さて、状況を整理しよう。
現在の時刻。不明。元々時計は部屋にしかないし、携帯なぞ持ってない。 次だな
現在地。此れも不明。周りは真っ暗?何も見えんし、物音すらしない。 次
俺は誰? 其れは流石に分かる。 ん?名前が出てこない。まぁいいか。はて、昨晩の仕事を終えて、寝ていた筈だが?
まぁ、状況は理解できないな。如何するべきか?考えようにも、判断材料が欠片も無いでは、なあ?
仕方ないので待機するか。
???視点
私は如何すれば良いのだろうか?守護騎士達や新しい主を如何にか助けたい。
だが今の私には何も出来ない。
はい、名無しの権兵衛です。ぶっちゃけた話、名前っていうのは群体の中の個を特定する為に有効だとおもうのです。とどのつまり、俺だけなら、名無しの権兵衛でいいんじゃよ。 っか、誰に説明してんだろ。
それはさておき、じっとしてたら、なんか見えてきましたねー。何なんしょ?
八神はやて視点
うーん、どないなってんやろか。石田先生のトコから帰って来たら、本が浮いとる。 何かの手品かな? んな訳ないな。手品をしとる人も見えんへんし、そもそもうちみたいな誰も居らんトコでする必要もないやろし。
自分で考えたんでなんやけどね、やっぱ一人は不便やし、寂しいなぁ。 お金は毎月ウチの親の友人、ゆうとる人から送られてるけど、偶に辛くなるわ。
今日は石田先生のとこで色んな話をしたから、尚更やろうけど
ま、細かい事を気にしても、仕方あらへんな。この古そうな本が浮いとるのは事実やし、考えても埒があかんやろ。 取り敢えず御飯作ろか!
ども、権兵衛っす。おひおひ、見えてきた情景に突っ込み入れたくなるわ!
あの、お嬢ちゃん車椅子。なのに、自分で飯の支度してるぞ⁉︎ 何で?両親は?兄弟は?親類縁者は?
つか、役所仕事してんのかよ!あんな少女を独りきりにしてるとか!
まぁ、もしかしたら、今居ないだけなのかも知れんけど、それでもいかんでしょうが!
何か明らかに慣れとるっぽいし。って一人分だよな、あの量は。
何だよこれ。救いがあんのかよ。
そして、何故に動けんのだ、俺は! ええい、我ながら不甲斐ない!
幾ら足掻いても、動かない。だと?
んな馬鹿な!
つか、あの嬢ちゃんどっかで見た気がすんなあ
???
此処では無い、何処か
暗い部屋の中に幾つかの影が見える
やがてその内の一つが口火を切った
「ふむ、如何やら狂人の妄言では無かったか」
「「原作」とやらの事か。未だに信じれぬが」
「だが、「例の事故」といい、「闇の書」の顛末といい、偶然では片付けられぬぞ」
「となると、些か面倒になるか」
「が、ジュエルシードとやらが発掘されたのは相違あるまい。発見したのはスクライアの者とも」
「なれば、今しばらくは「原作」とやらを利用するか」
「「異議なし」」
何やら話が纏まったようだ
すると、影の一つが思い出した様に暗闇の中に声をかけた
「では、予定のまま進めよ」
「はっ」
夜は深まり、未だに朝は見えない
魔法少女リリカルなのは斯くも世界は、始まります
という訳でリスタートと相成りました
其れも此れもバックアップが消えたから悪いんだ
冗談です、ごめんなさい
何とか完結まで頑張ります