スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

34 / 35
とある一日徹平達は勇太と言う少年と出会いそこでデッカードと言う超AIロボットの存在を知る、一方別の世界線からお腹にビーダマを持った白い少年が飛来するのだった。


スーパーヒーローウォリアーズ 第27話 勇者刑事とホワイトガッツ

月美徹平

 

この物語における主人公の中学一年生の少年。

長い後ろ髪を結び鉢巻を巻いて首にゴーグルをかけている真っ直ぐで熱い心を持つ少年。

デジヴァイス・Dドラグーンに搭載されたDSC(デジタル・スピリット・アーマー)アルティメットブイドラモンと言う赤き竜人型デジモンに変身して侵略者と戦っている。

 

しかし戦いの中、エリアSHから来訪したと言うオルタンス、ヴィオレット、エレフ達から徹平には遠い次元から来たディザドラスと言われる災厄の悪魔竜の魂が憑りついている事が発覚する。

 

それはいつ目覚めるかも分からない呪われた魂、だが徹平はこの呪いを背負いながらこれからも大事な人達を守る為に戦い続ける事を誓ってる。

エレフ達はそんな彼を支え守る為にこの世界にいるのだ。

 

 

パラパラパラパラ…パタン。

 

暗い空間に一筋の光が照らされ、そこに長い黒髪で肌の白い黒いワンピースの女性が椅子に座って本を一度閉じた。

 

クロニカ「さて、彼は信頼を結んだ仲間達と共に大きな巨悪に挑み勝利を掴みました。ですがこれはまだほんの序章に過ぎないのです。何故なら彼にはこれから先更なる戦火の巡る運命が待ち受けているのです。その先はどうなっているのかって?それは私にも分かりません。私はあくまでこの物語の記録を書き留めてるに過ぎないから、次はどんな出来事が彼の周りに起きるのでしょう。」

 

 

 

 

夜、月美家宅 2階の徹平の部屋。

 

エリーゼ「ト、イウ訳デ今日カラ貴方ノ家ニ住マワセテモラウカラヨロシクネ。フフフフフ!」

徹平「そういう訳って…君エレフさん達の世界から次元の穴に落下してここに落ちてきて…勝手にそんな。」

エリーゼ「ナニヨ!?可愛イレディノ頼ミゴトモキケナイノ!?ヒドイ子供ネェ」

徹平「えー…」

つなのり「徹平君…住まわせてあげたら?1人にさせるのも…」

徹平「うーん、だったらオルちゃんやヴィオちゃんとこ行ってくれればなぁ。」

エリーゼ「アラ、私ハ貴方ガドウイッタ人間カ監視シテミタイノヨ?」

徹平「監視って俺被験体ワンオーなんとかじゃないんだから…それでそのメルヒェンさんって人の所に帰れないの?

エリーゼ「メル最近別世界ニデカケテルノ!私ハ危ナイカラ留守番シテッテイッテ!マッタクモウ!」

つなのり「君が現れた時オレもおばさんも階段から落ちそうだったよ…」

エリーゼ「決定ネ。」

徹平「はぁ…分かったよ…どうぞお好きに。」

 

徹平はやれやれながら目の前にいる小さく可愛らしい金髪のドイツ人形の様な姿をしたエリーゼを住まわせる事にした。

記憶喪失で徹平の家に居候してる赤い髪の少年つなのりも先が不安そうであった。

 

 

エリーゼ「ニシテモ貴方ノ部屋人形ダラケネェ。」

徹平「プラモデルだよ、こっちはコマンドウルフにシールドライガー…パワードジムにガンタンク…あとシュテルンビルト行ってた時にこっそり買ったワイルドタイガーさんのフィギュア。」

エリーゼ「男ノ子ッテ無粋ネェ。」

 

徹平は部屋に飾ってあるプラモデルとフィギュアを簡単に紹介する。

 

つなのり「すごいな色々持ってるんだね。」

徹平「へへ…そういえばつなのり君の持ってたその刀?多分絶対大事な物だよね?」

つなのり「…うん…おれもよくわからないけどきっとそう思うんだ…」

エリーゼ「貴方ハ刀?マタカワッテルワネ。」

 

こうしてエリーゼが徹平宅に住む事になってしまった。

 

 

翌日の学校の帰り道。

 

徹平「今度の研究発表会か…」

ルージ「徹平達のクラスはどうするの?」

イヴ「私とルージ君とヴィオレットさんもまだ決めてないけど…」

マト「今思いついたんたんだけど…スーパーロボットについて調べて見ない?」

徹平「おっそれいいねぇ。」

ユウ「急にとうとつだね…」

 

マト「いやさ…スーパーロボットの人達にもよく助けられていたからさぁこの機会にそれぞれの研究所とか行って色々聞いてみたりさ!」

ヨミ「それはいいと思う、みんないつも私達民間の人達の事を守ってくれてるし…」

カガリ「ヨミがいいならいーよ。」

ルージ「そうだね、俺もそうしてみるよ!」

オルタンス「決まりですわね。」

ヴィオレット「とてもいいアイディアだと思いますわ。」

 

徹平達の学校にて今度研究発表会がある様だ、徹平達は侵略者と戦っているスーパーロボット達について論文を書くことを決定した。

 

エリーゼ「ソンナニスゴイノ?」

徹平「凄いってもんじゃないよ、俺は甲児兄ちゃん達と一緒に戦って来たからわかる。スーパーロボットは希望の象徴なんだ!」

ルージ「希望の象徴か…」

 

徹平のバッグの上にいたエリーゼが問い徹平は熱く答えた。

 

オルタンス「ところでエリーゼ様は本当に大丈夫なのですか?」

ヴィオレット「徹平様の所でお世話になるみたいですが…」

カガリ「…」

 

徹平「大丈夫だよ既につなのり君がいるくらいだから人形1人くらい…」

エリーゼ「モウ失礼ネ!人形扱イナンテ!!!レディヨ!?レディ!!」

徹平「うわっ!!」

 

ルージ「徹平大変そうだな…」

イヴ「私もギャリーのお世話になってるし…しっかりしないとね…」

カガリ「…」

 

カガリはエリーゼが徹平の頭を叩く様子をじっと見ていた。

その後徹平とエリーゼは次の道でマト達と別れ自宅に帰ろうと歩く。

しばらくして。

 

エレフ「よっ徹平!」

徹平「エレフさん!」

オリオン「よお、あー今日もしんどかった…」

 

作業着姿のエレフとオリオンが徹平、エリーゼと合流した。

 

エリーゼ「アラ貴方達、随分キタナイワネェ。」

エレフ「そりゃ徹平の親父さんの勧めでこの町の基地でバイトしてるからなぁ。」

オリオン「機体のメンテナンスとかで色々忙しいでなんの…奴隷よりはマシだけどな。」

徹平「奴隷?」

 

エレフとオリオンは、徹平の父が整備長として働く連邦軍の基地でバイトしていた事を告げた。

なおギャリーやキョウスケもこの基地所属で現在リュウセイ達SRXチームも滞在している。

 

勇太「急げ急げ~!わっと!」

徹平「わわっ!」

エリーゼ「キャッ!?」

 

1人の少年が突然走ってきて徹平とぶつかりそうになった。

 

エリーゼ「モウアブナイジャナイ!」

徹平「大丈夫?」

勇太「ごめんなさい…ちょっと急いで友達の所に会いに行く所で…」

徹平「そっか、気を付けてね。」

勇太「はい!」

 

少年は再び走り出しすぐ横の空き地へと入っていった。

 

エレフ「おい、この空き地にか?」

徹平「あれあそこってたしか立ち入り禁止じゃ…」

オリオン「なんだなんだ一体…」

エリーゼ「妙ネ…追ッテミマショ!」

徹平「えっ…し、仕方ないなぁ!」

エレフ「俺も行くぜ、オリオン!」

オリオン「やれやれ…」

 

先ほどの少年を追って立ち入り禁止の空き地へと入っていった。

奥まで行くとその少年の後ろ姿が見えた、なんと少年はその空き地の奥にあった穴の中へ入っていったのだ。

 

徹平「ええっ!?」

エリーゼ「マア!コンナトコロニ何ガアルノカシラ?」

エレフ「おいおい…言ってみるか?」

オリオン「行くか。」

 

徹平達も後を追い穴に入っていった。

 

 

穴の奥、空き地の地下の格納庫らしき場所。

 

勇太「ナイスキャッチ!デッカード!」

デッカード「よく来たな、勇太。」

 

ハネッ毛髪の勇太と言う少年がダクトから飛び降りるとそこへ待ち構えてた様に警察官の様な姿をしたロボットがその大きな両手でキャッチした。

 

勇太「元気だったデッカード?」

デッカード「ああ、勇太も元気そうだな!」

勇太「うん、あんまり元気過ぎて姉ちゃん達やワッ太や正太郎達に勘ぐられてるぐらいさ!」

 

そう言って勇太がカバンをそばのダンボールに置いた時だった。

 

デッカード「む?」

勇太「どうしたの?」

 

徹平、エレフ、オリオン「どわぁぁっ!」

 

ドシィッ!!

