スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

24 / 35
この小説は作者の趣味100%で書かれた版権多数+オリジナル要素のクロスオーバー小説となり、スーパーロボット大戦シリーズのオマージュであります。また、それぞれの原作の展開が変わっていたりストーリーもそれぞれクロスオーバー、中にはいるだけの空気参戦の作品もございます。■基本的にはタグに付けられた作品のキャラクーがメインで登場します。※SoundHorizonのルキアがスパロボシリーズのグルンガスト弐式に乗って戦ったり、ibのギャリーが地球連邦軍のパイロットになってたり、ゼンガー・ゾンボルトが高齢化してたり、初音ミク等ボカロキャラがゾイドに乗って戦いますが、これはこの小説だけの展開です。中にはいきなり別の作品のキャラが出てきたりします。なおデジモンは現時点ではオリジナルキャラクターメインとなります、そういった物が苦手な方々はご注意を…■恐竜帝国の戦いについに決着をつけた。だがケドラが生きており、徹平や甲児達を記憶の中へ引きずりこんだ!そしてそこで見た物は大神ゼウスと共に戦うウインドラゴンの姿であった。


スーパーヒーローウォリアーズ 第21話 神々の遺物と目覚めし記憶

フィーネ「ゴール及びマシーンランド、ケドラの浸食はなお継続…!」

ラーダ「!ウルトラザウルス後方から多数の機械獣反応!こちら侵攻して来ます!!」

大塚長官「なんじゃと!?まだ動ける者はすぐに応援を頼む!!」

 

ウルトラザウルスの後ろから現れた大量の機械獣ジェットファイヤーP1。

その姿はまるであしゅら男爵にそっくりであったのだ。

そしてその真ん中にいるのはこれまたあしゅらそっくりであるが背中にマントを這おい、より高性能なあしゅら専用機械獣であった。

 

機械獣ジェットファイヤーP1「…」

 

エレフ「勘弁してくれよ!」

ピエトロ「けどやるしかありません!」

キュアハッピー「…みんなを守る為に今は戦わなきゃ!」

 

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「アハハハハハハ!!随分とボロボロだな特別隊諸君!今が好機、今こそ貴様等に引導を渡してくれる!!」

甲児(マジンガーZ)「相変わらず悪知恵働かせやがって、こっちこそてめぇを真っ二つにしてやらぁ!!」

 

 

ユウ「もうみんなボロボロなのに…」

ムンベイ「こっちも対地機銃構え!あの子達を援護するわよ!」

ライラ「シャイターン、私達は大丈夫だからそのままゴールの方へ向かって!」

 

シャイターン「分カッタ…!」

 

ケドラゴール「ミケーネこそ全て…!ミケーネ以外…排除…!」

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「我々はこのままゴールを討つ!目をそらすな!」

万丈(ダイターン3)「あっちは彼等を信じよう!」

ワイルドタイガー「しゃあねぇな!」

忍(ダンクーガ)「いくぜっ!」

 

 

恐竜帝国との最終決戦、それは意外な方向へと流れていった。

圧倒的パワーで特別隊を追い詰めるゴール、だがマルスモンの決死の行動によって迷いを焦りを振り払いアルティメットブイドラモンVFとなった徹平が反撃に転じ、ゴールにトドメをさす寸前、突如出現したケドラによって妨害されてしまう。

そしてケドラはゴールとマシーンランドを吸収し完全に支配して特別隊に襲い掛かる。

さらに追い打ちをかける様にあしゅら軍団が強襲を仕掛けてきたのだった。

 

ルキア(グルンガスト弐式)「後ろから機械獣が!」

イルム(グルンガスト)「今からあっちに戻るのは無理だぜ、こいつを片づけないとな!!」

 

ケドラゴール「我の名はケドラ、ミケーネの兵士なり。我し異文明を滅ぼす為の教育を受けた戦闘頭脳なり。」

 

全身を蟲の様な脚と殻のケドラに包まれたゴールの腕が大きく振り上げ、襲い掛かって来た。

 

グルンガスト壱式、及び弐式はギリギリで避けオメガレーザー、アイソリッドレーザーを放ちゴールの目に攻撃した。

 

竜馬(ゲッター1)「何が起こったのかは分からない…だが俺達はお前を倒す!!」

 

ゲッター1が襲い来るケドラゴールの蟲脚の触手を切り裂いていき、ゲッタービームを放った。

 

ドォォォォ!ドォォォ!

 

ワイルドタイガー「うぉぉぉぉぉ!!」

バーナビー「はぁぁぁぁぁ!!!」

 

怯んだケドラゴールの身体にタイガーとバーナビーが飛びつき、ハンドレットパワー全開の拳を叩き付けた。

 

ケドラゴール「ゆえに全てを滅ぼす、滅ぼす、滅ぼす、滅ぼす!」

ワイルドタイガー「うおっ!?」

バーナビー「うぁっ!?」

シャイターン「グッ!」

 

ケドラゴールの背中からさらに蟲の脚が生えワイルドタイガーとバーナビー、シャイターンを捕えたのだ。

さらにケドラゴールの両腕蟲脚で出来たトカゲの様な頭部となり、グルンガスト壱式、弐式に喰らいついた。

 

ルキア(グルンガスト弐式)「今助け…うわぁぁっ!?」

ゼンガー(グルンガスト零式)「ふんっ!」

万丈(ダイターン3)「ザンバー!ジャベリン!!」

ケドラゴール「…ォォォォ!!」

 

シャイターン「ッ!」

忍(ダンクーガ)「覚悟しやがれぇ!!」

 

グルンガスト零式が零式斬艦刀で弐式を捕えたトカゲの頭を切り裂いて解放させ、

ダイターンは右手のザンバーでトカゲの頭を突き刺し壱式を救出、

ジャベリンでケドラゴールの動きを封じていく。

そしてシャイターンは触手を引き継ぎりなんとか脱出し、ダンクーガが断空剣でゴールの頭部を切り裂こうとしたが。

 

ケドラゴール「ォォォォ!!!」

 

ケドラゴールが首を伸縮自在に伸ばしダンクーガを弾き飛ばし、

その近くにいたシャイターンを巻き込んでしまう。

背中の触手に囚われたタイガーとバーナビーに向けて大きく口を開いた。

 

ワイルドタイガー「げっ!?」

バーナビー「なっ!?」

ケドラゴール「グァァァァァ!!」

 

バグゥッ!!

 

竜馬(ゲッター1)「!!!虎鉄さん、バーナビーさん!!」

イルム(グルンガスト)「しまった、食われちまった!」

ケドラゴール「…排除…排除…滅ぼす…!」

 

ケドラゴールによってタイガーとバーナビーが丸呑みにされてしまった。

 

 

そしてVSあしゅら軍団サイド、

鉄人28号、ブラックオックス、R-1達、プリキュア達が機械獣ジェットファイヤーP1達の交戦の真っ最中だ。

 

キュアマーチ「半分半分がこんなに…!!」

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「自分そっくりな機械獣がゾロゾロ…どういう趣味してんのよ!」

機械獣ジェットファイヤーP1「ガォォォォ!!!」

キュアサニー「うっとおしいわ!」

 

上空飛来、地上から突撃して同時に襲い駆る機械獣ジェットファイヤーP1が目からビームを一斉に放ってくる。

 

テツザンモン「どわぁっ!?」

徹平「うっ…」

ゴウキモン「今は徹平をウルトラザウルスに連れ行かなければ…!」

ボス(ボスボロット)「しゃあねぇ俺が連れてってやるよ!」

グリカウモン「お願いします!」

 

ゴウキモンは徹平をボロットのコクピットに運び、ボロットはそのままウルトラザウルスへと向けて走り出した。

だが何体かのジェットファイヤー達がボロットに狙いを定めてビームを放ち襲い掛かる。

 

ドォドォドォドォォォ!!

 

ボス(ボスボロット)「どっひゃぁぁぁぁ!」

ヌケ(ボスボロット・サブ)「ボ、ボス!」

ムチャ(ボスボロット・サブ)「まずいでっせ!!」

ボス(ボスボロット)「わーかってらぁぁぁ!!」

ガミガミ魔王「ガミガミロケッート!」

 

負傷して徹平の身体に包帯を巻きつけて介抱するヌケとムチャが焦るが

ボスも必死にハンドルを握りしめてボロットを走らせていた。

そこへガミガミ魔王が背中のランドセルから大型ロケットミサイルを放ち1体を撃破。

さらにブラックオックスがタックルをしかけて敵の進軍を食い止めて行った。

 

ガミガミ魔王「おらぁ早くしろー!」

ボス(ボスボロット)「サンキューだわよん!」

リン(ジェノリッター)「よろしくね!」

 

その後ボスボロットがウルトラザウルスの格納庫に着艦し、ボス達は徹平を降ろしていった。

三田子達がすぐに徹平を傷の手当を行う。

 

徹平「くそぉ…これじゃあ…」

三田子「動いちゃダメ!」

高次「あとはみんなに任せるんだ、よく頑張ったな…今はゆっくり休むんだ。」

徹平「…うん…」

 

徹平はそう答えて静かになった、元看護員である三田子は徹平の傷を丁重に手当し、

後ろではマトやカガリ達が心配そうに見つめていた。

 

カガリ「…。」

シュウ「大丈夫だって、徹平兄ちゃんは思ったより頑丈だからさ!」

マト「そうだよ、あいつ昔からスタミナだけは凄かったんだから!」

ヨミ「カガリ、貴方はそばにいてあげて。」

カガリ「うん…」

 

オルタンス「ですが何が起こったのでしょうか…」

ヴィオレット「帝王ゴールが憑りつかれ、その上機械獣が乱入するなんて…」

ライラ「大丈夫、シャイターンも…みんなもきっと無事に切り抜けられる…!!」

キャンディ「みんなを信じるクルー!!」

 

キャプテン・ラドラ「…彼等はそこまで信頼されているのか…」

ポップ「ラドラ殿?」

キャプテン・ラドラ「これかもしれん…俺が本当に求めていたのは…互いに支え合い、信じあえる者達と…」

フーム「ラドラさん…」

グリードー・ドール「へえ…」

 

戦況は混乱を極めた、だが皆は今戦っている者達の無事を祈るのであった。

 

テツザンモン「ヘビーブラスター!!」

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「どうしたかすりもせんぞ!?」

 

テツザンモンのヘビーブラスター、テキサスマックのマックライフル、R-2のハイドロランチャーも全て軽々と避けて行くあしゅら男爵。

そのまま高速接近、右手のクローアームをワキワキさせ前方の鉄人やR-1にムチの様に叩き付け。

 

リュウセイ(R-1)「どわぁっ!?」

鉄人28号「ガォォォ!」

 

更に飛び上がりR-3やゴウキモンに向けてクローアームを今度は鋭くさせ槍の様について来た。

 

正太郎「早い!?」

 

アヤ(R-3パワード)「キャアア!?」

ゴウキモン「ぐっ!」

 

ライ(R-2パワード)「なんて機動性だ!」

キュアビューティ「これまでの機械獣とはけた違いです!」

 

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「だったらアタシがやってやるわ!ゼンガー司令からもらった奴使ってみようかしらね…!」

 

ヒュッケバインMK-Ⅱが前に飛び出し、背中にマウントした刀・シシオウブレードを手に持ったのだ。

 

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「シシオウブレード!!りゃあ!」

 

ジャキィン!!

