もしも、あの男が残っていたら   作:パワプロ大好き男

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第58話 甲子園決勝戦その3

海堂学園高校とワールド高校は3-0でワールド高校がリードしたまま9回の裏まで進んだ。

海堂学園高校はノーアウト満塁という絶好のチャンスを作った。

マウンドにはアルヴィン、打席には土屋貴教が立った。

 

大介(さぁ、行ってこい貴教!!)

 

兄で監督の土屋大介は静かに見守った。

ベンチも貴教コールが起こった。

 

男子生徒「土屋ー!!」

 

女子生徒「土屋君ー!!」

 

アルプススタンドは熱狂に包まれていた。

貴教に対する声援が徐々に強くなっていった。

一方のワールド高校は内野陣がアルヴィンに対して撃を飛ばしていた。

 

ギブソン「アルヴィン、頼むぞー!!」

 

マキシマム「レッツ・ゴー、アルヴィン!!」

 

ワールド高校も負けじと声援を送った。

アルヴィンは初球ストレートを投げた。

 

カキーン!!

 

ギブソン「何!?」

 

ギブソンは慌ててグラブを出したがファールだった。

三塁線をギリギリ切っていたのであった。

 

ギブソン「危ねー、アイツ左打席なのにこんなバッティングが出来るのかよ。」

 

サードを守っていたギブソンは驚きを隠せなかった。

 

貴教(クソー、振り遅れたせいで三塁線に行っちゃったよ。)

 

貴教は振り遅れたことを悔やんでいた。

アルヴィンは2球目、スライダーを投げた。

 

審判「ストライク!!」

 

ついに追い込まれてしまった。

もう後がない海堂学園高校、貴教とアルヴィンの戦いに終止符はいつ着くのだろうか?

――――――――――――――――――――――

北海道にいる土屋大介、貴教の兄弟の両親が必死にテレビの前で応援していた。

 

父「さぁ落ち着いていけよ。」

 

母「なまらしばれる北海道で育ってきたんだから大丈夫よ。」

 

アナウンス「さぁ海堂学園高校の土屋貴教、2ストライクと追い込まれてしまいました、9回の裏、ノーアウト満塁、アルヴィンが3球目を投げました。」

 

カッキーン!!

 

アナウンス「右中間へ行ったぞ、行ったぞぉ、行ったぞぉーーー!? 今年の高校野球は何かが起こった!! なんと、逆転サヨナラ満塁ホームラァアアン!!5番の土屋貴教!! これ以上の出来事は無い甲子園球場!! 帽子を投げ捨てた土屋貴教! チームメイトが走った!土屋貴教を出迎えた!

しっかりと踏め、しっかりと踏めよ、ちゃんと踏めよ、 ホーームイーーーン!! 今年の高校野球は何かが起こりましたぁあ!! 3点ビハインドから神懸かり!! 甲子園大会決勝戦の流れをしっかり呼んでいました土屋大介監督、土屋貴教の起用! 逆転満塁サヨナラホームラン

強豪の海堂学園高校に一番お似合いです!!」

 

両親はテレビの前で大喜びだった。

テレビの前に映っていた息子の表情は初々しさが残る笑顔が映っていたのであった。




更新が遅くなってしまい大変申し訳ありませんでした。
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