 

エリーゼ「キャアッ!」

 

ポトッ

 

なんと徹平、エレフ、オリオンがダクトから落下しその上からエリーゼが落ちて来た。

 

徹平「いてて…」

エレフ「っつ…ってなんだこりゃ!?」

 

勇太「わっさっきの人達!!ついてきちゃったの!?」

デッカード「これは驚いたな…」

 

オリオン「こういう事か…」

エリーゼ「ナニコノ場所?貴方喋レルノ?」

 

デッカード「どうやら君達も勇太と同じみたいだね。」

勇太「おっこちちゃったんだ…」

徹平「これって…喋るロボット!?君は一体…」

 

勇太「僕は友永勇太、そして秘密の親友デッカードさ!」

デッカード「宜しく。」

エレフ「デッカード?」

 

勇太は以前、地上の空き地で遊んでいた時に誤ってこの地下に落下した事を説明した。

そこでまだ開発途中だった人工知能搭載のAIロボット・デッカードと出会い、

デッカードの最初のメモリーに勇太が記憶され2人はそれ以来秘密の友人となっていったのだ。

 

デッカード「私の人工頭脳に最初に記憶された言葉、それが勇太なんだ。」

勇太「あれからここは僕の秘密の場所になったんだよ。」

デッカード「私は勇太と出会った事で心と言う物が理解出来るようになったんだ。」

 

エレフ「心?」

 

デッカード「そうさ、ロボットである私にも人間の心が理解出来る。喜びや怒りや楽しさに悲しさが分かる様になったんだ。」

 

徹平「す、凄い…以前もAIロボットは見た事あるけどこんなまじかでは始めたかも…」

エリーゼ「フーン、ロボットモ色々アルノネ。」

勇太「そうだ、デッカード!あの技やって見せてよ!」

デッカード「ああ、丁度君が教えてくれたあの技、完全にマスターしたぞ!」

勇太「よーし、やってみてよデッカード!」

 

デッカード「よし来た!」

 

ガシャン!シュッ!ブゥンブゥン!ジャッキ!

 

デッカードは右手で腰部分のホルスターからリボルバーを取り出し、

左手で胸部分から刑事の記である勇者警察手帳を取り出し見せつけながら叫んだ。

 

デッカード「ホールドアップ!ブレイブポリス・デッカードだ!」

 

徹平「決まってる!」

エレフ「へえ、中々いいセンスだな!」

オリオン「そうだな、後はカッコいい技名も決めないとな。」

 

デッカード「…どうだ?これでいいのか勇太?」

 

勇太「バッチリだよ!これなら何処に出ても恥ずかしくないロボット刑事だよ!!」

デッカード「練習した甲斐があったな♪」

徹平「ロボット刑事って?」

デッカード「私は警視庁が計画しているブレイブポリス計画のひとつとして開発された、犯罪や侵略者から人々を守る為に。」

徹平「警察も力をつけてるんだな…」

エリーゼ「難儀ネェ…」

 

勇太「この次はまた別のポーズを考えてあげるね♪」

 

デッカード「この次か…」

 

エレフ「…ん?」

徹平「エレフさん?」

 

勇太がデッカードにまた決めポーズを教えに来ると言った時、デッカードは顔をふせ思いつめた表情をした。

エレフはそれを見逃さなかった。

 

勇太「どうしたのデッカード?」

 

ウィィィィィ…

 

オリオン「エレベータ?」

デッカード「誰か降りてくる!」

 

勇太「えっわわっ!」

徹平「…えっと…」

エリーゼ「モウ早ク!」

 

デッカードの指示で勇太達はこの地下の施設にあダンボールの隅に隠れた。

デッカードも何事も無かった様にチェーンベースの中へと静かに入っていった。

 

そこへやって来たエレベータから二人の男が降りてくる。

1人は警視庁の警視総監・冴島十三と整備士の藤堂俊助であった。

 

藤堂「しっかし三輪もしつこい奴ですぜ…ブレイブポリスは戦争に使う物じゃねえってのに何度言ったら…」

冴島「あの男にはどうにか手を引いてもらわないとな、ブレイブポリス計画は絶対に守って見せる。」

藤堂「流石ですぜ冴島の旦那。」

冴島「警視総監を旦那呼ばわりするのも君らしいな。」

藤堂「口が悪くても技術屋は務まるんでねぇ。どうだい、ブレイブポリス・デッカードの出来栄えは?パワーも機動性もオーダー通りだ。もちろん頭の中には新開発の人工頭脳AIの搭載してある、GGGや勇者特急隊にも負けちゃいないぜ。」

 

そう言いながらデッカードの様子を見上げ完成度に期待が高まってる。

 

冴島「今夜発表すれば日本の、世界の警察機構が変革を遂げるだろう。人々をより犯罪や侵略者の手から守り抜く事が出来る。」

藤堂「こっちもこの穴倉からやっと出られるってもんだ!どうだい旦那、前祝にコーヒーでも。」

冴島「そうだな。」

 

そう言って2人はデッカードを様子を視察を終え再びエレベータで上へと昇っていった。

その様子を確認した勇太達は再び姿を出した。

 

勇太「ふう…僕もそろそろ帰らないと…」

エレフ「なあ俺達はもう少しいいか?」

徹平「え?」

デッカード「うむ…勇太、君に大事な話がある、明日の朝また来てくれないか?」

勇太「う、うん…大事な話て?」

デッカード「それは…その時に話す。」

 

そう言ってデッカードは勇太を両手で持ちダクトまで連れて行って帰らせるのだった。

 

オリオン「どうしたんだエレフ?」

エレフ「…」

エリーゼ「ドウシタヨ?」

徹平「エレフさん?」

デッカード「…何か私に話したい様だね…」

 

エレフ「今ここで話せ、お前、アイツに何か隠してるだろ。しかも飛び切り大事な奴じゃないのか?」

 

デッカード「!!…」

 

エレフはデッカードが何かを隠しているのを見抜いていた。

 

徹平「デッカード…話してくれない?」

デッカード「実は…今まで勇太には隠していた事があるんだ。勇太と出会ってから半年…何時か言わなくてと思いその時が来てしまった、この後私は正式に警視庁に配備される。その時私の人工頭脳には膨大な量のデータが入力される。」

 

オリオン「膨大な量?」

エレフ「…」

デッカード「事件、事故に関する様々なデータだ。」

 

 

 

 

 

警視庁 総監室。

 

三輪「いい加減にしろ!先ほどお前等が開発してるブレイブポリスプロジェクトの正式発表を見させてもらった!なんだあれは!?我々連邦軍に配備するつもりは無いだとはっきりいいおって!!」

冴島「いい加減にするのは貴方の方です三輪長官、ブレイブポリスを軍事利用に回す等我々は断固として拒否します!」

三輪「ぐぬぬ…」

冴島「…!!」

 

地球連邦軍の軍事長官、三輪防人。

彼の怒号と睨みに対しても冴島総監は一斉動じる事は無かった。

 

三輪「ふんっ!!ブレイブポリスも所詮は後方でしか戦えぬ組織と言う事か、それでこの侵略者大戦を生き残れると思うなよ!!」

 

バダンッ!!

 

三輪はドアに八つ当たりしながら出て行った。

 

藤堂「けっ…なんだってんだあの野郎…」

冴島「落ち着くんだ、大塚長官達なら我々に理解をしてくれている。」

藤堂「あのヒゲ長官ならありがてぇが…三輪の野郎のせいで折角のコーヒーがまずくなっちまった…。」

 

藤堂はあの様な三輪の暴論に対し机に置いたコーヒーを飲む気が失せてしまった。

 

場所は再びデッカードの入る地下工。

 

徹平「データが消えるってまさか勇太君の事を忘れちゃうの!?」

デッカード「残念だがその通りだ…今の私のメモリーには勇太に関するデータが記憶されている。だが新しいデータが入力される時にそれはら全て消されてしまうんだ…」

エリーゼ「…」

 

エレフ「勇太はそれ…知ってるのか?」

デッカード「…」

 

エレフの問いにデッカードは辛そうに首を振った。

 

徹平「そんな…ダメだよ、友達の事を忘れるなんて…忘れるなんて…アレ?」

 

徹平はこの時、ふと何か脳裏に遠い記憶が浮かんだ。

一緒に誰かと歩いた記憶…それが誰だったのか…

 

 

デッカード「それは出来ない…!私は人々の平和を守る為に造られた、私はその使命を果さねばならない!!」

エレフ「…デッカード…お前はたいした奴だよ、自分の使命に果たすその姿勢はさ…けど…!」

 

