楽しんでいただけば幸いです。
模擬戦は終了。
俺となのは、フェイトの三人は食堂に向かっている。
はやてとシャマル、シャーリーは、
医務室でシグナムとヴィータの看病するため別れた。
治療の診断結果、
二人とも気絶しているだけらしいが一応とのこと。
食堂に向かうのは飯だけではなく、合わせたい人達。
今、なのは達が鍛えている戦線メンバーがいるらしい。
「この時間ならみんないる筈だし、
陸君を紹介するにはちょうどいいタイミングだね。」
「うん。陸君ともはやく仲良くなってほしいしね。 」
爽やかに会話するなのはとフェイト。
二人の話しを聞くかぎり俺を紹介する人さは複数いるようだ。
緊張を隠せない。
大勢の人の前で話すのは昔から得意でない。
戦闘や訓練中の会話ならともかく。
普通の日常会話をするのはいまだに馴れない。
(ボッチの性だな。これは、)
だが、
これからはフェイト達と一緒に暮らしていくのだ。
少しずつでも馴れていくしかないだろう。
そのためにも、第一印象は大切にしなくてはならない。
過去にしでかした失敗を繰り返さない為にも。
(なあ、ドライグはどんな風にやればいいと思う?
はやて達と同じでいいのかな?)
(俺に聞くな。
ドラゴンに人間の自己紹介なぞわかる訳がないだろう。)
心の中にいるドライグが呆れた声でおっしゃった。
ですよねーーー。
聞いた相手を間違えた。
腕を組み合わせどうしたもんかと悩む俺を。
「にゃははは、緊張しるのかな?
こわい顔になっちゃってるよ」
「そんなに緊張しなくても大丈夫だよ。
みんないい子だから………………ね。」
「お、おう。わかった。」
左右から体を寄せて微笑むなのはとフェイト。
そうだよな。
先のことを下手な考えても仕方ない、
出たとこ勝負でいこう。
覚悟を決めて歩き、数分後に食堂に到着した。
「で、誰なんだ紹介したいメンバーは。」
周囲を見渡すば人、人、人だらけ。
テーブル、テラスともに満席にちかい状況で、
食堂には人が溢れかえっている。
この隊舎にこんなに人がいたんだなーー、
と関心するレベルだ。
なのはとフェイトが食堂を見渡す。
「ええっと、ティアナ達は………………いた!」
「エリオ~~~~、キャロ~~~~。」
手をあげながら歩きだすなのはとフェイト。
向かう先のテーブルには四人の子供達が座っている。
一人は青い短い髪をした女の子。
二人目はまだ幼さい少年と少女。
三人目はオレンジ色の髪をツインテールに結んでいる女の子が座っている。
ん?オレンジ色の髪?
(相棒あの娘は。)
(あぁ、昨日の夜に自主トレしていた娘だな。)
ドライグの言葉に賛同する。
夜の暗さと制服姿で一瞬わかなかったが間違いない、
銃を突きつけてきた女性。
あの娘も紹介するメンバーに入っているのか。
手を僅かにあげて挨拶する。
がーーー
「…………………………プイ」
見事に無視された。
シカトかよ!!!
そっぽを向く彼女の態度から、
昨日の夜の事とはなかったことにしたいらしい。
(別になんとも思わないけど、
あの態度はなくね。)
しばらく、ぼ~~っとしながらなのは達を眺める。
待つこと自体は嫌いじゃあない。
ボッチは基本的に一人だしな。
思案に浸っていると、なのはとフェイトが俺に手招する。
やっとか、と思いながら歩きなのはとフェイトの間にたつ。
「彼が明日からみんなの『指導』をしてくれる藤田陸君です。
眼が鋭くてちょっと恐そうに見えるけど、
優しい人だから仲良くしてあげてね。」
「それから陸君は「次元漂流者」で、
この世界に馴れなていません。
困っていたら助けてあげてね。」
「「「「はい!」」」」
なのはとフェイトの説明に
元気いっぱいな声で返事をする少年少女。
すいません。
聞き捨てならないセリフがありましたよ今。
「どおゆうつもりだよ。
指導するなんて聞いてないぞ。」
「にゃははは、今いったから問題ないよね。」
そおゆう問題?
なのはに体を寄せる俺に疑いを思ったのか、
八の視線が俺に集まり突き刺さる。
「え~~っと、
説明にあった「次元漂流者」の藤田陸です。
よろしくお願いします。」
「「「「よろしくお願いします」」」」
元気な声が返ってくる。
これが若さか…………と実感していると。
「それじゃあフォワードメンバーを紹介するね。
スバルいいかな?」
「はい!」
なのはが指示をだし、
青い髪をした女の子が俺に向き直る。
「スバル・ナカジマ二等陸士です。
よろしくお願いします!!」
「ああ、こちらこそよろしく頼む。」
はい!とパワフルに返事をする女の子。
握手する。続けて、
「エリオ・モンディアル三等陸士です。」
「キャロ・ル・ルシエ三等陸士であります。」
ビシッと敬礼する二人の子供。
二人にも優しく握手しているとーーー
「キュルルルーー」
テーブルの下から奇妙な鳴き声?が響く。
膝をおり下を視る。
そこには皿に載っている肉を食べている翼が生えている生物。
視線を感じたのかこちらを向いた。
「まさか(これは)ドラゴン!!」
俺とドライグの声が重なる。
素直にビックリした。
サイズは小型だが確かにドラゴン。
ドラゴンを見たこと自体は始めてではない。
元の世界では上級・龍王クラスのドラゴンとも戦ったこともあるし。
だが、こんな場所にいるとは思わなかった。
ドラゴンは小さく鳴き声をあげると、
キャロが胸元に抱きしめる。
「ええっと、そのドラゴンってキミの?」
「はい。この子は「フリード」って言います。
フリード挨拶して。」
「キュルルルゥゥ~~~~」
か細い声あげながら、
キャロの服の中に潜り込んでいくドラゴン。
なんとも情けない姿に、
同じドラゴンとして哀しくなってくる。
「??フリードが貴方を恐いって言ってます。」
「恐い?俺がか。」
頷き、
キャロは俺をーーーいや、俺の背後を指す。
「「とても大きなドラゴン」がいる。
フリードがそう言ってます。 」
「!!!」
キャロは頭に無数の???を浮かべ、
背を撫でてドラゴンを落ちつかせるキャロ。
微笑ましい光景だが、俺はビックリした。
(コイツ「視えているのか」?)