 

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「やったぁ!…ん?」

 

シシオウブレードで機械獣あしゅら男爵を真っ二つにはたかに見えた、だが違った。

 

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「アハハハハハ!!切られたのではない、これこそ我が機械獣の真骨頂よ!」

 

なんと、機械獣あしゅら男爵は男性型と女性型部分が真っ二つに分離したのだ、

そして分離したまま獣の様に這いずって襲い掛かった。

 

ダダダダダダダ!

 

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「ハハハハハ!!!」

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「そんな馬鹿な事あんの!?」

キュアピース「ぶっちゃけありえない!!」

 

機械獣ジェットファイヤーP1「グォォォォ!!」

 

エレフ「きやがった!」

バン(ブレードライガー)「今度こそ切ってやる!!」

カービィ「ポヨ!」

ピエトロ「ハァァァ!!!」

 

エレフはもう一本の黒い剣をカービィに渡し、カービィはそれを吸い込んでコピー、ソードカービィとなった。

 

エレフ、ブレードライガー、ソードカービィ、ピエトロの剣さばきが次々と襲い来るジェットファイヤーP1達を切り裂いていく。だが。

 

 

機械獣ジェットファイヤーP1「グォォォォォォ!!」

 

ガシャンガシャンガシャン!!

 

オリオン「なっ!?」

弓さやか(ダイアナンA)「増えた!?」

ヴィレッタ(R-GUN)「切り裂かれた部分のボディが生えたのか!?」

イングラム(ビルトシュバイン)「Dr.ヘルめ、また奇怪な機械獣を…」

ナルシア「むしろ奇怪獣じゃ…」

デュオ(ガンダムデスサイズヘルカスタム)「切るのはダメって事かよ…」

カトル(ガンダムサンドロックカスタム)「死神もお手上げ様ですね…」

 

そう、切り裂かれたジェットファイヤーP1のは切り裂かれるたびに裂かれた部分のボディが構築され分裂していくのであった。

 

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「どうだ、これこそ真のあしゅら軍団!そして兜甲児、今日こそその命もらいうけるぞ!」

甲児(マジンガーZ)「さげんなぁ!うわぁっ!」

 

バリバリバリバリバリィィィ!!!

 

機械獣あしゅら男爵がマジンガーZに飛び込み、トゲの生えた接合面挟み込んで放電を仕掛けた。

 

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「ハハハ!死ねぇ!兜甲児ぃぃ!!」

甲児(マジンガーZ)「うわぁぁぁぁ!」

 

リュウセイ(R-1)「させるかぁ天上天下!T-LINKダブルフィンガァァァ!!」

 

リュウセイの高い念動力をR-1の両腕に集中させ突撃を仕掛けた。

その両手を挟み込んでる機械獣あしゅら男爵のそれぞれの分離形態に叩き込んだ。

 

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「ぬぁっ!?」

 

ドォォォォ!!!

 

リュウセイ(R-1)「大丈夫か甲児!?」

甲児(マジンガーZ)「サンキューリュウセイ、お蔭で助かったぜ!」

キュアピース「おぉぉぉこれこそロボット同士の友情!」

キュアマーチ「そ、そういう物なの?」

折り紙サイクロン「今でござる!」

 

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「お、おのれぇ~!!」

ヴィレッタ(R-GUN)「狙いははずさん。」

 

機械獣あしゅら男爵が再度合体しようしたその時、R-GUNが大型キャノン形態へと変形した。

 

ヴィレッタ(R-GUN)「メタルジェノサイダー!デットエンドシュート!」

 

大型キャノンへと変形したR-GUNが放った金属粒子砲・メタルジェノサイダーがあしゅらに炸裂した。

 

あしゅら男爵(機械獣あしゅら男爵)「ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

チドォォォォォォォォォン!!!

 

甲児(マジンガーZ)「ブレストファイヤー!!」

ピエトロ「ドラゴンブレス!!」

キュアハッピー「プリキュア・ハッピーシャワー!」

ナルシア「ホーリーバースト!」

キュアピース「プリキュア・ピースサンダー!」

ドラゴンキッド「ハァァァァ!」

ファイヤーエンブレム「燃やし尽くしてやるわぁ!」

 

機械獣あしゅら男爵は四散。

ピエトロは竜の剣から巨大な竜の頭部の様な波動を繰り出し、竜が放つ炎で残りのジェットファイヤーP1達を焼き尽くしていった。

それぞれの広範囲技がジェットファイヤーP1を包み込むように粉々に砕いて行ったのだ。

 

 

 

そしてゴールと戦っている者達は。

 

 

武蔵(ゲッター1・サブ)「くそぉ虎鉄さん達が食われちまうなんてよぉ!」

竜馬(ゲッター1)「いや虎鉄さん達なら大丈夫だ!」

 

ケドラゴール「グォォォォ…グゥッ!?」

 

ドォォ!ドォォォ!!

 

突如ケドラゴールの腹が一瞬だけ何かが爆発する様に膨らんだ。

そして身体中が内部からボンボンと叩き付けられるように膨れ上がり、ケドラゴールは苦しみ出す。

そしてケドラゴールの腹から一気にそれが飛び出した。

 

ドォォォォォォォ!!

 

ワイルドタイガー「デリャァァァァァァ!!!」

バーナビー「ハァッ!!」

 

ワイルドタイガーとバーナビーがゴールの腹の中で全力で暴れていたのだ。

そして腹を突き破りようやく脱出成功した。

 

ワイルドタイガー「どうだぁ!」

バーナビー「一時はどうなるかと思いましたよ。」

 

 

 

ゼンガー(グルンガスト零式)「トドメをさす!ハイパーブラスタァァァァ!!」

万丈(ダイターン3)「日輪の力を借りて、今必殺の!サン・アタァァァック!!」

忍(ダンクーガ)「断空砲・やってやるぜぇぇぇぇ!!」

シャイターン「コレデ決メサセテモラウ…!」

 

ドガァァァァァァ!!

 

グルンガスト零式のハイパーブラスター、ダイターンのサンアタック、

ダンクーガの断空砲、シャイターンは両手に巨大な焔の塊を作りだしそれを一気に全力でゴールに叩き込んでいった。

 

ケドラゴール「アギャァァァァァァァ!?グァッ…」

 

ケドラゴールの身体は木端微塵になっていった。

だが蟲の身体に包まれたゴールの頭部が分離して脱出を試みるが。

 

隼人(ゲッター1・サブ)「哀れなもんだなゴール、お前の最後がまさかこんな形になるとは流石にちょっと同情するぜ…」

竜馬(ゲッター1)「だが俺達はここでお前と決着をつける!オープンゲット!!」

 

武蔵(ベアー号)「チェンジ・ゲッター3!スイッチオン!」

 

ゲッターが分離してゴールに狙いを定める様に再度合体、ゲッター3となった。

 

武蔵(ゲッター3)「大雪山おろしぃぃぃぃぃ!!!」

 

ゲッター3がケドラゴールの頭部を掴みあげ、身体を回転させて一気に投げ飛ばした。

 

武蔵(ゲッター3)「オープンゲット!」

隼人(ジャガー号)「チェンジ・ゲッター2!スイッチオン!ゲッタービジョン!」

 

ギュィィィィ!ドスドスドスドスドス!!

 

ゲッター2に合体し、ゲッタービジョンで高速分身を仕掛けて投げ飛ばされて宙に舞うケドラゴールにドリルアームで次々と画面に穴をあけていった。

 

隼人(ゲッター2)「目だ!耳だ!鼻だ!!オープンゲット!」

竜馬(イーグル号)「チェェェェンジ・ゲッタァァァ1!スイッチオン!!」

 

最後はゲッター1となり、ケドラゴールの真上へと飛び上がった。

 

竜馬(ゲッター1)「ゲッタァァァミサイルマシンガン!ゲッタァァァビィィィム!」

 

ゲッター1専用の武器であるミサイルマシンガンをぶっ放し、ケドラゴールに集中砲火を浴びせ、さらにゲッタービームを叩き込んで行った。

 

ケドラゴール「グァァァァァァ!?!?!」

 

チュドォォォォォォォォ!!

