スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

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この小説は作者の趣味100%で書かれた版権多数+オリジナル要素のクロスオーバー小説となり、スーパーロボット大戦シリーズのオマージュであります。また、それぞれの原作の展開が変わっていたりストーリーもそれぞれクロスオーバー、中にはいるだけの空気参戦の作品もございます。■基本的にはタグに付けられた作品のキャラクターがメインで活躍します、中にはいきなり別の作品のキャラが出てきたりします。なおデジモンは現時点ではオリジナルキャラクターとなります、そういった物が苦手な方々はご注意を。■戦闘訓練の帰り、徹平達は魔女の結界の中に巻き込まれ、そこで魔法少女と呼ばれる者達と遭遇する。


スーパーヒーローウォリアーズ 第4話 魔法少女との遭遇

日本、見滝原と呼ばれる街の外れの郊外。

 

アルティメットブイドラモン、グリカウモン、マジンガーZ、

ボスボロット、鉄人28号、Gホーク、そしてモビルスーツ・ネモが訓練を終えて帰還する様に集まっていた。

 

ギャリー(ネモ)「それでアンタ達は大変だったのねー」

甲児(マジンガーZ)「ああ、けどゼンガー司令って意外と話せる人なんだよ。」

アルティメットブイドラモン「俺達もあの作戦聞いた時はビックリしたけど…」

 

 

 

 

数日前。

ここからは光子力研究所にてゼンガーからある「大作戦」について発表された所から始めよう。

 

光子力研究所・会議室。

 

ゼンガー「現在世界各国であらゆる侵略勢力の攻撃が激しくなり、我々連邦軍も対応が追い付かなくなっているのは知っての通りだろう。」

マルスモン「連邦軍内部はパイロットの人員も不足し、戦力となるモビルスーツの損害も酷く、各地の戦力が整わず軍全体が火の車と言った所でしょうか。」

ゼンガー「耳が痛くなる話だ…。」

 

ユーキ「(マルスモン隊長…グイグイ攻めてくるなー…)」

甲児「それで俺達が今いろんな所を周って侵略者退治に勤しんでる訳だよな。」

正太郎「世界各国からICPOの方にも依頼が殺到して僕も毎日出撃しているんです、本格的に鉄人のメンテしないとなぁ…。」

みゆき「正太郎君も大変なんだね…」

正太郎「慣れっこです、ただ学校にもちゃんと通わないと…。」

 

ゼンガー「早速に本題に入る。」

徹平「おっと…」

ゼンガー「侵略勢力の中でも特に現在攻撃を拡大しているのは、闇軍団、機械獣軍団、恐竜帝国の三大勢力だ。とくに今この侵略勢力は日本を始めとするアジアも勿論だが、特にアメリカ方面へと攻撃が強まっている。そこでだ、我々連邦軍はその侵略勢力を打ち倒す為の計画を実行しようとしている。」

甲児「それってこっちから本格的に攻めるって事か!?」

ゼンガー「ああ、だがそれにはまず連邦日本支部、アメリカ支部の支援の元、各民間チームの連携が必要となる。それには光子力研究所、デジモンガーディアンズ、ICPOに協力を申し入れたい。」

大塚長官「それはつまり…」

ゼンガー「そうだ。各地の戦力結集し、本格的に侵略者を打倒する為に集まった侵略者退治のチームの設立だ。」

やよい「みんなで悪と戦う特別隊って事ですか!?なんか燃えるかも~!」

あかね「こらこらやよい;」

弓教授「我々の力も必要と言う事ですね、私なら構いませんが娘とさやかと甲児君は返答は…」

 

甲児「俺ならいつでもいけるぜ!」

さやか「お父様、私も参加します!」

 

2人の答えは決まっていた様だ。

 

正太郎「僕も協力します、今は少しでもみんなが戦いに巻き込まれない為にちゃんと暮らせる世界を作らないと…鉄人と一緒に。」

大塚長官「正太君、君の熱意は伝わったがあまり無理はせん様にな…君だってあまり休んでないじゃないか。」

正太郎「はい、けど今は少しでも苦しんでる人達を助けないと…!」

オルタンス「正太郎様はとてもしっかりしていらっしゃるのですね…。」

ヴィオレット「ですが、休息を取るのも大切でございますわ。」

正太郎「は、はい…(なんだろうこの人達…普通の…気のせいかな…?)」

 

正太郎もまだ小学生である、しかし彼は鉄人28号と共に沢山の人達を守る為に戦うと決めていた。

大塚長官や周囲は正太郎にはあまりに負担がかかってないかと心配している様だが、彼本人は無理をしてでも戦う様だった。

オルタンスとヴィオレットに囲まれた正太郎は2人と顔を合わせると少し違和感を感じたが、気のせいとした。

 

ホルス「俺達ガーディアンズもか。」

ゼンガー「デジモンガーディアンズはコトブキアームズ社の元、各地の防衛活動、また今後連邦軍でも導入予定のDSCの実戦データを取る為にマルスモンが設立した民間チームだ。この作戦に参加する事はDSCシステムの開発に大きく貢献する事になるだろう。」

 

ライザ「よく言うなぁ、話聞く上層部の中にはDSCの導入に賛成できないお偉い方もいるって聞いてるぜ。」

マルスモン「ライザよせ、失礼しました。コトブキアームズ社のDSCシステムの実戦データ入手の為、デジモンガーディアンズは私自ら設立した民間チームです。まだ礼儀に不束なメンバーがおりますが…及ばずながら協力させて頂きます。」

 

マルスモンは深々とゼンガーに一礼した。

デジタルスピリットアーマーシステム。

コトブキアームズ社が開発した人間がデジモンとなるパワードスーツ的システムであり、小型ながら大型デジモン並みの高火力を持つのがDSCの最大の売りである本格的導入には期待が高いが連邦上層部の一部にはやや疑問の声も上がっている。

 

なお「ライザ、隊長さん困らせちゃダメでしょ…」

ライザ「うるさいな~、お前は。」

徹平「マルスモン隊長ってまだよくつかめない人だなぁ…」

 

ゼンガー「うむ。今後は早乙女研究所にも協力を申し入れる、アメリカ支部との連携が整い次第作戦を実行して行く。それからプリキュアチーム。」

れいか「はい。」

ゼンガー「出来る事なら、お前達にもこの作戦に参加を申し入れたい。」

みゆき「え…えぇぇぇぇぇ!?」

あかね「そ、れってマジなん!?」

やよい「でも私達、学校もあるし…家族や友達にも…」

甲児「おいおい、いくらなんでもこの子達にはまずいんじゃないか!?」

 