ものはためしだと試しに手を振り上げる。
ビクッとフリードは更にビビり、
キャロの服の中に完全に潜りこんだ。
やはり、フリードには俺の中にいる存在が視えている。
「赤龍帝ドライグ」
かっては神や、魔王すら凌駕した伝説のドラゴン。
その本当の姿が「視えて」いるのだ。
小龍では気絶してもおかしくない。
暴れるフリードの為に、
数歩分少し後ろに下がり離れる。
最後は彼女の順番だ
「…….……ティアナ・ランスター二等陸士です。
よろしくお願いします。」
「よ、よろしく。」
頭を下げて事務的にいい放つ彼女。
苦手なタイプだな。
おれは紹介が終了した彼女達をを見つつ、
フェイトに質問する。
「で、紹介したい他の戦線メンバーは何処にいるんだ。
出動中?。」
「えっ?」
「?彼女達四人だけではないんだろ。」
俺の言葉に固まるフェイト。
何をそんな驚いた顔をしているだ?
他のテーブルに座る男性、女性達を観察するが、
対して強そうな奴はいない。
せいぜい「人間」に毛がはえた程度だ
誰なのか分からず「どいつだ」と意思を込めてなのはに視線をおくる。
なのはは困った表情をしながら「ティアナ」達を指さし。
「『戦線メンバー』はこの娘達だけたよ。」
「はいっ?」
なのはの回答に生返事じで返してしまう。
おかしいな聴力には自信があるんだが。
眉間に人指し指を当てて、
もう一度、今度はフェイトに聞く。
「すまん。なのはの言葉が上手く聞こえなかった。
なぁフェイト、他の戦線メンバー何処にいるんだ?」
「えっとね陸君、
『戦線メンバー』はティアナ達だけなんだよ。」
「………………マジで?」
うんうんと頷く彼女達。
嘘だろ。
こんな子供を戦闘させるのか?
みんなまだ子供じゃないか。
十五~六歳ぐらいのティアナとスバルはまだいいとしても、
キャロとエリオに至っては十歳前後のはず。
戦線メンバー、っていうか戦闘に出すには早すぎる年齢だ。
「……………………….……」
なにも言えず沈黙する俺をなのはが引っぱる。
「それじゃあご飯にしようか。
陸君は食堂の利用の仕方を教えるから一緒に来て。
あ、フェイトちゃんはなにがいいかな?」
「そうだね。私はなのはと一緒でいいよ。」
「うん。了解。いくよ陸君。」
「お、おい!そんな引っ張るなよ。」
グイグイと服の袖を引っ張り歩きだすなのは。
やめろ!服が伸びるだろうが。
引きずられるまま部屋の一角に移動。
お馴染み自動販売機があった。
自販機にお金を入れて、欲しい品のボタンを押す。
現代人なら子供でも知っているような説明を受ける中、
なのはが訪ねてきた。
「それでどうかな?スバル達とやっていけそう?」
「さてね。
会ったばかりだから何とも言えないなが、
全員いい子達だとは思うよ。」
「よかった。みんなと仲良くしてあげてね。」
「ああ。了解した。できる限りな努力はする。」
頷く俺に微笑むなのは。
実際スバルとエリオは問題ないだろうし。
キャロも時間か、キッカケがあればいけると思う。
問題はティアナだ。
あの娘だけはどこか排他的とうか、
他者を寄り付かせない雰囲気がある。
(なんか悪い事でもしたかな。)
嫌われる理由を
考えてはみるがまるでわからない。
そしてわからない事を考えても仕方ない。
俺はメニューを見て、
カウンターのお姉さんに注文する。
「カツカレー特盛で1つください。」
「私はチーズパスタを2つお願いします。」
ほどなく、
注文した品がカウンターから出てきた。
カレー特有の匂いが腹を刺激する。
あまり料理の「旨さ」には期待していなかったのだが、
これなら大丈夫そうだな。
自分とフェイトのトレイを持ち上げる。
「んじゃ帰ろうぜ。
フェイト達も待っているだろうしさ。」
「うん。」
並んで帰えり、
テーブルで待っていたフェイトにチーズパスタを渡す。
「「「いただきます。」」」
食べ始めるみんな。
ほんと、どうすればそんなに仲良くなれるんだ?
楽しそうに会話して、
美味しそうに食べるなのはとフェイト、スバル達。
残される俺。
友情の美しさを見せつけられながら、
おれはもくもくとカツカレーを口に運んだ。
次は「買い物」です。
感想がありましたらガンガンください。
ただし、作者の心は小枝より脆いので、
厳しい意見は勘弁してください。