が出なかった。

中には顎が外れてしまった者もいる。

 

 

オルタンス「あれがゼンガー司令の力…」

ヴィオレット「とてつもないオーラを感じますわ…」

 

民間人「す…すげぇぇぇぇ!!!」

「うぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「…。」

 

そんな中、民間人達からは歓喜を声が響き渡った。

戦いを終え静止したグルンガスト零式のコクピットからゼンガーが出て来た。

彼はその目で周囲の状況な避難民達の様子に特別隊の面々を確認していた。

 

 

 

ウルトラザウルス頭部・ブリッジ。

 

 

 

大塚長官「ゼンガー司令、まさか貴方が直々にこちらにいらっしゃるとは…」

ゼンガー「固くなるな、それよりも今のお前達の現状を確認したい。」

イングラム「我々はここまで各地での機械獣とメカザウルス、その他あらゆる勢力との交戦も交え、力をつけて来ました。そして一部の戦う力を持つ民間人や異世界の戦士達も加えてここまでたどり着いた所です。」

ゼンガー「別世界の住人、そしてレジェンズか…」

 

シロン「ガガ…」

シュウ「すっげぇやべぇおっさんだなぁ…」

ディーノ「聞こえるよシュウ。」

グリードー「とんでもねぇ気がぷんぷんしてるぜ…」

ガリオン「うむ…!」

ゼンガー「固くなるな、俺はそんなに強い人間ではない。」

ウォルフィー「いや強いだろアンタ…。」

リーオン「オイラ達よりもヤバいかも…;」

 

ゼンガーがシュウ達一同に目をやると、ガリオンと言ったレジェンズ達が思わず警戒してしまう。

 

徹平「最初に会ったときより威圧感が増している気がする…」

ユーキ「僕達が強くなったからそういうのが分かる気がするよ…」

ルキア「ち、近寄りにくい…」

甲児「ああ、さっきの戦いっぷりみりゃな…。」

ゼンガー「ルキア!」

ルキア「は、はい!!!」

ゼンガー「グルンガスト弐式のテストパイロットの任務、ご苦労だったな。お前の培った戦闘データはテスラ・ライヒ研究所のビアン博士、ジョナサン博士に届けられ既に弐式の量産化に漕ぎ着けている。よくやってくれたな、礼を言う。」

ルキア「いえ、とんでもありません!!」

 

みゆき「ルキアちゃんよかった…褒めてもらえたんだね。」

マト「そういえばルキアさんが最初にグルンガスト弐式に乗った時は大変だったって聞いたけど。」

れいか「元々は軍の極秘だったらしいのですが、私達を助ける為に乗り込んで…」

あかね「それでテストパイロットになってもうたって所や。」

ユウ「それならルキアさんがプリキュアになった方が何も問題なかったと思うんですけど。」

やよい「おおっユウちゃんナイスアイディア!」

カガリ「もう遅いと思う…」

ヴィレッタ「(この様な場所に少女達がいるのもなんとも言えん光景だな…)」

 

ゼンガー「お前達も来てたの様だな。」

なお「ゼンガー司令!」

 

いきなりカガリやなおの後ろにゼンガーが近づいて来てビックリしてしまった。

みゆきはふとゼンガーと目を合わせた。

 

ゼンガー「…すまなかったな。」

みゆき「え?」

ゼンガー「我々軍、いや俺にもっと力があればお前達の様な娘達をこの戦いに巻き込まずに済んだかもしれんのだ。」

あかね「当然や、こっちも色々と大変やったんやで?」

れいか「あかねさん、いえ私達もこの戦いに参加した事を後悔はしてません。」

みゆき「私達が知らなかった事をいっぱい知りました、辛い事が多かったけど…それ以上に大切な事を知る事が出来ました。」

 

みゆきはここまでの戦いで自分達プリキュアが見て来た光景を思い返しながら返答した。

巨大な機械獣やメカザウルスとの戦い、ギガノスと衝突した時に起きた人間同士の戦いはあらゆる意味で強烈であった。

シュトロハイムやローレライの事件、そしてホルスに隠されたドスベルグモンの件に関しても世界には別の何かも暗躍してる事も知ってしまった。

その時ゼンガーはホルスの方にふり向き、ホルスも彼と目を合わせた。

 