みゆき達とゼンガーからの申し入れで大きく戸惑っていた。

 

ゼンガー「もちろんお前達がプリキュアである事は周囲の人間に知られてはならないのは承知している。我々はお前達の活躍を見込み、ぜひ参加できればと思ったまでだ。」

なお「じゃ、じゃあ…」

ゼンガー「強制はせん、無条件で断るもよい。」

みゆき「…けど…」

 

みゆきはふとルキアの方を見た、ルキアもどうやらこの作戦に参加するつもりの様だが、元々彼女はグルンガスト弐式の無断使用の関係からだ。

みゆき達はそれを考えると自分達だけが引き下がるのは何か心苦しかった。

 

ルキア「僕の事なら大丈夫だよ、元々僕が引き起こした事。君たちを巻き込んだのは僕だから断る権利はあるよ。」

れいか「けどそれでは…」

ルキア「だから気にしなくていいんだ。」

やよい「ルキアちゃん…」

なお「でもまあ…私達プリキュアが軍の作戦に参加するって言うのもちょっとね…」

あかね「うちら今はバットエンド王国専門って感じやからなぁ…。」

ゼンガー「そうか、無理を言ってすまなかったな。お前達の様に周囲に人知れず戦っている者ならグルンガスト弐式の件も表で喋る心配もないだろう。引き続きバットエンド王国の件は任せたぞ。」

キャンディ「キャンディはさっきからそのエラそうな態度気に食わないクルー!」

 

ルキアは笑顔でみゆき達にそう言った。

その時キャンディが飛び出し、ゼンガーの腹に体当たりした。

 

みゆき「きゃキャンディ!!」

やよい「ダメだよそんな事しちゃ!」

キャンディ「プリキュアはお前なんかの命令で戦わないクルー!お前に言われなくたって戦うクルー!」

 

キャンディは小さな手でゼンガーの腹のポカポカと叩いていた。

するとゼンガーは右手でキャンディを掴み、左手で胸に抱き寄せ、頭をなで始めた。

 

ゼンガー「お前のその澄んだ目は友を思う優しい気持ちで包まれている…、そうだな少し態度を改める必要があった、悪かったな…。」

キャンディ「クル?」

みゆき「あれ…?」

 

 

ゼンガーはそう言うとみゆきの元へ歩み寄り、キャンディを手渡した。

その時のゼンガーの目は先ほどまでの強い目つきとは打って変わり、何か優しそうな目であったが…。

 

みゆき「あ、あの…」

ゼンガー「気にするな、それより大切な親友を思うその優しさ…大事にするんだぞ。」

キャンディ「クル…」

みゆき「(なんだろう…あの人の目、今少し寂しそうな感じだった…)」

れいか「あのゼンガー司令、私達の返答…もう少し待ってもらってもよろしいですか?」

なお「れいか、何を…?」

れいか「すみません勝手に…ただ少々気になる事がありましたので…」

あかね「ま、そやな。参加する訳やあるまいし。」

ゼンガー「分かった、その気になったらいつでも連邦日本支部、光子力研究所等の帰還を通じて連絡をくれ。」

 

ホルス「どうするつもりだ…?」

ライザ「さあな、ただあいつらにはこの戦いは結構辛いかもしれねぇな。」

徹平「…どんな作戦になるだろう…」

ユーキ「今のうちに覚悟は決めた方がいいかもしれない。」

徹平「うん…。」

 

徹平はこれからについてやはり気になった、最もどちらにしても危険な事になるのは変わりないと分かっていたが。

 

ゼンガー「この作戦はまず恐竜手国と言った侵略者の攻撃を最も多く受けているアメリカ地区から結構する。あちらのチームと連携で作戦を行い、戦果次第では各国の向けて第二次、第三次へて拡大していく事も前提だ。全力で作戦任務にあたって欲しい、以上!!」

 

こうしてゼンガー司令官による作戦内容の説明が終わった。

 

 

 

 

そして今、再び徹平やギャリー達のサイドに戻る。

 

 

ギャリー(ネモ)「連邦上層部も考えたわね…まさか民間人による特別隊なんて。」

グリカウモン「けど僕らもう覚悟はできています。」

アルティメットブイドラモン「そう、元々俺達はそう決めて今ここにいます。ギャリーさん、今日は戦闘訓練のコーチありがとうございます!」

ギャリー(ネモ)「お礼なんていいわよ、けど次は本格的な事もキッチリ覚えないといけないわね。次で最後になるかしら。アンタ達だって学生なんだからちゃんとした日常を送る事も忘れちゃダメよ?」

正太郎「はい、わかりました!」

ボス(ボスボロット)「ギャリーのオネェ旦那!俺りゃアンタを尊敬しますぜ!」

 

ギャリーは徹平達の申し入れで戦いの基本的な戦闘コーチを務めていた。

作戦結構開始の日まで準備に励んでいたのだ。

 

ルキア(Gホーク)「…。」

甲児(マジンガーZ)「どうしたんだルキアちゃん?パイロットスーツきつかったか?」

ルキア(Gホーク)「あ、いえ大丈夫です!」

 

グルンガスト弐式が変形した飛行形態と呼べる大型爆撃機Gホークが真上をゆっくりと飛行している。

オリジナルのパイロットスーツを着たルキアは少し緊張気味であったようだが、

何か変な胸騒ぎを感じていた。

 

ルキア(Gホーク)「なんだろう…変な胸騒ぎがする。グルンガスト弐式、君も感じるかい?」

ギャリー(ネモ)「そういえばルキアって何処から来たの?」

 

ギャリーが質問してきた。

 

ルキア(Gホーク)「あ…えっと北欧の所から…;日本に…」

 

ルキアは何か半々誤魔化す様な感じで返答した。

 

アルティメットブイドラモン「ふぅん…前々から気になってたけどよくグルンガスト弐式と話しているよね。」

ルキア(Gホーク)「なんとなくだけど…グルンガスト弐式が僕に何か伝えてる気もするんです、あの時も彼が呼んでいた…そんな気がするんです。」

アルティメットブイドラモン「あの時の俺も…プロトブイドラモンが呼んでた気がしたけど…気のせいだったかな、偶然落ちてたデジヴァイス手に取ったのはふと思った感じだし。」

ルキア(Gホーク)「…。」

ギャリー(ネモ)「…不思議な事もあるのね、あたしはあんまり思い出したくないけど…アレは。」

アルティメットブイドラモン「ギャリーさん?」

ギャリー(ネモ)「なんでもないわ、気にしないで頂戴。」

甲児(マジンガーZ)「(そういえばゼンガー司令、グルンガスト弐式には特別なシステムがある様な事言ってたっけ…ルキアちゃんもそれの力を引き出せる力があるとか…その関係か?ま、俺もマジンガーZとつながっているから、分かる気はするな)」