エレフは叫んだ。

 

エレフ「それでもいいのかよ!!大事な人の事を全て忘れて動く人形みたいになっちまうんだぞ!!!」

オリオン「…エレフ…」

徹平「エレフさん…どうしてあそこまで…」

エリーゼ「私モ嫌ヨ。」

徹平「エリーゼ?」

 

エリーゼ「ダッテ!愛スル人ノ事忘レテ、ソノ子ノ手ノ届カナイ場所ヘ行クナンテ!嫌ダワ!!」

エレフ「俺ならお断りだぜ…例え運命が愛する者を忘れて戦えって言っても俺には絶対忘れたくない…愛する者があるんだからな…!」

デッカード「…!」

エレフ「デッカード…お前はどうなんだ…!?」

 

エレフは最後までデッカードにその事を問い詰めた。

 

デッカード「私は…勇太と約束したんだ…!ブレイブポリスとして使命を果すと…!」

 

徹平「…デッカード…」

エレフ「帰るぞ…」

オリオン「まあそういう事みたいだぜ。」

エリーゼ「モットヨクカンガエナサイ!」

徹平「デッカード…俺達、また明日も来るから!」

 

徹平達もダクトからこの場を去って行った。

 

デッカード「…勇太…」

 

デッカードは思いつめ辛そうに彼の名を口にした。

 

夕方、住宅街にて。

 

つなのり「えーとおばさんに頼まれた物はこれで全部…だよな?」

 

つなのりが徹平の母に頼まれたお使いの帰りだった。

その時頭上を白い機体が飛んできた。

 

つなのり「えっ?」

 

キィィィィィ…!!!

 

しろボン(ホワイトブロス)「うわぁぁぁぁ!!」

 

ドォォォォ!!

 

住宅地の交差点に白い機体がエネルギー切れで落下してきた。

 

つなのり「…えぇ…って大丈夫!?」

 

民間人「な、なんだなんだ!?」

おばさん「ちょっと何よこんな所に!!」

 

つなのりはすぐさまその機体に乗っていたパイロットの安否を確かめた。

交差点ではすぐに近隣の人達の人だかりがおきている。

 

しろボン「うーん…ホワイトブロスがエネルギー切れを起こしたみたい…」

カゼ丸「クァ~!」

 

白い機体のコクピットから降りて来たのはお腹にビーダマを持った白い少年と彼の相棒と思われるお腹にビーダマを持った水色の鳥である。

 

つなのり「君大丈夫!?」

しろボン「わっ…あ、ありがとう。」

 

つなのり「…?」

 

つなのりが白い姿の彼の手を掴むと脳裏に何かが過った一瞬だけだったが白い彼に似た誰かが映って来た。

 

つなのり「…」

しろボン「ねえ君?君ってば!手放してくんない?」

つなのり「あっごめん!」

 

つなのりは慌てて白い彼の握った手を放した。

 

徹平「何この騒ぎ…つなのり君!?」

エリーゼ「ナーニマタロボット?」

エレフ「…おいおい…」

オリオン「今日はやけにロボットに縁があるなぁ…」

 

しろボン「えへへどーもどーも…」

 

おばさん「ちょっとあんた!!宇宙人だかしんないけどこんな所にロボット着地させないでよ!!」

民間人「交差点に置かれたんじゃ溜まったもんじゃないぜ!!」

 

しろボン「わーごめんなさい!!」

徹平「ま、待って下さい!!」

つなのり「彼はきっと困ってると思うんです!!きっと…」

しろボン「き、君達…」

 

おばさん2「あら月美さん家の徹平君じゃない、ねえ貴方のお父さんに頼んで一旦退かしてもらったら?」

徹平「は、はい…」

しろボン「…;」

 

エレフ「見かけない奴だな…」

オリオン「地球人か、アレ?」

 

その夜、月美家食卓。

 

しろボン「と、言う訳でオレビーダマンのしろボンっていいます!こっちはカゼ丸!ビーダシティから来てずっとこの辺りに迷い込んでいたんだけど…」

カゼ丸「クァー!」

徹平「ビーダシティ?」

三田子「聞いた事ないわねぇ…」

エリーゼ「貴方宇宙人?」

しろボン「失礼な!オレだって地球人だよ!!」

エレフ「けどお前みたいな地球人見た事ないぜ…」

 

ビーダマンの少年・しろボン、そして相棒の鳥のビーダロン・カゼ丸。

しろボンは断固として地球人と言い張るがその風貌に徹平達は疑問を持たざる得なかった。

 

しろボン「そっちだってオレもみんなみたいな人達…」

つなのり「あ…エレフさんオリオンさん、もしかしたら…」

オリオン「これは勘だが…以前のピエトロ達やカービィ達のケースを考えるとお前も別世界からのはぐれたんじゃないか?たとえば何かに吸い込まれたとか…」

 

しろボン「そうだ!!それだよ!!オレたしかあおボン達と一緒にビーダアーマーの調整中の時にグレイボン博士の研究所諸共デッかい穴に吸い込まれて…気が付いたらここに…」

つなのり「迷い込んだんだ…」

 

高次「ふむ、だとすればさっき回収した機体、ビーダアーマーと言ったか?それなら説明がつくわい。あの機体にはこっちの技術では見かけないシステムが色々組み込まれていたからな。」

 

高次が先ほどしろボンのビーダアーマー・ホワイトブロスを回収し基地に運んだ事を振り返る。

一方その夜、地球連邦軍第79極東基地では。

 

 

回収されたホワイトブロスが整備班らによって一先ずのメンテナンスを受けていた。

その隣にはゾイド・ムラサメライガーとデッドリーコング、

向かい側ではパーソナルトルーパー・R‐1、R‐2パワード、R‐3パワード、R‐GUN、そしてグルンガスト弐式が格納されている。

 

ギャリー「これがビーダアーマー?」

ガラガ「にしても小せえな。」

ロバート「なんでも腹部分に搭載されてあるエネルギー性のビーダマを撃ちだすタイプらしい。それもビーダマンと言う種族のビーダマエネルギーが必要みたいだ。」

ルキア「不思議な種族ですね…」

リュウセイ「中々面白い機能持ってんなぁ!で、そのしろボンってのどんな奴だ?」

ライ「月美整備長から聞いた話だが…お腹にビーダマを持ってるらしい。」

アヤ「それでも地球人らしいけど…」

巡音ルカ「別の世界の地球って事かしら…」

イヴ「ビーダマ?」

 

ホワイトブロスの姿を眺めるギャリー達、

そこへラーダがイヴの呼びに来た。

 

ラーダ「イヴちゃん、MK‐Ⅲの調整だけど…」

イヴ「はい行きます!!」

ギャリー「イヴ…」

イヴ「…ギャリー…!」

ギャリー「分かったわ…貴方の本気。だったらアレに全力でぶつけて見なさい。」

ルージ「俺も応援するよ!」

イヴ「うん、ありがとう!」

 

イヴは改めて自分の覚悟をギャリーに伝えギャリーはそれを受け入れた。

そんなギャリーは強い眼差しに笑みを加え2人で格納されてあるヒュッケバインMK‐Ⅱの隣にある似た姿の機体に目を向けた。

 

キョウスケ「ギャリー…彼女の支えになれるのはお前しかいないぞ。」

ギャリー「分かってるわ、それくらい。」

 

ヴィレッタ「そういえば警視庁の方ではブレイブポリスという組織の発足の発表があったが…」

フーム「素晴らしいと思います!警察も人々を守る事に特化した組織を作るなんて!」

カービィ「ぽよ?」

 

デデデ大王「さあ最後までしっかり働くぞい!!」

エスカルゴン「でゲス!!」

 

一方でデデデとエスカルゴンはキラキラした表情をしながら真面目に働いていた。

 

 

翌日、明朝。

 

デッカードのいる地下工にて。

 

勇太「…そんな…嘘でしょ!?まさか僕の事を忘れちゃうって言うの!?」

デッカード「残念だがその通りだ…」

 

徹平「…デッカード…」

エレフ「…くっ」

オリオン「…」

エリーゼ「…。」

つなのり「…記憶を消されるなんて…」

しろボン「君も記憶喪失なんだっけ…」

 

デッカードは勇太に全て話した当然ながら勇太はそのショックを隠せない。

 

勇太「そ…そんなの嫌だよ!ずっと今のままでいてよ!!僕の友達でいてよ!!」

デッカード「出来ない…私は人々を守る為に造られた…私はその使命を果さねばならないんだ…!」

 

エレフ「…!」

 

デッカード「勇太…私の言ってる意味が分かるな…?」

勇太「…うん…う…うぅ…デッカード!!」

 

勇太は涙を流しデッカードの脚に必死に抱きついた。

デッカードはそんな勇太をただ優しくその手で抱き寄せる事しか出来なかった…。

 

エリーゼ「ナニヨソレ…」

エレフ「それがお前の決断なのか…デッカード…」

徹平「エレフさん、エリーゼ…どうしてそこまで…」

オリオン「色々あるんだよ…」

 

エリーゼとエレフはデッカードと勇太の様子を見て他人とは思えない程の気持ちでいっぱいになっていた。

 

しろボン「どうにかならないかな…」

つなのり「俺にも…分からないよ…」

 

勇太「うっうぅっ…うぁぁぁぁぁ…」

デッカード「勇太…」

勇太「うぅ…デッカード…だったら僕…大きくなったら刑事になるよ!!そしてバンバン事件を解決してデッカードより偉くなる!!」

デッカード「…そうだな、そうすればまた君に会える…君が私の上司になってくれるんだな…」

 

徹平「勇太君…」

 

ヴィィィィィ…!

