もしも、あの男が残っていたら   作:パワプロ大好き男

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第46話 終盤戦

アナウンス「8回の表、明訓高校の守備の変更をお知らせします、代打いたしました渚君がそのまま入りピッチャー、ピッチャーの殿馬君がセカンド、セカンドの岩鬼君がサード、サードの里中君がセンター、1番セカンド殿馬君、3番サード岩鬼君、8番センター里中君、9番ピッチャー渚君、以上に変わります。」

 

海堂学園高校ナインはアナウンスを聞き、渚圭一がマウンドに上がるのを想定していたのであった。

 

大介「いいか、相手は2年生の投手だ、畳み掛け、攻めまくるぞいいな?」

 

全員「はい!!」

 

一方の明訓高校ナインも監督に喝を入れられていた。

 

大平「これ以上失点は許されないし、怪我人を出すわけにはいかないからな、しっかり守ってこい!!」

 

全員「はい!!」

 

明訓高校ナインは返事したあと、守備に就いたのであった。

海堂学園高校は6番サード薬師寺からであった。

 

茂野「頼むぞー薬師寺!!」

 

佐藤「まずは出塁しよ!!」

 

貴教「頼むぞ!!」

 

ベンチから声援が飛び出したのであった。

薬師寺はベンチに向かってグーサインを出したのであった。

 

薬師寺(俺には仲間がいる、もう一人じゃない、もう特待生組だけで構成されたチームじゃないんだ、土屋の兄弟や茂野、佐藤といったメンバーがいるんだ、だからこそ俺が出塁して後ろの連中に繋がなきゃいけねぇんだ!!)

 

薬師寺はそう意気込んで左打席にたったのであった。

しかし、薬師寺の意気込みも虚しく、渚圭一のタイミングを外すピッチングに苦しめられ凡退になってしまったのであった。

7番ファースト大場は見逃し三振、8番レフト石松はファウルフライに倒れてしまい、8回の表の攻撃は三者凡退に倒れてしまったのであった。

――――――――――――――――――――――

8回の裏のマウンドも茂野が上がったのであった。

大介監督は8回に阿久津、9回に眉村を送るつもりだったが茂野がそれを拒否したため、茂野の意見を尊重し、続投させたのであった。

1番セカンド殿馬一人を出塁させてしまい、ノーアウト1塁となってしまったのであった。

 

殿馬(よし、高代、頼むづらよ。)

 

茂野(チクショー、あのチビ覚えとけよ。)

 

茂野と殿馬一人は互いに睨み合ったのであった。

茂野は何度も殿馬一人に牽制したのであった。

 

貴教(茂野、気にするな、ヤツは俺が刺す、バッターに集中しろ!!)

 

茂野(分かった、頼むぞ。)

 

貴教のジェスチャーに茂野は頷き、2番ショート高代知秋を2ストライクまで追い込んだのであった。

高代はバントの構えを続けた。

 

茂野(させねぇよ!!)

 

茂野は渾身のストレートを投げ、高代にバントをさせなかったのであった。

キャッチャーファウルフライに倒れ、1アウト1塁となった。

 

アナウンス「3番サード岩鬼君。」

 

岩鬼正美は右打席に立ったのであった。

 

岩鬼(終盤戦に得点稼いで、この試合に終止符を打ってやるワイ!!)

 

岩鬼正美と茂野吾郎、果たしてこの対決の結末はどうなるのだろうか?

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