 

なおプリキュア、及びグルンガスト弐式の詳しい事に関してはギャリーには伝えてない。

 

鉄人28号「ガォォォォン!」

 

突然鉄人28号が叫びを上げた。

 

グリカウモン「わ、どうしたの!?」

正太郎「今…鉄人のセンサーライトが何か変な周波数を感じたみたいです、わりと弱いみたいですけど…」

 

鉄人28号の首元に乗っていた正太郎がVコンから妙な周波数を感じとっていた。

ルキアも先ほどから妙な胸騒ぎがした、何かが起こる前触れ…気のせいではないかもしれない。

 

 

 

同じ頃、

徹平達がいる所からそう遠くないとある病院の前にて。

桃色の髪をリボンで結ってる鹿目まどかと、青髪の美樹さやかと言う2人の女子中学生

が病院の駐輪所を歩いていた。

 

まどか「上条君には会えなかったんだね…」

美樹さやか「なんか今日は都合悪いみたいだって…わざわざ来てやったのに失礼しちゃうわよねー。」

まどか「あ…」

美樹さやか「ん、どうしたの?」

 

まどかが何かを見つけた、駐輪所の柱に何かのるで空間を裂くような物が出来ていた。

 

まどか「あそこ…」

キュゥべえ「…グリーフシードだ!孵化しかかってる!」

まどかの肩に乗っているキュゥべえと呼ばれる四足歩行動物の様な生き物もじっとそれを見ていた。

 

まどか達には何やら深刻な顔になるが周囲の人達にはどうやらキュウべぇや柱に出来た空間の裂け目は見えないようである。

また柱の裂け目にはグリーフシードと呼ばれる宝石上の物質が刺さっている。

 

まどか「どうしてこんな所に!?」

キュウべぇ「まずいよ、早く逃げないと!もうすぐ結界が出来上がる!」

美樹さやか「またあの迷路が…まどか、マミさんの携帯聞いてる?」

まどか「え、…ううん。」

美樹さやか「まずったなぁ…まどか、先行ってマミさん呼んで来て!あたしはこいつを見張ってる…!」

 

まどか「そんな…」

キュウべぇ「無茶だよ!中の魔女が出てくるにはまだ時間があるけど…結界が閉じたら君は外に出られなくなる!マミの助けが間に合うかどうか…」

さやか「あの迷路が出来上がったら、こいつの居所が分からなくなっちゃうでしょ?放っておけないよ、こんな場所で…」

 

さやかはここでこのグリーフシードを見張ると決めた、どうやらこの病院に気がかりがある様だ。

するとキュウべぇはまどかの肩から飛び降りてさやかに着いた。

 

キュウべぇ「まどか、先に行ってくれ。さやかには僕がついてる!マミならここまでくればテレパシーで僕の位置が分かる、ここで結界を見張っていれば最短距離でマミを誘導できるから!」

美樹さやか「ありがとう、キュウべぇ!」

まどか「あたし、すぐにマミさん連れて来るから!!」

 

まどかはすぐにマミと呼ばれる少女を探しに行った。

その直後、さやかとキュウべぇがグリーフシードが光出した途端に吸い込まれていく。

 

美樹さやか「うわっ!?」

 

そしてそれは別の所でも起きていた。

 

甲児(マジンガーZ)「うわっなんだ!?」

アルティメットブイドラモン「あの病院から変な光が…!」

正太郎「まちがいない、鉄人が反応したのは…あれです!」

ギャリー(ネモ)「えっえっえ!?」

ルキア(Gホーク)「これは一体…うわぁっ!」

 

アルティメットブイドラモン達も病院から流れ込んだ光に吸い込まれてしまった。

 

 

 

ゴォーン…

 

周囲は不気味な空間が広がっている。

病院を意識した様な薄暗い迷路の様な空間だった、しかも道行く道には何か不気味な物体や生物がうごめいている。

とても現実に存在する物とは思えなかった。

 

徹平「うう…な、なんだここ…!?」

 

気が付くと徹平達はその迷路の中に迷い込んでいた。

徹平とユーキの変身が解除されている。

 

ユーキ「さっきまで外にいたのに…!」

ボス(ボスボロット)「お、おい何か変な生き物いるぞぉ…!?」

ヌケ(ボスボロット・サブ)「ぼ、ボシュー!怖いよここぉ!」

ムチャ(ボスボロット・サブ)「ひゃーナマンダムナンマンダム、あんまんだむ!!」

ボス(ボスボロット)「よせやい演技でねぇ!!」

ギャリー(ネモ)「そこ落ち着きないさい!!ちょっとなんなのよここは…!みんな離れちゃダメよ、何が起こるか分からないから!」

 

ギャリーが徹平達に指示していく、ギャリーと戸惑っていたが唯一落ち着いておりうかつに動かない事にした。

 

正太郎「ギャリーさん、随分と落ち着いてますね…」

ギャリー(ネモ)「以前も似たような事あったのよ、全くもう!」

甲児(マジンガーZ)「似た事…?けどそれよりこんな場所があるなんて信じらんねぇよ…」

ルキア(グルンガスト弐式)「ここは…まるで病院の黒い部分…闇の部分が具現化したような、そんな情景にも見える…」

 

Gホークがグルンガスト弐式に変形し着地、ルキアはモニター越しから周囲を見渡す、

突然引き込まれたのにもそうだが、この迷路の様な空間に不安も煽られるのだった。

 

ピピッ!

 

鉄人28号「ガォォォォン!」

正太郎「ルキアさん!」

ルキア(グルンガスト弐式)「この先に人の反応があります!もしかしたら同じ様な事に巻き込まれたのかも…」

徹平「ギャリーさん…!」

ギャリー(ネモ)「そうね…ここで立ち止まってもラチが開かないわ…みんな行きましょう!」

 

グルンガスト弐式のレーダーと鉄人のセンサーライトが人の気配を察知した、ギャリーが先導を取り、すぐにその場所へと向かう。

 

 

キュウべぇ「怖いかい、さやか?」

美樹さやか「そりゃまあ…当然でしょ…」

キュウべぇ「願い事さえ決めてくれれば僕が今君を魔法少女にしてあげられる事もできるんだけど…」

美樹さやか「いざとなったら頼むから…でも今はやめとく。あたしにとっても大事な事だから、出来る事ならいい加減な気持ちで決めたくない!」

 

キュウべぇはさやかに願い事をすれば魔法少女に出来ると告げるが、

さやか自身も願い事には心当たりがあるのだがまだ決めかねていた。

そしていつの間にか目の前に手術中と書かれた檻の中に眠る魔女の卵・グリーフシードの場所へとたどり着いた。

 

その時だ。

横から奇声を上げながら黒い液体がついたメスを持った一つ目をした様な黒ずんだ看護婦の化け物達が沢山やって来た。

 

使い魔「キェキェキェキェ…!!」

 

キュウべぇ「魔女の使い魔だ!!」

美樹さやか「しまった!?」

 

ルキア(グルンガスト弐式)「アイソリッド・レーザー!!」

正太郎「突撃だ鉄人!!」

鉄人28号「ガォォォォン!!」

 

ビィィィィ!!ゴォォォォ…ドォォォ!!!