 

ケドラゴールも完膚なきまでにトドメをさされ、爆発していった。

 

キャプテン・ラドラ「終わった…これで爬虫人類の悪夢も終わり、やっと全て解放された…」

ムンベイ「決着はついたようね…」

 

竜馬(ゲッター1)「俺達人間の勝ちだ、ゴール…」

ルキア(グルンガスト弐式)「けど僕は…滅びる運命だったとしても、その運命に最後まで抗う彼を少し尊敬したと思います…」

シャイターン「…。」

ゼンガー(グルンガスト零式)「あの者達に戦うと言う概念がなければ我々と手を取り合う未来もあったかもしれん、バーム星人の時の様な事にならなければな…」

 

 

大塚長官「決着はついたようじゃな…だが。」

正太郎「…少しスッキリしない感じです…」

フィーネ「本当にこれでよかったのかしら…」

ラーダ「その先の答えは、結局それ結果にたどりつくまで誰にも分からないの、今回の場合世間にとってはいい方向に流れたかもしれないけど…。」

 

 

キュアハッピー「…」

キュアビューティ「…ハッピー…」

グリカウモン「帰還しよう、みんな待っているよ。」

 

あしゅら男爵「うぐ…ぐぅ…まだだ私はこんな所で…」

 

機械獣の残骸から負傷したあしゅらが出て来た。

だがこれまでの様に全力を出せる気力はなくふらついていたが。

 

ギャリー(ヒュッケバインMK-Ⅱ)「アンタまだ生きてたのね!」

テツザンモン「どうする、トドメさしとくか?」

イングラム(ビルトシュバイン)「我々の敵となるのならな…」

 

甲児(マジンガーZ)「…お、おい待ってくれ!」

エレフ「流石に怪我人にトドメってのはどうかと思うぜ!」

カービィ「ポヨポヨ!」

 

ゴウキモン「だが…」

ピエトロ「いくらなんでもそれは酷いです!」

キュアハッピー「もうこれ以上戦う意味なんてないよ!」

 

マト「そうだよ!そんな事したら侵略者のやってる事と同じになっちゃうよ!!」

メグ「マトさん…」

ガリオン・ドール「彼女達の言う通りだ、ここであの者を殺せば奴等と同じ存在となってしまうであろう。それにその者には少し聞きたい事もある。」

マック「ガリオン?」

 

ミク(ストームソーダーFSV)「私も看護員として放っておくなんて出来ないわ!」

あしゅら男爵「貴様ら…この私を侮辱しているのか…ぐっ!?」

甲児「あしゅら!」

 

甲児とミクは機体から降りて倒れそうになるあしゅらを抱きかかえた。

 

あしゅら男爵「兜甲児…」

甲児「俺だってお前が憎いさ、ただ昔ほどじゃないけどな。」

あしゅら男爵「ぬ…!?」

ミク「どういう気持ちで戦うって事の話。」

あしゅら男爵「…。」

 

 

こうして一向はウルトラザウルスに帰還した、傷ついたあしゅらを連れて。

 

 

ウルトラザウルス・医務室。

 

 

徹平「ぐぅまだ骨がギシギシする…」

カガリ「あまり動かない方がいいと思う。」

三田子「貴方はしばらく休んだ方がいいわ。」

徹平「けど…マルスモン隊長は…俺のせいで…」

ライザ「そいつは違うぜ、マルスモン隊長は元々長くなかったんだ。自分の命を何処でかけるか見極めてただろうな…それだけの話さ。」

ホルス「…」

ユーキ「追悼するのは後にしよう、今の徹平君は傷を治す事が最優先だよ。ただマルスモン隊長の死をどう受け入れるかは、覚醒した力を使う徹平君次第だと思う。」

徹平「…ビクトリーフューチャーの力…」

 

徹平はユーキの言葉でデジヴァイスを握りしめた、アルティメットブイドラモンVF。

より強大なパワーアップを遂げた、徹平のDSC。

徹平の目つきが変わった。

 

徹平「マルスモン隊長が命を懸けて俺に教えてくれたんだ…この力、絶対に使いこなして見せる!」

エレフ「その意気だな。」

リュウセイ「こっちも負けてられないぜ…!」

カガリ「けどやっぱり無理しないで欲しい…カガリね、正直徹平が死ぬんじゃないかって思った…。」

徹平「カガリ…」

 

正太郎「カガリさん、徹平さんの事凄く心配してましたよ。」

シュウ「いーやこりゃ羨ましいですなぁ~」

やよい「おおっ!?」

ネイサン「アララ?」

大塚長官「おっほん!」

徹平、カガリ「ガタっ!!」

 

レン「まーそれにしても…。」

 

その隣のベッドには…。

 

あしゅら男爵「ええい!もう少し優しく出来んのか!?」

ミク「もう、あまり暴れないでよ!」

バーナビー「貴方は怪我人でも一応捕虜扱いです、少しくらい我慢して下さい。」

虎鉄「てめぇが暴れると何しでかすか分かったもんじゃねぇ!」

 

手錠を掛けられたあしゅらが椅子の上で傷の手当を受けていた。

ミクが包帯を縛った所、あしゅらが怒りだすが、虎鉄とバーナビーが全力であしゅらを取り押さえている状況だった。

 

エレフ「しかし、本当に半分半分だな…」

あしゅら男爵「誰がキットカットよ!」

イルム「いや言ってねぇし!」

あしゅら男爵「とにかく!手当してもらったらすぐにでもここから去るからな!」

マト「ねえ。」

 

そこへマトが声を掛けに来た。

 

あしゅら男爵「ふん、まだ何か用か小娘。」

マト「…アンタってさ、どうして世界征服しようとしてるの?」

あしゅら男爵「我が主Dr.ヘルの為だ、あの方はこの世界の全てを収めようとしているのだ、私はかつて古代ミケーネ帝国の遺跡に眠っていた夫婦のミイラを元にDr.ヘルが合成し、サイボーグ・あしゅら男爵となったのだ。」

ギャリー「…だからアンタはDr.ヘルに忠誠してるって事?」

あしゅら男爵「Dr.ヘルは私を黄泉の国から蘇らせてくれた大恩人、その御恩どれほど尽くしても返せる様な物ではない!だがもし、その一部でもお返しできる物なら、この命!何度でも捧げるのみ!!」

みゆき「…」

れいか「何という忠誠心なのでしょう…」

マト「…じゃあその為にならどんな酷い事だって出来るって事なの?」

あしゅら男爵「何?」

マト「例えばだよ、アンタの元になったその夫婦がもし嫌だったらどうするの?」

あしゅら男爵「嫌だと?違うな、この2人は既に私の身体でしかない。最もこの2人の記憶は私あしゅら自身にも流れては来るが、私はこの2人の夫婦ではないのだ。」

ユウ「なんか複雑だなぁ…」

マト「…」

 

あしゅらは自分の身体のベースとなった2人の夫婦の事に関してほのめかした。

この時それを聞いたマト達は複雑な気分となる。

 

あしゅら男爵「これ以上お前達と話す事などない、所詮お前達と私は敵同士。そうだろう、兜甲児?」

甲児「ああ、勿論だ。お前はあの時おじいちゃんを殺した張本人だからな。だがな、俺がお前を倒すのは仇を取る事じゃない、これ以上お前達様な奴等の好き勝手にさせない為だ!」

あしゅら男爵「ほお。」

ガリオン「私からひとつ聞かせてもらっていいか?」

 

そこへガリオン達がやって来る。

 

あしゅら男爵「レジェンズか、お前達はDr.ヘルが危険視する存在だ。世界征服すると同時に貴様達を完全封印しなくてはならんのだ!」

ガリオン「お前達の言ってる事は分かる。魔王ジャバウォックが蘇り、レジェンズウォーを起きてしまえば元も子もなくなるからな。私が思い出したのはかつてミケーネ帝国が過去のレジェンズウォーで滅んだ文明の一つだったと言う事だ。」

シロン「ガガガ…」

万丈「レジェンズウォー?」

あかね「な、なんやそのなんとかウォーっちゅうの?」

シュウ「あ、それねー…」

マック「そういえば皆にその事を言ってなかったんだな…」

 

レジェンズウォーの単語に他の者達が疑問を抱く。

 

ルキア「そういえば…貴方はあの時シロンの姿を見てミケーネの仇だと言ってましたよね?あれはどういう意味ですか?」

あしゅら男爵「…」

ラーダ「…?」

 

その事についてはあしゅらは口を閉ざしてしまった。

その時、ラーダは何か気配を察知した。

 

ヨミ「ラーダさん?」

ラーダ「みんな離れて、何か来るわ!!」

徹平「!?」

ピエトロ「うわっ!?」

 

ガシャーン!!

 

天上のダクトから突如何かが落下した。

 

ケドラ「キキキキ…!」

シュウ「げっ!?」

オリオン「こいつまだ生きてたのか!?」

ギャリー「アンタ達は離れなさい!」

マト「わっ!?」

竜馬「すぐに片づけるんだ!」

フィーネ「でないとウルトラザウルスが乗っ取られるわ!」

 

ケドラが出現し医務室はパニックとなった。

だがケドラは飛び跳ね、あしゅらの元へと着地したのだ。

 

バーナビー「!?」

虎鉄「こいつ!」

 

ケドラ「目を覚ませ…」

 

虎鉄がケドラを捕まえようとするがケドラは軽く跳ねてよけ、再び天井に

そして続いて隼人がジャンプして捕まえようとするが避けられてしまい天井に穴をあけてしまう。

そしてケドラは床を走り、みゆき達やマト達の脚の下をくぐって翻弄させ、

さらに徹平のベッドの上に飛びついて来た。

 

徹平「ぎぇっ!?く、くるな!!」

カガリ「こんのぉ!」

 

バゴォ!

