もしも、あの男が残っていたら 作:パワプロ大好き男
地方大会も大詰めに迫り、部員も熱心に取り組んでいた時だった。
土屋大介監督は部員を全員集めた。
大介「地方大会も近づいてきたわけだし、そろそろ実践形式の練習を多く取り入れていこうと思う、いいな?」
全員「はい!!!」
大介「そんじゃ、背番号をここで発表する。」
皆、背番号と聞いて緊張感が一層増したのであった。
3年生にとってみればコレが最後の背番号だから余計緊張するのであった。
2年生にとってみれば、ここで背番号を取ると次の秋の大会の時にレギュラーになれるかもしれないからアピールしたいところだ。
1年生にとってみれば、ここでアピールしたいところだ。
茂野(くぅ~背番号を発表する時って緊張するんだよな……)
貴教(何はともあれ、俺は投手として精一杯アピールしたんだ、たとえ投手として選ばれなくても悔いはない、あとは与えられたポジションを全力でやるだけだ。)
土屋貴教は本職である外野手に加え、投手の練習も取り組み、茂野とのエース争いを演出したのであった。
茂野は右打ち、貴教は左打ちだが、共に左投げ、兄・大介はどちらにエースナンバーを託すか悩むほどだった。
眉村(仮にエースになれなかったとしても、この2人を支えてやらないとな。)
眉村もアピールしたものの、茂野のジャイロボール、貴教の160㎞/hには叶わなかったのであった。
大介「背番号1……」
投手陣は一斉に緊張感が高まったのであった。
大介「茂野吾郎。」
茂野「はい!!!」
茂野は喜びながら大きな声で返事をしたのであった。
同時に周りの皆が彼に拍手を送ったのであった。
貴教(エースナンバーはやはり茂野か、ヤツには勝てなかったが、おめでとう。)
眉村(やはり、貴教も頑張ったが、茂野の方が1枚上手だったか、さすが茂野だ。)
佐藤(土屋君も吾郎君もほぼほぼ互角だったけど吾郎君とバッテリー組むことになったか、でもどっちがエースナンバー付けてもおかしくなかったよ2人とも。)
3人は茂野を祝福したのであった。
大介「いろいろと悩んだが、球速、コントロール、スタミナ、変化球、全てにおいて完璧なのはお前しかいないんだ、海堂学園高校野球部のエースとして、きっちり抑えてこい!!」
茂野「はい!!!」
大介「背番号2……佐藤寿也」
佐藤「はい!!!」
大介「背番号3……大場」
大場「はい!!!」
大介「背番号4……渡嘉敷」
渡嘉敷「はい!!!」
大介「背番号5……薬師寺」
薬師寺「はい!!!」
大介「背番号6……泉」
泉「はい!!!」
大介「背番号7……石松」
石松「はい!!!」
大介「背番号8……草野秀明」
草野「はい!!!」
大介「背番号9……貴教」
貴教「はい!!!」
大介「背番号10……眉村健」
眉村「はい!!!」
大介「背番号11……阿久津」
阿久津「はい!!!」
大介「背番号12……米倉」
米倉「はい!!!」
大介「背番号13……児玉」
児玉「はい!!!」
大介「背番号14……国分」
国分「はい!!!」
大介「背番号15……三宅」
三宅「はい!!!」
大介「背番号16……関」
関「はい!!!」
大介「背番号17……矢尾板」
矢尾板「はい!!!」
貴教はライトを守ることになった。
眉村と阿久津はリリーフ、米倉は控え捕手、児玉は控え一塁手、国分は控え二塁手、三宅は控え三塁手、関は控え遊撃手、矢尾板は控え外野手と、それぞれ決まったのであった。
大介「背番号18……清水大河」
大河「はい!!!」
大介「ショートには泉と関がいるから、お前は外野を守れ、外野手のそうが薄いからな、いいな?」
大河「はい!!!」
大河は中学時代にやっていた外野手を守ることになった。
皆は大河が入ったことに驚いたのであった。
海堂学園高校野球部の夏はもうすぐ目の前にあるのであった。