 

使い魔「ギェェェェェェ!!」

 

グルンガスト弐式のアイソリッド・レーザーと鉄人28号の突進攻撃が使い魔達を一掃した。

 

美樹さやか「えっ!?」

甲児(マジンガーZ)「ルストハリケーン!!」

 

ズシィ!ブォォォォォォ!!

 

マジンガーZの口から放つルストハリケーンで群がる使い魔達を吹き飛ばす。

突然やって来たスーパーロボット達の光景に驚く、さやかの前に徹平とユーキが駆けつける。

 

徹平「大丈夫ですか!?」

美樹さやか「こんな所に…人、ロボット…!?」

ユーキ「それは僕達が言いたいセリフだよ、君もここに迷い込んだのかい?」

美樹さやか「いやあたしは…」

キュウべぇ「珍しいね…この魔女の結界の中に魔法少女や僕に干渉した少女以外が入り込んでたなんて…」

徹平「なんだこの生き物…キツネ?」

ボス(ボスボロット)「なんなのよんあの変な化けもんみたいなの~!?こっちに襲ってくるしよぉ~!」

キュウべえ「ねえここにいる君達、特にロボットに乗っている人達は少し静かに動いてもらえないかな?」

ギャリー(ネモ)「なんなのアンタ…?」

 

 

 

 

その頃、魔女の結界の入り口なっている外の駐輪所にまどかが黄色いロールの髪かがった巴マミと言う少女を連れて戻って来た。

 

マミ「ここね…キュウべぇ、状況は?」

 

キュゥべえ≪まだ大丈夫。すぐに孵化する様子はないよ。≫

 

黄色いロールの髪かがったマミと言う少女が駐輪場の柱の前に出来た魔女の結界を通じてテレパシーを通じてキュゥべえと話していた。

 

まどか≪さやかちゃん…大丈夫?≫

さやか≪平気、平気、さっき大変だったけど今凄い人達と合流して助かったよ!≫

マミ≪凄い人達?≫

さやか≪来れば分かるよ!≫

キュウべぇ≪ただうつかに刺激して卵を刺激する方がまずい…僕もさっきヒヤヒヤしたよ、急がなくていいからなるべく静かに来てくれないかい?≫

マミ≪分かったわ。≫

 

そしてマミはまどかと共に魔女の結界へと入っていった。

まどかとマミもこの不気味な迷路となった病院の薄暗い空間の中を歩いて行く。

 

まどか「間に合ってよかった…」

マミ「無茶しすぎって怒りたい所だけど、今回に限って冴えた手だったわ。これなら魔女を取り逃がす心配は…」

さやか「おーい!よかった間に合った!」

 

さやかの元へとたどり着いた。

マミとまどかも無事合流するが、その同時にさやかの周囲にいる者達に対してまどかとマミも驚きを隠せなかった。

マジンガーZ、鉄人28号、グルンガスト弐式と言ったスーパーロボット。

ネモ、ボスボロットと言うロボット群、そしてそのパイロット達とも顔合わせした。

 

マミ「…驚いたわ、まさかこの結界の中に私達以外にも入っていた人達いるなんて…」

まどか「マジンガーZ…鉄人28号…侵略者と戦ってるスーパーロボットだ…!」

美樹さやか「鉄人か…。」

甲児「君達はこの空間みたいなの何か知ってるようだな。」

徹平「教えて下さい、俺達いきなりこんなとこに引き込まれて…!」

マミ「こうなったら仕方ないわね、いいわよ完結的に説明するわ。」

正太郎「お願いします、僕らもこれじゃ全く行動しようがないので。」

 

マミとキュウべぇはここから徹平達に完結的に説明する事にした。

 

マミ「私は魔法少女、ここにいるキュウべぇと契約を交わす事によって魔女と戦う存在なの。」

ギャリー「魔法少女?魔女?待って、ちょっといきなり分からないんだけど;」

キュウべぇ「まあ落ち着いてよ、簡単に言えば僕が願い事を叶えると引き換に契約する事によって魔法少女になるんだ。」

ルキア「願い事…?」

キュウべぇ「そうさ、なんでもいいのさ。」

ユーキ「(この間のプリキュアって子達とはなんか違う雰囲気だな…)」

 

マミ「この空間は魔女が生み出した結界、言わば魔女達は私達人間の敵と言った所かしら。」

キュウべぇ「そしてこの結界の中にいる魔女の標的とされた人間達は原因不明の自殺や殺人…間接的に害を与えている事になる。」

甲児「じゃあ、マミちゃん達魔法少女ってのはその魔女と戦う存在って事なのか。」

まどか「私とさやかちゃんは…まだ魔法少女じゃないけど…」

美樹さやか「そういえば紹介まだだったね、あたしは美樹さやか。」

まどか「鹿目まどかです…」

マミ「巴マミよ、よろしくね。」

 

ボス「さやかと同じ名前?こりゃまた偶然だわさ。」

甲児「ホントだ。俺は兜甲児。でこっちにいるのはボス、ヌケ、ムチャで。」

ヌケ、ムチャ「俺達オマケ扱い~?」

正太郎「金田正太郎です。」

美樹さやか「…ねえ、正太郎君はそのコントローラーで鉄人を動かしているんだよね?」

正太郎「はい、このVコンで。」

美樹さやか「…」

正太郎「美樹さん?」

 

さやかが鉄人28号を見ると何か浮かない顔をし始めた。

その理由は鉄人に何かあった様である。

 

 

 

以前の話である。

 

 

ズシィンズシィン!!ドガァァァァァ!!!

