もしも、あの男が残っていたら   作:パワプロ大好き男

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第48話 逆転のチャンス

アナウンス「海堂学園高校の選手の交代をお知らせします、9番ショート関君に変わりまして代打、三宅君。」

 

海堂学園高校は5-8と3点ビハインドの状態で9回の表の攻撃を迎えた。

兄・土屋大介監督が関に変わって三宅を代打に送り込んだのであった。

 

大介「まずは出塁しろ三宅!!」

 

ベンチから監督が大声で指示を出したのであった。

一方の明訓高校のマウンドには渚圭一が引き続き上がったのであった。

三宅は2球で追い込まれるも粘り続け、最後はセンター前ヒットで出塁したのであった。

 

三宅「よっしゃー!!」

 

三宅は一塁で雄叫びをあげたのであった。

草野は左打席に立ち、渚を見たのであった。

 

アナウンス「1番センター草野君。」

 

コールされるとスタンドから歓声が沸き上がった。

草野は冷静に渚の球を分析したが、草野の打球は無情にもセカンド正面に行ってしまい、ゲッツーでチャンスを潰してしまったのであった。

 

茂野「嘘だろ…」

 

佐藤「あの草野が…」

 

チームメイトが茫然としてしまい、2アウトランナーなしと絶望的な状況となってしまった。

チームメイトが暗い中、キャプテンで弟の土屋貴教が激を飛ばしたのであった。

 

貴教「バカヤロー、9回の表に2アウト取られてランナーがない状態でも諦めんじゃねぇ、3アウトになるまで闘えコノヤロー!!」

 

チームメイトはそれを聞いて鼓舞し、2番セカンド渡嘉敷がフォアボールで出塁、3番ピッチャー茂野がヒットで繋ぎ、2アウト1、2塁と再びチャンスを広げたのであった。

 

アナウンス「4番ライト清水君。」

 

清水大河の名前がコールされると一段と大声援が沸き起こったのであった。

 

大河(僕は元々ベンチスタート、佐藤先輩がケガをして、僕がライトに回り、ライトの土屋先輩がキャッチャーに回り、僕が代わりの4番打者なんだ、佐藤先輩と違ってパワーヒッターじゃないからホームランは打てないかもしれない、でも後ろに繋ぐことが出来れば土屋先輩がホームランを打ってくれるかもしれない、だからこそ僕はしっかり繋ぐことだけを考えればいい。)

 

大河は左打席に立ち、深呼吸をしてからマウンドにいる渚を見たのであった。

渚は初球を投げた。

 

大河(来た、ストレートだ。)

 

カキーン!!

 

大河はコンパクトにスイングし、ヒットで繋いだのであった。

スタンドからはさらに一段と大声援が沸き起こったのであった。

 

アナウンス「5番キャッチャー土屋君。」

 

渡嘉敷「土屋ー、頼むぞ!!」

 

茂野「行けー!!」

 

大河「土屋先輩、お願いします!!」

 

9回の表、2アウト満塁となったのであった。

土屋貴教は左打席に立った。

兄・土屋大介監督はホームランを打ってこいとサインを送ったのであった。

 

大介(打ってこい貴教。)

 

貴教(分かってるよアニキ、ぶっ飛ばしてくるぜ。)

 

アイコンタクトを交わした2人の夢は実現するのだろうか、逆転のチャンスを活かし、海堂学園高校は甲子園に出場することが出来るのだろうか?




更新が遅くなり申し訳ありませんでしたm(__)m
そろそろ終わらせたいのですが仕事がなかなか慣れないので更新が不定期になりますが、出来るだけ早く更新したいと思います。
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