もしも、あの男が残っていたら   作:パワプロ大好き男

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第14話 勝利

夢島合宿での紅白戦が始まった。

茂野のいるチームのスタメンは以下の通り。

 

1(中)原田

2(二)国分

3(右)茂野

4(捕)佐藤

5(投)土屋

6(一)児玉

7(三)三宅

8(左)宇田

9(遊)関

 

対する眉村のいるチームのスタメンは以下の通り。

 

1(中)草野

2(二)渡嘉敷

3(三)薬師寺

4(一)大場

5(投)眉村

6(左)石松

7(捕)米倉

8(右)矢尾板

9(遊)泉

 

1回の表、先頭の草野が左打席に入った。

 

草野(土屋君は中学時代はピッチャーで、エースで4番だったからな、それなりの実力はあるだろう。)

 

土屋は草野にめがけ、投げた。

 

シュッ、スパーン!!

 

「ストライク!!」

 

土屋の球が真ん中に入った。

しかし、草野は全くと言って良いほど手が出なかった。

 

草野(は、速い…なんだこの速さは……)

 

ベンチにいるメンバーも驚いた。

 

阿久津「アイツ160㎞/hも出てるぞ!!」

 

市原「スゲェ、あんな速いヤツもう1人いたのかよ。」

 

ライトを守っている茂野も驚いた。

 

茂野「アイツ肩痛ぇ~とか言ってたのに全然いけるじゃねぇか、しかも160㎞/hだなんて大したもんだぜ!!」

 

土屋は草野にめがけ、2球目を投じた。

 

シュッ、カキーン

 

「ファール!!」

 

草野は手を痛めた。

 

草野(茂野といい、眉村といい、こんなに速いヤツがもう1人いたとはな……)

 

土屋は草野にめがけ、3球目を投じた。

 

シュッ、スパーン

 

「ストライク!!バッターアウト!!」

 

草野が空振り三振を喫した。

最後は落差が激しいフォークボールだった。

 

米倉「アイツが、空振り三振だと………」

 

眉村のチームのメンバーがどよめいた。

土屋はその後、後続を打ち取り、三者凡退に打ち取った。

――――――――――――――――――――――

1回の裏、ツーアウト一、二塁の場面で土屋が左打席に入った。

 

茂野「いけー、土屋!!」

 

茂野がセカンドベース上で叫んだ。

 

佐藤「思いっきり打っていいよ!!」

 

佐藤がファーストベース上で叫んだ。

 

土屋「よーし、打つか。」

 

眉村が土屋にめがけ、投げた。

 

シュッ、スパーン

 

「ボール!!」

 

眉村の球は、僅かに外に外れた。

 

土屋「眉村のストレートは茂野と同じジャイロボールだから、めちゃくちゃ速い、でも、球威なら茂野の方が上だ、負けてたまるか!!」

 

土屋が眉村のストレートを完璧に捉えスリーランホームランを放った。

茂野のいるチームが先制し、3-0となった。

 

眉村「アイツ…バッティングも良いとは……」

 

眉村はただただ打球の行方を追うだけだったのであった。

これが決勝点となり、茂野のチームが勝利したのであった。

 

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