 

しろボン「エレベータ!?」

オリオン「誰か来るぞ…まさかと思うが…」

つなのり「…!」

 

デッカード「…いよいよだ…!」

 

勇太「デッカード…」

 

デッカードは勇太のそばを離れ再びチェーンベースへと戻っていった。

そしてすぐそこのエレベーターから藤堂を中心とした作業員達が降りて来たのだった。

 

藤堂「作業開始!!」

作業員達「はい!」

 

勇太「!」

エレフ「待て!!」

徹平「待ってください!!」

 

作業員「だ、誰だ君達は!?何処から入って来た!?」

つなのり「お願いです!!デッカードの記憶を消さないでください!!」

しろボン「オレからもお願いします!!」

 

藤堂「何いきなり言ってるんだ…」

 

エレフ達は作業員達も揉め合いになり事態は混乱したが、結局作業員達に抑えられデッカードのメモリーの再フォーマット作業が開始された。

 

作業員「出て行ってもらうぞ!!」

徹平「待ってください!!お願いです!!」

勇太「みんな…デッカード!!!」

エレフ「おい、デッカード!デッカード!!」

 

作業員に抑えられながら勇太は鳴きながら叫び、

エレフは作業員達に抑えられながらも前進しデッカードに最後まで問いかけた。

 

作業員「準備完了しました!」

藤堂「よし、メモリー消去!再フォーマットだ!!」

 

デッカード「勇太よ…」

 

作業員「デッカードが喋った!?」

藤堂「まさか…!?」

 

デッカード「私はこれから勇気を持って悪に立ち向かっていく、勇気だ、勇気を持って強く生きていくんだぞ!」

 

勇太「デッカード…」

エレフ「…デッカード…」

 

メモリー再フォーマットの為に配線を繋がれたデッカードが最後に勇太に語りかけた。

 

勇太「うん…」

 

デッカード「さよなら…だ…ゆう…た…」

 

ビビィプツン!

 

その瞬間デッカードのメモリーが消去されてしまうのだった。

 

 

勇太「…」

徹平「…そんな…」

エレフ「…く、くそぉ!!!」

 

エレフは思わず悔しくなり床に拳を叩き付けた。

 

オリオン「…」

エリーゼ「アァ…」

つなのり「…」

しろボン「…」

 

その後徹平達はそのまま作業員達に追い出されるのだった。

 

 

 

そしてそれからお昼頃。

 

街では発表されたばかりのブレイブポリス発足記念に警視庁によるデッカード完成記念のパレードが行われていた。

 

警視庁のトレーラーの中にはメモリーが消去されたデッカードがいるはずだった。

 

民間人「あの中にブレイブポリスのロボットがいるのか?」

民間人「そうらしいね、どんなロボットかしら?」

ゲコモン「なんでも人工頭脳を持って事件に挑むらしいって!」

 

歩道に押し寄せた民間人達はその話題で持ちきりだ。

 

ユウ「なんだか凄い人だかりだね…」

マト「あれが昨日ニュースで言ってたロボットが入ってるコンテナかなぁ。」

ヨミ「だと思うわ。」

カガリ「徹平?」

徹平「…」

つなのり「…」

オルタンス「エレフ様とエリーゼ様もどうかなさいました?」

エレフ「いや…」

エリーゼ「何カシラネ…コノカンジ…」

オリオン「はあ…」

 

パレードの参列の中に徹平達もいた。

 

勇太「…!」

 

勇太はパレードにいるデッカードの元へ向かおうと路地裏を走っていた。

だがそんな勇太を狙うかの様に影に潜んでる者達がいる事ら気づいてない。

 

短刀・丙「…」

打刀・丙「…!」

 

 

キィィィィィィィ!!!

 

一方その時、上空からそのパレードを狙って複数のロボット群が襲い掛かって来た。

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「フフフフ、警察が開発した超ロボットとなればロボットマフィアの俺が黙ってるはずがなかろう!!頂いていくぞ!!!」

テンザン(ヒュッケバイン008L)「へへへ、俺達がまとめて奪ってやるっての!!」

 

フライシザーズ「!!」

サイカーチス「!」

 

ブランチ一味率いるロボットマフィアであった。

鉄球を装備したブランチロボ5号、テンザンの駆るヒュッケバイン008L、空戦ゾイドのフライシザーズ、カブトムシ型ゾイドのサイカーチスの軍勢である。

 

ドォォォォ!!

 

民間人「わぁぁなんだぁ!?」

民間人「に、逃げろぉぉぉ!!!」

 

この騒ぎに民間人達は逃げ惑う。

 

藤堂「なんだ奴らは!?」

冴島「レーダーが聞かなかったのか!?」

 

トレーラーの中にいた藤堂と冴島はブランチ一味が現れた事に動揺した。

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「ハハハハ!!この程度のレーダー等ステルス機能で掻い潜れるわ!警察共!お前達が開発したロボットは頂くぞ!!」

 

ズシィィィ!

 

警視庁のトレーラーの前にブランチ一味が立ちはだかった。

 

徹平「ちょっとまった!!」

エレフ「おっと!」

オリオン「お前らは下がってろ!ここは俺達が引き受ける!!」

 

徹平とエレフ、オリオンが前に出た。

 

つなのり「みんな!」

マト「ほら私達は避難するよ!!」

カガリ「徹平!頼むぞ!」

オルタンス、ヴィオレット「お気をつけて!!」

 

マト達もつなのりを連れて避難していった。

 

警察「やめろ!!抵抗すると撃つぞ!!」

 

警察の護衛ロボット達がブランチ一味に立ち向かう。

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「ふん!!」

テンザン(ヒュッケバイン008L)「オラァッ!!」

 

ガキィン!!ドガァッ!!

 

ブランチロボ5号の鉄球攻撃とヒュッケバイン008Lのロシュセイバーで警察の護衛ロボ達が簡単にやられてしまった。

 

警察「うわぁぁぁぁぁ!!」

 

藤堂「旦那!このままだとやられちまうぞ!」

冴島「このまま黙って見ていろと言うのか!」

藤堂「くっ…ん、あいつらは!」

 

トレーラーから降りて来た冴島と藤堂、藤堂はこの時ブランチ一味に立ち向かおうとした徹平の姿を目撃した。

 

エレフは黒い剣を2本、オリオンは弓矢を構えた。

徹平はデジヴァイス・Dドラグーンを翳した。

 

徹平「デジヴァイス起動、スピリットローディング!!」

 

徹平はデジヴァイスを起動させアルティメットブイドラモンとなった。

 

アルティメットブイドラモン「アームズ進化!アルティメットブイドラモン!!」

 

 

ユーキ「はっ!!」

 

更にビルの上から徹平の先輩にあたる中学三年生の生徒会長の少年・天馬ユーキが駆けつけた

 

ユーキ「デジヴァイス起動、スピリットローディング!」

 

ユーキはその瞬間身体が光につつまれ獣の姿を纏った獣人型デジモン・グリカウモンとなった。

 

グリカウモン「アームズ進化!グリカウモン!!」

 

アルティメットブイドラモン「ユーキ先輩!」

エレフ「来たか!!」

グリカウモン「パレードを観に来たけど…なんだかそれどころじゃなさそうだね…」

オリオン「奴らの目的はあのコンテナの中のロボットだ、守り抜くぞ!!」

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「ほう誰かと思えばまたお前達か!今度こそ叩き潰してやる!!」

 

正太郎「そうはいくか!!」

鉄人28号「ガォォォォォ!!」

 

更に正太郎がVコンを持ち鉄人28号と共に駆けつけた。

 

ズシィィィ!!

 

正太郎「ICPOの一員として、警察が維新を掛けて作ったロボットを守って見せる!!」

 

鉄人28号「ガォォォォ!!」

 

ワッ太(トライダーG7)「俺も忘れるなよー!!」

 

ズシィィィ!

