もしも、あの男が残っていたら   作:パワプロ大好き男

21 / 60
第21話 初の練習試合

新体制が始まってから、だいぶ経ったある日、土屋大介監督はメンバーを集め、練習試合の対戦相手と日程と場所を部員に伝えたのであった。

 

大介「急で悪いが練習試合をすることになった、対戦相手は瞬鋭(しゅんえい)高校、明後日の9:00に埼玉市民球場で行うことになった、行き方は学校に来ればバスがあるからそれに乗って行く、そこで1年生の中で使える人間を見極めたいから、明日1年生と上級生で紅白戦を行うから全員必ず参加するように、いいな?」

 

全員「はい!!」

 

なんと兄・大介から紅白戦をやると言ってきたのであった。

貴教は少し驚いた。

練習終了後に兄に話し掛けてみた。

 

貴教「アニキ、どうして1年生と紅白戦をすることになったんだ?」

 

大介「1年生と練習試合をすることによって互いに相乗効果を生んでもらうためさ、1年生が勝てば上級生は危機感を覚えるし、上級生が勝てば1年生はさらにモチベーションが上がる、だから練習試合の前に紅白戦をやるのは前から決めてたことだ。」

 

貴教「なるほど、アニキしてはかなり凝った考えだな。」

 

大介「まぁ、そのうち1年生も驚くだろう、上級生の洗礼を浴びたと、ところで貴教、センバツではリリーフだがマウンドに上がったんだろう?」

 

貴教「もしかしてセンバツ甲子園をテレビで見てたの?」

 

大介「あぁ、まさかお前がマウンドに上がるなんて驚いたからな。」

 

貴教「でもあれは………」

 

大介「分かってる、早乙女兄妹から聞いたが、江頭のヤツが扱き使ったらしいな、理事長と話し合った結果、満場一致で辞めさすことになったから安心しろ、あとは高野連に報告書を提出し、正式に辞任させるようにしてやるわ。」

 

貴教「アニキ………」

 

大介「だからお前は外野に専念しろ、まぁピッチャーやりたかったらホドホドにな、ただでさえ肩そんなに強くねぇんだからな。」

 

貴教「余計なお世話だよ、じゃあお休み。」

 

大介「あぁ、明日の紅白戦がんばれよ。」

 

そう言って貴教は寮に戻ったのであった。

――――――――――――――――――――――

紅白戦当日にスタメンが発表されたのであった。

1年生の注目選手である清水大河は1番ショートでスタメン入りしていた。

一方の上級生はピッチャー茂野、キャッチャー佐藤、ファースト大場、セカンド渡嘉敷、サード薬師寺、ショート泉、レフト石松、センター草野、ライト土屋という布陣になった。

 

貴教「1年生に上級生の恐ろしさを見せつけてやろうぜー!!」

 

上級生「オー!!!」

 

その姿を見ていた大河は呟いたのであった。

 

大河(あの人はチームのキャプテンだけど、あんなに叫ばなくてもいいのに、最終的に1年生が勝てばいいんだから。)

 

こうして初の練習試合を前に紅白戦が今、始まろうとしていたのであった。




不定期でゴメンなさい、仕事が忙しくて更新するヒマがありませんでした。
コメント等ありましたらドシドシお願いします。
ただし、誹謗中傷や悪口は勘弁してください。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。