 

鉄人28号「…」

ブラックオックス「…」

ブランチ「よく聞け!!鉄人は今からこのロボットマフィア・ブランチ一味の物となった!!鉄人、ブラックオックスよ、逆らう奴らを全て破壊しろ!!」

 

 

ロボットマフィアのボス・ブランチが鉄人の首元に立ち、Vコンで鉄人に街を破壊させていた。

以前鉄人28号は悪の手に落ちVコンが奪われた事があった。

その影で起きていた事だ。

 

 

上条「うわぁぁ…!!」

美樹さやか「恭介!しっかりして!」

 

瓦礫の中で彼女の幼馴染である上条恭介、さやかが身を隠していた。

この時悪の手に寄って破壊の限りを尽くした鉄人、もう一体のブラックオックスと呼ばれる黒いロボットの猛攻に巻き込まれて腕に大怪我をしてしまったのだ。

 

美樹さやか「…く!」

 

この後鉄人とVコンは正太郎とICPOが無事奪還した様だが、

上条恭介には大きな傷を残し、彼が叶えようとしていたヴァイオニストの夢を絶たれてしまったのだ。

そしてこの結界で発生している病院にその恭介も入院している。

 

美樹さやか「…」

正太郎「美樹さん?」

美樹「あ、なんでもないよ…」

さやかはあえて正太郎には自分に起きた事実を言わなかった。

 

ユーキ「天馬ユーキ、三年生です。」

マミ「あら私と同い年。」

徹平「俺は月美徹平、よろしく!」

ルキア「僕はルキア、同じくよろしくね!」

まどか「徹平君とルキアちゃん…うん、よろしくね!」

キュウべぇ「…。」

ギャリー「アタシはギャリー、これでもれっきとした軍人よ。」

美樹さやか「オネェ…?おっとと、軍人さんがどうしてこんな所に…」

ギャリー「訓練の帰りに巻きこまれちゃってねー。」

 

皆が自己紹介する中、キュウべぇは徹平とルキアの顔を見渡した。

キュウべぇは2人に関して妙な違和感を覚えていた。

 

キュウべぇ「(この2人…他の人間とは何か違う、なるほどそういう事なんだね…)」

マミ「話を続けるわね、この結界の中に潜む魔女には色んなタイプがいるの、さっき美樹さんを襲ったのは恐らく使い魔…魔女が生み出した物ね。」

正太郎「僕達さっきその使い魔達と戦ったんですけど、キュウべぇに言われて暴れるのはやめて欲しいって言われたんですが…」

マミ「魔女の卵グリーフシードに刺激を与えるといけないからよ。」

徹平「グリーフシード?」

マミ「そう、魔女が孕んだ卵よ。そこから時間がたって、グリーフシードを中心にこんな感じの結界が生まれてそこに魔女の世界が広がり使い魔達が出て来るの。そこから魔女が生まれれば人間に…」

ユーキ「刺激を与えるといきなり魔女が生まれるって事か…」

ルキア「とても厄介な話だね…」

マミ「そして私達魔法少女が戦って倒す、魔女が新たにグリーフシードを孕んで魔女の被害を広げない為にも…そしてそのグリーフシードと言うのは…アレよ。」

 

マミが指さす方向にはさやかが見つけた檻の中のグリーフシードがある。

 

徹平「ぶっ!?」

ギャリー「あれが…!?」

甲児「だったらこんなの早く潰しちまおうぜ!!」

キュウべぇ「待って、マミ!!」

 

その時檻上の手術中のライトが消えて、中のグリーフシードの様子が変化した。

 

キュウべぇ「グリーフシードが動き始めた!孵化が始まる!」

美樹さやか「え!」

マミ「OK、分かったわ。今日と言う今日は速攻で片づけるわよ!!」

正太郎「マミさん!?」

 

するとマミはソウルジェムと呼ばれる宝石状のアイテムを出す、オレンジのソウルジェムの光に包まれてマミはブラウスとスカートにベレー帽やコルセットを組み合わせたクラシカルな形状の魔法少女となった。

 

徹平「ま、まさに魔法少女だ…!」

 

そしてこの空間に大きな変化を起こし、まるでお菓子やケーキが盛り上がる様に空間が広がった。

さらにとてつもない数のネズミの様な使い魔達が現れた。

 

甲児「な、なんだ!?」

ギャリー「みんな機体に乗って!」

ユーキ、徹平「デジヴァイス起動・ロード!!」

そして皆はそれぞれの機体に乗り込む、正太郎は鉄人28号の首元に乗り、Vコンで鉄人をコントロール。

徹平とユーキはアルティメットブイドラモン、グリカウモンへと変身した。

 

まどか「で、デジモンになった!?」

アルティメットブイドラモン「俺達も手伝います!」

マミ「助かるわ!」

 

マミが先陣を切り、無数マスケット銃を召喚した。

そのうちの一本の銃を手に取り、襲ってくる使い魔に発砲、

横から次々と襲ってくるが、マミは身軽に銃にて迎え撃ち、打ち抜いていく。

 

バァン!バァン!バァン!

 

甲児(マジンガーZ)「なんだあの子!?すげぇ銃撃技だぜ!」

ルキア(グルンガスト弐式)「すごい…これが魔法少女の能力…!」

 

沢山のマスケット銃の持ち替えながらマミは方向転換して次々と発砲していく。

使い魔達は次々と撃ち落とされていった。

さらに身体から取り出す様にマスケット銃を次々と召喚し一気に使い魔達を打ち抜いて行く。

 

ドシュンドシュンドシュン!!

 

使い魔達「!?」

 

ギャリー(ネモ)「アタシ達も負けてられないわよ!!」

正太郎「いくぞ鉄人!」

鉄人28号「ガォォォォ!!」

 

ネモがビームライフルを構えて迫りくるネズミの様な使い魔達を攻撃する。

しかし使い魔達も負けておらず、ネモに噛みついてきたり、体当たりをぶちかまして来る。

 

使い魔「!」

 

そこから鉄人28号がハンマーパンチを叩き付けて使い魔達を吹き飛ばしていく。

 

甲児(マジンガーZ)「よーし!光子力ビーム!!」

ルキア(グルンガスト弐式)「マキシブラスター!!」

 

ビィィィィ!!バァァァ!!

 

使い魔達「!?」

 

ドォォォォォン!!ドォォォォ!!