 

更に警視庁から依頼を受けて護衛に来た竹尾ゼネラルカンパニーの小学生社長ワッ太の乗るトライダーG7も駆けつけた。

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「何人来ようと関係ないわ!!」

テンザン(ヒュッケバイン008L)「ブラックホールキャノンでぶっ飛ばしてるよ!!」

ブランチ(ブランチロボ5号)「待て!折角のロボットまで潰す気か!?」

テンザン(ヒュッケバイン008L)「ちっ!」

 

テンザンはヒュッケバイン008Lのブラックホールキャノンを使おうとしたが止められてしまった。

 

フライシザーズ達「!」

サイカーチス達「!!」

 

フライシザーズとサイカーチス達が襲い掛かる。

 

アルティメットブイドラモン「フレイムサーベル!!」

グリカウモン「メガ・ナックル!ドルフィンシューター!!」

エレフ「でりぁぁぁ!!」

オリオン「落としてやるさ!!」

 

ズバァァァ!!バゴォォォ!ズバァァァ!バシュゥゥゥ!

 

アルティメットブイドラモンが炎の翼を広げ飛翔しフライシザーズの翼を切り裂き、

グリカウモンも飛び跳ね両腕に装備したメガナックルクローにエネルギーをチャージして殴り掛かるバイソンスマッシュで他のフライシザーズの腹をぶち抜いた。

更にエレフは横のビル群を利用してそこからジャンプしながら黒い剣でサイカーチスを真っ2つにしてオリオンは自慢の弓術で矢を放ちサイカーチスやフライシザーズ達を撃ち落としていく。

 

鉄人28号「ガォォォォ!!!」

 

ドガァァァ!

 

ワッ太(トライダーG7)「ビームキャノン!!」

 

鉄人がブランチロボ5号に殴り掛かり、更にそこからトライダーG7がビームキャノンを放ちヒュッケバイン008Lを狙い撃つ。

 

テンザン(ヒュッケバイン008L)「うおっと!あたるかってんだ!」

ブランチ(ブランチロボ5号)「おのれ鉄人、また邪魔をするか!!」

 

正太郎「逮捕するまで何度でもだ!!」

冴島「これは…護衛は君とワッ太君だけじゃなかったのか?」

正太郎「彼等は僕と一緒に戦った特別隊の仲間です!もう心配はいりません!」

藤堂「なんだって…あいつらが!?」

 

正太郎はVコンで鉄人を操作しながら自身満々に冴島と藤堂に徹平の事を説明した。

デッカードを守る為アルティメットブイドラモン達はブランチ一味と奮戦する。

 

だが更にフライシザーズとサイカーチスが上空から襲い掛かって来た。

 

一方路地裏からデッカードの元へ走る勇太は。

 

 

勇太「…このままだとデッカードが!」

 

デッカード≪勇気だ、勇気を持って強くなっていくんだぞ!!≫

 

走る勇太の脳裏にデッカードの言葉が焼き付く。

その思いを胸に通りへと飛び出そうとした時、

 

短刀・丙「シャァァァ!!」

勇太「うわぁっ!!」

 

打刀・丙「グゥゥゥ!!」

 

勇太「うわ!!なんだこいつら…!?」

 

太刀・丙「…!!」

 

そこへ現れたのは時間差遡行軍の部隊であった。

何故彼等が勇太を狙うのか。

その刃が勇太に襲い掛かろうとした時。

 

鶴丸国永「そらよっ!!」

 

ズバァァァァ!!

 

太刀・丙「ギャァッ!?」

 

乱藤四郎「えいっ!!」

短刀・丙「シヤァッ!?」

 

一期一振「はっ!!」

厚藤四郎「でりゃ!」

鳴狐「…!!」

 

ズバァァ!

 

蜻蛉切「でりゃぁぁぁ!!」

 

ブゥンブゥンブゥン!!ドス!!

 

打刀・丙「グァァァ…!!」

 

勇太「へっ…!?」

 

鶴丸国永「よっ驚いたか?」

乱藤四郎「フフッここは僕達に任せて♪」

蜻蛉切「さあいかれよ、友が待っているのだろう?」

 

勇太「え、どうして…」

 

一期一振「気になさらず、私達の目的は彼等の討伐。ここはお任せを。」

鳴狐「…」

お供の狐「さあ早く!」

厚藤四郎「後方は任せておきな!」

 

勇太「えっと…よく分からないけど・・ありがとう!!」

 

何が起きたのか、

白い着物を纏い白い肌で白い髪の刀剣男士・鶴丸国永が勇太に襲い掛かろうとした太刀・丙を切り裂き、

一見美少女にも見える軍服姿の刀剣男士短刀・乱藤四郎が短刀を振りかざしながら飛び跳ね短刀・丙を切り払い、

青いショートヘアの軍服姿の刀剣男士太刀・一期一振が太刀を振りかざし、

うの後ろから黒髪ショートヘアの少年っぽい刀剣男士短刀・厚藤四郎が連続で打刀・丙や太刀・丙を切り裂き、

ビルから飛び降りた大柄で筋肉質の刀剣男士槍・蜻蛉切が打刀・丙を突き刺し、

最後に首に喋るお供の狐を連れた顔を黒いマスクで覆っている刀剣男子打刀・鳴狐が短刀・丙を切り倒した。

 

勇太は彼等の登場に驚いたが彼等に友の元へ向かう様言われすぐにデッカードの元へと走るのだった。

 

厚藤四郎「これが大将の命令か?」

蜻蛉切「あの少年を勇者の心を持つロボットの元へと導け…であったな。」

一期一振「これが歴史通りなら使命を果さねばなりませんな。」

鳴狐「…うん。」

乱藤四郎「わぁ!また襲ってきた!!」

 

打刀・丙「!!」

短刀・丙「!!」

 

鶴丸国永「こりゃ面白くなってきたな!」

 

その影では歴史の改変を目論む時間差遡行軍と歴史を守る刀剣男士達が戦うのであった。

 

 

そして再び表通りにて。

 

テンザン(ヒュッケバイン008L)「くそぉっ!!らちがあかねぇぜ!オラオラ!!!」

 

ドォォォ!

 

エレフ「うおっ!?」

アルティメットブイドラモン「うわっ!」

グリカウモン「くっ!!」

オリオン「しまった!」

ワッ太(トライダーG7)「待てー!」

鉄人28号「ガォォォ!」

 

ドドドドド!ドガァァァ!!

 

テンザンのヒュッケバインが戦線を掻い潜りその機動性でデッカードが格納されたコンテナに襲い掛かろうとした。

鉄人がガードにはいるが頭部のバルカン砲でセンサーにダメージを受けてしまう。

 

正太郎「しまった!」

冴島「くっ!」

藤堂「野郎!」

 

しろボン(ホワイトブロス)「ビーダシュート!!」

 

バシュゥゥゥゥ!!」

 

ドゴォォォ!!

 

テンザン(ヒュッケバイン008L)「ぐおっ!?なんだ!?」

 

上空からエネルギー性のビーダマがヒュッケバインに命中し動きを止めた。

そして地上に着地した白いビーダアーマー、しろボンの乗るホワイトブロスが駆けつけた。

 

しろボン(ホワイトブロス)「みんな!!」

 

アルティメットブイドラモン「しろボン君!?」

エレフ「お前は…!」

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「な、なんだあの機体!?またデータに無い奴か!?」

 

しろボン(ホワイトブロス)「これ以上勝手な事はさせないぞ!俺もみんなと一緒に戦う!カゼ丸!」

カゼ丸≪クァー!≫

 

ホワイトブロスで駆けつけたしろボンに纏うメイルと化したカゼ丸もいる。

 

テンザン(ヒュッケバイン008L)「くそぉ!邪魔しやがって!!」

 

ドシュンドシュン!!

 

しろボン(ホワイトブロス)「そうはいくか!!」

 

テンザンのヒュッケバインがフォトンライフルを放つがホワイトブロスは脚に装備されたローラーを駆使し高速で歩道を前進しながら回避して突撃、腹部分からビーダシュートを放ち反撃した。

 

リュウセイ(R‐1)「俺達もいるぞ!!」

ルキア(グルンガスト弐式)「行きます!」

ルージ(ムラサメライガー)「勝手な事はさせない!!」

ガラガ(デッドリーコング)「叩き潰してやるぜ!」

巡音ルカ(セイザーグリフォン)「徹平君大丈夫!?」

 

アルティメットブイドラモン「ルカさん!みんな!」

 

リュウセイ達も駆けつけた。

 

グリカウモン「リュウセイさん達!」

ワッ太(トライダーG7)「待ってたよ~!」

オリオン「援護頼むぜ!」

 

ライ(R‐2パワード)「イングラムはいない様だな…」

アヤ(R‐3パワード)「ええ…」

ヴィレッタ(R‐GUN)「…」

カービィ「ポヨ!」

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK‐Ⅱ)「来るぞ!」

 

フライシザーズ達「!!」

サイカーチス達「!!」

 

カイ(量産型ゲシュペンストMK‐Ⅱ)「行くぞ!カトンボ共に負けてられるか!」

 

フライシザーズ達とサイカーチス達の一部がリュウセイ達へと襲い掛かってきた。

ワープスターに乗って飛ぶカービィを筆頭にリュウセイ達もそれぞれ攻撃に出るのだった。

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「ええい…!こうなれば出てこい!メアリー!ジョー!」

 

ズシィィィ!!