 

ゼンガー「…。」

ホルス「…。」

なお「私達、マルスモン隊長からホルス君の事聞きました。ゼンガー司令は何か知ってますか?」

ゼンガー「…詳しい事は俺も掴めてはいない。ただひとつ分かる事は政府にも軍にも不届き者がいると言う事だ。」

マト「…」

徹平「父さんから聞いてます、俺の街で指揮官してたハンス・ウィーパーがその1人だって…」

ゼンガー「そうだ、お前も苦労したな高次。」

高次「いつもの事ですよ。」

徹平「え、お父さん、ゼンガー司令と知り合い!?」

高次「言ってなかったか?若い頃は当時の司令の部隊にいたとな。」

ゼンガー「昔の事だ…。」

 

ギャリー「…アタシも消されかけたんだってね…;」

甲児「全くひでぇ話だぜ、頼りの軍がこれじゃあよ!本当に連邦軍は大丈夫なんだろうな!?」

虎鉄「アンタら軍隊がそうやって内部でモタモタしてる間も世界中で助けを待ってる人がいんだぞ!こういう時こそ一丸にならべきだって事を分かってんのか!?」

弓さやか「甲児君、虎鉄さん、司令官の前よ!」

ホァン「そんな事言ったらダメだよ!」

イングラム「それ以上よせ甲児、虎鉄。…ゼンガー司令、我々はまもなく恐竜帝国の本拠地に攻撃を仕掛けます。マシーンランドの破壊、及び帝王ゴールを倒せば人類の突破口が開けるはずです。」

ゼンガー「その戦い、俺も同行しよう。葉月博士にもそのために来てもらった。」

 

葉月博士「葉月幸太郎です、部下の獣戦機隊面々がお世話になっております。」

大塚長官「葉月博士は忍達の搭乗する獣戦機を開発したバイオ・ハイテックの権威であり、現在の獣戦機隊の指揮官を掴めておられる。」

雅人「そっ僕らの頼れる博士さ!」

沙羅「あのガンドールの艦長も博士が務めているのよ。」

葉月博士「褒めても何も出んぞ。」

忍「ってことはやっと俺達も本気で戦えるって事だよな?」

葉月博士「ああ、これより獣戦機に制限を掛けられていた合体機能を解放する。」

やよい「え、合体?!」

リュウセイ「おお、じゃああの噂のダンクーガが見られるのか!?」

ユーキ「合体!?」

虎鉄「おめぇらのメカって合体機能あったのか!?」

亮「ああ。」

 

獣戦機隊の指揮官であり科学者の葉月幸太郎博士、

彼の口から語られた獣戦機に搭載されていた合体機能に初耳と言う者が多かった。

 

バーナビー「ちょっと待って下さい。では何故今までそれを使わなかったんですか?」

ライザ「まさかもったいぶってたんなら切れるぜ?」

ヨミ「もしかして理由があったんですか?」

亮「理由が正解だ、最も酷い理由がな…。」

忍「おい待てって!」

シュウ「忍兄ちゃんが一番怪しそうだな~」

沙羅「勘がいいわね、本当にあの時は最悪だったんだから。」

忍「待ってくれよ!あんときは俺がうっかり断空砲ぶっ放しただけじゃねぇか!!」

レン「なんだって!?」

高次「思い出したわい!前に襲撃と勘違いして演習中の隊に誤射した小隊の間抜けな事件があったとな。」

雅人「悪い意味で有名みたい…」

ガリオン「それがおぬし等だと言うのか…」

亮「…。」

忍「けどよかったじゃねえか~幸い怪我人は出なかったんだしよ。」

沙羅「出してたらアタシ達とっくにクビになってたわよ!!」

雅人「そんなこんなで上層部に怒られて、合体機能を封印されちゃったんだよね…」

ルキア「…;」

みゆき「ハハハ…;」

トーマ「なんてふざけた話だ…」

 

合体機能を封印された理由に一同は唖然とするしかなかった。

 