 

徹平「あだぁ!?」

ケドラ「トリスタン…」

カガリが手元にあったモップでケドラを叩こうとしたがあっさり避けられ誤って徹平の頭を叩いてしまう。

そして再び、天井にへばりついて、あしゅらに目を向けた。

 

ケドラ「イゾルデ…」

あしゅら男爵「…!!」

 

ケドラ「思い出すのだ!!ミケーネの巫女よ!!」

 

甲児「うわぁ!?」

マト「光がぁ!?」

徹平「うっ!?」

シュウ「どわっ!?」

シロン「ガガ!?」

ルキア「うっ!?」

あしゅら男爵「うぉぉぉぉ!?」

 

ケドラが放った光が彼等の視界を遮った、その途端目の前が真っ暗となった。

 

 

甲児「な、なんだこれは…?」

徹平「…あ!」

マト「…ねえあれ!」

ルキア「!!」

シュウ「うおっなんだあのでけぇの!?」

シロン「ガガ…!?」

 

甲児達の視界を真っ暗な闇が包み込んでいた。

すると一筋の光が切り開かれ、その輝く光景が見えた。

その大地に立つのは黄金に輝く巨人と思われる姿であった。

 

「…」

 

その巨人はマントの靡かせ槍を持ったまま佇んでいた。

 

徹平「…す、凄くまぶしい…!」

ルキア「でも何か温かい物を感じます…」

マト「ねえ!貴方は誰!?」

甲児「…そうだ…あれは…おじいちゃんの本で見た事がある…」

 

 

「私は全知全能の者、君達を守り導く者。」

 

シュウ「へ…」

シロン「ガガ!?」

 

ゼウス「我が名はゼウス。しかしてその実体は…Zマジンガー!」

ゼウスと呼ばれる黄金の鎧を纏った神、そのシルエットはマジンガーZそっくりであった。

 

甲児「マジンガー!?じゃあやっぱり…」

徹平「うわっまた眩しいのが…」

マト「うぅっ!」

 

今度は目で見れない程の白い輝きがその視界を遮っていった。

 

 

ここは何処だろうか、場所はすっかり変わり何処か遠い島国に立つ王国の様だった。

それもはるか昔に栄えていた古代の王国であった様だ…。

 

徹平「う…あれ…?」

甲児「お、おいみんな!起きてるか!?」

マト「な、何ここ…」

ルキア「ここは…!?」

シュウ「俺達さっきまで医務室にいたよな!?ちょっとここに何!?何が起きてんの!?」

シロン「ガガガガ!(落ち着け!)」

 

徹平達はその島国の海岸で目を覚ました。

辺りを見渡し、何故いきなりこんな所に飛ばされてしまったかに困惑していた。

そして彼らの目の前にケドラがいたのだ。

 

ケドラ「…」

マト「あっ!」

ルキア「もしかしてこれは…!」

徹平「あいつがやったのか!」

 

徹平達がそれに気づくとケドラは海岸の奥の階段を上り始めた。

 

甲児「お、おい!待ちやがれ!」

あしゅら男爵「待て!!」

 

甲児達がケドラを追おうとするとあしゅらが止めに入った、彼もここに来ていたのだ。

 

シュウ「げっお前も一緒かよ!?」

あしゅら男爵「ここはケドラの記憶の中だ。」

ルキア「記憶の中?」

マト「どういう事?」

あしゅら男爵「奴はおそらく、我々に見せようとしてるのかもしれん。過去の記憶、遠い昔のバードス島・古代ミケーネ帝国の…」

徹平「え…じゃあ俺達は…」

あしゅら男爵「我々はケドラに記憶の中に囚われたのだ。恐らく我々の意識がケドラにのみ込まれたと言ってもいい。」

シュウ「じゃあ通りで徹平兄ちゃんの怪我が治っているのか。」

徹平「そういえば…」

 

徹平は自分の怪我がなくなっているのに気づく、意識だけがケドラに取り込まれた。

だとするとケドラは…。

 

あしゅら男爵「ケドラは我々に何か伝えようとしてるかも知れん。どちらにしろ出る為には一先ずついて行って見るしかない。」

ケドラ「…。」

甲児「仕方ねえな…」

マト「とりあえず行って見ようよ!」

ルキア「そうだね。」

シロン「ガガガ!」

シュウ「ま、マジっすか…」

徹平「うん…。」

 

徹平達にあしゅらはケドラについて行く事にした。

奥の階段を上り、古代の街と言える場所にたどり着く。

そこから何かがぶつかり合うと音、炎上する炎、そして叫び声がした。

 

タロス像達「グォォォォ!!」

 

逃げ惑うミケーネ人達を守りながら抵抗を続ける巨大な巨人の像・タロス像達が剣を構え迫り来るその竜達に対抗する。

 

甲児「なっなんだありゃ!?」

マト「ねえ、早く助けないと!」

あしゅら男爵「無駄だ、ここはケドラの記憶の中。我々は今見ている光景を見せられてる様な物でしかない。」

ルキア「だとするとこれがその古代ミケーネ帝国…!」

徹平「けど何が起こっているんだ…!?」

シュウ「うおっ!?あれって…!!」

 

マト等は思わず逃げ惑うミケーネ人達を見て助けようとしたが、触れる事は出来ず人々に通り抜けられてしまった。

そしてミケーネの民に襲い掛かるその竜とは。

 

ヴォルケーノキングドラゴン「神々と称しこの星に侵入した異物ミケーネよ、滅びるがいい!!」

トルネードキングドラゴン「怒りの風をうけよ!」

 

シロン「ガガ、ガガ…!?(おい、まさか…)」

 

そうレジェンズ達であった。

中でも最も強く、竜王とも崇められる火のヴォルケーノキングドラゴン、

風のトルネードキングドラゴン。

2体が翼を広げて高温の炎と猛烈な風を起こしてミケーネ帝国に攻撃を仕掛けていたのだ。

次々と倒れるタロス像達、逃げ惑うミケーネ人。

だがそんな中、2大竜王に立ち向かう巨大な神の姿もあった。

 

勇者ガラダブラ「我等ミケーネ!貴様らが起こしたレジェンズウォー如きで滅びはせん!この勇者ガラダブラが貴様等の首を討ちとってくれる!!」

ヴォルケーノキングドラゴン「ならば来るがいい!貴様等の様な異端な者達をこの地球の神とは認めん!」

 

 

シュウ「なんかすげぇの来たぞ!?」

甲児「ん、あいつ…ガラダとダブラスに似てないか!?」

マト「勇者…骸骨な頭して?」

ルキア「人間もみんな中身は骸骨だよ…。」

 

 

勇ましく立ち向かうミケーネの勇者ガラダブラ、

その姿、頭部がガラダK7、その背中から起き上っているのはダブラスM2といった機械獣そっくりであったのだ。

 

あしゅら男爵「勇者ガラダブラ…古代ミケーネ帝国の勇者と呼ばれた戦士…後に古代ミケーネの遺産を発見したDr.ヘルがあのガラダブラの亡骸をベースに機械獣ガラダとダブラスを生み出したのだ…」

ルキア「え…じゃあ機械獣は元々…!?」

あしゅら男爵「そう、我等が扱う機械獣はかつて古代ミケーネ帝国の神々と崇められた者達の亡骸をベースに生み出した物なのだ。…」

徹平「神様を兵器にしてしまうなんて…」

 

あしゅらが解説する背景ではガラダブラがヴォルケーノキングドラゴンと激闘を繰り広げていた。

 

ヴォルケーノキングドラゴンが力を込め、巨大な火級を放つ必殺の炎・ディアボロスブレイガ、二刀の鎌を構えてそれを切り裂き接近して切り刻もうとするガラダブラ。

その後ろから突風を巻き込してガラダブラを大地に叩きつめたトルネードキングドラゴン。

 

マト「これってどういう状況?レジェンズはゲームじゃなくて実はずっと昔にいたって事なの?」

シロン「…」

シュウ「ん、、誰かいるぜ!?」

あしゅら男爵「…!!」

 

シュウがその近く瓦礫に誰かがいるのに気づく。2人の少年少女、ミケーネ人と思われる。

黒髪の顔の濃い少年と赤髪で巫女の服を着た少女、2人はその戦いの光景を見て震えていた。

 

少女イゾルデ「怖い…このままじゃ私達ミケーネはレジェンズウォーで滅びてしまう…」

少年トリスタン「大丈夫だ、神様が負ける訳がない!レジェンズ達なんてすぐに滅ぼしてくれるさ!」

少女イゾルデ「無理よ…レジェンズウォーで他にも沢山の文明が滅びたのよ?分かったの私達ミケーネがこの星に舞い降りた際いくつもの文明を滅ぼした事を地球は怒っているの…」

少年トリスタン「…イゾルデ…」

 

 

 

甲児「おい、あの子達やばいんじゃないのか!?」

徹平「このままじゃ巻き込まれるよ!」

ルキア「けど僕達じゃ…それに…」

 

甲児達は思わず焦ってしまう、ここがケドラの記憶でしかないのは分かっているのであるが…。

その時だ、トリスタンとイゾルデの前に現れた姿が徹平達を更に驚愕させたのは。

 

キュウベぇ「だったら君が救えばいい。」

少女イゾルデ・少年トリスタン「!?」

 

甲児「あっ!!」

あしゅら男爵「…!」

 

そう、あのキュウベぇであった。

キュウベぇはイゾルデの元へ歩み寄ってくる。

 

少女イゾルデ「貴方は…!?」

キュウベぇ「僕はキュウベぇ、魔法少女を探している者さ。君、僕と契約して魔法少女になってよ。」

少女イゾルデ「…魔法少女…!?」

少年トリスタン「なんだよそれ!?」

キュウベぇ「簡単な話さ。僕は彼女の願いを聞いてあげる。そして君は魔法少女となる。その力でこの帝国を守る事だって出来るんだ!」

少女イゾルデ「…じゃあミケーネ帝国の永遠の繁栄は!?」

キュウベぇ「お安い御用さ!それが君の願いなんだね!?」

少年トリスタン「イゾルデ、本気なのか…!?」

 

イゾルデは一瞬だけ口を閉ざした、そして答えた。

 

少女イゾルデ「私は魔法少女になる!」

キュウベぇ「契約成立だね!」

 

その時キュウべぇはイゾルデにその力を与えた。

するとイゾルデの手からグリーフシードが生まれ彼女は巫女の姿をした魔法少女となったのだ。

 

少年トリスタン「…すげぇ…」

少女イゾルデ「行ける…!」

 

イゾルデは立ち上がった、そしてその杖を持ち上空に大きな雲を集め、巨大な雷撃を放ったのだ。

 

バリィィィィィィィィ!!!!

