スーパーヒーローウォリアーズ   作:ドラグナイトモン

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この小説は作者の趣味100%で書かれた版権多数+オリジナル要素のクロスオーバー小説となり、スーパーロボット大戦シリーズのオマージュであります。また、それぞれの原作の展開が変わっていたりストーリーもそれぞれクロスオーバー、中にはいるだけの空気参戦の作品もございます。■基本的にはタグに付けられた作品のキャラクターがメインで活躍します、中にはいきなり別の作品のキャラが出てきたりします。なおデジモンは現時点ではオリジナルキャラクターメインとなります、そういった物が苦手な方々はご注意を…。■今回プリキュアメインの回となっておりますがオリジナルキャラの回想にてそれにあるまじき若干のグロテスクな表現も混ざっております、ご注意を…。■ライザの過去と家族にまつわる出来事が明らかになる、そして別の場所で戦うもう一組のプリキュア達はあの小隊と共同戦線?!


スーパーヒーローウォリアーズ 第5話 過去の悲戦と悪の思惑

前回、徹平や甲児達が訓練、後に魔法少女と遭遇していた時と同じ頃。

みゆき達プリキュアやライザ、ホルスが通っている七色ヶ丘中学校の放課後から始まる。

 

 

七色ヶ丘中学校屋上。

 

 

ポップ「それは大変でござったな、まさかプリキュアの存在が知られていたとは…連邦の情報網は侮れんでござる。」

あかね「関心しとる場合ちゃうやろ;」

れいか「問題はゼンガー総司令のお誘いで私達プリキュアがその作戦に参加すべきなのか否なのか…」

なお「ルキアちゃんの事考えるとね…」

あかね「けどウチあの司令官好かへんわ、めっちゃ怖そうで強引な感じしてなぁ…」

 

 

ゼンガーの作戦参加の誘いを受けたみゆき達は屋上のベンチでメルヘンランドから来たキャンディの兄である妖精ホップにその事を相談している。

そんな中みゆきだけは何か考え込んでいた。

 

やよい「ルキアちゃん今どうしてるだろう、やっぱりグルンガスト弐式の訓練なのかな?」

みゆき「…」

なお「みゆきちゃん?」

 

みゆき「…私達プリキュアは今バットエンドにするバットエンド王国と戦ってこの世界を守っているんだよね。」

あかね「そりゃ当然や、バットエンドから世界を守る!それがプリキュアやろ?」

みゆき「うん…けど私ちょっと思ったんだ…」

キャンディ「クル?」

 

みゆき「私達はこうしてプリキュアとして戦っているけど、私達の知らない世界では他にも色んな人達が侵略者と戦って沢山の人達を守っているんだよね…」

れいか「はい、鉄人28号を操る金田正太郎君、マジンガーZの兜甲児さん、そして…」

 

ライザ「この俺だろっ!」

やよい「わわっ!?」

 

突如みゆき達の背後からライザが飛び出して来た。

後ろにはホルスもいる。

 

あかね「なんやいつの間に!?」

ホルス「すみません、急に…」

れいか「あ、いえ…」

 

ライザ「俺達デジモンガーディアンズも忘れちゃ困るぜ!俺とホルスも普段から学校に通いたくとも、毎日戦いの日々に明け暮れて…」

なお「それよりライザ今何時だと思ってるの!?放課後だよ放課後!!」

 

なおの言う通りライザはデカい態度で今学校に登校して来たのだ、放課後に。

 

ポップ「このお二方がライザ殿とホルス殿でござるか。」

ホルス「妖精…?」

ポップ「拙者メルヘンランドから来た風来坊のポップと申す、プリキュアの皆のサポートを務めておりますゆえ…」

ホルス「これはご丁寧に…」

 

ホルスとポップは丁重に挨拶を交わす中、

ライザはなお達にこの時間に学校に来た事に言い詰められていた。

 

ライザ「なんだよ、学校に顔出したぐらいまだいいじゃないか~」

なお「授業なんてとっくに終わってるのにアンタは…;」

やよい「ライザ君…今日はこの辺りじゃ侵略者なんて出てきてないよ?」

れいか「ライザさん、先生も怒ってましたよ、ちゃんと授業を受けないとこれから先の貴方の為になりませんよ。」

ライザ「朝っぱらから学級委員長はキツイね~」

あかね「もう夕方近くなっとるやろ!」

ライザ「なんだよ、学校と職場に最初に顔出す時はおはようございますから始まるだろ。」

 

ライザはなおとれいかの説教に耳を塞ぎながら自分の怠慢を誤魔化していた。

 

ホルス「家の先輩が全くもって迷惑をかけます…。」

ライザ「俺がダメ人間みたいに言うな!」

なお「ホルス君も大変だね、こんな出来の悪い先輩だと。」

ライザ「もういいもういい!それよりお前ら結局ゼンガー司令の誘いはどうするか決めたのか?」

 

みゆき「…」

やよい「それはまだ…」

ホルス「先ほどみゆきさんが何か言おうとしたみたいだが…」

みゆき「え…あぁ、うん。さっきの話の続きだけどね…」

 

ホルスに聞かれ、みゆきはもう一度さっきの話を再開する。

 

みゆき「私この間の機械獣達と戦った日から少し疑問に思ったの、この世界を狙っているのはバットエンド王国だけじゃないって分かった。私達や周りのみんなはもしかしたら今すごくハッピーなのかも知れない、けど世界を見渡したら…今何処かで侵略者によって苦しんでる人達がいるって事を知ってそんな私には何が出来るんだろうって…」

 

ライザ「…」

やよい「…」

ポップ「うむ…」

みゆき「だから私思ったの…プリキュアとして、私達として出来る事をやってみたいって…!」

れいか「たしかに今この時代だからこそ、沢山の人達の笑顔を守る為に戦う私達は今、自分達目ので世界を見るいい機会かもしれませんね…。」

ライザ「決まったな。」

みゆき「私達プリキュアも…この作戦に参加する!!」

 

みゆきが決心し立ち上がった。

 

キャンディ「ほ、ホントにクル~!?」

あかね「マジなん…けど、そやな。敵はもうバットエンド王国だけやあらへん、ウチも我慢の限界や!やってやるで!」

なお「私も賛成、それにルキアちゃんだけに重い荷を背負わせる訳にはいかないからね!」

やよい「みんなで力を合わせよう、それにマジンガーZや鉄人の様なスーパーロボットと一緒に戦えるなんて滅多にないチャンス!」

ホップ「うむ、この世界は今バットエンド王国以上に厄介な悪がいるのも事実…世界を守る伝説の戦士として、己の心を更に強く事もできるでござる。拙者も皆の衆をサポートするでござるよ!」

 

プリキュア達も答えは決まったようだ。

そこにライザがある質問をしてきた。

 

ライザ「で…俺達はこれからまずアメリカに飛んであっちの防衛チームと合流してアジア方面とかで作戦展開して行くんだけど、お前等身内に言わなくていいのか?」

 

みゆき「…」

 

ライザの言う内容を聞いて決心のついたみゆき達は一瞬で固まってしまった。

 

やよい「うわぁぁぁどうしよう~!!」

みゆき「お父さんお母さん達に黙ってそんな長い間遠くに行けないよ~!!」

なお「よく考えたら私達はパスポートとかすぐに用意できないし…」

あかね「プリキュアの事家族に説明できへんし、こんな作戦もっての他やん!」

れいか「子供だけで海外旅行…では誤魔化せなさそうですね…」

 

ホルス「伝説の戦士にも弱点はあったか…」

ライザ「やっぱり所詮家族とのんびり暮らしてる民間人にぁ無理な話だったな~。」

あかね「ちょっとまちぃ!うち等は家族に心配かけん様に思っとるだけや!」

やよい「ライザ君の言い方…ちょっとカチンって来たかも…!」

 

ライザの一言があかね達を怒らせた様だ。

そんなライザは背を向けてまるで家族の存在を小馬鹿にするかの様に言葉を続けた。

 

ライザ「へっ家族とヨチヨチ暮らしてるお子ちゃまの参加は結局無理って言ってるだけじゃないか、俺やホルスみたいなのは、そんなのに縛られず気ままに戦えるからいいけどさ!」