ムンベイ「まあ、それはおいといてあれだけデカい戦艦をよくもまあ作ったもんね…」

フーム「私達では想像もつかないスペックなのねきっと…」

エレフ「そもそもこの世界の人間の科学力が異常過ぎるぜ。」

竜馬「たしかにそれ…ん?」

正太郎「エレフさん、この世界ってどういう事ですか?」

リン「今ハッキリ聞こえたわよ!」

エレフ「やべっ!!」

オルタンス、ヴィオレット「エレフ様…;」

万丈「君達の事を知らなければならない時が来た様だね…」

イングラム「…。」

ヴィレッタ「…。」

ゼンガー「俺の耳にも既に周っている、聞かせてもらおうか。」

 

オルタンス、ヴィオレット、ルキア、エレフ、オリオン。

彼等はもう自分達の事を隠しきる事は不可能となってしまった。

 

 

徹平「みんなやっぱり話して欲しいよ…俺達もこんな状態で次の戦いの最中でモヤモヤしたくないからさ。」

ユーキ「僕達には言えない理由でもあるのかい…?」

マト「ねえ2人は私達の敵じゃないよね!?」

オルタンス「皆様…それは…」

なお「私達はルキアちゃん達の事を信じるよ。」

ルキア「みんな…」

みゆき「だって私達もう友達だもん!」

キャンディ「友達は友達クルー!」

甲児「俺は味方に賭けるぜ、エレフ、オリオン。」

リュウセイ「俺もだ。」

オリオン「…。」

ヴィオレット「分かりました、答えましょう。」

 

エレフ達は自分達の事を放す決意をした。

彼等から語られる内容とは…少なくとも徹平達はこれに大きく驚く事となったのだ。

 

 

ガンドール・格納庫。

 

ガンドールに獣戦機、及びウルトラザウルスに収容仕切れない機体の移動作業が行われていた。

そこにはダイターン3、グルンガスト弐式、グルンガスト零式、RシリーズにヒュッケバインMK-Ⅱも含まれている。

 

 

ギャリー「一先ずこれで完了よね?」

高次「ああ、手伝って貰ってすまんな。」

万丈「ふう、ダイターンもようやく落ち着けるよ。」

ライ「…。」

 

ライがふとヒュッケバインMK-Ⅱを見上げていた。

 

高次「おお、どうしたライ?…ヒュッケバインか…」

ライ「月美中尉お久しぶりです…ええ。」

レン「アンタ等知り合いか?」

高次「ああ、ちょっとな。」

 

リュウセイ「やよいもバーンブレイド好きなのか!!」

やよい「はい、OVAも全巻全て完走ずみなのです!」

リュウセイ「あの戦いのバーンブレイドのバトルはたまんなかったよな!!」

やよい「もう心が熱く揺さぶれらて…最後にまさかの展開で涙しました~!!そういえばロボッター見てますか?私今度発売の超合金買いに行くんです!!」

リュウセイ「もちろん、俺も見てるし買いに行くぜ!そうだ、やよいって絵得意なんだってな、今度俺のR-1描いてくれよ!」

やよい「もちろんです!!リュウセイさんってたしかバーニングPTの全国大会で準優勝したんですよね、実は私も出たかったんですけど店頭大会で予選出場権入手できなくて…」

リュウセイ「そりゃ残念だったなー、よーし今度俺とバトルすっか!」

やよい「お願いします!!」

 

 

アヤ「盛り上がってるわね…」

みゆき「やよいちゃんがいつもよりハイテンションになっている…」

 

アヤにみゆき達は、

キャットウォークでロボアニメ談義で盛り上がってるリュウセイとやよいの姿を見て少しドン引きした。

 

