もしも、あの男が残っていたら 作:パワプロ大好き男
練習試合が続いた5月もようやく終わり、6月に入ったある時、土屋大介監督は部員を全員集めた。
大介「お前らを呼んだのは他でもない、6月に入り、地方大会予選までもう間もなくではあるが、今から合宿を行う。」
全員がざわついたのであった。
なぜこのタイミングで行うのか理解できなかったからだ。
大介「3年生、2年生、1年生の実力があまりにも差がありすぎる、個々の能力が優れていてもチームの団結力が伴っていなければ意味がない、チームワークの向上をはかるためにも合宿を行う。」
コレには全員も納得したのであった。
チームの戦力としてはあまりにもなさすぎたことを実感したのであった。
大介「場所は秩父、あそこなら集中できるからな、遅れるなよ。」
全員「はい!!」
こうして秩父での合宿が始まろうとしていた。
茂野「しかし、お前の兄貴は本気だな。」
茂野が言うと弟・土屋貴教は照れながら言った。
貴教「兄貴はいつでも本気さ、勝つためならなりふり構わずどんな手を使ってでも勝利にこだわるんだ、小さいときからああいう性格さ。」
佐藤「でも凄いね、君のお兄さんが監督になるなんて凄いよね。」
貴教「兄貴は北海道で高校を卒業したあと、早稲田に入りたくて出たんだ、卒業後は高校の先生になるために全国各地で回ってきたんだ。」
阿久津「そいつはすげぇな、まぁ夢島じゃなくて良かったぜ。」
眉村「お前ただたんにあそこに行きたくないだけだろう。」
阿久津「うっ………」
全員「アハハハハ!!」
貴教(コイツらと野球するのも最後だからな、悔いのないように練習に取り組んでいかないとな。)
部員の笑っているみんなの姿をよそに貴教はキャプテンとして引っ張っていこうと決めたのであった。
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秩父での合宿が始まり、部員は練習に励んでいたのであった。
1年生は基礎体力の向上、2年生は守備の向上、3年生は実践を通じての連係の向上をそれぞれ行ったのであった。
それが終わると紅白戦を通じてチーム力を高めていき、大会で戦えるだけの戦力を向上していくのであった。
1年生も着実に強くなっていき、2年生と3年生に互角の勝負が出来るようになったのであった。
特に清水大河は練習試合ではトータルで1安打しか打てず、実力の無さを実感し、チームワークの大切さを学んだのであった。
合宿の最終日、土屋大介監督は部員を全員集めた。
大介「秩父での合宿はコレで終わるわけだが、学校に戻ってもグラウンドでの練習はやっていくからな、しばらくはしっかり休んで英気を養え。」
全員「はい!!」
大介「それと背番号は練習試合や合宿など、これまでの情報を元にコーチ全員で話し合い、考えた上で決める、いいな!!」
全員「はい!!」
こうして秩父での合宿は幕を閉じたのであった。