もしも、あの男が残っていたら 作:パワプロ大好き男
1回の裏、1番センターの草野が左打席に立ち、センター前ヒットで出塁した。
続く2番セカンドの渡嘉敷が右打席に立ち、10球粘ってファールにしたのち、11球目でフォアボールとなった。
3番サードの薬師寺が左打席に立ち、デッドボールとなってノーアウト満塁となった。
茂野「おいおい、いくらなんでも緊張しすぎだろ?」
貴教「まぁ仕方ないよな、入学してまだ間もないゆえに野球部に入部していきなり上級生と紅白戦だからな、そりゃ中学時代に出来たプレーも出来なくなるのは当然のことだろう、むしろ出来るヤツの方が驚きだよ。」
茂野と土屋貴教が話していると4番キャッチャーの佐藤が右打席に立ち、初球でいきなりフルスイングをした。
カッキーン!!
貴教「あっ、こりゃホームランだな。」
佐藤の打球はレフト方向に伸びていき、満塁ホームランで先制したのであった。
続く5番ピッチャーの茂野が右打席に立ち、ソロホームランで追加、さらに6番ライトの土屋貴教もライト方向に伸びていき、場外ホームランを放ったのであった。
7、8、9番バッターをきっちり抑えられ、この回だけでも6得点となった。
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2回の表はまた三者凡退に倒れ、2回の裏はさらに4点を加えて合計10得点となった。
試合は10―0のまま、5回の裏が終わり、いい形で前半を終えたのであった。
大介「よし、6回の表からは茂野に替えて眉村がマウンドにいけ、キャッチャーは米倉に替える、ファーストは児玉、セカンドは国分、サードは三宅、ショートは関という布陣でいく、レフトは矢尾板、センターは原田でいく。」
貴教「アニキ、俺は?」
大介「悪いがお前はそのままだ。」
貴教「マジかよ!」
大介「寺門は外野守れるけど今は怪我をしていて動けない状態だ、宇田と石黒は打撃不振だから守備要員として起用する、丸山と西城は外野出来ないから仕方ない。」
貴教「了解。」
大介「一方の1年生は、ショートにお前入れ、ショートの清水をマウンドに上げる。」
なんと土屋大介コーチは1年生の清水大河をマウンドに上げると言ったのであった。
清水大河は本職はショートだが、ピッチャーと外野を守れるというのは全員知ってはいたが、まさかこのタイミングでいくとは思わなかったため、驚きを隠せなかった。
大介「1年生は6回からしっかりアピールしろ、上級生は後輩になめられるな、いいか?」
全員「はい!!」
返事をしたあと、上級生は守備に就き、1年生は攻撃に備えた。
大河「いいか皆、守備についた先輩方をビックリさせるようなプレーをして、思いっきりアピールしようぜ!!」
1年生「オー!!!」
こうして6回の表の攻撃から始まるのであった。