やよい「そういえば徹平君この前グルンガスト弐式に乗ったんだってね、いいなー…。」

ロバート「グルンガスト弐式のコクピットはパーソナルトルーパーと同じ、つまりはバーニングPT経験者なら操縦する事なら出来るさ。」

やよい「じゃあ今度私も乗せて下さい!!」

キャンディ「キャンディも乗りたいクルー♪」

ルキア「僕はいいけど…イングラム少佐は許可してくれないと思う…。」

ギャリー「あんたはプリキュアなんだから乗る必要ないでしょ…」

やよい「ぶー…ますます徹平君が乗った理由が分からない…」

リン「あの時はどうして徹平君だったのかしらね、バーニングPTプレイしてた事あるぐらいでしょ?」

ロバート「イングラム少佐の独断だ、俺にも分からない。」

ルキア「…。」

れいか「徹平さん…まさかあんな事になっていたなんて…」

なお「実感が湧かないよね…いきなり言われても…。」

ギャリー「ねえルキア、本当にそうなのよね?」

ルキア「はい、少なくとも僕の知る限りではそれがなんなのかはまだ実態がつかめていませんが…」

高次「…お祓いできんもんのかのぉ。」

 

高次はふと先ほどのエレフ達の話の内容について何か思った様だ。

 

やよい「…じゃあヒュッケバインに乗りたい!!」

ギャリー「絶対ダメ!!」

ライ「腕一本犠牲にする覚悟があるなら話は別だがな…」

やよい「え!?」

リュウセイ「おい、ライ…」

 

ライはそう言い残してこの場を後にした。

 

なお「どうしたんだろう、ライさん…」

あかね「やよいが燥ぎ過ぎや。」

やよい「違うよ~!」

ギャリー「ねえ、さっきのライの言った事どういう意味…?」

ヴィレッタ「あいつとヒュッケバインには因縁があるんだ。」

高次「ああ、忘れられんわい…」

万丈「ヒュッケバインは過去に大事故を引き起こしたと聞いているが。」

リュウセイ「俺…前に聞いたんだけどさ、初代ヒュッケバインの内008Rが暴走して基地一つぶっ飛ばしたって話聞いた事あるよな?」

レン「やべぇ奴だよな…」

リュウセイ「その時のヒュッケバインに乗ってたの…ライなんだ。」

みゆき「!!」

ポップ「それは誠でござるか!?」

高次「ワシやイルムも実はあの時の実験の目撃者でな…ライはその時の事故で左手を失い、今は義手と言う訳じゃ…。」

ギャリー「…嘘。」

ルキア「…」

 

みゆき達はライの過去に愕然としてしまった。

 

ギャリー「そういえばもうひとつの初代ヒュッケバイン、強奪されたそうね;」

リュウセイ「たしか乗ってるってテンザン・ナカジマだったよな、俺あいつとバーニングPT全国大会決勝で戦った事があるんだ。」

れいか「本当なのですか!?」

やよい「私も少し知ってるよ、その人ゲームの腕は凄くいいらいんだけど…性格悪いって噂があって…」

リュウセイ「…(テンザン、お前何考えてやがるんだ…)」

 

リュウセイはテンザンと浅はかな因縁があった様だ。

 

 

ウルトラザウルス・医務室。

 

マルスモン「しょっ…と、さっきの地響きはやはりゼンガー司令でしたね。」

ゼンガー「身体はもういいのか?」

ユーキ「まだ休んでいた方が…」

マルスモン「動かない方が不健康になるのでね。」

徹平「…隊長。」

 

先ほどまでベッドで横になっていたマルスモン、ピグマンとの戦闘で一時身体に支障を来していたが体力が戻った様だ。

 

ラーダ「もう大丈夫なの?」

マルスモン「心配をかけた、前線に戻ろう。」

徹平「俺、もう一度訓練してきます!!」

三田子「ちょっと徹平!さっきだって戦ったのに…」

マルスモン「…」

ゼンガー「…焦っているな。」

 

マルスモンの姿を見た徹平、既に分かっている。

あの人にはもう時間がないと、どうか彼がいなくなる前に…。

そんな徹平を三田子は追おうとするが止められなかった。

 

 

カガリ「徹平!」

徹平「ごめん、後で!!」

カガリ「…。」

 

廊下にてカガリはカゴに自分が作ったクッキーを詰めて持ってきてた所だった、

徹平を呼び止めようとするが無視されてしまいトレーニングルームへと走っていった。

その時の徹平はデジヴァイスを固く握しめていたのだ。

 