 

 

ゴルゴン「グギャァァァァァ!?」

クラウドジャイアント「グォォォ!?」

 

一瞬にして風と火のレジェンズ達がその雷撃を受けて滅び去ってしまった。

 

トルネードキングドラゴン「なんだと!?」

ヴォルケーノキングドラゴン「バカな!?何が起き…グォッ!?」

勇者ガラダブラ「打ち取ったァァァァ!!!」

 

不意をつかれたヴォルケーノキングドラゴンの胸をガラダフラの鎌が貫いた。

そして重傷を負う彼にイゾルデの放った雷撃が追い打ちをかけた。

 

バリィィィィィィ!!!

 

少女イゾルデ「ミケーネを脅かす者、滅びよ!!」

ヴォルケーノキングドラゴン「ウガァァァァァ!!!?」

 

その一撃でヴォルケーノキングドラゴンは倒れ、ソウルドールとなってしまった。

瞬時にトルネードキングドラゴンはそれを回収し撤退せざる得なかったのだ。

 

少年トリスタン「凄いじゃないかイゾルデ!」

少女イゾルデ「…私がミケーネを守った…!」

勇者ガラダブラ「礼を言わせてもらうぞ、巫女よ。」

 

 

マト「…魔法少女…またよく分からないのが出て来た…」

徹平「あいつ…こんな所にまで出て来た…」

甲児「あれが魔法少女になった女の子の力なのか…!」

あしゅら男爵「…そうだ、この力を得た彼女はミケーネ帝国をレジェンズウォーから長い時を超え守り抜いていくのだ…」

ルキア「…え。」

シュウ「ちょっと待ってよ、どうしてお前がそういうの知ってんの?」

あしゅら男爵「…すぐに分かる。」

 

ケドラ「…」

 

徹平「あ、ケドラが!」

甲児「追うぞ!」

 

その影でゲトラを発見、するとゲトラはまたこっちへ来いと言わんばかりにこの場を離れていく。

徹平達はすぐに追いかけた。

その時徹平達が走ってる間に不思議な空間に包みこまれる。

その空間にはその先の古代ミケーネの歴史が映し出されており、

最初にレジェンズの攻撃から魔法でミケーネを守り続けたイゾルデの姿が映し出され、その隣ではトリスタンがいつも手助けをしていた。

やがて2人は成長し恋仲となる。

そしてイゾルデがレジェンズウォーからミケーネを守り続けた功績でミケーネの巫女となり、その間も彼女の支えとなっていたトリスタンが神官の地位へと上り詰めた。

 

ルキア「あの子達結ばれたんですね!」

マト「なんかおめでたいかも!」

あしゅら男爵「…」

徹平「ん?あの大きいの…?」

 

昇格した2人の前にはミケーネ帝国を収めるいくつもの神々が祝福する姿もあった。

そして甲児達は気づいた、その神々の姿には先ほど見たあのゼウスがいた事に。

 

するとケドラは脚を止めた。

その場所はミケーネ帝国の海岸付近の祭壇。

 

「ふははははははは…」

 

祭壇から笑い声が聞こえた。

 

ルキア「誰かいますね…」

シュウ「おっなんかうまそうなもんありそうな匂い…」

 

 

トリスタン「愉快愉快!」

イゾルデ「見たか、レジェンズ共の無様な姿を!」

ゴーゴン大公「それに比べて我々の神々の力はどうだ、素晴らしいの一言につきるではないか!」

イゾルデ「ああ、あの威厳溢れる姿にはウットリしてしまう…」

トリスタン「おいおい夫の前で何を言う、神々が相手では妬くにも妬けんではないか~」

ゴーゴン大公「のろけおって、この巫女さんが♪」

イゾルデ、トリスタン「はははは…」

 

徹平「なんか楽しそう…」

マト「ねえ何、あの虎の背中に上半身が乗っかる奴…?」

あしゅら男爵「ゴーゴン大公…かつての我が同胞であり友であった…」

甲児「!?」

シュウ「しっかしあのイゾルデって人美人やね~」

シロン「ガガガ…;」

 

ゴーゴン大公「だが我々も早く神の身体が欲しい物よのぉ…」

トリスタン「ふむ、イゾルデが生み出した結界によりミケーネは長年レジェンズウォーから守られ続けて来た。本来ならばムートロンや他の文明共々とっくの昔に滅び、この星の全てが滅んでいた所であった。」

イゾルデ「今やこの星の存在する文明は我々ミケーネのみ…どうだろう、私の魔法少女の力で残る他の人間達やレジェンズ共を抹殺して、この星を占領してしまうのはどうかな?」

ゴーゴン大公「ほぉ、それはいい!ハハハハハ!」

 

徹平「え…!?」

甲児「おい、調子に乗り始めてないか…!?」

 

 

ゼウス「何を言う!己の立場をわきまえよ!!」

 

イゾルデ、トリスタン、ゴーゴン大公「!!」

 

その時、イゾルデ達の前にあのゼウスが現れた。

 

トリスタン「こ、これはゼウス様!立ち聞きとはお人が悪い;」

イゾルデ「それとも我々の考えにご同意下さると?」

ゼウス「何を言うか!ふざけるのはいい加減にしろ!!」

トリスタン、イゾルデ、ゴーゴン大公「ひぃ!!」

ゼウス「よいか、この星はあくまで我々の戦争の駐留拠点!お前達の役目は神々が身体を休め、次の出撃の時までの環境を整える事、その為にもこの星を上手く収めるべき!イゾルデ、お前の作りだした結界のお蔭でレジェンズウォーの脅威からこの島は守られている。だが力の使い方を誤るでない!」

ゴーゴン大公「ではレジェンズ達の存在についてはどう考えるおつもりで?奴等は明らかに我々に牙を向くではないですか!」

ゼウス「…彼等には申し訳ないと思っておる。」

 

シロン「…」

マト「本当にレジェンズって何…?」

 

 

ゼウス「だが今はこの星で我々が倒すべきエルファニアと戦う為にはやむおえんのだ、いずれ私は彼等と交渉をしてみようと思う。」

トリスタン「交渉ですと!?」

イゾルデ「そんな馬鹿な!」

ゼウス「この星、嫌この宇宙全体にはいずれ大きな危機がくると私は察知している。その為にも我々以外にもこの宇宙を守り抜く同志が必要なのだ。」

ゴーゴン大公「は…ハハッ!」

ゼウス「分かればよろしい。」

 

ズシン、ズシンズ、ズシン…

 

ゼウスは去っていった。

そして安心しきった三人は改めてふてぶてしい態度を取った。

 

ゴーゴン大公「頭の固い奴だ…」

トリスタン「全く…」

イゾルデ「しかし彼はこの戦いの指揮官だ、下手に逆らえば我々の首が…」

ゴーゴン大公「なぁに、それなら良い話がある。近々指揮官交代の話がある。」

イゾルデ「ならば、ゼウスと並ぶミケーネ三大神・ハーデス様が!」

ゴーゴン大公「フフフ、その時までの辛抱よ…」

 

 

徹平「話が全く見えないんだけど…」

甲児「この星、あいつらは宇宙から来たって事か?」

ルキア「…けどこれだけは分かる、あの人達は力に溺れてしまっている…このままじゃ…」

あしゅら男爵「…大神ゼウス、かつてこの星に舞い降りた神でありその後1人古代の神々と戦いこの星に住む人間達を守った神…」

マト「…あしゅら…!?」

あしゅら男爵「そしてそれこそが、我等ミケーネ最後の日!」

 

 

 

ゼウス「ウォォォォォォォ!!!」

ミケーネ神「ぐわぁぁぁぁ!?!?」

「おのれぇぇぇ!死ねぇゼウス!!」

 

ゼウス「ふん!!」

ミケーネ神「うがぁぁぁぁぁぁ!?」

 

その時、再び場面は切り替わり、ゼウスが同胞であるはずのミケーネの神々達を打倒していく姿、

他の神々達はそのゼウスに刃を向けるがゼウスの圧倒的力の前には無力であった。

 

 

シュウ「す、すげぇ…」

甲児「あれが神の力…」

あしゅら男爵「やめろゼウス!これ以上ミケーネに手を出すな!!!」

マト「待ってよ!」

徹平「ダメだって!」

あしゅら男爵「邪魔するな!」

 

あしゅらが飛び出そうとした、しかし徹平達に止められてしまう。

 

ルキア「ここはケドラの記憶の中でしかないはずですよね!?」

あしゅら男爵「…ああ、そうだった…」

マト「でもどうして神様が裏切りなんて?」

シュウ「それより俺達ここから脱出しないと…ってあぁぁぁぁぁ!!」

 

その時シュウが何かに驚いた。

 

ゼウスの後ろにいた青き衣をまとった光輝く白き竜の姿。

 

シロン「!!!」

ルキア「え、あれは…!!」

徹平「…シロン!?」

 

 

カネルドウインドラゴン「ストライク・トルネード!!!」

ミケーネ神「うわぁぁぁぁぁ!!!!」

 

レジェンズ・ウインドラゴンの進化系を行く、カネルドウインドラゴンであった。

その何枚にも増えた翼が巻き起こす嵐がミケーネ神達の身体を切り裂いていく。

そしてその風に守られるように包まれるゼウス、彼等はカネルドウインドラゴンの起こした風を槍に集め振り回し、残りのミケーネ神達を全て吹き飛ばし粉々に砕いていったのだ。

 

ゼウス「行くぞ、ウインドラゴン!!」

カネルドウインドラゴン「そうしようか、ゼウスよ!」

 

シロン「ガガ…ガガガガガ!?(ど、…どういう事だ!?)」

マト「あれってシロンなの!?ねえシロン!」

シロン「ガガガガ!(俺にも知らん!!)」

甲児「ゼウスが裏切った…あのウインドラゴンが関係してるのか…!?」

シュウ「訳がわかんねぇよ~!」

 

 

ゴーゴン大公「急げぇ!手当を急げ、ケドラを1体でも多く救うのだ!」

 

倒れた神々達がタロス像やミケーネの兵士達によって救助、そして神々の中からケドラが引き上げられていく。

 

徹平「うわっいっぱいいる…」

 

 