みゆき「そんなのって…」

なお「ライザ!!今のは聞き捨てならないよ、家族は私達にとって大事な人達だよ!みんな今それを考えているのにアンタ…アンタだって家族…」

 

なおが立ち上がり一直線にライザに向かって怒鳴って来る。

するとライザが歯を噛みしめ、

 

ライザ「うるせぇ!!何が家族だ!俺は…俺とホルスはお前等とは違うんだよ!!くそっ!!」

れいか「ライザさん!」

 

ライザは逆切れし、そのまま立ち去ってしまった。

 

ホルス「…」

キャンディ「み、みんな…」

ポップ「ホルス殿…一体何があったでごさるか?」

ホルス「…」

やよい「そういえば私、2人の事まだよく聞いてなかったけど…」

あかね「…家族どないしたん?」

 

ホルス「…俺とライザはこれまで生きて来た境遇は少し違いますが、共通点はひとつだけ…両親が紛争で亡くなったんです…」

 

みゆき「!!」

れいか「そんな事が…」

なお「…!」

ポップ「なんと…」

ホルス「物心つく前に…だから俺達は両親の顔を見た事がありません、気が付いた時には俺は祖国の修道院で育ち…ライザは連邦軍のある基地で育てられていたそうです。」

 

なお「…ごめん、私そうとも知らないで…」

ホルス「いえ、気にしてないです。ただ…俺よりライザの方がずっと辛い経験を背負っていると思います…俺はまだ修道院で家族と呼べる人達と過ごしていたから…」

みゆき「それってどういう事…?」

ホルス「本人から聞いた話です…」

 

ホルスはそういうとライザの過去を知ってる範囲でみゆき達に話始めた。

 

 

その頃ライザは七色ヶ丘中学校校門前にバックを持って柱に立っていた。

 

ライザ「…(俺にだって…俺にだって家族はいたさ…)」

 

ライザはテツザンモンのDSCを入れているデジヴァイス・Dドラグーンを握りしめて過去に自分に合った事を振り返っていた。

話は数年前の出来事になる。

 

 

 

 

 

ある国の小さな村の病院。

 

「オギャー…オギャー…」

 

病室の小さなベッドで赤ん坊が産声を上げていた、

そのとなりのベッドでその赤ん坊を出産したとされる母親と、

椅子に座って赤ん坊を見つめる父親が幸せそうに赤ん坊を可愛がっていた。

 

 

 

 

しかし、そんな幸せな光を小さな火が全て破壊したのだ。

 

ヒュゥゥゥ…ドォォォォォォォォォォ…!!

 

突如起きた爆発が村を、病院を襲い燃やしていった。

当時一年戦争で敗れたとされるジオン軍残党のモビルスーツの一部隊が村を襲撃したのだ。

ジオンは一年戦争終結時に地球連邦政府と終戦条約を結び事実上では戦争は終結したはずだった。

しかし地上と宇宙に残った残存勢力は一部でゲリラ戦を繰り広げていたのだ。

その結果村は壊滅、住人は全員死亡したとされている。

 

しかし。

 

「オギャー…オギャー…。」

 

連邦兵「スパイル中尉!」

ゼム・スパイル「どうした?」

連邦兵「生存者です、ただ…この赤ん坊一人の様ですが…」

ゼム・スパイル「…なんてこった…、よく見りゃ生まれたばかりのガキじゃねぇか。」

 

全滅した村の救援に来ていた連邦軍のとある部隊。

その隊の隊長を務める屈強な大男であるゼム・スパイルは連邦兵が抱きかかえていたタオルで包まれたその赤ん坊を抱えて顔を見渡した。

すると先ほどまで爆発の恐怖で泣いていた赤ん坊は笑顔になっていた。

 

「…キャッキャッ♪」

ゼム・スパイル「なんだお前、俺の顔がそんなにおかしいのか?…」

 

ゼムはその赤ん坊を抱きかかえながら、焼けた病院の前まで来てみた。

するとその中にはこの赤ん坊の親と思われる2人の焼死体が発見された事を知る。

そして再び赤ん坊を見つめると、服の隅に、ライザと言う名前が書かれていた。

 

ゼム・スパイル「…そうか、お前はライザって言うのか。」

ライザ「ハゥ?」

ゼム「…よーし、いい子だ。腹減ったろ、ミルクでもやっておくか。」

 

ライザはこの時このゼム・スパイルと言う男に拾われて育てられた。

ゼムは自分が隊長と務める基地で数年間、部下と共にライザを育てていったのだ。

 

 

そして数年後、ライザが5歳になった頃だ。

 

連邦軍・とある基地の食堂。

 

 

ライザ「俺にも使わせろぉ~!!俺だってやるんだっ!」

連邦兵「お前バカ言うなよ、そんな成りのガキに銃ははえーっての。」

フライモン「へっへっへ、どうしたライザぁ、まさか戦うって言うのか?」

ライザ「そうだぁ!俺だって戦うんだぁ!!」

 

すくすくと成長してなって皆と話せるようになったライザは食堂の真ん中で一人の連邦兵から銃を取ろうと暴れていた。

周りの兵士達はそんなライザをからかう様にいじっていた。

 

フーガモン「お前はまだ玩具の水鉄砲が似合ってるっての!」

連邦兵2「それともアレか、音の鳴るピストル欲しいってか?」

ライザ「バカにすんなぁ!!こんにゃろっ!!」

連邦兵「うわっ!?」

ライザは勢いよく飛び掛かり、一人の連邦兵の上にまたがり転ばした隙をついてその兵の銃の持ってしまった。

 

連邦兵「ば、馬鹿止めろ!!」

ライザ「へへーん…うわっ!」

 

バリィィィィィン!!!

 

ライザが銃を持ったとたん、誤って引き金を引いてしまい、天井の照明のガラスを粉砕してしまった。

 

ライザ「…ギャァァァァァァ!!!」

連邦兵「お、お前ぇぇぇぇぇ!!!」

 

 

そしてその事聞いたゼムから。

 

ゼム・スパイル「この大馬鹿野郎がっ!!」

 

バギィ!

 

ライザ「いだぁぁぁ!!」

 

激怒したゼムがライザに思い切りパンチを与え、さらにそのまま引っ張り掴み、お尻叩き始めた。

 

ゼム・スパイル「てめぇ自分が何したか分かってんのか!?一歩間違えりゃ死人が出てたんだっ!」

ライザ「痛い痛いっ!!」

ゼム・スパイル「痛ぇよな!?けど万が一だったらこれくらいじゃすまねぇんだぞ!!」

ライザ「ごめんなさいっもうしないからごめんなさい!!」

ゼム・スパイル「…よーし…分かったんならこれ位にしてやる。」

 

ゼムはライザの尻叩きをやめ、ライザを解放した。

そして泣きじゃくるライザの顔を見て、真剣に話した。

 

ゼム・スパイル「いいか、ライザ。銃ってのはホントの覚悟がある奴だけが持つ事を許される武器なんだ。生半可な奴が持って振り翳したらやられるのは真っ先に自分だ。お前がもっと男らしくなった時、本当の戦場で戦う覚悟が出来た時だ、お前が銃を持つ資格を与えられるのは。」

ライザ「はい…わかりやしたぁ…えぐっ」

ゼム・スパイル「お前はきっと強い男になれる…俺はそう思うぜ!」

 

ゼムは最後に笑顔でライザに告げた。

 

ライザ「ホントっ!?」

ゼム・スパイル「ああっお前の頑張り次第だがな!」

ライザ「じゃあ俺強くなる!隊長みたいに負けないくらい!」

ゼム・スパイル「ガハハハハ!そん時が楽しみだぜっ!」

 

ゼム・スパイルとライザは周囲から見てもホントの父と子の様な関係であった。

ライザはこれまでゼムやその部下達によってこの基地で強く逞しく愛情込めて育てられていたのだ。

夕食時、ライザは他の連邦兵達と肉を取り合あったり、

人間の倍以上の大きさのハチ型デジモンのフライモンの背中に乗って飛び回ったり、

ゼムから直々に訓練を受けて過ごしていく。

 

 

しかし数か月後のある日、その幸せの一時は全て灰となってしまうのだった。

 

 

 

ドォォォォ!!!