 

メアリー(グルンガスト参式)「やっと出番?」

ジョー(轟龍)「フッ…ようやく仕事か…」

 

ルキア(グルンガスト弐式)「グルンガスト参式!!」

リュウセイ(R‐1)「メアリーか!?それとアイツは一体…!?」

 

メアリーの駆るグルンガスト参式ともう1体の黒いロボット、

ドリルを持ったジェット機に変形する轟龍に乗るのは雷張ジョーと言う青年、

通称「エースのジョー」である。

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「メアリー!お前はあのコンテナのロボットを奪ってこい!ジョーとテンザンは奴らの足止めをしろ!!」

 

ジョー(轟龍)「報酬をくれるならな。」

メアリー(グルンガスト参式)「むー人使い荒いなぁ…まあいいや。」

 

アルティメットブイドラモン「くっ!!メアリーちゃん、ダメだ!アイツらなんかと一緒にいちゃ!!」

グリカウモン「イヴちゃんとギャリーさんの所に来るんだ!」

メアリー(グルンガスト参式)「嫌だ!!もうみんな知らない!!邪魔するならバラバラにしちゃうよ?」

 

メアリーのグルンガスト参式が背中のドリルを腕に付けてフル回転させて噴射した。

 

メアリー(グルンガスト参式)「ドリルブーストナックル!!」

 

グルンガスト参式のドリルブーストナックルが襲い掛かりアルティメットブイドラモンとグリカウモンを弾き飛ばした。

 

ドガァァァァァ!

 

アルティメットブイドラモン「ぐわぁっ!?」

グリカウモン「うぁっ!」

 

鉄人28号「ガォォォォ!!!」

ワッ太(トライダーG7)「そうはさせるかぁ!!うわぁぁぁ!!」

 

ドガァァァ!!ズシィィィ!

 

ドリルブーストナックルの威力は鉄人やトライダーも叩き伏せる程であった。

 

正太郎「鉄人!みんな!!」

冴島「くっ…」

藤堂「なんて奴だ…!」

 

メアリー(グルンガスト参式)「あのコンテナだよね?よーし!」

 

ドシュンドシュン!!

 

メアリー(グルンガスト参式)「!?」

しろボン(ホワイトブロス)「お前の相手は俺だ!!」

メアリー(グルンガスト参式)「なーにそんな小さいので?じゃあ踏みつぶしちゃえ♪」

 

ドシィィ!!

 

しろボン(ホワイトブロス)「うわっ!!」

 

ホワイトブロスがビーダシュートで食い止めようとするがグルンガスト参式相手では軽いダメージ程度でパワーの差で圧倒されてしまう。

 

 

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK‐Ⅱ)「早い!!うおっ!?」

カイ(量産型ゲシュペンストMK‐Ⅱ)「くっ!!気をつけろ!そいつはかなりの手練れだ!」

ジョー(轟龍)「ふん…」

 

ジョーの駆る轟龍の機動性は凄まじくキョウスケとカイのゲシュペンストの攻撃を颯爽とかわしながら腕にワイヤーを搭載したブースターナックルを放ち首元部分のハッチからミサイルを放ち、キョウスケとカイを翻弄し確実にダメージを与えていった。

 

ガラガ(デッドリーコング)「うぉぉぉぉぉぉ!!!」

 

ドゴォォォォ!!

 

ガラガのデッドリーコングが全力込めて拳を叩き込むが轟龍には当たる訳も無く、

真上をとった轟龍がゴウリュウキャノンを放ち逆に返り討ちにした。

 

ドシュゥゥゥゥ!!

 

ガラガ(デッドリーコング)「うおっくっそぉぉぉぉ!!」

ルージ(ムラサメライガー)「ガラガ!!うぉぉぉぉ!!」

 

ドガァァァ!!

 

今度はムラサメライガーが飛び上がり前足のストライクレーザークローを叩き込もうとするが轟龍は空中舞いながら腕部の機関砲を放ち四方からムラサメライガーにダメージを与えた。

 

ルージ(ムラサメライガー)「うあっ…」

リュウセイ(R‐1)「ルージ、ガラガ、大丈夫か!?くそっ…なんて奴だ…」

 

ジョー(轟龍)「特別隊で戦った一員か…侵略者を倒した力はその程度か?」

ルキア(グルンガスト弐式)「来る!!」

 

轟龍は機首にドリルを搭載したドリルジェット形態へと変形しグルンガスト弐式、Rシリーズ達に突撃した。

 

ドォォォォォ!!

 

アヤ(R‐3パワード)「きゃぁぁぁぁ!」

ライ(R‐2パワード)「くっ!!」

ルキア(グルンガスト弐式)「ダメだ…速度が速すぎる…」

 

弾かれるR‐2パワードとR‐3パワード、R‐GUN、グルンガスト弐式。

 

ヴィレッタ(R‐GUN)「くっ!狙いが定まらん…!」

リュウセイ(R‐1)「うぉぉぉぉぉ!!」

ジョー(轟龍)「む!」

 

ドゴォォォォ!!

 

轟龍は瞬時にロボットモードへ変形しR‐1のT‐LINKナックルを同じく拳で反撃し同士討ちとなる。

 

ジョー(轟龍)「…!」

リュウセイ(R‐1)「これ以上勝手にはさせねぇぞ!」

ソードカービィ「ポヨー!!!」

 

そこからソードカービィが轟龍にソードビームを仕掛けてきた。

 

ドドォ!!

 

ジョー(轟龍)「面白い…!だが!!」

 

ドドドドドドドド!!!

 

轟龍は各部ハッチから放ったミサイルR‐1とソードカービィに浴びせるのだった。

 

カービィ「ペポ~!!」

ジョー(轟龍)「正義だろうと悪だろうと強い者が勝つと教えてやる!」

 

ギャリー(ヒュッケバインMK‐Ⅱ)「これ以上勝手にはさせないわよ!!」

ジョー(轟龍)「む?」

 

バシュッ!!

 

ギャリーのヒュッケバインが駆けつけチャクラムシューターを放った。

轟龍はそれを上手くかわしゴウリュウキャノンで反撃に出るが、ギャリーはなんとかそれを避けるのだった。

 

ギャリー(ヒュッケバインMK‐Ⅱ)「なんて速さなの…!」

ジョー(轟龍)「受けてみろ!!」

 

「そうはいかない!!」

 

その時だった。

轟龍に対しフォトンライフルを放ちこちらに向かってくる機体があった。

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「…ファングスラッシャー!!」

 

その機体ヒュッケバインMK‐Ⅲが投げた武器ファングスラッシャーが轟龍に襲い掛かる。

轟龍はギリギリで回避しようとしたが一部分が命中しダメージを受けた。

 

ジョー(轟龍)「ほう…まだ面白い奴がいたか…」

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「みんな大丈夫!?」

ギャリー(ヒュッケバインMK‐Ⅱ)「イヴ…いける!?」

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「…うん!!」

 

それはパーソナルトルーパー・ヒュッケバインMK‐Ⅲ、それに乗るは念動者用パイロットスーツを着用したイヴであった。

 

リュウセイ(R‐1)「イヴ!!」

キョウスケ(量産型ゲシュペンストMK‐Ⅱ)「まさかこれが初陣となるか…」

ルキア(グルンガスト弐式)「イヴちゃん!ここは僕達に任せるんだ!君は彼女を止めるんだ!」

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「分かった…!」

 

イヴのヒュッケバインMK‐Ⅲはすぐさまメアリーの元へと向かった。

 

ジョー(轟龍)「俺に挑むと言うのか…?」

ルキア(グルンガスト弐式)「ここから先は絶対いかせない!」

ギャリー(ヒュッケバインMK‐Ⅱ)「ここからは好き勝手にはさせないわよ!」

ソードカービィ「ポヨ!」

ルージ(ムラサメライガー)「ああ、そうだ!!」

 

ジョー(轟龍)「面白い…!」

 

ジョーは不敵な笑みを浮かべ轟龍で突撃した。

 

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「なんだあの機体は!?」

テンザン(ヒュッケバイン008L)「んだありゃヒュッケバインか!?」

 

ブランチとテンザンがイヴのヒュッケバインMK‐Ⅲに標的を定めようとした、

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「く、訓練の時以上だ…けどどうしてだろう。敵の動きが予測できる?なら…!!」