トリスタン、イゾルデ「ゴーゴン大公!」

ゴーゴン大公「おお二人共!」

トリスタン「状況は!?」

ゴーゴン大公「見ての通りだ、神々の中からケドラを助け出すのに精いっぱいだ!」

イゾルデ「こうなれば1体でも多くのケドラを助け出し、本国へと返すのみ!」

ゴーゴン大公「ああ、これ以上神々の戦闘頭脳を無駄死にはさせられん…。」

 

 

あしゅら男爵「そう、ケドラは元々ミケーネの神々の頭脳であった。そして私の中の記憶が大分蘇って来た。」

ルキア「え?」

 

トリスタン「だが許すまじはあのゼウス、ウインドラゴンよ…!」

イゾルデ「よくもよくも我々を裏切ってくれたな…!」

トリスタン、イゾルデ「この恨み、忘れる物ではないぞ!!」

 

ゼウスが裏切った、混沌に包まれるミケーネの民達。

トリスタンとイゾルデはゼウスに対し大きな憎しみを抱いた。

 

 

 

一方、場所は元のウルトラザウルス艦内・医務室。

 

カガリ「マト…徹平…」

ヨミ「な、何がどうなっているの…!?」

みゆき「ルキアちゃんと甲児さんまで…」

 

みゆき達は驚愕した、そう医務室に現れたケドラが巨大な繭の様な物体となり徹平、甲児、マト、ルキア、シュウ、シロン、そしてあしゅら男爵を捕え触手がまるで彼らに訴えかれる様に頭に吸着していたのだ。

 

ディグモン先生「こうなれば破壊してくれるぞ!」

虎鉄「おう!」

ラーダ「ダメよ、うかつに手を出しちゃ!!」

ガリオン「そうだ、ケドラは…彼等に記憶を見せつけているのだろう…!」

れいか「記憶!?」

ガリオン「遠い昔、古代ミケーネの記憶だろう…そう我々がかつてないほどに悪戦苦闘したレジェンズウォーの時のだ…!」

バーナビー「そのレジェンズウォーとはなんですか?」

イングラム「…全員、もうしばらく様子を見るぞ。ここでケドラを殺すと彼等を記憶の中に閉じ込めてしまう可能性がある。記憶を見せていると言う事は恐らく終わればケドラは彼等を解放するはずだ。」

ギャリー「…!」

 

他の皆はその様子をただ堪えて見守るしかなかった。

 

 

 

イゾルデ「こうなれば…私の力でゼウスを…!!」

トリスタン「イゾルデ!?やるつもりか!?」

 

イゾルデは右手に持ったグリーフシードを構えた、

だがイゾルデは気づいてない、そのグリーフシードは濁っていた事に。

そこへキュウべぇが現れたのだ。

 

キュウべぇ「久しぶりだね、イゾルデ。」

イゾルデ「お前か、お前が私にくれた力でこれまでミケーネを守る事が出来た。だがゼウスが裏切り、ミケーネは滅びの危機に瀕している。」

 

イゾルデがそう言って空を見上げた、そこには数百万にも及ぶ闇のレジェンズ達、その中には身体の一部が黒水晶に覆われたレジェンズ達がミケーネに攻撃を仕掛けて来た。

そしてその中には更に強力で最も邪悪なレジェンズ・テァアマット、リンドブルムの姿もあったのだ。

 

ティアマット「この地球の異物、ミケーネよ…!」

リンドブルム「散々手こずらせてくれたな…だがここまでだ!ゼウスがいなくなった今このバードス島も我らの手で滅ぼしレジェンズウォーを完成させてくれる!!」

 

 

徹平「なんだあのレジェンズ…!?」

シロン「ガガガ…!」

マト「…!」

あしゅら男爵「…ぐっ!」

 

トリスタン「おお…闇のレジェンズが…!!」

イゾルデ「そうはいかん!!」

 

だがイゾルデは杖をかまえ、大きな光を放った。

その時だミケーネ帝国の聳えるバードス島全域をイゾルデが生み出した結界が闇のレジェンズ達の

攻撃を防いでいった。

 

イゾルデ「うぐ…力が…強すぎる…!」

 

イゾルデは必死に自分の魔力を集中させた、だがティアマット、リンドブルムが黒き炎を吐きだし結界を打ち破ろうとした。

結界にはヒビが入り、黒き炎が入り込んだ。

そしてその炎がミケーネに降りかかる。

 

徹平「うわ煙が!?」

マト「何もみえない!」

ルキア「うっ!!」

 

その巻き起こったと爆風と煙が徹平達の視界へ遮りそこからは何も見えなくなった。

だがあしゅらだけはその様子を見る事が出来た。

 

あしゅら男爵「…!」

 

ドォォォ!!ドォォォ!ドォォォ!!!

 

ゴーゴン大公「闇のレジェンズ達め…!」

トリスタン「守り切ってくれ!お前はミケーネの巫女だ!!そして私はミケーネの神官トリスタン!お前の妻だ!!」

イゾルデ「トリスタン!」

 

倒れそうになるイゾルデをトリスタンが抱きかかえる、そして自分の力をイゾルデに分け与えたのだ。

 

キュウべぇ「それじゃダメだよ、イゾルデ。」

 

イゾルデ「な、何…!?」

キュウべぇ「君と僕の契約はミケーネの永遠の繁栄、だけど君はひとつミスをしてしまった。」

ゴーゴン大公「ミスだと…」

キュウべぇ「イゾルデは魔法少女になってこのミケーネを守り続けた、だけど君は魔女と戦いもせず自分達の事ばかり優先してしまった。その結果君のグリーフシードは濁ってしまい魔力は回復できずじまいだった。」

イゾルデ「魔女!?そんな話聞いてないぞ!?」

キュウべぇ「あれ、知らなかったの?そうか君がずっと外敵からミケーネを守ろうとしたから魔女もこのミケーネには入らなかった。君はある意味救われてたんだね、けど君のグリーフシードは限界だ。」

 

イゾルデのグリーフシードにヒビがはいった。

そしてみるみると完全にその中身は濁っていったのだ。

 

イゾルデ「な、何故だ…!」

キュウべぇ「あとそれから、君がした契約だけどどうやら僕の力よりこの星のレジェンズウォーの力の方が遥かに上を行ってしまった様だ。ミケーネ帝国に強力な結界に貼られる分、闇のレジェンズ達の力はさらにそれを超えて行ったんだ。こればっかりは仕方ないよ。」

イゾルデ「な、なんだと…!?」

トリスタン「ふ、ふざけてるのか!?」

キュウべぇ「ふざけてないよ、僕は最後に君達にお礼を言いたかったんだ。君は最終的に倒れてしまいそうだけどレジェンズウォーとミケーネがぶつかり合った瞬間、十分なエントロピーを生み出してくれそうだ。君の魔法でじっくり煮込んでくれたおかげでね。」

 

 

トリスタン、イゾルデ「キュウべぇ貴様ぁぁぁぁ!!!」

 

バリィィィィィィ!!!!

 

 

結界が完全に破壊されてしまった。

そして闇のレジェンズ達が完全にミケーネへと侵入した。

 

ゴァァァァァァァァァ!!!!

 

燃え上がるミケーネ帝国。

この島全体が火の海となっていった。

[newpage]

 

甲児「やっと煙が消えたけど…あの間に何があったんだ!?」

あしゅら男爵「…」

マト「あの人、倒れてる…」

 

その中、ゴーゴン大公は倒れたイゾルデ、そしてトリスタンを抱きかかえ奥の神殿へと向かった。

 

イゾルデ「…」

トリスタン「なんて事だ…イゾルデ…!!」

ゴーゴン大公「すまない、2人共…こうなってしまえば…」

トリスタン「分かっている…イゾルデもそう思っているであろう…」

 

トリスタン「何言うこれは巫女としての我々の役目、そして全てはミケーネの為…なんの躊躇いがあろうて…」

ゴーゴン大公「うむ、ならば…」

 

トリスタンとイゾルデは互いに抱き合いながら、この島の地下深くの祭壇にて、白い眉の中に封印された。

ミケーネの復活の日を夢見て、今は眠りについたのだ。

 

 

あしゅら男爵「…そうだ、私達は眠りについたのだ…ミケーネの未来の為に…」

ルキア「…はっ!」

 

ルキアはその様子を見ていたあしゅらの拳を見た、その拳は力強く握りしめていた。

 

甲児「お、おいまさか…!?」

徹平「ん、んん!?そういえばあの2人の顔よく見たら…!!」

マト「じゃ、じゃああの2人は…」

シュウ「…げ、げぇぇぇぇぇぇぇお前なのぉぉぉぉ!?」

あしゅら男爵「そうだ、そういう事だ!!」

 

あしゅらは涙を浮かべながらそう答えた、トリスタンとイゾルデこそがあしゅら男爵のベースとなったミケーネ人。その2人が後にDr.ヘルによって半身サイボーグとして蘇らせられたのだ。

 

 

ゴーゴン大公「この扉の中で2人が眠りにつけば、誰も開く事は出来ない。そしていつの日にかこの世に神々を蘇らせるのだ、再び互いに勝利の美酒を酌み交わす為に、眠るがいい…その日を夢見て…」

 

 

ゴーゴン大公はそう心でその心情を語り、剣を抜いた。

 

ゴーゴン大公「さあ、レジェンズ共からこのミケーネを守り抜くのだ!!!」

「ウォォォォォォォォ!!!」

 

ゴーゴン大公の声でミケーネ帝国の全兵士達が叫んだ。

その時だ、ミケーネの大地で暴れ狂う、ティアマットとリンドブルムの前にとてつもない炎の柱空から降りかかった。

 

ゴォォォォォォォォォォォォ!!!