 

 

ジオン兵(ザクⅡ改)「この基地は我らが制圧した!!」

ジオン兵(ザクキャノン)「大人しく降伏すりゃいいものを!」

 

ドドドドドドド!!!ドォォォンドォォォ!!

 

連邦兵(ゴドス)「こいつら何処からきやがったんだ!!!」

フライモン「ぐわぁっ!?」

ゼム・スパイル(ジムⅢ)「てめぇら!なんとか耐えしのげ!!」

連邦兵2(ジェノアス)「だ、ダメです!ここはもう…うわぁぁぁぁ!!」

ゼム・スパイル(ジムⅢ)「な…バカやろぉぉぉぉぉ!!!ライザ、上手く隠れてくれよ…!」

 

この基地にジオン軍残党の襲撃を受けていた。

 

ジオンのモビルスーツの代表格の改良型ザクⅡ改、砲撃戦に重点を置いたザクキャノン、

当時の一年戦争後期に置いて投入されたゲルググ等といった部隊がマシンガン、ビームライフルと行った銃撃戦で進軍してくる。

 

対する基地の部隊はゼム・スパイルが当時では最新鋭機であったモビルスーツ・ジムⅢ、ジムシリーズとは別のラインで生産されておりあらゆる戦況に置いてのバランスを重点に置いたジェノアス、二足歩行型の小型ゾイド・ゴドス、後方から連邦軍所属のデジモン達が迎撃をしかけていた。

 

コマンドラモン「もう長く持たない!うわぁぁぁぁ!!」

 

ザクマシンガンの銃撃をまともに受けた、ジェノアスは四散。

その後ろでゴドスが腰の小口径荷電粒子ビーム砲を放つが、

ゲルググがワンステップで軽く避けてしまい、振り翳したビームナギナタの斬撃でゴドスの頭部から切り裂いて撃破される。

 

砲撃が基地の外壁に直撃し崩れ去っていく。

炎上した基地を見たゼム達は劣勢に立たされてしまい、降伏せざるえなかった。

 

 

ジオン兵「デジモン兵達は先に全員始末して正解だった。奴らは縛っても何しでかすか分からんからな。」

 

ゼム・スパイル「ぐっ…」

連邦兵「ゼム隊長…ライザがまだ…」

ゼム・スパイル「今は落ち着け…!なんとか隙を伺う…!!」

 

瓦礫と化した基地に崩れ去る連邦のモビルスーツ群、

生き残った連邦兵達は基地を制圧したジオン兵達に手錠をかけられて座らされていた。

 

ライザ「うう…うぅ…」

 

基地の床下のシェルターでライザが怯えながら隠れていた。

その時彼は基地が攻撃を受ける間際にゼムからこういわれていた。

 

≪いいか、お前は俺達が戻ってくるまで絶対に出て来るな、必ず戻る。男と男の約束だ!≫

 

ライザ「ゼム隊長…怖いよぉ…」

 

ライザはこの言葉をずっと噛みしめて身を隠していた。

そしてその真上の外では。

 

ジオン兵「おい、この床から風が流れてくるぞ。」

ジオン2「何…?よし調べるぞ!!」

 

ゼム・スパイル「なっ…お、おいやめろ!待ってくれ!!」

 

ドォォォ!!

 

ゼムの言葉も虚しく、床下の蓋に爆薬が投げ込まれた。

その爆発で床下は破損。

ライザの悲鳴が響き、ジオン兵の一人に捕まってしまった。

 

ライザ「うわぁぁぁぁぁ!!」

ジオン兵「おい、ガキが隠れてたぞ!!」

ゼム・スパイル「やめろ!そいつに…ライザにだけは手を出すな!!」

 

ドォン!!

 

ライザ「隊長!!」

ジオン兵「捕虜の分際で何言ってやがる!!」

 

ゼムが声を上げた途端、後ろのジオン兵からの発砲で脇腹を撃たれてしまった。

 

ライザ「隊長…くそぉ離せ離せぇ!!」

ジオン兵「じたばたすんじゃねぇよ!!」

ライザ「ヴっ!?」

 

ライザがゼムの姿を見て喚いてしまう、首元を掴んでいたジオン兵が腹を立てライザの顔面に拳をぶつけた。

 

ジオン兵「へへっ…丁度いいや、おいこのガキに戦場がどういう物か見せてやろうぜ。」

ジオン兵2「そいつはいいねぇ…おい銃とかマシンガンとかかたっぱしから持ってこい!!」

 

ライザの顔を見たジオンの兵士が捕虜となっているゼムや連邦の兵士達を見て、

ある案を思いついた。

するとジオン兵達は銃やマシンガンを構えてゼムや連邦兵達に突き付けて来た。

 

ゼム・スパイル「き、貴様ら…やめろ!それだけはやめてくれ!!もう俺達には何もできねぇ!条約と違うだろ!」

ジオン兵「うるせぇ!!このご時世に南極条約なんて知るか!!」

 

ドダァンドダァドダァドダァ!!

 

連邦兵「うわぁぁぁぁ!!!」

 

ドダァン!ダダダダダダダダ!!!

 

ゼム・スパイル「き、貴様らぁぁぁ!!」

ライザ「…ひぁ…うぁぁぁぁぁっ!!!!」

 

まだ幼いライザの前でジオン兵達に寄る、捕虜となった連邦兵達の射殺が実行された。

次々と倒れていき、それでもなおジオン兵達は弾丸を撃ち込んでいく。

当然の如くゼムにも何発も撃ち込まれ、ゼムを倒れ込んでしまった。

 

ゼム・スパイル「ぐぁぁぁぁ…!」

ジオン兵「この野郎まだ生きてやがったか!脳天ぶっとばして、骨ごと裂いてやる!!」

ライザ「やめろぉぉぉぉぉ!!やめろぉぉぉ!!」

ジオン兵2「怖いかぁ、けどなこれが戦場なんだよぉ、もっと目を開いてよく見ろぉ!仲間はみーんなグチャグチャだぁヘッヘッヘッ!!」

 

ライザ「嘘だ…みんな…みんなぁ…」

 

ジオン兵に首元掴まれたライザは大粒の涙を流し、その光景を見せられていた。

その同時にこれまでゼムと一緒に親しんでくれた連邦兵士達と笑いあう姿がライザの脳裏にフラッシュバックされる。

そして今その兵士達は皆無残な姿と化していた。

 

ゼム・スパイル「泣くんじゃねぇ…!ライザよく聞け…お前は必ず生き延びろ…!俺はもう…」

ライザ「…なんだよぉそれ!隊長らしくねぇぞぉっ!!」

 

ゼムが自分の限界を感じ最後にライザに必死に話しかけた。

 

ゼム・スパイル「黙ってきけぇ!!」

ジオン兵「黙るのはてめぇだ!!」

 

倒れ込むゼムの頭にジオン兵の足が踏みつける。

しかしゼムは必死にライザへ問い続けた。

 

ゼム・スパイル「いいかライザ…お前は生き延びれる…俺には分かるんだ…あの時病院からお前を保護した時、お前は生き延びていた…だから俺が死んでもお前は生き延びろ!!」

ライザ「…無理だよ…俺捕まってんもん…!」

ゼム・スパイル「大馬鹿野郎っ!!!てめぇそれでも男か!!ライザ…今が覚悟の時だぜ…!」

 

ライザ「…!?」

ゼム・スパイル「言ったよな、銃を持つのは覚悟を持った戦士だって…今のお前なら…その覚悟が十分にある…!その覚悟を胸に生きていくんだっ!!どりゃぁぁぁ!!」

ジオン兵「うわっ!?」

 

ゼムは両手が手錠に掛けられてるにも関わらず両足だけで起き上り、

勢いで後ろのジオン兵を突き飛ばしライザを掴んでいるジオン兵に体当たりを仕掛けた。

 

ドォン!

 

ライザ「うわっ…隊長!」

ゼム・スパイル「走れライザァ!!俺に構わず走れぇぇぇっ!!!」

 

ゼムの必死の叫びで、解放されたライザは泣きながら震えながらも走り出した。

追いかけようとするジオンの脚にゼムは噛みつき、抵抗する。

 

ライザ「うわぁぁぁぁ!!」

ジオン兵「このクソ野郎!!」

ゼム・スパイル「そうだライザ…!お前は強い…俺達の訓練を受けたお前なら必ず生き延びられるはずだ…強くなれよライザ…!」

 

バァン!!ダダダダダダダダ!!!