 

さらにマジンガーZは首を振りながら光子力ビームで使い魔達の攻撃、グルンガスト弐式もマキシブラスターで蹴散らして行く。

 

マミ「あっちもすごいわね、流石はスーパーロボットってとこかしら。」

 

美樹さやか「凄いよ…これならもう魔女なんて怖くない!」

まどか「あっ!?」

 

ドーナツの様な岩影でまどかとさやか、キュウべぇは隠れて見ていた、

その隣では正太郎がVコンで鉄人をコントロールしている。

しかしそこへ使い魔達が襲い掛かった。

 

使い魔「ギェェェェ!!」

美樹さやか「うわっ!?」

正太郎「美樹さんあぶない!」

 

使い魔が牙をむき出しさやかに飛び掛かる、そこへ正太郎がかばいギリギリが回避した。

だがすぐさま使い魔が方向転換し襲い掛かる。

 

アルティメットブイドラモン「フレイムサーベル!!」

グリカウモン「メガナックル・バイソンシュート!!」

 

スパァァァァン!!バシュゥン!!

 

アルティメットブイドラモンがフレイムサーベルで使い魔を叩き斬り、

グリカウモンがメガナックル・バイソンシュートの光弾を放つと使い魔達に命中一掃していく。

 

アルティメットブイドラモン「大丈夫!?」

まどか「ありがとう!」

グリカウモン「それはどうも!」

正太郎「ふう…」

美樹さやか「…正太郎君、怪我はない?」

正太郎「…あ、大丈夫です。」

 

 

ボス(ボスボロット)「いやぁぁぁぁこっちこないでぇぇぇぇん!!」

ギャリー(ネモ)「ボス!?」

使い魔達「!!」

 

使い魔達がボスボロットのボディに群がっていった、

すると使い魔達はボロットのボティをまるで白アリの様に食べて行く。

 

ヌケ(ボスボロット・サブ)「ひゃぁぁぁぁこんなの聞いてないよぉぉぉ!!」

ムチャ(ボスボロット・サブ)「だじげでぇぇぇぇぇ!!」

使い魔達「ムシャムシャムシャムシャ!!!」

 

ボスボロットの頭部を除く全身に使い魔達が集まっていた。

ボス達はボロットの頭部のコクピットでうちわやしゃもじなど振り回して悲鳴を上げて震えていた。

 

甲児(マジンガーZ)「なんてこった!!」

マミ「任せて!!」

 

マミはそのまま軽やかに飛び跳ねながらマスケット銃を振り翳して撃っては投げて、次の銃を召喚し、ボロットに群がる使い魔達を打ち抜いて行く。

 

バァンバァンバァンバァン!!

 

ボス(ボスボロット)「ぎぇぇぇぇぇ!!」

 

そして最後に投げたマスケット銃で使い魔達をブーメランみたいに次々と投げて使い魔達を蹴散らしていく。

そしてボスボロットへの脅威はさったがボロットは上半身と頭部だけ残っており、あとは食われてしまったようだ。

 

マミ「大丈夫!?」

ヌケ、ムチャ(ボスボロット・サブ)「神様仏様マミ様~!!」

ボス(ボスボロット)「好き、好き、マミちゃん大好きよ~ん、チュ、チュ、チュのチュ~!」

マミ「あらやだ、てれちゃうわ。」

 

ヌケ、ムチャはマミを崇拝し、ボスは投げキッスをかけて来た。

そんな状況を上からもう一人の黒髪の少女が眺めていた。

 

ほむら「…どういうことなの、魔法少女以外にもこの結界の中で戦っているなんて…。」

 

まどか達と同じ制服を着ている暁美ほむらと言う少女だ、

彼女もまた魔法少女であるが…。

 

甲児(マジンガーZ)「あぶなかったぜ…」

アルティメットブイドラモン「ねえあれは!?」

マミ「!」

 

ドォォォォン!!

 

キュウべぇ「気を付けて、出て来るよ!!」

 

すると天井からクリームが流れるかの様に黒い空間に白い物が混ざってくる。

この広間の中心に立つ、椅子の上にお菓子の箱の様な物爆発し、その中から頭がまるでキャンディの袋みたいな小さな妖精的の魔女が出現した。

 

シャルロッテ「…」

 

まどか「魔女…!!」

グリカウモン「え、あれが…?」

ルキア(グルンガスト弐式)「あんな小さいのが…?」

甲児(マジンガーZ)「魔女って言うから俺はてっきりイカツイバーサンが出て来るかと思ったぜ…。」

マミ「せっかくの所悪いけど、一気に決めさせて!!」

 

そのまま椅子から落ちてくるシャルロッテをマミはマスケット銃を駆使して殴りかかる。

 

バシィ!

 

シャルロッテ「…」

マミ「もらうわよ!!」

 

バンバンバンバン!!ガコン!

 

さらにマスケット銃による連射、そしてマミは自分の胸のひも状のリボンを巨大な大砲に変え、巨大な砲弾で吹き飛ばした。

 

マミ「ティロ・フィナーレッ!!」

 

ドォォォォォォォン!!!

 

ボス(ボスボロット)「うえっ!?ひゃぁぁぁぁぁぁ!?」

 

大砲の砲弾の威力と衝撃でボスボロットの巻き添えをくらい、

そのまま頭部が吹っ飛んでしまった。

 

ボス、ヌケ、ムチャ(ボスボロット)「あれまぁぁぁぁぁ!?」

 

美樹さやか「やったぁ!」

正太郎「すごい…マミさんはあんな戦い方ができるなんて…!」

ギャリー(ネモ)「けどなんかあっさり過ぎない?拍子抜けしちゃうわ。」

 

 

シャルロッテが倒したと思ったその瞬間だった。

爆風から出てきたシャルロッテの口から蛇の様な長い身体が飛び出して来たのだ。

 

マミ「えっ!?」

 

第2形態と呼べるシャルロッテが一瞬でマミの元へ飛んで来た、

その速さは徹平達も追いつけないほどだった。

 

アルティメットブイドラモン「マミさん!!」

まどか「ああっ!」

甲児(マジンガーZ)「なっ!?」

 

シャルロッテ「ガァ!!」

マミ「!」

 

マミの前でシャルロッテが口を開くその瞬間。

 

 

ボス(ボスボロット)「ギャアアアアアアアア!ドタンコォォォ!?」

 

ゴォォォォォォォォォン!!!

 

まどか・美樹さやか「えっ!?」

マミ「!?」

 

シャルロッテの真上に吹き飛んだボスボロットの頭部が落下、激突した。

 

シャルロッテ「!?」

ボス(ボスボロット)「いやぁ~ん!お尻がふたつに割れちゃったじゃなのさ~!!」

 

マミ「…ハッ!!えいっ!!」

 

ゴォォン!!

