もしも、あの男が残っていたら 作:パワプロ大好き男
甲子園に乗り込んだ海堂学園高校はホテルに着き、そこで泊まった。
土屋大介監督は背番号は変えず、茂野なしで1回戦に臨むと選手全員に伝えた。
大介「アイツの肩はかなり無茶して投げたせいで悪化してしまった、いつ爆発してもおかしくはないから、治療に専念させることにした、復帰のメドはたたないかもしれないが、アイツが来るまでのあいだは少しの辛抱だ、頼むぞお前ら!!」
全員「はい!!」
大介「だが一方で嬉しい朗報だ、佐藤は肩の調子が復帰したから問題ない、泉も試合にいつでも出られる状態まで回復しきった、米倉も熱が治った、矢尾板も万全な状態まで治った、これで茂野以外は役者が全員揃った、舞台は全て整ったから後は思いきって戦ってこい!!」
全員「はい!!」
大介「スタメンは明日発表する!!」
茂野は1回戦に出られないが、それでも選手一同は茂野の帰りを待ちながら試合に臨むのであった。
1回戦の相手は土屋貴教がかつて声を掛けられたことがあった地元・北海道の強豪校である白轟(びゃくごう)高校が相手となった。
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甲子園1回戦を前に貴教は白轟高校のキャプテン北斗八雲(ほくと やくも)に会った。
貴教「久しぶりだな八雲」
北斗「オォ、久し振りじゃねぇか貴教!!」
貴教「中学3年の夏の最後の大会以来だな」
北斗「あぁ、けどお前が神奈川県に行くからチームメイトは皆お前のこと裏切者だとクレーム言ってたぜ。」
貴教「ハハハ、まぁここで野球やって強くなりたかったからな、地元だと遊んじゃうしな」
北斗「相変わらずストイックだなお前は、まぁでもこうやって再会できたんだ、1回戦、正々堂々と真剣に戦おうぜ!!」
貴教「もちろんさ!!」
こうして1回戦が幕を開けた。
海堂学園高校スタメン↓
1(中)草 野
2(二)渡嘉敷
3(投)土 屋
4(捕)佐 藤
5(三)薬師寺
6(一)大 場
7(左)石 松
8(右)矢尾板
9(遊) 泉
先発は久しぶりに貴教が登板、いつも以上に気合いを入れていた。
先攻は海堂学園高校、後攻は白轟高校となった。
試合は1回の表、1番の草野が出塁し、すぐさま盗塁を決めた。
2番の渡嘉敷が送りバントを決め、1アウト3塁のチャンスを作った。
3番の貴教が北斗のストレートを捉え、先制ツーランホームランで2点を先制した。
2回の表、6番の大場が出塁すると、7番の石松がツーベースヒットでチャンスを広げ、8番の矢尾板がフォアボールで満塁となった。
9番の泉がスクイズで3点目をとり、1アウト2,3塁のチャンス。
草野が自身初のスリーランホームランで6-0とリードを広げた。
1回の裏は三者凡退に抑えたものの、2回の裏は4番の北斗にソロホームランを打たれてしまった貴教だったが、その後はきっちり抑えて6-1で勝利をおさめ、海堂学園高校は2回戦進出を決めたのであった。