 

ライザ「…!!う、うぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」

 

必死に走るライザの後ろで銃声がなり、一発、さらに何十発もその音が鳴り響いた。

ライザは一瞬振り向こうとしたが、ゼムの言葉を思い出し必死に走った。

 

森の中を駆け回り、ライザは一人走る。

その後ろからジオン兵達が追いかけて来る。

木々を利用してライザは必死にやり過ごしていたが、やがて追い詰められてしまった。

 

 

 

ライザ「うわぁぁぁぁ!!?」

ジオン兵「手間かけさせやがって!」

ジオン兵2「俺達はなぁ、お前だって生かす訳にはいかねぇんだよ!」

ジオン兵3「ガキだろうが何だろうが…弾丸何十発撃ち込んでやるぜ!」

 

ライザ「うわぁぁぁぁぁぁ!!!」

 

マルスモン「うぉぉぉぉぉ!!!」

 

ドォ!!

 

ジオン兵「ぐわぁっ!?」

 

その時、木々の上からあのマルスモンが飛び降りてジオン兵の一人を殴り倒した。

 

ライザ「!?」

 

ジオン兵「こ、こいつデジモンだ!!」

ジオン兵2「こんな所にまだいたのか!!」

マルスモン「私はこの辺の軍とは無関係だ、私はこれ以上お前達の戦うつもりはない。」

 

ライザの真後ろに立つ、マルスモン。

するとマルスモンは技とライザの元にある端末を落とした。

 

ライザ「…え…」

マルスモン「あとは自分でなんとかしてみろ。」

 

ライザがその端末を拾った瞬間、マルスモンは彼から離れてしまった。

 

ジオン兵「あ、あいつ逃げたのか!?」

ジオン兵2「まあいいさ、小僧今度こそ終わりだな!」

 

ライザ「ま、待ってくれよ!!」

マルスモン「覚悟を決めてそれを手にとったんだろ!!だったら見せて見ろ!!」

 

マルスモンは遠くからライザに叫んだ。

ライザはいきなりのマルスモンの意味に頭では理解できなかった。

しかしライザは何を思ったのか震えながらその端末のボタンを押した。

 

ライザ「!?」

 

すると突然ライザの身体がデータで出来たアーマーの様な物に包まれて光出す。

その光に一瞬怯んだジオン兵達はもう一度ライザを見ると、

己の目を疑った。

なんとライザの姿は全長4m程の重装甲人型のマシーン型デジモンになっていたのだ。

 

マルスモン「テツザンモンだ!それがお前の名だ…!やって見ろ!」

 

テツザンモン「…な、なんだこれ…!?」

 

テツザンモンと呼ばれるデジモンとなったライザは何がなんだか分からず仕舞いだ。

しかし、これだけは分かる。

 

今なら…やれると!

テツザンモンは自らの標準装備である両腕のハンドレーザーガンを構えた。

 

ジオン兵「ひっひぃぃぃぃ!!」

テツザンモン「よくも…よくもみんなを…うぉぉぉぉぉぉぉ!!!!」

 

ドシュンドシュンドシュンドシュンドシュン…!!!!

 

マルスモン「…」

 

 

 

それからどれくらいだっただろうか。

気が付いたら森も焼野原となり、天候は雨となっていた。

周りにはテツザンモンのハンドレーザーガンでやられたジオン兵達が転がっている。

その真ん中、テツザンモンはただ一人立ち竦んでいた。

 

ライザ「…なんだよ…なんでこうなったんだよ…ゼム隊長…みんな…、俺、俺…辛いよぉ…うあぁぁぁぁ…ぁぁぁぁ…」

 

テツザンモンから元に戻ったライザが泣き叫んだ、

その後ろにマルスモンが立っている。

 

マルスモン「DSC(デジタルスピリットアーマー)システム初の実戦はひとまず成功といったか。DSCデジモンの実戦型第一号テツザンモンは完成だ…!」

ライザ「…なんなんだよ…誰なんだよお前…なんだよこれ…」

マルスモン「デジタルスピリットアーマー…お前が使ったデジヴァイスに搭載されていた物だ、俺についてこい。生き延びたかったらな。」

 

デジタルスピリットアーマー第一号機テツザンモン、ライザがジオン兵達を打ち抜いたその実戦データが初めての物となったのだった。

そしてこれがライザとマルスモンの初めての出会い、

この後ライザはマルスモンが作り上げたDSCシステム実戦データ入手を目的とした民間実戦活動チーム・デジモンガーディアンズの一人目のメンバーとなったのだ。

 

 

 

 

 

 

ライザ「…」

 

場所は再び七色ヶ丘中学校の校舎前に戻る。

ライザはふと過去の自分に起きた出来事を少し振り返っていた。

 

ライザ「ゼム隊長、みんな…俺はまあそれなりには強くなってるし、少しは楽しい人生送ってるよ…けど…まだ、まだなんか心に開いた穴がぽっかりな気分だ…」

 

 

 

そしてホルスは、過去にライザに起きた出来事。

ジオン軍によってライザの家族ともいえる仲間達が皆殺された事を、

ライザ自身が初めてテツザンモンとなりその時のジオン兵達を全員殺した事を…聞いた範囲でみゆき達に伝えきった。

 

ホルス「ライザはあの時精神的にも辛かったと思います…ただ分かるのはその時のアイツの覚悟は本物だったと言う事です…」

 

みゆき「…」

れいか「そんな事が…」

ポップ「なんと残酷な…」

やよい「あんまりだよ…そんなの酷すぎるよ…」

あかね「なんやあいつ…普段ヘラヘラしとる癖にそんな事あったんか…」

キャンディ「…クル、どうしてライザの家族殺されたクル?キャンディわかんないクル、どうして戦争なんてするクル?わかんないクル!!」

ポップ「キャンディ…」

 

キャンディが出した疑問の声にポップは目を閉じ首をふりながらキャンディの肩に手をやった。

 

みゆき「ライザ君…辛かったよね…目の前で大切な人達が殺されて…私…なんて言えばいいか分からないよ…」

あかね「…あれ、なおは何処いったん?」

 

学校の校門からライザがカバンを背負い離れていく。

すると後ろからなおが大声を上げてきた。

 

なお「ライザ!!」

ライザ「…まだなんか用かよ。」

 

なお「ライザ…ごめん、私ライザの気持ち考えなくて…」

ライザ「ホルスの野郎から聞いたのか…」

なお「…うん。」

ライザ「余計な事言いやがって…もうどうでもいい事なんだよ。」

なお「どうでもいいわけないでしょ!!…私だってお父さんやお母さんに兄弟達がいるから気持ち分からなくもない…」

 

なおが悲しそうな目になる。

ライザは振り向いてそんななおを見ると自分がなぜか罪悪感に詰まれる。

 

ライザ「…あの人は本当の父親の様だったんだ、今の俺がいるものあの人が言ってくれた言葉のなんだ。」

なお「…覚悟を決めて生き延びる事…?」

ライザ「まあそんな所だ、お前~俺の為に泣いてんの?」

なお「な…何いってんの!もう!あとライザ、これからは毎日ちゃんと学校に来る事、係の仕事も勉強もキチンとやる!そして困った事はちゃんと先生や私やれいか達にも相談する!いいね!?」

ライザ「なんだよ~、いきなり母親みたいになりやがって!」

なお「覚悟を決めなきゃダメでしょ!」

ライザ「おまっ…そ、それとこれとは別なんだよ!」

 

いつものライザに戻ったようだ、

なおはそんなライザに何か気をかけてくれているようだった。

その姿を見たみゆき達も微笑ましい雰囲気となった。

 

みゆき「あっ2人共もう仲直りしてる~!」

れいか「なんだか微笑ましいですね。」

やよい「なおちゃんもしかして…」

あかね「いやいや、まさかぁ;」

ホルス「(アイツはやめた方がいいと思う…世話かかるからな…;)」

 

ライザ「んじゃダッシュ!!」

なお「ちょっとライザ、まだ話は終わってないよ!」

 

ライザは走り出し、なおはそんなライザを追いかけ始めた。

 

みゆき「そういえば…今頃つぼみちゃんやえりかちゃん達どうしてるだろう…」

 

 