 

ブランチロボ5号の鉄球攻撃を瞬時にかわし旋回しながら頭部からバルカン砲を放ち牽制。

テンザンのヒュッケバインがロシュセイバーを振り上げるが、

イヴのヒュッケバインMK‐Ⅲはファングスラッシャーを振りかざし、セイバーを弾いて押し出した。

 

テンザン(ヒュッケバイン008L)「な、なんだあいつ!?」

ブランチ(ブランチロボ5号)「くっ…!フリーズだと!?」

 

アルティメットブイドラモン「あれは…ヒュッケバイン!?」

グリカウモン「けどMK‐Ⅱとは違う…!?」

エレフ「ちょっとまてあれに乗ってるのって…」

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「みんな!!」

 

アルティメットブイドラモン「イヴさん!?」

 

正太郎「まさかイヴさんが!?」

 

メアリー(グルンガスト参式)「イヴ!?」

 

メアリーはふとイヴのヒュッケバインMK‐Ⅲに目を向けた。

 

しろボン(ホワイトブロス)「味方!?」

オリオン「ああ、そうらしいな…」

 

巡音ルカ(セイザーグリフォン)「徹平君!!」

アルティメットブイドラモン「ルカさん、コンビネーションで行きましょう!!」

巡音ルカ(セイザーグリフォン)「任せて!」

 

そう言ってセイザーグリフォンの背にアルティメットブイドラモンはライドしてグルンガスト参式に挑むのだった。

 

メアリー(グルンガスト参式)「くっ!!」

 

バシュンバシュン!!ドゴォォ!ドゴォォ!

 

セイザーグリフォンのレーザーとアルティメットブイドラモンの両腕を発射したバンバンパンチが動きを封じる。

そこへイヴのヒュッケバインMK‐Ⅲが接近した。

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「メアリー!もうやめて!!これ以上貴方と戦いたたくない!!」

メアリー(グルンガスト参式)「嘘だ!!だったらどうして攻撃してくるの!?」

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「貴方がそのコンテナのロボットさんを奪おうとするからだよ!もうやめて!あんな奴らのいいなりになってもメアリーの罪が増えるだけだよ!!」

メアリー(グルンガスト参式)「知らない!イヴなんか…イヴなんか…嫌いだぁぁぁ!!」

 

ドォォォォォォ!!

 

グルンガスト参式がメアリーの怒りと当時に胸部からオメガブラスターを放った。

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「!!」

 

アルティメットブイドラモン「そうはいくか!トランスエボリューション!」

 

アルティメットブイドラモンは更なる進化形態UブイドラモンVFとなり、イヴの前に出た。

 

UブイドラモンVF「ドラゴニックブラスター!!」

 

ドドドドドドドド!!ドガァァァァァ!!

 

UブイドラモンVFの胸部から放つドラゴニックブラスターがオメガブラスターと相殺した。

 

UブイドラモンVF「メアリーちゃん…もうやめるんだ!」

メアリー(グルンガスト参式)「…みんな邪魔してる…邪魔してる邪魔してる邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「メアリー!!」

しろボン(ホワイトブロス)「うわ…よくわかんないけどかなり怒ってる…!?」

 

メアリーは思考が歪み始めグルンガスト弐式が暴れ出そうとしていた。

 

UブイドラモンVF「止めるにはこの力でしかない!!」

巡音ルカ(セイザーグリフォン)「徹平君!いつでもいけるわよ!!」

UブイドラモンVF「了解!セイザーフォーメーション!!」

 

UブイドラモンVFとセイザーグリフォンが光出す、

 

その瞬間、UブイドラモンVFの目は機能を停止させたかの様に瞳が消えて行った。

 

同時に両腕が閉じ、両足の竜の頭部が接続され胸とくっつく様に形態を変える、

背中のキャノンとウイング・マント、肩のシールドも取り外され、

何か胴体の形態へと変えて行った。

さらにセイザーグリフォンの両翼・先端部分と大型ブースターパーツ、先端の2つのクローパーツが分離していった。

ブースター部分が巨大な両脚へと変形、クローパーツが両腕へと変形、ウイングパーツは胴体になったVFの背中に接続され。両脚、両腕も接続される。

そして胸の竜の頭部にアーマーの様な装飾が施され、VFの頭部を尾翼部分グリフォンヘッドが後ろ向きになる様におおかぶさり、全く別の勇者テ的な人面フェイスが出現した。

そして内部にコクピットが出現しそこに徹平、後ろにルカが乗り込んでいた。

 

徹平(Vドランセイザー)「超星竜者!Vドランセイザー!!」

巡音ルカ(Vドランセイザー・サブ)「さあ、飛び立て!星座竜の勇者!!」

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「徹平君、ルカさん!」

徹平(Vドランセイザー)「大丈夫、どうにか彼女を食い止めて見せる…!」

 

メアリー(グルンガスト参式)「邪魔邪魔邪魔邪魔邪魔ぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

メアリーのグルンガスト参式が飛び掛かり襲い掛かった。

Vドランセイザーはそれを受け止めなんとか粘る。

 

エレフ「くそっスーパーロボット相手じゃパワーが違いすぎるぜ…」

 

冴島「なんという戦いだ…!」

藤堂「これが噂の特別隊って奴らの力か…!?」

正太郎「はい、僕達はこれまでも沢山修羅場の乗り越えてきました!」

 

メアリーの怒りとシンクロしているのかグルンガスト参式のパワーが増大していく。

Vドランセイザーでも押さえつけられなくなってきていた。

 

徹平(Vドランセイザー)「ううっ…なんてパワーだ…!」

巡音ルカ(Vドランセイザー・サブ)「…参式のパワーが増大してる!このままじゃあの子も危険よ!」

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「え…メアリー!!」

メアリー(グルンガスト参式)「でりゃぁぁぁぁ!!」

徹平(Vドランセイザー)「どぁぁぁぁ!!!」

 

メアリーのグルンガスト参式がVドランセイザーをパワーで地面にはり倒した。

そして次に標的をコンテナへと向けて前進する。

 

 

勇太「はあはあはあ…まてぇぇぇぇぇ!!」

 

メアリー(グルンガスト参式)「!?」

 

冴島、藤堂「!?」

 

徹平(Vドランセイザー)「勇太君!?」

エレフ「勇太!」

ワッ太(トライダーG7)「勇太!?どうしてここに!?」

 

勇太「デッカードは僕が渡さないぞ!」

 

勇太が飛び出しデッカードを搭載したコンテナの前で立ち塞がった。

 

メアリー(グルンガスト参式)「…邪魔…潰してやる…!」

 

冴島「いかん!!」

正太郎「勇太!!」

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「メアリー!やめて!!!」

 

グルンガスト参式が勇太に迫ろうとしていた。

 

勇太「デッカード!僕だ、勇太だ!!僕の声が聞こえるだろう!?」

 

エレフ「勇太…!思い切り叫べぇぇぇ!」

 

勇太「デッカード!目を覚ませ!目を覚まして戦うんだ!!」

 

勇太はコンテナの中のデッカードに問い叫び続けた。

 

メアリー(グルンガスト参式)「潰れろォォォォォォ!!!!」

 

グルンガスト参式がその巨大な脚を上げた瞬間、

 

勇太「デッカードーーーーー!!!」

 

勇太は思い切り叫んだ。

その瞬間だった。

 

コンテナの中のデッカードの目が光出した。

 

デッカード「勇太!!」

 

デッカードのメモリーに勇太の記憶が再び蘇る。

 

ドガァァァァァ!!

 

デッカード「うぉぉぉぉ!!!」

 

ドガァァァ!!

 

メアリー(グルンガスト参式)「きゃぁぁぁぁ!?!?」

 

ズシィィィ!

 

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「メアリー!?あれは…!!」

徹平(Vドランセイザー)「デッカード!?」

 

藤堂「デッカード!?」

冴島「そんなバカな!?…!!」

 

コンテナから飛び出したデッカードがタックルを決め

グルンガスト参式を転倒させた。

 

そしてデッカードは右手で腰部分のホルスターからリボルバーを取り出し、

左手で胸部分から刑事の記である勇者警察手帳を取り出し見せつけながら叫んだ。

 

デッカード「ホールドアップ!!ブレイブポリス!デッカードだ!!」

 

勇太「デッカード!」

デッカード「勇太!」

 

エレフ「デッカード…お前…思い出したんだな…!」

徹平(Vドランセイザー)「まさかこれって奇跡…!?」

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「ぬぅぅ…!まさかブレイブポリスのロボットが起動するとは…!!」

 

デッカード「勇太!ここは危険だ!」

勇太「平気だよ、デッカードといれば!!」

 

藤堂「あの少年…間違いないあの少年がデッカードを呼び覚ました、しかも運動性、攻撃力、全てが設定した数値を越えている!」

冴島「心だ!デッカードに心が目覚めたのだ!」

藤堂「しかしデッカードはロボット…」

正太郎「いえ、ロボットにだって心はあるんです!!」

冴島「そう、奇跡が起きたのだ!!」

 

 

デッカード「はっ!!」

 

デッカードは飛び上がり勇太を左手で抱きかかえながら右手でリボルバーを連射しブランチロボ5号にダメージを与えていった。

 

ドダンッドダンッドダンッ!!