 

シャルロッテ「!」

 

マミがマスケット銃でシャルロッテを殴り、一旦後退した。

 

ルキア(グルンガスト弐式)「マミさん!!」

マミ「…あ、あぶなかったわ…」

 

美樹さやか「ビックリした…」

まどか「ねえ、あれ…」

 

まどかが指さした方向には。

 

ボス(ボスボロット)「くそぅ!もう今日はなんなのよぉん!」

ヌケ(ボスボロット・サブ)「も、もう勘弁して下さいよぉぉ~!!!」

ムチャ(ボスボロット・サブ)「悪霊退散悪霊退散~!お助けぇぇぇ~!!!」

ボス(ボスボロット)「やかましいひっつけがましい、耳元で喚ぐない!!」

シャルロッテ「ガァァァァァァ!!!」

 

今の出来事で激怒したシャルロッテがボスボロットの頭部に襲いかかった。

ボス、ヌケ、ムチャは絶叫しながらボロットの中でまるでハムスターが走るように転がりながらにげまわった。

 

ゴロゴロゴロゴロゴロ!!!

 

ボス(ボスボロット)「ちょいと、あんた、カッコいい男前のボロット食ったっておいしくないわよん!!!」

シャルロッテ「ガァァァァァァ!!」

 

それでもなおシャルロッテは追いかける、

口を開いて牙を見せつけてボロットの頭部に噛みついた。

 

ボス(ボスボロット)「もうどうしてくれるのょん、ちびっちゃったじゃないのさ!だから食べちゃだめだわさ、ちょっと聞いてんのぉこのスットコドッコイの魔女さ~ん!?」

 

甲児(マジンガーZ)「ロケットパーンチ!!」

 

ドォォォォ!!

 

マジンガーZの右腕が発射されたロケットパンチがシャルロッテに殴り掛かった。

 

シャルロッテ「!?」

 

その衝撃でシャルロッテが噛んでいたボスボロットの頭部が解放された。

 

ヌケ、ムチャ(ボスボロット・サブ)「寿命が100年縮んだよ~!!」

ボス(ボスボロット)「もうカンベンしてくれよぉ~…」

ギャリー(ネモ)「アンタ達は全くもう…;」

 

 

正太郎「鉄人!魔女を叩きのめすんだ!!」

鉄人28号「ガォォォォ!!」

シャルロッテ「!!」

 

鉄人28号が一気に背中のジェットを噴射して、突撃。そのままストレートパンチでシャルロッテに殴り掛かった。

 

ドゴォォォ!!ドガァバギィィバキィ!ゴォォ!

 

シャルロッテが直撃を受けて怯んだ瞬間、

さらに鉄人は連続で殴って蹴っていく。

 

正太郎「そこだ!行けぇ!やれぇ!」

まどか「正太郎君…凄く本気になってる…」

 

正太郎はVコンのレバーを引き上げて叫ぶ。

さらに鉄人はシャルロッテの尻尾の掴み自分事を振り回し、投げ飛ばした。

 

ブゥンブゥンブゥンブゥン!!!

 

正太郎「もう一撃だ、鉄人!!」

鉄人28号「ガォォォォ!!」

 

そこから鉄人は右足を尖らせて、そのままシャルロッテに向かってキックを仕掛けた。

 

ドォォォォ!!

 

シャルロッテ「…!!」

 

シャルロッテはもうボコボコになってやや放心状態になっていた。

さらにそこからグルンガスト弐式が飛び掛かり、

 

ズシィィィン!!

 

シャルロッテ「!?」

ルキア(グルンガスト弐式)「必殺!弐式爆連打ぁ!!」

 

ダダダダダダダダダダダダ!!!!ドォォォッ!

 

グルンガスト弐式の連続パンチでシャルロッテにさらに畳みかけた。

 

アルティメットブイドラモン「今度はアルティメットフレアァァ!!」

 

アルティメットブイドラモンの右手から放つ炎のレーザーが地面に叩き付けられたシャルロッテを襲う。

今度はシャルロッテがとびかかり、口を大きく開き牙をとがらせてマジンガーZの頭部を丸のみした。

 

 

ギャリー(ネモ)「甲児!!」

 

 

バキィッ!

 

しかしシャルロッテの歯が逆に折れてしまった。

マジンガーZの超合金Zのボディには傷ひとつつかなかったのだ。

 

甲児(マジンガーZ)「へっ超合金Zのボディにそんな噛みが通用するかよ、それとも周りがお菓子だらけで歯がボロボロなんじゃねぇのか!?光子力ビーム!!」

 

ビィィィィ!!

 

シャルロッテ「!!」

 

シャルロッテの口の中でマジンガーZが光子力ビームを放った。

光子力ビームはシャルロッテの喉を貫き、その衝撃でシャルロッテは思わずマジンガーZを解放してしまった。

 

 

ドォォォォッ!!

 

 

甲児(マジンガーZ)「ブレストファイヤー!!」

 

すかさずマジンガーZがシャルロッテの前で胸を広げ胸の放熱板から放つブレストファイヤーがシャルロッテに浴びせた。

最後にマミがもう一度大砲を構えて、狙いを定めた。

 

マミ「トドメよ、ティロ・フィナーレ!!」

 

ドォッ!!

 

シャルロッテ「!?!?!?!?!?!?」

 

シャルロッテはそのまま四散し、魔女の戦いを終わらせた。

その同時に結界は消滅、元の駐輪所の前に戻っていく。

 

 

 

 

外はすっかり夜になっていた。

片隅に小さなグリーフシードを転がり、マミはそれを拾う。

 

ユーキ「それってグリーフシード!?」

キュウべぇ「大丈夫、その状態なら安全だよ。むしろ役に立つ貴重な物だ。」

ルキア「貴重な?」

マミ「見て、私のソウルジェム少し濁ってるでしょ?」

甲児「それって変身アイテムみたいな奴かい?」

マミ「そん所かしら、見てて…」

 

マミは左手に自分のソウルジェムをかざし、右手にグリーフシードをかざす。

するとソウルジェムの濁った部分がグリーフシードに吸収されていった。

 

マミ「これで私の魔力は元通り、魔女退治の見返りはこれ。」

キュウべぇ「魔法少女達の持つソウルジェムは魔力を使うほど濁って輝きが失ってしまうんだ。だからこうして定期的に魔女を倒して、濁りを回避しないといけない。」

徹平「つまり…魔力を回復させるにはその濁りをなんとかしないといけないって事かな。」

正太郎「少し面倒なゲームの消費エネルギーって感じでしょうかね。」

キュウべぇ「…。」

 

美樹さやか「やっぱりマミさんは強いな~!」

マミ「見世物じゃないのよ、一瞬あぶなかったし…ボスさん達が助けてくれなかったらどうなっていたか。」

ボス「いやぁんそういわれる照れるぅ~そう、この俺様がカッコよく駆けつけて颯爽とお取りになってやっただわさ!」

ヌケ、ムチャ「まーた調子いい事いって。」

ギャリー「全然懲りてないわね…;」

 

