もしも、あの男が残っていたら   作:パワプロ大好き男

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第49話 ミラクル

5-8と3点ビハインドで迎えた9回の表、海堂学園高校は2アウト満塁の場面で5番キャッチャー土屋貴教が左打席に立ったのであった。

 

アナウンス「5番キャッチャー土屋君」

 

アナウンスが流れると同時に球場のボルデージが最高潮にまで達していたのであった。

 

貴教(絶対に打ってやる!!)

 

貴教はそう意気込んで打席に立った。

すると明訓高校はピッチャーの渚をセンター、センターの里中をピッチャーに戻したのであった。

 

里中(これ以上打たれるわけにはいかない!!)

 

里中も気合いをいれてマウンドに上がった。

里中は初球を投げた。

貴教はフルスイングし、球場を沸かせたのであった。

 

里中(危なかった、もう少しでホームランになるところだった。)

 

貴教(チクショウ、スライダーから入りやがって!!)

 

お互いににらみ合い、里中はカーブを投げ、貴教は空振りをしたのであった。

明訓高校の応援団は、あと1球というコールが流れたのであった。

 

貴教(何があと1球だ、そう簡単に終わらせはしないぜ!!)

 

里中は3球目を投げた。

里中はこれで60球目だった。

 

貴教(絶対打つ!!)

 

カッキーン!!

 

貴教の打球はライトスタンド一直線だった。

ライトの蛸田が懸命に追うも虚しく、逆転満塁ホームランを許してしまったのであった。

 

海堂学園高校「ワーーーーー!!」

 

ついに9-8と形勢逆転となったのであった。

里中はマウンド上でうなだれたのであった。

 

山田「まだだ、里中、まだ終わったわけではないぞー!!」

 

岩鬼「せやせや、落ち込むのはまだ早いやないか!!」

 

殿馬「次切り替えるづら!!」

 

明訓高校はピッチャー里中を励ましたのであった。

海堂学園高校は6番サード薬師寺が三振に倒れ、9回の裏の守備に就いたのであった。

代打で出た三宅はライト、ライトの清水大河はショート、ショートの関はベンチに退いたのであった。

 

大介「守備を固めた以上、この回をしっかり抑えて甲子園にいくぞ、分かったな!!」

 

全員「オー!!」

 

兄の土屋大介監督が叱咤激励し、選手全員が鼓舞したのであった。

茂野はマウンドに上がり、明訓高校の最後の攻撃を迎え撃つのであった。

5番レフト微笑三太郎をショートゴロ、6番ファースト上下をキャッチャーファウルフライに陥ったのであった。

そして、7番ライト蛸田を空振り三振に仕留め、海堂学園高校はマウンドに集まり、人指し指を突き上げ、喜びを爆発したのであった。

 

ワーーーーー!!

 

スタンドは換気に包まれたのであった。

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