 

ドォォォ!!

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「ぐっ・・なんて運動性能だ…!」

 

勇太「デッカード、あいつの鉄球を封じるんだ!」

デッカード「それより勇太、怖くないのか?」

勇太「へっちゃらさ!」

デッカード「了解!ボス!」

勇太「ぼ、ボス!?」

 

デッカードが勇太をボスと認めた瞬間だった、そしてデッカードは走り出しリボルバーを再装填。

ブランチロボ5号の鉄球部分のジョイントを狙い撃った。

 

ドダァァン!!

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「ぐぉぉぉっ!?」

 

テンザン(ヒュッケバイン008L)「この野郎!今度こそブラックホールキャノンで!!」

 

テンザンがヒュッケバインのブラックホールキャノンを構えた瞬間だった。

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「そうはいかない!」

徹平(Vドランセイザー)「でりぁぁぁぁ!!」

 

イヴのヒュッケバインMK‐Ⅲのフォトンライフルがブラックホールキャノンを弾き、

Vドランセイザーが殴りかかった。

 

テンザン(ヒュッケバイン008L)「ぎぇぇぇぇ!?」

 

テンザンのヒュッケバイン008Lはまたしても倒れてしまった。

 

デッカード「協力感謝する!チェーンジ!!」

 

その瞬間デッカードはパトロールカーに変形しブランチロボ5号の後ろに周り込んだ。

 

エレフ「変形した!?」

しろボン(ホワイトブロス)「早い!」

 

そして再びロボットモードになり、デッカードはリボルバーの狙いをブランチロボ5号の両脚を狙い撃った。

 

ドダァンドダァン!!

 

ブランチ(ブランチロボ5号)「しまった!?」

 

デッカード「ブランチ!ロボット強奪の罪で逮捕する!!」

 

デッカードがブランチを捕えようとした時だった。

 

メアリー(グルンガスト参式)「りゃぁぁぁぁ!!」

 

ドシィィィィ!!

 

デッカード「くっ!」

 

勇太「デッカード!」

デッカード「大丈夫だ、勇太!」

 

グリカウモン「あれは!」

 

ジョー(轟龍)「くっあちらは不利の様だな…撤退するぞ!!」

テンザン(ヒュッケバイン008L)「は、ちょっと待てっての!」

ブランチ(ブランチロボ5号)「くそっ…メアリー!俺を運べ!」

メアリー(グルンガスト参式)「…」

 

イヴ(ヒュッケバインMK‐Ⅲ)「メアリー!」

 

メアリー(グルンガスト参式)「…ふん。」

 

メアリーのグルンガスト参式は大破したブランチロボを回収しジョーとテンザンと共に撤退していった。

 

 

ルキア(グルンガスト弐式)「残りの敵ゾイドは片付けました!みんな無事です!」

カービィ「ぽよ!!」

ルージ(ムラサメライガー)「危なかった…」

ガラガ(デッドリーコング)「くそぉ覚えてやがれあの黒いの!!」

 

徹平(Vドランセイザー)「はあはあ…」

巡音ルカ(Vドランセイザー・サブ)「お疲れ様、徹平君♪」

徹平(Vドランセイザー)「はい、色々あったけど…デッカードが思い出して良かった…」

エレフ「…ああ。」

 

勇太「やったー!凄いやデッカード!!」

デッカード「ああ!」

勇太「けど…記憶…また消されちゃうんじゃ…」

冴島「その必要はないさ!」

勇太「え?」

 

その後パレードはこの騒ぎで中止となったが、ブレイブポリス・デッカードの戦闘評価は予想以上に好評だと称賛されるのだった。

一方その様子をビルの屋上から見ていた者達がいた。

 

鶴丸国永「こりゃ驚きだ、喋るロボットもいるなんてな。」

蜻蛉切「これが主の言っていたウォリアーズ世界…」

厚藤四郎「けどどうして大将はなるべくあいつらの手助けしてやれって言うんだ?」

一期一振「分かりません、ですが…この世界には何か違和感の様な物を覚えます。」

乱藤四郎「僕も分かる…空を見てると何かが漂っている気がするんだよね…」

鳴狐「…」

お供の狐「はい、私めも鳴狐も同じ様に感じております。」

 

刀剣男士達はあの後少しだけ戦いの様子を見ていた様だ、

その後彼等は再び姿を消すのだった。

 

そして翌日、とんでもない話が徹平達に持ち込まれるのだった。

 

徹平達の町にある竹尾公園にて。

 

徹平「勇太君が刑事に!!」

ワッ太「嘘だろぉ~!?」

エレフ「ホントか!?」

エリーゼ「子供ガ!?」

オリオン「正太郎に続いて二人目の小学生刑事誕生か…」

正太郎「ビックリしたよ勇太!」

ユーキ「けど君、小学生で刑事って大丈夫なのかい?」

 

勇太「平気さ!だってデッカードって味方がいるんだから!」

デッカード「ブレイブポリス!デッカードです!」

 

エレフ「へへ…デッカードやったな!」

 

デッカード「君にも感謝してるよエレフ。」

 

マト「な、なんか話がまた凄い事になってる…」

カガリ「もうなんでもありだね。」

ヨミ「…;」

ユウ「警察も凄い事してるよね…」

オルタンス「けどこれが、勇太様とデッカード様の」

ヴィオレット「Romanだと思いますわ。」

つなのり「いいなぁ…」

しろボン「そうそう俺も明日から皆の学校にいく事になったから!って聞いてる!?」

ルージ「大丈夫、分かってるよ。よろしくしろボン。」

 

なんと勇太がブレイブポリスの刑事・ボスとしてデッカードと共に事件に挑んでいく事になったのだ。

これはデッカードと勇太の友情と奇跡に感動した冴島が見込んだ物たまものである。

 

 

警視庁 総監室

 

大塚長官「しかし君もたいした決断したもんだよ…」

冴島「いえ、私は彼を…デッカードと友情を結んだ彼に託して見たくなったです。ブレイブポリスを。」

藤堂「こう言い出したら止められませんからなぁ。」

大塚長官「ははは、まあ君も私と似た様な物になってきたなぁ。」

 

大塚長官と冴島達がコーヒーを飲みながら談笑していた。

 

 

 

地球連邦軍第79極東基地

 

リュウセイ「新聞見たか!?ブレイブポリスのボスがあの勇太って子だって!」

アヤ「今更驚く事でもなくなったわね。」

ヴィレッタ「正太郎の例もあるしな。」

ライ「しかしあの轟龍と呼ばれる機体のパイロット…それにイングラムが出てこなかったのが気になる。」

ルキア「はい、あの人は今どうしてるんでしょうか…」

アヤ「…」

ギャリー「そうね、あとそのエースのジョー…噂じゃ相当な腕前だったみたいね…実感したわ改めて。イヴ、実戦はどうだった?」

 

イヴ「うん、まだ扱いこなせるか分からないけど…行方不明になったお父さんとお母さん、メアリーを助けるまで私は戦うって決めたから。」

ギャリー「分かってるわ、だったら精進に励みなさい。」

イヴ「うん!」

ラーダ「イヴちゃん、次にこの機体だけど…」

イヴ「これって…MK‐Ⅲと連動する…?」

 

ラーダはタブレットに映し出された機体イメージをイヴに見せるのだった。

 

ガラガ「見てやがれ!!!次こそあのエース野郎をぶちかましてやるぜ!」

カービィ「ポヨ!!」

フーム「熱くなってるわねぇ…」

ロバート「まあいいじゃないか。」

 

こうしてまたひとつの戦いと物語が終わった。

だがまだこれからだ、次に待ち受ける物語とは…。

 

 

とある何処かの基地の内部にて。

 

イングラム「ブレイブポリス…この世界にまた新たな光が生まれたと言うのか。」

メアリー「ねえイングラム…」

イングラム「メアリー、君は彼等に惑わされている。君は自分自身を貫く。それだけでいい。」

メアリー「…うん。」

 

メアリーはまるでイングラムの言葉を聞いて動いているようであった。

 

ジョー「まるで縛ってる様だな。」

イングラム「フフフ…さて、次なるプランを実行するとしよう…」

 

イングラムはまだ何かを目論んでいる様であった。

 

スーパーヒーローウォリアーズ 第27話 完

 

第28話 魔神皇帝の目覚め に続く。

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。