「お〜い、待てって」
どこからかそんな声が聞こえてくる。
「お前の家でさぁ〜、これから……」
どこにいても聞くことのあるありふれたどうでもいい会話だ。今は学校が終わり放課後に入ってすぐの時間だ。まだ、暑さが残る夏の終わりのこの時間はただただむしむしするだけの時間だと俺は考えている。こうやってどうでもいいことを思っているうちに周りかうるさくなってきた。
「帰ろう…」
特にこの後、部活もやってないさらに友達もいない。この俺、榊 絢也はこの場からいち早く退散することにした。さて、ここでもまたいつもどうりの退屈な日常が送られている。道路を走る車、うるさい学生、遅い自転車や馬鹿みたいに早い自転車など見飽きた日常だ。どうでもいい。っとまぁここまでの話でわかるように俺は、この異能もなければ異常もないこの世界に飽き飽きしている。このことを人々は平和と呼びこれこそが何よりもいいと言い、俺のことは厨ニだ〜などと言ってくる。確かに俺は厨ニかもしれないが自覚はない。ただ少しアニメやゲームが好きなだけである!まぁ、こんなことを考えても何かが起こるわけではない。と毎日毎日、帰路の途中でフラグを建てているがそれが起こったことはない。今日も今やったが何も起こらない。
「どうしたもんかね〜」
そんなことを思っていると家についてしまった。俺の親は共働きであり、夜遅くにならないと帰ってこない。いてもいなくてもいつも俺は自分の部屋にいるため関係ないが……べつに嫌っているわけではないが、さて、暇になったし俺は自分のことを考えてみた。俺は自分で言うのも何だが頭もいいし、運動もできる、おまけに結構顔もいい。そのおかげで小学校の頃までは友達も多くいたし、それなりの生活を送っていた。だが、中学に入り俺は変わった、今の俺になった。そのせいで友達はいなくなり、いわゆるぼっちになったが後悔はしていない。そしてその後は異能を身に着けたくて様々なことをやった。勉強はもちろん、筋トレ、瞑想、格闘や剣術(独学)などなどだ。今日も今考え事をしながらやっている。
「今日も何も起こらないか、…まぁ仕方ないか…寝よ」
俺はすることもないので寝ることにした。
「また明日からもこの日々が続いてゆくのか…ハァ」
そんなことを言いながら意識は闇の中に沈んでいった。
「〜〜んあ〜、朝か、よく寝た……ってあれなんで下が土?
疲れているのかね〜…」
目をこすりもう一度見てみる。ただそこにあったのはやはり
下は土、周りは木や草が生えていた
「はぁ?ゑ………(゚Д゚)ハァ?えぇぇぇーーーーーーーーーーこれはもしかしなくても異世界キタコレなのかぁ!遂に、遂にキターーーおァえっほ」
久々に叫んだのでむせたが遂にこの時が来たのである。
「にしても、ここはどこだよ…、まぁまずは周りを歩いてみるか」
このようにしてイレギュラーは、この世界に降り立ったのだ。
一週間に一回、二回のペースであげていきます。次から本編の最初にするつもりなのでよろしくお願いします。