 

ルキア「うわっ!?」

徹平「炎が…あれは!?」

 

 

ティアマット、リンドブルム「ウァァァァァァァ!!!?」

 

ハーデス「フハハハハハハハ!弱い弱い!!このハーデス様が来たからにはレジェンズウォーなど捻り撫してくれるわ!!!」

 

「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

「キャァァァァァァァ!!!」

 

ミケーネ帝国の空から巨大な禍々しい神が姿を現した、それこそがゼウスと並ぶ三大神と1人と言われるハーデスであった。

ハーデスの放った炎が一瞬にしてティアマット、リンドブルムを焼きつくし灰にしていった。

 

ゴーゴン大公「おお、ハーデス様!!この様な星の人間共もまとめて焼き尽くしてください!」

 

その時上空から凄まじい炎が巻き起こり、ミケーネ以外の人々を焼き尽くしていった。

そこへゼウス、カネルドウインドラゴンが立ちふさがった。

 

ゼウス「ハーデス!!貴様ぁ!」

ハーデス「ゼウスよ、何ゆえこんな弱者達を守ろうとする!?何故レジェンズと手を組んだ!?だがこの我が来たからにはここまでだ!!この星の人間など抹殺だぁ!!!」

 

 

シュウ「何いってんだあいつ!?」

甲児「なんて炎だ…」

あしゅら男爵「ハーデス、彼こそがミケーネ世界の三大神の1人ゼウス、ポセイドンと並ぶ神、またの名を冥府の王と呼ばれ恐るべき炎の力を使い死者の国を治める闇黒神だ。」

ルキア「冥府の王…!」

マト「酷い…!」

徹平「あんなのが俺達の世界に来たら…」

 

ゼウス「おのれぇぇぇ!!」

ハーデス「無駄だぁ!!」

 

ズバァァァァ!!

 

ハーデスの爪がゼウスの腕を切り裂き、ゼウスは膝をついてしまう。

 

ハーデス「フハハハ!!言いざまだなゼウスよ!だがこれでは終わらんぞ我等ミケーネの裏切り者がぁぁぁぁ!!!」

ゴーゴン大公「さあハーデス様!倒された神々の仇、見事お取り下さい!フハハハハハハ!」

 

 

カネルドウインドラゴン「うぉぉぉぉぉ!!!!」

 

ゴォォォォォォ!!!ズシャア!!ズシャア!!

 

ハーデス「ぬおっ!?」

カネルドウインドラゴン「この星から去るがいい、異端物よ!!」

 

カネルドウインドラゴンの吹き上げた嵐が海をも巻き込んでハーデスに襲い掛かる、

その大波をハーデスに浴びせ、両手に持った風の力を纏った剣で音速の速さでハーデスに切りつけたのだ。

 

ハーデス「おのれぇウインドラゴン!グォッ!?」

ゼウス「何処を見ている!?お前の相手は私だぁ!」

 

ゼウスが残された片手で槍を持ち直しハーデスに突き刺した。

 

ゴーゴン大公「ハーデス様!!」

 

ゴーゴンが脚となっている虎を走らせ、カネルドウインドラゴンへと襲い掛かる、

その槍を瞬時にウインドラゴンの翼に突き刺す。

 

カネルドウインドラゴン「この程度の攻撃!グァッ!!」

ゴーゴン大公「グォォォ!?」

 

カネルドウインドラゴンはゴーゴンの身体に噛みつき、その身体をかみ砕いていった。

そしてゴーゴンはその海に沈んでいった。

 

ハーデス「おのれぇぇぇぇ!!よくもゴーゴンをぉぉぉ!」

ゼウス「ハァァァァァ!!」

勇者ガラダブラ「そうはいくかぁぁぁ!!」

 

勇者ガラダブラも乱入しゼウスを取り押さえた。

そこへハーデスがその手を炎に包ませてゼウスの腹を貫いたのだ。

 

ゼウス「うぁぁぁぁぁ!?」

カネルドウインドラゴン「ゼウス!!!」

 

ドガァァァァァァァァ!!!

 

ハーデス「な、なんだ!?」

 

グォォォォォ!!

 

突如海が真っ二つに割れ、そこから黒い怨念の様な炎が巻き起こり、勇者ガラダブラを焼き尽くした。

 

勇者ガラダブラ「グァァァァァァァ!?」

ハーデス「ガラダブラァァ!?」

 

焼き尽くされたガラダブラはその炎に寄って半壊したバードス島の地下深くへと沈んでいった。

 

カネルドウインドラゴン「…遅かったか…!」

ゼウス「復活したのか…」

 

割れた海の中から何かが姿を現した。

それは漆黒に包まれた巨大なる邪悪な竜の姿…魔王と呼ぶべき姿だ。

 

徹平「…!!」

シロン「ガガ…ガガガ…!!(魔王…ぐぅ…!!)」

シュウ「どうしたねずっちょ!?」

ルキア「シロン!?」

マト「なんとなく分かるよ…あの黒い竜…怖い…!!」

甲児「この世界を破壊する…悪魔…か…!?」

あしゅら男爵「なんだ…アレは…!?」

 

 

ハーデス「何処のどいつか知らんがよくも同胞をやってくれたなぁぁぁぁぁ!!!」

 

ハーデスがその禍々しい翼を広げて邪悪な竜に真っ向から挑んだ。

だが邪悪な竜がさらに黒きオーラを放った。

 

ゴォォォォォ…!

 

ジャバウォック「この我に挑むと言うのか…愚か者め!ならば貴様自身が冥府へと落ちるがいい!!!」

 

ジャバウォックがその力強い両手を振り上げて放った黒い火球をハーデスに叩き付けた。

 

ゴァァァァァァァァ!!!

 

ハーデス「ぐぁぁぁぁぁぁぁ!!!おのれぇ!おのれぇぇぇ!!よくもやってくれたなぁ!!覚えておれよぉ!」

 

ハーデスはその邪悪な黒い炎に焼き尽くされその中からその本体らしき姿がわずかに飛び出していた。

 

ゼウス「…!」

カネルドウインドラゴン「…!!」

 

ハーデス「我はこのままバードス島と共に沈む…だが!いつの日か!我が7つの軍団を率いて再びこの地に復活してくれるわぁぁぁ!!!闇の帝王としてぇぇぇぇぇぇぇ!!!!」

 

ハーデスはバードス島と共に沈んでいった。

とてつもない怨念を残し、何時の日か復活すると叫びこの世界から消えたのだ。

 

 

ジャバウォック「レジェンズウォーを止める事は出来ん…ゼウス、ウインドラゴン…!お前達もこの我に刃向うと言うのならこの魔王ジャバウォックが愚かで弱気人間もろとも消し去ってくれるぞ!!!」

 

カネルドウインドラゴン「今度ばかりはそうはいかん…!」

ゼウス「貴様がこの星に住む命の敵となるのなら、私は命に代えても貴様を討つ!!」

ジャバウォック「ウガァァァァァァァァァァ!!!!!」

 

カネルドウインドラゴンとゼウスがその魔王ジャバウォックに立ち向かっていった。

そしてその海の波は飲み込むように彼らの姿を消していったのだ。

 

マト「…!」

あしゅら男爵「…これが…ミケーネ帝国の最後…!ゼウスの裏切りにより亀裂が走り…そこにレジェンズに不意を突かれ…ミケーネは滅んだのだぁぁぁぁ!!!」

甲児「あしゅら…」

あしゅら男爵「ウインドラゴン…ウインドラゴン…貴様がゼウスを唆さなければミケーネはぁぁぁぁ!!」

シロン「ガガガガ!!!」

シュウ「や、やめろぉぉ!!」

 

あしゅら男爵はシュウの頭に乗っていたシロンを掴みあげた。

 

ルキア「やめて下さい!!」

徹平「あのウインドラゴンとシロンが関係あるなんて証拠ないはずだよ!!」

 

 

 

その時だ、ケドラが更に彼らの別の場面に引き寄せたのは。

 

甲児「うっ今度はなんだ!?」

マト「…!」

あしゅら男爵「…はっこれは…!!」

シロン「ンガガ~…」

 

あしゅらは思わずシロンを放した、その光景に見える姿に見覚えがあった。

1人の研究者と思われる老人が沈んだバードス島の地下の遺跡を進んでいたのだ。

そう、長い年月眠り続けたミケーネの民の遺跡に。

 

 

ルキア「あの人は一体…」

あしゅら男爵「あ、あの方は…間違いない、Dr.ヘルだ!」

甲児「なんだって!?」

徹平「ヘル…あの人が…!?」

 

そうまだ生物学者であった頃のDr.ヘルであった、そのミケーネの地下へとたどり着いた彼は、その中心で眠る白い眉の中にいたトリスタンとイゾルデに目をつけた。

 

Dr.ヘル「間違いない、ここがミケーネの民が眠る遺跡。長い年月をかけてようやく発見したのだ…。」

 

シュウ「何するんなんだあのじいさん…!?」

甲児「ん、ちょっと待て。」

徹平「?」

甲児「俺のおじいちゃんから聞いた話なんだ、おじいちゃんとDr.ヘルは元々同じ発掘隊の一員でこの遺跡を発掘したって日記で読んだ事がある。その時Dr.ヘルが裏切ってこの島を占領、おじいちゃんは辛うじて逃げ延び、奴との戦いに備えてマジンガーを作り出した。」

マト「え、じゃあ…なんで今は1人…!?」

甲児「ああ、おかしいんだよ…おじいちゃんの日記ではこの遺跡の地下で発見した当初、あしゅらの元のになった2人のミケーネ人の身体は腐っていたって…」

あしゅら男爵「…ならばあそこにいる腐っておらぬ私達はなんなのだ!?」

 

繭の中で眠るトリスタンとイゾルデ、その姿を見たDr.ヘル。

そして彼はある薬を取り出し、その繭の中で眠る2人に浴びせたのだ。

 

ルキア「!!」

マト「ああっ!」

徹平「そ、そんな…!!」

 

ジュゥゥゥ…

 

Dr.ヘルが浴びせた薬はトリスタンとイゾルデの身体を腐敗させる物であった。

たちまち2人の身体は半分ずつ腐っていってしまったのだ。

 

あしゅら男爵「な…う…うぁ…うわぁぁぁぁぁぁぁぁ!?」

 

あしゅらはその光景を見て顔を歪めてしまう。

 

Dr.ヘル「これでいい、後は十蔵と初めて発見したフリをしこの者を手術する。そしてミケーネの過去を問いただせばいい。さすればあの巨人兵士達の秘密は全てワシの物…ワシの世界征服の為に存分に使わせてもらう…!」

 

Dr.ヘルはその時から不敵な顔を浮かべていた。

そして彼の更なる狂行があしゅら達に衝撃を与えのだ。

 

ダダダダダダダダダダダダダ!!!!

