もしも、あの男が残っていたら 作:パワプロ大好き男
テストが終わり、野球部はホッとしていた。
茂野「いやぁ~何とか終わった~」
佐藤「吾郎君ちゃんと勉強したの?」
茂野「もちろんさ、赤点だけは御免だからね。」
佐藤「けど前回は赤点だったじゃん~」
茂野「いやぁ~あれはホラ、合宿中だったし…」
茂野と佐藤はテストが終わるとホッとした表情で隣のクラスへ行った。
茂野「よう土屋、テストどうだった?」
貴教「いやぁ~英語はなまら難しかった~」
佐藤「あれはしょうがないよ。」
茂野「まぁでも土屋にはアニキがいるから教えてもらったんじゃないの?」
貴教「イヤイヤイヤ、アニキは先生だからさすがにそれはないよ。」
佐藤「そんなことしたら依怙贔屓(えこひいき)になっちゃうもんね。」
3人は笑いながら言った。
茂野「そういや土屋、オメェに彼女出来たらしいな?」
佐藤「えっそうなの?」
貴教「あぁ、津乃田梨亜だぜ。」
茂野「ウワァ~、名前だしちゃった…」
貴教「茂野も彼女いるだろう、清水薫だっけ?」
茂野「あぁ、アイツとは小さいときから付き合ってるからな~」
佐藤「いいなぁ、僕も欲しいな~」
貴教「けど寿也は坂口さんと仲良いじゃないか?」
佐藤「う、うん」
茂野「なんだよ照れちゃって~」
3人は他愛のない話をしていた。
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テスト1ヶ月前の事だった。
津乃田「なぁ土屋、プロ野球に行っても私のこと忘れないでくれる?」
貴教「当たりめぇだろ、オメェみてぇなツンデレ生意気女なんかこの世に他いねぇから心配すんな。」
津乃田「酷いわね…」
貴教「それより、話ってなんだ?」
津乃田「私、土屋のこと大好きなの、付き合って欲しい。」
貴教「俺もだよ。」
津乃田「えっ?」
貴教「テメェが側にいるだけで楽しいんだよ。」
津乃田「土屋…」
津乃田梨亜はあまりの嬉しさに涙を流した。
貴教「泣くなよ、テスト終わったらデートでもするか?」
津乃田「うん。」
こうして2人は付き合ったのであった。
このあと2人は親には内緒でラブホテルに行き、滅茶苦茶SEXをしたのであった、もちろんゴム無しで中出ししたのであった。
津乃田「イクゥ~」
ドッピュ~
貴教「どうだ、満足か?」
津乃田「うん、ありがとう、気持ちよかった。」
貴教「俺もたっぷり射精したぜ。」
津乃田「ウフ、いい男♀」
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卒業式当日、こうして海堂学園高校野球部は終止符を打ったのであった。
大介「お前ら、卒業おめでとう。」
貴教「アニキ、ありがとう、俺ファイターズで頑張るよ。」
茂野「お兄さん、俺も大阪近鉄バファローズで活躍します!!」
佐藤「お兄さん、今までありがとうございました。」
大介「お兄さんはよせよ、お前たちならプロ野球でも活躍できる、俺は海堂学園高校に残るか違う学校に異動になるか分からないが、お前たちの活躍は大いに期待してるよ。」
全員「はい!!」
こうして茂野と佐藤と貴教、その他の部員たちも卒業というスタートラインに立ち、羽ばたいていったのであった。
長きに渡って始まったこの小説も終わりにしたいと思います。
ご愛読ありがとうございました。