まどか「それに…今回はこんなに凄い人達も一緒だったし…」

 

まどかはそう言うと周りにいる彼ら。

徹平、ユーキ、甲児、ルキア、ギャリー、正太郎、ボス、ヌケ、ムチャ達。

奥に立つマジンガーZ、鉄人28号、ネモ、ボスボロットの頭部を見て思った。

 

美樹さやか「それから正太郎君、さっきはありがとう。」

正太郎「いえ僕は別に…」

美樹さやか「やっぱり正太郎君はいい子だし、本当は鉄人だってみんなを守るヒーローなんだよね…」

正太郎「はい、僕がこのVコンを握る限り…もう絶対に悪い奴らの手には渡しません…!」

美樹さやか「頑張れ正太郎君!」

正太郎「ありがとうございます!」

 

さやかは当初、鉄人に対して嫌な違和感を抱いていたが正太郎の優しさと正義感を見て、その気持ちを改める事が出来たのだ。

 

マミ「…あと一度くらいは使えるはずよ。」

 

そう言ってマミは人気のない影に向かいグリーフシードを投げた、

するとその影から手でつかむ音が、そこから一人の少女が出てきた。

 

ほむら「…」

 

まどか「ほむらちゃん…!」

美樹さやか「あいつ…」

徹平「え、誰?」

 

マミ「貴方にあげるわ暁美ほむらさん、それとも人と分け合うんじゃ不服かしら?」

ほむら「貴方の獲物よ、貴方だけの物にすればいい。」

 

そう言ってほむらはグリーフシードをマミに投げ返した。

 

甲児「おい君も魔法少女なのか?」

ほむら「…」

ルキア「(あの子は…!!)」

 

ほむらは徹平達や甲児達の姿を見ると少し告げた。

 

ほむら「貴方達はこれ以上魔法少女の領域に入らない方がいいわ、下手すれば魔女との戦いに変な歪みが生じるから。とくに…」

徹平「え…」

 

そう言ってほむらは去っていった。

その時一瞬だけ徹平の顔をもう一度確認した。

 

ギャリー「な、なんかしらあの子…」

美樹さやか「凄く感じ悪い奴なんです!」

ユーキ「僕はそうとは思えないけど…」

まどか「もう少し仲良くできればいいのに…」

マミ「お互いにそう思えれば…ね」

ルキア「…」

 

ルキアはほむらを見たとたんに何か表情を変えていた。

 

ボス「ルキアちゃんよぉどうしたんだ?」

ルキア「すみません!僕用事が出来ました!」

徹平「ルキアさん、何処へ!?」

 

皆の制止を振り切り、ルキアはグルンガスト弐式に乗り込む。

そのまま飛行形態のGホークへと変形し飛んで行った。

 

ギャリー「ちょっとルキア!?」

甲児「ルキアちゃん…急にどうしたんだ!?」

まどか「…あれ、キュウべぇがいない?」

徹平「何処いったんだろう?」

 

 

そのまま徹平やまどか達と一旦別れ、

ルキアはほむらの後を追った。

 

そして。

 

キィィィィ…ガシャン、ズシィン!

 

ほむら「…。」

 

とある人気のない空き地にて。

ほむらを発見すると、Gホークはグルンガスト弐式に再び変形。

着地した。

 

ルキア(グルンガスト弐式)「暁美ほむらさんだね!?」

ほむら「…」

 

ほむらはそのままグルンガスト弐式を見上げた。

 

ルキア(グルンガスト弐式)「僕は君に聞きたい事があるんだ、君はこれから先に起こる未来を知っているんだよね!?そこで君は…」

ほむら「…!?どうして貴方がそれを…?」

ルキア(グルンガスト弐式)「本当は僕はこの世界の…」

 

「グゥゥゥゥ…!!」

 

ルキア、ほむら「!?」

 

その時ほむらとグルンガスト弐式の元へ一体の大きな羽と角とかぎ爪を持った化け物が襲い掛かった。

 

ほむら「あれは…ホラー!」

ルキア(グルンガスト弐式)「ホラー!?」

 

さらにそこから狼を象った金色の鎧をと白いマントを纏った騎士の様な戦士が飛び掛かり、剣一振りでそのホラーと呼ばれる化け物を真っ二つに切り裂いた。

 

黄金騎士牙狼「…!」

ホラー「ギャアア!!」

 

ドバァァァァ!!

 

ホラーは一瞬で消滅。

ルキアとほむらの前に現れた黄金の騎士、そしてその騎士は鎧を、いやその姿を解き、白いコートを纏った青年の姿となった。

 

鋼牙「魔法少女か…」

ほむら「そういう貴方は魔界騎士ね…」

ルキア(グルンガスト弐式)「あ、あの人は一体…!?」

 

ルキアは突然現れた鋼牙と呼ばれる青年の登場に驚いた。

 

鋼牙「魔女退治は他の奴に取られた様だな。」

ほむら「別に他人の為に魔女を狩る訳じゃないわ、自分の為よ。貴方の様な魔界騎士は人を守る為に戦っているそうだけど。」

ザルバ「それが魔界騎士の使命だからな、魔女とホラー…どうもこの2つが同時に一辺に出て来るケースが増えている。」

 

鋼牙の指にはめている骸骨を象った指輪がしゃべりだした。

そこへキュウべぇもやって来て答える。

 

キュウべぇ「魔女とホラー…同じ人間を襲う存在として共通点があるのかも知れないね。」

ザルバ「お前みたいな営業回りは色んな所で情報収集見たいだな。」

キュウべぇ「それは褒めているのかい?それとも侮辱してるのかい?だったら少し侵害だよ。」

ルキア(グルンガスト弐式)「…。」

 

ルキアはもうこの状況の理解に戸惑っていた。

 

鋼牙「そこのロボットに乗ってる奴、お前はここから先は関わらないべきじゃない。」

ほむら「悪いけど…私には貴方と話す事はないわ。」

 

そう言ってほむらキュウべぇと鋼牙は姿を消してしまった。

 

ルキア(グルンガスト弐式)「魔法少女に…今の魔界騎士…ダメだ全然分からない…」

 

 

ルキアは頭を抱えてしまった。

彼女は徹平達には明かしてないようだが、ひとつ隠している部分があった。

 

侵略者達と戦う世界の裏側、

そこにはさらに別の物と戦う存在がいる事が明らかとなっていった。

 

スーパーヒーローウォリアーズ 第4話 完

 

第5話 過去の悲戦と悪の思惑 に続く。

 

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