カガリ「なんだよ…」

ヨミ「…今は見守ってあげましょう?」

マト「あいつ昔から何か悩みにぶつかるとね、ああやって身体を動かしては走り回る事多いんだ。けど、徹平ならその悩みを打ち壊す事がきっと出来ると思う。」

甲児「マルスモン隊長の…本気でアルティメットブイドラモンの隠されたシステムって奴を発動させようとしてるぜ…!」

ユーキ「けどアジア圏で戦っている合間もずっと徹平君訓練してるんだ…あれじゃ身体がもたないよ…」

オルタンス「徹平様はそんなになってまで…」

ヴィオレット「私達に何か出来る事はないのでしょうか…」

三田子「見守るぐらいしか出来ないわ。」

ユーキ「おばさん。」

三田子「一度決めたらやめないのよね…小さい時も夏休みにお父さんと山奥で自給自足サバイバルで二週間耐えたら新型ゲーム機買ってやるってお父さんが冗談で言い出したら、本当に徹平はやりのけちゃうんだもの…」

正太郎「…」

ユウ、カガリ「…」

 

三田子のその言葉に一部の者が唖然、その頃から徹平の生命力の高さは培われていた事が明らかになった。

 

三田子「本当に幼かった頃は怖がりでいじめられてもいたんだけど、ユーキ君に助けてもらってそれから明るくなったのよね。」

ユーキ「それ以来から僕達は友達になってよく僕の後ろに隠れてましたよ、けど今は僕よりも徹平君の方が強くなってる気がします。」

ヨミ「その頃からの幼馴染だったんですね。」

三田子「本当はあの子を戦いに巻き込みたくはなかった、けどひょんな事から今に至り…オルちゃん達から聞かされた事を考えると…徹平が戦う事になるのは運命なのかしらね…。」

ヨウコ「お気持ち分かります、シュウももしかしたらそんな運命を背負ってレジェンズサーガになったのかもしれません。」

サスケ「けど子供の運命、本人が行く道は親である僕らにも決める事はできませんからね…今は見守る事しか出来ないのがとても辛いです。けど本人がどうしても辛い時は僕らがしっかりしなければなりません。」

シュウ「父さん、母さん…」

シロン「…」

ディグモン先生「ごもっともですな、こういう時に我々がついてやらんと。」

オルタンス「(どの世界でも…どの地平線でも…)」

ヴィオレット「(家族の繋がりの本質は変わらない、何一つ…)」

 

両親達は今の子供達の戦う運命に不安を隠せなかった、だがそれでも。

彼等が前に進むのなら、自分達は少しでもその手助けになるべきだと改めて感じたのだ。

その後、ウルトラザウルス、ガンドールはこの避難民キャンプから発進し恐竜帝国本拠地のある火山地帯へと向かっていった。

 

 

決戦は秒読み段階となり、その火山近くの射程圏外で待機していたプリデンター、イルム達が到着する頃だった。

山岳地帯の谷を進み続ける面々。

ピエトロ「この先の火山口に恐竜帝国の…」

ナルシア「どんな戦いになるのかしら…」

イルム(グルンガスト)「特別隊がもうすぐこっちに来る、スタートはそこからな。」

デュオ(ガンダムデスサイズヘルC)「ん、なんか反応があんぞ?」

カトル(ガンダムサンドロックC)「メカザウルスが一体だけ…?いえ、他にも…!」

イルム(グルンガスト)「うおっあいつ…!」

 

グルンガストの首元に立つピエトロのナルシア達にも見えた、

前方にメカザウルス・シグとその後ろついていくシャイターン、彼の背中にはライラが乗っていた。

 

キャプテン・ラドラ(メカザウルス・シグ)「追手め!」

シャイターン「アレハ…特別隊ノ仲間カ!?」

ライラ「どうしよう!?」

シャイターン「彼等ヲ巻キ込ム事二ナリソウダ…!」

 

さらにその後ろから、あとを追う様にメカザウルス・バド達が追跡していたのだ。

 

スーパーヒーローウォリアーズ 第19話 完。

 

第20話 過去の竜帝と未来の竜者 に続く。

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