みゆきがふと空を見上げて、ある2人を思い浮かべた。

みゆき達とは別で戦っているもう一組のプリキュア達の事を。

 

 

 

 

七色ヶ丘の町からは少し遠く離れた、希望ヶ花市の町。

その町にも今悪の手が迫っていた。

 

 

サソリーナ「心の花よぉ!出てきてぇー!!!」

 

少年「うわぁぁぁぁぁ!?」

 

色黒でスリムな体型の中東風の金がかった黄色の衣装をぴったりと身に纏っている、

サソリの尾のような赤褐色の髪の女によって一人の少年の胸からオリーブの花が入った様な丸い光が出現した。

 

するとその花の光は少年の持っていたモビルスーツ・ジェガンのプラモフィギュアに埋め込まれてしまう。

するとそのプラモは巨大化しデザトリアンと呼ばれる怪物と化した。

 

 

ジェガンデザトリアン「ウォォォォォ…!!」

 

モビルスーツ・ジェガンのプラモを意識した様なずんぐりむっくり姿のデザトリアンの出現により、町は大混乱となり民間人達は逃げ惑っていった。

 

サソリーナ「今回のデザトリアンはこころの大樹に大きなダメージを与えられるんじゃないかしら?」

コブラージャ「しかし随分と無愛想なデザトリアンだな。」

クモジャキー「格好なぞ目的を果たせれば関係ないぜよ、さあ徹底的に暴れてこいぜよ!」

 

サソリーナの後ろから赤く広がった髪型と赤色のダンダラ模様の白色のロングコートが特徴で常に剣を帯刀している大男のクモジャキー、

ウェーブがかかった青色のロングヘアーと青色のダンダラ模様の白い上着を羽織るのが特徴のクールなナルシストのコブラージャが現れた。

 

ジェガンデザトリアン「ウォォォォォ…!!」

 

キュアブロッサム「そうはさせません!!」

キュアマリン「うりゃぁぁぁぁ!!」

 

ドォォォォ!!

 

ジェガンデザトリアン「!?」

 

その時、桜の様な色の光と海の様な青白い光がジェガンデザトリアンの前に現れ、

桜の光はそのまま目前で道路に着地するが、青白い光はいきなりジェガンデザトリアンに先制攻撃する如く、突進して着地した。

 

キュアブロッサム「大地に咲く一輪の花!キュアブロッサム!!」

 

キュアマリン「海風に揺れる一輪の花!キュアマリン!!」

 

桃色の巨大なポニーテールが特徴。コスチュームの基本カラーはピンク色で、ピンクと白のフリルのついたミニスカートワンピースを身に纏い胸部に丈の短いリボンをつけ膝まであるロングブーツを履いているキュアブロッサム。

 

水色の左右に分かれたロングヘアーとティアラのようなリボン飾りが特徴。コスチュームの基本カラーは青色のキュアマリン。

 

デザトリアンの前に立ち上がった、もう一組のプリキュア達。

 

キュアブロッサム・キュアマリン「ハートキャッチ・プリキュア!!」

 

地球と人類の心を砂漠化しようと目論む砂漠の使徒達、

そしてそんな砂漠の使徒と戦うハートキャッチプリキュアの2人が大きく名乗り上げた。

 

サソリーナ「来たわね、プリキュア!!」

クモジャキー「今度こそ、貴様らを倒すじゃき!!スナッキー共出て来るぜよ!!」

 

砂漠の使徒幹部のサソリーナ、クモジャキー、コブラージャも戦闘態勢を取り、クモジャキーの声で三幹部達が使役する小柄な人型の雑兵のスナッキー達大量に出現した。

 

 

スナッキー達「スナッキー!!!」

 

キュアマリン「アンタ達も全然懲りてないね!」

コフレ「あのデザトリアンにされてしまった人を助け出さないとですっ!」

キュアブロッサム「あれって…モビルスーツでしょうか?」

シフレ「見てですぅ!この男の子の心の花が狩れそうですぅ!」

 

キュアブロッサムのとなりにいる小さな妖精のシフレとコフレが、

こころの花を抜かれた少年が閉じ込められた水晶体を回収。

その少年のとても辛そうに座り込んだ姿が写っていた。

 

ジェガンデザトリアン「ウォォォォ…」

キュアブロッサム「今すぐ助け出します!プリキュア・フラワーストーム!」

 

フォォォ…ドォォォ!!

 

キュアブロッサムの身体を桜の花弁の旋風が包み込み、そのままスナッキー達を押し飛ばしながら突進、デザトリアンに向かっていく。

 

スナッキー達「キーキーキー!?キー!!」

 

 

キュアマリン「りゃあああああ!マリン・シュート!!」

 

キュアマリンは反撃してくるスナッキー達を軽く避けていき、

飛び跳ねて空中帰りしながらスナッキー達に手から放つ水の塊を無数に放ち攻撃していく。

するとジェガンデザトリアンが飛び掛かり、左腕に装備されたシールドを使いキュアマリンで弾き飛ばしてしまった。

 

バシィィ!!

 

キュアマリン「わわわわわわぁ!?」

キュアブロッサム「マリン!!」

 

ビルに直撃するところをキュアブロッサムがマリンをキャッチ。

大きなダメージは受けずに済んだ。

 

キュアマリン「いやーごめんごめん!」

コフレ「油断しすぎですっ!」

キュアブロッサム「けどあのデザトリアン…いつもと違う感じがします…!」

シフレ「なんか手ごわそうですぅ…!」

 

コブラージャ「このデザトリアンを生み出した少年の心はどうやら平和を好きな様子…それでいてロボットと言う物が大好きみたいですが、侵略者に襲われたトラウマによりロボットが怖くなり心は枯れてしまったと言う…全く哀れな物です…」

 

 

キュアブロッサム「大切なモビルスーツの人形の形をしているから、いつもより動き早いデザトリアンなんですね…!」

 

ジェガンデザトリアン「ロボットは大好きなのにー!!でも侵略者のロボットに襲われて怖くなったんだー!!!」

 

ブゥゥゥゥ…ズダァァズダァァ!!

 

ジェガンデザトリアンはビームサーベルを構えていきなり町を襲い始めた。

デザトリアンはこころの花の持ち主であった人間の悩みや苦しみ、コンプレックスなどを吐露しながら破壊活動を行い始めた。

 

キュアブロッサム「大丈夫、私達が今助けます!!」

クモジャキー「そうはさせんぜよ!!」

 

キュアブロッサムとキュアマリンがデザトリアンに向かおうとした時、

飛び降りて来たクモジャキーの拳が襲い掛かってきた。

さらにサソリーナのサソリの尾の様な髪を振り回し、ムチの様にして攻撃してくる。

キュアブロッサムとキュアマリンはなんとか避けていくが、追い込まれてしまう。

 

キュアマリン「ちょっと邪魔しないでよ!!」

サソリーナ「今日こそアンタ達を倒してやるんだからぁ覚悟して頂戴っ!」

シフレ・コフレ「わわわわわっ!」

 

バシュンバシュン!!ドォォォォン!!

 

コブラージャ「何っ!?」

 

 

 

キュアブロッサムとキュアマリンがスナッキー達やサソリーナ、クモジャキー、コブラージャ、ジェガンデザトリアンに囲まれてしまった時、

3体のモビルスーツ・陸戦型ガンダムがそれぞれビームライフル、バズーカ、100mmマシンガンを構えてキュアブロッサムが戦っている場所へと駆けつけて来た。

さらに後ろから車体底部に4基のホバーユニットを備えており、MSの進軍速度に追従できる走破性を持つホバートラックがついてくる。

 

キュアブロッサム「あ、あれは…!」

キュアマリン「もしかして…連邦軍!?」

 

サンダース(陸戦型ガンダム)「隊長!あの妙な怪物は侵略者の!?」

シロー(陸戦型ガンダム)「町を破壊している以上、倒さなければならないのは変わりない…ん?」

 

駆けつけに来た陸戦型ガンダムのモビルスーツ部隊、第08MS小隊の隊長のシロー・アマダはジェガンデザトリアンの前にいるキュアブロッサムやキュアマリン達の存在に気付いた。

そしてシローは陸戦型ガンダムの外部マイクで彼女達に呼びかけた。

 

シロー(陸戦型ガンダム)「こちら第08MS小隊隊長シロー・アマダ!そこの君達、すぐにその怪物から離れるんだ!!」

キュアブロッサム「え、あの私達違います!」

キュアマリン「ちょっとー!アタシ達プリキュアはそのデザトリアンと戦ってるんだけどー!!」

 

カレン(陸戦型ガンダム)「プリキュア!?なんのことだ!」

ミケル(ホバートラック)「あの子達なんかあの怪物と戦ってる様に見えますけど…」

エレドア(ホバートラック・サブ)「ガキは下がってろ!侵略者退治は俺達軍人の出番なんだよ!」

 

スナッキー達「き、キー!?」

シロー(陸戦型ガンダム)「いくぞっ!」

陸戦型ガンダムが走って接近して来る途端、真下にいるスナッキー達はその大きさに怯み下がってしまう。

 

そしてジェガンデザトリアンに接近した陸戦型ガンダムがビームライフルを構えて攻撃態勢をとるが、その横から。

 

クモジャキー「甘いぜよ!!」

 

ドォォォォ!!

