もしも、あの男が残っていたら   作:パワプロ大好き男

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第42話 凄いヤツ

アナウンス「5回の裏、海堂学園高校の守備の変更をお知らせします。」

 

5回の表の海堂学園高校の攻撃が終了後、5-4とリードしていった海堂学園高校であったが、佐藤のクロスプレーにより負傷退場となってしまった。

大介監督はライトを守っていた弟・貴教をキャッチャーにし、ライトには1年生の清水大河を守らせたのであった。

 

アナウンス「キャッチャーの佐藤君が負傷のため、ライトの土屋君がキャッチャー、ライトに清水君が入り、4番ライト清水君、5番キャッチャー土屋君、以上に変わります。」

 

それを聞いていた明訓高校は電光掲示板を見ながら言ったのであった。

 

岩鬼「何や、左投げの土屋がキャッチャーやと、どういうこっちゃねん!?」

 

殿馬「これは凄いヤツが現れたづら!?」

 

里中「向こうの監督思い切った作戦だね。」

 

山田「あぁ、だがやるしかないな。」

 

動揺しつつ5回の裏の攻撃に備えたのであった。

しかし、これが明訓高校にとってツラいことになるのであった。

何と土屋が茂野を名操縦し、この回まさかの三者連続で3球三振を喰らってしまったのであった。

 

微笑「何てヤツだ…まるで右投げのキャッチャーと同じくらいのリードをするじゃないか…」

 

微笑三太郎もさすがに驚きを隠しきれなかった。

一方、海堂学園高校はベンチに戻るやいなや、大盛り上がりだった。

 

阿久津「やるじゃねぇか土屋この野郎!!」

 

児玉「凄いぞ土屋、佐藤の穴をキッチリ埋めてるじゃないか!!」

 

国分「左投げとは思えないリードだったよ、凄いな。」

 

三宅「凄いやないか、大したもんだよ!!」

 

そんな中、貴教は佐藤の元へ歩み寄った。

 

貴教「どうだ、肩の方は?」

 

佐藤「凄く痛いよ……重症だって言われた……」

 

茂野「大丈夫かよ寿。」

 

佐藤「ごめんね、迷惑かけてしまって……」

 

貴教「バカヤロー!!」

 

泣きそうな佐藤の姿を見た貴教は大声で喝をいれたのであった。

 

貴教「そんなごときでメソメソすんじゃねぇ、俺達はまだ終わったわけじゃねぇんだ、9回の裏までしっかり抑えればいい話だ、たとえ寿也が離脱したとしても全員でカバーすればいいだろう、誰も皆お前のこと迷惑な人間だなんて思っちゃいねぇよ!!」

 

佐藤は貴教の言葉を聞き、涙が止まったのであった。

 

貴教「俺はハッキリ言ってお前と比べりゃキャッチャー下手かもしらん、それでも勝利のためなら俺がやらなきゃ茂野の球を取れないと思い自ら志願したんだ、ゼッテェお前を甲子園に連れていくからな!!」

 

それを聞いたベンチの部員が佐藤を励ましたのであった。

 

佐藤「皆、ありがとう……」

 

茂野「だからな泣くなよ。」

 

インターバルを挟む最中、眉村は貴教を称賛したのであった。

 

眉村(貴教は自分のことよりもチームを優先するその姿、おそらくヤツを越えるものはいないだろう、茂野といい貴教といい、この2人はいい意味で愚か者だ、野球をこれだけ愛するものは他にいたのだろうか、野球バカにしては頭が上がらないぜ、やはりこのチームのキャプテンはアイツしかいないみたいだな。)

 

海堂学園高校の夏はまだ終わりを迎えたわけではなかった。




仕事が忙しすぎて肉体的にも精神的にも疲れはててしまい、更新が遅くなってしまい、申し訳ありませんでした。
内容も適当になってしまいましたが、これでも精一杯頑張っています。
それなのにコメント欄に誹謗中傷や悪口を書かれると非常に哀しくなりますので御勘弁してください。
よろしくお願いします。
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