もしも、あの男が残っていたら 作:パワプロ大好き男
祝賀会を終え、海堂のグラウンドに戻ったナインは、茂野率いるマニュアル野球反対組と薬師寺率いるマニュアル野球賛同組による紅白戦が行われるのであった。
茂野「ヨッシャー、マニュアル野球に依存してるヤツらに痛い目に遭わせてやるぜ!!」
佐藤「吾郎君、調子に乗りすぎちゃいけないよ、彼らは相当怒ってるからね、気を付けなきゃ。」
茂野「そんなの実力でやっつけちゃえばいい話だ、マニュアル野球の限界を思い知らせてやるぜ。」
佐藤「そういうと思ったよ、じゃあ始めようか。」
茂野「土屋はどうだ?」
土屋「あぁ、非常に楽しみだぜ、ウチラが勝ったら何するんだ?」
茂野「それは勝手からのお楽しみだ。」
そう言って茂野のいる反対組が整列した。
一方、賛同組は若干呆れていた。
草野「マニュアル野球をバカにするなら痛い目に遭わせるしかなさそうだな。」
渡嘉敷「まぁ茂野はストレートしかないから、タイミングあえば、なんとかなるっしょ。」
薬師寺「野郎共にマニュアル野球の凄さを証明してやろうぜ。」
そう言って薬師寺のいる賛同組が整列した。
ついに始まったのであった。
{1回の表、チーム薬師寺の攻撃は、1番センター草野君}
草野「茂野の球を打ち返してヤル気をなくしてやる。」
茂野「くらえ!!」
シュ、スパーン
茂野のストレートが佐藤のミットに収まった。
草野「は、速い……」
草野は絶句した、今まで見たことのない速さのストレートだった。
その後、ツーストライクに追い込まれた草野はそのまま空振り三振に喫した。
薬師寺「あ、アイツが空振り三振だと!?」
今まで草野が空振り三振になることなんて1度もなかったから、尚更驚いた。
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試合は一方的な展開だった、1回の裏に3番の土屋が先制のスリーランを放ち、それをきっかけに得点を積み重ねていき、気がつけば15ー0となっていた。
薬師寺率いるマニュアル野球賛同組は茂野のストレートに全くタイミングが合わず、打てずにいた。
茂野「土屋、9回はお前が絞めてこい、お前も中学3年までピッチャーやってただろ?」
土屋「えっ?いいのか?」
茂野「あぁ、ピッチャーとライトばくりっこだ。」
土屋は9回の表にマウンドに上がり、三者連続三振に仕留め、ゲームセットした。
薬師寺「チクショー、茂野の言う通りじゃないけど、マニュアル野球では勝てないってか………」
薬師寺は落胆していた、茂野は近づいた。
茂野「だから言っただろう、マニュアル野球だけじゃ甲子園で通用しないんだよ、だからこそマニュアル野球にプラスαしようぜ、ようはマニュアルから脱却して試合の状況に応じた動きをしようや。」
薬師寺「だが、どうやって?」
茂野「アンチマニュアル野球だよ。」
薬師寺「アンチマニュアル野球だと!?」
果たして茂野の言うアンチマニュアル野球とは一体何なのか?
江頭(悔しいが茂野の言う通り、マニュアル野球だけでは甲子園に通用しないことが分かったが、行き過ぎてこれまで築き上げてきたマニュアル野球が壊れてしまう、何とかして守らないといけない、茂野をどう辞めさせるか、そこも考えないとな、覚えとけよ茂野。)
江頭は怪しい企みを考えていたのであった。
果たして、海堂学園高校はどんな野球をしていくのだろうか?