 

シロー(陸戦型ガンダム)「うわぁぁぁっ!?」

サンダース(陸戦型ガンダム)「隊長!!な、なんだあいつらは!?」

 

クモジャキーのとび蹴りがシローの陸戦型ガンダムのシールドを粉砕し動きを封じ脚を竦みさせた。

 

コブラージャ「やれやれ…醜い軍隊のお出ましとは…」

サソリーナ「でもあの中のパイロットにいい男いそうねぇん。」

 

シロー(陸戦型ガンダム)「ぐっ…あれは人間なのか!?」

クモジャキー「今度こそつぶすやるじゃき!」

キュアブロッサム「ブロッサム・おしりパンチ!」

クモジャキー「のぉっ!?」

 

キュアブロッサムのおしりパンチというヒップアタックで、

陸戦型ガンダムのコクピットに拳を叩き込もうとしたクモジャキーに仕掛け、守り抜いた。

 

キュアブロッサム「軍人さん大丈夫ですか!?」

シロー(陸戦型ガンダム)「あ…あぁすまない、だが君達は一体何者なんだ!?」

キュアマリン「アタシ達はプリキュアに決まってんじゃん!」

ミケル(ホバートラック)「だからなんなのさそれ!」

 

ジェガンデザトリアン「侵略者怖いよー…ロボットが怖いよー…」

サンダース(陸戦型ガンダム)「侵略者は貴様の方だろうがっ!!」

 

サンダースの陸戦型ガンダムが胸部に装備されたバルカン砲でジェガンデザトリアンを足止めし、すかさずビームサーベルで切り掛かろうとした。

 

キュアブロッサム「ああ!待って下さい!!」

 

ガキィィィィ!!

 

しかしジェガンデザトリアンもビームサーベルを構えてサンダースの陸戦型ガンダムとぶつかり合いになる。

最後はパワーでジェガンデザトリアンが押切り、タックルで弾き飛ばした。

 

カレン(陸戦型ガンダム)「サンダース!!こいつ!」

 

今度はカレンの陸戦型ガンダムがもう一度バズーカを構えて、照準をデザトリアンに合わせる。

しかしそこへキュアブロッサムが前に出てきた。

 

キュアブロッサム「お願いです!待ってください、そんな武器で攻撃したらデザトリアンの中のこころの花まで巻き添えになってしまいます!!」

カレン(陸戦型ガンダム)「邪魔をするんじゃない!子供がでしゃばるな!」

 

コブラージャ「さぁ、僕の美しいブロマイド受け取るがいい!!」

 

その隙を狙ったコブラージャが自らの顔写真のブロマイドを数枚の裏剣爆弾の様に投げつけてプリキュア達や第08MS小隊に攻撃を仕掛けた。

 

ドォンドォドォドォドォドォ!!!

 

エレドア(ホバートラック・サブ)「ぐわっなんだこれ!?」

サンダース(陸戦型ガンダム)「お前ら下がってろ!ここは俺達軍の戦う場所だ!」

キュアマリン「こんのぉ分からず屋ぁ!アタシ達がデザトリアンと戦うって言ってんじゃん!」

 

サソリーナ「アタシのサソリの毒…受けてごらんなさーい!!」

 

キュアマリンの隙をついたサソリーナが再びソリの尾の様な髪を振り翳しその先端の猛毒の針で突き刺すの如く、

陸戦型ガンダムの前に立つキュアマリンに襲い掛かった。

 

キュアブロッサム「マリン!」

キュアマリン「げっ!!」

シロー(陸戦型ガンダム)「あぶない!!」

 

ドスゥゥゥ!!

 

サソリーナ「当たったぁ!」

シロー(陸戦型ガンダム)「のぁっ!?」

 

キュアマリンの斜め上からとびかかったサソリーナのサソリの尻尾の髪が、

陸戦型ガンダムのコクピットのハッチを砕き操縦しているシローの元まで襲う、

その途端シロー自身はギリギリで避けシートに刺さり猛毒は免れる。

しかしそんなシローの顔を見たサソリーナは思わず笑みを浮かべた。

 

サソリーナ「はずしちゃったけど…やっぱりいい男じゃな~い!」

シロー(陸戦型ガンダム)「ぐっ…」

キュアブロッサム「軍人さん…!」

 

さらにジェガンデザトリアンの猛攻が襲い来る。

 

ジェガンデザトリアン「大人は僕達子供の事分かってないんだーみんなロボットで戦争してるんだー本当はロボットはそんな道具じゃないのにー」

 

シロー(陸戦型ガンダム)「…!?」

 

シローは今ジェガンデザトリアンの声を聞き取り思わず立ち止まった。

すると今度はキュアブロッサムとキュアマリンの事を見て思いついた事がある。

 

シロー(陸戦型ガンダム)「ミケル!ホバートラックでこの奴らにありったけの煙幕をまき散らせ!」

ミケル(ホバートラック)「隊長!?いきなりなんで!?」

シロー(陸戦型ガンダム)「言う通りにしてくれ!彼女達の話を聞きたい…!」

キュアマリン「え…」

エレドア(ホバートラック・サブ)「しゃあねぇありったけの煙幕受けやがれ!」

 

シュゥゥゥゥ…

 

クモジャキー「な、なんぜよ!?」

スナッキー達「キー!?キー!?」

サソリーナ「ちょっと何よいきなり~!?」

コブラージャ「全くもって汚い物を…僕の美しい髪に汚れがつくじゃないか!」

 

ホバートラックが前列に出てデザトリアン達の前まで急カーブしながら煙幕をまき散らした。

 

その隙をついて、シローやキュアブロッサム達は一旦後退ビルの隅へと隠れた。

シローはキュアブロッサム達の話を聞くための時間を稼いだのだ。

 

陸戦型ガンダムの首元に降りたキュアブロッサム、そのすぐ目の前のコクピットからシローが出てきた。

 

キュアブロッサム「…」

シロー(陸戦型ガンダム)「俺は地球連邦軍第08MS小隊隊長、シロー・アマダ少尉だ。プリキュア…だな、君達は何者だ?あの怪物と連中の事について聞かせてくれ。」

 

キュアマリン「い、いきなり…!?」

コフレ「ど、どうしようですっ!」

キュアブロッサム「分かりました!」

シフレ「ほ、本気ですぅ!?」

キュアブロッサム「私分かります、あの軍人さんもしかしたら私達の力になってれるかもしれません…キュアブロッサムって言います!」

キュアマリン「きゅ…キュアマリン!」

 

カレン(陸戦型ガンダム)「なんだあの子達は…子供の様だがあんな力を出すなんて…」

ミケル(ホバートラック)「そういえば何処かでNEXTって超能力で戦ってるヒーローがいるって聞いた事あるけど…関係ないのかなぁ?」

エレドア(ホバートラック・サブ)「んなの知るかよ…」

 

そしてキュアブロッサム達はシロー達に自分達プリキュアについて、あのデザトリアンについて話始めた。

 

キュアブロッサム「彼らは砂漠の使徒、地球を砂漠化して世界を支配しようとしてる人達なんです。」

シフレ「そしてプリキュアはあの砂漠の使徒と戦う伝説の戦士なんですぅ!」

サンダース(陸戦型ガンダム)「砂漠化だと?信じられん話だ…」

キュアマリン「やっぱ軍人さんって頭固いねー」

 