 

Dr.ヘル「そうだ、この様な得体の知れぬ連中は2人、いや1人で十分!!ミケーネは滅びた滅びた文明!!ならば名実共にそうあるべきだ!復活させる事など許しはせん!ミケーネの巨人兵士だけあればよい!ハハハハハハハハ!」

 

そう叫んでDr.ヘルはこの遺跡の壁の中で眠るミケーネの民達や兵士達をマシンガンで撃ち殺し、

さらには火で燃やし尽くした全ての民を消し去ったのだ。

 

甲児「…!」

徹平「…!!」

ルキア「なんて事を…!!」

マト「…酷い…酷いよこんなの!!」

シュウ「えげつねぇ…なんて事しやがんだ…!」

シロン「ガガガ…!」

あしゅら男爵「やめろぉぉぉぉ!やめてくれぇぇぇぇ!ミケーネが、私の同胞がぁぁぁぁぁ!!!」

 

あしゅらは泣き叫び、腰を落としてただ灰となったミケーネの民達の手を掴む。

だがその手もまたつかめず灰となって消えて行った。

 

あしゅら男爵「うぁぁぁぁぁ!!!あぁぁぁぁ…!!」

 

その時、この遺跡が赤く光出しミケーネの古代文字と絵が浮かび上がったのだ。

 

マト「…!?」

徹平「…!」

ルキア「ミケーネの文字…!?まさか、ここに眠る民の人達の血で何かを伝えている…!?」

甲児「それほどまでにゼウスの裏切りを…」

あしゅら男爵「…うぅ…こんな、こんな…うわぁぁぁぁぁぁ!!!!!」

 

ケドラ「…」

シュウ「うぉっ!?」

 

そしてそこにいたケドラが光出し、徹平達のその光に包みこんだのだ。

 

 

 

ウルトラザウルス頭部・ブリッジ。

 

イングラム「なるほど、お前達はそのケドラの記憶の中でミケーネとDr.ヘルの真実を知ったと言う訳か…」

徹平「その後目が覚めました…」

甲児「ああ…」

マト、ルキア「…」

シュウ、シロン「…」

 

大塚長官「なんという事じゃ…」

ホァン「酷い…」

やよい「じゃああしゅら男爵は…」

フーム「利用されてたって事…」

虎鉄「けっ…!」

なお「こんなの許せるわけないよ…」

ライザ「胸糞わりぃ話だぜ…」

ユウ「…う…。」

エレフ「そしてそのケドラはそのまま消滅したって事か…」

 

徹平はあの後目を覚まして、ケドラの記憶の中で見たことを話していた。

そして役目を終えたケドラは消滅した様だ。

 

ギャリー「で、どうするの?このままアンタはDr.ヘルの元の戻るつもり?」

あしゅら男爵「いや、私にはもう帰る場所はない…全て知ってしまったのだからな…」

ミク「…」

リュウセイ「お前…」

ポップ「では…」

 

あしゅら男爵「だが許せる者かDr.ヘル!奴は、わが愛するトリスタンを!我が愛するイゾルデを!そして、我等ミケーネを全て奪った!!ハハハハ…ハハハハハ、滑稽だ!!!」

あかね「!?」

カービィ「ポヨ!?」

ナルシア「!?」

カトル「…!」

グリードー「…!」

サヤ「…」

 

あしゅら男爵「滑稽だろ?これ以上のお笑いはない!ほらお前達も笑うがいい!」

弓さやか「…」

みゆき「…」

ピエトロ「…」

イワン「…」

ホルス「…!」

武蔵「うぇ…」

 

あしゅら男爵「笑うがいい!!」

ライ「…」

メグ「…」

オルタンス「そんな…」

ヴィオレット「出来ません…」

 

あしゅら男爵「何を遠慮する?思い切り笑うがいい!この私を…アハハハハハハ…ハハハハ…!!」

カガリ「…」

ユーキ「…」

正太郎「…」

竜馬「…」

キャプテン・ラドラ「…!!」

 

あしゅら男爵「だから頼む!!私を仲間にしてくれ!!」

徹平「!」

甲児「!?」

シャイターン「あしゅら…ナンノツモリダ?」

あしゅら男爵「Dr.ヘルを倒す仲間にしてくれと言っている!!」

隼人「なんだと?」

アヤ「…!」

あしゅら男爵「頼むぅ!私に、私にミケーネの仇を取らせてくれぇぇぇぇ!!」

イルム「…何言って…」

マト「…。」

ライラ「マトちゃん!?」

 

あしゅらは徹平達に必死に頭を下げた、涙を浮かべ、Dr.ヘルに対する憎しみを抱き、特別隊の仲間に入れてくれと頼みこんだ。

皆はその言葉に躊躇う。

だがマトは、あしゅら対しその手を差し伸べた。

 

マト「…」

あしゅら男爵「!?」

マト「私も…誰かが傷つくのはいやだよ、だからアンタの気持ち少しは分かるよ…それぐらいしか言えないけど…私はアンタを信じる。」

徹平「マト…!」

みゆき「私も信じる!これ以上、こんな戦いで誰かに辛い思いをさせる訳にはいかないもん!!」

 

レン「大丈夫なのか…」

イングラム「利害は一致してるが…」

ゼンガー「構わん、敵が同じなら味方と見なす。」

大塚長官「ぜ、ゼンガー司令またそんな…」

フィーネ「あの人の涙は本物です…そう。」

バン「そりゃ仲間を殺されたらな…」

トーマ「うーむ…」

 

あしゅら男爵「…」

マト「ほら顔を上げて!」

 

マトはにっこりと笑顔を向けた。そしてあしゅらはマトの手を握り、これ以上ないくらいの涙を見せた。

 

あしゅら男爵「うう…うぁぁぁぁぁ…」

 

 

その頃、バードス島。Dr.ヘルのいる玉座の前では。

 

Dr.ヘル「どうだ、今度はワシの話を聞きいれてもらえぬか?」

ほむら「残念だけどそれは無理、貴方達で抑えられる物ではないわ。」

 

Dr.ヘルと会話をしているのはあの暁美ほむらであった。

 

Dr.ヘル「だがもしだ、ワシ等がアレを手中に収める事に成功すればどうであろう?あれさえどうにか出来れば状況をひっくり返せる事も不可能ではない。」

キュウべぇ「そこまで考えているんだね、だったらいい事教えてあげるよ!」

Dr.ヘル「何!?」

ほむら「…最近発覚した事よ、私達はようやく彼が何所にいるかの存在を知る事が出来た。彼が戦いに介入した事が切っ掛け、それには第三者がこちらに入り込んだ要因もあるけれど…。」

Dr.ヘル「さすれば…勝機はあると言う事か…フフフ、ハハハハハハハハ!さあ決戦だ!!バードス島を起動させよ!!目標はまず特別隊、彼等を血祭りに上げた後!光子力を手にしこの世界を支配してくれる!!」

ほむら、キュウべぇ「…。」

 

 

何か策を講じ、その答えに気づいたDr.ヘルは大きく笑った。

ただほむらとキュウべぇはその様子に対し冷めた顔つきであったが。

 

キュウべぇ「余計な事がおきなければいいんだけどね。」

 

 

 

 

デジタルワールド・コトブキアームズ社・社長室。

 

バステモン「マルスモンが…そうかい、あのバカ、最後まで我が道まっしぐらだったよ…。」

ルカ「…アルティメットブイドラモンがパワーアップ形態になった報告も来ているわ、どうします社長?」

バステモン「決まってるじゃないか。アレを届けてやんな。セイザーグリフォンをよろしく頼むよ。」

ルカ「ええ、徹平君がどんな子か私も興味あるし。」

 

闇軍団によって八割支配されたデジタルワールド、唯一連邦軍の最終防衛ラインを築いてるデジタルワールドの都市・ターミナルシティ。

そこに建つコトブキアームズ本社の社長女性型獣人デジモンのバステモンはドヤ顔で何か秘策を持っている様だった。

そして机でどっしり構えるバステモンの前で側近と思われる長いピンクの髪の女性・巡音ルカが何処かへと向かう。

そしてコトブキアームズ社の格納庫にはまるでグリフォンを模した様な大型ジェットがあった。

 

 

特別隊VSDr.ヘル。決戦まであと一歩であった。

 

スーパーヒーローウォリアーズ第21話 完

 

第22話 決戦!暁の地獄城!! に続く。

 

 

 

 

 

 

と、思ったら…少しおまけ。

 

 

ウルトラザウルス艦内・女湯。

 

あしゅら男爵「ふーむ…」

 

あしゅら男爵がお湯につかり入浴していた。

大事な部分は湯煙りで見えてないが、男女半分半分であるその姿は異様としか言えなかった。

そして引き戸の部分から…。

 

イルム「うーむ…実に不思議だぜ…」

ボス「全くみれば見る度ほど男なのか女なのか…」

オリオン「ああ、結局あいつはどっちなんだ…」

ライザ「迷わず女風呂選んだよな…」

レン「でもあいつ男だよな!?男爵だよな!?」

ヌケ「どうなっているんですかね?」

ムチャ「興味わきますね~」

シュウ「信じられるか、あれ魔法少女なんだぜ…」

 

覗き常習犯が覗いていた。

その気配に気づいたあしゅらが。

 

あしゅら男爵「む!?」

 

立ち上がった瞬間、ボス達は驚愕した。

 

ボス、イルム、シュウ、オリオン、ライザ、レン、ヌケ、ムチャ「世界の七不思議ぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!?!??!!?」

 

何を見たのかはあえて聞かない様に。

 

カコーン…

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。