シロー(陸戦型ガンダム)「そうだな…たしかに軍人はそういうイメージがあるかもしれない、続けてくれ。」

キュアブロッサム「…そしてあのデザトリアンという怪物は、砂漠の使徒達が人間の中咲いている、こころの花を抜き取って物体と合体させる事によって誕生した物なんです。」

シロー(陸戦型ガンダム)「こころの花?」

コフレ「人間一人一人の心の中に必ず咲いている花ですっ、こころの花は悩みや苦しみなどの負の感情を抱えることで萎れていくんですっ!砂漠の使徒は外の中のこころの花をふき取り、負の感情を利用してこころの花をデザトリアン変えていくんですっ、そのこころの花はデザトリアンが暴れれば暴れると程次第に枯れていくんですっ!」

 

エレドア(ホバートラック・サブ)「で、それが枯れたらその人間はどうなっちまうんだよ?」

シフレ「花を奪われた人間はこの水晶玉の中で苦しんで、花が完全に枯死した場合は永遠に水晶球の中で眠り続けることになるんですぅ。」

カレン(陸戦型ガンダム)「なんだって…!?」

シロー(陸戦型ガンダム)「そうか…元に戻す方法はないのか?」

キュアブロッサム「わたしとキュアマリンの持つプリキュアの力でデザトリアンの浄化すれば…、取り返したこころの花のクリスタルを水晶球に当てることで、花を奪われた人は復活できます!」

 

キュアブロッサム達は自分達にその力があるとシロー達にづけた。

そしてシローの答えは。同時に砂漠の使徒達が煙幕から出てきた様子が伺えた。

 

ドォォォォ…

 

シロー(陸戦型ガンダム)「…分かった、ならば俺達は全力で君達の援護にまわる!」

サンダース(陸戦型ガンダム)「隊長、本気ですか!?」

 

シロー(陸戦型ガンダム)「彼女達の力は本物であるのはみんなの見ただろう、そのデザトリアンにされた民間人を救う為にも、俺達大人が動かないでどうするんだ…!」

ミケル(ホバートラック)「隊長…」

キュアブロッサム「軍人さん…」

キュアマリン「なんだぁ話せば分かるんじゃん…!」

シロー(陸戦型ガンダム)「だがこれだけは約束してくれ!…絶対に死ぬな!!以上!!!」

 

キュアブロッサム「…はい!!」

 

シローの掛け声にブロッサムは思わず敬礼して答えた。

そして全員はすぐさまデザトリアン達の前に出た。

 

カレン(陸戦型ガンダム)「カレン・ジョシュア曹長だ。」

サンダース(陸戦型ガンダム)「テリー・サンダースJr.軍曹、よろしく頼む…!」

ミケル(ホバートラック)「ミケル・ニノリッチ伍長、一応操縦要員…!」

エレドア(ホバートラック・サブ)「エレドア・マシス伍長、索敵担当…!」

 

キュアマリン「よーしっ、みんなよろしくぅ!!」

 

シロー(陸戦型ガンダム)「これより彼女達の援護に入る!」

カレン(陸戦型ガンダム)「了解!!」

キュアブロッサム、キュアマリン「はぁぁぁぁぁ!!」

 

クモジャキー「あいつらさっきと様子が違うぜよ!!?」

 

キュアブロッサムとキュアマリンが正面から砂漠の使徒達に向かって走っていく。

その後方からサンダースとカレンの陸戦型ガンダムが大型キャノン砲、180mmキャノンを構えその砲撃でブロッサムとマリンの前に立ちふさがるスナッキー達を一掃していく。

 

ドォォォ!!ドォォォォ!!

 

スナッキー達「キ~キ~キ~!?」

 

サソリーナ「いきなりぶっ放すのぉ!?」

 

ジェガンデザトリアン「うー…」

 

ジェガンデザトリアンが前に出た、

その同時にブロッサムとマリンはすかさずキックをしかけ次にテザトリアンの周囲で飛び回り翻弄した。

 

コブラージャ「なめたマネを!!」

ミケル(ホバートラック)「このぉぉぉぉ!!!」

 

今度はホバートラックが突っ込み、コブラージャの足止めをする。

すると次にクモジャキーがホバートラックを片手で受け止めて来た。

 

クモジャキー「温いぜよ!」

エレドア(ホバートラック・サブ)「なんだとっ!?」

 

シロー(陸戦型ガンダム)「させるかぁぁぁ!!」

 

陸戦型ガンダムの胸部のマルチランチャーからクモジャキー達に対する閃光弾で怯ませた。

 

サソリーナ「キャア!?」

ジェガンデザトリアン「ロボットなんてー」

 

ジェガンデザトリアンが照準も合わせずビームライフルを構え、やみくもに撃って来た。

 

キュアマリン「うわっ!?」

 

そのビームは後方にいるカレンの陸戦型ガンダムの頭部に命中し頭部が大破してしまった。

 

カレン(陸戦型ガンダム)「うわぁっ!ぐっ…」

 

キュアブロッサム「カレンさん!!」

カレン(陸戦型ガンダム)「構うな!!いけ!」

 

ジェガンデザトリアン「うー!!」

 

さらにジェガンデザトリアンが拳で隙をついたブロッサム達に叩き込もうとした。

そこへシローの陸戦型ガンダムがタックルを仕掛けてくる。

 

シロー(陸戦型ガンダム)「うぉぉぉぉぉっ!!」

キュアマリン「軍人さん!」

 

サソリーナ「あんた達ぃ…」

 

サソリーナが再びサソリの尾の髪を振り翳した時、

今度はサンダース機の陸戦型ガンダムが100mmマシンガンで威嚇射撃を着掛けた。

 

ダダダダダダダダ!!

 

サンダース(陸戦型ガンダム)「やらせるかぁぁぁ!!」

サソリーナ「ちょっとぉ!女性にそんな武器使う普通!?」

 

ジェガンデザトリアン「あー」

 

バシィバシィバシィ!!

 

タックルしかけて来たシローの陸戦型ガンダムを捕えたジェガンデザトリアンは何度も連続で殴り掛かった。

たちまちシローの陸戦型ガンダムは頭部やボディの損傷が激しくなり、

ボロボロになってしまう。

 

キュアブロッサム「シローさん!!」

シロー(陸戦型ガンダム)「ぐっ…」

ジェガンデザトリアン「戦争なんてーロボットは戦争の道具じゃないのにー侵略者なんてやだー大人はみんな子どもの事なんて考えてないんだー」

 

ジェガンデザトリアンは元の人間である少年の心のコンプレックスをしゃべりだした。

それを聞いたシローの陸戦型ガンダムはジェガンデザトリアンの腕に掴みかかった。

 

シロー(陸戦型ガンダム)「たしかに俺達の使うモビルスーツは元々戦争の為に作られた兵器かもしれない…君はきっと人を守る優しいロボットが大好きだったんだろうな…だがそんな兵器を作り上げた人間の大人と世界を襲う侵略者が君の様な子供に恐怖を与えてしまった…これは俺達大人の責任だ…!」

キュアマリン「…」

 

シロー(陸戦型ガンダム)「だけど聞いて欲しい!!次は必ず守る!俺達に出来る事は…これ以上君の様な子供を増やさない為にもこれからも戦っていく!…今の君には大人の言い訳にしか聞こえないかも知れない…それでもこれだけは約束する!戦いが終わった時、その時は必ず俺達大人がロボットを優しい存在にして見せる!!」

 

ジェガンデザトリアン「…」

 

シローの必死の声を聞いたジェガンデザトリアンの動きが鈍くなってきた。

 

シロー(陸戦型ガンダム)「今だ、2人共!チャンスはこれだけだ!」

キュアブロッサム、キュアマリン「…はい!集まれ!花のパワー!!」

 

キュアブロッサムとキュアマリンがプリキュアが必殺技を使用するために召喚するタクト型のアイテム・フラワータクトを胸に着けたエンブレムから取り出した。

 

キュアブロッサム「花よ輝け!プリキュア・ピンクフォルテウェーブ!!」

キュアマリン「花よ煌めけ!プリキュア・ブルーフォルテウェーブ!!」

 

キュアブロッサムがブロッサムタクトから放つ必殺技・プリキュア・ピンクフォルテウェーブ。

キュアマリンがマリンタクトから放つ、プリキュア・ブルーフォルテウェーブが同時に放たれた。

ピンクの花と水色の花の形の形をしたエネルギー弾を飛ばし、2人がタクトの中心にあるクリスタルドームを回転させることで力を送り込む。

 

キュアブロッサム・キュアマリン「はぁぁぁぁぁぁ…!ハートキャッチ!!」

 

デザトリアン「ポワポワポワ~…」

 

ふたつのエネルギーを送り込まれたデザトリアンの浄化していった。

そしてその中から奪われた少年のこころの花が現れて、キュアブロッサムの元へ戻っていく。

 

コブラージャ「くっ…」

サンダース(陸戦型ガンダム)「どうする、これ以上の戦闘は無意味だと思うぞ?」

クモジャキー「引き上げるぜよ…」

サソリーナ「キィーッ!アンタ達覚えてらっしゃい!!」

 

そして砂漠の使徒幹部達やスナッキー達は姿を消し、撤退していく。

その後、シフレがこころの花を少年が閉じ込められた水晶体に当て元に戻した。

 

 

 

 

 

戦いが終わり、シローはジェガンのプラモを持ったその少年を抱きかかえていた。

 

カレン「気を失ってるだけの様です。」

シロー「さあ、早くこの子を保護者の元へ返さないとな。」

 

キュアブロッサム「シローさん…第08MS小隊の皆さん!本当にありがとうございました!!」

キュアマリン「うおっ;…あ、ありがとうございました!」

 

2人が深々とシロー達に一礼した。

サンダース「お前達はこれからもあの連中と戦っていくのか?」

シフレ「こころの大樹を元に戻すまでプリキュアの戦いは終わらないですぅ!」

コフレ「この子のこころの花はオリーブ、平和と安らぎですっ!」

シロー「平和と安らぎ…俺達もこの子の為に頑張らないとないとな…!」

 

少年「うぅん…プリキュア…軍人さん…ありがとう…」

 

少年はまだ目覚めてなかったが何か夢でも見てるのか声がもれていた。

 

キュアマリン「けどおじさんは怖そうな顔してるけど結構優しんだねっ!」

サンダース「余計なお世話だ…」

ミケル「ククク…」

エレドア「プっ…おい聞こえるぜぇ…」

 

シロー「俺達はここで引き上げる、プリキュア、頑張れよ!」

キュアブロッサム「皆さんもどうかお元気で…」

 

シローは笑顔でプリキュア達と別れ、

機体がボロボロになった陸戦型ガンダム3機とホバートラックは帰還していった。

 

その同時にキュアブロッサムは元の花咲つぼみと言う少女に、

キュアマリンは来海えりかと言う少女に戻り、変身を解除した。

 

えりか「最初軍人さんって分からず屋だと思ってたけど…あの人達凄いいい人達だったね。」

つぼみ「私…あの人達やシローさんならもしかしたらあの男の子に約束した未来作れると思います!」

シフレ「シローさんの中のこころの花、分ったですぅ!」

コフレ「ゼニアオイ、信念と説得、母の愛ですっ!」

 

みゆき達と別で戦っているもう一組のプリキュアチーム、ハートキャッチプリキュア。

妖精たちを生み出した存在とされるこころの大樹と呼ばれる大きな木の島、

世界中の上空を彷徨っているらしく、人間一人ひとりが持つ「こころの花」の源でもあり、大樹が枯れると全ての人の心が消えてしまう。

その大樹を守る為、つぼみとえりかはこれからも戦っていくであろう。

 

 

 

そしてもう一つ、世界の何処かの海を彷徨っている不気味な島バードス島。

そこはあのDr.ヘルが率いる機械獣軍団の本拠地であった。

 

あしゅら男爵「申し訳ありません、Dr.ヘル!!次こそは必ず兜甲児の息の根を…!」

Dr.ヘル「あしゅら男爵…貴様のその言葉は今回で何度目だ?」

あしゅら男爵「はっ…こ、これで20回目で御座います…」

Dr.ヘル「このおおバカ者がぁぁぁぁぁぁぁ!!!お前の間抜け加減のせいで一体何体の機械獣が犠牲になったと思っている!?」

 

バードス島の広間の玉座の前に座る、白い髭の男があしゅら男爵に怒鳴りつける。

彼こそが世界征服を企む悪の天才科学者Dr.ヘルだ。

 

ブロッケン伯爵「あしゅらめ、いい気味だな。」

Dr.ヘル「ブロッケン伯爵…そういう貴様もこの間アメリカ方面のシュテルンヒルドで虎だのうさぎだとの言ったヒーロー連中にコテンパンにやられたそうではないか…」

ブロッケン伯爵「あ、そ、それは…あいつらの持つNEXTとかと言う超能力が非常に厄介でして…!」

Dr.ヘル「どいつもこいつも全く戦果が上げてないではないかぁぁぁ!!」

あしゅら男爵、ブロッケン伯爵「ひぃぃぃぃ!!」

 

あしゅら男爵の隣にいる首と将校の様な格好の導体が分離して、首だけが宙に浮いているブロッケン伯爵。

彼も今Dr.ヘルの説教を受けていた。

 

そこへ一人のピエロの格好した男とバットエンド王国のウルフルン、アカオーニ、マジョリーナが現れたのだ。

 

ジョーカー「お困りのようですね…Dr.ヘル。」

Dr.ヘル「む…何者だ?」

あしゅら男爵「き、貴様らは!!」

ウルフルン「またテメーに会うとはな、男女。」

 

Dr.ヘルが訪ねるとピエロの男である、バットエンド王国のジョーカーが不気味な笑みで挨拶をした。

 

ジョーカー「申し遅れました私、バットエンド王国のジョーカーと申します、まあ中間管理職というところでしょうか。」

ブロッケン伯爵「そのバットエンド王国が我々に何の用だ!?」

 

ジョーカー「いえいえそれほど難しい話ではありません、単刀直入に言えば…Dr.ヘル様と我々バットエンド王国、一時提携を結ぶのいかがでしょうか?」

 

ジョーカーがDr.ヘルに手を組んで欲しいと申し入れた。

あしゅらとブロッケンはその事に驚愕する。

 

あしゅら男爵「Dr.ヘル!この様な連中と手を組む等と!」

ブロッケン伯爵「こんな全身毛だらけの犬とバカ鬼と胡散臭い魔女等と一緒に戦うなどと!」

ウルフルン「毛だらけの犬ってなんだよ、狼だっ!!」

アカオーニ「バカ鬼とは失礼オニ!!」

マジョリーナ「半分男女と首チョンパの奴に言われたくないだわさ!!」

 

Dr.ヘル「話を聞こうではないか、ジョーカー。」

ジョーカー「私、この間のウルフルンさん達とあしゅら男爵様の突然ながらも手を組んで共にプリキュアやマジンガー達を苦しめた事を見て思ったのです。世界の支配を目論む者通し、ここは我々も一時共同戦線を張って見るのはいかがかと…フフフ。」

 

ジョーカーが詳しく説明し、それを聞いたDr.ヘルは。

 

Dr.ヘル「…面白い、貴公の提案受け入れようではないか!」

ジョーカー「ハッありがどうございます!Dr.ヘル様の機械獣と我らのアカンベェが手を組めばもはや世界は支配したも同然です!」

 

あしゅら男爵「ど、Dr.ヘル…」

ウルフルン「気は進まないが、仕方ねぇ…」

ブロッケン伯爵「ふん、こんな連中等と…」

 

ジョーカー「(悪の科学者と呼ばれるDr.ヘルもこんな作戦を受け入れるとは少々単純の様ですね…まあ人間共を恐怖に陥れてくれるだけでも効率良くバットエナジーを集められそうですからねぇ…)」

Dr.ヘル「(ふん、こやつ等どの様な実力か知らんが我等の世界征服の役に立つなら徹底的に利用されてもらうまでだ…!)」

 

バットエンド王国と機械獣軍団、この2つの勢力が手を組む事によって今後の戦いは大きく変化していくのであった。

 

スーパーヒーローウォリアーズ 第5話 完。

 

第6話 マカロンではなく言葉をぶつけて下さい に続く。

 

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